ドイツのピストリウス国防相は23日「ウクライナへのレオパルト2提供の決定は連邦首相府で行われる」と述べ、ベアボック外相の「未承認移転」を容認する発言を否定した格好だ。
参考:Auch Pistorius wartet auf den Kanzler
ここまでくると政治的責任を押し付けられるドイツがかわいそうに思えてくる
ポーランドは正式に「保有するレオパルト2をウクライナに移転したい」とドイツに要請していると推定(英国のウォレス国防相が遠回し示唆)されているが、RMF-FMの番組に出演したポーランドのパヴェル・ヤブロンスキー外務次官は「もしドイツがレオパルト2の移転に強く抵抗するようなら非正規なアプローチを採用する用意があると思う」と述べたため、最終使用者の変更に関する承認手続きを無視して「戦車提供に踏み切る用意がある」とロイターが報じていた。
L’Allemagne franchit un seuil inédit sur @LCI par la voix de la ministre A.Baerbock. Elle «ne s’opposerait pas» si la Pologne envoie les Léopards.
-J’ai bien entendu, vous avez dit, si les Polonais l’envoient, vous ne vous y opposeriez pas?
-A.Baerbock: Vous m’avez bien compris. pic.twitter.com/HGykBGhocL— Darius Rochebin (@DariusRochebin) January 22, 2023
仏メディア(LCI)の取材に応じたドイツのベアボック外相は「もしポーランドが承認なしにレオパルト2を送ったらどうなるのか?」という問いについて「我々は邪魔しないだろう。この戦車がどれだけ重要かを知っており、だからこそ我々は同問題をパートナーと協議している」と述べたが、ドイツのピストリウス国防相は23日「ウクライナへのレオパルト2提供の決定は連邦首相府で行われる」と述べて、外相の「未承認移転」を容認する発言を否定した格好だ。
ピストリウス国防相は「この問題は戦車を提供するかしないかというだけでなく、行動しないことが引き起こす結果と行動したことが引き起こす結果も検討することが重要で、勢いに任せて考えなしに決定を下さないことがドイツを含む欧州の利益になる。先週のラムシュタイン会議でも戦車提供で参加国の意見が一致した訳では訳ではなく、まだ国内の調整が終わっていないとはっきり言う国もあった」と指摘。

出典:U.S. Secretary of Defense/CC BY 2.0
さらに「ドイツはウクライナに33億ユーロもの武器や装備を提供しており、これ以上のことをしている国は米国と英国だけだ。我々はこの事実を隠す必要もないし、こんな責任のなすり合いは何の役にもたたない」と戦車提供をドイツが止めているという批判に反論した。
ドイツのウクライナ支援は「国際社会(NATO加盟国を含む)と歩調を合わせる」というのが大前提で、ピストリウス国防相の主張を信じるなら「ウクライナ支援を議論するラムシュタイン会議の参加国の中に『戦車提供』を拒む国がいるため連邦首相府はレオパルト2提供に踏み切れない」という話になり、つまり合意形成を無視してレオパルト2提供に踏み切り「戦いのエスカーレションを招いて欧州全体に取り返しのつかない影響が出た時の政治的責任がとれない」という意味だろう。

出典:Photo by Spc. Joshua Bolding
だからこそ榴弾砲、多連装ロケットシステム、防空システム、歩兵戦闘車の提供で常に歩調を合わせてきた米国(エイブラムス)との同時提供をショルツ首相は望んでいるのが、米国は「エイブラムス提供を条件にするのではなくドイツ自身が主体的に決定すべきだ(ドイツに戦車提供を強要するつもりはないとも述べている)」と回答、米国も主体的に検討した結果「エイブラムスは提供しない」という立場を堅持、ドイツの決断を後押しするため英国(チャレンジャー2提供)とフランス(ルクレール提供の検討)が政治的責任の分散を図っているのだ。
あとはショルツ首相が主体的に「(戦車提供を拒む国の意見を無視できないという)原理原則」と「ウクライナの状況」を天秤にかけて判断するだけなのだが、レオパルト2提供に踏み切ればチャレンジャー2やルクレールよりも提供数が多くなるため「影響が出た際の政治的責任の割合」はドイツの肩にのしかかってくる。

出典:Kremlin.ru / CC BY 4.0
恐らくラムシュタイン会議で戦車提供の合意形成を阻止しているのは、EUのウクライナ向け軍事援助を度々阻止しているハンガリー、政治的にウクライナとロシアの停戦を試みるトルコ、ロシアとの関係悪化を危惧するイスラエル辺りだと予想されるが、ここまでくると政治的責任を押し付けられるドイツがかわいそうに思えてくる。
関連記事:疑惑のハンガリー、ロシアのウクライナ侵攻に協力で旧領復活を期待?
