共同通信やロイターは31日、防衛省が反撃能力を確保するため「射程2,000kmの島嶼防衛用高速滑空弾・能力向上型」と「射程3,000kmの極超音速ミサイル」を開発する方向で調整に入ったと報じており、このニュースは世界中から注目を集めている。
参考:最長3000キロの長射程弾開発 防衛省調整、30年代の配備目標
参考:Japan to develop 3,000 km long-range missiles, deploy in 2030s -Kyodo
参考:Japan to develop 3,000-km long-range missiles: Kyodo
参考:Japan to develop 3,000 km long-range missiles, deploy in 2030s: Kyodo News
参考:Japan to develop long-range missiles
参考:Japan to develop 3,000 km long-range missiles, deploy in 2030s
参考:Japan to develop 3,000 km long-range missiles
九州まで極超音速誘導弾を前進配備すれば中国内陸部の成都まで打撃可能になり、抑止効果の高い反撃能力だと言える
報道の内容をまとめると日本政府は2030年初頭までに「射程2,000kmの島嶼防衛用高速滑空弾・能力向上型」を、2035年頃までに「射程3,000kmの極超音速ミサイル」を配備することを目指しており、恐らく「極超音速ミサイル」とは令和5年度予算概要に登場する極超音速誘導弾のことだろう。
つまり予算概要に登場したスタンド・オフ防衛能力を構成するミサイルの内、射程1,000km程度の12式地対艦誘導弾・能力向上型(地上発射型)は2026年、射程2,000kmの島嶼防衛用高速滑空弾・能力向上型は2030年初頭、射程3,000kmの極超音速誘導弾は2035年頃までに配備が始まり、仮にスタンド・オフ・ミサイルを北海道に配備しても北朝鮮全域と中国の北京・上海、九州まで極超音速誘導弾を前進配備すれば中国内陸部の成都まで打撃可能になり、中国全域をカバーすることは出来ないが抑止効果の高い反撃能力だと言える。
到達距離が3,000kmにもなると準中距離・中距離弾道ミサイルに匹敵する射程なので、このニュースは中国を含む世界中のメディアから注目を集めており、恐らく日本発の安全保障分野に関連したニュースの中で今年最も注目を集めていると言っても過言ではない。
本年の更新はウクライナ軍の反撃でも始まらない限りこれが最後です。読者の皆様も本当にお疲れ様でした。
追記:31日午後12時35分頃(現地時間)、ウクライナ全土で空中警報が発令されキーウ、フメリニツキー、ムィコラーイウ、ザポリージャで爆発が確認されている。
Another video from Astrakhan. Skies after a rocket launch. All are flying to kill Ukrainians.
Russians look at these skies and continue getting ready to celebrate New Year, wrap gifts?.. pic.twitter.com/0TCjxsRvKz
— Anton Gerashchenko (@Gerashchenko_en) December 31, 2022
Rockets flying towards Ukraine from the Caspian sea, look at their number. Astrakhan is on the video. pic.twitter.com/R7CtDjs5pS
— Anton Gerashchenko (@Gerashchenko_en) December 31, 2022
ロシア軍による12月31日のミサイル攻撃でキーウで1名が死亡、11人が負傷したと報じられているが、この負傷者の中に日本人ジャーナリストが含まれいる。
負傷した日本人ジャーナリストは入院しているらしい。https://t.co/QLPlKDb9oe
— 航空万能論GF (@grandfleet_info) December 31, 2022
