トルコ航空宇宙産業(TAI)が、第5世代戦闘機「TFX」のフルサイズモックアップを、パリで開催される航空ショーで公開した。
TFXは欧州において最高の戦闘機になる
6月17日、フランスのパリで開催中の「パリ航空ショー」で、トルコが開発中の第5世代戦闘機「TFX」の、フルサイズモックアップを公開した。
The #TFX is a proposed twin-engine all-weather air superiority fighter being developed by Turkish Aerospace Industries with technological assistance from BAE Systems. The aircraft is planned to replace F-16 Fighting Falcons of the Turkish Air Force and to be exported to foreign. pic.twitter.com/mZ5eRjGh5P
— Indian Defense (@living4hind) June 17, 2019
.@TUSAS_EN TFX mock-up at @salondubourget #PAS19 pic.twitter.com/mEdycWF09H
— Gareth Jennings (@GarethJennings3) June 17, 2019
画像を見る限り、米国のステルス戦闘機F-22ラプターにそっくりだ。
特に、機首斜め前方から撮影された写真は、F-22ラプターと言われれば信じてしまうレベルだが、よく見ると胴体の厚みがF-22に比べて薄いと感じる。
機体後方から見ると、F-22が装備している推力偏向パドルなどは取り付けられていない。
公開されたTFXの仕様は、推定されていた数値とは異なる部分がある。
TFX:機体仕様 | |
全長 | 19m → 21m |
全幅 | 14m |
翼面積 | 70㎡ |
最大離陸重量 | 27,215 kg |
エンジン | 25,000lbf×2基 → 27,000lbf×2基 |
最大速度 | マッハ2.0 → マッハ1.8 |
作戦半径 | 900km |
兵器搭載量 | 9トン |
管理人の感想としては、かなりのっぺりしたモックアップという印象。
TFXは、F-35が装備している電子式光学照準システム(EOTS)を装備すると仕様には書いてるあるが、今回のモックアップでは、どこにEOTSが装備されるのか全く分からない。
ステルス機なら当然、ウェポンベイが装備することになるはずだが、モックアップには、それらしき物が見当たらない。
今だに機体デザインが確定していないのか、あえて詳細がわからないよう、簡易な作りにしているのかは分からないが、モックアップを見る限りTFXの開発は、期待していたよりも進行していないように見える。
搭載エンジンの開発は、ロールス・ロイスとのケンカ別れによって行き詰まっているのに、果たして、27,000lbf級エンジンを、一体どこから手に入れるつもりなのか、その辺りの情報は出てこなかった。
しかし、トルコ航空宇宙産業はTFXモックアップ公開の際のスピーチで「TFXは欧州において最高の戦闘機になるだろう」と主張していた。
なるほど、欧州で第5世代戦闘機の開発計画はないので、完成さえすれば「(第6世代戦闘機の開発が完了するまで)欧州において最高の戦闘機」というのも頷ける。
ただし、TFXが完成したらの話だが・・・
※アイキャッチ画像の出典:TURKISH AEROSPACE トルコが開発中のTFX
形状的には目新しさが全く無いしエアインテーク周りとか見るとRCSとか何も考えてないように見える
単にCGを実機サイズの模型にしてみましたってだけだな…
今回公開された画像・動画だけでエアインテークのRCSがわかるなら君は天才だね。
ダクト内が見えない、見えなくなるようになってるからダクトがS字になってるかはわからない。
ステルス機なら当然、ウェポンベイが装備することになるはずだが、モックアップには、それらしき物が見当たらない。
と書いているが…
メインギアとフロントギアの間にあるじゃないか‼︎
ここにウェポンベイがありますよとそれらしいマーキングが有る
27,000lbfて、EJ260でも取得出来る気でいるんだろうか?
AL-31系だったら笑えるが(ある意味笑えない