関連記事:ハンガリーが方針転換、自国領を通過するウクライナへの武器輸送を容認
関連記事:ウクライナへの戦車提供問題が最終局面、米国が出せばドイツも出す
関連記事:独外相はレオパルト2の未承認移転を容認、仏大統領はルクレール提供を検討
※アイキャッチ画像の出典:Krauss-Maffei Wegmann GmbH&Co.KG
やっぱドイツって○だわ
別で書いた通り、米国は大統領に包括的な権限があり、米国憲法は大統領を信用している
だがドイツ基本法(憲法)は首相や大統領を信用していない
連邦憲法裁判所に最大の権限がある
時の首相が「ロシアを支援するぞ!」「ロシアと協力してウクライナを分割するぞ!」なんて言い出してもドイツ基本法が許さない
だが逆に言えば時の首相の判断で非NATOのウクライナを支援する事もできないのだ
第三国の保護のための行動は、基本法87条で禁じられている
他国の支援については、同盟事態として「NATOのための集団的自衛」のみ許される
それはドイツが敗戦国だからなのだ
ポーランド「しまったー、うっかりウクライナ国境に並べておいたレオパルト2が盗まれてしまったー(棒)」
ドイツ「盗まれたならしかたないねー(棒)」
これでヨシ!
某戦車道アニメならC-5ギャラクシーで空輸した後に紛失届提出
重要なテーマで外相と国防相の意思統一が出来ていないのは、
ドイツの国家としての信用を落とすことになる
それは一方的な見方で、逆にドイツからすれば未承認移転を口にするポーランド政府や、遠回しな言い方をするイギリスのウォレス国防相、さらに解任された駐独ウクライナ大使がすぐに復帰していたり、内務大臣が墜死したり、SBUのスペツナズアルファが要人を路上で処刑して、見せしめにするのが放置されていたウクライナ政府の方が信用と落としている、ということかもしれません。
NATOがレオパルド2戦車の未承認移転を黙認するということは、ポーランド軍が持つエイブラムス戦車を無断でウクライナ軍に供与するのも可能ということになります。
レオパルド2戦車はドイツの許可なしにウクライナ軍に供与できるが、エイブラムス戦車はアメリカの供与なしにウクライナ軍に供与できない、というような二重の基準では同盟は成立しないでしょう。
韓国政府もまたウクライナへの兵器供与を拒否しており、ポーランドが韓国製戦車を輸入したときはやはり同じような問題が起きるでしょう。
エイブラムスも無断で出せるとか、二重の基準とか言うのは外交や政治というものを理解してない考えですね。これは移転の権利を持つドイツと、レオ2を保有し移転したい(&保有してないが移転させたい)各国との政治的なパワーゲームです。
もしエイブラムスもポーランドが出したいなら、同様のパワーゲームをNATOの事実上の盟主であるアメリカ相手に仕掛けるということです。その時味方になってくれる国は遥かに少ないでしょう。エイブラムスを持ってる欧州国家も、アメリカ相手に圧力をかけようなんて考える国も殆どないからです。
これは仮に無断で供与した後の展開も含まれます。既にエイブラムスとK2で国内の戦車を置き換えるつもりのポーランドは、無断供与でドイツとの関係を損ねてアフターサービスが受けれなくなってもそれほどの痛手ではありません。しかし、アメリカを怒らせて米製兵器の将来の購入やアフターサービスを危険に晒すのは国家が受ける影響が違います。
そんなことは誰にでも明らかなので、ポーランドもエイブラムスを出したいとは言わないのです。
エイブラムス供与について圧力をかけられるほぼ唯一の存在は、アメリカ自身の連邦議員です。
外交と言うのは立場が異なれば求められる役割も異なるわけで、それぞれが自国の国益にかなった主張をするのは間違った話ではありません。
ただ、ドイツが「レオパルド2の供与を承認する代わりに、エネルギーの確保やロシアの核攻撃からの安全保障を求める」と言うのであれば、交渉材料として議論は進められるのですが、「アメリカもエイブラムスを供与してほしい」と言うのは「先陣を切って支援したとロシアに思われたくない」という実に消極的な理由が見えて、NATOの中核国としてはあまりに残念過ぎます。
ウクライナにも様々な問題があるのは確かだけど、それが問題で支援しにくいってのはドイツ周辺国の行動見てると違う気がする。東欧、北欧、英蘭とかロシアを脅威として強く認識している国は支援が大きいし、結局は対露感情と国内政治の問題でしょう。
2重の基準というかそもそもドイツが国として認めた話でもないし、仮に認めたとしてもNATO云々は関係ないと思う。各契約は各国の国内法によるものだし、トルコみたいな問題児を抱えてることの方が大きな問題では?