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※アイキャッチ画像の出典:DARPA 米国防高等研究計画局が開発中の吸入空気式スクラムジェットを使用した極超音速巡航ミサイル「HAWC」のイメージ
空母持って射程3000kmのミサイルまで持ってるくせに自称では軍隊持ってないというますます謎の国になるな。
自衛隊が軍隊じゃないって通用するんか。これ。
国際法上は軍隊だけど、国内法では準軍事組織・・・ってのが政府や外務省の答弁だな。
まぁややこしいが、準軍事組織でも国際法上は同じ扱いなので見栄以外は特に問題ないっちゃない。
ただ、憲法改正を半世紀以上放置した結果として、それが現実に則さない以上、
もはや9条は完全に死文化して、その効力自体が完全に無くなってると思ってるわ。
だからこそ、憲法9条を改正して(専守防衛ではない)正式な軍隊を日本は保有するべきなのです。
そうすれば国内法の縛りが無くなるので、日本は強力な抑止力を持つことができる訳で、日本は外国的に有利な立場に立てるのです。
そう、これこそが日本の「国益」につながるのです。
憲法の枠外に武力組織が存在してるのは、正直あんまり良くない状態だと思いますよ。
左翼っぽい意見で申し訳ないが、現状の解釈改憲だと仮に狂人が首相になったとき、交戦じゃないと言い張って武力侵攻を行えるんじゃないかと思ってます。あるいは憲法的には存在しないはずの組織として、自衛隊法は無効として独立して活動する関東軍みたいな事も可能だとも。
だからさっさと自衛権を明記して、自衛隊を憲法の下に置いたほうが、よっぽど左翼の懸念を払拭出来ると思うんですが、その左翼が反対してるんですから面白い。
あれは9条教という新興宗教(カルト)ですからねぇ。
論理じゃなく、9条を信じればそれで救われる(日本は安全)という信仰や教義なので、改憲って一言で思考停止ですし、
そんなに素晴らしいなら習近平やウラジミール・プーチンや金正恩に布教してくださいよと。できるならと。
STIHさんの言うように、本当に日本から戦争を仕掛けることを憂うなら(国力その他あらゆる条件からあり得ないが)「左派」の方が改憲で軍の規定を唱えるべきなんですが。
それをすると
①違憲だから自衛隊を廃止して非武装国家とするという目が無くなる
②今までの自分たちが間違っていたことになるから認めない(専制主義的な思考)
からここまで来てしまったのでしょう。
この先、自己矛盾を克服できない「左派」がどんどんカルト化、先鋭化していなかいか心配です。
そもそもの目的が憲法の精神でもなけれは平和でもなくて「日本の国防力弱体化」だ、という線がありますね。
自覚してやってるか、何者かに踊らされてるか、ただの惰性か、は別として。
戦力じゃなくて、自衛に特化した自衛力ですし…
原子力空母やICBMまではもってないから…
「自衛に必要な最低限の実力」
正直政治家の言葉遊びとしか思えない。。。
空母とICBMなんて一部の超大国しか保有してないので、じゃあそれ以外の国は軍隊保有してないのですか?ってなりますよね。。。
まぁそれを踏まえた上で仰ってるかと思いますが、攻撃兵器導入と並行していい加減憲法やら法制度などのソフト面も早く改革してほしいものです。
> 自衛隊が軍隊じゃないって通用するんか。これ。
元自の志方氏は自身の現役の時の経験から「海外では到底通用するものではない。」と言ってたな。
自衛隊は明らかに違憲。9条をそのままにするなら自衛隊は廃止しなければならなくなる。だから9条の撤廃無くして日本の将来はない。なのに自衛隊は合憲だと言い張って9条を残そうとするクソ自民。愛国的なのはタカ派であって、保守派は逆に売国である事がこの事でよく分かる。タカ派と保守派はまったく違う。
最近出た防衛省の事前事業評価に載ってたやつですね。
高速滑空弾の能力向上型はブロック2Aとブロック2Bの2つに別れ、2027年にブロック2A、2030年にブロック2Bの配備が始まるみたいです。ブロック2Aはブロック2Bの配備が始まるまでの繋ぎですね。
ブロック2Bが射程3000kmなのは判明してましたが、ブロック2Aの射程は1000〜2000kmと曖昧な情報しか出てませんでした。が、どうも射程2000kmで確定っぽいですね。
本文では射程3000㎞は極超音速誘導弾(巡航ミサイル)の方で、高速滑空弾Block2B(弾道ミサイル)は射程2000kmじゃないですか?
