現地メディアは5日、台湾が米国から導入する空対地巡航ミサイル「AGM-158」はオリジナルよりも射程距離が大幅に短縮された台湾バージョンで、AIM-120導入時と同じ様にグアムで保管されると報じられている。
AGM-158を購入してもAIM-120と同じように台湾へは届かない上、射程距離も大幅に短縮されるらしい
2010年代に米空軍が調達を開始したAGM-158(統合空対地スタンドオフミサイル/JASSM)はF-15EやF-16C/Dといった航空戦力に搭載される空中発射式の巡航ミサイルで、現在米空軍が調達しているのは射程距離が900km+に拡張されたJASSM-ERだが、台湾が米国から導入することになったAGM-158は探知距離が拡張(シーカーの変更?)される代わりに射程距離が大幅に短縮された台湾バージョンで、グアムの米軍基地に保管され有事発生など必要に応じてグアムから台湾に移転されるためAIM-120と同じだと報じられている。
米国は200発のAIM-120売却で台湾と合意したが地域の軍事バランスを理由に台湾売却分のAIM-120をグアムの米軍基地に保管(現在は台湾に移転)、そのため台湾空軍のF-16はAIM-120の試射を行うためグアムに出向いていたが、台湾バージョンのAGM-158もAIM-120と同じで台湾ではなくグアムの倉庫に保管され、台湾空軍のF-16はAGM-158を使用した訓練や試射を行うためグアムに出向かなければならず、数年後に米国がAGM-158の引き渡しに同意したとしても他の米国製兵器と同じように「使用前に米国の承認を得なければならない」と指摘しているのが興味深い。
まぁ台湾政府や軍が公式に発表した内容ではないので、こういう話もあるという程度(間違っている意味ではない)で受け取っておくべきだろう。
参考記事:台湾がF-16Vの早期引き渡しを米国に要請、100発以上のJASSM購入も交渉中
※アイキャッチ画像の出典:Lockheed Martin
真偽はともかく、地域のバランスを考慮すれば、もはや大陸側に忖度する必要が無いほどに両者には戦力差があるはず
このニュースの結末に、アメリカの本気度が見えてくるね
果たしてアメリカは台湾を棄てるのか
キルスイッチを複数仕込んでるから台湾が先制暴発を起こす心配はないし、なんか意味あるの?これ?
購入して台湾国内に平時は置いとけないとか台湾国内の心理にもろ影響があると思うんだけど
開戦したらグアムは射程距離に入ってるから破壊されちゃうかもしれないし‥どうせ中国が開戦のコントロール握っているんだから、有事の際の反撃に即応出来るよう引き渡してあげた方がいい気がするけどな
アメリカは中国と本気で戦争はしたくない、その引き金を台湾にも引かせたくない
ただそれだけの事ですよ
即応弾としておいておけば、中国軍の上陸部隊に対して台湾軍が応戦、戦闘が長引いた際、戦火がアメリカまで届く。それを警戒しての事だろう。
米国軍が準備を終える前に台湾が占領されてしまえば、米国は遺憾の意を表明して終わるさ。
台湾単独で戦うのは無理という現実がある
結局はアメリカの気持ち次第で延びるかすぐ終わるかだから、この兵器を売り渡した事によって結果が対して変わるとは俺は思えないんだ
あと侵攻初期にアメリカの基地を攻撃してくる可能性が高いし、最先端の半導体施設を奪われないために破壊や技術者を回収するために軍を展開しないといけないから巻き込まれないようにするのは無理だと思う(取引しない限りは)
中国軍の規模と戦力を見れば焼け石に水みたいなものだし、アメリカの介入が遅れるほどアフガンみたいに急速に瓦解するリスクが増大して敵に奪われないようにする焦土破壊工作やエンジニアの脱出等の作戦が難しくなると思うんだよね
平時の台湾市民への心理戦的にも、有事の際に出来るだけ相手の戦力を削ったり脱出の時間を稼ぐ為にも引き渡した方がいいと思うんだけどなぁ
戦力に絶対的な差があるから、台湾が先制攻撃をする確率なんて排除できるほど低いはずなのにね
JASSMの機密を知られたくないからの処置なのかもしれないので、決めつけることはできないけれども、
中国との戦力バランスでの取り決めなのだとしたら、無意味という他ない
中国も台湾侵攻準備を完全に秘匿するのは困難です。作戦演習の名目でも相当規模の部隊を動かすかその兆候があれば米台共に必ず対応準備を始め監視を強化します。米国が実際に軍を動かす反応を示さなければ侵攻に踏み切る可能性は高いですが。
侵攻開始前にグアムから輸送する余裕ぐらいはあるでしょう。
アメリカ(など)に感知されない小規模な軍隊での台湾進攻は不可能だから、今のウクライナ危機みたいに一触触発って状況になったらグアムから移動するのでは?
