バイデン政権がウクライナ支援のため確保している資金は9月末に尽きる見込みで、下院軍事委員会は「ウクライナ支援を縮小して対中国対策に資金を投資したい」と考えており、白紙の小切手に資金が補充される可能性は低くなってきた。
参考:House Armed Services chair wants China spending bill, less Ukraine aid
ウクライナ支援は軍事支援と財政支援の両輪で成り立っているため、この問題はウクライナ・レンドリース法だけで何とかなる話ではない
バイデン政権が議会承認をパスして次々とウクライナ支援を実行できるのは下院が承認した白紙の小切手=累計1,130億ドルの資金がベースで、この資金の3/5=670億ドルは軍事支援に、残りの2/5は政府援助、経済支援、難民支援などに割り当てられており、国防総省は「(政府が容認したウクライナへの軍事支援の資金は)9月末までに底をつく」と予想している。
つまり下院が新たな資金供給を承認しなければ「バイデン政権のウクライナ支援は止まってしまう」という意味で、共和党主導の下院は「もう白紙の小切手は認めない」と主張しており、下院のケビン・マッカーシー議長は「中国の脅威に対処するため追加資金を供給すべきだ」と主張、これに賛同した下院軍事委員会のマイク・ロジャース委員長も「この夏の反撃がどの程度有効か、9月末までに停戦などの動きが出てくるかでウクライナ支援を見直すことになるだろう」と述べ、さらに見直されたウクライナ支援の規模についても「現在よりも遥かに小規模になる」と指摘した。
国防総省も今後のウクライナ支援は予算計上を行わず、必要に応じて議会の承認を得る形になると述べており、恐らくバイデン政権はウクライナ支援を自由に実行することが出来なくなる。
さらにウクライナ支援問題を複雑にしているのが台湾への軍事支援パッケージで、オースティン国防長官は台湾防衛のため米軍備蓄からの武器移転を提案中で、これを実行するため米軍備蓄を埋め戻すための資金を議会に要求中だ。
要するに債務上限停止法案が成立して国防予算のトップラインは8,860億ドルに設定されたが、毎年恒例となっているウィッシュリストによる抜け穴(国防予算外で装備やサービスを調達するための優先リストで、軍はF-35Aやアーレイ・バーク級駆逐艦などを調達する資金の一部もウィッシュリスト経由で獲得している)を塞ぐため、下院は国防予算を8,860億ドルで固定化したため国防総省は160億ドル以上の資金不足に直面しており、もう米軍への投資、ウクライナへの軍事支援、台湾への軍事支援に資金を供給していく余裕はない。
台湾への軍事支援パッケージを実行するなら他の支出を削らなければならず、下院も対中国対策への投資を望んでおり、その影響を最も受ける可能性が高いのがウクライナ支援というわけで、軍事関連だけに限ればウクライナ・レンドリース法で凌ぐことも可能だが、ウクライナ支援は軍事支援と財政支援の両輪で成り立っているため、この問題はウクライナ・レンドリース法だけで何とかなる話ではない。
関連記事:バイデン政権、ウクライナ支援に必要な377億ドルを下院に緊急要請
関連記事:バイデン政権がレンドリース法でウクライナ支援を行わない理由
※アイキャッチ画像の出典:U.S. Army photo by Sgt. Charles Probst/Released
財政支援は日本が出すことにでもなるんだろうか?
まぁ日本は装備は無理でも金なら出せなくはないと思うが
対中国で最も金が必要になる日本がアメリカに成り代わって金を出すのは正直に申しまして狂気の沙汰です
ウクライナ支援に関しては西ヨーロッパが責務を全うすべき
彼らは対中国で我々を支援する可能性は薄いのですから
元はと言えばドイツとフランスが、クリミア危機後もロシアを甘やかした結果だから道理ではある
現時点でもフランスのマクロン大統領がNATOの東京事務所開設に反対したという報道がありましたしね
ヨーロッパにお返しを期待していたら痛い目に遭いそうです
お返し……
なんか欧州諸国が日本に恩を感じるような立派な行いを近年の日本はしましたっけ?
