香港のサウスチャイナ・モーニング・ポスト紙は13日、技術的な問題で建造を延期していた4隻目の空母について原子力推進を採用する可能性が高いと報じている。
参考:Chinese military: fourth aircraft carrier likely to be nuclear powered, sources say
中国海軍4隻目の空母は原子力推進方式を採用する可能性が高い
中国はウクライナから未完成の空母ヴァリャーグを購入して2012年にスキージャンプ台を備えたSTOBAR方式の空母「遼寧(5万3,000トン)」として就役、2隻目は遼寧と同じSTOBAR方式の空母として建造され2019年12月に空母「山東(5万5,000トン)」として就役、3隻目は電磁式カタパルトを備えたCATOBAR方式の空母(8万5,000トン)として建造中で中国共産党の創立100周年にあたる今年7月までに進水すると言われているが、米海軍の原子力空母とは異なり全て通常動力方式を採用している。
果たして中国は4隻目の空母を3隻目の同型艦として建造するのか?それとも原子力推進の採用に踏切るのか?注目されていたが、香港のサウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)紙によれば原子力推進を採用する可能性が高いらしい。
補足:空母に原子力推進を採用すると自艦を稼働させるための燃料を保持する必要がなくなるため航空燃料や弾薬の搭載量を増やす事ができる=つまり航空作戦の継続能力が格段に向上する。
SCMPの報じた内容を要約すると中国人民解放軍海軍の関係者は技術的な問題で建造を延期していた4隻目の空母について「推進システムが異なるため3隻目の空母よりも建造に時間がかかるかもしれない」と語り、中国人民解放軍に近い情報筋は「中国船舶工業集団による原子力推進を採用した4隻目の空母建造案を党の中央軍事委員会が検討している」と明かした。
ただ情報筋は中国船舶工業集団の提案について中央軍事委員会がどの様な決定を下したのかについては言及を避けたが「困難に満ちた非常に大胆な決定になる」と付け加えているので、これが事実なら中央軍事委員が原子力推進を支持したと解釈するしかない。
因みにSCMPは今年1月、延期されていた4隻目の空母建造工事が再開されたと報じているため同艦の推進方式は確定している可能性が高く、サウスチャイナ・モーニング・ポスト紙が言及しているように原子力推進の採用で話がついているのだろう。
※アイキャッチ画像の出典:rhk111 / public domain
いつもは慎重な中国が、空母サイズの原子炉をいきなり採用というのは信じがたい、
シャルル・ド・ゴールのように、潜水艦用原子炉を転用して複数搭載とかやるのかな
多分そうなると思います。
水上艦艇用の原子炉なんて運用実績がありませんから。
この空母が中国海軍にとってのエンタープライズ(CVN-65)なのでしょう。
常識的に考えてこの空母を5ー10年ほど運用してから、
量産型の原子力空母の設計・建造に取り組むのではないでしょうか。
まぁそこをハズしてくるのが中国ですけどw
参考としてロシアは巡洋艦と潜水艦で別の原子炉(KN-3型300MWとOK-600型190MW)でしたが、巡洋艦キーロフ(未成空母ウリヤノスクもKN-3型予定だった)のは緊急用重油ボイラー付きだった為か近代化改修の時に潜水艦のに変更されていますね、あと新しい潜水艦で騒音対策にポリマー材を使用して騒音を削減するとか発表されていたりします。
リンク
アメリカの空母もそうだよね。
米原潜の原子炉は騒音源のポンプを止めている間も冷却水の自然対流で冷却できる自然循環型で通常の加圧水型原子炉の空母用とは別物だぞ
実験艦扱いのナーワルは別として米原潜は基本加圧水型軽水炉よ
一部箇所に自然循環も採用して騒音減らしてるけど
中国は日米と交戦する場合はミサイル、サイバー戦、ドローンが主体で空母使う事想定してないだろ
あれはインド洋からアフリカまでの影響力を高める為に建造してるんじゃないの?
