韓国が開発を進めているKF-21の1号機が予定されていた地上試験を全てクリア、今月19日に初飛行を行うと報じられている。
参考:총사업비 8조 국산 전투기 KF-21 시제기 19일 첫 비행
プロトタイプ2号機は9月、3号機と4号機は年内、5号機と6号機は2023年上半期までに飛行試験を開始する予定
韓国が開発を進めているKF-21は飛行試験向けのプロトタイプ6機(単座4機+複座2機)と構造試験向けの機体が2機製造され、今月末に予定されている初飛行に向け地上滑走試験や静止試験(荷重補正試験、静止荷重試験、耐久性試験等)が進められており、1号機の地上試験が全て完了して今月19日に初飛行を行うと報じられている。
ただし天候が良くない場合は初飛行を月末まで延期するらしい。
因みにプロトタイプ2号機は9月、3号機と4号機は年内、5号機と6号機は2023年上半期までに飛行試験を開始する予定で、2026年までに2,000回以上の飛行試験を実施して性能や不具合を確認、2026年中に限定的な能力=空対空戦闘のみに対応したBlockI(開発の進捗具合は約62%)の量産を開始、2028年までに空対地兵器の統合を終えて空対空と空対地に対応したBlockIIの量産に取り掛かる予定だ。

出典:Korea Aerospace Industries Ltd.
初飛行に成功すれば輸出に向けたプロモーションにも力を入れてくると思うが、既に中東諸国の幾つかKF-21に関心(あくまで関心レベルで本格的な交渉ではない)を示している。
関連記事:韓国航空宇宙産業、初飛行を今月末に控えたKF-21の地上滑走を公開
※アイキャッチ画像の出典:Korea Aerospace Industries Ltd.
まあなんというか、日本では色んな受け止め方(意味深)されそうなニュースだけど
イチ軍オタとして、数少ないオアシスとして楽しめる話題
個人的にはKF21ってステルス皮のFA18EFブロック2なんですが、エンジン出力が皮に対し足りてるかというのと、
ブロック2相当の電子部分がエルビットとかサーブとか手当たり次第の寄せ集めなので、何とも評価し難い。
上手くいけばそこそこ使える邀撃機になりそうですが、問題はコストでしょうね。
くっそ急いで計画を進めているように見えるが大丈夫なのだろうか?
F-5の退役を急がなきゃいけないから、巻きなのは理解できるが……
韓国軍当局は2014年時点で2023年の戦力化を発表、それより前は2010年代が目標でしたからね。
インドネシアとの費用負担やコア技術の移転問題で初期計画よりかなり遅れてますし、4.5世代戦闘機も2030年代以降は性能面で買い叩かれる可能性が高いので、そういった面でも焦りはあるでしょうね。
KF-21 1号機のの地上試験開始が公開されたのって6月後半だったと記憶してるんだが、
新規開発戦闘機の地上試験が1ヶ月未満で完了できるものなの?って思った
しかも地上試験の結果分析する時間も無しに初飛行?
自分の記憶が余程狂ってなければ、世界初ぐらいの話では
お隣さんの有名な言葉で「パルリパルリ」ってのがありまして「早く早く」と急かす習慣があるんですよ
そのせいでいろんな事故が起きたりするんですけどね
その習慣に基づいた元々余裕のない計画を更に直前で「順調だから」と飛行試験1ヶ月前倒し。
エンジン試運転でがっつりもたついて1〜3ヶ月延期、と発表。
そこから地上試験開始まで2ヶ月近く掛かったのに最短の1ヶ月延期でもう飛行試験…、って
いくらなんでもマージン削り過ぎじゃないですかね?
KF-21の地上試験は昨年4月のロールアウト以降順々に開始されていましたよ。タキシングは最後の最終確認のようなものなので、結構その後の初飛行は近日に行われますよ。
例えはF-35AA-1システム実証機は2006年12月7日にタキシング、15日初飛行でした。飛行可能かを確認する日本のX-2の場合は2016年1月28日ロールアウト、2月11日タキシング、4月22日初飛行です。
ありがとう、地上試験してたのね
なんか聞いたような気がするんだけど、調べたもすぐ出てこなくて訳わからなくなってた
4.5世代機相当?とはいえ、新型が出てくるのはうれしいです。
Academyあたりが1/48でキット化してくれないかな?(笑)
中東方面から関心が〜とはいいますが、空対空兵装の統合を米国から拒否されてませんでしたっけ?
