ロシア軍は24日夜から25日朝にかけて弾道ミサイル、巡航ミサイル、誘導ミサイル、無人機を計367発も発射、今回の攻撃に投入された自爆型無人機は298機(囮を含む)で、Economistは25日「ロシア軍の無人機を使用した攻撃規模はもっと大きくなるだろう」と警告した。
参考:ЗБИТО 45 КРИЛАТИХ РАКЕТ, ЗНЕШКОДЖЕНО 266 ВОРОЖИХ БПЛА
参考:Russia is raining hellfire on Ukraine
参考:MBDA in Deutschland baut neue, hochmoderne Lenkflugkörper-Produktionsstätten
空からのアプローチ量も国土の深さも対等ではない条件的にはウクライナが不利だ
ロシア軍は17日夕方から18日未明にかけて273機のShahedを発射し「ウクライナ侵攻後最大の無人機攻撃」と呼ばれていたが、ロシア軍は24日夜から25日朝にかけて弾道ミサイル、巡航ミサイル、誘導ミサイル、無人機を計367発も発射し、ウクライナ空軍は「発射されたShahed(囮を含む)の数は298機だ」と発表したため「ウクライナ侵攻後最大の無人機攻撃」の数字が更新され、Economistは25日「ロシア軍の無人機を使用した攻撃規模はもっと大きくなるだろう」と警告している。
ウクライナ空軍が報告したShahedの攻撃と迎撃に関するデータ(5月18日までの数字) | ||||
発射総数 | 撃墜数 | 行方不明・落下 | 有効数 | |
2024.06 | 454機 | 419機 | – | 35機 |
2024.07 | 578機 | 515機 | – | 63機 |
2024.08 | 868機 | 708機 | 73機 | 87機 |
2024.09 | 1,442機 | 1,187機 | 144機 | 111機 |
2024.10 | 2,013機 | 1,156機 | 680機 | 177機 |
2024.11 | 2,527機 | 1,365機 | 1,020機 | 142機 |
2024.12 | 1,896機 | 1,022機 | 815機 | 59機 |
2025.01 | 2,740機 | 1,657機 | 929機 | 154機 |
2025.02 | 3,992機 | 2,305機 | 1,576機 | 111機 |
2025.03 | 4,147機 | 2,408機 | 1,355機 | 384機 |
2025.04 | 2,745機 | 1,352機 | 969機 | 424機 |
2025.05 | 1,205機 | 538機 | 447機 | 220機 |
“今から1年前、ウクライナを攻撃する自爆型無人機が一晩で数十機にもなれば「異常なこと」と認識されていたが、現在では数百機の自爆型無人機がウクライナ軍の防空能力を飽和させている。ロシア軍は24日夜から25日朝にかけて298機もの自爆型無人機を発射し、これは無人機を使用した1度の攻撃規模として過去最大だ。さらにロシアはミサイルの使用量も増やしており、現在の停戦交渉が失敗に終われば迎撃ミサイルの使用も制限しなければならなくなり、より多くのミサイルや無人機が防空シールドを通過して前線から遠く離れた町や都市にある産業が破壊されるだろう”
“ロシア軍が使用するKN-23の数は増加傾向で、もはや弾道ミサイルによる攻撃の大部分は北朝鮮製と言っても過言ではない。この脅威に対抗できる現実的な選択肢はパトリオットシステムとPAC-3弾の組み合わせで、これまで150発以上の弾道ミサイル(空中発射方式のキンジャールも含む)を撃ち落としてきたが、このシステムは8セットしかなく主に首都周辺に配備されているため、ゼレンスキー大統領は「もっと多くの都市に安全を提供するためパトリオットシステムをあと10セット、これで使用するPAC-3弾が必要だ」と言う”

出典:U.S. Army photo by Eugen Warkentin
