ウクライナ戦況

バフムートの戦い、ウクライナ軍はクリシェイフカ制圧に向けて前進中

ロシア側情報源は「ウクライナ軍がクリシェイフカの集落内に侵入した」と言及していたが「集落内の戦闘を映したドローン映像」が登場、ウクライナ軍はバフムートの南で戦術的な成功を収めつあるが、映像に映る戦闘は非常に凄惨なものだ。

交戦現場には多くの遺体(恐らくロシア軍の兵士のもの)が散乱しており、本当に地獄のような戦場だ

ロシア側情報源(Рыбарь)は23日「敵はアンドリーフカに向けて前進し、クリシェイフカに隣接する高台から集落内に侵入してロシア軍と交戦した」と報告していたが、ウクライナ軍も25日「我々の攻撃で敵はアンドリーフカ周辺の陣地から撤退を余儀なくされた」と明かした。

出典:GoogleMap バフムート周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

さらにクリシェイフカの集落内=で行われている戦闘を映したドローン映像も登場、これによって「クリシェイフカに隣接する高台から集落内に侵入してロシア軍と交戦した」というロシア側情報源の報告が正しかったことが裏付けられたが、登場した映像の内容は極めて凄惨な戦闘が繰り広げられていることを示唆している。

ロシア軍は集落内のⒶ付近でウクライナ軍の小隊を撃退(待ち伏せ攻撃だったとロシア側情報源は主張)することに成功したが、交戦現場には多くの遺体(恐らくロシア軍の兵士のもの)が散乱しており、本当に地獄のような戦場だ。

しかし集落の大部分は「ロシア軍支配下」ではなく「グレーゾーン」になったため、バフムート南の守りの要は破られる寸前で、久々にウクライナ軍は戦術的成功を収める可能性が高い。

因みにロシア人軍事特派員(Русской весны)は「スバトボ方面のコバリフカやカルマジニフカ付近でロシア軍がゼレベツ川の渡河(川幅は非常に狭い)に成功し、ノボエホリフカ周辺で激しい戦闘が続いている」と主張していたが、今度は「ロシア軍はゼレベツ川付近の防衛ラインを突破するためTOS-1を積極的に使用している」と言及した。

出典:GoogleMap スバトボ周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

ロシア人軍事特派員はこれを裏付ける視覚的証拠を提示したものの、映像が撮影された場所が不明で、これがゼレベツ川対岸のロシア軍の成功を裏付けるものは不明だが、この視覚的証拠は非常にショッキングなものなので閲覧するかどうかは各自で判断してほしい。

追記:ウクライナ軍は南ドネツク方面のスタロマイオルズキー方向で「一定の成功があった」とも言及しており、ロシア人情報源の言及=ウクライナ軍がスタロマイオルズキー郊外に獲得した足場(ロシア側は撃退済みだと主張)のことかもしれない。

出典:GoogleMap 南ドネツクの戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

関連記事:ロシア軍によるゼレベツ川の渡河、ロシア人ですら成功を確認してない
関連記事:ウクライナ軍がクリシェイフカに到達、集落内でロシア軍と交戦中
関連記事:侵攻514日目、ウクライナ軍がバフムートとザポリージャで目に見える前進

 

※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ

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コメント

    • bbcorn
    • 2023年 7月 25日

    ワグネルがいなくなって正規軍になって 兵器面ではかなり強化されたはずだけど
    戦ってみると ワグネルほどじゃないのね。
    ロシア正規軍中の人たちがレベル低いもんね。

    7
      • n
      • 2023年 7月 25日

      ウクライナにとっては都合がいいけど、プリゴジンやギルキンのような結果出した人物が過激すぎて消されていく
      穴の開いたバケツに少しずつ水を注いで、全然結果出せてない
      プリゴジンやギルキンは膠着状態を打開するためにもっと全力でやれって政権批判しまくってたら消された

      プーチンとしては追加動員による世論の不満や
      これまで自主規制してきた非人道的兵器を解禁することによる西側の追加制裁を避けたいのでしょうけど
      それを求める過激派の不満が募ってる