K2の導入が進む上での懸念は最もで、それだけでなく次期欧州戦車なんかもどうなるんでしょうね。130mm砲なんて備蓄している既存兵器との互換性すらないですし。
結局のところドイツだけが、リスク回避に専念しているように見えてしまうのがまずい訳で…
イギリスやフランスポーランドがリスクを背負ってまで提供するのに、
EUの盟主であるドイツだけが、その足並み乱す振舞をしているのが致命的だと思われます。
ぶっちゃけ最終的には提供するんだから、グダグダやってドイツの信用を落とすのならさっさと決断した方がいい。
なんちゃらの腐ったような奴状態ですよ、今のドイツ外交。
ドイツ政府は連立政権であり各与党から選出された国務大臣も独立した発言力があるイメージがあります。最大与党のSPD以外は元から戦車提供に積極的なので外相の発言と首相や国防相の姿勢の矛盾は折り込みでしょう。
元々、SPD、緑の党、自由民主党の3党連立政権は、その基本方針から相容れない要素が多く、メルケル引退後のドイツの政局はいずれ行き詰まると言われてきました。ウクライナ支援に関しても各党ごとに温度差があり、なおかつ、ドイツの世論もロシアに融和的なAFDを含めて、支持層がバラバラで、どこも主導権を取れない状況にあります。
戦車供与問題はドイツの世論が分散している現状が顕著に現れた例で、決断力と指導力の欠けるショルツ首相では、このままズルズルと決定を先送りにして、最後には押し切られる未来しかないように思えます。
>「戦いのエスカーレションを招いて欧州全体に取り返しのつかない影響が出た時の政治的責任がとれない」
言いたいことはわかるけれども、最新自走砲や歩兵戦闘車やアメリカの出資でアップグレードされたT-72やPT-91(製造含めて西側戦車なのでは?)はよいというのはどういうロジックなの?🤔
貧乏くじ感あるよね ドイツくん
ノルドストリーム2を稼働させずにロシアの収入源を潰し
パトリオットやゲパルトを出して対空防御に貢献し
プーマが全滅してる中でマルダーを出し
自国の防衛よりウクライナ支援を優先してる位なのにあっちゃこっちゃから文句を言われ
責任だけは押し付けられる。。。南無三
確かにやってることだけ見れば欧州有数なんだけど、でもドイツの戦争前の行動を見ると…
戦争前の事は忘れよう
それは過去の事だし 誰もがロシアの軍事進行が本当にあるとは思ってなかったから。。。(震え声
昔の人は言いました。
「Happy is that city which in time of peace thinks of war.」
考えてなかったドイツは、そのツケを今支払っているに過ぎない
本邦もいつかそのツケを支払う日が来るんでしょうか?
