中国海軍はバディポッドを使用した夜間空中給油能力を確立することに成功、着々と空母に搭載して運用する航空戦力の実力を整えつつある。
参考:Chinese aircraft carriers get power boost by fighters’ nighttime buddy refueling capability
中国の空母は24時間いつでも空中給油を伴う航空作戦を実施可能になる
中国自民解放軍海軍は27日、空母に搭載して運用可能な戦闘機「J-15」が初めてバディポッドを使用した夜間空中給油訓練を完了させたと発表、これにより中国の空母は24時間いつでも空中給油を伴う航空作戦実施が可能になるため実用性と運用性が大幅に高まることなるのだが、もう少し分かりやすく何がどう変わるのか説明すると以下の通りだ。
バディポッドとは航空機のハードポイントに取り付けるプローブアンドドローグ方式の空中給油機器のことで、増槽に似た形状のポッドに漏斗状のエアシュートが付いたホースが収められており、これを航空機に搭載すれば簡易の空中給油機として機能するようになる。
主にこの方式は専用の空中給油機を持っていない空母で使用されることが多く、米海軍の戦闘機F/A-18E/Fはバディポッドを搭載して任務に向かうF/A-18E/Fに空中給油を行っており、仏海軍の戦闘機ラファールも同じようにバディポッドを使用して任務に向かうラファールに空中給油が可能だ。
このような空中給油は航空機の作戦半径を拡張するという意味もあるが、空母で運用される艦載機は厳しい発艦重量の制限があるため常に搭載兵器と燃料のバランスで頭を悩ませることが多く、この問題を解決するがバディポッドを使用した空中給油だ。
例えば訓練やパトロールなど軽装状態で運用される艦載機は機体のタンクを燃料で満たした状態でも発艦可能だが、実戦に参加する場合は機体のハードポイントにミサイルや爆弾を満載した状態で運用されるため、この状態の機体に燃料まで満載すれば総重量が発艦重量を越えるため、仮にカタパルトの力を借りても射出後すぐに墜落してしまう。
そのため、こういった場合はミサイルや爆弾を減らすのではなく燃料を減らして総重量を発艦重量内に収め、一旦空母から発艦させた後に空中給油で不足する燃料を補給するという手段を用いることが多い。
この時、専用の空中給油機から給油を受けられるのなら問題は無いが空母の特性上、陸上の味方機から支援を受けられない場合も多く、その時に活躍するのがバディポッドという訳だ。
要するにバディポッドを使用した空中給油能力が確立されていなければ、カタパルトに劣る発艦支援能力しかないスキージャンプ方式の空母「遼寧」や「山東」は空母は戦闘機「J-15」の能力を十分に発揮できないという意味で、今回中国がバディポッドを使用した夜間空中給油能力の確立に成功したため、遼寧や山東の実用性や運用性が大きく向上したと判断するのが妥当だろう。
空母で運用する艦載機の制約は依然として多く、カタログ通りのスペックを発揮させるためには多くの支援が必要
少し話が脱線するが、空母の艦載機がバディポッドを使用した空中給油の弊害についても説明しておく。
バディポッドを使用した空中給油は専用の機体を必要としないため、この主の任務に米海軍はF/A-18E/Fを使用しているのだが空中給油任務で消耗されるF/A-18E/Fの寿命が馬鹿にならないという問題が浮上、さらに中国やロシアの長射程化されたミサイルの脅威に対応するため議会は「沿岸から離れた場所で空母を運用しろ」と主張し始めているため、今後艦載機の作戦半径は空中給油によって延長することを余儀なくされる。
要するにバディポッドを使用した空中給油の回数が増えれば増えるだけ空中給油任務に必要なF/A-18E/Fの数が増加、その結果、戦闘任務以外で消耗されるF/A-18E/Fとパイロットが増えるというジレンマに陥ることが予想されているため、パイロットが必要ない無人空中給油機MQ-25を開発しているのだ。
仮にMQ-25が実用化されれば、空中給油任務に使用しているF/A-18E/Fやパイロットを本来の任務に回す事ができるため作戦半径が拡張することで低下する作戦効率を補う事ができるのだが、無人空中給油機MQ-25には致命的な欠点がある。
MQ-25プログラムの総コスト(R&D費用+72機調達費用)は約130億ドル(約1兆4,000億円)と見積もられており、あまりにも費用対効果が悪すぎて同資金でF/A-18E/Fを120機購入したほうが戦闘機不足も増加する空中給油任務にも対応でき、余った資金を第6世代戦闘機プログラム「F/A-XX」に回せるという意見が出てきた。
詰まるところ空母のサイズが10万トンを越えても依然として艦載機の制約は多く、カタログ通りのスペックを発揮させるためには今だに多くの支援を必要としているのが現実で、中国やロシアの長射程化されたミサイルの脅威が如何に米国の空母運用に負担を与えてるのか良く分かる。
※アイキャッチ画像の出典:rhk111 / public domain
もう空母がかつての戦艦じみてきてるのかね…そりゃ利便性じゃ段違いだけどさ。
401が珍兵器じゃなくなる日も近いかな?