      9
        • またきん
        • 2023年 7月 25日

        その二人もそうだが、バフムト方面司令官のセリベリストフ少将や第58軍司令官のポポフ少将の解任、空挺軍のテプリンスキー大将の逮捕を巡る空挺とFSBの対立が衝撃的だった
        特にセリベリストフ少将は解任前は論理的で部下からの信頼も厚いと言われてたから解任を聞いた時はロシアはバフムトを捨てたと思ったよ
        ポポフ少将も失態をしたわけでも無いし、解任は内ゲバの理由らしい
        ロシアに限らず、戦争中に将官の解任や逮捕を連する発するようになるのはかなりアカンね

        27
      • nachteule
      • 2023年 7月 26日

       兵器があろうがそれがどこに配備されているのかの問題もあるし、正規軍の中の人だってピンからキリまでいるからクリシェイフカにどれ位の練度の兵士が配備されているかも分からない。戦車の話だけど実戦経験とか豊富な部隊は対応が段違いで被害が少なかった話があったように思う。そんなベテランはとっくの昔にすりつぶされた可能性が高いけど。

       クリシェイフカに関してはどんなベテランがいようが高台のウクライナを潰せる手段が無い事には詰んでいる。ここはUAVでモニターして弾着修正しながらだと平原とかでは微妙なMk19とかの自動擲弾銃が曲射弾道・威力・射程・コストや弾数で良い仕事すると思うんだよね。元からAGS-17の改良版?使っているウクライナは本来の目的通りの使い方をした可能性がある。

    • Easy
    • 2023年 7月 25日

    不思議なのは、TOS-1は短射程で前線近くで使わざるを得ず、しかもあの目立つフォルムをしており。
    そんなに大量に保有しているわけもなく,おそらく稼働数は10両前後。
    ところがロシア側の戦果発表には度々「TOS-1の攻撃により敵に打撃を与えた」と言及されています。
    そんなに生存性が高い車両に見えないのだが、意外にしぶとい。。。のだろうか。

    16
      • TKT
      • 2023年 7月 25日

      ロシア軍がTOS-1を具体的にどういう風に使っているのかは、想像する以外にありませんが、やられないように使うには、もちろん赤外線を出さない網を上からかぶせて、そのへんの葉っぱや枝をいっぱい指して偽装するとか、穴を掘ってその中に隠すとか、囮作戦で待ち伏せを行うとか、ウクライナ兵から見えにくい死角から撃つとか、当然いろいろな工夫や、先読み、予想が必要でしょう。

      たとえば、撃つ直前まではウクライナ軍の方から入り口が見えにくい穴の中に隠れていて、そこから走って射撃地点に移動し、弾を全部撃ったら、また全速力で走って戻って、穴の中に隠れるとかです。そして穴の入り口はまた葉っぱや枝を指した網で隠すとかです。

      前線の近くに廃屋のようなのがあれば、その中に隠すことも考えられます。

      一種の秘密兵器のようなものですから、もちろん指揮官は優秀なのが選ばれているでしょう。

      2
      •  
      • 2023年 7月 25日

      元々数十両しかないと言われていた車両だけど、これだけ戦場のあちこちで出てくるとなると新規生産されているのでは
      確かに歩兵メインのウクライナに対しては有効そうだ

      12
        • hiroさん
        • 2023年 7月 25日

        ロシア軍の配備は15輌と言われていましたが、少なくともザポリージャ州で1輌は破壊されています。
        ウクライナ軍も3輌持っていたはずですが、どうなっているやら。

        4
    • 1pwm8
    • 2023年 7月 25日

    Ⓐの動画ではウクライナ軍の小隊を撃退できたかどうか分かりませんが、ウクライナ軍の待ち伏せ攻撃でロシア軍部隊は壊滅していますね。

    3
      • 2023年 7月 25日

      待ち伏せしたウクライナ兵が潜んでいるであろう廃屋が吹っ飛ぶのは至近距離に友軍がいるのに後方からロシア軍が戦車砲かATGM撃ち込んでるのか?

