欧州関連

NATOに近づくフィンランドとスウェーデン、出ていくかもしれないフランス

あれほどウクライナが望んだNATOにフィンランドとスウェーデンは加盟する可能性が高く、フランスはルペン氏が大統領選挙に勝利するとNATOから出ていく可能性が高い。

参考:Finland to decide whether to join Nato ‘within weeks’
参考:Le Pen wants France out of NATO integrated command, backs NATO-Russia links

もしルペン氏が大統領選挙に勝利してNATOから出ていけばウクライナの国民は複雑な気分になるだろう

ロシアによるウクライナ侵攻を受けてフィンランドのサンナ・マリン首相は先週末「NATOに対する考え方を見直す時期が来た。ロシアは我々が考えるような隣人ではない。NATO加盟問題は慎重な議論を必要とするがフィンランドを取り巻く状況は非常に厳しいため、このプロセスに必要上の時間をかけることはない」と発言していたが、スウェーデンとの首脳会談を終えたマリン首相は「数週間以内にNATOに加盟申請を提出するかどうかを決める」と述べて注目を集めている。

出典:Laura Kotila / CC BY 4.0 サンナ・マリン首相

さらにマリン首相は「スウェーデンと同時にNATOへ加盟することは理にかなっている。しかし決めるのはスウェーデンだ」とも述べており、NATO加盟国は「30」から「32」へ増えるのかもしれないが、仏大統領選挙でマクロン大統領と接戦を演じているルペン氏は13日の演説で「自分が大統領になればNATOの指揮下から離脱する」と再度強調しているので、もしかするとNATO加盟国は「32」ではなく「31」になるかもしれない。

ルペン氏は「ウクライナとロシアの戦争が平和的に終結したらロシアとNATOの関係改善に動く、これはフランスを含む欧州全体の利益であり、米国も露中関係が緊密になるのを見たくないはずだ」と主張、さらに「自分が大統領になればNATOの指揮下から離脱する。フランス軍をNATO司令部の下には置かない。我々は米国主導のNATOに服従はしない」と付け加えて物議を醸している。

出典:Global Panorama / CC BY-SA 2.0 ルペン氏

つまり1966年と同じようにルペン氏は「NATO(北大西洋条約機構)から離脱するが北大西洋条約からは離脱しない」と言っているのだが、これは今月24日に行われる仏大統領選挙(決選投票)でマクロン大統領を破った時の場合にのみ発生する事態だ。

しかしマクロン大統領はロシアのウクライナ侵攻を対話で防げると主張して失敗したためルペン氏が支持を伸ばしており、本当にどちらが勝利するのか全く予想がつかない。

もしルペン氏が大統領選挙に勝利してNATOから出ていけばウクライナの国民は複雑な気分になるだろう。

追記:フランスが次期原子力空母(PA-NG)の新しい動画を公開した。

関連記事:フィンランドが6月にNATO加盟申請を提出? スウェーデンもこれに続く?

 

※アイキャッチ画像の出典:Public Domain NATO

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コメント

    •   
    • 2022年 4月 14日

    フランス安定のクソムーブ
    中露親密は見たくないだろう、といいつつ自分は中国に接近するんだろ
    いっそ制裁してしまえ

    79
      • けい2020
      • 2022年 4月 14日

      EUはフランスの原発の電気に依存してるので、フランス次第でフランスに制裁されるのがEU各国
      フランスが原発の電気を売らないだけで、夜は電気無しで暮らすハメ国が出てくる

      16
    • ミリオタの猫
    • 2022年 4月 14日

    ルペンは勝ったら「ウクライナとロシアの戦争が平和的に終結したらロシアとNATOの関係改善に動く」と言ってるけど、そもそもウクライナとロシアの戦争はこれからが本番だと言うのに気が早過ぎる発言だから草。
    それに戦争が終わってからロシアとNATOの関係改善に動こうにも、この調子だと双方からシカトされてフランスが「欧州の北朝鮮」になるオチに1フラン賭けても良い(えっ?フランはもう使ってない?別に良いのよ)。

    45
      • 匿名
      • 2022年 4月 14日

      他のコメントにもあるけれど、フランスが多数の原発を抱えて「発電大国」となっている以上爪弾きにはされないでしょう
      戦後ロシアからうまい汁を吸えるのは中国とフランスになりそうですね