払いたくないなら今行動して、今のうちに支払っておけって話ですね。
台湾有事が発生した時、日本もそうだけど、台湾にどれだけの武器を提供できるのかは絶対に問題になるし重要になる。
日本が台湾に武器を提供できるようになる環境と実績を今作って置かなければ、欧米、とくに欧州からの武器の提供は絶対にありえない。
日本がやらなければ、他の国はついてきてくれない
貧乏くじはドイツ軍の現場の人たち
現場は一生けん目頑張っているのに、上に立つ政治家が下手な動きをしてイメージを悪くしている状況
軍事力・経済力はあるのに外交が下手すぎて失点を稼ぐと言うのはドイツの伝統のようなものでしょう。
金額ベースでは圧倒的に支援していると言えるのですが、他国の支援に口出ししている(せざるを得ない)のがイメージを致命的に悪くしています。
こういう時、「ドイツは認めないけど、阻止する方法もない」と言って、シレっと提供を見逃せるような腹芸ができないのがドイツらしいとも思います。
最終的な支援の内容はともかく、その多くが「追い詰められてしぶしぶ出した」「他国邪魔してロシア有利に動いてる」ような動きをしているのが最大の問題で
ウチは実は軍がボロボロで支援量限られてるけど、せめてこれだけの装備出します!時間かかるかもだけどこういう支援計画立ててます!と主体的に率先してやってれば相当印象が違ってたはず
後は他の国に代替で装備拠出させるのももう少し上手くやってれば…
ハンガリーやトルコは一体何のためにNATOに加盟したんだか
ロシアや中国を中心とする東側諸国と対立したくない、むしろ仲良くしたいって国が加盟するものではないだろう
ドイツが敗戦国ゆえの弱腰なのはまだ分かるし
自業自得とはいえ天然ガスパイプライン止められたらやばいってのも理解できる
ハンガリーやトルコってオルバーンやエルドアンがプーチンと似た政治思想もってて
民主的に選ばれてるのであれば投票した国民を含めてプーチンに共感もってるだけだろう
そんな国が東側に対抗するために生まれた軍事同盟に加盟して何がしたいのやら
イスラエルはNATOに加盟してるわけじゃないし好きにすればいいと思うよ
NATOに加盟してるくせにってのがおかしいと思うところ
東欧の国は歴史的にロシアが大嫌いなので。
時代が変わって取引先としてのロシアとは仲良くはしたいと思うようにはなったけど、友達にはしたくないのさ。
ウクライナはNATO加盟国では無いからね
NATO加盟国が攻撃されているのに戦わないなら批判されても仕方ないけどそうでは無い以上ロシアと仲良くしようが中国と仲良くしようが各国の自由でしょう。
結局はウクライナを支援する国が反対国の意見を無視して戦車を提供するという決定を下せば良いだけの話ですし。
責任取れないなら最初から兵器なんて売らなきゃよかったんじゃないですかね
違うでしょ
ドイツに拘束されずに提供したいなら、購入時にそういう条件を付けるべきだった
第三国への提供にドイツの許可が要るという条件でレオ2を購入することを選んだのはポーランド
提供を認めろ!という主張は全くその通りだが、「最初から売るな」は理屈がおかしい
多分それ無理ぽ。
だって幾ら中古品でも、敵国が第三国経由で自国の兵器持って参戦されたら困るやんけ。
制限をつけないライセンスなんて存在するわけがないので、その反論はまったく意味がないよ
EU使って周辺国から普段はチューチューお金を吸って、盟主面して脱炭素、ポリコリ、移民受け入れ(自国の安価な労働力確保)には頼んでもないのにちゃちゃ入れてきてやれやれうるさいくせに、いざヨーロッパの危機になったら僕1EU国家だもんつらしてたらまあねえそらねえ・・・・。
EUとNATOは別の組織ですよ
> EU使って周辺国から普段はチューチューお金を吸って
EUがドイツが周辺国を経済的に搾取するための組織になっているのなら、どんどん脱退国が出るはずですが、脱退したのはイギリスだけ
それどころかウクライナを含めEU加盟希望国が列を作って待っている状態ですよ
まわりが首相を追い込んでいるようであり、いやドイツにとっては国の行く末のかかる重大事になってしまってる、まさに宰相の責務で決断すべき案件
レオパルドは今年キーワード入りか
外相と国防相で真っ向から食い違う声明が出てる中でショルツ首相は地蔵してるだけ
ドイツ完全に政治的にやばいことになってるのでは
絶対にババを引きたくない米国
そりゃ主力戦車まで横流しされたら堪んねぇもんな仕方ねぇか
エイブラハムは燃費最悪のためにドイツの戦車のほうが優れている戦車扱いされてぐらいですしね。
三時間で燃料ぎれになる局地戦用戦車投入して、燃料ぎれでロシアに奪われでもしたら大変。
制空権持ち八時間に三回燃料補給できれば、ドイツのレオポルド2など他国の戦車を圧倒する最強の攻撃力や機動力や防御力性能あるんですが、ウクライナは制空権や有り余る充分な兵站は持っていないですからね。
あるいはドイツの言い訳用に数両だけ供与するとか?
ジェット燃料で動くエイブラムスを、ウクライナの最前線で使うのは非現実的
アメリカですら、過去の戦争でエイブラムスの兵站を支えるのに四苦八苦していた
補給の問題はよく聞く話だけど、首都やリヴィウとかの防衛用ってわけにはいかないのだろうか?ポーランドやイラクだって導入してる(する)わけだし、遠くの戦場で駆け回らず、再侵攻へのけん制として北部・西部に置いとけないようなものなの?
