英空軍にはアップグレード計画から漏れたタイフーン・トランシェ1が×30機(単座24機+複座6機)を2025年までに退役させることが決定しているが、これをギリシャが購入することを検討しているらしい。
参考:Will Greece acquire RAF’s 30 retiring Eurofighter Typhoons?
好き好んで引き取る国はいないと思われた英空軍のタイフーン・トランシェ1取得にギリシャが名乗りを上げる
タイフーンの中で最も古いトランシェ1の能力は空対空戦闘のみで機外に電子戦ポッドも携行することも出来ないため運用範囲が非常に限定されており、これまで領空侵犯の恐れがある航空機に対する緊急発進(スクランブル)任務などに従事していたもののF-35Bの本格導入やトランシェ2以降のタイフーンに対するアップグレード計画「プロジェクト・センチュリオン」が進められた結果、英国は費用対効果の良くないトランシェ1の退役を2019年に決断(正式な決定は2021年3月に発表した国防計画の見直し計画で行われた)していた。
英空軍が退役をさせようとしているトランシェ1の機体寿命(6,000飛行時間の寿命に対して退役時の平均飛行時間の予想は2,544.8時間)は半分以上残っているが、電子戦ポッドが携行できないため用途が限定的な空対空戦闘に限られている同機を好き好んで引き取る国はインドネシア位ではないかと管理人は予想していたが、ギリシャのニコス・パナギオトプロス国防相は「空軍の運用能力を更に向上させるため取得を検討する」と述べており、現地メディアは「空軍が運用中のF-4E/PI2000(能力向上型でAIM-120や精密誘導兵器の運用能力が付与されている)を退役させる絶好のチャンスだ」と報じている。
つまりギリシャは英国からトランシェ1のタイフーンを取得して空対地攻撃が可能なトランシェ2以降(現在の最新バージョンはトランシェ4)にアップグレードを行い「F-4E/PI2000の後衛機」にしようと考えているのだろう。
仮にトランシェ1を非常に安く入手できればアップグレード費用を支払っても価値の方が大きな取引になるかもしれないが、英国が中古のトランシェ1をそれなりな価格で手放そうとすれば投資に見合わない取引になるかもしれない。
まぁ英国が中古のトランシェ1を安価でギリシャに手放す代わりに「アップグレード作業をBAEが受注=新規の雇用を確保できる」と考えれば双方にとって悪い話ではなく、中々面白い取引になる可能性を秘めていると言える。
関連記事:英空軍、機体寿命を半分以上残したタイフーン×30機を2025年までに退役
※アイキャッチ画像の出典:U.S. Air Force photo by Senior Airman Luke Milano
結局タイフーンって性能的にはどうなのか?
F-16の最新版あたりと変わらないような気もするけど
タイフーンのどの型かによってまったく話は変わってくるので
英国空軍が予定しているアップグレードを全て行ったタイフーントランシェⅢ最終型ならF-35に使われたBAEシステムズの電子戦技術を更に発展させた電子戦システムを搭載しデジタルステルスでF-35を凌駕し限定的な空対空や空対地任務でF-35を超える可能性が高い
ほう、じゃさっさと現状の問題点解決しろよ。
トランシェ2b仕上がりましたか?
初期作戦能力獲得は24年予定だぞ
タイフーンの予定は予定じゃなくて願望でしょ。
こけまくりのイカは。
英国単独だからコケる要素無いぞ
なんで?
共同じゃなきゃ問題ないわけないでしょ。
今までの経緯を知らぬ言葉よの
なんで英国単体ならこける要素ないと思うか、そもそも今までタイフーンがコケまくってる理由明らかにドイツがどーとかだけじゃないと思うが。
その半人前の言葉遣いは、何とかならないのかね?
