韓国海軍は、ミニイージス艦と呼ばれている韓国型次期駆逐艦(KDDX)の基本設計に着手することを明らかにした。
参考:해군 “6천t급 ‘미니 이지스함’ 올해 기본설계 착수”
韓国海軍、ミニイージス艦の設計着手、次世代イージス艦の建造契約締結を発表
韓国型次期駆逐艦(KDDX)とは4,400トンの忠武公李舜臣級駆逐艦(韓国型駆逐艦)よりも大きく、7,600トンの世宗大王級駆逐艦よりも小さい6,000トン級の駆逐艦で、韓国の国内技術のみで開発するイージスシステムに似た戦闘システムを搭載するためミニイージス艦と呼ばれており、2025年頃に戦力化し計6隻程度建造すると言われている。
当初、韓国型次期駆逐艦は艦隊防空を引き受ける艦として想定されていたが、北朝鮮の弾道ミサイルの脅威が高まるにつれ日米のイージス艦が備えている「弾道弾迎撃能力」の必要性が高まり、日米が共同開発した弾道弾迎撃ミサイル「SM-3」に匹敵する「韓国型弾道弾迎撃ミサイル(開発予定)」を搭載することも検討されているという。
韓国型次期駆逐艦には、韓国が独自に開発する窒化ガリウムベースのフェーズドアレイレーダー(使用周波数帯はSバンド)が搭載され、性能的には日本の「FCS-3A」に匹敵すると言われているが、詳細について不明な部分が多く、仕様についてもSバンドではなくXバンドだという情報もあり謎が多い。
果たして韓国の国内技術だけで、イージスシステムに匹敵する戦闘システムが開発できるのか、弾道弾迎撃ミサイル「SM-3」に匹敵する「韓国型弾道弾迎撃ミサイル」が開発出来るのか、技術的な課題が多くスケジュール通り戦力化が進むのか未知数だ。
さらに韓国海軍は、米国のイージスシステムを搭載した次世代イージス艦(計3隻)の設計と建造契約(1番艦は2024年11月に進水予定)を現代重工業と締結したと発表した。
現代重工業によれば、この次世代イージス艦は世宗大王級駆逐艦と比べて弾道弾の探知・追跡能力が2倍以上、潜水艦探知距離は3倍以上向上し、弾道弾迎撃能力が追加されていると話しているが、次世代イージス艦に追加される「弾道弾迎撃能力」とは、日米が共同開発した弾道弾迎撃ミサイル「SM-3」を指しているのか、今後開発が予定されている「韓国型弾道弾迎撃ミサイル」を指しているのか現時点では明らかになっていない。
それにしてもだ、ここ数週間、韓国絡みの国防関係ニュースの量は異常だ。
韓国型軽空母を7万トン中型空母への変更するよう与党議員が要求したり、韓国海軍が原子力潜水艦確保のための専門部署を立ち上げたり、今回のミニイージス艦の設計着手やイージス艦の建造契約の締結発表など、怒涛の勢いでニュースを発信し続けている。
来週の15日には、ソウルで開催される「ソウルADEX 2019」にKFXの実物大モックアップが展示される予定で、何かしらの発表が行われるのではないかと見られており、もうしばらくは韓国関連のニュースが続くことになるだろう。
※アイキャッチ画像の出典:Republic of Korea Armed Forces / CC BY-SA 2.0 韓国海軍の世宗大王級駆逐艦2番艦「栗谷李珥」
>それにしてもだ、ここ数週間、韓国絡みの国防関係ニュースの量は異常だ。
回り全てを敵に回したので、従来のやり方は全てご破算になって、何もかもを刷新しないと国防が成り立たなくなったのでしょう
そんな阿呆な外交しなければと思うでしょうが、何百年も同様の外交で生き残り続けてきた朝鮮生物ですから仕方有りません。それが朝鮮生物です。周囲はそれを前提に対応しましょう
普通、そういう季節
11月中旬、小委員会での予算案が決定するまでは続く(防衛だけではなく、他も)
逆に言えば、この時期に出てくる内容は実現されないもの、予算化されないものが混在してる
方針がはっきりする11月下旬になってから(なので方針を評価するのならこれ以降)
予算が確定するのは12月15日(変な面子で補正予算を組むことはない、また、土壇場交渉が大好きなので、この前に決定することは無い 通常国会の最終日)
つまり、実際に行われる事は12月15日以降に評価すべき
(その前に騒ぐ、評価するのは時間の無駄、全くの無駄)
空母や kfx はさておき…
コンセプト的には弾道ミサイルの迎撃が可能なあきづき型?なので、艦隊防空を担う駆逐艦不足な韓国の需要にはあってると思います。
日本は暫くFFMと潜水艦なので、景気の良い韓国はちょっと羨ましいですな
>日本は暫くFFMと潜水艦なので、景気の良い韓国はちょっと羨ましいですな
満載5000t超のフリゲート2隻を毎年建造し、満載4000t級の潜水艦を毎年建造する本邦は無茶苦茶贅沢なんですがそれは
特に毎年潜水艦建造とか、頭狂ってるレベルに贅沢極まりないですし
日本が贅沢なことはその通りですね。認識不足でした。
ただ、ミニイージスとイージス艦の建造計画がこれからある韓国が羨ましいという事です。日本は暫くDDは建造しないと思われるので…
噂されるように22隻連続建造となると、令和10年度まで次期・次々期中期防も全てFFMで埋め尽くされる、という事になりますね。
その後DDG・DDの建造を再開するとすれば、就役時には「こんごう」が艦齢41年、「むらさめ」が38年に達している訳で、そこまで本当にDD系列を整備しないつもりなのか、興味が持たれるところです。
失礼、既に31中期防に入っているので「次期中期防まで」ですね。
中国の055型がこれから戦列に並んでくることを思えば、主たる駆逐艦は対水上戦闘に回して艦隊の防空・護衛は別の艦艇を当てたいというところかな?物量でも質でも勝てなくなってきたから、あっちもこっちも大変だな
できればFFMと平行して日本も強襲揚陸艦や大型駆逐艦を作ってほしいものだ
老朽化したKD-2代艦としてイージスと連携できる艦隊基準艦を量産する
まともなようでそれもまた海自の真似だから救い難い
常に維持経費を無視しているから取得した端から整備不能に陥って近代装備の墓場になってるのに学習しないねぇ
>性能的には日本の「FCS-3A」に匹敵すると言われているが
毎度おなじみ自画自賛
90式二両を零距離射撃で撃破できるなど意味不明な自慢に満ちたふくぴょん電車がどうなったかもう忘れているだろう……
一秒間に10回、まともに完成したためしがない世界名品兵器のスペック表で日本を愚弄しないと死ぬ生物だから仕方ないが
もうちょっと考えた方が長生きできると思う
ミニイージスとは、少なくとも日本では「艦隊の楯であるイージス艦を守る艦」という位置付けだったと思うが、
どっからBMD能力とかが湧き出て来るの?
韓国の報道は全てそうだが、願望盛り過ぎで、真相が誰にも見えなくなっている
軍ヲタなんてリアリズムこそが取柄で、それが無くなったら願望妄想のみの何の価値も無いマニアでしか無いと思うが、
韓国の軍ヲタはそういう存在なのかね?
衛星にリンクしてないイージス艦
Noイージスですね