日本のウクライナ支援では?軍事支援は少ないので影は薄いですが、金額的はかなり大きかったはずです。
G7としては最下位ですが
日本は計10億5000万ユーロの人道支援・財政支援をしています。
軍事部門の支援と単純比較は出来ませんが、
軍事部門換算では戦闘機8~10機分ほどの支援に相当するでしょうか。
日本有事には西欧から同等の金銭的なお返しをもしかしたら期待出来るかもしれません。
ただし欧州の有力国のドイツ・フランス・イタリア等は歴史的にも中国に非常に友好的であり一枚岩の支援は期待できないでしょう。
むしろ米国の対中防衛力を肩代わりするために長距離打撃力・ISRアセットの拡充を加速する、更新する装備をウクライナに提供すると提案した方がよい
またエネルギーの安全保障、持続可能な核燃料サイクルの名目で高速増殖炉を再推進しプルトニウムの生産と長寿命核種の核変換を同時に実現すべき
なお装備移転原則は与党協議中
アメリカは実はノルドストリーム爆破の3ヶ月前にはウクライナが爆破計画策定してたの掴んでたとかもニュースになってるし、アメリカも大変ですなぁ
対独関係とか大変そうですわ
日本としてはもう中露分断に失敗しちゃってるので、アメリカがウクライナに資金振ろうが台湾に資金振ろうがあんま変わらんですかね
ウクライナ支援が細ればそのぶん中台紛争でロシアが中国に協力するでしょうし、中露連合への対策資金の総額としては変わらない訳で
中途半端で終わらせればロシアは中国の属国的な位置づけになるでしょうが、
徹底的にやれば革命状態からロシアを民主化出来るかも?
戦闘民族アメリカ人がこちら側にいるのは心強い。
軍事予算8860億ドルは地球上2~16位国の合計を超える。
絶えず煽動工作により世界中に紛争ばらまき介入しては屍体の山と破壊された廃墟残して撤収。自国民福祉を蔑ろにして自国民人権を踏みにじるくそみたいな戦闘狂国家とその尻馬に乗ろうとする属国日本
此度もウクライナ民主主義政権を暴動工作により打倒し、ヨーロッパの経済協力関係を破壊し、ロシア国境へ軍事同盟押し立て民族紛争引き起こしては金ないんだわぁ~とウクライナ放置する無様さみせるか
狂おしい程に禿同だわ
軍事予算8860億ドルは地球上2~16位国の合計を超える。絶えず煽動工作により世界中に紛争ばらまき介入しては屍体の山と破壊された廃墟と政治混乱残して撤収。自国民福祉を蔑ろにし自国民人権を踏みにじる戦闘狂国家とその尻馬に乗ろうとする日本。アジアNATO進出許さない。アジアにおいては絶対にそのような所行を許さない。
と中国国防相がアジア安全保障会議で講演したら拍手喝采だったらしいですよ
白紙の小切手から作られたM資金みたいな伝説が戦後に生まれそう
F16はおいといて
大金かけてたった31両のエイブラムス要らんくね?
それなら各種弾薬の方がよっぽど貢献出来ると思うんだが
レオパルトが戦場に出た以上エイブラムスの出番は政治的にも無いと思うが…
エイブラムス提供は政治的な理由が大きいのではないのでしょうか。
独がレオパルト2提供決める際、戦車提供は米国主導が条件と言っていたので、今更とはいえ流石に反故にはできないかと。
リンク
他のNATO加盟国が戦車送ってるのにアメリカだけ送らないというのは政治的にできないんだろうな。
ゼレンスキーもアメリカから戦車を貰ったという政治的実績が必要だったわけで。
まあ仕方ないよね。アメリカも大変だし。
ロシアも資金が細ってるしお互い様。
それより、欧州の連中、アメリカに頼ってばかりいないでもっと貢献しろ!
特にドイツ、フランス、イタリア。
この辺はセコさ丸出しなので気合い入れてほしい。
あと日本も法改正進めてくれ
欧州全体でウクライナ支援の半分以上を負担してるのに、何で日本人なんかにセコイなんて言われなきゃならんのか?
欧州の戦争で欧州が半分しか持ってないこと自体がおかしいんだよ
普段はEUが一丁前にアメリカ対抗でイキってるくせに、いざ戦争が起きると冷戦思考に戻ってアメリカ様に泣きつくのが情け無いって言ってるわけ
まあ、日本も綺麗事だけで何もしないどうしようもない国だけどな
欧州の戦争ではなく冷戦後の国際秩序に対する戦争だと思いますけどね。
まぁ、日本はヨーロッパを馬鹿にする資格がありません。
ヨーロッパ大陸の戦争でヨーロッパがリーダーシップ取れないのは事実だろ?
