ポーランドのDefence24は13日、政府は次期主力戦車調達計画「ウルフ・プログラム」について韓国側と協議を進めており、ロシア軍のウクライナ侵攻を受けてK2PL導入の加速を真剣に検討していると報じている。
参考:we propose a digital Wilk MBT and a Polish Korean Wheeled Armored Vehicle
新国防法案で装備調達のプロセスも改善されたので、ポーランドの次期主力戦車選定は大きな進展があるかもしれない
本題に入る前にポーランドが進めている次期主力戦車の調達計画「ウルフ・プログラム」について簡単に説明しておく。
ポーランド陸軍は旧式のT-72やPT-91を更新するためウルフ・プログラム(最終的にはLeopard2の更新も視野に入っているため導入規模は最大約800輌)を立ち上げ、これに幾つの企業(ドイツが提案したレオパルト2A7+やイタリア企業との新型戦車の共同開発など)が関心を示したものの最も交渉が進んでいるのが韓国の現代ロテムが提案しているK2PLだ。
昨年7月にポーランドは突然「米国からM1A2/SEPv3を250輌調達する」と発表して正式な契約を締結したが、これはロシア軍のT-14の量産・配備に対する緊急的な対抗措置=2022年量産開始(ウクライナ侵攻前の話)のT-14にウルフ・プログラムで調達する次期戦車が間に合わないためで、ポーランド国防省も「M1A2/SEPv3はウルフ・プログラムには影響を及ぼさない」と説明している。
さらにポーランド軍のサイズを最低でも2倍(14万人→30万人)に拡張する新しい国防法案が今年4月に発効、M1A2/SEPv3を装備する部隊が保有していたT-72やPT-91は「他の部隊に移管して維持する」と発表しているため戦車部隊の拡張も現実味を帯びており、ポーランド企業が参加して国内調達が前提のウルフ・プログラムはM1A2/SEPv3導入後も維持されているというのが現状で、ポーランドのDefence24によればウルフ・プログラムに動きが観測されたらしい。
現代ロテムはポーランド製コンポーネントの採用、装甲の強化、約10トンの重量増(60トン以上)に対応するための転輪追加、アクティブ防護システム(APS)装着などの変更を加えたK2PLを「2025年までに開発するというアグレッシブなスケジュールを提案してきた。ポーランド政府もウクライナでの戦いに影響を受けてK2PL導入の加速を真剣に検討している」と報じてしており、K2PL製造で手を組むポーランドのPGZには新しい装甲兵員輸送車の共同開発も提案しているが興味深い。
新しい装甲兵員輸送車の詳細については不明だが「ポーランド陸軍のニーズに沿ったものになり、PGZは開発した装甲兵員輸送車を自由に海外輸出できるようになる」とDefence24は説明しており、K2PLの売り込みをバックアップする現代自動車グループ(現代ロテムの親会社)も「ポーランド産業界との緊密な協力関係を構築する用意がある」と発表済みで、これは軍事分野に限定されたものではなく現代自動車グループが扱う高速鉄道、自動車、水素エネルギーの生産など幅広い分野でポーランド産業界と協力=投資を行うという意味だ。
韓国政府もポーランド政府に対してK2PL導入に必要な資金を融資すると提案しており、戦闘機や艦艇などの装備調達案件で欧米企業が提示する総合パッケージ(資金調達やオフセットを含めた提案)に近く、ポーランドメディアは現代ロテムの提案について「国内の産業界に新規雇用や新たなチャンスをもたらす」と高く評価している。
因みにロシアの脅威に今直ぐ対応するため「ポーランド政府はK2PLではなくオリジナルのK2を先行導入する可能性がある」とも報じられており、新国防法案で無駄に手間と時間が掛かっていた装備調達のプロセスも改善されたのでポーランドの次期主力戦車選定は大きな進展があるかもしれない。
追記:MENA地域における防衛市場の分析を行うTactical Reportは「韓国航空宇宙産業はエジプト軍需生産省と無人航空機の生産技術に関する移転や共同生産に関する協定を締結した」と報じている。
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※アイキャッチ画像の出典:대한민국 국군 / CC BY-SA 2.0
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ふと気になったが韓国ってロシアにもかなり気をつかなきゃいけない立場じゃなかったっけ?
