創設50周年を迎えた韓国防衛事業庁傘下の国防科学研究所は5日、複数の無人航空機を群制御する技術や開発中のステルス航空機など公開してこなかった数多くの研究結果を発表して注目を集めている。
韓国が国防科学研究所創設50周年を祝い興味深い技術や兵器を公開
1つ目は無人航空機(UAV)の群制御技術
無人航空機の群制御技術とはUAVが自律的に群れを作り飛行する技術のことで、有人戦闘機等に随伴して有人機ではリスクの高い任務を遂行する無人航空機(ロイヤルウィングマン=忠実なる僚機)と編隊飛行を行ったり、数十~数百の小型UAVで群れを作り目標に殺到することで防空システムの処理能力を飽和せたりするのに必要な重要技術で、欧米露中を中心に研究開発が進められている。
国防科学研究所が公開した映像を見る限り、離陸した18機のUAVが指定された空中ポイントに集合、その後に群れを形成しなが指定されたポイントに向かって飛行しているのが確認でき、集合ポイントや大まかな飛行コースに関しては予め指定されているものの、互いに各UAVは自機の位置や飛行情報を共有しあい自律的に衝突しないよう機体の姿勢制御を行いながら飛行することが可能なプログラムの開発に成功したらしい。
2つ目は全翼機のステルス機開発
初めて公開された韓国初の無人ステルス航空機「カオリ-X」は米国のX-47ペガサス、ロシアのS-70オホートニク、中国のGJ-11シャープソードと同じ全翼機で主要性能は全長10.4m、全幅14.8m、重量約10トン、ジェットエンジン1基(推力不明)飛行時間は3時間以下、速度はマッハ0.5、高度1万メートル以下で飛行可能という代物だが、本機は全翼機の飛行制御技術やステルス技術を検証するための「技術実証機」なので、このまま実用化されることはないらしい。
しかし国防科学研究所は、本機で得たデータや技術を元に全翼機タイプのステルス機開発することが最終目標だと述べており、無人航空機の群制御技術など組み合わせれば独自の無人ステルス偵察機や、KF-Xに随伴可能な独自のロイヤルウィングマン開発に繋がる可能性を秘めている。
3つ目は国産の対無人航空機制圧兵器の電磁パルス(EMP)装置
電磁パルスによる無人航空機制圧は目標を1つづつ狙う必要がなく、電磁パルスの有効範囲内にUAVが侵入すれば電子回路が誤作動を起こすため複数のUAVを同時に無力化できるため、拠点防衛に適した装置といえる。このような電磁パルス装置は軍事用途だけではなく民間(例えば国際会議や五輪会場等の上空警備向け)にも普及し始めているため需要が急増している分野だ。
勿論、国防科学研究所が公開したのは軍事用途の電磁パルスだが、欧米の防衛産業企業は軍事用途だけでなく民間需要を狙い相次いで電磁パルス製品(平均価格は1セット数千万円前後)を投入しており、韓国が対無人航空機制圧向けに電磁パルス装置を国産化してきたのは軍民の海外輸出市場を狙ってのことだろう。
4つ目は米国や日本も構築を進めている小型衛星による宇宙ベースのセンサーシステム
国防科学研究所が公開したレーダー搭載の小型衛星は横3m×縦0.7mの長方形で重量は66kgしかないが解像度の性能は1m級で、天候状況や昼夜を問わず地上の対象物を監視することができる。この性能はフィンランドが開発した小型のレーダー衛星(解像度1m/重量85kg)よりも優れているというのが韓国側の主張で、この小型衛星を低軌道上に36基配置すれば理論上北朝鮮の状況を30分毎に監視することが可能らしい。
米国や日本が構築を進めている宇宙ベースのセンサーシステムは主に赤外線センサーを使用して極超音速ミサイルや弾道ミサイルを探知・追尾するものなので、韓国が構築しようとしているセンサーシステムとは目的や用途が異なるが、独自に小型衛星を使用した宇宙ベースのセンサーシステム構築に乗り出しているという点は初耳だ。
この他にもマイクロ波光子レーダーや量子レーダー、指向性エネルギー兵器など興味深い兵器が幾つも紹介されているが、研究段階のものが多く実用化出来るのかは未知数である。しかし韓国は日本とは異なり産学官が一体となって軍事分野に応用可能な技術を研究・開発しているので侮ってはいけない。
※アイキャッチ画像の出典:metamorworks / stock.adobe.com
>韓国は日本とは異なり産学官が一体となって軍事分野に応用可能な技術を研究・開発しているので侮ってはいけない
我が国も、学術会議の「軍事研究を行わない」とかいう時代遅れでバカげた声明なんかさっさと葬り去って、防衛分野の産学官連携をもっと進めよう。
「日本との軍学共同は行わない」ってだけで、北朝鮮の核・ミサイル開発をはじめ、
米中韓などとはデュアルユースを提供したりしているからな。
>北朝鮮の核・ミサイル開発をはじめ
糞狂徒大学、コロナで絶滅してくれって思うわ
アイデアややる気は中々大したものだと思う。
実際に、完成するかどうかはわからないけれど。
