アンチドローンシステムの国産化と調達に挑戦中の韓国は世界最高水準の性能を備えたレーダー連動方式のアンチドローンシステム開発に成功、国内だけではなく海外メディアも関心を示している。
参考:“0.01㎡ 초소형드론 8㎞ 밖 AESA레이더로 탐지기술 개발”…세계최고 수준
参考:South Korean Anti-Drone Radar Can Detect UAVs the Size of Baseball
参考:South Korea plans military pilot operation of anti-drone radar system
参考:South Korea to Test Anti Ultra-Small Drone Radar System
契約締結から7ヶ月間で軍によるテストに漕ぎ着けたアンチドローンシステム、時間のかかる装備調達プロセスの改革が効果を発揮か
クワッドローターやマルチコプターと呼ばれ比較的小型で低高度を飛行するドローン対策は各国で最も優先させる軍事プログラムの一つで、米軍ですら「小型ドローンのような無人航空機(MQ-9のような大型のUAVではなくDJI製のドローンのようなタイプを指している)の接近を検出するのは困難で気づいたときには手遅れの場合が多く、これに対処するためのシステムや能力を獲得するため努力しているが十分なレベルに到達していない(米中央軍のマッケンジー司令官の証言)」と語っており、今だに実用的で有効な検出方法は暗中模索の段階だ。
なぜ高度な防空システムを備えている米軍ですらドローンの接近に気づけないのかは諸説あるが、最も有力な説は検出対象が航空機やミサイルと比較して非常に小さいため検出自体が難しく例え検出できてもロストしやすいため安定した追尾が困難で、さらに飛行高度が低く飛行速度も遅いため検出した目標がドローンなのか自然界の何かなのか識別するための有効なアルゴリズムが未発達だと言われており、この種のドローンが採用する電動推進も静寂性に優れIRセンサーによる検出をすり抜けやすいため検出を困難にさせる要因の一つに数えられている。
このアンチドローンシステム分野に現在韓国が挑戦しているのだが防衛事業庁は昨年11月に発注した国産のアンチドローンシステムが納品を完了したと22日に発表、6月末から軍による本格的な評価テスト(約6ヶ月間)に入ると明かした。
今回納品された国産のアンチドローンシステムは固定式でセンサーはAESAレーダーとIRセンサーで構成されており、防衛事業庁のプレスリリースでは「メーカーが実施した納品前の事前テストでアンチドローンシステムのAESAレーダーはDJI製のドローン(Phantom4 Pro/約30cmの大きさでRCS値は0.01㎡未満)を8km先で検出することに成功、国内外で実用化されたアンチドローンシステムのレーダーは小型ドローンを7km先で検出できるので韓国の開発したシステムの性能は世界最高水準だ」と主張、韓国メディアだけではなく海外メディアも関心を示している。
補足:因みにIRセンサーの能力はDJI製のドローンを3km先で検出できるらしく、アンチドローンシステムに含まれるジャミング機能は3kmまで接近したドローンを無効化できる能力を備えているらしい。
恐らく韓国が開発したアンチドローンシステムはイスラエルのラファエルが開発した「ドローンドーム/Drone Dome」を参考にした可能性が高く、同システムのAESAレーダー「RPS-42」はDJI製のPhantom4 Proよりも小さいRCS値0.002㎡のドローンを3.5km離れた地点で検出可能だと言われているので、本当に韓国の開発したシステムが世界最高水準の性能を秘めているのかは謎(ドローンドームの説明動画に出てくるドローンはDJI製ドローン並の大きさなのでRCS値の算出方法が異なるのかもしれない)だ。
ただロシア、アラブ首長国連邦、カタール、アフガニスタン、パキスタン、マレーシア、バングラデシュ、スリランカから引き合いが殺到(実際にロシアとパキスタンが発注)しているトルコ製のアンチドローンシステム「KALKA」のドローン検出能力は最大5km(ドローンサイズは不明)なので、Phantom4 Proクラスのドローンを8km先で検出してドローンだと識別できる韓国製アンチドローンシステムの能力は十分優秀だと言えるため海外メディアが関心を示すのも十分理解できる。