可能性としては否定しないけれど、政治的な意味が強く、実用的かと言われると、決して実用的とはいえないでしょうね…
リビウだろうが、その守備隊に置く戦車もレオパルドの方がいいだろうし、何ならルクレールやチャレンジャーがあるので、そっちを充てる可能性も強そう。
まだF-16の許可の方が可能性があるのではないかと思えます
過去イラクに供与した車両がis に鹵獲されてますし、特に困ることも無さそうですが
そうそう、フランスがルクレール戦車を……って話関連なんですが、いま西アフリカのフランスの権益ゾーンをロシアが侵しているんですね。
マリやブルキナ・ファソといったフランス語圏の西アフリカ諸国にロシアが働きかけて親露派の政権を後押しし、フランスの影響力を弱めようとしている。
フランス軍を退去させてロシア軍(ワグネル)をこの地に招き寄せよせている。
なので、フランス政府としてはロシアの行動にムカッ腹立っている事は間違いなく、これが積極的なウクライナ支援の理由の一つと思われます。
国際情勢というのはこうして遠くの点と点がリンクしている事がままありますので、じつはウクライナ戦争と仏露関係とアフリカ情勢までが繋がってくるというのは、単一の情報だけ追っているだけでは中々イメージしにくいですから、大きな視点で見ていく必要があります。
ロシアはアフリカでフランスの救援ヘリの映像を、「フランスが反政府テロを支援している」と騙った動画を拡散させてたりイメージダウンに邁進してますね。
SNSへのリテラシーの低いアフリカ人は、ロシアの稚拙なフェイクニュースも簡単に信じる傾向にあり、それが反欧米親中露に繋がっているようで実に厄介な問題です。
日本のアピール下手も有名ですが、フランスのような国際外交で主導権を取れる立場の国であっても、フェイクニュースによる攻撃は防ぎにくいモノであるというのは、重大な教訓だと思います。
ドイツの対露融和、資源依存がロシアの増長を招いたという側面もある
ドイツはその責任を果たすべきだ
まあ、落としどころは、Leopard1A6だな。
今のうちに種車集めて改修するこった。
全ては開戦初期にヘイト稼ぎすぎたのが原因なので自業自得感かなぁ…
あんまりかわいそうだとは思わないけど新国防大臣はとばっちりもいいとこだよなとは思う
そこが全てだと思いますよ
開戦前から経済安全保障の根幹を中露に握らせる一方で防衛費削減してきたのに加えて、
ヘルメット5000個と海軍大臣だけじゃなくてその他にSWIFTだのなんだので10個ぐらいドイツは開戦当初ロシア側に与する形で動いてましたもんね。
NATOの大ボスであるアメリカが「お前が決めろ」とドイツを突き放したのはこれまでのドイツ外交の集大成の象徴と思います。
これまでも西側の価値観に基づいた安全保障に積極的に汗を流してきたのであれば、この局面でアメリカはこんな事は言わず、協調的な調整をしたと思います。
つまり、もしドイツがこれでレオ2を「出さない」という決定をした場合、アメリカはもう一発ドイツを欧州のリーダーの地位から引き摺り下ろすようなタマを出してくると予想します。
ドイツが実績として3位になる多額の武器をそのあとに送ってると本人はアピールしていますが、それでもアメリカが突き放してるのは、積みあがったツケはそんなもんじゃないという事でしょう。
要は「お前がレオ2支援決定して、ロシアの報復の矢面に立って自分から金玉を差し出したエネルギー安全保障のツケを払え」
という事かもしれませんね。
アメリカは普段は温いですが、こういう時に怖さが出ますよね。
平時に舐めた振舞いをずっとカウントしていってるんですね。そんな上司居ますけどw
> アメリカはもう一発ドイツを欧州のリーダーの地位から引き摺り下ろすようなタマを出してくると予想します。
そうなればプーチンにとっては大きなプレゼントになりますね
レオパルド2の移転問題を巡ってドイツの内閣が空中分解といった様相でしょうか。
外相としては諸国と歩調を合わせたいと願い、防衛相としては未承認移転を含んだ移転など断固認められないという立場。
ショルツ首相が防衛相と同じ立場なら、レオパルド2の移転はよほど劇的な変化でもない限りは難しいと見た方が良さそう。
ドイツがテコでも動かないとなると煽った周りの方がより過激にチキンレースするか手の平を返す展開が待っているかも。
ドイツが今までのつけを払っているのを見るにつけ、日本はもっと酷いんだろうなと暗澹とした気持ちになる
ポーランドがウクライナに行っているような事を日本は台湾に行うべきなのに
戦後70年経っても変えられないんじゃもう政党がどうこうじゃなく無理だわ
ポーランドの言う「非正規なアプローチ」とは何でしょうね。契約実務に関わる身としては興味津々です。
①強行:単にドイツ未承認でも提供、②契約の穴をつく:書類上廃棄して鉄くず売却、③東側的解決法:戦車旅団がまるっと義勇兵化、④責任転嫁:盗まれた!キーがついてないのが悪いんやー、⑤斜め上:ウクライナから1ズロチでバフムトを取得「無慈悲な防衛」発動
(まぁ②かな)
ウクライナ支援ってのは寄付みたいなもんでドイツがどの程度支援するかは誰かに強要されるものではないと思ってる。
日本が武器は出さず金を出してるのも同じ理由じゃないかな。
戦車そのものではなく移転許可の問題なのでは?
