英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)のジャック・ワトリング氏は「西側諸国の意志決定が遅いためロシアの脆弱性を利用するのが難しくなっている。最も重大な欠陥は実際に支援がウクライナに届くまでのリードタイムを理解していない点だ」と指摘した。
参考:The Ukraine War Has Found the Machinery of Western Governments Wanting
この欠陥は是正可能だが、それは対処すべき問題があると認識できたらの話だ
英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)のジャック・ワトリング氏は「ウクライナに対する西側諸国の支援は幾つかの面で成功を収めているが、意志決定のペースが遅いためロシアの脆弱性を利用するのが難しくなっている」と指摘しており、NATO加盟国が抱える最も重大な欠陥は「支援に関する意志決定が下され、支援が実行に移され、戦場で望ましい効果を発揮するまでのリードタイムを理解していない点だ」と主張している。
Being straightforward – to end the war we need heavy weapons parity:
1000 howitzers caliber 155 mm;
300 MLRS;
500 tanks;
2000 armored vehicles;
1000 drones.Contact Group of Defense Ministers meeting is held in #Brussels on June 15. We are waiting for a decision.
— Михайло Подоляк (@Podolyak_M) June 13, 2022
ロシア軍のキーウ占領を阻止したウクライナは直ぐに反撃を計画、7月までに必要な装備・弾薬の量が明らかになり、9月までにウクライナは詳細な要求をNATO加盟国に提示していたが、この要求を同盟間で調整して支援を行うと決定したのは2023年1月のことで、ワトリング氏は「まだ予定された支援は実行途中で、直ぐに決定が下されていればウクライナが領土を取り戻すのはもっと容易だっただろう」と指摘しており、ウクライナは支援の到着が遅れたため不完全な準備状態で反攻作戦を始めるしかなく、もし反攻作戦の開始を先延ばししていたら「ロシア軍の防衛ラインはウクライナ軍の手に負えなくなっていた」と付け加えた。
さらにワトリング氏は「この問題を政治家のせいにするのは簡単だが、欧米諸国はテロ攻撃のような小規模で短期間の危機管理しか経験してこなかったため、大規模戦争に対処する組織的なノウハウが失われようとしている」と述べているのが興味深い。
幾つかのNATO加盟国は「直ぐにレオパルト2をウクライナに提供できる」と主張してドイツに移転承認を迫ったが、いざゴーサインが出ても集まりが悪く、そのためピストリウス国防相やベアボック外相がミュンヘン安全保障会議で「この種の戦車を提供できる国は直ぐ行動すべきだ」と呼びかける始末で、ウォレス国防相は「ウクライナに対する戦車供給の政治的合意があるのに、多くの国は直ぐ運用可能な戦車の数を把握していなかったのだ。過去の政治家が戦車を倉庫に放り込んで放置していたため、ウクライナへ送り届ける前に大規模な修理が必要だと理解していなかった」と明かし注目を集めたことがある。
ワトリング氏は「この欠陥は是正可能だが、それは対処すべき問題があると認識できたらの話だ」と指摘しているが、この問題は意志決定のスピードアップと同時に「ロジスティクスの課題」も改善しなければならず、特に後者の問題は短期的に解決するは難しいだろう。
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※アイキャッチ画像の出典:U.S. Air Force photo by Mauricio Campino
「全てはウクライナのために」っていうならアレもコレもと渡せるだろうが、現実問題として渡した兵器の訓練が必要だったり、オールインしたのにウクライナが敗北した時のことを考えると慎重にならざるを得ないと思うが。
仮にウクライナが負けてもNATO相手にロシアがすぐに動けるとは思えないけどNATOの構成国(主に地中海諸国)は対岸の火事に対処しなければならないかもしれないし。
これは台湾有事の際もそのまま鏡写しの状況になるってこと?
