現在、開催中のMAST Asia 2019に、日本が開発した次期戦闘機用エンジン「XF9-1」用の推力偏向装置が展示された。
来年XF9-1に、推力偏向ノズル「XVN3-1」統合しテストを行う予定
6月17日、千葉市美浜区の幕張メッセで開幕したMAST Asia 2019は、海洋及び航空安全保障に関連した防衛装備・技術に関する展示・論文発表を行うシンポジウムで、欧米などで防衛装備を製造する企業、約70社が参加している。
因みに、MAST Asiaは、日本で開催される唯一の国際防衛見本市だったはずだが、ロンドンで開催されていた総合防衛・セキュリティ展示会「DSEI」が、2019年11月、日本の幕張メッセで「DSEI Japan」を開催する予定だ。
MAST Asia 2019に参加している防衛装備庁は、日本が開発した次期戦闘機用エンジン「XF9-1」に装着可能な推力偏向装置「XVN3-1」のモデルを展示し紹介している。
推力偏向装置とは、エンジンの排気ジェットの向きを変え、推力の方向を偏向する装置で、これを使用すれば、補助翼や方向舵に頼ること無く機体の姿勢制御が可能になり、機体の機動幅を広げる事ができる。

出典:pixabay F-22ラプターの推力偏向パドルの様子
米国のF-22はパドル式の推力偏向装置を搭載し、ロシアのSu-37やSu-57などは、ノズル式の推力偏向装置を搭載し機動性の向上を果たしている。
防衛装備庁が今回展示した「XVN3-1」は、ノズル式の推力偏向装置で、最大20度の角度で推力を偏向することが出来るという。
恐らくだが、XVN3-1は、ピッチ方向にも、ヨー方向にも、ノズルの角度を最大20度で制御できるという意味で、これはロシアのSu-57が搭載している推力偏向ノズルと同等以上の偏向性能だ。
防衛装備庁の担当者は、来年にはXF9-1に、推力偏向ノズルの「XVN3-1」を統合し、テストを行う予定だと話している。
その他にも動画では、自律型UUVや、US-2飛行艇、曳航式アレイ・ソナー用光ファイバー受波器、水陸両用車などが紹介されている。

出典:public domain 米海兵隊 AAV7
最近、米海兵隊は、日本も導入している水陸両用車「AAV7」の後継として、BAEとIVECOが開発した「ACV1.1」の採用を決定し、初回の発注分(30輌)を行った。
そのため陸上自衛隊の水陸機動団向けに、三菱重工業が開発を行っている水陸両用車の立場が微妙になってきた。
使用が想定される戦場で、必要不可欠な日本独自の要求があるのなら、高コストになっても独自開発を行えば良いと思うが、米海兵隊が採用を決定した「ACV1.1」の性能が、日本の要求を満たせるのなら、国産化にこだわらず、素直にACV1.1を導入すればいいだろう。
現在、日本が取り組むべき装備の課題は多いので、無駄を省くにも、素早い判断が求められる。
※アイキャッチ画像の出典:public domain 推力ベクトルを持つターボジェットAL-41F1
F-3(仮)もこのノズル式の奴を使うのならばステルス性は「お察し」やね
何れパドル式に以降予定のあるj20にも煽られる程度のお粗末な機体になりそうだわ
空欄が邪魔
パドル式は構造が簡単だが効率が悪すぎるからF-3での採用は見送った。
おはキヨタニ。こんな所まで出張ってきて大層なことで。wデータもださず妄想で語る癖は相変わらずですね笑
キヨタニって上にいるステルス性はお察し、と早速ディスってる奴のこと?
X-31みたいなパドル式実験してたと思ったら今度はロシア式のベクターノズルか
航空祭でクルビットブチかます空自機に期待だな
結局第5世代以降の戦闘機でパドル式ってF-22以外で採用されないっぽいし
後方ステルスは割り切って機動性を取る方向な流れなんだろうか?
日本は航空宇宙産業の後進国なんだから身の丈に合った仕事をしろよw
日本にステルス機開発なんて税金の無駄遣い以外の何物でもない
同様に身の丈に合わないステルス機開発してるトルコやインドネシアを笑ってる場合じゃないよ
ましてや中国・韓国に追いつこうとか夢見るのもいい加減にすべきだわ
えーと、航空宇宙産業先進国韓国が開発した民間旅客機て何でしたっけ?
