ウクライナ軍の反撃がバフムート周辺で成功したにも関わらず「市内のロシア軍」は前進し続けており、ウクライナのマリャル国防次官も「敵の目標に変更はなく新たに空挺部隊を投入している。市内では全てが困難で非常に厳しい」と明かした。
参考:Маляр о Бахмуте: ВСУ удалось продвинуться, но РФ подтягивает отряды десантников
ウクライナ軍はバフムート市内の西端を保持できるのか、それとも押し切られるのか、まだ結末を口にするのは時期尚早だ
ウクライナ軍はバフムートの北と南で反撃を開始、街の包囲を試みたロシア軍の側面を突き崩し、T0504や00506に迫っていたロシア軍部隊は後退を余儀なくされ、市内の状況に好影響(攻撃ペースの鈍化や停滞など)を与えることを期待されたが、市内のロシア軍は前進を再開して「アパート密集地」に侵入している可能性が高い。
ウクライナのマリャル国防次官も15日「ここ数日、あらゆる困難にも関わらず(バフムート周辺で)前進することができたが、ロシア軍の目標=バフムート制圧に変更はなく、新たに空挺部隊を市内に投入し始めた。バフムートでは全てが困難な状況で非常に厳しい」と明かしており、チャイコフスキー通りの状況は幾らか改善しても「アパート密集地(ウクライナ軍が市内で維持する最後の大規模な抵抗拠点)への圧力」は変わってないという意味だ。
ロシア軍はウクライナ軍の反撃で街を包囲する望みを絶たれたため、正面から全力で力押ししている可能性があり、バフムートが置かれた状況は何も確定していない。
ウクライナ軍はバフムート市内の西端を保持できるのか、それとも押し切られるのか、まだ結末を口にするのは時期尚早なのだろう。
因みにイタリア、ドイツ、フランスを訪問したゼレンスキー大統領は「予定にない英国訪問」を発表、スナク首相と会談するためロンドンに向かったらしい。
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※アイキャッチ画像の出典:24 ОМБр імені короля Данила
もうこれ、永遠に続くんじゃねぇのか?って気がしてきた。
ウクライナは無尽蔵に兵站を送り、ロシアは無尽蔵に兵士を送る。 もうずっとこの消耗戦だよね。
これがウクライナの狙いなんだろうけど、ホントまだまだ数ヶ月は続きそうな気がしてきた。
ウクライナも1日数百人送り込んでるぞ
こりゃウクライナ版ウェルダンの戦いやな、際限なく兵士を損耗する
時にトルコでは大統領選だがエルドアンが負けてケマル氏が当選した場合が気になる
外交面でウクライナ支援方針が変わることはないと思うが…
どちらかというとアルメニア・シリア方面で温和政策に転向するのかね
一回目の投票では僅差でエルドアンが優勢とはいえ過半数に届かず決選投票。ケマルが逆転勝ちする可能性もあるわけで…
昨日のテレ朝の日曜スクープで小泉さんが、ウクライナのバフムト反攻の目的はここにロシア軍を釘付けにし、あやよくば増援も呼ばせ、他の戦線の反攻を助けるためだろいうと言われていました。虎の子の空挺部隊をそれを投入させたのなら狙い通りではないでしょうか。ウクライナとしては無理はせず、最近ロシア軍が占領したところは陣地化が十分ではないのでその柔らかいところを食っている。
バフムトがウクライナの反攻の主攻ということは無いだろうとも言ってましたね。ロシア軍が集結してるし、ロシア国境に近くて補給が有利なので無理攻めするとウクライナ側の犠牲が大きすぎる。たしかに、ウクライナが考えることは最小限の犠牲で最大の効果を挙げることだと思います。反攻はこれが最後では無いので無理は禁物。
南北の包囲翼も除去されて、完全にただのトロフィーでしかなくなった市街正面にやっと空挺投入ですか。空挺にしても、開戦以来激戦地を休みなく渡り歩くような運用をされて部隊の実戦力は微妙な所で、それを更に無益な市街戦に…
ロシア軍戦力の拘束と消耗。バフムート戦は見事なまでに目的を達成していますね。
せっかくの空挺部隊を力押しの市街戦に投入するとはなんて勿体無い…
それだけ台所事情が悪いんだろうけど
21世紀の戦争に空挺部隊が本来の空挺降下を行うような作戦があるんでしょうかね。
特殊部隊がHALOで浸透潜入なんてのも文字通り非常に「特殊」でしょうし。
まあもとからバフムト占領の主力、中心はワグネル部隊ではなく第98赤旗親衛空挺師団ということで、増援の空挺軍部隊はあるいは別の赤旗親衛空挺師団から来た部隊かもしれませんが、いずれにしてもバフムト市街完全制圧のための最後のダメ押し部隊ということでしょう。
なんで追加投入するの!?