台湾有事は習近平が思い付きで実行するんじゃなく周到な準備をしてから実行するだろうから
西側が対策会議をする前に終わってしまうような気がする
中国とロシアじゃ投入できる戦力が桁違いだし、ウクライナ侵攻の初期の問題点も分析してるだろうからね
西側の意識のズレもウクライナ以上になりますからね
ウクライナは同盟国でも友好国でもない、台湾は国家ですらない
対中国に積極的な日米ですら台湾を国家承認しておらず、過去には中共の立場を理解し尊重すると声明しちゃってる
南オセチア紛争をロシアによるジョージア侵略、ウクライナ侵攻をロシアによるウクライナ侵略、コソボ紛争をNATOによるユーゴスラビア侵略
とするなら台湾有事に介入した場合の侵略者はどっちなんだということになりまして、それでも介入するってのが日米なんですが欧州がどこまで付き合ってくれるかどうか
マクロンの失言からするとやる気無さそうなんですがどうなんでしょうね
日本のネットではウクライナなんて支援しても日本の国益にならないから支援するなって声を見ますけど、欧州にとっての台湾有事はそれ以下でしょう
ウクライナなんかよりロシアとの関係強化のほうが国益になるという人もいますが、台湾見捨てて中国との関係強化のほうが国益になると考える欧州の国もあるでしょう
欧州を含めた西側で対策会議して支援しようとするより、やる気のある日米でガンガン支援していくほうが迅速に対応できそうです
オーストラリアやカナダが加わってくれれば上出来でしょうね
日米だけでも台湾の国家承認できませんかね
台湾を国家承認する国が多ければ多いほど中国に侵略された国を保護するってことになるから都合がいいんですけど
これは1つの中国となった経緯(そもそも中華人民共和国と中華民国の双方が主張した)ことと、日米が中華人民共和国の言ってることを理解しただけということへの誤解があるのでは。
もう1つ。いま日米が台湾を国家承認し、つまり台湾独立の方向に引っ張ることは中華人民共和国の台湾武力統一を招くだけ。
日米がやりたいことは中国/台湾の開戦ではなく、あくまで戦争回避。
そして少なくともいまの米国にウクライナと台湾でロシアと中国を同時に迎え撃つ兵站はないよ。
大陸奪還の領土欲を諦めきれず中華民国も一つの中国を主張したことが現在の状況に繋がってしまったんですね
チベットウイグルは当時常任理事国だった中華民国が自国領土として扱っていたのが中華人民共和国に都合が良かったとか
尖閣諸島の領有権主張したのも中華民国のほうが先だとか
中華人民共和国がここまで強大化する前に実効支配地域のみで妥協しておけば独立できる可能性もあったかもしれないのに
ロシアのショイグ国防大臣出身地のトゥヴァのような中華人民共和国でも諦めた地域まで領有権主張していたとか領土欲は共産主義が原因じゃないんですね
戦争回避についてはNATO第五条のように台湾を攻撃したらアメリカが参戦確定の条約を抑止力にするしかなさそうですが、それも条約締結前の開戦になりそうですね
台湾独自の軍事力ではどう頑張っても抑止力になりませんしどうすればいいやら
台湾の世論としては、民進党・国民党どちらの支持者も、声高に独立を叫ぶよりも「とりあえず1つの中国は主張するけど現状維持のままで」と言うのが主流のようですね。
無論、「今日の香港は明日の台湾」と言う認識も強いので大陸勢力の進出にはかなり警戒しているようですが、実力不足のまま独立を叫び、経済的・軍事的に苦境に立たされるよりは、現状維持を望んだ方がベターと言う判断が優勢です。
想定外に対する意思決定の遅さは民主主義国家の弱点なのかもですね。
共産主義(というか独裁政権)の場合はトップが間違った意思決定しても周りがそれに逆らえないという致命的な欠点がありますので、民主主義の方がまだマシだと思います。
少なくとも状況判断が早い人をトップに選ぶという選択肢がありますから(そういう人がいればの話ですが)
まず、国防はウクライナ(自国)の責任である事を、最初に明確にすべきです。
ウクライナが、戦前にインフラ整備を行わなかった事が原因あり、戦中の物資輸送は困難です。
(1)陸運ルート 鉄道の軌道を変えない・貨物駅の未整備→積み替えによる滞貨の発生
(2)海運ルート 黒海の制海権を喪失・オデッサ以外の喪失→海上輸送に制約
インフラ整備のためには、ODAやプロジェクトファイナンスなどにより、多額の資金を集める事が必要になります。
紛争国家や汚職国は、あまりにもリスクが高いため、インフラ整備の資金は非常に集まりにくいです。
日本が得られる教訓は、武器の国内生産・備蓄、平時のインフラ整備、軍事協定などの外交関係など、平時の国防が重要な事を示唆している記事と思います。
本記事の「ロジスティクス」を「物流」と解すると交通インフラの問題も出てくるかも知れませんが、本来の意味の「兵站」で根本となる兵器の確保に問題がある趣旨ではないでしょうか。
仰る通りと思います。
ロジスティクスは輸送だけでなく、生産・備蓄~確保~戦場での使用までという事で間違いないと思います。
痴漢は、やられる方が悪いと言ってるように見えますね。
常識的な国防の範囲内で準備してても、ウクライナの国防がロシアに対抗できる事はなかったでしょう?