“ウクライナは欧州が供給する資金を使用して「(パトリオットとPAC-3弾を手に入れるためなら)幾らでも支払う用意がある」と訴えているものの、主の変わったホワイトハウスの反応は冷ややかだ。バイデン政権は2024年6月「ウクライナへの迎撃ミサイル供給を優先するため同盟国・友好国向け輸出を一時的に停止する」と発表したが、トランプ政権下でウクライナの立場は「優先顧客」から「限られた生産能力を巡って競合する潜在的顧客の一つ」に転落し、さらにインド太平洋地域を重視しているため保有するパトリオットやPAC-3弾をウクライナに提供することもないだろう”
“そのためウクライナはPAC-3弾のライセンス生産権を求めているが、これも実現が難しいと分かっている。MBDAとRTXは2022年11月「GEM-T弾(PAC-2形態で使用する最新の迎撃弾で弾道ミサイル、巡航ミサイル、航空機との交戦能力が向上したタイプ)のドイツ生産で合意した」と、NATO支援調達庁は2024年4月「加盟国が運用するパトリオットシステムの迎撃弾=GEM-T弾調達を一本化して1,000発分の契約を締結した」と発表したが、工場建設の開始は2024年11月、完成時期は2026年夏、操業開始は2026年末予定なので、まだまだパトリオットシステムで使用する迎撃弾の供給は米国に依存することになる”

出典:MBDA
“さらに使用量が増加しているShahedへの対応も問題で、ロシアのShahed生産能力は月300機程度だったが、現在では同じ数を3日以内に出荷することができ、ウクライナの諜報機関は「1日の生産量を500機まで増やす計画を示唆する文書を持っている」「ロシアは1,000機の自爆型無人機を1度の攻撃に投入してくるかもしれない」と懸念しているが、ウクライナ人アナリストは「ロシアの軍需産業は威勢と虚偽の報告で動いているので、その計画は恐らく無理がある。それでもShahedの数が増加しているのは明らかだ」と言う”
“キーウの片隅にある極秘の工場では技術者がShahedの残骸を徹底的に調べており、彼らにとって最大の心配事項はShahedをどのように制御しているかだ。最新バージョンのShahedは妨害可能なGPSではなくAI制御で、ウクライナのインターネット網やモバイルネットワークを使用しているため電子戦に影響を受けることはない。この技術者らは「ウクライナに同情的なロシア人技術者が残したと思われるメモ」をShahedの残骸から発見したと言い、そのメモによればShahedはTelegramのボットを経由して制御され、飛行データや映像をリアルタイムでロシア人オペレーターに送信する仕組みを採用しているらしい”

出典:Повітряні Сили ЗС України
“最低でも6度の改良によって能力が強化されたShahedはレーダー探知を避けるため低空飛行で侵入し、目標の都市に近づくと高度を2,000m~2,500mに上げて機関砲による迎撃を回避するため、ウクライナ軍はヘリ、F-16、迎撃ドローンで対抗し良好な成果を上げている。ある高官によれば「首都周辺の防空シールドは自爆型無人機の95%を撃退している」「それでも防空シールドをすり抜けた5%が深刻な被害をもたらす」と述べ、Shahedに搭載された燃料空気弾頭や遅延タイプのクラスター爆弾も被害を拡大させている”
“ある専門家は「停戦交渉が失敗することを見越して防空と攻撃を組み合わせた生存戦略を策定しなければならない」「(発射されたミサイルや自爆型無人機を迎撃するだけでなく)ロシア領内の発射施設、生産工場、倉庫を破壊しなければならない」「我々は(停戦が成立するという)幻想を抱くべきではない」と訴えた”

出典:Генеральний штаб ЗСУ
Kh-101やKalibrといった巡航ミサイルの迎撃は比較的容易だが、IskanderやKN-23といった戦術弾道ミサイルは発射から着弾までの時間が極端に短い上、これを迎撃できる手段も限られているため防空シールドを貫通される確率は巡航ミサイルよりも高く、自爆型無人機の迎撃難易度は高くないものの「投入量」を増やすことで「防空シールドをすり抜ける5%」の深刻さを増加させることができるため、防空部隊の負担や被害を軽減するにはもっと積極的に根源を叩く必要があるという意味だ。