朝日新聞によると「島嶼防衛用高速滑空弾・能力向上型」の射程距離が2000km~3000kmとされ、「極超音速誘導弾」の射程距離も同じく2000km~3000kmとされているので、高速滑空弾ブロック2Bと極超音速誘導弾の両方の射程距離がともに3000kmである可能性が高いかと思います。
あと、島嶼防衛用高速滑空弾は極超音速滑空ミサイル(HGV)に分類される新型兵器ですから、弾道ミサイルではないですよ。
朝日新聞によると「島嶼防衛用高速滑空弾・能力向上型」の射程距離が2000km~3000kmとされ、「極超音速誘導弾」の射程距離も同じく2000km~3000kmとされているので、高速滑空弾ブロック2Bと極超音速誘導弾の両方の射程距離がともに3000kmである可能性が高いかと思います。
あと、島嶼防衛用高速滑空弾は極超音速滑空ミサイル(HGV)に分類される新型兵器ですから、弾道ミサイルではないですよ。
返信先を間違えました。
日本てやる時は一気にやるよね、なんかもうめんどくさいから一気にやろうぜ感ある。
にしても本当に変わったなぁ、防衛費11兆円にします、射程1000kmと2000kmと3000kmの長射程ミサイル開発します、極超音速兵器保有します、長射程ミサイル2000発以上持ちます、SSG研究開発します、サイバー戦では殺られる前に殺るかもしれません。
こんなのほんの4~5年前のミリオタに教えても絶対信じないだろうな
日本の仮想敵国(ロシア)が隣国に軍事侵攻するという実例ができましたからね
こういうことは単純な金だけの問題ではなく、日本国内の安全保障に関する熱がある間しか推し進めることができませんし
少し前までは、TVの討論番組でも
「中国やロシアが侵略するわけがない。今の時代そんなことをしたら、世界が黙っていない。」
「世界中から非難を浴びてまで、そんなことをするメリットがない」
「そんなありもしない事のために、防衛費を上げるな!また戦争がしたいのか!」
と、自称リベラル派論客が真顔で言っていましたし、世間でもある一定の支持を得ていたように感じます。
今や、そんな論調はなりをひそめ、多くの人が「現実」を突き付けられた形です。
今なら、かつてより「現実」に即した軍事力強化ができそうで、日本の防衛にも少し明るい希望が見えてきたように思います。
2035か…
それまで、まあそれ以降もだが、何もないといいんだがはたして…
それはともかく管理人さんお疲れ様ー
決まると滅茶苦茶早いですね。国民の賛成も60%みたいですしロシアには感謝ですね
こういう言い方はなんだけど、戦争がウクライナ勝利で早期終結してしまいロシアがガタガタになれば、日本政府も一気に腰砕けになり予算減の怖れあり
現実には、今後ロシアがどう転ぼうと台湾と尖閣を巡って中国に弱気を見せられないはずだが、
では中国とどのラインまで争えるのか、少なくとも今の政府にその戦略があるとは思えない
話が速いようで、実はまだ流動的だろう
数年前からチラホラと漏れ聞こえていた国産極超音速ミサイル・滑空弾の姿が、ついにハッキリしてきましたね。
それにしてもいきなりIRBMクラスに至るロードマップをぶち上げるとは、思い切ったものです。
周りを海に囲まれているから射程500kmクラスの短距離ミサイル(地上発射タイプ)を開発・配備しても、あまり意味が無いというのが最大の要因だとは思いますが。
数年前まで
「策源地攻撃手段の保有早う!」
と気を揉んでいたのが数年前のJASSM-ERやASM-3射程延伸、JSMで
「こういうのでいいんだよこういうので」
となり、高速滑空弾の話が出てからは
「お、おう」
今回のトマホーク、12式改、極超音速誘導弾(多分ジルコンよりでかい)が発表されてからは
「加減しろ莫迦!」
となってます。というか理解が追い付いてない。
この分だとVLS化した通常動力型潜水艦にSLBM型高速滑空弾搭載の話が出てくるのも時間の問題ですかね。
