韓国の航空産業を代表する「韓国航空宇宙産業(KAI)」が公開した広報映像に、韓国空軍が開発中の韓国型戦闘機「KFX」が登場した。
開発中の韓国型戦闘機「KFX」が韓国航空宇宙産業の広報映像に登場
9月4日、韓国航空宇宙産業(KAI)は、同社の商品ラインナップや進行中のプロジェクトを紹介する広報映像を公開し、基本練習機「KT-1」、高等練習機「T-50」、軽攻撃機「F/A-50」、多目的ヘリコプター「KUH-1」、軽攻撃ヘリコプター「LAH」、韓国空軍が開発中の韓国型戦闘機「KFX」が登場した。
以前、公開した「KFX」のCG映像やイラストは、バトルフィールド3やエースコンバットの映像やCG画像を無断使用し制作したにも関わらず、ご丁寧に「Photo Credit:KAI(韓国航空宇宙産業株式会社)」と記載し、韓国メディアはもちろん、海外メディアに報道資料として配布したが、無断使用が発覚すると直ぐに削除し闇に葬ったので、これまでKFXには、まともな広報用資料が存在していなかった。

▲KFX公式スクリーンショット、右下にPhoto Credit:KAI(韓国航空宇宙産業)と表記

▲エースコンバット6のスクリーンショット、 左下に「2007 NBGI」とバンダイナムコの表記が入っている
KFX関連の報道は2019年2月、試作機の部品製造が始まったという報道以来、音沙汰が全くなかったが、10月に韓国のソウルで開催される「ソウル ADEX 2019」に、フルサイズのモックアップを出品すると言われており、今回、KAIが公開した映像は「ソウル ADEX 2019」に向けての広報活動の一環だと思われる。

出典: Alvis Cyrille Jiyong Jang(Alvis Jean) / CC BY-SA 4.0 2017ソウルADEXで公開されたKFXのモデル
現在、開発は機体設計が大詰めを迎えており、9月中には全ての設計を終える予定で、AESAレーダーは既に試作品の製造を行っている最中で、2020年中に出荷し、試験機に搭載し飛行試験を行う予定になっており、2023年には試作機にレーダーを搭載して、地上試験と飛行試験を実施した後、2026年までにAESAレーダーの開発を完了させる予定だ。
韓国メディアは「韓国にAESAレーダーの開発は無理だと言う世界中の偏見を覆し、快挙を成し遂げた」と報じながら、AESAレーダーの技術移転を約束したにも関わらず、その約束を破ったロッキード・マーティンをこき下ろし、韓国の技術力を称賛することを忘れていない。
このようにKFX開発は順調に進んでいるように見えるが、問題が無いわけではない。
韓国は米国に対して、米国製の航空機搭載兵器の、KFXへの搭載=KFXのシステムへの統合を行うための、兵器情報の開示を要請したが、米国に拒否され、事実上、KFXへの米国製兵器の搭載が禁止されたため、戦闘機に搭載できるミサイルを一切、国産化していない韓国は大ピンチだ。
これは米国製の空対空ミサイル「AIM-120」や「AIM-9」、空対地ミサイル「AGM-65」、空対艦ミサイル「AGM-84」を韓国は、米国製戦闘機に搭載するため大量に保有しているが、KFXに転用して使用することが出来ないという意味だ。
そのためAIM-120の代わりに「ミーティア」を、AIM-9の代わりに「IRIS-T」で代替すると発表されているが、果たして、ミーティアを開発したMBDA社、IRIS-Tを共同開発したドイツ・スウェーデン・イタリアの企業が、韓国に兵器データーを開示するのか分かっていない。
補足:韓国国防部によれば、KFXへの米国製兵器の搭載が拒否されたのではなく、兵器情報の開示交渉が難航しているだけで、現在も交渉を進めていると言っており、欧州製兵器の採用はKFXの実用化を遅らせないための措置という意味らしい。
KFXの現状説明が長くなってしまったが、今回KAIが公開した動画がこれだ。
KFXが登場するのは1分56秒~、5分36秒~、6分16秒~で、画質はHD1080pと非常に鮮明で、これまで発表されたKFXのイメージの中では、もっとも機体形状が詳細に描かれている。

