ゼレンスキー大統領は昨日も「バフムートから期待していたニュースがもたらされた」と話していたが、6日も「バフムートの英雄達に言及したい、前進してくれてありがとう」と述べており、再びバフムートで何かが起こっていると示唆した格好だ。
参考:Зеленский о Бахмутском направлении: Спасибо за движение вперед
もし何かが起こっているとすればクリシェイフカ方面、ベルヒフカ方面、サッコ・イ・ヴァンツェッティ方面の何れか
ゼレンスキー大統領は5日「(バフムートの兵士は)我々が期待していた通りのニュースをもたらしてくれた」と話していたが、6日も演説の中で「今日もバフムートの英雄達に言及したい。第3強襲旅団と第57自動車化歩兵旅団に感謝する。前進してくれてありがとう」と述べ、再びバフムートで何かが起こっていると示唆した格好だ。
もし何かが起こっているとすればクリシェイフカ方面、ベルヒフカ方面、サッコ・イ・ヴァンツェッティ方面の何れかだが、この地域の視覚的証拠はウクライナ側からもロシア側からも(ほとんど)登場していない。
ロシア側情報源は「ウクライナ軍が一時的に貯水池の先にあるベルヒフカ郊外まで到達したものの反撃にあって押し戻された」と、ウクライナ側情報源は「自軍がクリシェイフカに迫っている」と主張しているが、どれも視覚的な裏付けが欠けているため、ゼレンスキー大統領が言及する「前進」が何を指しているのか謎だ。
因みにゼレンスキー大統領は「あらゆるロシアのミサイルを阻止できるのはパトリオットシステムだけで、これが50基あればロシアのミサイル攻撃で傷つく人はいなくなる」と述べ、パトリオットシステムの追加供給を訴えていたが、空軍のイグナト報道官は6日「これは非常に野心的な目標だが実現させる」と述べており、ウクライナにとって「50基のパトリオットシステムを手に入れる」という話は象徴的なものではなく現実的な目標らしい。
追記:米下院のケビン・マッカーシー議長は「中国の脅威に対処するため追加資金を供給すべきだ」と主張し、これに賛同した下院軍事委員会のマイク・ロジャース委員長も「この夏の反撃がどの程度有効か、9月末までに停戦などの動きが出てくるかでウクライナ支援を見直すことになるだろう」と述べ、さらに見直されたウクライナ支援の規模についても「現在よりも遥かに小規模になる」と指摘した。
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※アイキャッチ画像の出典:PRESIDENT OF UKRAINE
ゼレンスキー大統領かバフムードに言及したなら実際の攻勢は他の場所じゃないかなと。
ウクライナ軍が前進しているのは恐らくバフムート北・北東部です
M03高速道路沿いに突破しているとの情報が出て来ていますね
昨日の段階で撃退されてたよ、というか大攻勢後もバフムト周辺は撃退され続けてる。
いつもの情報戦じゃない?失敗したら無かったことにされるやつ
訂正
北東→北西
バフムート郊外北西部でウクライナ軍の反撃が再開されているようで
前進しているとの情報がありますね、M03号線沿いあたりでしょうか
しかし、視覚的証拠等はまだ不十分なようです
またバフムート郊外南部クリシェイウカ付近でも
ウクライナ軍はロシア軍陣地の掃討を進めているようです
バフムート方面が主攻撃軸となる可能性は低いと思われますが
それでも陣地を取り返す気のある本物の攻撃でしょうから
維持し続けるならロシア軍はかなりのリソースをバフムートに割く必要があるでしょうね
ウクライナ版38度線かぁ…
時間がどちらの味方をするのかわからなくなってきたな
ゼレンスキーが示唆するバフムトでの反撃は視覚的情報に欠ける。
前進を主張するが証拠がなければ情報戦とみなすべきだろう。
パトリオット50基についてはその様な供給力をNATOは持たないため、アピールの一環だろう。
本格的な防御線はもっと後方にあるしバフムート&ソレダルが健在だし抵抗力は維持出来てそう。
プリゴジンはブチギレてるけど逃げてるだけで壊滅してるとは言って無いから露部隊もまあ大丈夫ちゃうかね?