    •  
    • 2023年 7月 25日

    ①:骨になった死体
    ②:場所が不明な森林の映像

    1
      • 拓也さん
      • 2023年 7月 25日

      見てみましたがこれだけでは情報量が少な過ぎますね。頭の皮膚が一部残っていましたが身体が黒く損壊していて骨がむき出しになっているので死後1週間程度でしょうか(火傷の可能性と夏場の影響もあるのでもっと短いかもしれないが)。森の映像もそうですが何処なのか全く特定出来ずやけに静かなので該当地域なのかは不明ですね。

      5
        • らっしー
        • 2023年 7月 25日

        遺体がなんであんな風なのかが気になりますね。
        最初火炎系の攻撃を受けたのかとも思いましたが、上半身が黒ずんでいる割に
        下半身はズボンが原形留めてたり、皮膚が残っている割には筋肉も内臓も見当たらなかったり。

        普通に銃弾や爆発で飛んだ破片で亡くなったのが何かの生き物に肉を喰われたにせよ、
        頭部や顔面の皮膚が残ってるのも謎で。
        燃えたり融けたりならば皮膚や衣服が原形留めてるのが…。
        火炎系だとしても周囲の草木が青々として遺体の周りだけ黒っぽいのは…?
        単に暑いから動物や虫が集るより早く腐乱して溶けてしまっただけでしょうかね?
        何某かのダーティーな兵器や戦術とかではなく、単に夏の暑さか。

        何にせよ、野ざらしは早くに収容されて埋葬出来ると良いのですが。

        3
    • ノコ
    • 2023年 7月 25日

    クリシチウカは完全にキルゾーンになっている模様
    クリシチウカとアンドリーフカが落ちたらバフムトは「魔女の大釜」になって、政治的に落とせないロシア兵の墓場になるかもしれない
    ゼレベツ川西岸にウクライナ軍は予備を送ったらしいが、南部で攻勢を維持するためにウクライナ軍はゼレベツ川西岸は最悪失っても仕方ないと思っているのかもしれない
    例えば南部のメリトポリを奪取できるなら、リマンから北はオスキル川沿いにクピャンスク辺りまでを最終防衛ラインとして、そこから東をロシアに献上するのもやぶさかではないぐらい考えているのかもしれないと思ったりもする
    東部のロシア軍の練度と装備があまり良くないという観測もあるので、できれば現状の線で維持したいと考えてるのも本音だろうか

    9
    • 2023年 7月 25日

    双方、血で血を洗う戦いだな・・。
    プーチンのアホめ・・・・・。

    24
    • ポンポコ
    • 2023年 7月 25日

    クリシチェフカは、ウクライナ軍の方が何倍かの兵力で、例えば砲兵旅団も名目上は3つ投入している。

    守備のロシア軍の第4ライフル旅団はたぶん塹壕程度なので、ウクライナ軍が占領する可能性もあると思います。

    しかし、大局的に見ると、ウクライナ軍は南部の総攻撃がうまくいかなかったので、このバフムト方面に再び力を入れ始めたと思うのです。

    そして、その中でも、バフムト本体やソルダー方面からでなく、クリシチェフカがとりやすいから、今、力を入れているのでしょう。

    なぜなら、ウクライナ軍がクリシチェフカをとっても、東側からのバフムトへの補給道を絶つのは全然、無理だからです。純軍事的には損害に比べて、あまり価値がないような、しかし、宣伝には使えますね。重要地点奪還!バフムト奪還間近!とかと。

    だから、私は、第3突撃旅団や第5突撃旅団や新しく編成された第22旅団の損害の方に注目します。

    前のバフムト戦では、結果的に延べでウクライナ軍の30個旅団の既存の旅団に損害がでました。(そのため、南部の総攻撃は新編旅団が中心です)。

    その繰り返しになるのではないかと。ウクライナは、前回も政治的な意味でバフムト戦をひきづったと思うのです。そして、ウクライナ軍は強引な動員をやっているのだか、それをずっと続けられるのかと。

    25
      • ふむ
      • 2023年 7月 25日

      強引な動員が不満を生んだとして、それを吸い上げて継戦派を脅かしそうな政治家は親露的だとして排斥済みでしょうからね
      不満は影響力のある形に纏まる事は無く、強引な動員も割と長く続けられるのでは?
      分断された民意など脆いものです