中国の極超音速ミサイルで空母が沈められるー! とか言われているが、当の中国は何か対策案を持った上で空母を作るのだろうか。アメリカが本気出したら、同等のミサイルを開発してくるであろうことは分かっているだろうに
当面の脅威は日米印台の既存の対艦ミサイルで、アメリカの極超音速ミサイルはまだスタートラインだからそこまで想定してないのでは、もちろん全く研究してない訳じゃないだろうけど。
アメリカ終わった!連呼してる人がノイジーで煩いだけで実際はお互いに同じ弱点抱えてますよ。
中国は極超音速ミサイルをすでに運用しているので、極超音速ミサイルの弱点や対応策を知っている可能性があるよ。
運用してみないと判明しない弱点や問題点はあるからね(そして問題点を解決して改良していく。)
極超音速どころか超音速のASMー3でもシースキミングで突入されたら2発で052型を仕留められると中国の論文で書かれてるらしい。
あと低空対処能力が低い中華艦艇は超低空を飛ぶ既ハープーンなど既存の西側対艦ミサイル相手にも苦戦する可能性がある。
なんでも中国海軍の防空艦は元々本土に向かう米爆撃機を迎撃する洋上SAM陣地的な思想で設計されていて艦艇を大量に建造してるのも要所を占領して拠点を築くように必要な場所に常に艦艇を配置し続けることが目的の陸軍的な戦略に基づくモノなんだとか。
空母も同様に本土防衛のため敵潜水艦や航空機の接近阻止を目的として近海での対潜・防空基地として計画されたのが始まりらしくて
本来はヘリ空母や軽空母程度のものから始めて正規空母はその後考える方針だったのが正規空母の船体を入手出来たしまったばっかりに政治的な要望もあって計画を変更していきなり正規空母建造に暴走してしまったのが現状らしい。そのせいか空母はあっても艦載機に困ってる。
あと建造に関しても着艦拘束装置を海外から輸入するしかないらしく過去に少数入手できたもののそれ以降は規制が掛かって購入できておらず国産化に成功しない限り今建造してる分で空母建造は打ち止めの可能性があるそうだ。
まとめると中国海軍は海軍どうしが殴り合う海戦やそのための海軍戦略を理解できておらず陸軍的発想と政治的判断で海軍を整備しているため非効率で無理な戦力整備をしている状態らしい。
何から訂正すれば良いのか…。
まず、中国海軍が艦艇を大量に建造しているのは、改革開放によって中国沿岸都市が貿易で発展したので、中国沿岸から離れた第1・2列島線で、敵を迎え撃つ必要性が出たからです(シーレーンの保障も大いに関係有り)。
そのため、地域海軍だった中国海軍は、外洋海軍に変化せざるを得ませんでした。
空母の保有目的については、第1・2列島線に航空戦力を投入、海洋権益(資源)及びシーレーンの保障が目的でしたし、中国はヴァリャーグ入手前に、キエフ級空母やメルボルン(空母)の研究調査データを基にして、正規空母(排水量約5万トン)の建造を計画していました(ヴァリャーグを購入できたため中止)。
空母保有については全て計画通りですが、「正規空母建造に暴走してしまった」はどこの情報でしょうか?
また、艦載機は現在までに約50~60機保有している(機体番号から推測すると70機近く保有している可能性あり)ので、”困っている”は言い過ぎかと思います。
着艦拘束装置の国産化はすでに成功していて、空母「遼寧」を大改修した際に、自国産の着艦拘束装置に換装していますよ。
中国がメルボルンを買ったことが書かれたコメント初めて見た笑
ちょっと興奮した。
対戦車兵器の登場で戦車の価値が無くならないように、ミサイル防衛システムの確立で弾道ミサイルの価値が無くならないように、対空母ミサイルができたところで空母の価値がすぐに無くなるわけではありません。空母は依然として海軍の戦略投射の主力であって政治的存在感もあります。他ならぬアメリカが南シナ海に空母を差し向けているのがその証拠です。あとイギリスからクリーンエリザベスが、フランスからシャルルドゴールが来ますね。
通常動力だと3ヶ月おきに燃料補給する必要があるが原子は長期間無補給で航行できる
中国が空母に原子力を採用するならそれは本国から遠く離れた海域での作戦行動を想定しているってことだよな
実際はクルーを休ませないといけないし燃料以外の補給があるので、どちらかというと最大のメリットはそこじゃない気が。
燃料を気にしなくてよいということは、燃費が悪くなるエンジンの使い方をすること=全速航行を気にしなくてよいということです。
原子力空母は全速航行で移動できる航続距離がとても長く短時間で長距離を移動できるのですね。
今のまでの中国には原子力空母は不要でした。
しかし、これから原子力空母の配備を開始するということは、これからの中国は地球の裏側まで迅速に兵力を展開したいと考えている、と読めるのですね。
ポストアメリカを目指しているのですから当然です。軍事力で日本を屈服させてアジアの覇権を握り、インド洋へ進出しインドを封じ込めてシーレーンを支配します。中東やアフリカへのプレゼンスを確固たるものにして、可能なら大西洋や太平洋への覇権拡大にも着手します。それには当然原子力空母を中心とした空母打撃軍が必須になるでしょう。
中国空母の甲板塗装すき
甲板に限らず中国艦って独特の色合いだよね
耐熱耐久素材の成分の違いなんだろうけど、
あの色自体にも視認性とか意味があるのなら興味深い
中央線が黄色で区分帯が赤なカラーみると香港の横断歩道かと思ってしまう(中国本土は日本と同じで白)
昔の軍艦って、明るい平時色と灰色の戦時色を塗り分けしてたじゃないですか。
いつのまにか常在戦場の戦時色が主流になってるけど、チャイナは平時の見せびらかしに重きを置いてる感じがあるから、戦時になると暗く塗り替えるのかも知れない
いずもとかがが空母化と喜んでいるのがバカみたいだな
2隻が軽空母化した頃には
中国は練習空母1隻、正規空母4隻・建造中2隻となり、
35年ごろには練習空母が退役し、正規空母が6隻体制となるみたいだ
ちゃんといずも型の構造確認してる人なら改造しても練習用空母の域は出ないなってわかるはずなんだけどあの広い甲板見ると勘違いしちゃうのかな
どちらがバカかな?