バフムートはワグネルにとっては確かに資金源になりうる土地かもしれないけどロシア軍的にはそこまでこだわる必要がないところだろうに…
戦争に我々の常識は通用しません ロシア側も秘匿されている意図があるのかもしれないし、ただ闇雲に逐次戦力を投入しているのかもしれません そもそもウクライナだってここでずっと釘付けにする真の狙いは不明です 戦場の霧があまりにも濃すぎるし両軍とも狙いが遂行されてるのか行き当たりばったりのいたちごっこなのかよく分かりませんね
もう本来の目的を忘れて意地になってる気もする。
もしくはワグネルが落とせなかった目標を我々が取ったどー的なトロフィーが欲しい感じで。
もしくはコンコルドしているのか。
市街戦のダメ押しに空挺を突っ込んでしまうのはいかにももったいない用兵ですが、バフムートの帰趨のほか直近で焦点になりそうなのは機甲部隊が主軸のウクライナ軍の反攻なわけで、そこで空挺が活躍出来るのか?というと微妙な気もします。実際どちらに投入した方がいいんでしょうね。
>どちらに投入した方がいい
一択でウクライナの攻勢正面です。
今までの戦績でも、他のロシア軍に比べれば空挺部隊の方がまだしも頑強な抵抗を見せますんで。
むしろウクライナの反転攻勢をいなしたあとの逆襲用にとっておくものだけど、
兵力に余裕が無いからこんな事になってるのかなぁと。
何にしろもったいない用兵ではありますね。
ロシアの空挺は西側と違って軽機械化歩兵なので、火消し的な使い方もできる。
なのでどちらかといえば反転攻勢に備えた予備兵力として後方に置いておくのが正解。
ここですり潰してくれるのはウクライナ視点だと有難すぎる。
ウクライナ軍の戦車、特に西側戦車であるチャレンジャー2戦車や、レオパルト2戦車を使う反撃に対するロシア軍の
「対戦車縦深陣地」
ですが、この場合、第一線である前哨陣地に配置するのは、どっちかといえば弱い予備役の狙撃旅団となり、逆に後方となる、第二線、第三線で、
「機動予備」
として待機するのが、精鋭となる現役の戦車旅団や、赤旗親衛空挺師団となります。
第一線に配置される予備役の狙撃旅団は、機動予備の精鋭部隊が移動するための時間を稼ぐための遅滞行動のための部隊です。
ウクライナ軍の反攻作戦の正面がどこと確定していない現況では、予備の空挺師団を他に投入するわけにはいきません。
また一方で、今のバフムトの団地のアパートで抵抗を続けているウクライナ軍の第92独立機械化旅団は、第二次世界大戦の時代から精鋭とされ、またロシア軍のウクライナ侵攻後も多くの戦果を挙げている本当の精鋭旅団であり、ロシア軍としてはこのウクライナ軍の精鋭旅団を、位置が判明している今のうちに完全に壊滅させておきたいでしょう。
侵攻後に西側で訓練を受けた住民兵で新編成された旅団は、歴史も戦歴もなく、実戦でどこまでやれるのかはよくわからない部隊です。
>侵攻後に西側で訓練を受けた住民兵で新編成された旅団は、歴史も戦歴もなく、実戦でどこまでやれるのかはよくわからない部隊です。
思い込みは個人の自由だけど、想像だけで適当な書込みは控えたら如何ですか?
所謂精鋭部隊だって損害による再編成を繰り返すわけですし、侵攻当初のメンバーは大分入れ替わっていますよ。
英国その他が提供しているのは実戦訓練なのに無駄ということはないでしょう。
訓練だけで能力が不安と言うなら、世界中ほとんどの軍隊が当てはまりますよ。
このTKTというお方はいつもレオパルトがどうのこうのとか、ハード面でしか物事を見てないね。
戦略シュミレーションやりすぎたオタクみたいな状態なんだろうけど、相手にする価値ないかな。
ちなみにウクライナなんてドンバス戦争開始以降、もう9年にも渡って戦い続けてるから、
実戦経験自体は世界でも上位に入る集団とかしてますかね。
ここにいるのはおそらくほぼ全員がただの軍事オタクであり、オタクの言説だと軽んじるのは他の皆にも刺さってしまうのではないですかね。
まあ正直TKT氏の言説はよく分からない物も多いですが、今回に関してはそんなに変な事は言っていないと思います。
9年間戦ってきた部隊に比べて、新兵を訓練しただけの部隊の戦力が未知数なのは当然の事です。
(あと個人的には、TKT氏はハード面というより部隊の練度や歴史といったソフト面を重視しすぎな印象を受けます。)
TKT氏はアニメや漫画の無理矢理な引用と、仮定に仮定を重ねる文章がたまに見られますが(※個人の見解です)、これらさえなければしっかりとした書き込みもあるなという印象です
上の書き込みは別に咎めるレベルではないんじゃないかな……とは私も思います
ここ最近、「西のダヴ」に「東のTKT」両横綱になっているような…。
どちらも相手戦果は徹底的に目を背けて、味方の希望的観測に固執する印象。
本当は、敵の戦果や味方の苦戦を受け入れてはじめて戦場のリアルが見えてくるハズだけどね。古来、敵を軽んじる軍隊にロクなのはいなかった。
ただの荒らしのダヴと並べるのはTKT氏に失礼だろう
TKT氏は結論は突飛でも根拠として提示される情報は割と尤もらしい
正直どっちもどっちだわ
煽りとマウントしかしないダヴと同列扱いはさすがに失礼
空挺とか海軍歩兵なんかは強襲部隊だからここに突っ込むのは間違った運用ではない。
むしろウクライナの攻勢に備えるために塹壕に籠らしておくほうが間違い。
空挺部隊といっても中身は様々だから多分消耗しても比較的困らない駒なのでしょうよ。
総司令官→当初はいませんでした
第二梯団→ありませんでした
第二防衛戦→存在してませんでした
精鋭部隊→無茶な作戦で溶けました
指導者→劣化版すた☆りん
これがあのソ連軍を末裔だとはなかなか信じられませんな
詳しい方に教えていただきたいのですが、空挺部隊は機動力が高いので、バフムートのようなすでにフォーカスのあたっている戦線には投下しない、もしくは非効率だと思っていたのですが、違うのでしょうか?