      13
        •  
        • 2023年 7月 25日

        まだ動員に対する抵抗が個人レベルだから大丈夫でしょ。
        デモが起きるようになってきたらヤバいけど。

        7
          • Authentic
          • 2023年 7月 25日

          元気な若者はもう片っ端から招集されつつあるからデモは起きないと思う
          いたとしてもそんなことをすれば懲罰召集で最前線に送られるだろうし(これが主権者である国民を国家が支配下に置ける徴兵という仕組みの怖さ

          8
      • 1pwm8
      • 2023年 7月 25日

      クリシチェフカ(の高台)を奪還できれば、バフムートに通じる全ての道路とバフムート市内を上から攻撃し放題です。
      「純軍事的には損害に比べてあまり価値がない」とは思えません。
      バフムートやソレダルを先に攻撃しても、クリシチェフカから逆に攻撃を受ける可能性がありますし。
      高台から追い落とされたロシア軍は、低地であるバフムート市内に逃げざるを得ません。

      14
        •  
        • 2023年 7月 25日

        さっぱり意味がわからないんだが各都市がどこにあって何キロ離れてるのかわかってるか?
        地図見て名前を確認しよう

        9
          • 1pwm8
          • 2023年 7月 25日

          クリシチェフカ(クリシェイフカ)周辺の高台からバフムート市内まで10km未満ですね。
          榴弾砲だけでなく迫撃砲でも届く距離ですが何がさっぱり意味が分からないのでしょうか。

          25
          • ポンポコ
          • 2023年 7月 25日

          位置的なことは、私も同感です。 バフムトに隣接しているわけではないですね、

          もちろん、クリシチェフカはバフムトに近いと言えば近いですが、コンスタンチフカにも近いですよね。クリシチェフカ攻撃のウクライナ軍らは、むしろこちらからの来ていますよね。補給も含めて。

          だから、最初はバフムト方面というより、コンスタンチフカ方面の攻勢かと思ったくらいでした。

          1
            • 1pwm8
            • 2023年 7月 25日

            「コンスタンチフカ」は「コンスタンチノフカ」のことでしょうか?
            コンスタンチノフカからバフムート市内まで20km以上ありますので結構遠いと思います。

            6
              • ポンポコ
              • 2023年 7月 25日

              もちろん、バフムトとコンサタンチノフカの距離は誰も問題にしてなくて、コンスタンチノフカとクリシチェフカの距離のことなんです。なんキロありましたか?20キロもありましたか?

              とにかく、クリシチェフカを攻めているウクライナ軍の補給も、バフムト方面の西のチャシフヤールなどの町からでなく、コンスタンチノフカ方面から来ていると思うのですよ。だから、クリシチェフカの戦いは、コンスタンチノフカ方面の戦いといってもいいかなと最初は思っていたくらいです。

              それと、バフムトとクリシチェフカの距離が10キロで近いとおっしゃいますが、近いと言えば近いかもしれませんが。バフムト市街を見下ろすやうな、隣接の高地をみたいなものではないと思うのですよ。

              近い遠いとは感覚的な表現なんで。うーん。

              いい例ではないですが、渋谷と新宿が5キロくらいですかね。新宿と池袋が10キロくらいですが。新宿も広いので中心から中心までとかで。

                • 1pwm8
                • 2023年 7月 26日

                コンスタンチノフカとクリシェイフカの距離は20km近くありますね。
                クリシェイフカとバフムート市内(バフムート駅)の距離は約7kmです。
                「渋谷と新宿・新宿と池袋」の距離を示された考えは不明ですが、クリシェイフカ周辺の高台を奪還できれば、あらゆる火砲でバフムートに通じる道路とバフムート市内を上から攻撃できます。
                また低地にあるバフムート市を攻撃するためには、先に周辺の高台を奪還する必要があります。
                ですので「純軍事的には損害に比べてあまり価値がないとは思えません」とコメントした次第です。

                2
                  • ポンポコ
                  • 2023年 7月 26日

                  丁寧なご返答ありがとうございます。

                  しかし、クリシチュウカを占領したら、バフムト市街やすべての補給路を制圧できるか、コントロールできるか、というとそうではない思うのです。

                  逆に、ロシア軍がクリシチュウカを占領した時に、それでバフムト戦争は終わったかというとそうではないのです。それで、バフムトの補給路を制圧できたかというとそうではないのです。極端に言うと、表面的にはあまり影響がないくらいではなかったのではないでしょうか。

                  おっしゃるのは、砲撃の観測所としての価値でしょうか?