そう、韓国製ビジネスジェットの名前も思い出せない…
輸送機とか対潜哨戒機ももちろん作ってますよね。
ああ、それから飛行艇もね。
初めて国産ロケットで人工衛星打ち上げたのって何「十」年前のことでしたっけね?
『韓国に追い付こうとか(キリッ)』
自国で核心部品を何一つ生産できず、買った部品を組み立てることすら失敗しまくる国なんざF2の時点でとっくに追い越してる。
純国産機を作ってる中国にはぬかれてるけど、あっちはあっちでエンジンが大型低出力で壊れやすいときてる。
そもそも、アメリカに押さえられて開発すらできなかった状況から解放されて、たった数年でこんなもん作れた人たちマジ尊敬します。
管理人さん、興味深い記事をありがとうございます。
・中国は現時点、戦闘機用高性能ジェットエンジン(太行)の開発が完了していない。短寿命の制限が課題に残っている。
・韓国は未だに、「戦車用」エンジン・パワーパックですら国内製造品が実用レベルになっていない。こちらも性能未達。AESAレーダーの技術も自主開発できていないので中国に及ばず。次世代ステルス戦闘の開発に至っては、先進国メーカーに設計してもらうための事務所を国内に開設。
これをもって日本よりも航空宇宙産業が進んでいるとは、状況認識は如何なものかと。
こんな時代遅れなガラクタに税金投入して喜んでるなんてバカみたい
中国人なら鼻で笑う代物じゃん
XF9-1を鼻で笑える中国人はいないぞ、このエンジンが喉から手が出るほど欲しがってるのが中国人。
アメリカと互角でイギリスもフランスもロシアも追いつけないレベルにある。
.韓国の技術はWW2のレベルのレシプロ戦闘機をを作れるかどうか。
中国は確かに国産化してるから技術力はあるけど、まだまだ問題だらけ。ましてやエンジンではまだ日本と同等ぐらい。
パドル式とベクターノズル式を両方試してデータを取るのはいいことです。
F2開発前にF1にカナードを取り付けデータを取った結果、F2はカナード無しでCCVを実現できました。
ですので基礎的な実験の積み重ねは、本邦の航空機産業の底上げに大いに貢献するでしょう
ぶっちゃけFー2の時点で足らないのはエンジンだけだったので何時でも形に出来るよね。
エンジン出来ちゃったから。(ただし配備が追い付くとは言ってない)
ただそのまま組み上げても算盤が合わないから、
仕様をどうするか思案するだけ。
ある意味凄い贅沢な時間だと思われる。
急場はFー35でしのぐと決めたから。もう暫くは研究のターンかなぁ。Fー35も安くなるし。
一番実用性が高そうなF-22タイプでなく、
一番ステルス性の高いYF-23タイプでもなく、
垂直離着陸が可能なF-35タイプでもない
なぜ目新しさのない形状の推力変更ノズルを選んだのかがまだ理解できない
特許とかの関係だろうか?
YF23とかF35Bとか言ってる人には解るわけ無いだろうw
推力変更ノズルの研究がF3搭載目指して取りあえず続いてることにちょっと感動したわ。
シンシン X3見たとき 変更パドルで ノズルあきらめたと思ってた。
IHI 変更ノズル 頑張って作ってたんや なんか すごいうれしい
この様な基礎実験の自主的な積み重ねが技術大国への近道!
ですよね!これからも日本のエンジン開発に期待!一部に中国人か韓国人の日本のエンジンに対する嫉妬感のコメントに笑たわwww
「近道」と言うより「王道」と評した方が良いのでは?
個人的には、技術大国に近道など無いと思ってます。
要素技術の研究が着々と進んでいるようでなにより
戦闘機の姿形が大きく変動しようとしている時代でも「空を飛び打撃力を有する何か」を作るに当たって不可欠なものがあるのならその要素技術の研究は必要だからね
ただ防衛省の調達能力の低さと、それに依存する防衛産業の意識の低さは如何ともし難い…
時期的なものなのか内容的な問題なのか…
例の人達がわんさか湧いてますね
近代化改修されるF15Jに装備するのだろうか?いや、それは無いか。