欧州関連

ウクライナ東部パブログラードでの大爆発、SS-24のブースター保管施設への攻撃か

ウクライナ東部のドニプロペトロウシク州パブログラードで観測された大爆発は「ウクライナ軍の物資を輸送中だった貨物列車へ攻撃」ではなく、廃棄された大陸間弾道ミサイル「SS-24」のブースターを保管する施設が爆発したものらしい。

S-300の対地モードを使用した攻撃がブースター保管施設に命中か

30日23時頃にウクライナ東部のドニプロペトロウシク州パブログラードで大爆発を観測、登場した画像や動画から爆発は市内中心部のパブログラード駅で発生した可能性が噂され、ウクライナ軍の物資(弾薬か燃料)を輸送中だった貨物列車がロシア軍の攻撃を受けたと予想されていた。

しかし新たに登場した動画はパブログラード駅での爆発を否定、駅の北西にある施設=48°34’48.9″N 35°50’54.1″Eでの爆発を示唆しており、大陸間弾道ミサイル「SS-24」のブースターを保管する施設(ウクライナが保有していたSS-24を解体した際に発生したもの)が爆発した可能性が高い。

ロシア側情報源はパブログラードへの攻撃について「S-300が使用された」と主張しているので、S-300の対地モードを使用した攻撃が同施設に命中したのだろう。

関連記事:ウクライナのパブログラードで大爆発、輸送中の軍需物資が攻撃を受けて誘爆?

 

※アイキャッチ画像の出典:Telegram経由

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コメント

    • 名無し
    • 2023年 5月 01日

    S-300系の地上攻撃って使うべき弾薬を使ってる気がするけどどうなんですかね。ウクライナ軍がモスクワにミサイル叩き込むことは考えづらいからそれはどうでもいいんですかね?

    1
      • nachteule
      • 2023年 5月 02日

       文章が良く分からないけど迎撃ミサイルとして使うべき物を対地攻撃に使うのはどうなのかって話?

       S-300と言っても迎撃弾の種類が幾つかあって、その内のどれを使って攻撃しているかでも話が変わってくる。古い5V55Rですら地上攻撃するならGMLRSを楽勝でアウトレンジ出来て弾頭重量だって下手な対地ミサイルよりあるんだから威力はそれなりだろう。
       S-300から発射した迎撃弾が不具合で迎撃も出来ずにおまけに迎撃弾による被害すら発生した事もあった筈なんで、展開に時間が掛かる古い迎撃弾をリフレッシュしないならばロングレンジの対地ミサイルとして使った方がロシアにとっては後腐れがないだろう。逆に射程や射高、速度に優れて迎撃性能が高い最新型のミサイルを対地攻撃ミサイルが少ないから使うのなら終わっていると思う。
       

      11
    • 匿名
    • 2023年 5月 01日

    初報ではこれもS-300を運用するウクライナ軍の二個中隊を撃破した!ってデマでしたね。
    蓋を開ければ話半分ですらなかったという…

    33
      • レオ
      • 2023年 5月 01日

      実際はこんなもんよね 情報をすぐに鵜呑みにするのは戦時において危険だわ まあ大したことなくてよかった

      46
    • paxai
    • 2023年 5月 01日

    廃棄された大陸間弾道ミサイルがこれほど大規模な爆発はするとは思えん・・・
    再生しようとしてたのか別の兵器保管庫になってた?

    15
      • バーナーキング
      • 2023年 5月 02日

      何を根拠に?
      廃棄ったって固定燃料を燃焼、爆発しない状態にするのは簡単じゃない。
      固定燃料の大陸間弾道弾の燃料の保証期間は15年とか18年で、その数倍経ってるから経年劣化でおそらく「安定して計算通りの速度で継続して燃焼するロケット」としては役に立たなくなってる可能性は高くても、「事故や攻撃による爆発」なら十分起こり得ると思うけど。

      26
      • 名無しさん
      • 2023年 5月 02日

      この大陸間弾道ミサイルは、例のブダペスト合意の際、核兵器を放棄するのと同時に破棄が決定したミサイルなのだと思われます。当時、ウクライナ国内には1240発もの大陸間弾道ミサイルが残されていました。その全てがここに廃棄されていたとは思えませんが、何割かがあったと考えただけでも相当の爆発になることは十分に推察されます。

      ウクライナはあれほど欧米から長距離ミサイルの供与を求めていたくらいですから、この弾道ミサイルを別の兵器に転用しようとしていた可能性もありますが、1年以上経過しても実現したと言う話は聞きません。やはり30年間放置してきたミサイルを活用するのは技術的にも困難であったのではないでしょうか。

      4
        • けい2020
        • 2023年 5月 02日

        固体ロケットの再利用するなら、手間暇を掛けて検査とテストしてになりますし
        使用保証期限を大幅に超え+放置されてたのを再生したなんて聞かないぐらいはコストが合わないでしょうね