ウクライナには戦術弾道ミサイルや巡航ミサイルを保有(開発・生産に関する噂はあるものの未確認)していなため「ロシアのような複合攻撃を仕掛けることが出来ない」という戦術な欠点があり、ウクライナが経験している進化したShahedの脅威は「同じことをやり返せる可能性」があるものの、空からのアプローチ量も国土の深さも対等ではない条件的にはウクライナが不利だ。

出典:Повітряні Сили ЗС України
因みにウクライナ空軍は「Iskanderも改良されて迎撃が難しくなっている」と述べており、4年目に突入した戦争は双方が「相手を上回る努力」を止めないため適応の連続だ。
関連記事:Shahedを使用した攻撃方法の巧妙化、一部の機体は光に反応する
関連記事:米国が異例の措置を発表、ウクライナに1年半分の迎撃ミサイルを供給
関連記事:NATO、欧州のパトリオット運用国向けに1,000発の迎撃弾を一括発注
※アイキャッチ画像の出典:ДСНС України
つい先日ドニプロペトロウシク州でパトリオットシステムが弾道ミサイルで破壊されたという情報がロシア側から出ていましたね。
実際のところはどうなのでしょう。
ロシアは自国のリソースで戦争しているからリソースを有効利用するための進化適応が早いのだろうな
ドローンの改良ペースに限ってウクライナと比較すれば、言うほど早かったかなあ……?という印象が
でも光ファイバードローンでは際立って優位に立ったし遅いか早いかは別として国産化は着実に進んでますね
しかし半導体関係の供給に関しては、プリント基板一つとってもなかなか整わず苦労しているようです
本邦はラピダスとか派手なことしてますけど、どうなるんでしょうねぇ
北朝鮮製ミサイルは2%しか起爆しないから大丈夫_____
北朝鮮製ミサイルが5割発射せず2%しか起爆しないと愚弄していたどこぞの自称おいんすとはごめんなさいしないとですね
「首都周辺の防空シールドは自爆型無人機の95%を撃退している」とウクライナ軍は主張していますが、言質の地上での爆発数の報告を見る限りでは5%どころでは無い数がすり抜けてるように思えます
首都近郊ですら公称5%となると他の都市での迎撃率は…
>「投入量」を増やすことで「防空シールドをすり抜ける5%」の深刻さを増加させることができる
普通に答えが書いてあると思いますが。母数が大きいの5%以上の損害が出ていると言う認識でいいんですか?
例えば、5機の撃墜に失敗したと公表しているのに10機以上の着弾映像が出てきているよねという事ではないですか。実際の迎撃率はもっと低い。
ロシア軍は、「5/20~5/23にかけてウクライナ軍は、ロシア領内(モスクワ含む)へ大規模空襲を実行し、固定翼型無人機とミサイルを合計788発射した」、「ロシア軍は、そのうち776を迎撃して阻止したが、12を撃ち漏らしたことによって人的被害を出した」と、発表しています。
「このお返しは必ずする」とも。
この発表の数字で計算すれば、ウクライナ軍による攻撃の「すり抜け」は2%、ということになります。
サラッとトンデモナイ事書いてないか?
相手国の通信インフラを利用してドローンを誘導しているとか。
携帯SIMが流出していると、ヤバいのでは?
ニセ基地局詐欺というのが、最近の日本でもありまして。
発信元(基地局)を偽装できるわけですから、受信する方はより容易なのかもしれませんね。
安価なドローンに組み込めるくらいに、安く小型化して量産しているのは脅威であり、インフラ(携帯基地局)を止めるわけにもいかないですから仰る通り厄介ですね…
SIMの流出なんて止められないのでは
旅行客装ってウクライナに入ってプリペイドSIM買ってトルコなりで受け渡せばいい
ニセ基地局はセキュリティ甘い2G電波を出す話でおそらく別物ですよ
ウクライナが今も2Gを広く使ってるということもないですから
SIM搭載でウクライナのインフラを利用して誘導しているという話は、結構初期の段階で出ていた話ですよ。
去年1月頃にはコメントにありました。
Telegramのボット経由で制御できるなら
Lineも踏み台にできるのかな??