米軍由来の兵站網を構築している国々に対しては、結構ネックになりそうな気もします。でも自走砲の爆売れ具合を見るに今の韓国なら空対空兵装も自国生産して、制約フリー化、購入選択肢の拡大につなげる行動を取るかもしれませんね。
韓国製兵器が新興国で売れてるのは技術移転など好条件を提示する以外にも、面倒くさい事を言わない事があるからでしょうね。
西側G7の武器は、性能は良いかもしれませんが
それを使用する局面で倫理的な観点で口が出てきますから買い手から使いにくいと思います。
その点韓国製の兵器は性能は落ちても
・技術力の無い国にとっては自国開発の道筋を作る基礎技術を吸収できる
・値段が安い
・国民への弾圧や他国侵略などに使っても口を出してこない信頼性
・今後レッドチームに入ろうとブルーチームに入ろうとサポート部品が手に入れられるだろう信頼性
があるからニーズに適合してるんですよね。
逆に日本は武器輸出国になりたーいと言っていますが、自国の武器は新興国には絶対売れません。
その販売先の国がアメリカと敵対する方向に進んだ場合、サポートを停止しないといけないからです。
なりたーいと言うのは自由ですが、日本が武器輸出国になるには、韓国のようにターゲット層が新興国ではなく
絶対にアメリカと敵対する事にはならない、日本と同等以上の性能が作れる西側先進国だけです。
そこら辺りを国は理解してるのかという所がありますね。
第五世代戦闘機の要素をかなり取り入れつつも本質的には第五世代には至らないあたり、su-35に近い存在な気がする。
su-35が第四世代++戦闘機なら、KF-21は第四世代+++戦闘機ってところか
「+」に関してはメーカーの主張の意味合いが強いので何とも言えませんが、レーダー性能やエンジン性能、センサーフュージョンノウハウも含めて(公称値で考えても)明らかにSu-35より下回っているのでSu-35より+が多く付くのは違和感があります。
スーパークルーズは当初要求性能に入ってましたが、その後機体規模が大型化して実現しているのかは不明です。
現時点では形状ステルスでガワを第5世代に寄せた4.5世代機というのが妥当な気がします。
KF-21(ブロック1)もSu-35と同じ第4++世代戦闘機だと思いますよ。
KF-21はAPG-83と同等以上(一説にはAPG-81と同等)のAESAレーダーを搭載し、低RCS(0.5㎡)なのでSu-35と互角に戦えそうですし。
いやー、公称値でも探知距離110km以上のレーダーがAPG-81(150km以上)と同等はまずないですよ。
どこ情報ですか?
母機のエンジンの発電能力から考えても難しい。
ソースは以下のとおり。
KF-21のAESAレーダーは窒化ガリウム (GaN) のT/Rモジュールが1,200~1,300個あるとのこと(F-35は約1,200個)。
S Korean KF-X Jet’s AESA Radar to Match Performance of F-35 Radar
リンク
モジュール数…だけ?