出典:KAIが公開したYouTube動画のスクリーンショット
主翼下には空対空ミサイルと増槽、レーザー誘導爆弾(LJDAM)、胴体下には埋込式の空対空ミサイルを4発、さらに照準ポッドらしきものを搭載しているのが確認できるが、米国にF-35の電子・光学式照準システム「EOTS」を技術移転してくれと要求し断られ、独自に似たような電子・光学式照準システムの開発を行っているらしいが、どこに搭載するのか示されていない。
もしかするとKFXの初期型は電子・光学式照準システムをF-35のように機体に内蔵するのではなく、機外に携行している照準ポッドが開発している電子・光学式照準システムなのかもしれない。

出典: Dammit / CC BY-SA 2.5 NL F-35に搭載された電子・光学式照準システム「EOTS」
KFXは4.5世代機として開発されているが、韓国メディアはKFXを改良して第5.5世代相当まで能力を引き上げられると主張している。
KFXの設計コンセプトは第5世代戦闘機と遜色なく、設計段階から第5世代相当のステルス性能を確保するための外形を有しており、KFX Block2ではウェポンベイが追加され、Block3以降、エアインテークの改良、垂直尾翼の再設計、エンジンノズルのステルス化が行われ、搭載電子機器のアップグレードも行えば、第6世代戦闘機と大きな違いはないと言う訳だ。
なるほど、では何故、最初から第5世代として開発しなかったのか?
ウェポンベイを追加し、エアインテークの改良、垂直尾翼の再設計を行えば、機体自体に相当の変更を行わなければならず、もはやこれは「新規設計」に近く、あまりにも無駄が多い。
さらに米国製「F414」のエンジンノズルをステルス化する言っても、果たして米国が改造することを許可するのか非常に怪しく、もし拒否されれば、エンジンノズルの改造ではなく、YF-23のようにエンジンの排気ゾーンを延長し排気熱を冷却するような仕組みを採用するしかなく、そうなれば機体の全長は更に長くなり、胴体部分は完全に一から設計をやり直さなければならないだろう。
どちらにせよ第5世代相当へのアップグレードは韓国メディアによる希望的観測に過ぎず、韓国国防部やKAIが公式に言及したことは一度もない。
まずは試作機は無事、初飛行を行えるのか?それが最大の問題だ。
※アイキャッチ画像の出典:KAIが公開したYouTube動画のスクリーンショット
え?まだモックアップもできていない段階で設計がもうすぐ完成するとか
色々段階がおかしい
相変わらずのケンチャナヨ
韓国型とか・・・
バッカじゃねーの?
ホント もうウンザリだわ
霊的に生まれ変われ。
レーダー照射のときの映像みたい。
映像とBGMは立派。
仮に出来たとして整備もろくにしにないで共食いしてまともに飛ばせる機体が数機とかそんなオチだろ
まずアメリカが許すかどうかすら怪しい
先ずは今保有してる機体共食いさせずにばっちり飛ばせる機体を確保することが先決じゃね?
絶対出来ないに一億ペリカ
素人目から見ても謎の多い説明
CGでエンジンがくっついてるがこれではウエポンベイが付けられない
ロシア機みたいに全長を凄く長くして搭載するのか?
てか後からウエポンベイ増設とか意味不明
機体設計変更は新機体設計と同じで改修というレベルでは無理
CGしか無いのに開発成功とか、まさに絵に描いた餅
韓国メディアが「第5.5世代相当」を主張しているのであれば本当分かっていないですね。
第5世代戦闘機の要件に、ステルス性とスーパークルーズ、等々ありますが、どれも国産で要素技術が開発できていない現状で出来ると主張する根拠が分かりません。
形だけはF-22、F-35を取り入れても、実戦になったらレーダーで捕捉されバタバタ撃墜されてから気が付くというオチが。。。
「なんちゃって第5.5世代戦闘機」ですかね。
バカめ!
こう言ってやる
動画のなかの英語の宣伝文句 “with outstanding performance”(卓越した性能を有し)が、”without standing performance”(ずっと機能しない)に聞こえるのは気のせいでしょうか。
うわーエースコンバット使うとマジでうぜえは、おまえらは中国のメンテナンスなしの故障した戦闘機でももらっとけよ(笑)作れねーえくせに偽装するなよ
あなた日本語不自由?
CGやモックアップなら素人でも出来るわw
まさに絵に書いた餅だなww
K2戦車の二の舞になる悪寒、戦車は砲台になれるが飛ばないステルス機はなんの役に立つんだ?
日米は実験機を飛行させてから生産に入るが、それもしないで生産を始めるとか。
どれだけ自己評価が高いんだ?
スラムダンクから安西先生の名言を進呈しよう、「まるで進歩していない。」
飛行するって意味をわかってるのかな?