この他にも今回のアンチドローンシステムは「迅速試験・獲得プロセス」を採用している点で注目度が高い。
韓国軍の装備調達プロセスは制度の手続き上「最短でも3年~4年かかる」と言われており、民間主導で急速に技術開発が進む第4次産業革命技術に関連した装備調達に何年も時間をかけていると導入する頃には技術や性能が陳腐化してしまう問題に直面、このジレンマを解消するため年度毎に区切られたタイムスケジュールの中でしか計画を立案・実行できない体制や無駄に多い手続き関係を見直すことで時代にマッチした調達方法「迅速試験・獲得プロセス」を昨年に創設した。
今回のアンチドローンシステムも新しいプロセスで調達が進められているため計画立案→契約締結→プロトタイプの納品→軍による評価テストまで僅か1年で漕ぎ着けられたと防衛事業庁は「迅速試験・獲得プロセス」の効果を強調しており、従来とは異なるスピード感で国産のアンチドローンシステム開発や調達を進めていくのだろう。
因みに「迅速試験・獲得プロセス」はドローンや無人機の開発・調達にも採用されているため、この分野における韓国軍の装備品調達は相当早いスピードで実行されていくものと思われる。
関連記事:小銃を備えたドローン? 韓国軍、国産の自爆型や攻撃用UAV導入に着手
関連記事:UAV分野で存在感を増すトルコ、ロシアがトルコ製アンチドローンシステムを購入
関連記事:米軍が開発を進める対ドローンセンサー網、実現すれば東京都全域を2.3億円でカバー可能
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※アイキャッチ画像の出典:Capricorn4049 / CC BY-SA 4.0
検出は出来てるのだろうけど、米軍の言うところの「それがドローンなのか自然のなにかなのか」判別できないというところはクリアできているんですかね?
それが出来ているなら、大したもんですね
本文にもできてるってあるし、それができないのをアンチドローンシステムとは呼ばない
いや結局どこまで行っても「既存の兵器では探知困難」ではあっても、「既存の技術では探知困難」という話ではないってことかと
要はそれなりの技術がある国が、開発する必要に迫られて予算つけたら対抗策はすぐに出てくるっていう
RCS10cmって話だが、ステルス対策を施した小型ドローンは検知できるんだろうか。アンテナサイズはどの程度とか。
0.01㎡は100c㎡だよ。
このタイプのドローンは速度遅いんだから3km先でキルできりゃ十分すぎるな
韓国産でもイスラエル産でもトルコ産でも国産でもいいけど原発周りに置いときたいね
原発に配備するならむしろ偵察・対人のマルチコプタータイプのドローンかもよ
原子炉建屋に弾道ミサイルが直撃でもしない限り致命的なダメージにはならないけど、軽武装でもテロリストに攻撃されたらえらいことだし
原発って次の大戦ではターゲットにならないような気がする。今じゃ中共だって沿岸部に多数持ってるし。まあどちらか一方が負け込んだらどうなるかわからんけど。
この手のドローンはセンサー役なので、
センサーの有効範囲以上の距離で排除したいだろうけど、その場合どの程度必要になるのだろう?
韓国の「できた」は信用ならないが
スピードは日本もあげてほしいね
韓国のは安全係数を削りまくってのスピードだから、同じにする必要は全くないけど
負け惜しみを感じるコメント
実はダメでしたぁ・・・ってねw
韓国のこの手の早さは誰もが認める所(早く早くの文化だし)だけど、同時に詰めの甘さというか量産の段階になると途端にそのペースが落ちるのもいつものことな訳で。
実際の量産ラインに乗ってみない事には何とも言えないというのが正直な所。
量産ラインに乗るのが楽しみではあるけど、実際に商品に乗るのは何時頃なんだろう?
必死だなぁ
嫌韓云々ってより、韓国の発表を鵜呑みにするコメント以外は認めないって方針でOK?
日本政府に苦言を呈するのはOKだけど、韓国関連ではとにかく認めないと「ここは軍事サイトだから他所でやれ」と排除される形とういうことで良いんだね?
文大統領、対ドローンシステムより韓国型軽空母の開発を最優先し、全ての予算と人員を投入するべきです!