相手の弱い部分を指摘する事はが良い方法かもしれませんが、さすがに無理があると思います。
ウクライナ寄りのプロパガンダ(同情)に、乗る意図ないですからね。
(管理人様、趣旨から外れていればすいません)
痴漢は死なないですから、平和な国でよく出る安易な例えですかね。
軍事ブログなので、痴漢よりも銃を持った相手の方が適切でしょうか。
基本は、自分が武器を持ったり準備するか(軍備)、戦わず上手くしのぐか(外交)の2択でしょう。
なるほど確かに。
平和な法治国家 … 被害者が護身用の短刀で痴漢を刺殺したら警察に捕まる。
国家間の交戦時 … 被害者(ウクライナ)がロシア(痴漢)にクラスター弾を撃っても非難されない。
前提条件が違いすぎるので、痴漢の例えが使えない、意味をなさないということは分かった。
揚げ物の例えに、自動車工場の機械油を使うようなものかな。
仰る通りです。
ウクライナを襲ったら、ロシアが痛い目に合うと思わせる事ができれば、平時の抑止力になったと思います。
日本も、他人ごとではないですね。
プーチンやロシア幹部がキーウ制圧は3日で終わる、もしくはそこまででなくとも比較的短期間で優勢を確保できると考えてしまったからこそこの戦争は始まってしまったわけで
ウクライナ軍は必死に抵抗し長期間の血なまぐさい消耗戦になると分かっていれば手を出さなかったでしょうね
日本としては米国と協調して台湾(もしくは沖縄)に手を出したら第三次世界大戦だと中国を脅すとともに
各国と連携して有事の際の味方or西側よりの中立の国を増やして中国に牽制をかける努力をずっと継続が必要と…
もちろん自国の軍事力を整備することは必須ですが
仰る通りです。
日本にとって、全てが本当に耳の痛くなる、本質と思います。
『西側よりの中立の国』を増やすは、機微のある指摘と思います。
フランスのマクロン大統領を見れば(習近平と首脳会談・台湾発言)、大国間の国益は、単純な善悪二元論だけでは動かないでしょうから。
(ロシアの資源取引もそうですね)
ウクライナ・ロシア共にクラスター弾を禁止するオスロ条約締約しておらず、相互に普通に撃ち合ってるのでその例えは不適当。
銃刀法のない場で切り付けられたので切り付け返した、が適当かな。
同じく締約してないアメリカにそのための刀を借りたのも問題無し。
プロパガンダというか、最低限の国際法を知ってる人なら、主権国家への侵略は侵略した側が100%悪いというのは常識だと思いますが。
ウクライナのプロパガンダには乗らなくてもロシアのプロパガンダには乗せられてそうに見えるのですが気のせいでしょうか?