                  肉眼ですべて見えるくらいに隣接している高地なら、例えばクリシチュウカに隣接する標高200メートルくらいの高地なら、隣接のクリシチュウカ攻撃にかなりの威力があると思うのですよ、

                  7キロ、10キロ離れていて、どうなのかな?

                  いい例でないかもそれませんが、感覚的に分かりやすくするため、新宿と渋谷が5キロ、新宿と池袋が10キロ、そのくらいの距離で、高地の拠点を占領して、それが、決定的なものなのか?もちろん影響が全くないとはいいませんが。

                    • 1pwm8
                    • 2023年 7月 27日

                    バフムート市内やバフムートに通じる道路を攻撃できれば、ロシア軍の補給を阻害できて戦力を削ることができます。
                    「クリシェイフカの制圧=バフムートの制圧」にはなりませんが、クリシェイフカの制圧はバフムートの制圧に資します。
                    昨年12月にクリシェイフカを制圧したロシア軍も、ウクライナ軍の補給を阻害できて戦力を削ることができたと思いますので、「表面的にはあまり影響がない」は極端な意見であり参考にできないと思います。
                    ただし、ロシア軍は戦い方が原因でウクライナ軍より死傷者数は多かったですが。
                    昨年12月と違って今のバフムートは廃墟と化していますので、ロシア軍は防衛戦が難しいと思います。
                    そのためクリシェイフカは重要地点であり奪還する価値はあったと思います。
                    最後に「肉眼ですべて見えるくらいに~」以降の文章は私の頭では理解できませんでした。
                    申し訳ございません。

                  • ポンポコ
                  • 2023年 7月 27日

                  全く否定しているのではなく、クリシチュウカが、バフムトを包囲する布石の1つであることは、おっしゃる通りだと思います。

          • m
          • 2023年 7月 26日

          ずいぶんと上から目線なコメントだけど、貴方の方がわかってないでしょ。
          名前空白さんはロシア軍不利な情報には敏感みたいだけど、何がそんなに気に入らないの?

          13
      • 分析
      • 2023年 7月 25日

      第3突撃旅団に関しては、最前線でバフムト攻撃を続けているので損害動画も多く見られますが、かと言って重大な損失を負っていないと考えます。
      2ヶ月近くに渡りバフムト前線で戦い続けているためです。
      例えば南部戦線でレオパルドを失った47旅団などは、攻勢2週間程度で一度前線を離れています。
      また、大きな損失を受けた際に見られる自軍司令部への抗議動画もテレグラムで見られません。
      ロシア側情報ですら、バフムト戦線でウクライナの砲撃が強力であることを述べている主張もあるため、ロシアの反撃による小隊レベルでの損失はあるものの、中隊単位以上は機能し続けているのではないかと思います。
      ロシアにせよウクライナにせよ、敵の損害動画はネット上に上げるでしょうが、敵が上手いこと進んでいる動画は載せないでしょうから、被害が大きく見え過ぎる場合があると思います。

      7
        • ポンポコ
        • 2023年 7月 25日

        そうですか。
        ありがとうございます。

        第3突撃旅団と第5突撃旅団は、かなりの損耗を受けていると、私は考えていますが、おっしゃるように損耗の推定は難しいすね、

        クリシチェフカは、なぜかウクライナ軍は想定外の数の部隊を集めているようでさね。

        2
        • ポンポコ
        • 2023年 7月 25日

        そうですか。
        詳しい論考をありがとうございます。

        幾つかの情報から、私は、第3突撃旅団と第5突撃旅団はかなりの損耗を受けていると推測しています。 
        しかし、おっしゃるように損耗の正確な推測は難しいですね。分析様のおっしゃることの方が正しい可能性もあります。