      5
        • ミリオタの猫
        • 2022年 4月 14日

        それ以前に、フランスはドイツ等の欧州諸国と同様天然ガスをロシアに握られているのですが(苦笑)。

        3
    • うし
    • 2022年 4月 14日

    マリン首相「ロシア兵よ、武器を置いて投降すればフィンランドの市民権を与えます」
    ロシア兵「老後は心配なくなった、急げ!」

    26
    • だいぶ溜まってんじゃん
    • 2022年 4月 14日

    得票率20%で三位落選したメランションが「ル・ペンには投票するな」って支持者に呼び掛けてるから大丈夫でしょ(ル・ペンとメランションの政策方針が似てるからル・ペンに票が多少は流れるだろうけど)

    あと世論調査で66%が大統領が変わることを望んでいるという結果が出てたけど、メランション支持者がどっちにいくかですね、

    EUから抜けるのは別に構わないけどNATO離脱はいかんでしょル・ペンさん、今時ド・ゴール主義は流行りませんよ

    トランプアメリカといいフランスといいハンガリーといい最近自国firstの潮流ができてますよね

    29
      • STIH
      • 2022年 4月 14日

      >最近自国firstの潮流ができてますよね
      そりゃあ国際協調とやらで自分たちの暮らしが良くならないのだもの。国際協調とはいうけど、自分たちは恵まれているから我慢しろ、といってるのと対して変わらない。そんなリベラルの自己満足に付き合ってられっかという話です。非正規雇用が増えて給料があがらないのに物価上昇が進む、っていうのは非正規雇用か移民かってだけで日本だけの話じゃない。
      自国firstと貧富の格差問題は厳密にはイコールではないけど、現状の政府が貧富の格差問題に有効な政策を打てて無いのに、ほかの国のための税金が使われる(ように見える)のは腹が立つ、という気持ちは理解できます。
      まあルペン氏がここでロシアと関係改善に動くと言い出すのは、逆張りすぎやしないかとも思いますが。

      24
      • Joe
      • 2022年 4月 14日

      メランション支持者が反マクロンよりも反ルペンを優先してくれることを祈るしかない
      フランス国民の賢明な判断を期待する

      8
    • ミリ猫
    • 2022年 4月 14日

    フランスがNATOを抜けたら欧州本土メンバーで
    核兵器を保有してる国がなくなっちゃうんですけどね。
    イギリスの核の傘があるから大丈夫?

    10
      • 伝説のハムスター☆☆☆
      • 2022年 4月 14日

      自国の都合で抜けたり入ったりを繰り返す国の核なんて元々当てにされてませんよ

      NATOの切り札は常にアメリカの核です

      25
        • Rex
        • 2022年 4月 14日

        それが問題とも言える。
        常にアメリカが主導で色々仕切ってきたから、ロシアも中国もウクライナはNATOの手先って言ってるし、ならいっそEU軍にしてアメリカと切り離すってのも相手の侵攻理由を減らせる。

        まぁ、フランスが抜けないのが条件だけど。

        1
          • 無無
          • 2022年 4月 14日

          いささかロシア目線だけど、その意味でやはりNATOはアメリカがロシアを威圧するための組織なんですよ、
          もともとイギリス、ドイツ、フランスは欧州の大国としてマウントを奪い合う関係、それをひとまとめに出来たのはアメリカという離れた核大国あってのこと。
          ロシアからすると欧州は競いあって分断されていれば自国の影響を利かせられる、
          やはりウクライナ戦争の本質は、アメリカとロシアの世界的な競合の一角かと

          10
    • スポンサー・ドリンク
    • 2022年 4月 14日

    ルペン氏の発言をフランス国民がどう感じているのか気になります。
    マクロン大統領の言動も良く分かりません。
    フランス自体がロシア寄りとは聞いていましたが。

    5
      • イーサン・ハント
      • 2022年 4月 14日

      フランスは1966年にド・ゴール政権が軍事同盟から離脱(政治同盟は維持)して、2009年にサルコジ政権が軍事同盟に復帰したけど、フランス国内のNATO軍基地はド・ゴール時代に撤去されてるし、また離脱しても実際には大した影響はないと思ってるかもしれませんね

      日本でも自民党の西田昌司氏が「大日本帝国が自衛のための戦争をしたようにロシアも自衛のための戦争をしている」みたいな発言をして物議を醸していますが、ルペン氏も根っこにあるのが対米従属からの脱却ですから、ロシア(というかプーチン)に親近感を持っているんでしょうね
      今のフランス国民がルペン氏の世界観を受け入れて彼女を大統領にするとは想像できませんが

      7
        • 下僕
        • 2022年 4月 14日

        フランスがロシアに親近感というよりフランス人は何者とも同盟したくないし命令されたくないんですよ。フランスは世界の中心という中華思想持ってますからね。

        18
        • Help
        • 2022年 4月 14日

        >自民党の西田昌司
        騒がれてないけどこいつの発言もロシア側の心情に立つわ過去の侵略戦争を自衛と言い換えるわ大概やばいな
        一昔前のネトウヨかよ