小型レーダー衛星については日本でも災害時の情報収集等を目的とした計画はありますね
こっちは必要な時に打ち上げて情報収集するスタイルっぽいですけど
リンク
ADD(国防科学研究所)はプロジェクト制、つまりは、企業からの出向者の集まり・・・・K2戦車の開発者はトルコ(技術移転)関係の数人以外は解散、除籍済み
UAVをも探知できるって言ってた防空レーダー網もそうだね
小型衛星は打ち上げをどうするのか? 低軌道=搭載燃料の量で寿命が決まるけど、どう解決してるのかは言及されていない
(仕様)
超小型SAR衛星は縦70センチ、横3メートルの長方形型になっており、前面にはレーダーが、背面にはソーラーパネルがある。重さは66キログラム以下で、解像度は1メートル級。昼夜・天候を問わず、高度510キロメートルの軌道から地上にある1メートルの大きさの物体も高解像度で観測できる
ADD(国防科学研究所)が夢の研究テーマを連発してるのは何故か? 来季の予算対策です。 今は夢をぶち上げる時期
9月~10月:国政監査の国会報告とQ&A、10月~11月:小委員会での予算審議、11月末~12/15:本会議での予算審議、議決
(12/15以降だと、補正予算を組む、未だに組んだことは無い、そのために予算案以外はカップラーメン審議=3分で議決 を実施する)
韓国のような後進国でもこのような研究を行っているのだから、わが国もさらに上を行く軍事技術の研究開発を行わなければならない。
客観的に見るならこれまでの実績を考慮するしか無いわけで。
北以外の周辺諸国に比べて周回遅れな上に海外の技術に依存する部分も多いK-2戦車やKFXの過大評価を筆頭にこれまでの韓国製兵器を考慮してみると比喩でもなくノロマな亀が大口叩いているだけだとしか言いようがない。
とはいえロケットの打ち上げすら覚束ない先進国もどきとしてはトップ層なのは確か。
小型衛星はスペースジェット社に打ち上げて貰うのかな?
ハッキリ言って軍事産業の国家体系としては日本より余程成熟してるよ韓国は
まあ南朝鮮は70年間戦争状態だからね。
しかしこの国際情勢では、我が国も平和ボケ連中の妨害を押し退け、防衛産業を強化していかなければいけない。
ならなんで欠陥品だらけ、赤字垂れ流しダンピング販売で税金による補填ばかり行ってるんだ?
成熟してるなら売り上げより利益を優先して当然なのにおかしいだろう?
つまり軍事関連予算を関係者で分配()するシステムが出来てるということです
元々軍事政権だったこともあり、ADD元職員は機密を土産に天下り、軍高官は企業への便宜を対価に天下りという年季が入った軍産一体なんです
そんな体型なら無い方が絶対いいな。
韓国は凄いわ。本当に腐ってる。
韓国のモノづくりのクオリティ平均値が低いのは確かだけど、サムスンみたいな世界最先端の半導体プロセスを持つ企業も現実にはあるわけで。
ヌリロケットもいつできるかはわからないし、技術を盗んできたかもしれないが、着実に歩を進めてる感じします。
ここででてくる技術の評価は情報不足でできないんだけど、韓国が日本を敵視する構造を持ってることも併せて、過小評価は禁物でしょうね。
まあ、産学官というと多少のポッケナイナイはあるんだろうなーと想像しますが。w
日本もポッケナイナイ先進国だから、多少はね…?
人は自分を基準にして他人の事を考えると言うが、韓国人の基準で日本を見た所で現実を直視できないぞ?
こういう時に「先進国」という言葉を使う人って私の周りにはあまりいない。
普通の国なら、「果敢に挑んでいる」と解釈するが、
こと韓国の場合は、「賄賂作り」が主な目的であって素直に受け取れないな。
ブーツとか防弾ベストの時は、分かっていながら不良品を納入した。
挙げた例はあくまで国内の出来事であって、輸出品には当てはまらないかもしれないけど。
韓国の国防科学研究所は、たまにどの国も実用性の目処が全く立っていない(そもそも研究室レベルですらない)サイエンスフィクション的な目標?を突っ込んでくるので、実は楽しみに見ています。
基礎技術もなにもないのにどうやって実現するの!?と言わんばかりのモノですね。
UAV分野は韓国の方がずっとリードしてんな
韓国もかなりネタがありますがUAVに限らずIT関連の利用含む最近のトレンドでは日本はかなり立ち遅れてるイメージ
基礎研究は進んでいると思いたい…
イメージに関しては輸出の宣伝兼ねてる韓国の発表と違って、日本は秘密主義かというくらい地味か無頓着ですからね
一応FFMの機雷戦装備にUSV,UUVみたいな海上、水中無人機は開発していますし、無人航空機用エンジン他の開発も開始されてます
アイデアばかりで中身が伴ってない事をリードしてると言うならそうなんだろうな。
前、日本も外販を意識してほしいって書いたけど、
逆に日本が国外市場に乗り込まない理由ってなんなんだろうって考えたけどあんまり思いつかなかった。
海外拠点での生産になってビジネスの規模感がでかくなりすぎる?