ウクライナのインフラ利用は考えられる。固定基地局の電波と座標を利用して位置を計算すれば良い。
操作は怪しいな。攻撃の察知と回避とか厄介な気がするな。
紙を入れてたまたま残ったは怪しいな。
欧州も反トランプで団結してこれからは軍需産業と国防のアメリカからの自立を目指してるのだから、装備しているパトリオットをアメリカへの抗議も兼ねて大多数をウクライナに引き渡せばいいのに。
浮いた穴は欧州製の防空システムで埋めればいいし、西欧なんてパトリオットを並べておいても何も迎撃するものないのだから訓練用のみ残して。
実際やればトランプ大統領と米国軍需産業への強烈なメッセージとなるし、国内世論もアメリカに楯突いたことで支持率も上がるし、欧州軍需産業も注文舞い込んで大喜び、ウクライナ人も喜ぶし、困るのはロシア人とアメリカ人だけでしょ。
今こそ欧州は大衆主体の米国製品打ち壊し運動(日米貿易摩擦の時にアメリカ人がやったような)をやって政権支持率回復を目指すべき。
立ち消えた欧州軍の話もそうでしたが、結局のところ口では対トランプ・プーチンを叫んでもアメリカ抜きでは今の欧州の軍事は成り立たないのですよ。
欧州の第五世代戦闘機開発だってそうです。アメリカというボス抜きで欧州の足並みは揃いません。
それに、欧州市民間には「ロシアはウクライナの次は我々を攻めてくる」という他の誰でもない欧州各国政府が吹聴した言説がかなり有力に蔓延っているので、早急な代替が効かないパトリオット供給なぞやれば政権支持率はむしろ下がるでしょう。
PAC-3なら作ってる国がもう一つあるじゃないですか
このボーイングめシーカー作るのぐだぐだならライセンス渡せと思うが、トランプはそんな圧力絶対に掛けてくれないし、なんならボーイングから提案したとしても拒否しそう
PAC-3の性能とかは実戦で証明された物なので、それをサッパリ捨てられるのかってのがね。いくら代わりあろうが現時点での他の迎撃ミサイルが飽和状態かと言えばそうではないし、直近で使わないって保証を誰がしてくれるのか?
事故しないはずだから保険は要りませんとか世間一般じゃ非難されるべき行動だと思うけど。
経験曲線が働く上に、新ライン建設などに国家資源が配分されていますから、生産力は増していきますよね…
発射数増加=有効数増加が、相関しているように見えますが、対空装備(防空ミサイル・対空砲など)はドンドン消耗しているのが現状でしょう。
落下に判定されているものも、市街地上空ならば被害も生じるでしょう。
例えば、半年・1年これが続いたとして、防空能力を保てるのかシミュレーション結果が気になりますね(公表できないのでしょうが厳しいものになる気がしています)。
記事中で似たよーな話が出てますが
シャヘド(ゼラニウム)は目標への到達直前に高度を4000mくらいとって対空機銃をほぼほぼ無効化できるようになった
……とのことで、既に安価な迎撃手段は存在しなくなったように見えますね。
光学兵器を実験してるとかの報道もありましたが、
続報が聞こえないあたり上手くいかなかったのでしょうね。
本邦が対中国を想定するなら最初の関門は長距離ドローンの迎撃手段だよなあ〜と思ってウクライナを見てます。
既存のアセット、潜水艦や各種の対艦ミサイルが有効と仮定した上での話です。
機関砲の有効射程4000mくらいですから、高度4000mは意識しているのかもしれませんね。
対中国を考えると、本当に厄介ですよね。
初激、シャヘドなど無人機のラックは小さいですから、大型ばら積み船などに大量に積み込んで発射する可能性もあるのかなと考えています。
本邦は、専守防衛ですから初撃を食らう前提で考えると、物量作戦になれば厳しいのかなと感じますね。
ロシアの戦争経済?は凄い?ですね。こうした国を止めるのはどうすれば良いのかな。
物流に目を向けるのが良いのかな。大陸国だから、航空/鉄道/河川水運なのかな。
航空は西側製部品の不足、鉄道は良質な軸受けの不足で縮小傾向に見えます。
