ロシアの駐北朝鮮大使は「ウクライナで破壊された都市の再建に北朝鮮の労働者が役に立つ」と発言、韓国のDailyNKは「北朝鮮当局がウクライナ東部へ派遣する労働者の選定を進めている」と報じている。
参考:N. Korea has selected workers to be dispatched to eastern Ukraine
ジャベリン、NLAW、ブリムストーン、スイッチブレード300などウクライナで鹵獲された兵器やその残骸が北朝鮮に渡る可能性がある
北朝鮮当局はロシア政府の要請に応じて「ウクライナ東部へ派遣する労働者」の選定を進めており、ロシアの駐北朝鮮大使も「ウクライナで破壊された都市の再建に北朝鮮の労働者が役に立つ」と発言、COVID-19の影響で北朝鮮からロシアへの移動が難しいため「ロシア国内に滞在駐の北朝鮮人」を一先ずドンバス地域へ送り込み、ロシア側の追加要請があれば北朝鮮国内の労働者を送り込む計画らしい。
![](https://grandfleet.info/wp-content/uploads/2022/08/The-streets-in-Mariupol.jpg)
出典:Mvs.gov.ua/CC BY 4.0 マリウポリ
ドンバス地域の再建は早ければ早いほど「ロシア統治の既成事実」として作用するため、ロシアは戦闘が続く地域で「低賃金かつ過酷な労働に耐えられる労働者」の派遣を北朝鮮に要請、北朝鮮としてもCOVID-19の影響で外貨獲得の手段が限られており「ウクライナ東部への労働者派遣」を熱望しているらしい。
さらに興味深いのは「北朝鮮が労働力提供と引き換えに鹵獲された西側製兵器へのアクセス」を要求(Pyongyang in talks with Moscow on access to Donbass)している点で、ジャベリン、NLAW、ブリムストーン、スイッチブレード300などウクライナで鹵獲された兵器やその残骸が北朝鮮に渡る可能性がある。
※アイキャッチ画像の出典:Kremlin.ru
そして北朝鮮から中国に渡ると
まあ実際には中国は直接ロシアから手に入れているでしょうけどね。
ブリムストーンはともかく、NLAWやジャベリンなんて改良されているとはいえ四半世紀前の個人携行火器なのにそんなに役立つものなのかね。
役立つなら役立つで北の技術力の底が再確認されるだけだけど。
支払いはルーブルなのかな?
極東朝鮮族を自称する戦闘部隊が現れたりしませんかね
ソ連時代に朝鮮系民族の高麗人(満州や渤海州に居た人たち)がソ連各地に強制移住させられ、多くは中央アジアに居ますが、ウクライナにも当然のように移住させられました。なのでウクライナ軍に朝鮮系の兵士が居たりします。
北朝鮮が介入する時はその人たちを騙って参加するかもしれません。
北朝鮮としては、軍部でさえ食糧不足なので食事さえもらえれば御の字ですな。
(工兵の維持費がかからないメリットもあるしね。)
現地で廃材(貴金属等)を回収するだけでも十分でしょうに、ルーブルとはいえ外貨も獲得でき、西側の兵器も手に入れられるなんて、夢のような待遇ですね。
以前から北朝鮮やイランの核・ミサイル技術開発にはロシアが関与してるかもと言われていたものの、一応表立ってはしていなかったのでやってても相当な制限でやってたのだろう。
けれどウクライナ後のロシアは遠慮なくやるのだろうね。
ブリムストーンはヤバみ
おそらくプーさんは、キムさんに傭兵(契約軍人)派遣を打診しているでしょう。
P.S. 8/3 キムさんがUN経由でNPT脱退を発表したそうです。
このタイミングなので、なにか裏がありそうですね。
リンク
NY Postの特ダネ記事 – 「北朝鮮がウクライナ戦争へ10万人の義勇兵派遣をロシアにオファー」
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北朝鮮はここぞとばかりに稼ぎたいようです。
これが本当なら国連安保理常任理事国であるロシアが、国連の北朝鮮制裁を堂々と破ることになるが、国連は何もできないんだろうな。
世界秩序の崩壊と再構築が進むのか?
結果は分断の加速しかないと思うが。
ロシア、中国、北朝鮮。
やはり独裁国家は独裁国家同士で連帯するものなんだな。
このろくでなしが。
ウクライナは中国に空母や艦載機、北朝鮮に弾道ミサイル用のエンジン技術を売ったのに
裏切られて可哀想