ふた昔前のデジカメの解像度競争じゃあるまいし…
KF-21のAESAレーダーがAPG-81と同等なのかどうかはさて置き、APG-83と同等以上になるのは間違いないと思います。
結局モジュール数と素材、しかもハンファシステムの人間の発言しか根拠はないのかぁ。
せめて面積の話とか出てくりゃ多少は真面目に話聞く気になるんだけど。
面積の大小は分かりませんが、韓国はT/Rモジュールの小型化に開発成功していますね(以下のとおり)。。
韓国の一部のF-16はレーダーをAPG-83に換装して運用していますので、国防科学研究所(ADD)と共同開発しているハンファシステムの説明は聞くに値すると思いますよ。
まぁ、詳細な性能が分かるのは後日ですね。
[밀리터리 리포트] 첨단 레이더의 메카 ‘한화시스템’을 가다
リンク
過去にも紹介した事あるけど、
公開画像からモジュール数を数えた強者がいまして、その結果によると次の通りです。
リンク
・J/APG-1:1216個
・AN/APG-80:1020個
・AN/APG-79:1368個
・AN/APG-81:1676個
モジュール数は、その数を制御し切れるならアンテナ・ゲインに直結するでしょうが、
アナログ部分だけでもPAの出力とかLNAのNFなど、非公開な部分の能力が支配的な要素だったりするし、
レーダーのシステム全体だと信号解析のような数値にし難い要素もあるので、
モジュール数で一喜一憂するのはやめた方が良いかと思います。
KF-21のAESAレーダーのモジュール数も実際は1,300個以上ありそうですね。
また、KF-21のAESAレーダーの出力はAPG-83を上回っています。
韓国国防科学研究所とハンファ社、KF-X搭載用レーダー試作機の試験に近付く
リンク
予定通りに運んでもセールス開始は28年以降ですか。第三世界向けの兵器輸出は統合する弾薬の種類も重要なポイントだと思いますが、果たしてどこまでできるか。機体クラスとしては競合機種のラファールが徐々に販売が伸び始めているので、伸び次第では韓国といえど油断できない状況でしょうね(実質的なRCSもほとんど違わないというし)。まぁKF-21の場合はその気になれば発展型のブロック3が出てくる可能性も充分ありますから、ラファールに勝る将来性はありますね。
いやぁ、ワクワクして来ましたな!
しかし既に中東から興味を持たれてる、と言う情報は初めて聞きました
このブログは情報が早くて広い!
かっこいい
やはり飛行機は飛んでナンボなので、飛んでいる姿を見たい
韓国兵器には偏見は無くてむしろ目覚ましいと思っているんだけど、このKF-21は微妙に思える。
F-22に似ているのに、どこか野暮ったい。
何よりあのIRSTと機関砲はステルスを謳うモノとしていかんでしょ。
量産機では改善するんだろうか。
あくまで第4世代機なので厳密にステルス機としての隠密性を売りにはしてない機体だしね
JF-17やF-16V、タイフーンのように第5世代機にも使用される技術も取り入れた第4世代機と言う立ち位置なので十分なステルス性能だと思うよ
第4世代機最小のRCSを誇るタイフーンよりももしかしたら形状電波ステルスで勝るかも?
デジタルステルスでは負けるだろうけどね
KF-21の正面RCSはKFXのアナウンスで約0.5平方mで、アナウンス通りならタイフーンの予測値と同じくらいですね。
であれば側方ステルスはKF-21のが上だろうし、4.5世代機を並べたときに見た目がステルスっぽいというのはお客さんへのセールスに有効そう。
ただなあ、あのIRSTはもっとどうにかしてほしかった。
性能はよく分からんのだけど見た目的には男っぽい戦闘機だなと思った
F-15やF-35より男っぽい感じがする
エアインテークが大きくて直線が多いからだろうか
自分的には頭の大きさとイボみたいなIRSTに目が行ってしまって・・。
そこは好みなんですけどね。
ただ、こうして純新型の戦闘機を他人とああだこうだと語れるのは軍用機好きとしてはすごく嬉しい。
ジロウさん「飛びます!飛びます!」(いえ、普通に楽しみですね
F-16やF/A-18を更新する需要には良さそうだけど、F-16Kも含めて韓国本国の戦闘機を更新しなきゃならんのに、輸出する余裕はあるのか。
K-9みたいに現地生産OKなら問題ないのかもしれないが、エンジンがF414だからアメリカとの関係が微妙な所には売れないだろうし。
海外セールスに関してはFA-50と同じ扱いなのでしょうね。
実用化が早かったら、注文をさばききれないF-16Vの客を奪えたのかもしれませんが。
T-50とかは、国際マーケッティング活動をLMと共同で行っていたかと。
KF-21だと、そこまでLMが関わっていない筈で、その流れで国際マーケッティング活動へのLM関与も異なるのでないかな?