実際のところ、必要な戦車の数はあと何輌なのでしょう。
300輌とゼレンスキー大統領が言っていたけれど。
前にも書いたけれど、チェコからの90輌、英国からの10輌、
の他に200輌ということでしょうか。
鹵獲再利用分は別勘定なのかな。それとも整備は進んでいないのかな。
早急に戦争を終わらせるつもりなら、その200輌は、ほぼ現役でないとですね。
記事で予想しているように、英/仏/独で、1/3づつで分担するならば、
各々70輌ほどで良いことになります。多分、可能では。
そうなれば、独が突出することはないので、独が自身の突出を言い立てるのはなぜかな。
ウクライナの場合、部隊間での鹵獲武器の情報共有がされていないことや武器が不足気味の前線では部隊間で縄張りがあって武器を相互に融通することが難しいなど鹵獲兵器の活用は必ずしも上手くいっているとはいえない状況にある。また鹵獲兵器の中にはBMP-3、T-90、T-80など主要コンポーネントをロシアでしか製造していないために実質使い捨てにせざるをえないような兵器もあり、その点もウクライナ側にとって悩ましい問題の様です。
素人の想像を交えて書きます。
ウクライナの報道を見ていると、領土防衛隊の名がよく出てきます。
彼らは、地域限定(?)の義勇軍であり、ロシアが攻めるときは、
防衛側の最前線になっている様ですね。
おそらく、鹵獲品も彼らが得るのでしょう。
その利用についても一義的な使用が認められているのではと思います。
何せ、兵器が足りないのでしょうから。
編成は地域ごとに完結しており、横のつながりはあまりないように見えます。
鹵獲品も、軍需工場のある地域は再生できますが、そうでない地域は使い捨てなのでは。
素人にはそんなふうに見えます。
正規軍が鹵獲品を得るのは、攻勢期なのではないでしょうか。
英仏は現役200両ちょっとしか持ってないから出せない。しかも按分で出すと旅団ごとに補給・整備が別々になる。
欧州各国がドイツに求めているのは各国所有のレオパルド2のウクライナへの移転許可。
各国が出したいといっているのはレオパルド2A4・A5などが中心で退役予定だったりするので出しやすい。
しかも各国で訓練ができるので戦力化の見通しも立ちやすい。
戦車支援国でドイツが突出するのではなく、支援戦車のうち西側製戦車の製造国比率でドイツ製が突出してしまうということではないでしょうか。1位はソ連製なんですけどね。
各国の内情を無視して勝手なことを言うと。
英国はチャレンジャー2を、現在227輌配備し、内79輌を廃棄予定なので、
現在の10輌に加えて更に60輌を提供するのは、出来そうな気がします。
フランスは、ルクレルクを、400輌配備中です。70輌ならば可能なのでは。
ドイツですが、他所の記事によると、本国仕様と輸出仕様で差がある様です。
砲塔旋回の動力が、本国仕様では電動、輸出仕様では油圧なのだそうです。
油圧の動力源が電気なのか、主機(ティーガーは主機)なのかは判りません。
ですので、仕様を揃えるならば、全て輸出仕様になるのでは。
であれば、現在ポーランドが提供を申し出ているそうですが、同じく提供を
申し出ているとされるフィンランドを合わせれば、70輌は出来そうに思えます。
配備については、これは地域・部隊で分けるより仕方ないでしょうね。
メンテの問題もついて回りますから。この部隊はこの戦車みたいな。
チャレンジャー2では既に訓練も始まっている様ですが、
戦車は各国で用兵思想が違いますから、そうなるのも仕方ないかなと思います。
勝手なことを言って申し訳ないです。ルクレールは結構あるんですね。
ですがその輸出仕様のレオ2である程度揃えられるわけですし、受け入れられる訓練要員もそれだけ増えるわけですよね。ルクレールやチャレンジャーでは英仏でしかでしか訓練できないわけで、70両も戦力化できますか?