残る河川水運は、今現在は、まったく健在に見えます。多分、ヴォルガ水系。
そうすると、ヴォルガ河下流とカスピ海のロシア領海に機雷敷設が必要に思えます。
白海〜聖ペテルブルグ(バルト海)〜黒海の河川輸送を止められます。多分。
現在は、敷設手段がないので、ドローンなどの進化を待たないとでしょうか。
水深は浅いようなので、おそらく500lb爆弾に改造キットを付けた沈底機雷
になるのでは、と想像します。Mk82爆弾で227kgの重さがあります。
こうした考えだと、まだまだ、戦役は長引きそう気がします。
此れソックリ其のまま日本もヤバいのでは。
支那の生産力はロシアの比ではない。
今の内から長野か岐阜の地下に工作設備だけでも備蓄しとかないと。
北朝鮮はウハウハですな。
その金で豪遊でもしてくれればいいのに、どうせ益体もないことにしか使わないのは想像に難くない。
コロナ時のマスク騒動然り、現在の米騒動然り、自国内で生産と流通を賄え非常時に柔軟性も示せる体制を維持することの重要性が如実な事例ですね。
そして日本の近隣には、ロシアをも遥かに凌駕する生産能力を有している国があるのが現実なわけです。
もっとも、ロシアほどの回復再建や間に合わせ運用の能力の高い兵站なのかはわかりませんが。
一部を破壊されて十全でない時に何処まで機能させられるのか。
もちろん、それを突きつけられるのは西側兵器も同じです。
自国内で賄えるようにしたのは、とある政権党の選挙費用ともち代の商品券だけで、その他には関心が無いのです。国民全体が。
記事全体についてはほぼ異論が無いのですが、気になった所があります。
それは、
> ウクライナ人アナリストは「ロシアの軍需産業は威勢と虚偽の報告で動いているので、その計画は恐らく無理がある
> 。それでもShahedの数が増加しているのは明らかだ」と言う
ここです。
ウクライナ侵攻後で最初ガタガタしていたロシアですが、その後のロシアの立て直しぶりや、戦いぶりを見るとほぼ常に西側の期待を裏切って、戦争を継続する能力も、戦意も、軍需生産で底上げされてると言っても経済も、何れも全てが西側の想定を超えています。
そして、つい先日もキーヴへの大量のドローン攻撃があった。夏期攻勢もどうやら始まったし、ISWの戦況図でも動いてる戦線では進撃速度はなかなかなものだと言うしかありません。
にも関わらず、相も変わらず「威勢と虚偽の報告で動いているので」とつい言ってしまう。
これは最早病(やまい)です。
ウクライナ人がこれだけ負け続けているにも関わらず、ごく自然に口先だけでも相手を侮るのをやめられない。これはゼレンスキーだけではなく、最早国民性なのではないかと、思うのですね。
> 2025.05.23
> ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏、軍に入隊したことを報告
> “私が配属された第13特務旅団はテクノロジー、作戦手順、戦闘アルゴリズムの環境を構築し、人員や装備の数で
> はなく戦術、計画、部隊の運用方法を柔軟に変更でき管理と組織の質、訓練の質において優位性を生み出している。
> このような質の高い組織と管理の拡大こそが、この戦争における我々の優位性であり、勝利への唯一の可能性だと信
> じている。そして全ての人々が全力を尽くさなければならないと信じている。そして信念は行動によってのみ証明さ
> れる”
今、ウクライナに必要なのは結局ドローンもさることながら前線を支える兵隊です。そしてゼレンスキーを支える支持者が多いキーヴやリヴィヴにおいてはまだ大規模な動員はやっておりません。つまり「全ての人が全力を尽くしてはいない」し、もっと言うとゼレンスキー支持者は戦争を続ける事には賛成してますが自分達は参加しようとしない。「信念は行動によってのみ証明される」のであれば、もう既に証明されたと思います。
まともな形で停戦をするためにも前線を支える必要がある。にも関わらず、もっと戦争に前向きな人達が結局参加しようとしない。これでどうにかなるのでしょうか?
