ポーランドのブラスザック国防相は25日に「サーブ340 AEW&Cの供給契約を締結した」と正式に発表、さらにポーランド国防省は「AH-64EやAW149を補完するためブラックホークの調達手続きを開始した」と明かした。
調達ラッシュが止まらないポーランド、調達交渉を言及してから2ヶ月でサーブと供給契約を締結
大幅な軍備拡張に乗り出したポーランドは昨年、M1A2/SEPv3×250輌、M1A1/FEP×116輌、HIMARS×500輌、K2×180輌、K2PL×800輌、K9×648輌、Chunmoo×288輌、FA-50×12機、FA-50PL×36機、AW149×36機、アローヘッド140×3隻、偵察衛星×2基の調達を発表(AH-64EやMQ-9Bも交渉中)して大いに注目を集めたが、この勢いは今年も健在で3月にブラスザック国防相が「ボルスクの1,400輌調達」と「K9の車体を利用したヘビーボルスク開発」を発表。

出典:ロッキード・マーティン JASSM-ER
4月に訪米したモラヴィエツキ首相は「JASSM-XRの取得」と「劣化ウラン弾の国内生産」に言及、MBDA UKはポーランドとCAMM供給契約を19億ポンドで締結したと発表、5月に入るとブラスザック国防相が「HIMARSの整備拠点開設」「Naval Strike Missileの大規模な追加調達」「早期警戒機の導入交渉」に言及していたが、25日に「サーブ340 AEW&Cの供給契約を締結した」と正式に発表した。
さらにポーランド国防省は21日「AH-64EやAW149を補完するためブラックホークの調達手続きを開始した」と明かしており、PZLミエレツ(2007年に買収され現在はシコルスキーの子会社)が製造するS-70iを30機前後調達するつもりらしい。

出典:Pangalau/CC BY-SA 4.0 ブルネイ空軍のS-70i
因みに戦車大隊の創設が浮上していたリトアニアでも「戦車調達に20億ユーロを投資する予定だ」と報じられており、調達する戦車の種類については「ドイツ=レオパルト2が有力」と言われている。
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※アイキャッチ画像の出典:Mariusz Błaszczak
ポーランドが危機感抱くのは歴史的経緯を考えれば当然なんですが、ロシアの侵略意図を考えると過度に恐れすぎになりそうなんですよね
キエフルーシの地(ウクライナ ベラルーシ)
CSTO加盟国(アルメニア カザフスタン キルギス タジキスタン ベラルーシ)
CIS加盟国(アルメニア アゼルバイジャン カザフスタン キルギス ウズベキスタン ダジキスタン トルクメニスタン ベラルーシ モルドバ)
CIS脱退国(ウクライナ ジョージア)
このようなロシアが身内と思ってる国が、民主化して親欧米反露政権になると侵略(武力による政権転覆)対象になる
ロシアとの距離感が近ければ近いほど全肯定を求められる
カザフスタンなんて全然親欧米じゃないのにウクライナ侵攻に協力しないだけでロシアの議員から次の非ナチ化候補みたいに言われてましたからね
全部に該当するベラルーシが民主化して親欧米反露政権になってしまった場合が一番危険
ベラルーシが民主化して侵略を防ぎたい場合は早急なNATO加盟が求められる
モルドバやジョージアもどうにかしてあげたほうがいいと思いますけどね
ポーランドってワルシャワ条約機構ではあったけどソ連の構成共和国ですらなかったんだからロシアからすればそんなに重要度高くないですよ
ワルシャワ条約機構ってだけでダメならドイツも侵略されてしまう
ウクライナの次に隣のポーランドいくのなら更に隣はドイツですからね
バルト三国はソ連の構成共和国だったけれどソ連崩壊後のCSTOやCISには加盟したことがないから身内の裏切り者判定されるか微妙な位置
先ずは踏み倒せそうな順番を考えないとな。
とりあえず『オウ!【ツケ】はドイツに回しといてくんな!!』ってところか………。
(´・ω・`)