誇大妄想めいた目標(願望?)と恐ろしいこけっぷりを見せつけるイカちゃんが悪い。
イカおじ迫真のイカ擁護
デジタルステルスも形状ステルスあったればこそなんで、F-35を上回るってのはさすがに大法螺こきすぎ
実はイカのRCSは第4.5世代最小だったりする
いや、にしてもでしょ。
J-20の推定RCSの倍しか無いから実質第5世代
そしてBAEシステムズは最終型ユーロファイタータイフーン(第5世代を超えるデジタルステルスと無人機管制能力等を付与したロールアウト30年代初頭予定の機体)を第5.5世代とまで言ってるからなぁ
F-35を造ったBAEシステムズが言うんだ、そうなんだろう
まず、現在主流の4.5世代機に肩を並べられる性能のものを生産出来てから言ってください。
トランシェⅢAの時点で十分第4.5世代相当だが既に150機製造だぞ
ドイツがトランシェIV契約してイギリスは更にその先へ、ってのが今ってワケ
へー?
の割に全然評判良くないよねあいつ。
>最終型ユーロファイタータイフーンを第5.5世代とまで言ってる
かつてタイフーンのキルレシオはSu-35(Su-27M)やラファール相手で4.5:1で、世界で2番目に強い戦闘機とまで言ってた。イギリス防衛評価研究所だけでなくアメリカまで。
しかしDACTのキルレシオは視程内で
Su-30MKI相手に0:12
ラファール相手に0:10
と1勝すら拾えてない。
グリペンCですらSu-27SK相手に
視程外:88勝14敗 視程内:12勝86敗
>J-20の推定RCSの倍しか無いから実質第5世代
ソースはどこ?
そんなにRCSが低いなら、視程外のDACTで
タイフーンx4 vs ラファールx4 → タイフーン0勝ラファール4勝
タイフーンx4 vs ラファールx2 → タイフーン1勝ラファール3勝
という結果になるはず無いと思う。
タイフーンの方がラファールよりRCSが大きくずっと遠くで発見されるという意見もあるし、タイフーンのインテークには剥き出しでファンが覗いてるのにRCSが低いとは思えない。
リンク
ポテンシャルはかなり高い
アップグレードをおろそかにしてるだけ
構造欠陥と何も知らない連中が騒いでるが、イタリアの工場が正しい手順で部品製造しなかった事で寿命が短くなったのであって、構造的な欠陥ではない
いや、そもそもガナード翼の位置がよくわかんないみたいに設計の問題が…
イギリスとギリシャは親密っぽいから、安く売るのでは?
で、イギリスは地中海の東側~北アフリカでの存在力をキープする・・・かな?
英国的には、機体はタダ同然の価格でもアップグレードで元を取れれば良いですからね
なんだかこのところ、あちこちで、きな臭い話が多くなってきてますので
お値段もそうですが、納期も問題ですよね
ちょっぱやでアップグレードやってくれるのなら多少割高でも
て、ギリシャにそんなお金は
核心的国益を守るために絶対必要と判断するなら新たに借金してでも戦力増強を図るでしょうね。
ギリシャの負債のGDP比は少なくとも2020年まで一貫して少しずつ下がっているから、現状中古機の導入やアプデの目処もたたないほど火の車って状況でもないんじゃない?
ただ、去年の年末以降コロナ患者が激増しているので、それが手に負えない状況になったらまた2009年に逆戻りって可能性もなくはないけど
うちの国もF-4もようやく引退って話だったのみまだ現役で飛ばしてて、更にこの話によると後継機が現時点では決まってない、と。
そしてこの話が決まったら運用機種がF-35,F-16,ミラージュ2000、ラファールにユーロファイターとなる訳か・・・大丈夫なの?
沖縄のスクランブル用にダメですか?