気のせいですかね。
バイデン(米国)が言ったように、日本は米国に引きずられただけでしょう。
中東やインドのように、ウクライナ支援を行いながら、上手く立ち回って国益を確保してる国もあるのですから。
上手いわけではなく単にロシアの機嫌を損ねないようにしているだけでは
現在は、逆になっていませんか?(戦争当初は仰る通りかと)
ロシアが逆に、気を遣っているように見えます。
インド、トルコ、エジプトなどの首脳会談、待たされる側になっています。
キルギスタンにすら待たされていますね…。
リンク
ならば今の国連憲章に基づいた秩序が保たれ、米国との関係が維持される事が国益になる日本は武器も送らず上手く立ち回ってますね。
プロパガンダに乗っておられないのであれば、中東やインドの地政学的条件と同盟関係が違い過ぎて立ち回りが参考にならない事もおわかりでしょうから。
「主権国家への侵略は侵略した側が100%悪いというのは常識」
では、主権国家のイラクへ侵略したアメリカという国が100%悪いのは常識。
貴方は当時アメリカの「イラクには大量破壊兵器がある」というプロパガンダに乗せられていたのですか? 気の所為でしょうか?
日本の国益になる事が、一番重要ではないのですか?(倫理的な善悪二元論も否定はしませんが)
日本は、アメリカがハシゴを外したとした時に、どうするのか?何が国益なのかという事です。
日本は、トーンダウンするんじゃないですかね。
アメリカが、ウクライナ支援を減少させる可能性が、既に現実になってきています。
世論調査ですが55%反対、ウクライナ支援に反対が増えている調査結果がでています。(左派のCNNで低下しています)
リンク
(管理人様。繰り返しのリプライ、不快にさせていれば、すみません)
お馴染みの反論ですね。
開戦前にイラクはIAEAの調査妨害と軍備増強を再三繰り返し、安保理決議678の軍縮義務を違反し開戦前年に安保理決議1441でこのままでは重大な結果になると警告を受けました。
その後のUNMOVICの調査はグレーなものの、弾道ミサイル等一部が1441決議違反と認定されてます。
これらを根拠として開戦したことには678及び1441決議の解釈を含め議論の余地がありますが、ウクライナ侵攻とは全く次元が違います。
侵攻前にロシアは国連に議論を持ち出す事もせず、開戦前は侵攻することなどないと嘘を付き続けてましたね。
根拠(国連憲章的に侵攻根拠にもできない)とした「虐殺」もOHCHRやOSCE共に確認できず、出処不明な画像が発信されてるだけでした。
そもそも違反や不法を指摘された時に「〇〇はどうなんだ」と別の持ち出してくるのは子供の駄々と変わりありません。
オーバーキルで草
この手の「Bもやったじゃん!」系は去年はよく見たけど、まだ言う人いたんだなあ
だから侵略じゃなくて現地ロシア人保護のための特別軍事介入なんだろう
東部ロシア人の弾圧は国連人権理事会が認定してるね
それってロシア軍が事実上侵入したドンバス地方が紛争状態になってて、政府軍・分離主義勢力双方の応酬によって人権侵害が起きたって報告だったよね
因みに政府部隊の人権侵害は「分離主義勢力の程度より低くなるが」とエクスキューズも付いてる
それを親露派は政府による一方的な虐待と捏造して喧伝してるけど
あなたのコメントも意図的な切り抜きに感じたけど、気のせいだよね
>東部ロシア人の弾圧は国連人権理事会が認定してるね
いやしてないぞ?