そのことはフィンランドもポーランドもイギリスも首脳が嘆いてたじゃないか
んで、そのことを指して日本と日本人が文句を言うなは最早論点のすり替えなんだよ
「どの場所で行われているか」は大して意味がありません。
「台湾有事は極東の戦争だから日本がリーダーシップ取れよ、他の地域は関係ない」で終わってしまいますからね。
だからウクライナ侵攻は冷戦後の国際秩序に対する戦争だと思いますし、ウクライナ侵攻を地域紛争に矮小化するのは宜しくないと思います。
少なくともフランスは台湾有事は極東の地域紛争だと思ってそうです。結局のところ、戦争は近くの国が主導権を握らざるを得ない気がします。アメリカは例外ですが・・・。
日本が今の傍観と違い
この度の欧州危機に積極的に介入してたとしても・・・
そもそもロシアと超大国中国は全く別ものですから、
欧州危機で日本が本腰を入れ助けたとしても、
中国とフランスやドイツ・イタリアなど
中国と友好的な列国が揃う欧州が日本を助けてくれるとは限りません
これを「欧州の戦争」と定義して、だから欧州がほぼ全部負担すべきと言うのは違うと思います。
これは民主主義陣営(いわゆる西側)と権威主義陣営(中露)の戦いに近い形だと思います。なのでアメリカや日本もそれなりに支援すべきかと。
リンク
ウクライナ支援の日本の支出はドイツとほぼ同額の5位であり、フランスよりかなり多い。
「日本は大した貢献をしていないため口を出す権利がない」という論は明確に誤り。
ようやく米議会がまともな方向に動きだしてくれた
ウクライナのような同盟でもなければ西側の権益もない言ってしまえばどうでもいい国に入れ込んで東アジアを蔑ろにするなんて本末転倒で日米の国益を大きく損なっていた
MANPADSだけで見てもウクライナに供与された量が台湾にあればどれだけ中国が動きづらくなってたことか…
ともかく日米の権益である東アジアの平和を欲さばこそ戦への備えをしなければならないわけで、投資の対象を間違えてはいけない
台湾も西側と同盟を結んでいませんし権益は享受している割合が国毎に違いますね。
アメリカがウクライナの梯子を外したら、アメリカの影響力と信用度が下がるだけだと思いますが、それは中露が得するだけだと思います。
台湾はウクライナ侵攻に対するアメリカの対応をしっかり見ていますからね。
世界中に半導体を供給してる台湾よりウクライナとの経済的繋がりが強い国ってどこ…?
「享受している権益の割合が国毎に異なる」とは書きましたが、「経済的繋がりが強い云々」は書いていませんね。
台湾だけが半導体を供給しているわけではありませんし、西側と同盟を結んでいるわけでもありません。
アメリカがウクライナの梯子を外せば、「アメリカは兵器を送るだけで最後は見捨てる」と台湾は感じますし、中国も台湾の不安を必死に煽るでしょう。
それは結果的に中露が得するだけではと思った次第です。
ベトナムを見捨て、アフガンを見捨て、イラクもいつ見捨てるか分からない米国。
中途半端な介入の挙句に、人命と金を注ぎ込み荒らして、始末に困って梯子を外すのに躊躇しないのはここ半世紀の歴史が証明してますよ。
今更指摘するような事?とは思います。
いまコソボでは現在進行形で、他国を武力侵略した側の立場でNATOが梯子外しやってますけどね。
こういう「東アジア情勢のためにウクライナは無視しろ」って主張する輩は「国際秩序と主権なんてどうでもよくて侵略という行為を見逃せ」と言ってるのと一緒で
中露の支持者と変わらない
実際問題、嫌いなロシアが敵だから制裁してウクライナ支援しているだけでは?
イスラエルが違法にゴラン高原併合してますが、そちらに同程度の対処…SWIFT排除とかの強力な制裁しないんですか?
国際秩序は乱れないのでしょうか?シリアの主権はどうでも良いのでしょうか?