チャレンジャーについては既に教育が始まっている様なので、
一通りの訓練が終われば、今度はウクライナ人同士で教育が
出来ると想像します。
ルクレルクはまだ協議中の様ですね。
でも台数は分かりませんが、マクロン大統領はやる気じゃないでしょうか。
レオ2はポーランドで教育をする話がある様ですから、ドイツの出方次第と思えます。
仏としてはそのリスク分散でルクレールの供与と言い始めてますが首都防衛戦車中隊とかでやらん事には酷い様晒すと思います。そこまでしてレオ2供与に協力してるのに米国がM1を出さんのがよく分かりません。納期未定で乗員訓練だけ開始でも良いかと思いますが一体何が理由なんでしょうか。
この流れを見るに米国の対応がそのうち問題視され始めると思います。独がこうまで言うのになぜ乗らないのか。訓練用で供与したらよいではないか。理由は兵站だと言われてもポーランドが戦時準備でそれを完全輸入で導入してるわけですし、説得力がありません。
破壊や鹵獲のリスクにおいても中東では既にある話です。機密性においてもイラク軍が運用してる時点でどうにもなります。とするとNATOのMBTで戦線を押し返す場合の露国民心情を考慮した結果なんでしょうか。
露国民はNATOとの対決であれば動員に乗り気になる。これは間違いありません。さらなる戦争動員で国民負担が高まってもNATO相手なら挙国一致になりかねません。これは西側としては最悪の方向です。同胞殺しの汚名を着せる事で戦争協力の抑制を狙いたいはずが真逆の結果に進みます。
チャレンジャー1と2は無名なMBTだから良いという考えなのか分かりません。しかしレオ2とM1はどうやら特別な地位にあるようです。たかがAFVなんですがね。
ドイツも敗戦国だという事を忘れていないだろうか。アメリカは中立法を撤廃してレンドリース法を可決したが西ドイツは再軍備の条件として極めて厳しい制約を受けている。ドイツでは連邦憲法裁判所が最大の権威を持ち、ドイツ基本法による制約が大きい。湾岸戦争ではアメリカの参戦要求を違憲として拒否
例えば米国では大統領が包括的な権限を持つのに対し、ドイツは立法府(議会)と司法が権限を持つ。ドイツ基本法は極めて細かく手続きを決めており、軍事支援についても首相がなんと言おうが議会の2/3の賛成や裁判所の判決が必要になってくる
例えば「ドイツが自由に軍事支援できる」という基本法(憲法)なら、例えばドイツがロシアを支援する事もできるという事だ。だからNATOに敵対しないように、自国の防衛以外は「同盟事案」としNATO条約第5条集団的自衛権によって初めて軍事支援を行う事が可能になるという仕組み
すなわち、第三国の保護のための行動は、基本法87条で禁じられている。戦時国際法では中立国の回避の義務
として「直接、間接を問わず交戦当事国に援助を行わない義務を負う」としており、当事国への武器の供与は軍事支援とみなされる
つまりドイツは敗戦の結果自国防衛とNATOの集団的自衛権によってのみ行動できる国になっており
イラク戦争でも自衛隊同様、人道支援しかしていない
>ドイツ連邦憲法裁判所は七日、イラク戦争開始前後の時期におけるドイツ軍の北大西洋条約機構(NATO)軍の偵察活動への参加を違憲だとする判決を出しました
よって同盟関係にない「第三国」であるウクライナを支援するという事は、ドイツ基本法の理念を根本的に変更する
ドイツは時の権力者を一切信用せず基本法で縛るという政治システムであり、基本法を替えた場合、時の権力者がロシアなり中国なりNATOと敵対する国を支援できる様な法律にもなるという事
まとめると、ドイツ基本法(憲法)は首相や大統領を信用していない(米国憲法は信用)
時の首相が「ロシアを支援するぞ!」「ロシアと協力してウクライナを分割するぞ!」なんて言い出してもドイツ基本法が許さない
だが逆に言えば時の首相の判断で非NATOのウクライナを支援する事もできない
ドイツの政治的ミスが話を大きくした要因の一つでは間違いなくあると思うがいくらなんでもポーランドの態度デカ過ぎだ
ドイツは自国の防衛ほぼガン無視でNATO諸国に戦車を供与してるのにポーランドは2線級の古いT72を何百両提供しようとほとんど防衛に影響無い
もともと自国の防衛の為に使いますって契約で買ったのに勝手に供与しようとするし