欧州機と装備の運用実績ほとんどから無理
まだF-15あたりの中古機でも買ったほうがマシ
Pre-MSIPレストアして近代化した方が安くつくよね。
スクランブル専用だけでいいなら、F-15preMSIPの退役延期でいいでしょ
日本はスクランブル用の機体どうするか真剣に考えないとまずいぞ
F‐3は大型化するらしいし、前線に出せるほどのの完成度になるのかは見通せない。
戦闘状態になっても敵に勝る機体じゃないと意味ないし
あっ、日本は専守防衛だからスクランブル機は捨て駒か・・・何でもいいのか
撃墜する場合は基本爆撃機だろうよ。
そうで無い場合戦闘機1~2機で戦端開くほど近隣諸国も馬鹿ではあるまい。
スクランブル対象の脅威度が低い情勢ならば搭載兵器は短距離AAMと固定機関砲がスタンダードなんでF-15preMSIPで十分務まるんですよね。
脅威度が高い情勢なら相応の性能を持つ戦闘機がフル対空装備でのスクランブルが常套でしょう。
現状ライバルはトルコのF-16あたりでV相当のアプデをアメリカが許可してもいきなり全機パワーアップする訳じゃないから、しばらくは未改修でも張り合える…かな?
アプデが済めばV相手でも能力的にはOK、初期費用が安く済んで配備期間中にソブリンショックおかわりが来なければ魅力的…かな?
トランシェ2bでもきつくね?
時代遅れの戦闘機を買おうとするなんて
戦闘機に詳しくないでしょう?
いまだに売れてるF-16Vの原型は1970年で、アビオニクス及びエンジンの進化を除けばエアフレームは基本的には変わってないし、現代の戦闘機はステルス及びミサイル以外ではアビオニクスが全てを決するとも過言ではないよ。
まあ、それを体現してるのがF-16V及びF-15EXとなる。
(重要なアビオニクスが)時代遅れの戦闘機を買おうとするなんて
と言っているのでは?
ギリシャは大戦末期の日本みたいになってきたな、トルコとの戦争に備えてとにかく飛べる飛行機が欲しいという感じ。
地上レーダーで誘導すればバイラクタルTB2くらいなら機銃で墜とせるからそれなりに有効な気はする、トルコ側も戦闘機を護衛に付ければいいのだが、それでは無人機の役目をしない。
それに飛行速度や滞空時間が違いすぎるから、戦闘機が低高度で低速飛行したら燃料が持たなくなる。
それ以前に、トルコ空軍があの地域ではイスラエルとエジプトと並ぶ位の大規模な空軍を持っている事を忘れちゃいけない
現状トルコはF-16を約270機(ギリシャが約170機)、F-4Eも未改修機を含めると100機程度(ギリシャは改修機のみ30機強)あるから、現状の空軍力ではギリシャはトルコに対して数的不利が明らかなので、ギリシャは使える戦闘機が欲しい状況
そういう事
ギリシャの場合、とにかくすぐ戦力になる完成機が欲しい
スクランブルでは双発の機体はF-16に対してエネルギーの高さで有効
現状のF-15MJ程度には使える
イカ1を下げたいのは分かるけど、現状の日本のF-15J改修機も似たようなもんだぞ
値段にもよるが、それをギリシャの実状で30機すぐに手に入るなら買うだろ
頻繁にスクランブル中の小競り合いやってるからな
羨ましくはないがw
似たようなもんっていう話がどっから出てきたんだよ…
タイフーンはまだ新しい機種ってイメージがあったから、もう退役機が出てくるのに驚いた
ブログ民は知らない
制空戦闘オンリー戦闘機の空自主力F-15Jがこの型落ちイカに制空戦で圧倒されると言う事実に
F-15Jのうち100機は打ちっぱなし能力の無い型落ちスパローとサイドワインダーしか使えないポンコツですし…
改修機ですらスーパークルーズ出来るイカに戦術機動力でボロ負け、データリンク能力や電子戦やIRセンサーでボロ負け、機体のRCSではイカの30倍も大きい
それをこの先30年近く使わなきゃならんのよね…
大丈夫だ、後ほんのちょっとすれば、100機近いf-15jは米型にも劣らないものになるはず…
はず…
タイフーンはそもそも動かんし…
巡航ミサイル相手ならば、弾頭重量の大きいスパローの方が有利という見方も有るがね
割と最近まで、アクティブホーミングではグラウンド/シークラッターへの対応が不十分だったらしいし
そのイカさんは、ロシア機にボロ負けと言うか完敗。
尚更、日本はヤバいね。
アメリカがjsi用のリソースを全然割かないのがわるい。