それはともかく、日本のドローン対策はどれくらい進んでいるのだろうか。
マルチコプターは独特の反射波だったりするのかな
だとすればRCSが小さくても検知可能ってのは納得できるけど
マルチコプターならば、複数のローターが露出していますからね
それを検出出来れば捕捉は容易かと(自然やノイズでは、そのような波形はほぼ無いでしょうし)
開発が容易、ということではないんでしょうけど
予算と人員さえ投入されれば実現自体は十分可能ってことなんでしょうね
アメリカ軍の動きが鈍いように見えるのは、巨大すぎて想定される戦場や、供給しなければいけない規模ゆえの鈍さなんじゃないかなと邪推してます
実際、アメリカ軍(や供給企業)でも開発して試験的に投入されてるみたいですし、あとは強い動機さえあればってことなのかなと。
だとしたらダクテッドマルチコプターはスルーかな。
そういえば、ダクテッドファン自体はありふれてるのにマルチコプターであんまり見ない(プロペラガードくらいならともかく)のなんでだろう
推進方向とファンの角度が合わなくて、前進時に効率悪化するとかかな
誰か教えて偉い人
>推進方向とファンの角度が合わなくて、前進時に効率悪化するとかかな
それに加えて外乱(というか単なる風)に弱くなりそう。
あと壁面近傍での挙動の乱れが悪化するみたいね。
リンク
韓国のレーダー技術が基礎も含めて海外からの技術(イスラエル)とは言え、上手く応用することに関しては評価出来ると思う。
大きさも速度も様々な鳥が飛んでいるわけだが・・・
まぁエリア防衛なら皆殺しでもかまわんか
反射波のパターンが違うんちゃう
てか、そもそもレーダーに映らなそう
生身は電波吸収するし
24Gでの合成開口レーダーの画像とかで、人の映像が紹介されるケースがあるのですが﹙RFワールドのFMCW関連の特集号だったかな?﹚、生身でも電波の反射はあります。
航空管制用レーダーか気象観測用レーダーだったかは忘れたけど、鳥が横切るのをレーダーで捉えた動画がTwitterで紹介されてたこともありました。
重要施設の周りにカラスとハトの死骸の山があったら面白いけど流石にそんな欠陥あったら納品せんでしょう
撃ち落としたカラスはスタッフがおいしくいただきました
鳩ならまだしもカラスはちょっとね
特に半島のカラスは餓死者とか食べてそうなんで
日本はすでに先端産業では韓国に負け続けているのが現実だから。 速度はもちろん意志と資本力も違う。 半導体を例に挙げれば、日本がわずか2000億円を入れてホルホルしている時に、韓国は50兆円を入れている。 w
韓国の半導体事業への莫大な投資は、日本の半導体製造装置メーカーも相当額いただいております。
毎度ありがとうございます。
ところで、半導体以外ではなにがありましたっけ?
有機ELだってソニーが先行してたのに結局パネル韓国から買う羽目になってるしそう馬鹿にしたものではないよ
有機ELと半導体の他は?
平面パネルやバッテリーもそうだね。
まぁ、半導体と平面パネルとバッテリーで世界的シェアを持っているのだから、立派なもんですよ。
日本は、素材を握っているというけれど、利益額でいえば圧倒的に完成品の方が大きいわけで、半導体や平面パネルに関しては、日本の利益額より韓国の利益の方が大きい。
産業分野で聞いてるんだけど、なんで製品単位で出てくんのか。
もともと技術水準の話のはずなのに、最終製品が儲かるのはマーケティングの話だし。
素材を売ってもらえなければ製品も作れないし。
50兆円は2030年までのサムスンとSKの工場設備投資の話で技術開発と関係ないし。
まあ、マジメに話してもしょうもないな。
韓国で生産される半導体関連製品輸出先の大半は中国ね
先進国向けなら台湾日本アメリカオランダとかっすよ
お察し
アメリカが打ち出す半導体サプライチェーンの強化連携に韓国は乗り気ではなく、独自の強化計画を打ち出したってのが50兆で、実際どれほど投入するのかは当てにならんだろう
アメリカ台湾日本他諸国が中国に依存しないサプライチェーン強化を図り、台湾は日本アメリカに工場を作るなど脱中国を進めているが、韓国は微妙だね
取り残されないといいが
あと韓国の半導体業界は、日本や欧州の工作機械に依存している事を忘れずに
>あと韓国の半導体業界は、日本や欧州の工作機械に依存している事を忘れずに
すなわち、韓国にしてみれば購入先が複数あるわけで、日本が売らなくても競合先のドイツから買えばいい。
結局、日本は、売り惜しみすると韓国という市場を失う羽目になるので、日本が韓国に工作機械を売らないなんことはできない。
何を言ってるか分からんが、技術レベルの話なんで関係ないですよ?