そんなにポーランドに兵器の輸出を推進して大丈夫なんだろうか
北朝鮮が障壁になってるしアメリカの後ろ楯もある
輸出すれば対露用のカードやポーランドを通じて欧州にも影響力を発揮できる
しかもオフセット投資でインフラ等で使う高度な部品や資材を売り込めるし一石さんちょう
すでにポーランド・ノルウェー・フィンランドなどにK9自走砲など東欧・北欧諸国に武器を輸出してるのに、いまさら何をという感じだろうよ。
韓国がK2関連で気を付けなければならないのは、開発されたが量産されなかった半ロシア製APSくらいだろう。(試験が継続中?のノルウェー向けK2ではイスラエル製APSを搭載している)
途中送信してしまった‥コメント欄汚し本当にすいません🙏
下書きのやつはスルーして欲しい
韓国は日本の緩衝地帯でいなくなると困るから必ず日本が助けてくれる
北朝鮮は体制を維持するのに必死で韓国に侵攻する能力がない
アメリカという心強い後ろ楯がある
尻を拭いてくれる国が強力で北朝鮮という障壁があるから大丈夫なんだよね
対露用のカードや装備を通じて欧州に影響力も発揮できオフセット取引を通じて高度な資材や部品を売り込める、一石三鳥な手だから売り込むのさ
国策でどの勢力圏に属しても敵側に着いたら困るというポジションを作り出そうとしてるのでこれからもガンガン売り込んでいくと思うよ
「北朝鮮に核弾頭の小型化技術を引き渡すぞ」と脅されたら一気にひっくり返る気がするんだが。
最近ロシア連邦議会の有力者たちが、相次いでポーランドを脅迫する発言をしています。
リンク
ロシアに敵対的なポーランドやバルト諸国に新装備を提供するような国には、ロシアはなんらかの対抗策を取るでしょう。ポーランドにとって現代ロテムの提案は渡りに船でしょうが、韓国はロシアから制裁されるリスクを覚悟しているようには見えませんね。発足したばかりの韓国新政権に対露外交をマネジメントできるのかどうか。
韓国も大統領が代わったし、ロシアの顔色をうかがうことも無いのかな。
統合パッケージへの評価もあるけど、K-2そのものの評価も良いんだろうね。
お笑い韓国軍とかで笑い者にしていた連中は、何を思うのだろう?
その辺の人達は粗を探したり屁理屈捏ねて現実を受け入れないから問題ないと思うよ
ここの読者層は現実を直視したコメントが多いからそういった層は少ないから健全
議会が民主党2/3なのでロシア配慮のままの可能性が高いかと
大統領が権限で独断でやったら、また弾劾されて刑務所行きまである
総選挙が2024/4まで無いので、それまで韓国の方針が大きく変わる可能性は低い
というか議会に阻止される
嫌韓本読んでニヤニヤしてるような層だから軍事的輸出面でサンダーの輸出がうまく行ってるとかの事実はどうでもいいんじゃないかなあ。
トルコだってS400買いながらウクライナにバイラクタル売ってるで
トルコ曰く、
「既に購入したものを出荷しただけだ」
らしいです。まあ、これならロシアも文句言えないし
K-9やT-50もだけど開発した兵器を輸出先の顧客に合わせて柔軟に対応させるのがうまいな。
この辺はもう輸出を何度もこなしてきた経験の差か。
いや、民生品でも上手。
日本企業が下手すぎる。
ここ数年で韓国製兵器は本当に売れるようになってきたね。
韓国が長い時間をかけて準備をしてきたことを思うと、武器市場は本当に粘り強い忍耐と投資がいるんだなと。
日本では防衛装備庁が発足してから7年しかたってなく、まだまだ新参者であることを考えると道のりは長そうだなと感じる。
そういえば読売も次期戦闘機の日英共同開発を報じましたね。産経の記事よりもはっきりしていた。
一応戦争中の国だから本気度が違うってのが根本にあるんじゃ?
日本は38度線みたいなのは無いし、日米同盟のお陰で必要最低限でやってこれたけど、向こうは一歩間違うと存亡の危機だから軍需産業の優先順位が違うんだろうね
K2PLの一番の問題は再設計したら使える国産パワーパックが無いことな気がする
競合相手に独がパワーパック売るとはとても思えないし
完成してる国産パワーパックって、出力余裕はないから10トンも増えたら完全再設計が必要になるし
それを3年未満でできるなら、今までのパワーパック開発の苦労はなんだったのかと
競合相手でもパワーバックは売ると思うよ
自分の製品が売れなくてもパワーバックを通じて開発費の負担が軽くなり雇用も維持できる
ポーランドという盾が強化され部品で韓国に対する影響力も行使出来る
どちらが採用されてもメリットがあるからドイツは売るでしょ
パワーパック絡みの所が、いままでに直接競合相手になったケースってあったけ?