かつてのゲリコマブームを思い出します。今はそれが島嶼ブームです。
しかし当時のそれもゲリコマ対応という名目の下に欲しいもんを揃え、その装備に運用体制を適合させてました。装備あり気で運用体制が追随する。
今回も作れるもんを得てから戦略を確定させる事だと思います。例外は水機団でしょうか。あれは米マリンコという正統モデルがあるので運用が先行でしたが。
領域横断作戦能力では電子サイバー攻撃とトマホーク攻撃が火力で一体になります。MDTFのやり口を真似るならいきなりこうなるのも無理はない。当の米軍もINFの制限が消えて大きく変わるのですから日本もそりゃそうなる。適切にもアメポチだからこその話です。
もうさ分かりやすく超極音速巡航ミサイルと変速機動弾道ミサイルって言って欲しい。昔は知らんけど今更に巡航ミサイルと弾道ミサイルの開発って言っても別になんでもないだろ。
そんでこれらをVLS運用の潜水艦発射型にしてって最終目標は原子力潜水艦に核弾頭付きで運用を目指すとはっきり言えばいい。
妙な言い回しで他の国とはなんか違うもん目指してんのかみたいな感を醸し出すのほんと良くないよ。これら計画の本質は戦略報復能力の獲得である事をあえて言わずに島嶼防衛の為って言い続けるのはそろそろ終わりだろう。
平和憲法守ってれば全自動で必ず平和が保証されるという簡単な話でもないだろ
島嶼防衛用高速滑空弾(能力向上型)もそうだけど、けっこう挑戦的なスケジュールだよね。
要素技術はそれなりに準備してるし、日本の誘導弾の研究費としては結構な額の予算が付いてるけど、
同時並行でHGV・HCM・第六世代戦闘機もこの10年で開発するって難航も予想されると思う。
だからこそ、先行配備型とか能力向上型とか各ブロックの時点で戦力化できるようにしてるんだろうけど。
個人的には敵国への攻撃手段の準備は10年遅いくらいなので開発もどんどん巻いて欲しいくらい特急で進めてほしいくらいです。。。
もう隣国への配慮も内からの妨害も気にしないようなので
いっその事中距離弾道ミサイルの方が配備も弾着も早いような
2000キロでも十分ヤバいが、3000キロとはね…
九州どころか、北海道からでも大陸の空軍基地を標的出来るのヤバいな。
縦深が日本全土まで広がり、中国からすれば非常にやっかいでしょうな。
日本版A2D2だ。台湾侵略のハードルは、時間経過で上がってく事になる。
管理人様、1年間ありがとうございました。昨年はこのサイトでおおいに勉強させて頂きました。今年もよろしくお願いします。
…今年の終盤は三文書絡みで本当に防衛関係のニュースが多かったですけど、最後の最後ですごいの来ましたね。自分としては3,000km級のミサイルも滑空弾になるのではと思っていたのですが、誘導弾というのは結構意外でした。まぁ誘導弾でも極超音速を発揮しつつ最大射程で撃とうと思ったら高高度を飛行するしかないでしょうし、ポンチ絵でも巨大なブースターがついていたので使い勝手や用途はMRBMと大差なさそうですよね。かといって完全に位置エネルギーに依存している訳でもなく巡航ミサイルとしての性格を持つ極超音速の重誘導弾…これは世界に類を見ないですし技術的に面白いですよ。ぜひ開発成功させてほしいですね
中距離弾道ミサイルじゃだめなん?という素朴な疑問
軍事技術先進国では、弾道弾の終末軌道迎撃ミサイルシステムはかなり進歩してます。中距離弾道ミサイルは脅威度が相対的に低下してると言えるかと。
不規則に軌道変更を行う高速滑腔弾及び極超音速巡航ミサイルの撃墜は現状困難で、これからの技術開発が必要になります。それは米中露も同じでしょう。
コストは嵩みますが、今後敵基地攻撃能力の保有による抑止力強化を狙うなら、高速滑腔弾及び極超音速巡航ミサイルの早期装備化を選択するのが必然と思います。
話に上がっている中の滑空弾も、実は弾道ミサイルです。