日本人なんだから緩衝地帯でしかない遠くのウクライナより大陸から太平洋への出口であり半導体供給網の中枢である近くの台湾の方が大事なのは当たり前のことでは
どっちも守れと軽々しく言うがリソースが限られた中で空念仏を唱えても現実はついてこない
あなたには私が中露の支持者に見えるようだけど、私からするとあなたみたいな人は東アジアの不安定化を許す中国シンパにも見えるわけで、いちいちそんな無意味なレッテル貼り持ち出すのやめません?
「ウクライナへの支援を止めることは中国や世界の侵略国へ間違ったメッセージを送ることになる」とアメリカ共和党の議員の多くが主張してる
共和党の中でウクライナ支援に本気で反対してる議員はまだ少数
実際は「バイデンはもっとウクライナに軍事支援しろ」と強く主張してる議員が多い
ロシアが得るものが多い状態で戦争が終わるなら、中国は自分たちが多大な犠牲を払ってでも台湾侵略するという決意を強くするだけ
>>日本人なんだから緩衝地帯でしかない遠くのウクライナより
↓
そんなことを日本が主張したら中国はヨーロッパとグローバルサウス相手に「台湾は緩衝地帯でしかないからあなた方は介入しないよね?」と同意を得ようとする
そもそも今の台湾政府がウクライナと無関係を装うことはせずにウクライナと関係強化してて、街にはウクライナ国旗が並んでるんだぞ
台湾はウクライナ以上に軍事支援する国がかなり限られてるんだから、ウクライナを見捨てる判断するようなことしたら台湾侵略されても誰も助けない
国家承認してない台湾が中国に呑まれる
国家承認してないドネツク人民共和国ルガンスク人民共和国はウクライナに呑まれるままに放置しろと、ロシアに西側諸国が求めた通りの事が極東で起きる訳ですね
民族自決権を尊重すべき権利と信じる私としては酷い話だと思いますが、これ介入したら西側はダブスタでは?
その「主権」の問題を重視するならウクライナの問題からはむしろ距離を置く「ように見せる」方が賢明かと思いますが
現状アメリカも日本も台湾の国家としての主権を承認などしてなどいません
仮に台湾有事が起き日米が中国に対峙する場合には、大義名分として台湾の国家承認を行わざるを得ませんが
この際ウクライナのドネツクルガンスク問題における対応との論理的整合性をグローバルサウスに確実に突っつかれますよ
中国が同様の理由からロシアへの支援をなるべく隠しながら行っているように
アメリカも本来ウクライナとは距離を置いているように振る舞わなければならないはずだったのです
台湾有事の際に何するかわからないロシアを、日米の代わりに血を流して弱体化させてくれたんだから支援した事に意味はあったんじゃない。
今後どうしていくかは考える必要はあると思うが。
ウクライナを支える事も重要ですが
肥大化する中国に対抗するのもそれと並んで重要ですからね
難しい判断が迫られます
ウクライナの反抗のタイムリミットが迫っている。
支援が縮小されれば現状のラインを保持することも難しくなり、ロシア有利の停戦となるだろう。相当の領土を失うことを覚悟せねばならない。
ウクライナがそれを望まないのであれば夏までに決定的な勝利を収める必要がある。
gangstaさんの言っていた「この戦争に3年目はなく、西側の望まない結果になる」(確かこんな感じ)とはこれのことなんですかね? まあアメリカだって対露関係よりも中国に注力したいのでしょうしその方が日本の利益にもなるので仕方ないのかもしれませんね。
ロシア軍を追い払う為に必要な戦力をウクライナは保有していませんし、西側諸国も提供出来ていないし提供できません。
今保有する戦力を使い潰してしまえばそれこそロシアに全土を占領されてしまいます。
それを避けねばなりません。
現有戦力を維持しつつ、ロシア占領軍を排除するプランなど現実には存在しないのではないでしょうか?