        18
      • zerotester
      • 2022年 4月 14日

      ルペン氏はもともとプーチン大好きな人なので、プーチンと一緒に沈むかと思いきやロシア制裁の影響で生活が苦しくなったことはマクロン氏に不利に働くのでどっちもどっちということなのでしょうね。ルペン氏はロシアの銀行から融資を受けているとマクロン氏は攻撃していますが。

      最初の投票で極右政党はいいセン行くが、決選投票になると完敗するのが普通なので今回もそうなると思えますが、ポピュリスト政治家がしれっと勝つことも最近はあるので安心はできないのかもしれません。

      6
    • だいぶ溜まってんじゃん
    • 2022年 4月 14日

    国民がル・ペンを支持しているのはロシア寄りだからではなく、ル・ペンの公約する経済政策に建て直しに期待しているからです。

    マクロン政権期の失業対策の効果は芳しくなく、今回のウクライナ戦争でロシアにガスの大部分を依存するフランスは燃料価格の暴騰に喘いでいます、
    ル・ペンの政策はイギリスのEU離脱と同様にシェゲン協定を破棄することで国境を管理する力を取り戻し、輸入品に完全をかけることで自国の産業を守ってほしいという国民の声があるからです。
    また、国境管理の公約は同時に移民規制も可能になり、移民排斥を求める多くの国民の支持を集めています

    7
      • 伝説のハムスター☆☆☆
      • 2022年 4月 14日

      フランス抜けたら名実共にドイツ第四帝国になっちゃうよ~汗

      5
    • だいぶ溜まってんじゃん
    • 2022年 4月 14日

    ル・ペン支持は国民がロシア寄りだからではなく、単にル・ペンの掲げるEU離脱に期待しているからです。

    EU離脱によってフランスはシェゲン協定を破棄し、モノ・人の国境の出入りを管理する力を取り戻したいのです

    モノは、国境で輸入品に関税を掛け、国内産業の保護を行い
    人は 、移民の自由な流入に歯止めを掛けます。

    このル・ペンの政策が支持されるのはEU産の安い国外品に苦しむフランス国内の企業やアジア系や特にイスラム系などの移民規制・排斥を望む国民が少なからずいる為です。

    また、マクロン政権の失業対策が十分な成果を上げられなかったことで国民の不満が溜まったことも背景にあります

    ウクライナ戦争により国内のガス需要の大部分をロシアからの輸入に依存しているフランスは燃料価格の暴騰に苦しんでいます。

    ル・ペンはロシアガスのルーブル払いに応じる方針ですので、これも国民からは歓迎されています

    8
    • 無印
    • 2022年 4月 14日

    16年後に就役する空母のイメージ動画を今出しても、16年の間にPANGが破棄される可能性もあるのに気が早いのか…
    中国はPANGよりでかい空母を10年の内に2隻以上建造する気でいるんだよなぁ、頭クラクラしてくる

    • 伝説のハムスター☆☆☆
    • 2022年 4月 14日

    流石フランス

    東欧諸国はフランス、ドイツが役に立たず不安なのでアメリカに接近し兵器を購入する→フランス激怒→欧州の自立が~って叫ぶ、いつものムーヴが起きる見慣れた光景ですね

    すぐ敵と交渉し妥協する味方なんて信用ならないし影響力が逆に失われるってのがわからないですかね?

    どんだけ傲慢なんだ?フランスは?

    37
    • さめ
    • 2022年 4月 14日

    まあいずれはそういう声が大きくなるだろうとは思ってたけどこのタイミングか、という所感やな
    NATOへの加盟、スウェーデンやフィンランドにとっては自国の安保にダイレクトに関わることだけど、フランスにとっては正直なところ得られる利益よりも負担する義務のほうが大きいのだろう 
    仮にフランスがNATO脱退したとして、NATO加盟国飛び越えてフランスをピンポイントで攻撃する国はこの世に存在しないしな

    10
    • 無無
    • 2022年 4月 14日

    こうやって欧州かバラバラになれば、それこそプーチンの作戦勝ちなんだけど、
    ポピュリスト政治家は目先の利益のために長期的には国を傾かせる、でひとくくりにできるよ

    10
    • zerotester
    • 2022年 4月 14日

    ロシア軍がフィンランド国境に移動したそうですが、ウクライナと戦争をしながらフィンランドに侵攻するのは無理だからただのポーズでしょう。だからフィンランドとしては今のうちと急いでいるのでしょう。逆にロシアとしては戦争を早く終えたい理由の一つになるでしょう。
    ロシアの周囲がNATO加盟国だらけになるとロシアの出口が減るわけで、日本としては危険性が上がるのではというのが気がかりです。