空挺部隊が他兵科より機動力を発揮出来るのは、空挺降下を実施するときだけです。
現代では全ての兵科が自動車化されているため、本戦争のような戦線が固定化した戦場では、兵科間の機動力の優劣はほぼありません。
また空挺降下は敵の占領地に対して行なうものなので、降下予定地における敵の防空能力は低下していなければなりませんし、降下後地上軍が前進し、合流出来るロケーションでないといけません。
というわけで、ロシアが守勢に回った本戦争では、ナチスドイツの降下猟兵がそうであったように、空挺の真価を発揮できる戦場は存在しません。
一方で、ロシアの空挺部隊は軽戦車が配備されているため相応の火力を保有しており、また例外的に高い質を誇っています。
なので極めて重要な局面においては本来の能力に拘らずに投入すべきですが…まあ、バハムトがそうだとは思えませんよね。
ここの皆様が仰っているよつに、ウクライナの攻勢に対する逆襲戦力として使うのが、常識的な思考だと思います。
詳しくはありませんが、侵攻当初にキーウへの空挺作戦で輸送機やヘリを撃墜され大損害を被っていますし、本来の空挺機動はリスクが高過ぎて歩兵として運用されていると思います。
一般的には歩兵より空挺兵の方が練度が高いでしょうから、激戦地に投入するのでしょうね。
WW2のクレタ以降のドイツ降下猟兵の運用や、バストーニュに歩兵として投入された米101空挺師団とか前例もあります。
ロシア空挺軍の場合は、徴兵された兵士が多い他のロシア軍部隊と違って、ほとんどが志願兵であり、また陸上自衛隊の第一空挺団と同じように、入隊するのも他の部隊より難しいというのがあります。
これはアメリカ海兵隊や、アメリカ陸軍の空挺軍団、レンジャー連隊も同じです。そういう部隊は、装備や訓練も他の部隊より優先されているわけです。
徴兵制度のある韓国軍でも、徴兵の部隊より、全員志願兵の韓国海兵隊や、空挺部隊の方が精鋭とされます。徴兵された兵士で編成された部隊が、全員志願兵の部隊よりも士気が低い、能力が低いのは当然で仕方がありません。当然訓練のレベルも大きく違ってきます。
バフムト市街に残っているウクライナ軍の第92独立機械化旅団は、過去に多くの戦果を挙げている有名な旅団でもあり、この旅団をバフムトで完全に壊滅させるために切り札の精鋭部隊を投入するのは決して無駄とは言えません。
第92独立機械化旅団はバフムートに1個大隊しか投入していないので、第92独立機械化旅団はバフムートで壊滅しませんよ。
バフムートにはウクライナ領土防衛隊も多数投入されています。
まあイラク戦争でのアメリカ海兵隊をファルージャ市街戦に投入するのと理屈的には同じだよ。
空挺部隊投入って、しかも包囲が解かれた消耗戦に逐次投入するなんて、頭がおかしいとしか思えない。バフムトの地下に財宝でも埋まっているのか?
そこはウクライナ側の発表だから本当かは怪しい所なので・・・
ウクライナも敵にとられた拠点を爆破しているから、ロシア動員兵突撃させても、大量の無駄死にしかならないから、少数対少数ならある程度戦える空挺部隊投入したんじゃないですかね。拠点攻略したら直ぐに逃げれる兵士が必要ですから空挺部隊じゃないですかね。
バブムト周辺のVDVと言えば第106親衛空挺師団でしょうか
昨年、ハルキウの戦いで壊滅的打撃を受けていますので一部の方が期待するような精鋭かと言うと微妙ですね