存在するなら拝聴したいものです。
現実を直視しましょう。
現実として、現在のロシア軍の投入戦力ではウクライナを占領する事は不可能だね
ロシアは最低百万人規模で動員でもしない限り
それでもウクライナの抵抗を完全に排除する事はまず不可能で、アフガンのような未来しか見えない
百万以上の軍隊、それを整備できる能力や装備の確保も困難だろうが
全土を一気に占領する事は無理でしょうけど、継戦能力が失われてしまったら主要都市(首都キエフを含めて)を段階的に占領されて終わりだと思いますよ
チェチェンを完全に制圧するのに断続的に20年掛けてます。
今、出来ないから将来も出来ないと判断するのは早計です。
将来の芽も潰すためにも、現有戦力は維持する必要があります。
西側からの支援も永続するわけでは無いのですから。
こういう事情があるから無理やりでも南部で反攻せざるを得ないのかね。
悔しいけど国際政治とはこういうものか。
関心の低下とそれにともなう資金の先細り。
「正しい」議会制民主主義の限界かなあ。
まだ軍事的決着の段階じゃないけども
チャーリー・ウィルソンズ・ウォーを思い出した。
なぁに、陸海空軍の資金が使えないならCIAがありまさぁ
なにしろベトナム戦争時には自国民にすら秘密でラオスに200万トン空爆と実績バッチリ
議会制民主主義なんざ知らない事には口挟めないってんで、便利に使えますぜ
出来ない事はないと思いますが、債務問題で厳しい姿勢を見せている共和党が使途不明金を簡単に許すとは行かないのではないでしょうか。
第二次世界大戦の時もそうでしたが、アメリカは国債がネックとなっていますね。
それが諜報組織ゆえ予算の秘匿性も高いので、昔からちょくちょく問題起こしてるんですよ
イラン・コントラ事件(議会の決定に反してイランに武器輸出し、ニカラグアの反共ゲリラに資金提供していた)や
ウォーターゲート事件(大統領が野党との政争に私用)、
最新のだとバイデントランプの大統領選でバイデン勝たせる為に偽情報バラ撒いとりますし
(CIA長官代行マイケル・モレルがバイデンの選挙スタッフであるブリンケンに依頼され、ハンターバイデンのラップトップはロシアの偽情報との書類を作成し職員に署名依頼)
事後にリークやらがあって検証する、とかは可能ですが事前阻止は難しいのでしょうね
秘密作戦はCIAはお手のものですが,主権国家同士の正面戦争を丸抱えするのは流石に厳しいのでは?
まあ、CIAの力を持ってすれば、日本に100億ドル代わりに出させるくらいは出来るかも知れませんが。。。
改めて、「戦争は儲かる」なんて幻想だなぁ
現実は自由と主権のために戦わざるを得ず、そのために莫大な金が浪費され行き詰まっている
正直、このままじゃ西側の価値観が揺らぎかねない、かなりまずい状況だと思う
独裁と武力が幅を利かせる時代なんて俺は嫌だ
経済や国力といったものをなげうって軍事侵攻すれば最終的に西側は折れるという前例になりそうだなぁ
結果として後先考えずに行けば台湾を武力併合出来る事になる
台湾の場合はIT関連を取れば経済的にもそれなりに悪くないんですよね中国。国民党政権なら普通に来そうな気が
まだまだ、どうなるかわかりませんよ
反対する勢力、賛成する勢力、両方いて駆け引きするわけですから
片方だけの材料を取り上げても何ともです
ウクライナへ投じた支援は投資でもあるわけです
支援を引き上げて最悪の結果になればそれはそれでアメリカは困るんですよ
なるべく金を出したくないのは当たり前ですが
だからといって侵略を成功されても困るわけです
アメリカのみならず西側諸国みなで様々な協議が重ねられ
落とし所や道筋を見つけていく事でしょう
パッタリ支援が止まって、民主主義陣営にとって最悪の結果が訪れる
なんて愚かな選択をするとはさすがに思えません、それこそ国益ぶん投げる選択ですし
そこいくと日本などは、サハリンでの日ロ共同の資源開発は継続中、自動車のロシアへの輸出も継続中、ロシアから日本へのズワイガニや天然ガスの輸入も継続中、ウクライナに武器を輸出しているわけでもなく、このまま停戦になっても大きな影響を受けるわけではありません。
台湾や中国を考えると、早く停戦になった方が助かるみたいな部分さえあります。台湾や韓国、在日米軍の武器・弾薬がなくなる方が日本にとってはよっぽど困る話とも言えます。
アメリカは、すでにアフガニスタンからも撤退し、シリアへの介入でアサド政権打倒、ロシア軍の排除に成功したわけでもなく、すでに落ち目だったとも言えます。現状でもすでに債務不履行寸前、要するに国家として破産する寸前であり、とっくの昔から困っているのです。
債務上限法問題の話ですか?