韓国空軍ですらF-16をKF-21で更新なんてしようとしてないのに国外でF-16やF/A-18をKF-21で更新する需要がありますかね?
特にF-16からだと単発→双発、という運用コスト面でのデメリットがあるんですが。
現在KF-21はKF-5とF-16の非改修分の後継となっています。
F-4後継にはF-35Aが充てられたので
個人的には第5世代戦闘機取得に注力したほうが良いとは思いますが
外見がプアマンズF-22なのががっかり。F-22とF-35の合の子の外形だし。
韓国は陸軍兵器に関しては目覚ましい物が有るけど、航空機や艦船の設計とか外部に委託や協力が多いのでどうかなと
KF-21に関しては兵装統合関係とアビオニクスがどうなるか
自国兵装が有れば、統合も楽だろうけど
いや、まて、2026年中にBlockI(空対空のみ開発の進捗具合は約62%)の量産開始(計画)って計画通りにいっても遅すぎないか?
F-3の試作機が2024年(予定)2030-31年に量産開始(予定)
KF-21のBlockIIが2028年までに完成(予定)
下手すると量産開始が同時期にならんか?コレ?
F-3の開発がスケジュール通りに進むか不明ですし、別に韓国は日本と開発を競い合っていません。
韓国はF-35を少なくとも80機運用予定ですし、韓国には韓国のスケジュールがありますよ。
>F-3の開発がスケジュール通りに進むか不明ですし
十中八九遅れるでしょう。
今でも一年遅れてますし。
F-3と同じ時期になる事より更新対象のF-4/5の老朽化がヤバいかな。
F-4は2019年の退役予定を特に抜本的な対策をするでもなく5年延期したけどそれでも2024年。
F-5は同じく5年延期して2030年まで運用するらしいけど今年年明け早々また事故ってたし。
あと韓国のメディアだとblock1が2028年まで、って報道もチラホラ見る。もしそうならいきなりフルレートで年30〜40機とか生産しないとF-5更新までに数揃わないし、そもそも2026年でもF-4更新に間に合ってない。
かって、ジャギュアそっくりの機体を創出した国が似てる似てるって言うてもなあ。
F-86世代はみんな似たり寄ったりのデザインだったりするんやし、F-22の形状コンセプトが優れているからどこもかしこもお手本にするだけの話やんか。
一飛行機好きとしては、新しい機体が空を飛ぶだけでどんぶり三杯はいけるんでどんどん飛ばしたりぃや。
>F-22の形状コンセプトが優れているからどこもかしこもお手本にするだけの話やんか。
F-22が優れているのは、ステルス性と機動性の調和だと思いますが、
KF-21は少なくともBlockIではステルス性を諦めているので、他のF-22モドキとは位置付けが異なると思います。
誤解を生みやすいデザインで勘違いを利用して顧客を増やそう、
そんな魂胆が透けて見えるような印象があり、評価し難いです。
乏しい知見で、でも優れたステルス性を獲得したいから、その道の先達であるF-22の形状コンセプトを借用した、
そんな必死感が滲む他のF-22モドキ達と(嫌らしい魂胆が透けて見えるような印象の機体とは)一緒にしたくないとも。
単なる個人的な感性の話しなので、異論はあるでしょうが。
> KF-21は少なくともBlockIではステルス性を諦めているので、他のF-22モドキとは位置付けが異なると思います。
いやウェポンベイ諦めただけで機体自体のステルス捨てたなんて明言してないと思いますよ?
なので
>乏しい知見で、でも優れたステルス性を獲得したいから、その道の先達であるF-22の形状コンセプトを借用した、
そんな必死感が滲むF-22モドキ
これはそのままKF-21にも該当します。
その上で現状のKF-21を見る限り完全再設計レベルの改修をしない限りウェポンベイを実装してまともなステルス性を獲得するのはほぼ不可能なので、
>誤解を生みやすいデザインで勘違いを利用して顧客を増やそう、
そんな魂胆が透けて見えるような印象があり
こっちも該当しますね。
まあそれを貪欲ととるか必死ととるかは仰る通り個人的な感性の話だと思いますが。
>いやウェポンベイ諦めただけで機体自体のステルス捨てたなんて明言してないと思いますよ?