日本は遠征用の空母は必要ない。だから、多目的艦なんだ。維持費もかかるし。
しかも、世界の警察をやってたアメリカみたいに空母増やしてどうするんだ。
あのずっと成長していたアメリカさえ、軍事費で赤字だらけだったのに、これから少子化で伸びない中国が金食い虫の空母増やして、自分の首を絞めてるだけだな。
もっとも中国の言うA2D2で自身の空母が大半沈められることを考慮してなら、アリかもしれんけど。
何この兵器を直接比べて優劣競う韓国人みたいな愚考。
建造中止されていた004号艦は予定通り原子力採用の可能性が高いか。予想通りですな。
アメリカは空母不要論が吹き荒れててアメリカ級にダウンサイジングなんて話もあるのに中国側に適用されてないのはなぜなんだろうか。
経済力(&体制)の差と、
中国はあまり先のコトまで考えてないような
米海軍みたいに満載排水量10万トン超えの正規空母を、二桁も保有する計画が無いからだと思います。
中国が保有予定の正規空母は4~6隻です(西太平洋の米軍戦力を上回ればOK)。
米海軍は全戦力を中国に指向できませんし、中国も米海軍を超えるつもりはありません。
中国軍に敵対する可能性の有る軍事組織にお願い!!
ミサイルや魚雷を当てて沈める時には原子炉付近を避けて下さい。
それ以外の艦橋や甲板・吃水線の下等はいくら当てても構いません。
宜しくお願いします。
どこに当てても、沈めちゃったら結果は同じじゃないかな
中国製だし・・・
一番ヤバいのは撃沈に至らずに漂流して放射線をまき散らす事態になることだろ。アメリカの場合ウラン235が97%ほどらしいし15%から1分で100%まで出力を上げられる構造にもなっている。素材からしてまんまガンバレル型原爆と同じなのだから危険性という点では最上級だろう。
加圧水なので冷却水漏れで一瞬で気化して上部構造を上記で吹き飛ばした後冷却水が無くなって水素爆発。炉心が見えたまま漂流というシナリオが一番あり得るのだ。
海没したら多少漏れても原子炉は海水で冷却されそうだからな……
俺は中国に対抗して空母を導入するよりも潜水艦やミサイル、無人兵器や電子戦装備に力を入れた方がいいと思うけどどうだろうかね?
俺個人の妄想だけど正直空母を導入しても戦艦大和の二の舞いになりそうで怖い。
日本の空母は中国の空母に対抗するためのものじゃないので念のため。
そもそもの比較の仕方がおかしいです。
空母も弾道ミサイルも”道具”だから、分析すべきは運用国の戦争思想や戦略思考でしょう。
米国は西太平洋・南太平洋を中国の自由にさせないシフトを日・豪と再編中だけど、
中国が空母を用いて、西太平洋、インド洋、果ては北極海へと乗り出してくるつもりなら、
それに対応するシフトが必要。クアッド体制はまさにそのための防衛シフトでしょう。
というか空母なのに今まで原子力じゃなかったんかい笑
クイーン・エリザベス級空母を馬鹿に止めなさい。
日本と違って中国には軍拡に関する制約が少ないので、日本の政治家は中国が羨ましいだろう。
日本と違って中国には平和憲法もなければ外国の知的財産無断使用を自粛する義務もない。国民生活の向上や社会保障に国家予算を使わず、その分を軍備拡張と不要不急の宇宙開発に使える。中国の民衆が不満を唱えたら警察の暴力で弾圧することが認められている。
まさに、権力者=共産党政府にとって都合のいい社会になっているのだ。その代償として中国の民衆は貧しく不自由な生活を強いられている。
100年前ならともかく21世紀の現代に、こんな政権が長続きするだろうか?