弾道ミサイルとして打ち上げて弾頭部分が滑空するため、敢えて滑空弾と呼んでいます。
(12式改長射程型や極超音速ミサイルも、打ち上げ段階のブースターでの飛翔時に弾道軌道を描くなら、広義の弾道ミサイルと呼ぶことも可能です。本体のエンジンによる飛翔時間が長ければ、あまり弾道ミサイルとは呼ばないとは思いますが)
で、なぜ滑空弾と呼ぶかと言いますと、確か第二次安倍内閣時(だったと思う)にこのミサイルの案が出たのですが、北朝鮮の弾道ミサイルを非難している関係上、日本も弾道ミサイルを作成・配備すると言うと国内的に聞こえが悪い。
何か他の呼び方にした方が良かろうということで、政治的に日本国内的には滑空弾という呼称になったと言われています。
・・・バカバカしい話ですが、ほんとマジです。まあ、そういう話を読んだ、というだけですが。
どこのサイトだったかなあ・・・もしかしたらこのサイトだったかも知れません。
しかし多分、海外で滑空弾が紹介されるとしたら、中距離弾道ミサイルになると思います。
北朝鮮の弾道ミサイル実験に関しては、国連決議に違反しているからであって、日本国が弾道ミサイルを持つことに後ろめたさを感じる必要は微塵もありません。
こと大衆にとっては、理屈よりイメージの方が訴求力を持つものです
理不尽であっても「ダブスタ」と取られる事は避けた方が良いでしょう
革新系野党や平和団体はそういうアラを突いて支持を増やすのですから…
同意見です。
軌道にもよりますが、落下速度マッハ20に迫る弾頭を迎撃できるのか?と思います。
変則軌道といっても、クイックな動きだと減速するので緩やかな曲げになると思いますし。
軌道が予測できるなら、現在はSAMとの会合点をかなりの精度で算出できますので、あとはSAMの制御精度が命中率を左右します。不規則な軌道変更が可能かつ高速のHGV及び極超音速巡航ミサイルが現状撃墜困難なのは、予測会合点の変化にリアルタイムかつ高精度に対応できる迎撃ミサイルシステム技術が各国とも確立できてないからです。
旋回運動についてはおっしゃる通りで運動エネルギーを大きく消費します。ために推進動力を持たないHGV弾頭は目標距離に応じた緩やかな旋回しかできないでしょう。
しかし上下運動ならば話が違ってきます。上昇は運動エネルギーを位置エネルギーに転換し下降はその逆です。徐々に高度を下げつつの上下運動ならば、旋回運動と比較し格段に運動エネルギーの消費が少ないと言えます。
本邦で開発中の能力向上型HGVは、高度方向の軌道変更を行うことのみが説明されています。
参考になります。
仰る様に、文字通り「変則(弾道・放物線でない)軌道(コース)」であって時々誤字る人がいる「機動」ではありませんからね。
とはいえ緩い旋回でも3000kmの飛翔コースを数百kmとかの単位で横にズラせる訳で、迎撃ミサイルに「先回り」をさせない効果は十分にあると思いますよ。
日本の敵が同等の兵器を持った場合。
撃ち落とす方法はあるのかな。
あまり話題に出なくなってけれど、
レールガンとその砲弾(何種類か作られるだろうけど)
がその解答かな。
それとも、イージスを超えるABMかな。
既に隣国はロシアのそれをコピーした
極超音速ミサイルを持っているようだけど。
公開されている今年度事前の事業評価では、「ミサイルシステム HGV対処用誘導弾システムの研究」(中間軌道での迎撃)と「03式中距離地対空誘導弾(改善型)能力向上」(終末軌道近傍での迎撃)が相当するのかと。
評価書ではいずれもHGVの迎撃を目的ないし目的の一部としていますが、極超音速巡航ミサイルの迎撃手段に発展させ得るのかと思います。
評価書前者は技術確立が当面目標ですが、後者は2030年頃の装備化を目的としているようです。
ありがとうございます。
読んでみます。
管理人様、本年もよろしくお願いいたします。
3000㎞級が弾道弾ではなく誘導弾になったのは、CEP・精度の問題じゃない?