ここ30年で5回くらい同じような事やってる話ですよ、それ
アメリカが本当に落ち目で破産寸前ならとっくに中国が台湾制圧して世界の覇権取ってるだろ
債務上限の理解も…だし、後学のために株とか投資とかした方がいいと思う
そもそもアメリカの国家財政に余裕があって、危機状態でもないというのならば、ウクライナへの支援を減らすとか、止めるとかいう心配をする必要もなく、債務上限法を停止する必要もないわけですよ。
ウクライナへの支援が中途半端で途切れることで「台湾もやがて見捨てられるぞ」という中国のプロパガンダが活性化する可能性が高いです。
また日本としても民主主義体制の揺らぎは致命的なため見過ごすことが出来ません。
専制国家に親しみを感じる方々はこの辺りも踏まえて西側諸国のウクライナ支援を早々に打ち切って欲しいのかもしれませんが、対中シフトでウクライナを見捨てようという非論理的なプロパガンダは通用しないのです。
米国の債務上限は自らの政府に対する戒め・確認のようなもので、いわゆる国庫が空になるデフォルト云々とは無関係ですので煽るのは良く無いですね。
東側の造反児ウクライナと西側と共に歩んできた台湾じゃまるで歴史的背景が違うのに一緒くたに扱うような雑なプロパガンダにビビって武器庫空にするとかとてもまともな判断だと思えないけど
「ウクライナへの軍事支援で台湾有事のための武器庫が空になる」という主張がまさに中国のプロパガンダの一環です。
ウクライナで消費される陸上戦闘用の弾薬や戦闘車両ではなく、台湾有事では対艦誘導弾などの長距離打撃兵器が重要なことが既に机上演習などで示されています。
日米韓は接近阻止を念頭に長距離兵器の分散配備、諸島防衛のための兵員配置などを進めていますので、米国のウクライナへの榴弾砲・HIMARS・戦闘車両などの供与は台湾有事までにロシアを弱体化させるためにも積極的に取り組むことが必要であり可能です。
共和党もこの区別は理解した上で、欧州のウクライナ支援を加速させる目的や、民主党との政治的な駆け引き、大統領選に向けた国内対策としてこのような主張を繰り返しています。
日本人としては民主主義への挑戦を成功させないことで中国への自制を求めるためにも米国のウクライナ支援を可能な限りサポートしつつ、粛々と日米韓の軍事的連携を深めるのが得策でしょう。
既にMANPADSは在庫の回復までに数年かかるし次はパトリオット要求してるけど
>民主主義への挑戦
それってウクライナのプロパガンダでしょ。
アフガニスタンで、西側諸国は民主的に誕生した政権を見捨てておきながら、
ひと時も置かずに、民主主義の戦いだとよく言えるよね。
その二枚舌だから、中東諸国は中国になびいてるんじゃないの?
そもそも意地悪な言い方をすれば
大義名分として叫ばれている国際秩序とやらも「欧米諸国のお絵かき帳に書かれたマイルール」以上のものじゃありませんからねぇ
欧米諸国の気分次第で消えたり付け加えられたりひっくり返されたり超解釈されたり
ロシアと同じ事やってるイスラエルはアメリカにケツモチされているので「国際秩序」を乱していることにはならないし
EUが他国家の主権を侵害して独立国家を無理矢理作り上げても「国際秩序」を乱している事にはなりませんし
同じ事やってるロシアは欧米ではないので国際秩序の敵になります
我々は一応G7参加国の国民としてその恩恵に預かっている側なので
そういうものだと受けいれられるのは良いんですけどね
これを純粋な正義だと思ってる人が一部にいるのは少しモヤモヤしますね
>我々は一応G7参加国の国民としてその恩恵に預かっている側なので
>そういうものだと受けいれられるのは良いんですけどね
私は、個人的に憤りを感じてしまいます。
これでまた、あまたの難民や貧困が生まれてしまっているのです。
人道支援に援助(寄附)している身としては、やりきれないです。
自然災害が多発しているのに、戦争している場合かと。
イスラエルなんか実効支配もあるし、それ以外でもパレスチナデモ隊や民間人の子供を射殺やら頻繁にやってるのにそれで大きく騒がれた事なんてあっただろうかという話だね
今の段階で停戦を模索したところで、そんな致命的に民主主義体制が揺らぎますかね?
