プーチン大統領は「ウクライナ側の工作員によるロシア領ブリャンスク州の住民への発砲はテロ攻撃だ」と主張しているが、ロシア義勇軍は「全てはロシア側の嘘でブリャンスク州に来たのは我々だ」と発表した。
参考:Путин назвал произошедшее в Брянской области терактом
参考:“Свободные россияне борются с режимом Путина”: ответственность за события на Брянщине взял на себя РДК
この行動がロシア側からどのような反応を引き出すのかは未知数だ
ウクライナと国境を接するロシア領ブリャンスク州のボゴマズ知事は「国境近くのリュベチャネ村でウクライナ側の工作員が侵入して発砲、住民1人が死亡して10歳の子供が怪我をした」と報告、これを受けてプーチン大統領は安全保障会議を緊急招集すると報じられている。
しかしロシア人で構成されたロシア義勇軍は「全てはロシア側の嘘でブリャンスク州に来たのは我々だ。同胞に希望を示し、武器を手にしたロシア人がプーチン政権と戦えるをこと示すための行動だ」と発表、ロシア義勇軍はTelegram上でブリャンスク州スシャニー村(52.193124, 32.304578)で撮影した動画を公開しており、この行動がどのような意図で行われ、ロシア側からどのような反応を引き出すのかは未知数だ。
ウクライナ国防省情報総局は「ロシア連邦内部には民族、社会、政治など膨大な内部対立を抱えて絶対的に不安定な状況にある」と述べ、今回の件は「ロシア連邦市民同士の内部対立だ」と主張している。
追記:ロシア義勇軍は「ブリャンスク州への侵入作戦には45人が参加し、敵の歩兵戦闘車を待ち伏せして攻撃した。この過程で子供の犠牲者はいない。しかし負傷した国境警備隊員が1人いる」と明かした。
関連記事:本物のナチズムからウクライナ人を守る、元ロシア軍部隊による義勇軍が訓練を開始
※アイキャッチ画像の出典:Telegram
いいぞ、もっとやれ。
エスカレーション問題はあるだろうけど、ウクライナへの民間攻撃をどうすることもできない以上、ウクライナ側もロシア領内の軍や軍事施設に対してはゲリラ戦を仕掛け、自国内でも休ませず、厭戦感情を高めるのは立派な作戦だと思います。
最終的な和平はプーチン政権の崩壊で達成されると思う。同胞に希望を示し、武器を手にしたロシア人がプーチン政権と戦えるをこと示すための行動をがんがんやって欲しい。
ウクライナろロシア義勇軍に栄光あれ。
後方地域への攻撃でウクライナ国民の厭戦感情を高めるというのはロシアがやって大失敗しているのに、今回の攻撃でロシア国民の厭戦感情を高められるとは全く思えません。
事実はどうあれ、ロシア国内では民間人が殺害されたことにされていますし、完全に戦意高揚の材料として利用されてしまっています。
ウクライナ側は国の存亡の危機という中で国民の戦意が当初から高いのに比べ、ロシア国民はとりあえずギリギリ普通に生活しているから戦争についてはあまり考えないという人がマジョリティである違いがあります。
プーチン政権に対する支持率も、戦争に対する支持というよりも生活基盤の安定によるところが大きいので、秋の動員時のあの騒ぎから察するに、自分たちの安寧が直に脅かされる事態になったら国威発揚より混乱に傾く可能性が高いと思います。
まあそもそも、ロシア義勇軍の活動がそこまで大規模に広がるかはかなり疑問ですが。
そもそもロシア人は「戦争が起きている」という感覚自体が乏しい人が多いですからね。
動員されない限り、戦争反対も何もないのです。
「無関心」のままでは何も変わりません。
まあウクライナからぜんぜん離れた場所で起きた事件、あるいは反乱事件であればともかく、ロシアとウクライナの国境近くで起きた事件で、ウクライナ軍が全く関与していないと考えるロシア人はいないでしょう。
キーウからの指令によるものか、現地の独断か、あるいはノルドストリームのパイプライン爆破のようにその他の特殊部隊のようなのが関与しているのか、あるいはロシアの偽旗なのかは現時点で定かではありませんが、現時点で圧倒的に優勢で、バフムトを陥落寸前に追い込んでいるロシア軍が、わざわざこんな偽旗作戦を行う意味もないように思えます。
一方でウクライナ軍の方は、レズ二コフ国防相とブダノフ准将の対立、内務大臣の墜死、東部ドンバス地区作戦司令官の解任など、統制の混乱が続いていて、現地の独断でいろいろやることがあってもおかしくありません。戦前の関東軍による謀略や、破壊工作もそうでした。あるいはNATO軍の特殊部隊による工作があっても決して不思議ではありません。
可能性だけ言えば、ポーランド軍などでも、ロシアに対する破壊工作をする理由や動機はあります。多数の戦車を供与し、多くの義勇兵も参加しています。
ロシア軍が圧倒的優勢?🤔
どこからとごまでが願望だい?