ウクライナはまずこのような自分達に対するごまかしと、ロシアに対する侮りを克服しなければなりません。
ですが、俺はここまでの戦争を経緯を見る限りそれが出来るとは思っておりません。
仰る点、甚だ同感です。
もっとも、追い込まれている戦時に相手を蔑視し侮るのはウクライナの国民性云々よりは世界共通な気もしますが。
これに限らず、ゼレンスキーのやり方は汚いの一言です。確かに政治家としての人生は掛かっているんでしょうが、守るべき国民と国を破壊して大量の命を自分の命令で犠牲にし続けてまでやる事じゃ無いでしょう。トランプが最初の会談で「あなたは戦争を続けたいのだろうが」と言ったことは何の比喩でも間違いでもなくそのままの通りでしょう。
ヒトラーでも最期はベルリンからの逃亡を拒み愛する祖国に殉じたのに、そのヒトラーを度々プーチンと並んで世界最悪の指導者と定義するゼレンスキーは一体何様のつもりなのでしょうか
>もっとも、追い込まれている戦時に相手を蔑視し侮るのはウクライナの国民性云々よりは世界共通な気もしますが。
ウクライナが他国を下に見てるのは今に始まった話ではなく、独立以来ずっとでは?
ドンバス紛争時には支援してくれたアメリカすらバカにしてた国ですよ
深く考えすぎでは
西側の予測よりずっとうまく経済と産業を回しているのは間違いないけど、ロシアメディアなどで報道される(?)ほど重装兵器の新規生産ラインが立ち上がってるわけでもなく、おそらくどっちも正しいって状況かと
マイダン以降、現ウクライナはロシア堕としに特化した極めて不自然且つ人工的な政治集団と感じられます。嘗ての我が国も、ベーブ・ルースと日米野球、ミッ○ーマウス大人気から約10年で“鬼畜米英”の大合唱。ウクライナが気の毒なのは自分達だけで無く(積年の恨みはありましょうが…)、外国の工作でそう仕向けられた部分が大きい事です…。
プーチン大統領は火曜日、4月にウクライナ軍から完全に解放されて以来初めてロシアのクルスク地方を訪れた。
プーチン露大統領を乗せたヘリコプターが、今週初めにクルスク地方を訪問していた際に、ウクライナの大規模なドローン攻撃の「震源地」に巻き込まれたことを、防空師団のユーリー・ダシュキン司令官が明らかにした。「最高司令官機がクルスク地方上空を飛行している間、攻撃の激しさが著しく増したことを強調したい。」
ウクライナは先週、ロシア国内での無人機攻撃を大幅に強化した。モスクワの外務省によれば、火曜日から金曜日までの間に、764機のドローンがロシア領土上空で迎撃されたという。国防省によれば、攻撃の規模は衰えておらず、土曜日と日曜日にはさらに数百機のUAVが破壊された
ラブロフ外相は土曜日に、キエフを支持し紛争の継続を望む「イギリス、フランス、ドイツ、EU指導部を中心とする一部のヨーロッパ諸国」が無人偵察機による襲撃に一定の責任を負っていると
RT 25 May, 2025 12:59
中露とはどんどん貿易して仲良くすりゃいい。
攻めてくるという思考回路だとキリがない。
その二カ国は貿易して共存共栄しましょうではなく、相手国ごと欲しいという思考の国です。
仲良くするにもよく見分ける必要があります。
横からですが、私は考えを変えましたよ。
昔アメリカと戦争をして負けた。勝てるわけないのに、バカなことをしたもんだと後世の人は評価する。(どちらが仕掛けたとか言う話は意味がないのでここでは言及しない)
では今は?中国と戦争になったら勝てるのか?相手の攻勢限界の前に日本が崩壊しないと言えるのか?絶対勝てないのに国民の命をすり減らして国を維持しているウクライナと同じにならないと言えるのか
私は言えないと思う。どう思いますか?