そもそもロシアの防御ドクトリン自体が、多段的に防御線を設けて後退しながら敵の足を止め、止まったところに砲撃や空爆の遠距離攻撃を叩き込むというものですから。
攻めれば1-2キロ押し込めるのは当たり前で、問題はそこから破砕的に敵の10キロ以上後方にある火砲陣地まで一気に襲いかかれるか、です。
どうも伝わっているウクライナ側の発表ですら、陣地を抜けている感じがしませんね。
火砲陣地を炙り出してHIMARSや誘導砲弾で叩くのが目的かも知れませんが、のんびりそんなことやってるうちに前線の装甲車が削られて破砕力を失ってしまうような気がします。
そういうのがいわゆるクルクス戦、チタデレ作戦のパックフロントに原型がある
「対戦車縦深陣地」
であり、さらにさかのぼれば1918年にフランス軍のペタン将軍がドイツ軍の浸透戦術、フーチェル戦術を阻止するために考えた縦深陣地が源流かもしれません。
ゲラシモフ参謀総長はもともと戦車戦が専門であり、そういうような演習や、研究、訓練はこれまでにたくさん経験しているでしょう。特に西側戦車の突撃を阻止する訓練は基本中の基本であったでしょう。
実際反抗作戦で目に見える結果を出せと言われれば一番に実施場所の選択肢に上がるのはバフムトでしょうね
占領して間もないロシア軍の防御体制が一番整っていない上に
長きにわたる攻防戦で占領軍を守る市街地は瓦礫の山と化し
地形的にも未だウクライナ軍は優位なポジションをキープできている
ただ戦略的意義は数ある選択肢の中でも乏しい
ロシア軍もバフムトを簡単に奪い返されるなどメンツに関わる以上消耗戦になる事は確実ですし
多くの犠牲を出してバフムトを奪ったところでそれ以上の展望は見込みづらい
結果がコストに見合っていないという指摘を受ける事も確実でしょう
防御態勢が整っていないはその通り、しかもベテランのワグナーが撤退して市内には穴埋め部隊(一応空挺部隊なら経験値はあるか)
なので条件としては決して悪くないものの問題は「市内は比較的奪還しやすいかも知れないが、重要なのは市内よりも南北高地」ってことだろうか
ウクライナも市内じゃなくて南北の高地めがけて攻撃してるのはそういうことだし、ロシアがここを奪ってから数ヶ月あるので陣地構築もある程度されてしまっている(北側のベルヒフカ付近ならそうでもないかも)
南北を取り返せればロシア軍も背水と包囲を避けて後退するだろうしバフムート市街地西側まではコマを進められそうだけども戦略的意義はロシアに対する嫌がらせって感じにしかならないか
ロシア側はもし南北から圧迫される事態になったとしても政治的な問題で撤退できず、
予備戦力を逐次投入せざるを得ないんじゃないかな。
この流れは最初から狙ってただろうと思う。
この読みが正しいと思うわ。
やっとこさ手に入れたバフムトを失うことができないって前提だから。
ワグネルの苦労を無駄にする無能なロシア正規軍と評判が立つのはまずい。
結局ここに注力するしかなくなる。
南部に兵を回せなくなるな。
いや これはいい手だ。
誰の書いた筋書きだろうな。
ここ数日の一連のバフムトに対する発言は、現場にいる将校や諜報員や工作員達に向けた一種の暗号なんじゃないかと邪推してみる。「反撃の合図だッ!!!」とか「プランBに変更だ…」的な。
木を隠すなら森の中ともいうけど、バフムトで激戦があったあとに、ちょっとバフムトに関してちょっと辻褄の合わない変なこと言っても、一般人は「よくわかんないけど、現場ではきっと何か起こってんだろうな」くらいに気にもとめないで流されるだろうと思って、ちょっと変なコト言ってるとか?
ガセだけど、何年か前にISISに捕まった日本人が動画の中で眼をパチパチさせてモースル信号送ってるみたいなヤツ。