「技術レベル」=「調達能力」な感性なのかも。
セールス面で上回っているからと言って技術面で上回るとは限らないんだが
勘違いしてる人ら多いね
技術面で大分抜かされてるやん
サムスンの特許の数とか普通に世界最先端なんだが……
敵を知り己を知れば百戦殆うからず
じゃあ「己」についてどれだけ知ってる?
特許数で言うなら中国が世界一の技術大国なんですけど?
韓国のメディアが先日記事書いてましたね
我が国の特許はクソばかりだ、と
2021特許ランキング
リンクこっちで日本企業の特許数が見れる
SAMSUNG ELECTRONICS CO LTD (特許分析レポート・PCT)
リンク
こっちでサムスン電子の特許数が見える
個人的に特許数は凄いと思ったけど基本的に出願数が減ってるのは気になる
研究開発費に回す余力ないのかカットしてるのかは不明だが…?
この手のコメントはスルーでお願いします。
見え見えの釣りに引っかかるやつ多すぎて、釣る側としては笑いが止まらんでしょうなぁ
半導体だけに50兆円!?すげーな韓国、日本なんて半導体もひっくるめての技術研究開発に5年間で120兆円の投資だからなぁ〜、半導体だけに50兆円も投資出来る韓国がちょっち羨ましいわ
50兆円!?すげーな韓国、我が国なんて半導体もひっくるめての技術研究の投資に5年間で120兆円だからなぁ〜、半導体だけに50兆円も投資出来る韓国がちょっち羨ましいわ
予算の額と特許の数だけはね。
リンク
>研究開発2位の韓国、死蔵特許ばかり吐き出す
韓国にはなんの役にも立たない特許しかないのに?
中央日報
研究開発2位の韓国、死蔵特許ばかり吐き出す 2021.06.21
リンク
韓国大企業オーナー(サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長、SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長)と会った日本のメガバンク(みずほフィナンシャルグループ)「資金回収の心配いらない」
中央日報日本語版 2019.08.05 10:32
リンク
でも実情は
>みずほフィナンシャルグループは20年12月期に、19年12月末に約82億8800万ドル(約8702億円)だった韓国への貸し出しが約69億600万ドル(約7251億円)に減少したと公表している。
リンク
1年で17%減って相当なペースだよね。
>8km先で検出することに成功、国内外で実用化されたアンチドローンシステムのレーダーは小型ドローンを7km先で検出できるので韓国の開発したシステムの性能は世界最高水準だ」
「世界最高水準だ」
韓国側発表(政府・民間問わず)のこういう表現は既視感があって・・・
まあ、他者が能力を確認できるまではわからないですね。ウォッチ対象かな。
鳥や蝙蝠と区別がつくなら大したもの
クラッターも問題ないならなおよし
…無理じゃねーかと思うが
分解能の問題があるからレーダーだけじゃ鳥とドローンの判別は無理じゃねーかな
数キロ先の物体に対して、センチメートル単位の分解能を持つレーダーなんてあるのか?
飛行パターンで区別するとか、レーダーで探知した後に光学センサーで確認するとかしないと分からんと思うぞ
プロペラが剥き出しなんだからそういうものを検知すればいいんじゃ。数千RPMの回転体なんて鳥は出さないだろうし。
ドローンのプロペラってプラスチック製がほとんどだけど、プラスチックって電波を透過するんじゃないの?