        とにかく、クリシチェフカには、なぜかウクライナ軍は想定外の数の部隊を集めていますね。アダム集団とかも投入しているようですね。

        1
          • Easy
          • 2023年 7月 25日

          その2つの旅団が、例の「徴兵を大砲のエサにしている」という噂の旅団ですよ。
          徴兵されてきた素人を最前線の塹壕に投げ込み。それを狙ってロシアが砲撃してくるのを観測してロシアの砲の位置を割り出し、エクスカリバーやHiMARSを撃ち込んで狩る。
          ワグネルが囚人兵でやってた戦術の応用ですね。
          ですので、死傷者の数は物凄いが、旅団の真の戦闘力には影響はなく。追加の徴兵が届く限り戦い続けることが可能です。

          3
            • 匿名
            • 2023年 7月 25日

            貴重なハイマースやエクスカリバーをそんなバンバン使えるはずはないと思うのですが
            ちょっと有名になった武器を話に出してみただけ感が・・・

            23
            • またきん
            • 2023年 7月 25日

            例の噂のって、誰がどう噂にしてた??

            20
              • panda
              • 2023年 7月 25日

              今は亡きワグネルがやっていた戦術だと言う事は知っていますが
              どうなんでしょうね

              13
            • ポンポコ
            • 2023年 7月 25日

            そうなんですか?それだと?

            とにかく、第3突撃旅団と第5突撃旅団は、砲撃でかなりの損害を受けているようなんですが、どうなんでしょうね。

            例えば、クリシチェフカ奪還後の両旅団の推移なんかを追ってみれば分かるかもしれませんね。

            1
              • Easy
              • 2023年 7月 26日

              ロシア側第四ライフル旅団もそうですが、「最前線に駐留し続けていること」が組織的戦闘能力を失っていないことを示しています。
              第3と第5はそれぞれアゾフ大隊とアイダル大隊のメンバーが主力で、非常に政治力が強く、徴兵も西側兵器も優先割り当てを受けることが出来るんですね。
              で、「肉の壁」戦術を多用して、送り込まれた徴兵をどんどん最前線に投げ込んでおり。
              結果,投降する兵士も多く、そういう兵士から現場の悲惨な状況の証言が多々出ていますが。
              事実としては順調に攻略が進んでいます。徴兵を捨て駒にする代わりに本隊の損失を最小限に抑えているんですね。
              こういう戦術を使っている部隊に対しては,既存の「3割損耗で全滅」というような判断は出来ません。損耗用の徴兵が何人死のうと、部隊の能力は全く減らないので。

                • またきん
                • 2023年 7月 26日

                とりあえずその噂の出所には答えてもらえない感じですかね

                10
                • 2023年 7月 26日

                なんか前にバフムトで報道されていたロシア軍の損害状況をウクライナに付け替えて言っているような気がする。
                ただ、ロシアは先を行っていて、クリシチェフカでロシア軍が集団自決と最近報道されている。
                ロシアでは捕虜になることは犯罪とされ、後ろに督戦隊がいるから後退もできず、仕方なく自決だそう。
                捕虜になることが禁止で督戦隊用意なんて、ロシアはセルフ絶滅戦争しているんですかね。

                4
                • ポンポコ
                • 2023年 7月 26日

                詳細をありがとうございます。  

                確かに、そういう情報がロシア側からは、幾つか出ていますね。突撃してくるので砲撃のすると、それで砲兵の位置がわかって砲撃されてやられる。アゾフやアイダールが突撃してくるのは、その後だと。

                ただ、それがどのくらい真実に近い情報かは、同じようなウクライナ側からのワグネルの戦法に対する情報の場合と同じ程度かもしれません。

                このロシア側の第4ライフル旅団が2線クラスの装備なのに粘っているのは、たぶん、この部隊はもともとルハンシクの民兵だったからだと思います。

                まあ、彼らにしてみれば、地元の家族を守るとか、家族の元に行くという意識が強いのでしょうね。しかも、相手がアゾフやアイダールですしね。お互いに凄惨な戦場かもしれませんね。(第3突撃旅団は名前だけのアゾフだと私は思っていますが)

                とにかく、第4ライフル旅団もこのままでは、小銃を握ったまま、1つずつ潰されていくかもしれませんね。

    • bbcorn
    • 2023年 7月 25日

    ロシア軍の東部での大攻勢。
    もう失速しそう。
    10万以上集めたのにね。
    南部に戻るのかね?