なお国内の平和団体とやらは中国の動きには全てだんまり
どこの誰が運営してるかバレバレなんだよなあ
「スパイ防止法」や「外国代理人登録法」等を早く作って欲しいが、邪魔する奴が一杯いるからな…
公安当局には頑張って頂きたいなあ…
あと10年もすれば、太平洋の日本のEEZの外側に中国の空母が常にいるんだろうな~
だとすれば、それは中国共産党の私兵・中華人民共和国海軍ではありません。
元から人民解放軍は中国共産党の私兵でしょ。
五毛でない限り、中国富裕層と中南海の住人は中国崩壊を実感してます。
そーゆー話じゃなくて。
公的に法的に、中国人民解放軍は「国家中央軍事委員会(≒中国共産党)が領導する」と規定されてるでしょ?
2年も掛からん
領海上にすらいるだろ
インド衝突見てビビってる(悪い面だけではないが)日本政府は尖閣だって手放すさ
自衛隊員で戦死者が出ると左巻きが騒ぎ出す(デモもするだろう)のを警戒、畏怖しているから
自衛隊員も本音で言えば左翼に感謝しているとか(ソース:史村 翔
作品)
「実際に戦地行きを阻んでくれる運動は有り難い」とね
と、脳内陶酔中の五毛です(笑)
ホント! レベルが属国の半島人と同じに劣化したな(笑)
共通するのは捏造歴史観。現実世界が見えてない事も共通する。
半島は2年後には破綻してる。
その後に大陸の分裂だ。歴史の法則。
自衛隊が戦えないというのは左翼の妄想。
竹島が韓国に奪われた時点では自衛隊が存在していなかった、今の自衛隊の能力があれば同様なことが起きたら相手がロシアだろうと中国だろうと決して負けることは無い。
領海内で戦闘が始まった場合、領海外に逃げても攻撃をするだろう、以前の北朝鮮の工作船と同様に。
日本は外国に宣戦布することはできないが、自国の領海や領土を侵されたらためらうことなく攻撃できる権利を持っている。
その場合は現実的には現場の判断によることになるだろうが、自分のクビが怖くて攻撃命令を出さない指揮官はいないはず。
>ソース:史村 翔 作品
漫画は面白いがあくまでフ ィ ク シ ョ ン です。
>漫画はフィクション
その通り。だが史村 翔 氏は元自衛隊員というのは覚えといて。
>自国の領土を侵されたら攻撃できる権利
その通り。だが、相手が(対インドのように)実弾使わずに尖閣上陸して来たら、、撃てるの?自衛隊は
史村 翔氏が自衛官だったのは50年も前というのは覚えといて。
相手国の兵士を殺せば、その自衛官は当然殺人罪で告発されるでしょうね
殺人者を許すな!!
自衛隊法(昭和二十九年法律第百六十五号) 第88条、第89条、第90条を参照。
>史村 翔氏が自衛官だったのは50年も前というのは覚えといて。
了解。
中国はホントに着実に進歩してんな
MQ-25ってノースロップのX-47Bを没にさせてまで採用させた価値あったか?
あれほど専用機はダメだと言ってF-35作ったのに、なんで専用機なんですかね?