ロシアが加入してる監視団ですらロシア系住民をウクライナが虐殺してるなんて認定してるの一つもなかったんだが
さらっと嘘付くのやめなさいよ
国連で言ったとするならロシアが勝手に主張してるだけだ
多分ドンバス地方での政府部隊とロシア支援下の分離主義勢力の衝突による人権侵害の報告を言っているんでしょう
あの報告では分離主義勢力がより深刻な人権侵害をしている趣旨の報告なので、この名前空白さんの言い方じゃミスリードになりますね
無明さんが言うように、どの道他国の領土に軍を入れて紛争状態作り上げて、人権侵害も何もないですが
○○系住民が弾圧()されてるから助けて()、ついでに領土も併合するとか、どこのチョビ髭第三帝国ですか
素晴らしい。論破した上でそもそも論。
「またつまらないものを斬ってしまった・・。」といったところですね。
反米拗らせているうちはまだ良いのですが何故ロシア中国にシンパシーを感じるんでしょうね。本当に謎です。
安保理で武力行使を正当化させる新決議を提案しておきながら否決されそうだからと採決打ち切って侵攻開始したのに安保理決議1441及び678が武力行使の根拠になると言うのは議論の余地なく無理筋な屁理屈としか思えませんね
それウクライナ侵攻でロシアが100%悪いって話と全く関係無いですよね。
これは本質的にはリードタイムの問題ではなく。
「公称の保有数」という建前と「実稼働数」が平和な時代に大きく乖離してしまっていた、のが真の問題でしょう。
対外的に、または内政的に「うちの国にはxx台の戦車がある!」ということになっていても。実は故障のたびにパーツを剥ぎ取って共食い整備をしていくので実際に稼働できる車両は公称保有数よりはるかに少ない、と。
そして今回、交渉保有数ベースに各国で「お前のとこは〜台出せるだろ!」という綱引きが行われ。
蓋を開けてみたら動かない戦車やもう書類上の存在になってる歩兵戦闘車だらけ、と。
自衛隊もF2がもう半分飛べないという話がありますし、平和な時代が長く続くと想像以上に実際の戦力は減少してしまうということでしょう。
いや個々の装備ではなく支援全般にわたる話なので本質的にリードタイムの問題でしょうよ
米国を始め主だった民主国家は保有兵器の稼働率を公表しています
公称数と実数のギャップは旧東側の方がより大きな問題です
>公称数と実数のギャップは旧東側の方がより大きな問題
これ、ヤバくない?
西側諸国が支援の主体であっても、実際の物資はポーランド、スロバキア、ルーマニア、モルドバといったウクライナの隣国の「物流兵站状況」に大きく左右されるわけで、これら全部旧東側ってことは・・・
書き方が悪かったですかね。
旧東側の体制的文化がそのまま残っている国です。
EUは汚職対策等のコペンハーゲン基準適合が加盟要件なので汚職取締りの効果は一定程度担保されます(無論完全ではない)。
ウクライナは現在未達成でその途上、ロシアについてはノーコメントとさせていただきます。
なーにが基準適合だよ
ギリシャ危機起こして世界中に大迷惑かけたくせに
全く文脈的繋がりの無いトンチンカンなコメントだな
国債隠しでユーロの信頼危機起こしたことのあるEUが汚職で他国にマウント取るとか噴飯物だろw
思いつきのコメントにしか見えない
アメリカや主だった国は稼働数は可視化されてるじゃん
ここの記事でもよく取り上げられるだろ
公称数と実数のギャップがより問題なのは旧東側だよ
日本は可視化されていますか?