戦車生産国の少なさを考えると、有るようで無いような気がする
ドイツが競合相手にユーロパワーパックの統合を許さない国なら、韓国はインドネシアに潜水艦を3隻も輸出できてないよ。
あれって、当時は国内事情で直接売れないからったのでは?
本国の製造力の問題もあったし
本国製K2より重いトルコのアルタイ戦車は、斗山製エンジンに(韓国本国で採用されていない)SNT製トランスミッションの組み合わせだが?
あと、ポーランドではコンペで競合しているわけでもないし、特に制裁を受けている訳でもないし、MGCS計画から離脱した程度の懸念がある程度なので、ユーロパワーパックをドイツが販売するのは普通にあり得るだろう。
アルタイのエンジンって去年後半に、なんか技術移転で問題とかで停滞とかになってなかったけ?
続報をが分からんからどうなったのかがわからんが
3月中頃に韓国からパワーパックの発送が行われて、ついこの間、テストを開始したという報道があった。
リンク
リンク先、トルコ語の記事
採用実績のない変速機だから、トルコが試験期間を延ばすかもしれないらしい。
どうしてそれが一番の問題になるのか教えてほしい。ウルフプログラムは大口径砲を備えポーランドの設計と生産を満たす条件位しか縛りがないように思うが?
同じ1500馬力エンジンで65トン超えるエイブラムス、チャレンジャー2、メルカバMk4、レオパルド2がある中で余裕が無いからパワーパック再設計した戦車はあるのだろうか?高い機動性とか求められてないなら現状エンジンでも問題無いし、出力上げなくともロスが少ない動力伝達出来れば破損も低減され出力も余裕が出来る。
パワーパックに関しては去年12月時点でSNT関係者が問題解決したとか言っていたけど、その半年前にSNTとの契約解除の話があったから良くわからない状況。そのトランスミッション試験は時期的には終わっているはずだけどどうなったのかな。
元コメでは「出力」に余裕がない、となってるけど正しくは「対応(または許容)負荷」でミッション周りの話だろうね。
そして対象が決まっててなおあんだけの苦労してたミッションが2割近い重量増を余裕綽々で受け止められる、とは少し考えにくく、米欧辺りのパワーパックと同列には扱えないんじゃないかなぁ。
M1A2を250輌調達してさらにK2とは豪気ですなぁ…。本邦とは環境が違うので単純比較の意味はないのでしょうが羨ましい話です(売る方も買う方も)
いや、背に腹はかえられ無いのでは。
色んな意味で。
K2PLって単にポーランド軍向けの小改造モデル程度に思ってましたが、そんなに手を入れるんですね。
なるほど内部容積を拡張して装甲も強化となるとたしかに10トンくらいは簡単に増えそうですね。10トン増加すると65トン↑で、レオパルト2やM1やチャレンジャー3といった西側MBTの最新モデルと並びますね。まぁK2って外寸だけで見ればそれらの戦車遜色ないので意外と中広いのでは?と見込んでいたのですが、戦車の装甲強化&車体増強モデルはロマンですねぇ
正直、この期に及んで新しい戦車を開発している余裕はまったくなくて、一両でも多くの近代的な戦車がASAPで必要だとおもわれるので、素直にM1A2 SEPv3を買い増ししたほうがよいのでは。
800両近く更新需要があるのに、エンジンが燃料ドカ食い気絶部のM1A2ちゃんを産油国以外の国がたくさん持ったらエンゲル係数がマッハ急高騰して、それこそ今次戦争のロシア軍の戦車と同じ末路を国内で辿る事になるのでは?
あと、置き換え需要で購入するのであれば、M1A2戦車が旧式化した後、国内で改造できるかも重要な判断材料では?