    4
      • 1pwm8
      • 2023年 7月 25日

      そもそも本当に大攻勢を行っているか怪しいですね。
      冬季攻勢で唯一の戦果であるバフムートに固持しているだけか、ウクライナ南部に回すことができない事情があるのか。

      20
      • こい
      • 2023年 7月 25日

      大はしゃぎしてみっともないねえ

      3
        •  
        • 2023年 7月 25日

        この人はいつもこんな感じだから
        誰も相手にしてない

        17
          • 鼻毛
          • 2023年 7月 26日

          暴言はやめましょう

          10
        • bbcorn
        • 2023年 7月 26日

        まあさらにはクリミアが連日ぼこぼこにされてるしね
        イライラするのもわかるよ

        7
    • NNC
    • 2023年 7月 25日

    管理人さま、猛暑のなか日々の更新、お疲れさまです。

    20
    • panda
    • 2023年 7月 25日

    クリシチウカ・アンドリーウカ方面はロシア軍にとって相当厳しい戦況ですね
    CDSによれば第83空挺旅団を含む3個旅団以上の戦力が存在するはずですが相当押し込まれてます

    10
      • ノコ
      • 2023年 7月 25日

      ⚡️参謀本部: ウクライナがバフムト付近で前進する中、ロシアはアンドリーウカから撤退。アンドリー・コバロフ参謀報道官は7月25日、ウクライナ軍の攻撃作戦を受けて、ロシア軍がバフムート南部のアンドリーウカの陣地から撤退したと述べた。

      ※グーグル翻訳

      さすがのロシア軍も不利を悟りアンドリーフカから撤退した模様
      降伏は許されないけど(命令による?)撤退は許されるようで安心した
      たとえロシア兵と言えども無駄死には忍びない

      10
        •  
        • 2023年 7月 26日

        今回の戦争を通して見てロシア軍は撤退の判断が早いよ
        不利を悟ればすぐ撤退させる
        問題はウクライナが追撃戦で戦果を挙げられていないことだったけど、今回はどうなるだろうね

        5
      • 名無し
      • 2023年 7月 25日

      本来なら、クリシチウカへの迂廻路を防ぎたかったのでしょうが、両方ともすでに手遅れっぽい?
      無事に東側の川向うへ撤退できてればよいのですが、残ってる部隊はむごい目にあうでしょうね。
      下手すると、東側の川向うからウクライナ軍とまとめて友軍に砲撃されるでしょう。

      1
    • 朴秀
    • 2023年 7月 25日

    損害を顧みず前進できるのは強いな
    全部ワグネルみたいなもんだろ?
    火力は圧倒しているにしろ腰が引けた兵隊で防ぎきれるのかね

    4
      • 開政
      • 2023年 7月 25日

      ウクライナ混成部隊は素人でしょ。

      2
    • BBQ
    • 2023年 7月 26日

    クリシェイフカで気になるのがロシア軍の航空支援が出てきた話を聞かないこと。余裕がないのか?二級部隊に航空支援なんてよこさないソ連仕草か?ロシア空軍はもう攻勢限界なのか?弾薬が枯渇しているのか?弾薬はどこ(略

    2
    • mun
    • 2023年 7月 26日

    ついにクリシェイフカ周辺の高地を全てウクライナ軍が支配下に置いたようですので
    ロシア軍がこの地で防戦を続けるのは難しくなりそうです
    バフムート周辺の戦いの進捗はゆっくりではありますが
    特に南部で着実にウクライナ軍がおしています
    とはいえバフムート方面全体で決着がつくにはまだまだ時間がかかるでしょうね

    全体的に、ゆっくりウクライナ軍前進といった感じですが
    少しずつでも進めているのであればウクライナは希望が持てるものの
    本格的なロシア軍の防衛線に到達した時に進めるかどうかは怪しい所
    兵站を叩き続けてロシア軍に機能不全を引き起こせればあるいは、とは思いますが
    そういう展開になる所まで辿り着けるのかはまだ全く見えません

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