ドイツも敗戦国だという事を忘れていないだろうか。アメリカは中立法を撤廃してレンドリース法を可決したが西ドイツは再軍備の条件として極めて厳しい制約を受けている。ドイツでは連邦憲法裁判所が最大の権威を持ち、ドイツ基本法による制約が大きい。湾岸戦争ではアメリカの参戦要求を違憲として拒否
例えば米国では大統領が包括的な権限を持つのに対し、ドイツは立法府(議会)と司法が権限を持つ。ドイツ基本法は極めて細かく手続きを決めており、軍事支援についても首相がなんと言おうが議会の2/3の賛成や裁判所の判決が必要になってくる
例えば「ドイツが自由に軍事支援できる」という基本法(憲法)なら、例えばドイツがロシアを支援する事もできるという事だ。だからNATOに敵対しないように、自国の防衛以外は「同盟事案」としNATO条約第5条集団的自衛権によって初めて軍事支援を行う事が可能になるという仕組み
すなわち、第三国の保護のための行動は、基本法87条で禁じられている。戦時国際法では中立国の回避の義務
として「直接、間接を問わず交戦当事国に援助を行わない義務を負う」としており、当事国への武器の供与は軍事支援とみなされる
つまりドイツは敗戦の結果自国防衛とNATOの集団的自衛権によってのみ行動できる国になっており
イラク戦争でも自衛隊同様、人道支援しかしていない
>ドイツ連邦憲法裁判所は七日、イラク戦争開始前後の時期におけるドイツ軍の北大西洋条約機構(NATO)軍の偵察活動への参加を違憲だとする判決を出しました
よって同盟関係にない「第三国」であるウクライナを支援するという事は、ドイツ基本法の理念を根本的に変更する
ドイツは時の権力者を一切信用せず基本法で縛るという政治システムであり、基本法を替えた場合、時の権力者がロシアなり中国なりNATOと敵対する国を支援できる様な法律にもなるという事
まとめると、ドイツ基本法(憲法)は首相や大統領を信用していない(米国憲法は信用)
時の首相が「ロシアを支援するぞ!」「ロシアと協力してウクライナを分割するぞ!」なんて言い出してもドイツ基本法が許さない
だが逆に言えば時の首相の判断で非NATOのウクライナを支援する事もできない
ドイツは長年の失策のツケを払うハメになっているだけの話で同情の余地はない
ドイツが一度、ウクライナ向けにレオ2移転を認めれば、大量のレオ2ー当然レオ1もーがウクライナへ送り込まれる可能性が高い。それは戦況を一変させる戦力になりうるだろう。
他方で、ドイツの首班与党SPDの支持者には、親ロ派(ロシア移民)やロシア宥和派(エネルギー産業界、環境左派)が多く、SPD内にもレオ2移転の反対議員が多いため、レオ2移転の決定はショルツ政権の政治的打撃になりうる。よって、ショルツ政権が早期にレオ2移転を認めるかは不透明だ。まずはSPD内の意思統一(政治的妥協)が必要だろう。
1/23 ドイツDWは、Sky Newsを引用して、ポーランドと英国が、春の攻勢に備えて、ウクライナ戦車隊をトレーニングしていると報道した。
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その意味するところは、ポーランドがレオ2、英国がチャレンジャー2のトレーニングを行っている、ということだろう。
引き延ばすほど話が次に進まないし期待してるウクライナが気の毒だわ
早く決断して責任を全うしろよとしか言いようがない
この素晴らしい流れを作ったイギリスはグッジョブ
ドイツが断ったとしてもレオパルト2を提供するためのプランBを隠し持ってる気さえする
その場合はまたドイツの面子はつぶれそうだけど
ドイツと中国に密約があるのではって 初期の頃はなしになってましたしそのせいではないかと疑ってみてますがどうなんだろう?
>> アメリカはもう一発ドイツを欧州のリーダーの地位から引き摺り下ろすようなタマを出してくると予想します。
> そうなればプーチンにとっては大きなプレゼントになりますね
プーチンが手を下さずとも、アメリカ自身が ドイツ国内、ウクライナ支援国、NATO、EU の四重の分裂を激化してくれるわけですからね
プーチンのほくそ笑む顔が目に浮かぶ
「ポーランドがウクライナにレオパルト2を供与することをドイツ政府が認めた」との速報が入って来た
状況は急速に変化している模様