燃費についてはエンジン自体の改良(TIGER)が数十年間継続していて、かつAPUも強化しているので、おそらく言われているほど差がつかないし、そもそもガスタービン自体が軽量、高いnet HP、低速トルク、低騒音、低発熱、高信頼など利点が多い。
国内で改造云々も少なくとも2050年、おそらくそれ以降も米軍で使われるし、そもそもほぼ韓国で少数しか運用していないK2(拡張、改良するとK2との互換性すらうしなわれる)ベースで、今後数十年間、自分たちで改良の資金を負担し続けるのはかなり無謀なのでは。
まあ、何だかんだ言っても現在「新造した戦車」を輸出出来る国は韓国以外には殆ど無い(その数少ない国の一つ・ロシアはあの有様だし…)ので、K2が輸出市場で人気なのも当然ですわ。
韓国もポーランド向けに高速鉄道の分野等で様々な投資をやるとありますから、K2の性能だけが評価されている訳じゃ無いでしょうが、日本が兵器も新幹線も輸出が振るわない理由が頷ける話でもあります(個々にやってもダメ、輸出するならセットでやらないと、と言う事)。
只、K2に関しては砲塔部のターレット・リングが丸見えだとか国産化出来なかったパワーパック等課題が幾つか有るので、ポーランド向けの改良(重量が60tになると色々と変わって来る)でどこまで良くなるのか注目したいですな。
>(ポーランド陸軍で)M1A2/SEPv3を装備する部隊が保有していたT-72やPT-91は「他の部隊に移管して維持する」と発表している
この内、T-72の一部はウクライナへ送られた事が既に報じられていますね。
やっぱり車体が大きいのは輸出する上で大きなメリットですよねぇ。
日本も輸出専用で車体幅が大陸基準の戦車とか造れれば良いんですが・・・どうせ外なんて鉄の塊なんで、90式辺りの電子機器搭載すればあっさり造れそうですが。年がら年中電子機器乗せ変えてるんで、ユニット化かなんかされてるでしょうし。
こればっかりはそうなんですよね。山あり谷あり河川多数に道路幅が狭い(ついでに右ハンドル)国内向けに特化した日本戦車だとこういうとき不利です。そもそも戦車の輸出は(パワーパックなどの構成品はともかく)考えていないようなので、気にしてもしょうがないんでしょう
需要の予測がつかない外需向けに余分なラインと工員を確保しておくのも負担ですからね。
これ書いてて思ったんですが、韓国って外需向けの受注無い時はどうするんでしょう?三菱かどこかはライン閉じた後ベテラン工員が離散して、別の機体作る時にまごついた話を聞きましたが。
それもあってか輸出先確保に必死なんでしょうけど。
そもそも伝え聞く限りの情報だと受注したところでほとんど利益がないように思うけど、実績づくりだと割り切っているのか。
あとK2って主要な技術ってほとんど輸入のはずだけど許可っておりるのだろうか?
しかも変速機の国産化に失敗したまま開発終了しているし、そこの手当は?
ドイツが売ってくれればいいけど、そしたらドイツの都合に振り回されることになるし。
個人的には時間がかかってもイタリアあたりと共同開発した方が無難な気がするんだけどなあ。
旧式とはいえT-72を230両もウクライナに送ってしまったからまた調達の条件も変わってくるだろうし
調達担当者も頭が痛いだろうな
すごいね、ロシア陸軍の壊滅でポーランドの調達延期されるのかと思ってた、、
歴史的な経緯も見れば、むしろロシアが弱体化した今こそ「戦争が起こっているという現実」を喧伝して大軍拡を行い、栄光ある「ポーランド・リトアニア共和国」の再建を図る時期でしょう
その場合、カリニングラード・リトアニア・ラトビア・ベラルーシ・ウクライナ、更には東ドイツ辺りまでの回収が視野に入ってくるかと(今のドイツ軍相手だと、下手しなくても西進するほうが楽まである)
連邦か同盟になるのでは?
エイブラムスくんの後継ってどうなってんのさ。西側でまともな新型K2しかないやんけ。
「輸出しても輸出してもまだまだ保管している車体が残っているので、ソレが無くなるまでは新型は有りません(議会)」な状況なのではと……
今のアメリカ陸軍再編ですと正規戦対応の為に師団中心の編成へと戻り、それには「軽戦車部隊」の新設配備が含まれるので、そこで動きが有るでしょう
OMTとか言うやつがあったはず。知らんけど。“知らんけど!”
オバマ時代になんか色々開発してたの止められてたきがする
ポーランドがウルフプログラムでK2PL導入を真剣に検討している背景としてウクライナ問題の他に、ノルウェーで行われている次期主力戦車のトライアルでノルウェー仕様のK2-NOの性能が思ったより良好といった事情があるのかもしれない。K2-NOはノルウェーの企業「コングスベルグ」と共同開発され、同社の戦闘システムやRWSを搭載。イスラエル製のトロフィーAPSや偵察用にマイクロドローンを運用できる様にしてることも特徴だ。
韓国は既にポーランドへ同国の自走砲「AHSクラブ」向けにK9自走砲の車体を提供、現在ポーランドでのライセンス生産も行われていてポーランド政府としては納入実績もある韓国は取り引きのし易い相手と判断していてもおかしくはない。
性能の他にも現地雇用や技術支援など、韓国はあらゆる手を打ってくるのでは?