さすがに戦闘が始まるまでグアムから出さないのは想定に無理があると思う
NATOでもなければ米台安保条約もない台湾を守る義務も甚大な損失を出してまで
軍事介入する理由もアメリカにはないのだから、まあこうなるのではないのでしょうか。
しかるに台湾の有事は日本の有事と煽る人もいますけど、アメリカが軍事介入しなければ
日本も関係ないし、中国も内政問題を盾にするでしょうから台湾侵攻と同時に
中国から日本に手を出すなどというバカな真似はしないでしょう。
手を出せば、台湾と同時に日米安保のある日本とアメリカとも戦うことになりますので。
台湾侵攻の次は日本ではなく南シナ海で軍事衝突手前ギリギリまで海警局を使って
大暴れでしょう、普通に考えて。
>軍事介入する理由もアメリカにはない
普通にある。
TSMCが中国の軍門に下って、西側に輸出制限でもされればアメリカというか、西側全体が壊滅的な打撃を受けてあらゆる分野で中国の覇権が決定しかねない。
アメリカとしては同盟関係の無い国を同盟国と同格扱いするわけにはいかんわな
>NATOでもなければ米台安保条約もない台湾を守る義務も
ある。台湾関係法の
「平和手段以外によって台湾の将来を決定しようとする試みは、ボイコット、封鎖を含むいかなるものであれ、西太平洋地域の平和と安全に対する脅威であり、合衆国の重大関心事と考える。」
「台湾人民の安全または社会、経済の制度に危害を与えるいかなる武力行使または他の強制的な方式にも対抗しうる合衆国の能力を維持する。」
ここらを適応すると考えられている
ただし米国は台湾防衛するか明言しないことによるあいまい戦略をとっているため、素人にはもちろん中国にもわからない。バイデンが防衛すると口を滑らし、補佐官があわてて否定したのもあいまいのままにしたいから
台湾関係法でも台湾の「防衛義務」は明文化されていない。
ホワイトハウスも「防衛に必要な装備品の供給義務はある」としか公式に認めてないし、アメリカの報道も台湾の防衛義務はないと言ってるから貴方のように解釈するのは間違いとまでは言わないが極めて少数派だと思うけど。
もしもし?本当に米国が台湾を防衛するなら台湾関係法を根拠にするって話ですよ?
米国はあいまい戦略を取ってるので根拠があろうとなかろうと実際に台湾を防衛するか誰にもわからないのは、上に書いた通りです
ただ、「防衛に必要な装備品の供給義務はある」のなら、例え中台が交戦状態にあったとしても米国は万難を排してでもJASSMを届けに行くことになりますな。
その際、中国との間に軍事衝突が発生しても、米国民のメンタリティからすれば「仕掛けられた戦争」でしょう。国防権限法も成立しましたしねえ、結果は同じになるのでは。
台湾軍は大陸のスパイだらけだから残当
これって台湾が中共に占領されたときに中共の手に渡らないようにするためってことかな?
もちろんそれもあると思いますが、第一には中国を刺激しないため、更には台湾がアメリカ製の兵器を使って万が一にも中国に綱渡り的な外交をさせないようにするためと考えられます。
台湾は積極的に事態にアメリカを巻き込みたいと考えているので、実際に介入するかどうかは別としてアメリカ自身は軍事介入するかどうかのコントロール権は持ち続けていたいとい考えているでしょうし
台湾から900km先には上海と香港と深センがある。1200㎞先には三峡ダムもある。継戦能力を失わせるには半導体の工場を吹き飛ばすことは当然考えるだろうし、湾岸の火力発電所は全部狙われるだろうから民衆には恨まれる。その槍にアメリカの名前が貼ってあったら困るということなのかも。
もう一つあるとすれば台湾に対する踏み絵だろう。国民党が野党に存在していて政権交代で裏切ることが無いように自前のミサイルで意思を示せという意味なのかも。
台湾への武器供与の慎重さについて米国の弱腰を批判する向きもありましょうし、実際毅然とした姿勢に欠けるところを私も感じるのですが、ここで米国が大胆な行動に出ると中国側に侵攻を決断させる名分を与えることになりかねない訳で、そこはまぁ仕方ないんだろうなと思います。
対艦ミサイルなど一部システムでは実施済みですが、台湾には不足する兵器システムを自主的に開発してもらう以外に本土防衛力を根本的に嵩上げするよりなさそうですよね。半導体産業の隆盛で世界の富が台湾に集まっている現状、長射程の対艦ミサイルや高度防空システムの自弁くらいまでなら無理な要求とも言えないと自分は思いますが…。
あるいは韓国やウクライナやロシア(?)といった第三軸からシステムを輸入してくるという手もありますが。
内政不干渉違反を言われないための建前でしょ
アメリカとしては、あくまで中国から始めたことにしたいわけだし
それだけ慎重になってるってこと
慎重にあいまい政策を続けてる台湾から仕掛ける可能性はほぼゼロと思うんだが、
予想されるのは台湾軍に入り込んでる中共スパイやシンパを利用して、先に台湾側に暴発させて戦争の口実を作るお約束パターン
台湾が仕掛けるんじゃなくて、中国がいいがかりの材料にするってことだよ
そうじゃなくて中国に名分を与えたくないって話でしょ
あくまで現状変更しようとしてるのは中国であって我々じゃないっていうアピール
おそらくリトアニアが「台湾という名称を使ったのは不適切」と言い出したのもその流れ
名前入れてなかったからはじかれて戻って書き込みしたら新規コメントになってしまった
親米は↓への返信
>慎重にあいまい政策を続けてる台湾から仕掛ける可能性はほぼゼロと思うんだが、
>予想されるのは台湾軍に入り込んでる中共スパイやシンパを利用して、先に台湾側に暴発させて戦争の口実を作るお約束パターン