予算請求の資料にちょこっと泣き言を書いたレベルでしか無いと思うのですが。
このサイトでも取り上げた日経新聞の
>防衛省が非公式に調査を行った結果「自衛隊が保有する装備品の内50%が稼働状態、残り25%が整備中、残り25%が修理に必要な部品や予算がない整備待ちに分類され、予算不足でスペアパーツの確保が困難なF-2は共食い整備が日常化、整備待ちに分類される機体には深刻な問題が潜んでいる」と報じている。
なんて、公式発表とはほど遠いです。
日本は資本主義民主主義の皮を被った社会主義国だから🥲
実際、先進国でこんなに省庁や関連シンクタンクの公式発表が少ない国はめずらしいよ。国民が気にしないからね
F-2が共食い整備を強いられてるのは
予備機の製造数を減らした
東日本大震災で被災した機に予備部品を使用
部品の再生産は高くつきアメリカ担当部分は困難
であるからで予算不足が原因ではない
強いていうならばバブル後の予算不足で製造機数を定数ギリギリまで減らしたせいで
運用20年経った現在そのつけを払っていると
人は自分の知らない分野を簡単に出来ると思いがちですからね。
素人さんがそんなん簡単出来るやろと思ったことは簡単じゃないんですよね
やめてくれ。自転車のパンクを自分で修理しようとした記憶ががが
一番ヤバいのは、F2に至っては部品の生産ラインがもう閉じてしまっており。整備して再び戦力化出来る見込みが事実上ゼロ、という点ですね。整備待ちという呼び方で直せそうなイメージを醸し出してますが、実態は損失となんら変わりがない状態です。
これを保有数にカウントして戦力差を計算していたら、そりゃいざという時に計算が狂うわけですよ。こんな状況で台湾有事なんて戦えるのかと、背筋が寒くなりますね。
某動画「ね、簡単でしょ?」
自分「見るのと実際やるのとでは大違いだった」
日本は、ウクライナ戦役に、どなたか調査の方は出しているのだろうか。
外務省やJAICAとは別に、昔の観戦武官のような方々。
既存兵科は当然として、ドローン/通信/測位/ロジスティックスetc。
得られた教訓が、必ずしも日本に適合しないように見えた場合でも必要でしょう。
適合云々は、今すぐに判断できることでもないし。
ポーランドやリトアニアとかを除くと、支援側はどうしても当事者意識が薄くなるからな。
それとたぶんここまで大規模な戦争になることのリアリティをみんななかなか持てなかったし持ちにくい。
人間どうしても正常性バイアスがかかるからな。
例えば台湾有事だって、現時点だと、まず中国が那覇▪岩国▪横須賀▪三沢といった在日米軍基地を攻撃し、協力する九州や埼玉の自衛隊基地を攻撃し、自衛隊が反撃したところで倍返しで日本中がミサイル撃たれまくる。そこにロシアが調子こいて加勢して北海道にも上陸のようなシナリオは考えたくないしそれに本気で備えようとはしない。
せいぜい尖閣と沖縄の一部が巻き込まれるイメージに留め、備えもそこまでって人が多いのと似ている。
Oryxの記事を読むと。
記事のツイッターに書かれている希望数量に対して、
2023年7月22日更新時点で、
155mm榴弾砲:希望1000→425(牽引)+350(自走)
MLRS:希望300→105(MRL共)
戦車:希望500→595
装甲車:希望2000→550(ICV)+1180(APC)+905(MRAP)
ドローン:希望1000→大量・・・・と見えます。概ね達成しているのでは。
これでは足りなかったのでしょうから、収支報告(?)をした上で、
再度の希望を出しては、と思います。西側は、おそらく、応じるでしょう。
どなたか言っていましたが、現時点で西側は参戦しておらず、
見込まれたロシアの脅威に対し、悪い言い方、お金で対処をしているので。
この場合、お金を使えば、ロシアの脅威に対し準備をする手段が生まれ、
また、これも悪い言い方ですが、一部で経済も回るでしょうし。
>概ね達成しているのでは。
この記事にも書かれていますが、それが「ウクライナに支援が届くまでのリードタイム、西側諸国は理解してない」という事なのでしょう。
ウクライナが支援を要請した時点ではその数量で足りたかもしれませんが、支援が実際に届くまで長期間かかったため、ロシアは兵士を増員し、防衛陣を強化したために、希望した数量の兵器が届くころには、その量では足りなくなったと言う話でしょう。
ウクライナが、次にリクエストを出す時には。
現状をよく調査の上で、リードタイムを
見込んで、納期を含めてリクエストを
出してもらわねば、ですね。
リードタイムを埋める最低限の対処法として、いちいち支援内容を告知するのをやめたらいいと思うわ
メディアに公開するのは議論が終わって訓練と輸送が完了して、SNSに支援した兵器の戦果がアップされ始めてから「実は支援してました」と言えばいい
もう当たり前になって麻痺してるけど、この兵器を支援するにはいついつまでかかるとか機密のような情報を何でわざわざ言うんだろうか
ロシアへの信号弾としか思えないんだけど
陰謀論だけど、この戦争自体もアメリカが国民の支持率が下がると分かってて定期的に戦争やる不思議と関係してる気がするわ
何か別の意図があって、わざわざ告知しながら支援のタイミングを調整してると疑いたくなる
別にメディアやSNSに公開したいからではなく、議会に支援内容を報告する必要があるだけでは?