弾道弾だとやっぱりCEP100メートルくらいにならざるを得ないけど、トマホークであれば頑張れば10メートル。
国情として特に誤爆をやらかしづらい日本としては、どうしてもそこに気を遣わざるを得ないと思う。
あとは対艦用途を見据えてるんだろうか?
>対艦用途
見据えてます。事前の議場評価において早期の装備化を目指す「島嶼防衛用高速滑空弾・能力向上型」は対地運用のみの記述ですが、「極超音速誘導弾」は対地/対艦用であることが明記されています。
前者については将来的に対艦用途にも使用可能とする性能強化計画があります。そのためには超耐熱レドームと海上の艦艇等を検知識別可能な小型電波シーカが必要ですが、開発は「極超音速誘導弾の研究」に組み込むのでしょう。
(訂正)
事前の議場評価→事前の事業評価
有識者の方、サイズ的にはどうなるんですか?
発射台の大きさも凄いことになりそうですが、、、
MK41VLSには装填できないと思います
全長10m 直径1m程度を収めるセルが必要になります
島嶼防衛用対消滅反応弾まだー!
とってもクリーンだよ!
ロシアのウクライナ侵攻で世界も日本も変わってしまったなぁ。
「なんで眠っていた日本を完全に起こしちまったんだ。こっちは完全に起こさないよう、世論戦に気をつけながら軍拡していたのに!」って中国がロシアにキレてそう。
極超音速→準光速ぐらいにスピードup出来れば威力も全然違ってくるかと。
超音速→マッハ3~(ASM-3)
極超音速→マッハ5~ この程度だったと思います
超音速→マッハ3~(ASM-3)
極超音速→マッハ5~ この程度だったと思います
光速は無理じゃない?w
「準・亜光速ミサイル」って概念はSFではたまに恒星間兵器として登場しますけどね。
そりゃ確かに破壊力はすごいだろうけどその破壊力(=運動エネルギー)をどうやって供給するんです?
「準光速」をかなり甘めに光速の1%(≒秒速3000km)と仮定してもアバンガルドのM20(≒秒速6km強)の500倍。弾体サイズが同じなら必要なエネルギーは25万倍です。
重量100t以上、全長数十mクラスの大型ICBMの25万倍のエネルギー量って想像できます?
てか大気圏で蒸発しない様なサイズ・素材のミサイルを準光速で地表に叩きつけたらツングースカどころかセカンドインパクトもびっくりの地球規模の災害になるのでは…。
「極超音速誘導弾」だけでなく「島嶼防衛用高速滑空弾」も射程距離3000kmですよ。
「島嶼防衛用高速滑空弾ブロック2B」と「極超音速誘導弾」の両方の射程距離がともに3000kmである可能性が高いと思います。
朝日新聞によると「島嶼防衛用高速滑空弾・能力向上型」の射程距離が2000km~3000kmとされ、「極超音速誘導弾」の射程距離も同じく2000km~3000kmとされているので、高速滑空弾ブロック2Bと極超音速誘導弾の両方の射程距離がともに3000kmである可能性が高いと思います。
ちなみに、島嶼防衛用高速滑空弾は極超音速滑空ミサイル(HGV)に分類される新型兵器ですから、弾道ミサイルではないですよ。