勿論陸続きかどうか、日本海バリアがあるかどうかは多少違うでしょう。でも多少だと思います。アメリカが頼りにならないと分かったので考えを変えましたよ。だからといって国防をおろそかにせよと言いたいわけではないですよ
同意します。
だから私は台湾が中国相手にあっさり降伏しても、大変なことになったな……とガッカリはしますが非難や批判はしません。
今の西欧がやってるように「最後の一人まで戦うんだ」とけしかける方が非道でしょう。
こういった目線で見るとジョージア(グルジア)はまともな政治家が政権をとって良かったですね。
個人的に経済指標を絶対視することには賛成しない立場なのですが、
それでもウクライナとGDPの推移を比較してみると天国・地獄です。
共通するのはブッシュにロシアと争うように仕掛けられた国ということですが、こんなにも差が付いてしまいました。
国民は不幸です。
私はアメリカにこれまで通り従属しておけという考えではありません。
中露とアメリカどちらがマシか?と問われれば、どちらもひどいですが政治体制の差でアメリカと答えるレベルです。
通常兵器&総兵力ではもはや中国には勝てません。
独立を今後維持する為には核武装は避けられないと考えています。
MADまで達成できる数でなくても、北京・上海・深圳・広州あたりを更地にできる程度あれば抑止力になります。
核武装が簡単に出来るのなら選択肢の一つでありなのかもしれませんが、技術的に可能だとしてもNPTに明確に違反する行為として間違い無く苛烈な経済政策を受ける事になることが予想されます
食糧燃料その他輸入品がトランプ関税の比では無い程の高騰を受けてまで核武装を選択する事に日本国民は果たして耐えられるのでしょうか?
核武装論者の方なら耐えられるとお答えするのかも知れませんが私は恐らく多数の日本国民は耐えられないと判断します。
現実的に考えると通常戦力の拡充と近隣諸国に対して毅然とした対応を取り続ける位しか我が国には手は無いのではないでしょうか?
勿論優秀な政治家や官僚が多国間に手を回して経済制裁を受けずに核開発が出来るならやるべきだとは思いますがそんな夢想をしても詮無い事だとは思いました
おっしゃる通り現時点では非常に困難というかほぼ不可能な状況だと思います。
国際情勢が変化することによってNPTを脱退しても苛烈な制裁を受けずに済む状況になる可能性はあるのではないでしょうか。
例えばインドやイスラエルは北朝鮮と違って制裁を受けていません。
国際情勢の変化とは直近に可能性がありそうなのが、ウクライナが事実上の無条件降伏となりロシアに併合される、台湾が中国からの侵攻を受けて消滅といったことでしょうか。
特に台湾が消えてしまった状況で日本が核武装を主張しても中露を除いて強烈な反対の声は出ないのではないでしょうか。
この時は韓国も同じく核武装に走ると思います。
> 最新バージョンのShahedは妨害可能なGPSではなくAI制御で、ウクライナのインターネット網やモバイルネットワークを使用しているため電子戦に影響を受けることはない。
> ShahedはTelegramのボットを経由して制御され、飛行データや映像をリアルタイムでロシア人オペレーターに送信する仕組みを採用しているらしい
「なんじゃこりゃあ!」と思いましたが「使えるものは全て使う」となれば携帯ネットワークでもWi-Fiネットワークでも他所のネットワークだろうが拾って使うのも選択肢に入りますね。
Telegram は日・西欧・米あたりは禁止アプリに認定しそうですが、サイドローディングや今使っているアプリのコミュニティを再構築するのが難しいため、なかなか移行が難しいと認識しています。
Telegram使うのが本質ではなくて、ソフトウェア書く人が慣れていてかつユーザーが使いやすい手段ならなんでもいいんですよ
たとえばデジタル的に管理されてる入退室を通知するちょっと便利なSlack botなんかを、IT強い企業だと気楽にちょろっと作ったりするのですが、完全にその延長です(そしてLLMのおかげで素人でもソフトウェア書けるようになって、LLMが悪用されているとか微妙にずれたことを言われる)
ただそういう情報があれば通信遮断とかの対応策を考えやすくはなりますね。といっても遮断されたらすぐ対応されますし、なんならすでに何段階かイタチごっこが進んで隠す意味がない情報だから公表されてるとは思います
ちょっと悪い考えなんだろうけどウクライナ人のスマホとそのSIMは戦場で幾らでも手に入るじゃん?
でウクライナ人ってTelegram使いまくってるからアカウントを持ってるはずだ。
スマホにはパスワードが掛かってるだろうけど捕虜から聞き出す。そうでなくても現物があればロシア軍なら容易く解析できるでしょう。
ただその通信内容はTelegramの機能によってかなり秘匿性が高い。徴兵逃れにも使われてウクライナ政府が手を焼く程度には。
って事でウクライナの携帯会社から見たら飛んでるShahedは「休暇貰った兵士がTelegramで何かしてる」としか認識出来てないのでは?