原発の輸出に韓国兵を警備員として送るなんて話も有ったし。水面下の交渉や寝技が上手いんだろうね…
売ると決めたら官民一丸となって押し切る姿勢はとても真似出来ない気がします。
そういえばポーランド軍は30万人体制へ、というニュース見て思ったのが総人口3800万人だと徴兵制復活しないと無理だよね?
徴兵復活といえば北欧諸国があるけど、国防意識が高く郷土防衛組織もあるそれらの国でさえ徴兵忌避での若年層の大幅流出(主にドイツやオランダ等へ)が問題化してるのに大丈夫なのかな、と。
非常勤な郷土防衛軍を増やすのか、はたまた正規4軍を増やすのかでだいぶ変わるけどどうなのだろう。
かの国が嫌いという論争は置いておいて
輸出出来ないのは法律がー、野党がー、というコメントをヤフコメにしろ5chにしろかなり見かけるけど、いい加減国も企業も我々国民も何故売れないかをちゃんと分析しないとだと思う。
民生品、記事に取り上げられてる鉄道を取っても国内企業でさえ
・運営会社のJRは主要3社に分割、しかも輸出姿勢は各社バラバラ
・川崎、日立、新トラ、近車、総車等と分かれる製造会社はそれぞれ個別に欧州大手と手を組む現状
・輸出を請け負う総合商社も長期的な部署は皆無
と問題だらけで、技術面でも
・交渉云々以前に現地に適合したローカライズが出来ない
・国際基準ガン無視の独自設計に独自技術
でそりゃ売れませんよ、と。
国防産業もだけどそういった面を無視してたら衰退の一途じゃないかな。
と言うか「もう日本の時代は終わった」事を率直に認めないと何も始まらないと思いますね。
自動車でさえ、トヨタのスープラはBMWのZ4との共同開発で実際の生産はオーストリアで行われていますし、国産車でも部品レベルだと驚く位外国製品が使われていますよ(これはオートバイも同じ)。
鉄道車輛でもJR化以後は外国製部品を使う例が増えましたし、路面電車だとドイツ製車輛をアントノフAn-124輸送機に載せて空輸する事で輸入した会社も有りました。
船舶でもディーゼルエンジンは海外製のライセンス生産品だったりしますが、そう言う実態を知らない連中が国産マンセーを叫んで居るのが今の日本ですから、もう何もかも終わっているんですよ。
第一、一般向けの民生品ですら日本国内での要求と海外の要求がマッチングせず、日本向けの製品自体がガラパゴス化している為に誰も危機感を抱かない訳で、一遍日本は一人当たりのGDP500ドル位の極貧国に堕ちないと誰も問題意識を持たないんじゃないですかね?(暴論)
失礼ですが路面電車の部分などは、正に知らないのに適当を言っている例ですね。
広島のあれは当時の日本は路面電車の技術を捨てていたので適切な車両がなくドイツから輸入したもので、その後はライセンス生産や独自技術を取得して行ったので、国内を走る車両で完成品を輸入と言うのは、それ以降は行っていませんよ。
更にその後のお話をすると、あれ国内の高温多湿に耐えられずに故障頻発で一部の編成は部品取りにされています。輸入したけど日本に適応出来なかったので結局は日本企業に駆逐された例ですね。
メイドインジャパンでも外国製と仰っていますが、今は先進国の製品の中身は途上国製と言うのは当たり前です。
更に言えば個人が国産や先進国の企業を重視するのはサポート体制や不良品の処遇を企業が責任を持つからと言うのも大きいですよ。
部品が外国製なんてどこの国もそうなのにねえ。
スマホなんて作っているのはほとんど外国の企業だけど、中身の部品の半分くらいは日本企業が作っているし、昨今話題の半導体なんて日本のシェアは1割ほどだけど製造装置は5割、素材に至っては8割を占めていて、一国で全て賄う時代じゃない。
兵器の輸出ができていないからダメってのもおかしな話で、国益にかなうかどうかでしょ。
「交渉云々以前に現地に適合したローカライズが出来ない」と「国際基準ガン無視」ってよくわからない話やな、どういうところの基準なのか具体的には話はないのか、古い車両の輸出とか標準軌の話じゃないよな。
その二つって矛盾してると思うんだがな、国際基準ガン無視してるなら売るためには国際基準に合わせる必要がある(ローカライズ)じゃないか?