それができるのは王国だけだろ
民主主義国家では軍は国民の所有物だから、文民統制の観点から必ず議会の承認を取る必要がある
おまえらが見てないだけで、日本だってちゃんと税金を何に使ったか、予算を報告公開してるからな(日本は黒塗りが多いので完全な民主主義ではないが)
そういう主張をすると「民主主義国家だから国家の予算で買った兵器を非公開で譲渡することは出来ない」と言う人がいますが、実際には一部のNATO加盟国は支援内容を非公開にしてますからね。
これ、言うは易く行うは難しの典型例ですよね。
ウクライナ侵攻が始まる前に、ロシアが骨董品のようなT-55なんぞをぞろぞろ出してきて、対抗手段としてレオパルド1みたいな戦車を引っ張り出してくる羽目になるとは、誰も予想してなかった訳ですから。
そもそもNATOがガチで戦うなら、空軍主体で空から徹底して敵軍を叩いてから陸軍が蹂躙、という流れなんで、「空軍出せないんで、モスボール保管してるレオパルド1で戦って」なんて話は、議論の対象にすらならなかったでしょう。
まぁ、今回の件で、帳簿と実状のズレの検証作業を始めたでしょうから、今後の軍事予算では、それらを考慮した内容にがらりと様変わりしていくと思います。日本だとどちらかというと兵器より部隊の充足率の悪さをどうにかしないと不味そうですね。定員割れ続出でかなり問題になってますから。
CNNの世論調査ではアメリカ国民の過半数がウクライナへの追加援助に反対だとさ。この様子じゃ停戦が一番妥当なんじゃないの?
これはバイデン政権には難しい問題でして。
対露戦略としては、ウクライナ戦争を長引かせてロシアの国力を削り続けた方が良いのですが。
建前としては「ウクライナを救え!」という支援をやってることになっているので、純真なアメリカ人は「何故いつまでもウクライナは勝てないのだ!この超大国アメリカが全力で支援しているはずなのに!!」とフラストレーションを溜めてしまうんですね。
すなわち,まさにウクライナがやってるのは「劇場としての戦争」なんですよ。ウクライナ軍は、支援を勝ち取るにはわかりやすい物語を好むアメリカの有権者を納得させるストーリーを演じなければならない。”show must go on”の精神ですね。
ゼレンスキー氏がウクライナ大統領として最適任である最大の理由が、この劇場型戦争の主人公役にピッタリだからですね。
米国民の支援熱は上下動しつつも長期的には下落傾向にあるのだろう。一方でここからウクライナ軍を立て直すには現状を上回る支援が必要だろう。
そうなってくるとやっぱ停戦交渉入りが妥当だよなあって。
どうですかね。
「世論調査で反対が過半数=追加援助がなくなる」ではないし、
「米国の追加援助がなくなる=欧米の支援がなくなる」ではない。
そして「欧米の支援が細る=ウクライナが音を上げる」でもない。
そんな危うげな3段論法が成立すると期待する方が無理筋でしょう。
>幾つかのNATO加盟国は「直ぐにレオパルト2をウクライナに提供できる」と主張してドイツに移転承認を迫ったが、いざゴーサインが出ても集まりが悪く、そのためピストリウス国防相やベアボック外相がミュンヘン安全保障会議で「この種の戦車を提供できる国は直ぐ行動すべきだ」と呼びかける始末
これドイツ怒っていいだろ
というか英国も何他人事みたいな言い方してるんだよ
同じアングロサクソンに振り回される国同士大変だなって思っちゃった
英国が提供すると言ったのはレオパルド2ではなくてチャレンジャー2だから・・・
なお、ウクライナに到着したのはレオパルド2とほぼ同時期の3月であった・・・