ステルス機として知られている設計手法として、下記が知られていると思います。
①s字ダクトまたはレーダーブロッカー使用によるエンジンからの反射波抑制
②エッジマネージメントによる反射波の方向コントロール
③ウェポンベイの使用などによる突起物の抑制
④キャノピーコーティングによる操縦席周りからの乱反射の影響低下
KF-21の場合、①は実施し④は後追いでも対応出来るので良いとして、問題は②③でしょう。
F-22モドキな形状なので②をやっている雰囲気ですが、セレーション未実施な上に、
(アイキャチでも伺える様に正面から見える位置なのにインテークと角度が異なる)スリットが多い事から、
恐らく②の対処は不十分だと予想します。
③がダメなのは、ウェポンベイは仰る通りで、あとアイキャチから機銃の処置も悪そうです。
これらの改善には、仰る様に作り直しレベルでの変更を要するでしょうから、
KF-21はLO機ではなくRO機だと解釈しています。
「ステルス性を諦めている」は、LO機であることを諦めている、的な意味合いで使用しました。
4.x世代機に留まる選択をしており、5世代機体ではないと。
これらも個人的な解釈が入っているので、異論を呼ぶかもしれませんが。
韓国語の記事でKF-21は5世代機に近い4.5世代機で4.7世代機と呼べると書かれてました。
KF-21を5.5世代機レベルにまで高めるかKFXXを開発するかの事業妥当性については今後検討するそうです。
5.5世代機云々は、作り直しレベルになるだろうから無視、とのスタンスでいます。
②の現状認識には全くもって同意します。
ただその上でKAIと韓国軍は①を実施し、バルクヘッドのあの深い切り欠きを残してるんだよね。
②を改善するレベルの大改修をするならバルクヘッドもその時に再設計すれば良い。
にも関わらず(戦闘機の旋回時に受ける負荷を考えたら余りにもネガティブな)あの切り欠きを残してるって事はバルクヘッド再設計レベルの大規模な改修はせずにウェポンベイ実装するつもり≒ステルス化が可能だと思ってる、としか考えられないんですよ。
故に「諦めてない」と(客観的に可能だとはいっていない)。
というか本格的なステルス諦めてほんのりRCS抑えたいくらいなら、機体の機能や性能への直接的な影響の小さい②(の特にセレーション)こそ最優先で実施すべき内容だと思うんですけどね…。
>故に「諦めてない」と(客観的に可能だとはいっていない)。
なるほど、了解しました。
あと、その後の文章に関連して、
ラファールって優れた例があるのに、何故学ばなかったのだろう?、とKF-21を見る度に思っています。
>かって、ジャギュアそっくりの機体を創出した国
その機体の当初のデザインは、実は高翼版F-5な感じだった様です。
尾翼周りは、F-111を真似ていたとか。
コンパクトな割に重いリヒートつきアドーア(比較対象となった同級エンジンに対して2倍強の重量)を、FBWやそれに類した技術の無い状態で用いよとしたので、
F-5やF-111のように機体後端よりにエンジンを配置すると空力的に成立せず、
仕方なく(技術的な難易度から避けていた)あの形式を採用した様です。
ちなみに空力的に成立しなかったは、予想ですが縦の静安定だと思います。
縦の静安定を実現するためには 「全体の空力中心よりも前に重心位置を置くこと」が必要ですが、
コンパクトな割に重いリヒートつきアドーアを軽量な機体に載せると、機体後端配置では(重心が後ろに行き過ぎて)縦の安定を確保できなかったのだと解釈しています。
現在だと、FBWなどを用いて動安定で対応出来る話しですが。
ふと思い出したが、最近はイランのステルス戦闘機の話を聞かないな。まああの国のことだから、永遠に機密情報なのかもしれないが
あれ?22日じゃなかったっけ?