少なくとも米下院はそう考えていないようですが。
西側諸国はこの1年、巨額の財政支援と軍事支援を実行しました。
民主主義陣営の団結と、侵略に対するデメリットは既に十分示しています。
ダム決壊とノルドストリーム爆破事件。
来年に大統領選を控えるバイデン政権にとって、心証が悪くなっているウクライナに、これ以上はbetできないか。
つまり、G7にゼレンスキーを招待したのは、戦後処理を話し合うためだったか。
1130億ドルって15.7兆円な訳で次も同じだけオカワリ!とはいかないのは当然だろうな。
でも代理でそれだけの金を出せる国もないだろう。
それに加えてウ政府には雪だるま式に膨れ上がる債務があるし。
アメリカも支援は切らないでしょうけど重装備の供給が止まるとウクライナは一気に不利な立場になる
上手く戦争が終わる流れにして欲しい
タイムリミットがあるのは分かってたし戦線はほぼ固定されてしてしまったからなー
いつまでもダラダラとウクライナに金と装備を溶かし続けるわけにもいかんしな
支援切られたくなかったら勿体ぶってないでさっさと結果を出せ、出来ないのなら停戦も視野に入れろってなっても仕方あるまい
(円安というのもあるが)日本の国家予算以上の額をブチ込んでも資金不足と申すか
恐れていたことが…アメリカでも無限の支援はできないし、ウクライナの勝利を無視して対ロシアだけ見るならロシアを相当消耗させることに成功した以上次は台湾に早く力を入れないとまずいという話にもなってしまう
アメリカはウクライナに反攻を急がせる言動してたけど、こういう事が想定できてたからって話になるよなあ
反攻が上手く行って支援すればウクライナの勝利が見えるなら支援の規模維持も考えられるけど、失敗して泥沼の場合勝てないなら(支援はやめないにしても)あまり突っ込んで支援しても…となり得る
ウクライナの西側支援を使った反攻は今年で結果出さないと次の攻撃の準備が厳しいかもね、もちろん失敗したとしてもそれで負けにはならんし次の攻勢まで時間がかかるだけ…かかるのが厳しいのだが(その分外野から停戦の圧力が高まるのはある)
そもそもウクライナに肩入れしすぎた。所詮旧レッドチームの紛争だし身を削ってまで支援する必要はない。大
体ウクライナの最大の貿易国は中国だしEUも何だかんだ台湾有事には口出さないだろうしこれ以上支援しても見返りも無い。
国際秩序とか言うなら2014年のクリミア併合時点でアウトだし、イスラエルの併合もシリアの空爆もアウト。そんなフワフワした流動的な概念に投資するのもナンセンス。日本は確実にリターンのあるアジアの秩序維持にリソースを割くべきだ。
台湾も中国が最大の貿易相手国ですし中国と台湾は同じ民族です(両岸問題)。
日本や韓国は一つの中国を表明する中国の立場を十分理解し尊重する立場を取っているので、アジアの国際秩序も十分に流動的な概念だと思いますよ。
つーてもF-35block4やらDDG(X)でグダグダな今のアメリカが、米中デカップリングとか言ってる状況で太平洋に戦力展開すると思えないんですけどね・・・。
F-35はともかくイージス艦は日本と合作しません?潜水艦にカツカツで、どうせまたアーレイバーク延命でしょう?
ウクライナ戦争で、これだけエスカレーションに神経質になってるわけで、
台湾有事に、アメリカ軍が中国軍へ攻撃する事態は、夢のまた夢ですかね。
日本がF-35いじれば素材の分良くなりそうなとろはありそうよね。
F-35自体が00年代の素材で設計されているところはあるし
今は核戦争発生確率が77年ぶりの高い水準に上がっており、アメリカ人の70%が第三次世界大戦の入り口にいると感じているそうなので、ウクライナと深く関わりたくないというのが本音のようです。最近[核戦争趣味レート]が流行っているみたいですし。
参考
アメリカの核戦争プラン
リンク
ウクライナのキーウが核攻撃されて報復攻撃が決まったら
リンク
発生直後から10か月後までの死者予想
リンク
EUはEUで何とかしなさいよって事かな?
