英空軍は17日、空軍の公式ホームページ上に好みの角度から第6世代戦闘機「テンペスト」を眺めることが出来る3Dモデルを公開した。
参考:Royal Air Force TEAM TEMPEST
第6世代戦闘機「テンペスト」を好きな角度から眺めることが出来る3Dモデルを英空軍が公開
英国が開発を主導している第6世代戦闘機「テンペスト」プログラムにはイタリアとスウェーデンが開発に参加しており、防衛省が発表した日本の次期戦闘機「仮称F-3(2035年配備予定)」と同じタイムスケジュールで開発が進められているのだが、英空軍は公式ホームページ上に第6世代戦闘機「テンペスト」の3Dモデルをアップして注目を集めている。
公開されたテンペストの3Dモデルは任意に角度を変更出来るため、様々な角度からテンペストの機体を眺める事が可能だ。
独特なエアインテークと主翼の形状がよく分かる。
エンジンノズル周りのレイアウト、後方の突き出た3つの張り出し部分にはレーダーや電子妨害機器が収められるのだろうか?
テンペストが機体下から眺めたカット、ウェポンベイらしき扉が胴体中央に見える。
テンペストの売りの一つである拡張現実技術を使用したウェアラブルコックピットの様子、もはやゲーム画面に近い
実際のサイトでは画面に映る各ポインターにマウスを合わせると各機能の説明が出るのだが、大したことは書いていなので依然としてテンペストの性能や採用される新しいテクノロジーは謎に包まれている。
過去に英メディアが報じた内容をまとめるとテンペストはマッハ5.0で飛行可能で4,000マイル(6,400km)以上の航続距離を持ち、ヘルメットに装着されたヘッド・マウント・ディスプレイに投影される拡張現実技術で機体を制御可能(特殊なグローブを装着して操作することで触感をフィールドバックするためパイロットは操作感覚を失わずに済む)で、この戦闘機は1億ポンド(約140億円)で調達できるらしいのだが、飽くまで英メディアの推測なので参考程度の情報だ。
ただ英空軍は第6世代戦闘機「テンペスト」の3Dモデルと同時に無人戦闘機「LANCA」の3Dモデルも公開している。
この無人戦闘機「LANCA」はテンペストよりも先行する形で開発が進められており、英空軍のタイフーンやF-35などの有人戦闘機のロイヤル・ウィングマン(Loyal Wingman:忠実な僚機)として機能し、第6世代戦闘機「テンペスト」にも採用される予定だ。
機体のレイアウトは米空軍が開発しているステルス無人戦闘機「XQ-58Aヴァルキリー」に似ており、LANCAの調達価格は有人機の1/10(約10億円前後?)を予定している。
もし第6世代戦闘機「テンペスト」に興味がある方は是非、英空軍のサイトにアクセスして存分にテンペストをぐりぐり回して眺めて欲しいが、性能や技術的なことに関しては本当に大したことを書いていなので過度な期待は厳禁だ。
しかし管理人的には、テンペストと同じタイムスケジュールで開発が進められている日本の次期戦闘機「仮称F-3」は3Dモデルの1枚絵しか公表されていないので少し羨ましく感じてしまう。
※アイキャッチ画像の出典:英国防省
エスコンに出てたF/B-22に少し似てるな
カナードが無いCFA-44にも見える
FB-22とか懐かしすぎる。 実際にゃペーパープランで終わったものだっけ。
F-3のイメージ図ですがほぼ同じ角度から見たイラストですが新たに発表されてますよ。
リンク
この新たなイメージ図でノズル式の推力偏向装置ではなくF-22と似たパドル式の推力偏向装置になってるのが分かります。
F-22に似てますかね?
単にノズル先端が斜めにカットされてるってだけで、エンジンナセルの曲面がそのまま連続していて、
F-22の平面的で見るからに上下に偏向するパドルとはあまり似てない様な。
それに2枚のイメージ図でも分かる通りV尾翼がかなり水平寄り=ヨー軸の安定性&操舵力が不足してる訳だから水平方向に偏向しないはずがないと思うんですけど、どうなんでしょう。
F-3ですが2枚目のイメージ図が最近出てますよ。
ほぼ同じアングルのイメージ図ですが最初に発表された物では分かりにくかった推力偏向装置がF-22と同じパドル式の様だというのがわかるイラストになってます。
X-31のようなパドルノズルではレーダー反射断面積が大きいのでF-22と同じようにした
X-2の3枚パドルは元々あくまで推力偏向を用いた飛行制御技術の研究・実証用でしょ。
F-3で検討してたのはSU-27Mとかと同じウニョウニョ動くノズルタイプ。
リンク
エンジン付で今年ノズル式の技術実証試験をすると言ってた気がするけど
結局は実証機と同じパドル式にしたんですね
少なくとも製造コスパはノズル式より良さそう
見てきたけどテンペストの機体サイズちょっとデカくね…?