ロシアは自前の衛星コンステ持ってないからこんな涙ぐましいことしてますが、中国は構築進めてるんですよね……、ドローンにアンテナ積めば済む上に指向性高いので妨害も困難です
Starlinkと比べて技術的に劣るとしても、使い物になるものを作るだけの技術と物量はあるでしょう
日本としてはさすがにイーロンの気まぐれと心中はできないので、米欧の民間他社と協力した実証試験などを地道にやってるんですかね、この辺はちゃんと公開書類漁ればある程度わかりそう
ロシアとウクライナ、双方のドローン攻撃の応酬は激しさを増している。
——
プーチン露大統領を乗せたヘリコプターが、今週初めにクルスク地方を訪問していた際に、ウクライナの大規模なドローン攻撃の「震源地」に巻き込まれたことを、防空師団のユーリー・ダシュキン司令官が明らかにした。「最高司令官機がクルスク地方上空を飛行している間、攻撃の激しさが著しく増したことを強調したい」
ロシアの防空隊が46機の固定翼UAVを撃破した
ウクライナは先週、ロシア国内での無人機攻撃を大幅に強化した。モスクワの外務省によれば、火曜日から金曜日までの間に、764機のドローンがロシア領土上空で迎撃されたという。国防省によれば、攻撃の規模は衰えておらず、土曜日と日曜日にはさらに数百機のUAVが破壊された
ラブロフ外相は土曜日に、キエフを支持し紛争の継続を望む「イギリス、フランス、ドイツ、EU指導部を中心とする一部のヨーロッパ諸国」が無人偵察機による襲撃に一定の責任を負っていると
Putin’s helicopter was caught in Ukrainian drone swarm ? commander
RT 25 May, 2025 12:59
ウクライナもまた激しいドローン攻撃を行なっており、双方の攻撃の応酬は新しい段階に入りつつある。
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プーチン露大統領を乗せたヘリコプターが、今週初めにクルスク地方を訪問していた際に、ウクライナの大規模なドローン攻撃の「震源地」に巻き込まれたことを、防空師団のユーリー・ダシュキン司令官が明らかにした。「最高司令官機がクルスク地方上空を飛行している間、攻撃の激しさが著しく増したことを強調したい」
ロシアの防空隊が46機の固定翼UAVを撃破した
ウクライナは先週、ロシア国内での無人機攻撃を大幅に強化した。モスクワの外務省によれば、火曜日から金曜日までの間に、764機のドローンがロシア領土上空で迎撃されたという。国防省によれば、攻撃の規模は衰えておらず、土曜日と日曜日にはさらに数百機のUAVが破壊された
ラブロフ外相は土曜日に、キエフを支持し紛争の継続を望む「イギリス、フランス、ドイツ、EU指導部を中心とする一部のヨーロッパ諸国」が無人偵察機による襲撃に一定の責任を負っていると
Putin’s helicopter was caught in Ukrainian drone swarm ? commander
RT 25 May, 2025 12:59
ウクライナ軍の防空部隊は、どうもシャヘド等の探知方法に音響探知を採用しているらしく、ロシア側はそれを掻い潜るためにシャヘドの下部にスピーカーをつけて別のエンジン音を爆音で鳴らして誤魔化しているらしいです
北朝鮮の弾道ミサイルがまさか実戦使用がここまでになるなんて少し前までは考えられなかった。
ましてやこうやって対外戦争に派兵も。
ドローンって安いって言われてますけど、費用対効果を考えるとどうなんでしょう?
例えば、もしドローンの価格が弾道ミサイルの n分の1 だったとしても、防空網を突破するのに必要な数が「弾道ミサイルの場合の数×n 」より大きかったら、費用対効果が悪いですよね?
まあ理屈上は、相手の防空能力の上限を超えた分は全て攻撃が通るので、上限を超えてからの分は費用対効果が良さそうですし、ドローンやミサイルは相手に損害を与えるだけでなく、相手の防空兵器を消耗させる効果もあるので、相手に与えた損害だけで費用対効果は測れないかもしれませんが。