そりゃそうだよね、対中で一歩引いてるし、イギリスを除けば台湾問題に関わりたくないのは在々としてるしね。
それか、ウクライナの国土回復の見込みがないと判断したのかな。
反攻作戦の結果待ちだけど、このままアメリカが手を引いてEUが身を切る準戦時体制への移行を渋れば、確かにウクライナの負けになっちゃうな。
NATO 加盟国が増える事とウクライナ東部の広大な国土がロシア領になる事は釣り合わないね。
EUはどうするのかな、ロシアの拡大がこれだけで終わるとは思えないけど。
こりゃあ、西側は戦争に勝てないって証明になってしまいますね。
自由主義、民主主義の敗北です。
少しづつ削られ、最終的に世界は中国を中心とする東側が覇権を握るでしょう。
歴史が、それを証明してしまいました。
普通に、中国との戦争に勝つためにウクライナ全振りはちょっと厳しいというだけの話では。
逆に歴史で言えば、WW2や東西冷戦などのイデオロギー的対立で世界を巻き込んだ戦争には全て自由主義陣営が勝ってるし…。
だからって慢心はいけないけどもね。
トランプ大統領が現場を無視してアフガニスタンから撤退したおかげで、非正規戦から正規戦へ兵力の転換を図る機会が出来た所にウクライナ紛争発生でと、中々予算の配分が支援に回り上手くゆきませんでしたね。
ほぼアメリカ1国で対応しなければいけない台湾や尖閣諸島と、NATOで対応しているウクライナ。
ねじれ議会のアメリカ政府としても、共和党の声が大きいと支援を欧州諸国に任せて何らかの道筋が立たなければウクライナを損切りという流れも理解はできますね。
プーチン氏とか鈴木宗男氏とか佐藤優氏とか陰謀説が好きな人は
「アメリカがウクライナを戦争に引き込んだ」とか言いたがりますが、これが現実なんでしょうね。
ロシアとウクライナが戦争したところでアメリカにとって得になることはほぼない。
ロシアがあまりにも滅茶苦茶なことをしでかしたから流石に見過ごすわけにもいかずしょうがなく支援してるしているだけ。
まあ、武器供与の仕方とかウクライナの行動への釘の刺し方をみても明らかなんですが。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙の、2021/12/22の米陸軍大学ジョン・デニ氏による寄稿では
「ウクライナでの戦争はロシアを弱体化させることで実際に米国の利益になる可能性がある」と主張されてますね
そのような戦争は、たとえ悲惨なものであったとしても、「全ヨーロッパでさらに強力な反ロシアのコンセンサスを形成することを促す」
主な敵に対してNATOを再編し、「ロシア経済をさらに弱体化させる」経済制裁につながり、
「国内でのプーチン氏の人気を損なう一方で、ロシア軍の力と士気を弱める」ことになる
したがって、緊張の高まりはワシントンにとって二重に有利
との事です
血も涙もない言い方ですが、莫大な軍事費とアメリカ人の人命を消費して、ほとんど得るものの無かったアフガン戦争などと比べれば、義勇兵を除き米兵の人命を消耗させず、お金だけで仮想敵国ロシアをこれだけ苦しめられたのは政治的に大成功なのでしょう。
対中国でも同じ事できないかなーくらい考えている米国の政治屋はいそうです。
西側覇権主義の終わりの始まり
米国が持ってるリソースをウクライナ(欧州含む)と中国(及び東アジア)にどう配分すべきか?って話でしかないと思うんだけど、なんか変なテンションになってる人達は何なんだろ。
そもそも対中国の配分を増やせって人達もウクライナを見捨てろとは言ってないよね?下院多数派の共和党もウクライナ支援も民生支出より軍事支出を増やせ、ATACMSも渡すべきとか供与する兵器の縛りも緩めろって主張してるし。
議会はこう言ってますけど、バイデン政権としての姿勢は明らかに対中和解に向かってますよね・・・。
中国とやり合うの嫌だから日韓仲良くしとけ(意訳)みたいな事をしたり、高官が揃って北京詣で始めたり世界の警察辞めていよいよモンロー主義回帰でしょうか
今を第二次世界大戦の入口の1938年と捉えるか,アフガニスタン紛争の始まりの1979年と捉えるか。
私は前者かなと思っていますね。