ヘマしたら国防のレベルを推し量られる?
内需と微妙にミスマッチ?
このサイトにいる人は何がネックになってると思います?
受注のためには賄賂や競合相手への妨害工作など悪辣な手段も厭わない気があるか無いかは大きいと思う。
良いものを作れば販売努力せずとも売れる、という幻想が家電業界をはじめとして未だにあるように。
推測ですが、乗り込まないというより、今まで輸出の実績が殆ど無いので(馬鹿げた武器輸出三原則のせい)、信頼が無く、交渉や宣伝も不慣れで外国から買って貰えないのではないでしょうか。先日のフィリピンへのレーダー輸出みたいな事例を地道に積み重ねていく他ないと思います。
「軍事製品を作る=死の商人だ、許されない存在である」理論がまかり通っているから。
あと、周りが敵対的かつパクリ大国ばかりだから。
古くはロシア(ソ連)、今は中国、韓国、北朝鮮。
下手に輸出すると技術はパクってこちらに向けてくるのが判り切ってるから。
日本が輸出に力を入れないのは、安全保障上当然の事。
アメリカみたいに、そんなことしたら叩き潰してやるって言えるなら別ですけどね。
日本の場合、学はいらないと思う
留学生がスパイ行為をするし、学生に情報管理が出来るとは思えない
UAV関連は、北朝鮮からの侵入偵察が何回もあったから
韓国にしてみれば、対策と北朝鮮を上回る技術開発は急務だと思う。
そのうち38度上空でUAV同士の空中戦でもするのかな
ドローンによる工事現場での測量など土建での利用は日本が最先端だ
なぜならドローンを持てばそれで何でも可能になるわけではないから(管制はスタンドアローンではない)
指揮管制能力のないUAVなどただの蠅だ
気象予報のためにスパコン買っても入れる自前のデータがなくただの箱、それが韓国の実態
一事が万事この調子のウリナラがUAVとか笑わせてくれる
曰く
KFXは第4世代最強の予感
曰く
韓国型イージス艦のミサイルは SM-3級
管理人さん掌返しキタ
管理人さんは常に事実に基づいて記事を書いてる。
掌とはなんのこと?
まぁこれらの研究の実態はどうであれ、兵器関係で一般の人にも、もっとやれって応援してもらえる環境は素直に羨ましいわ。
日本も軍事部門系のアイデアにもっと予算つきやすくなるといいんだけど。
こうして韓国産兵器は本邦じゃ手の届かない高みへまた一歩登ってしまったな…
ウリナラファンタジーだから、さらなる妄想の域に達してしまうのは仕方ない話だよ。
彼の考えでは計画を立てた時点で、計画達成率80%達成した事になるのだから。
ひらまさ開会式では韓国国産ドローンが華麗なダンスを見せてくれた
CG(メイドインUSA)だけど
で、高みとは三尺高いところニカ?
PC周りのソフト開発では韓国が優秀。バックドア?があるらしいので使用しないようにしてるが
本当に使いやすく、欲しい機能を過不足なく整えてる印象。翻って日本は必ず、不足し、不便、機能足りてない印象。
軍事とか関係ないかもしれないが、チープな技術で低価格な兵器(UAV)等では彼らは存分に力を発揮しそうで正直、不安になる。優れた考察をするここのコメ欄でも韓国を侮りすぎた意見が散見されることに。日本の地盤沈下が押し留められぬほどに進んでいるのではないかと考えてしまいます。韓国を無条件に侮る時期は終わったと考えて、技術支援や優遇政策を止め、ライバルと認識した方が日本の国益に資すると考えます。(ライバルなら技術支援等の不必要な支援が終わるから)
使いやすい?
自分が使いやすい=世の中みんながそう思ってる、とでもいうのか?
>チープな技術で低価格な兵器(UAV)等では彼らは存分に力を発揮しそうで正直、不安になる
それ、中国の得意技であって韓国のではない。
韓国は税金の補填ありきのやり方が得意なだけ。