F-35からステルス関係をはぎとって、MQ-25のAIとウェポンベイをタンク+翼下バディポッド装備にしたらいいだけだと思うのだけど。
そもそも中国の空母にはカタパルトがないので、アメリカ海軍の艦載機より発艦重量は厳しく制限されいるだろう。しかもスホーイのデッドコピーであるJ15は機体構造に欠陥があるらしく、まともに運用できないだろう。中国海軍は、この20年で急速に拡大したことにより、人員の能力不足は深刻な問題だろう。まだまだアメリカ海軍に対向するには能力不足だから、空中給油に成功した等とアピールするのだろう。
昔遼寧買った時に馬鹿にしていた日本人が多かったけど
こうなるのがわかっていたのに
ホント他国の軍事に甘く自国の軍事に厳しい国民性だよな
俺は今でも遼寧は遠回りの無駄足だったと思うけどね。
あんな骨董品を復旧するより盗んだ情報フル活用して
最初から自力で実験空母なり軽空母なり作った方が
はるかに近道だったし後の役にも立つと思う。
やれる工業力あるのは分かってるんだしね。
もちろん遼寧の復旧・運用で得られた情報・経験もあるだろうが
設計・船体が古過ぎるのでそうした情報にノイズが多過ぎるんだよ。
何か問題があった時に何かやむを得ない理由があっての苦肉の策なのか、
単に設計が雑なのか、あるいは単なる老朽化のせいなのか判別する事すら難しい。
だが、存在する意義は大きい
0か1の違い
しかもコピーのコピー_国産設計船_とはいえ改良されていてあと数年で複数箇所配備が可能
掛ける金と時間を天秤にかけたんだろう
中国海軍の勢いには驚きを隠せません。
確かに空母が存在する意義は大きいと言えます。
しかしそう簡単に完成の域にまで到達するのでしょうか。
出来ないと考えたからこそ空母の建造を003で一旦停止し強襲揚陸艦という軽空母にて習熟しようとしているのではないでしょうか。
「空母建造」の意義は否定せんよ。
韓国ならともかく、中国の国力ならね。
俺が言ってるのは「遼寧(=ヴァリャーグの復旧)という選択肢」が賢明ではない=馬鹿にされて当然、という話。
購入・研究、までは良いとしても復旧・配備はねぇ…。
100歩譲っても航行能力のない訓練専用艦までだろう。
確かに研究素材でよかった気はしますね。けど志那は手本がある方が有難かったんでしょう。独自技術を磨いてこなかったから、まずパクるという文化。形になってきてるからどっかの半島とは遺伝子同じなのに違いますね。
でもスキージャンプがカタパルトより作戦半径広げるのに不利なのは変わりないし、日本も空母狙いの長射程のミサイルを開発か導入すれば良いというだけでは。
人類の敵Chinazi中共がどんどん力を付けてくるというのは極めて危険な事だ。日本も、そろそろ本気で対処する決意を固めないと。
そう思って空母キラーと崇められていたASM-3は、開発完了した頃には当然のように相手のミサイルの射程も伸びていて、射程を伸ばした改を開発するために非採用くらってしまった。
人口も減ってきているし高齢化も進んでいるんだ
現状維持すら難しいだろ自衛隊は
折り合いつけて付き合うしかない
それが証拠に白樺油田、だっけ?対抗措置すら出来ていない
ああ、そうだ アメリカは中国と事を荒立てる気はないそうだよ?
“米軍を司るエスパー国防長官は「年内に訪中したい」と演説”
そんなこと米国の対中戦略の報告書に書いてるからアホ以外には常識やで。折り合いを付けるために軍備増強してるんやけど。
訪中して話し合う内容が圧力ではないとなぜ分かるのやら?
ついでに在日米軍の長官は日本政府の問題の立場を100%支持するそうだよ
白樺油田は日本が採掘するとコスト割れ、中国だとなんとか黒字という微妙なラインだったんじゃなかったろうか。
これを狙って中国があえて採掘したかは知らないけど。
日本側は平均水深1700メートル、大陸棚に乗っている中国側は深くても100メートルくらいだから、採掘場やパイププライン等の初期投資が全然あっちが有利。
そもそも中国の空母にはカタパルトがないので、アメリカ海軍の艦載機より発艦重量は厳しく制限されいるだろう。しかもスホーイのデッドコピーであるJ15は機体構造に欠陥があるらしく、まともに運用できないだろう。中国海軍は、この20年で急速に拡大したことにより、人員の能力不足は深刻な問題だろう。まだまだアメリカ海軍に対向するには能力不足だから、空中給油に成功した等とアピールするのだろう。
お世辞にも多からぬ搭載機を給油にまで使うと、それマイナス面が際立つ
スキージャンプの制約からくるやむを得ない方式に見えるし、
いまだに虎の子の空母を沿岸防空圏から出すのが恐ろしくて、なんとか搭載機の脚を延ばそうと必死なのかと
外海には支那に探知できかねる日米潜水艦がうようよしてるしね
艦載の輸送機、空中給油機、早期警戒機、対潜哨戒機を統合した支援航空機を開発できませんかね。個別機種より効率的だと思いますが。空中給油機は機内スペースがあまるので、輸送+給油機能のベース機を作り、対潜装備はユニット化してカーゴスペースに搭載、同機をベースとして早期警戒型も開発とか。