比較対象のミサイルと並べてみても相当デカいしこれF-3よりも大型化するんじゃ…
サーブ35ドラケンに似ている。
デルタ翼
アブロ バルカン 系統?
面白くはあるけど試作も出来ないうちにほいほい公開するもんなのかね
情報を出す利益がないような気もするが・・・
試作も出来ていないからこそ、計画に参入・出資する国を集う為に、こういう情報を流しているんでしょう
逆に本邦の次期戦闘機は、運用するのも空自のみで出資するのも本邦のみなので、政治決定が出て予算が付くなら余計な情報を出す必要も無いと
まあ、若いミリオタは兎も角、年期の入ったミリオタは実戦配備や初飛行を見るのが厳しくて焦っているでしょうが
DSIを使っている為
最大速度F-35と同じ位だな
テンペスト思いっきりインテークの内側にダイバータ付いてるのにDSIって何言ってるの?
DSIがなんなのかすら分かってないんじゃないのか?
(テンペストの話とは別として)「DSI使ってるから最高速同じ位」も雑過ぎる暴論ですしね。
テンペストって、マッハ5構想なのか 断熱圧縮の熱の壁をどうするんだろうか。
あとは開発費用が続くかどうかですね
SR-71の話を聞くと(地上では燃料ボタボタ、機体のモジュール間の隙間はガバガバ=熱膨張対策)ねえ、現実味が皆無ですね。
SR-71はマッハ3 ぐらい
「飽くまで英メディアの推測なので参考程度の情報だ。」
とのこと。
手堅いデザインだな、エアインテークがF-22のようにダイバーターではなくF-35の外部に張り出した先端部分で衝撃波を発生させ、ついでに斜め前方のRCSを減らす。
エンジンの間隔を広く取って間をウエポンベイにする、空気抵抗が増えるがたぶんF-3もそうするだろう、
F-3のイラストでは主翼が二段後退角だがテンペストは後縁が二段になっている、ステルス的にはどっちがいいのかな。
このままだとF-3とはかなり違った造形になりそう、似たようなデザインではつまらんから。
F-3は普通だとウェポンベイにする部分が絞られてしまってますけど、あれは下から見たらどうなってるのでしょうね。
LANCAとバルキリーか…。
いや、何でもないです。
Fですね、わかります
日本としては無人随伴機のシリーズ名を「ゴースト」にするべきか、とも思いますが
年代によっては印象悪い人も多そうなので難しいとこですね。
では陸上イージスをファランクスに・・・
ファーンじゃダメですか?
親機はテンペストと同じくする必要は無いが
子機はF-3と一緒に運用できるようにLANCAの共同開発できないもんかな?
これならアメリカの横槍は入らないだろうし、などと思うがどうだろう?
デザインにF-3との類似性を指摘する声が多いですが、むしろ現在運用中の4世代機からの流れを汲んでいるように見えますね。
翼形状から、F-3はF-15からの影響が、テンペストはタイフーンからの影響が色濃いです。
結局F-3は米国主導か言いなりになるんだろうね
何せ自主開発って文言、自然に消えちまったし
お前には何が見えてるんだ。
むしろ「我が国主導」から「不可能な部分以外は基本国内開発」にシフトした感さえあるのに。
リンク
後退では?
いやほんとに。
日本の担当部分が多すぎて逆に心配になる程ですよ。
期待半分、不安半分。
純国産派は無邪気に喜んだり下手すりゃこれでもまだ不満なんでしょうけどね。
リンクまあこれ見る限り国産開発「可能」ではあっても「コスト削減や技術的信頼性向上のために国際協力を得る」事は想定されてる様ですので、抱え込み過ぎてパンクする心配はしなくていいのかも。
不可能な部分って射出座席とかだもんなあ
おもしれえサイトだな
防衛省も3次元モデル公開はよう
日本はF-3の随伴無人機はどうするつもりなんだろうな
日本製のミサイルに対応させる必要あるからアメリカからそのまま買うわけにもいかないだろうし
我が国のNGFだが、2機のエンジン距離を離して、その間にAAMなりASMなりを格納するようにならんもんかな。
エンジン1機が壊れた時の姿勢制御が楽とかですぐ傍に配置する戦闘機ばっかだが、距離を離せば、垂直尾翼がなくてもヨー軸の機動とか凄くなりそうなんだが。
拡張現実、マッハ5、価格140億円…ほんとかなぁ
戦闘機製造実績あるにしても先進技術詰め込み過ぎてて実現性が激しく疑問。成功して欲しいけど、うーん。