透過や吸収や反射、全てあるかと。
電波吸収体でも同様。
比率的に反射は少ないけど。
空港のPARなんかは航空機の形までハッキリ見えるので、ターゲットのサイズと波長、パルス幅の関係によっては見えるかと。
ただし、分解能が高い→波長が短い(高周波)→遠くまで電波が飛ばない、ビームが狭くなる、アンテナ利得は高くなる(この辺はトレードオフ)なので追尾には有効でも全集監視、発見には向かない気がする。
車載のミリ波レーダーは、4個程度で全周を見れたような。
ウォッチ対象とか上から目線のコメントとか多いけど日本は無人機の導入等周回遅れでスタートラインにすらたってない現実みようぜ
そらまあ、今騒がれてるようなタイプのドローンについては追いかける必要性が低いからスタートラインにも立たんわなそりゃ
次世代の先進ドローンについてスタートラインに立ってなかったらヤバいけども
ダメだコリァw
今年の総火演習では、ネットワーク電子戦システムと共に、ドローンの情報も師団ネットワークに取り入れて行動する様子が演出されていましたよ。
車載レーザー「おっ、そうだな。」
斜陽ニッポンがまた一つ韓国に敗北した様だ
完成度はともかく、ドローン戦なんて北朝鮮でも実行出来そうだし、対ドローンに関しては日本よりも切羽詰まってるんじゃないかな?
実行力は日本も真似るべき。
そもそも今の日本が韓国に勝てる分野は成人向け作品だけ
ここは軍事関係なんで、こういうコメントはするな
という声が、何故か聞こえないから俺が書いたわw
アンチドローンより迅速プロセスの方が興味深い
日本型組織じゃこういう制度を創るのはアンチドローン開発するより難易度高いんじゃないの?
この国はつい最近までソフトや仕組みみたいな形に見えないものを絶望的に評価できない国だったからね
このスレ見てても韓国相手にホルホルしてる輩が多い時点で落ちぶれっぷりがすごい
自称愛国者様なんかの甘言に負けず、政府も民間もきちんと現代に即した制度設計組織改善に邁進してもう一度世界最先端を走ってほしい
韓国の話題になるとコメント数爆増するの笑う
Newsweekにイスラエルのエルビットシステムが、セスナ機搭載の熱線兵器で800m先のドローン撃墜成功とゆう記事載ってましたね。一発発射するのに3.5ドルてほんまかいな。
化学レーザーはコスト安いぞ
日本から見たこの記事の一番の注目すべき点は韓国のアンチドローンシステムの性能なんかじゃなくて
>>「迅速試験・獲得プロセス」
これだよなあ
よって技術がどうのこうの※は全無視でよろしいと思われ
日本の場合、防衛関連事業は防衛大綱とそれを根拠にする中期防に立脚してるんですよ。
これらに言及が無ければ研究開発や調達に関し予算要求の根拠が無いということになります。
情勢の要求に応じた臨機応変な新規事業を行い難い如何にもお役所的システムだということ。
「迅速試験・獲得プロセス」以前の問題です。
「座標を教えていただければ検出して見せますよ!」
と言うのは冗談としても、実際の外部機関による評価が無いことには言うこともない。
迅速試験・獲得プロセスは注目すべき話ではあるけど、技術云々無視する必要あるか?迅速試験・獲得プロセスには詳しくないけど、予算が無尽蔵に出てくるわけでも無し迅速にはなったけど判断プロセスが甘くて散財が酷くなるとか、ある程度の大物になると予算面で対象に出来ないとかあるのでは?システムとしては素晴らしいとは思うが判断材料が少なくて、日本として真似すべきかってのは判断できないんじゃないかな。
アンチドローンシステムの探知性能に関しては、建造物や植生に紛れ込んだドローン検知できましたなら、無償件で誉めて良いけどどうなんだろうか?空中にただ飛んでいるだけでノイズに紛れることの無いドローン検知出来ても微妙な気はする。
北朝鮮による小型無人飛行機が韓国で見つかった後、
韓国は地上レーダー網を刷新して(ハンファ:韓火が担当)、小型無人飛行機を発見できる。
迎撃はK30対空自走砲(ミサイル:4㎞、砲:2㎞)って言ってたけど、あれはどうなったんだろう?
数の問題? で役不足? 目的が違う?
検出アルゴリズムとしては羽ばたくような低周波数の反射波の変化を除外するんだろうけど、ドローン側で似たような周波数でレーダリフレクターをパタパタさせるような機構を付けて対応したりするとなんか面白そう。