キーウを訪問したドイツのピストリウス国防相は「2024年中までにLeopard1A5を100輌以上をウクライナに届ける」と説明、提供を約束したLeopard2A6も3月末までに引き渡す予定らしい。
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夏まにでは20輌~25輌のLeopard1A5がウクライナに届く
ドイツ政府のシュテファン・ヘベストライト首席報道官は先週「レオパルト1をウクライナに輸出する許可を与えた」と明かしたものの具体的な内容について言及はなく、Spiegel誌は「レオパルト1が使用する105mm砲弾の供給に問題があり、レオパルト1のオーバーホールにも時間がかかるので納品は来年までかかるかもしれない」と指摘していたが、キーウを訪問したドイツのピストリウス国防相が計画の詳細を明かして注目を集めている。
BREAKING: The «first» Leopard 2 has arrived in Kyiv 🐆
There will be more of them.✊
Thank you to @Bundeskanzler my colleague Boris Pistorius and the German people.
The tank coalition is marching… to victory! pic.twitter.com/4VY2YaovBi— Oleksii Reznikov (@oleksiireznikov) February 7, 2023
The Netherlands, together with Germany and Denmark, will supply at least 100 Leopard-1A5 battle tanks to #Ukraine. The Ukrainians need them in their resistance against Russian aggression. The Netherlands will make a financial and personnel contribution. @DmytroKuleba @MFA_Ukraine
— Wopke Hoekstra (@WBHoekstra) February 7, 2023
ウクライナのレズニコフ国防相と会談したピストリウス国防相は「提供を約束したLeopard2A6を3月末までに引き渡し、保管状態のLeopard1を改修して夏までに20輌~25輌、年末までに80輌前後、2024年中までに100輌以上を届ける」と説明、同じ日にオランダのフックストラ外相も「ドイツやデンマークと協力して最低でも100輌のLeopard1A5をウクライナに提供する(オランダはLeopard1A5提供にかかる費用を財政支援)」と発表した。
但しレオパルト1が使用する105mm砲弾の供給問題(ブラジルに提供を断られている)が残ったままなので、この問題をドイツは夏まにで解決する必要がある。
追記:Spiegel誌は「政府が承認したレオパルト1移転の数量は178輌だ」と報じている。
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※アイキャッチ画像の出典:Rainer Lippert / CC BY-SA 4.0
日本でも74式や機動戦闘車が105ミリの大砲を使用しているから各国でもあると思うんだけど
供給に問題があるって事はレオ1の砲弾と互換性がないの?
Royal Ordnance L7が西側の一世を風靡した105mm砲の共通先祖の筈ですが、またわけのわからない仕様変更とか規格化で分化した可能性はありますね。
105mm砲弾自体は互換性あるでしょ あるよね。。。?
無かったら74式は兎も角折角作ったキドセンさんが泣いちゃう
74式退場が迫ってきたので、MCV専用APFSDSの開発がダイキンに発注されてたかと。
許容最大圧力、L7系105mm砲よりMCV用の方が上なので、74式の縛りが無くなるとMCVに最適化した専用砲弾を開発することが可能になったみたい。
L7は砲弾の互換性があるらしいので、少なくとも日本(74式)、韓国(K1、M60).イスラエル(メルカバ)は砲弾を持っているはずだけど、全てウクライナに兵器供与をしない国ですね。
レオパルト1を購入した国の在庫があれば掻き集めるしかないのかな?
最新型の徹甲弾の供与をイスラエルが渋っているのでは。
チェンタウロ戦闘偵察車の52口径105mmライフル砲はレオパルト1と同じ徹甲弾を使用しているのでイタリアおよび輸出先のスペインとオマーンは105mm砲弾を所有しています。またアメリカが退役予定にしているストライカーMGSもL7系列の105mmライフル砲(M68A2)を採用しているのでアメリカにも105mm砲弾の備蓄があるでしょう。
他にもM60A3を大量に保有しているトルコ(900輌以上)やモロッコ(500輌以上、ウクライナへT-72の供与を表明)あたりが有望視されます。エジプト(1500輌以上)やサウジアラビア(400輌以上)もM60のヘビーユーザーで砲弾も大量にあると思いますが、これまでのロシアとの関係からアメリカが打診したとしても供給は難しいでしょう…。ウクライナはレオパルト1より先にスロベニアからM-55S1(T-55の主砲をL7に換装したほかエンジンや装甲などを強化)の供与を受けているのでM-55を戦力化する為にもL7で使用できる105mm砲弾の調達は喫緊の課題と言えます。
ちなみにフランスが供与するAMX-10RC戦闘偵察車は主武装が48口径105mmライフル砲ですが低腔圧低初速から専用の105mm砲弾を使用しているためにレオパルト1などL7系列のライフル砲では使用することができません。
レゾニコフ国防相元々弁護士出身で交渉上手いから、腐敗防止あわせて代わりの人材がいないのも戦争中の中では怖いですね。もうウクライナの平均寿命から、歳なほうですから、激務で体調崩す可能性もある。
T-62M投入時にも言われてましたけど
戦車の相手は戦車だけじゃないですし
たとえ旧式でも戦車がないよりは遥かにマシなはず
105mmでいいのなら74式も売ればいいのに。
(只であげてもいい)
やはり四の五の言ってばかりで終わっちゃうのかな。
油気圧サスペンションがね。
なぜに、レオ2でなくレオ1なのだろうと思います。
数だけがあれば良いとは思えないのだけれども。
ドイツに砲弾のストックが無いのは理解できるのだけど、
なぜに、NATOの枠を飛び出して、ブラジルなのだろう。お値段かな。
レオ1の装甲はかなり薄いので、増加装甲が必要でしょうね。
車体前部上部で70mm、防楯で100mmでしょう。
これはWW2のパンター戦車より薄いでしょうから。
パンターは車体前部上部で80mm、防楯で110mmでしたから。
供与するのはA5らしいので、車体には10~20mmの追加装甲、砲塔も中空装甲になっているので、多少は防御力も増していると思いますよ。
ウクライナで爆発反応装甲くらい付けるでしょ。
その増加装甲付けた状態で74式レベルだったような。
うろ覚えですが、主要国の第二世代MBTの中では、AMX-30と装甲最弱争いしていた代物だったと記憶しています。>レオ1
希望
120mm砲、ユーロパワーパックに換装して最新型の増加装甲を付けてLeopard1A6仕様になって、T-90Mに無双する。d(^o^)/
常識
取り敢えずオーバーホールして、最新型の105mm徹甲弾を使用、爆発反応装甲ドカ付けで、T-90Aに何とか。(^_^;)
現実
エンコ・・・・( 。゚Д゚。)