いないでしょう
定かではありませんが
思えます
おかしくありません
不思議ではありません
「ロシアが現在のバフムト近郊では圧倒的に優勢」というのは間違いない事実でしょう。
TKTさんは間違ったことは書かないが情報を選んで書く方なので情報を取捨選択するとこういう考え方も出来るのか、と理解されるのが良いと思います。
ロシアの追加招集に向けた偽旗という可能性も十分にあると思いますけどね。
上の方がおっしゃるように「侵攻を受けている側」と「建前上他国の同民族を助けるために侵攻している側」では自国インフラや後方への被害に対する考え方が全く違うのではないかと思います。
もちろんプーチンは戦意高揚のために利用すると思いますが、無関心・もしくは国営放送などから大本営発表などを聞いて平和のために他国で戦う自国兵士の活躍に心躍らせているロシア国民に対して戦争継続の自分達へのリスクを知らしめることも重要ではないでしょうか。
こういう風に利用されるから越境攻撃はやめておけと西側が釘を刺してるのに
何が理由にせよ内戦は地獄になるからな。
NBC兵器や各種軍事技術がばら撒かれるのが怖い。
これ軍事的に何か意味あるんですかね・・・プーチンが即声明を出したあたり怒らせる効果はあったようだが。
逆に、今までロシアがウクライナや他の国々に対してやってきた事はこういう事なんですよね。ウクライナの戦いから派生して、ロシア国内で分離主義勢力の紛争が発生するのは何らおかしいことではないでしょう。そもそもの話、ロシアが核ドクトリン(自国への攻撃には先制核使用で報復する)を専守防衛だけでなく侵略にも応用することを思いついたのが全ての発端だと自分は考えます。防衛的な戦略にのみ使われるはずだった積極的な核使用基準を攻勢局面で使うことで楽して外国を侵略しようなどという考えは許されるべきではありません。
イソップ童話に犬と肉という話があります。肉屋で肉をもらった犬が得意気に橋を通った時、水面に自分が写っていることに気づきます。それが自分だとは分からない犬は、目の前の犬が口に咥えている肉も奪おうと思って吠え、肉を川に落としてしまうという話です。ロシアはドンバス紛争やクリミア占領で大きな、およそ21世紀には手に入らないような肉を獲ましたが、全ウクライナというさらに大きな肉にも続けざまにとりつきました。この戦争に関して言えば、ロシアは新しく見つけた大きな肉を諦めるだけではなく、持っている全ての肉を失って始めて有意義な何かを学べるのではないでしょうか。
団結する理由、与えちゃったねぇ
前から越境して破壊工作とかしてたのは知ってるけど今回大々的に宣伝したのはどういう意味があるんだろうか
プーチンをチビらせるため?
体制に影響を与えるには頭数が少ないかな
もう少し経過観察しないと評価を下しづらい
服が綺麗すぎる、ロシアの偽旗だ。とか言われてるけど真偽はどうなる
マジでロシアは分離独立でバラバラになればいいのに
特に極東
ぶっちゃけそこは比較的安定してる方だし何より対岸の火事じゃすまんよ
極東方面までグズグズにしたら中国が黙って居なさそう。
極まった話、ロシア極東沿岸部まで中国領になれば日本の負担は更に上がってしまうのでは。
これはなんだかおそまつですね・・・
続きがあるのかどうか