        しかもICBM用だから衛星打ち上げ用ぐらいしか使い道が無く、解体費用も掛かるから放置されてたのでしょう

        7
      • nachteule
      • 2023年 5月 02日

       むしろ爆発しないって話になるの根拠は?製造後何十年経った重量物を遠くに飛ばすための固体燃料は攻撃受けても問題ないのかな、一度点火したら途中で辞める事が出来ない燃料だしロケットの爆発映像見た事がないわけでもないでしょ?
       10年前で4000tの固体燃料があって米国資金で再生/焼却施設作って5年前に1800t程、順調に進んでいたら処分されているがロシアの侵攻があったり資金的な問題で10t単位で残っていても不思議じゃないと思うけどね。後はウィルカやネプチューンの燃料作っていているとかの話が正しいなら可燃物の宝庫だからあれだけの爆発があってもおかしくない。

      1
    • 匿名さん
    • 2023年 5月 01日

    廃棄していた固体燃料ブースターを使って、
    ウクライナがロシアを攻撃する計画を立てていたところを、
    それを知ったロシアが、先に攻撃したということか?

    だれかロシアに密告した人間がいるのかな。
    戦況が悪化すると、今後このようなことが増えるかもしれませんな。

    13
      • けい2020
      • 2023年 5月 02日

      ロシア上層部で手柄のために再利用するって言い出したのが居たか
      単なる誤認で攻撃したかってところでしょう

      3
    • panda
    • 2023年 5月 01日

    ロシア軍は博物館や高層住宅と言った軍事的価値のない目標を示威的に攻撃することもあるのでそれと同じじゃないですかね

    17
      • 匿名
      • 2023年 5月 01日

      恐らくそうだと思います。
      ロシアは「目的達成」したそうです。
      燃料貯蔵庫を爆破されて派手に恥をかいたので、代わりに場所の知れている
      攻撃すれば派手に爆発するミサイル廃棄場を狙ったのかもしれませんね…

      25
    • gepard
    • 2023年 5月 01日

    ヴィルカ-M長距離ロケット弾の保管庫が破壊された説、S300を輸送中に攻撃された説、S300の保管庫が破壊された説、ロケットの固形燃料工場が破壊された説など様々だ。安易な結論に飛びつかず、どの情報源もある程度疑ってかかったほうがよい。もし仮に古い弾道弾の保管庫が破壊された説が事実だとしても、反抗作戦に向けた長距離攻撃兵器の開発に使用されていた可能性は高く、ウクライナにとって痛手なのは間違いないだろう。

    攻撃の意図は先日のセヴァストポリの燃料施設攻撃への報復という意味合いもありそうだ。

    19
    • shkk
    • 2023年 5月 01日

    Wikipedia情報だけどミサイル時の重量104.5t、射程約10,000km飛ばす固体燃料ブースターらしい

    大半が燃料だろうし放置は危なすぎるだろ…とは思うけど、ウクライナもロシアもお金なかったし
    解体費もかかるだろうからおきっぱなしにしてたのかな?

    17
      • けい2020
      • 2023年 5月 02日

      でしょうね、チェルノブイリ原発の対策費用すら援助受けてなんとかだったし、
      それに比べれば放置しててもすぐに危険てわけでもないし、構造上自然爆発も無いですからね
      (成分が漏れ出すと環境汚染にはなるから、処理するのがベストではある)

      7
    • ハイジ
    • 2023年 5月 01日

    その昔、日本はSS-20の設計図を手に入れようと画策していた。という話を思い出した。
    ドイツに核保有を持ちかけたが袖にされたとか、当時の日本もなかなかだったのかな と

    2
      • 2023年 5月 02日

      その頃の日本は対ソの最前線でしたからね。
      寧ろその時代に核保有を袖にするドイツが中々というかなんというか。

      8
    • おわふ
    • 2023年 5月 02日

    問題は、燃えたものが何かというより、こういう攻撃が成功しやすくなっているという事。
    自国の事も大事だが、各国には対空兵器の支援も継続してほしい。
    また、供与は数年先になろうとも、今から西側戦闘機の訓練を開始すべき。

    6
      • 名無しさん
      • 2023年 5月 02日

      ウクライナは国土が広いのですべてをカバーするのは無理ですよ。
      そして廃棄所なんてのは守るべき対象としての優先順位は下の下でしょう。

      11
    • 2023年 5月 02日

    S-300って当たるんですね。
    こんなにピンポイント性能が良いなら、大量に余っていると言われているS-300で、なんでもっと爆撃しないんだろう ?

      • バーナーキング
      • 2023年 5月 02日

      対象の施設は1km×600mの敷地内に20以上の建屋が点在してるので、別に「ピンポイント」に当たった訳ではないのでは。

      10
    • 八面体
    • 2023年 5月 02日

    暗い動画でも特定できるものなんだなぁ
    S-300は択捉島にもあるんですね
    知らなかった

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