鉄道のローカライズなんて日本の車両開発会社の最も得意としている所だと思うが、輸出した車両だって既存者理療と共通部分はあるがローカライズの部分もかなりあると聞くが。
急ピッチで開発するんだねえ。
実際の戦車が出来上がってみないと、なんとも言えない。
KC−46は機体は既存のものだから、問題は少ないはずだった。
韓国にとってはK-2PLで使われる技術はアルタイ戦車と近代化改修に向けた技術開発で培われた技術でで、未知の領域はポーランド製コンポーメントとの統合だけなレベル。
よっぽど変な事しなければ、遅延するのも難しいだろう。
空中給油機で例えるならば、KC-10の空中給油装置を少しデジタル化し、B-767ベースに作ればいい話。
この場合の「よっぽど変な事」とは、少しだけ改造すればいい空中給油装置が、ほぼ新しい空中給油装置となって予備設計に乗せ、空軍が碌に調査せず「ヨシ」を出して、碌にテストを行わず量産を開始する事。
KC-46の問題はそれだけじゃないけど……
ポーランドも古い市街地多いし44口径のM1で良いと思うけどな。GDLSにMT883を積んだ試作車を依頼する資格はあるよ(重量増はしらん)
なんか、装甲材の質とか情報共有能力とかFCSとか、ウクライナで戦車がめちゃくちゃにされてる状況とか鑑みるに、欧州の戦場でK2とヒトマルどっちに乗りたいかって言われたら、個人的にはヒトマルかな…。何気に後退速度が前進と同じというのがでかい笑。国としては雇用とか技術移転とかで貢献してくれる韓国の方がありがたいだろうけど命預けたいかというとやっぱりかなり怖いですよこの戦車
K2PLのローカライズをどう考えているかだよな、K2が10式より重くてサイズがでかくても運用としては似た物だから10トン分の変更って山がち地形運用から欧州平原での運用を目指した物なんだよ。
逆に10式が防護に関して10トンの増加する程の改造を許容するかもあるし、PLの方はまだまだこれからだからウクライナの戦訓取り入れたら10トン増で済むのかな。少なくともポーランドが国の運命を託す一つの兵器を作るんだから装甲に妥協はないと思うし自分はその場合だとPL選ぶかね。
K2はポーランドで製造可能な中ではコスパ良好ですが、もちろん戦車製造技術を学ぶ上でK2のような機会があるのは大きなチャンスですが、あくまで平時の後方の視点であり、生存性の視点からウクライナの惨状を見た後だと上面装甲が自己鍛造弾に耐えられる10式は相当有利だと思います
個人的な感想だから、あんまり言うのもあれだけど。
正直、国産独自規格の10式より、輸出国に認められてるK2のほうが信頼性高いと思うけど。
命を預けるなら、私はK2ですね。
信頼性は個々の製品によるので、基準が「国産か輸出品(この場合は輸入)か」というのは賛同しかねる。
また「独自規格」ってのも今ひとつよく判らない。国によって求めるモノは違っていて、韓国はカスタマイズをよくやっているようだけれど(そしてそれは素晴らしいと思う)、それって「独自規格」にならないの?
まあ個人の感想なら何を言っても構いませんが。
自走砲や無人機なら韓国の技術指導の下ポーランドで生産したものでいいかもしれませんが、自分が乗るわけじゃないので言うのもなんですが、最前線で数か月閉じ込められ砲火にさらされること考えるとできればM1とかがいいですね
韓国軍将兵「輸出に力を入れるのは大いに結構。でもいい加減M48退役させてK2に置き換えさせてください(-_-;)」
でたー、韓国お得意の共同生産
ほんと契約取るためには努力を惜しまないよなあの国は
自分が戦車兵だとしたら、敵弾が当たっても生き残りたいですね。
あちこち読んでみると、実戦では強力なIEDに狙われた場合を除いて、
第3世代戦車では、M1が一番生き残れそうな気がします。
やはり、劣化ウラン装甲が効いているみたいですね。
次がチャレンジャー2かと思います。戦死者は出ていないようです。
ポーランドには、そのどちらもが入っているのだから、
そのどちらかを調達すればいいように思えます。
レオ2は、ATMで撃破された例があるようです。
あと、155mm級の砲弾を複数使ったIEDに出会った場合、
どの戦車でも無力化されるみたいですね。