    3
      • 無無
      • 2022年 4月 14日

      ロシアから見れば、東側にはアメリカと軍事同盟を結んでいる日韓という小さからぬ壁がある、そしてようやく19世紀に遅れて極東に入ってきたロシアには日韓にどうこう言えるような根拠がない、あるように言い張っても笑われるだけ、北海道領有権のように。逆に、ロシアにもアイヌがいるならば樺太と沿海州は日本領とこちらから開き直っていいいくらい
      今後のロシアは鉄のカーテンを復活させた引きこもり大国として現状維持を最優先さぜるをえないと思うよ、
      これから極東での脅威はやはり中国

      10
        • zerotester
        • 2022年 4月 14日

        ウクライナはロシアの一部という言い分にも根拠はないので歴史的経緯はあまり関係ない気もします。国内向けの口実はなにか必要ですが、偽旗作戦ででっち上げられるだろうし、開戦理由はなんとでもなる気はしますね。日本と戦って勝てるかは別として。

        3
    • K(大文字)
    • 2022年 4月 14日

    >米国も露中関係が緊密になるのを見たくないはずだ

    まさにこの理屈が怪物ロシアを育てたんだけどな。
    “強大なロシア”イメージがあった開戦前ならまだしも、今現在も考えを変えないのは、どうなんだろうか。
    こんな言い方はなんだけど、弱った怪物は今のうちに殺しとくに限る。
    アレな行動原理が治らないまま数十年後も暴れ回るロシアなんか、それこそ見たくないよ。

    20
      • 無無
      • 2022年 4月 14日

      さいきん映画にもあったが、殺した怪獣の後始末を誰がやるのさ、
      生きていれば飼い殺しも出来るが、倒してしまうと逆に後々面倒が増える畏れが高い
      中国が漁夫の利を得て日本だけが損をしかねないぞ

      6
        • 伝説のハムスター☆☆☆
        • 2022年 4月 14日

        ロシアが一番心配してるのは中国が経済力を通じて極東ロシア方面を削りとる事
        ロシアが弱くなって中国が極東アジアに進出すればバランスを取るために日本にすり寄ってくるからガンガン痛めつけるべき

        7
          • G
          • 2022年 4月 15日

          >バランスを取るために日本にすり寄ってくる

          この見解はいささか楽観がすぎるかと思われます
          ロシアからすれば長年敵対してきたアメリカの下の付属国であり、見下してきた日本にすり寄る(アメリカの下の下になる)ことを良しとするような風潮が形成されるとは考えにくいですし、そもそもそうなるような国ならソ連崩壊による国力低下時にすでにアメリカにすり寄っているかと

        • STIH
        • 2022年 4月 14日

        >生きていれば飼い殺しも出来るが、倒してしまうと逆に後々面倒が増える畏れが高い
        >中国が漁夫の利を得て日本だけが損をしかねないぞ
        80年から90年前に似たような決断をして、今その代償の精算を始めた国がございまして。
        大抵の問題には完璧な解決策なんて普通はないんですから、今この瞬間、最良だと”思う”選択をするしかないわけです。
        飼い殺し案も打倒案も、中国は一定の利益と不利益を受ける以上、中国だけに不利益を押し付けることもまた不可能。そこはどこかで妥協するしかないと思います。

        16
        • K(大文字)
        • 2022年 4月 14日

        ファジーな言葉遣いをしたのは私からなんだけど、“怪物を殺す”、“怪物を飼い殺す”が何を示しているのかをはっきりさせないといかんね。
        私が言う“怪物殺し”は、プーチンの退陣とロシア軍の大幅な軍縮かな。有り体に言って大日本帝国の後始末に倣う感じ。
        少なくとも「戦争犯罪」「ジェノサイド」の単語が飛び交い始めた時点でプーチンの退陣は西側では既定路線だから、彼を放免したままの“飼い殺し”はあり得ないと思う。
        まあ、ロシアのレジームチェンジと軍縮の引き換えには現代版のマーシャルプランを差し出すしかないんだろうね。日本を含めた西側が。

        2
    • AAA
    • 2022年 4月 14日

    ウクライナ国民に対する虐殺が明るみになった上で親露路線取るのは頭ヤバすぎでしょ
    フランスもマクロン以外の大統領候補が全員親露とか言う国なのでロシアの政治工作力も侮れんものがあるわね

    9
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