英国で開催中のロイヤル国際航空ショーに出席した米General Atomicsの関係者は「日本に情報・監視・偵察(ISR)向けのソフトウェアを10月に提供する」と明かした。
参考:General Atomics to deliver integrated ISR analytics suite to Japan this fall
海上保安庁が調達するMQ-9Bのデータを処理するため、GAのSTAREを導入するというのが最も可能性が高い
軍事的な情報・監視・偵察(ISR)任務は無人機などの登場で収集されるデータ量が格段に増加したものの、この膨大なデータを分析して活用するには優れた情報処理ツールの自動化が不可欠で、英国で開催中のロイヤル国際航空ショーに出席した米General Atomicsの関係者は「日本にSTAREと呼ばれるISR向けのソフトウェアを10月に提供する」と明かした。
GAが開発したSTARE(System for Tasking and Real-Time Exploitation)は宇宙、航空、地上ベースのISRプラットホームが収集する膨大なデータをAIが自動処理、ELINT、MTI、ビデオなどのマルチINTデータを統合し、別々のフィードを1つのトラックに関連付け人間による精査が必要な工程を削減して「認識力の向上」を実現するソフトウェアだ。
日本に提供されるSTAREは、GAが新たに買収した企業が持つ2つの技術(OptixとMetis)が統合されたものになり、GAの関係者は「ユーザーに何千ものデータを提供しても『それが何であるのか』を伝えなければ意味がなく、日本に提供するSTAREはユーザーが素早く異常を発見することを支援する」と述べているが、納品先が自衛隊なのか海上保安庁なのかについては言及していない。
恐らく海上保安庁がリース方式で調達するMQ-9B(非武装のSeaGuardian)のデータを処理するため、GAからSTAREを導入するというのが最も可能性が高い。
逆にSTAREの納品先が自衛隊ならGA製UAVの導入を考えている可能性がある。
関連記事:海上自衛隊が試験的運用に関するRFIを発行、洋上監視用UAVの導入を検討か?
※アイキャッチ画像の出典:General Atomics
いい加減、検討、研究開発から実際の装備品開発をやって欲しい。
いつまで検討しているつもりだろうか。
いやいや慎重にやらねば
↑こういうやつがいるからダメなんだよ。10年くらい検討してそう。
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やらないのではなく、出来ないのでは?
他に選択肢が皆無だった時代に積極的にグローバルホークを導入すようとし、けど後発の中・小型無人機と比べられ叩かれ続け計画が遅れ続けていますからね
無人機関連に限らず最初の第一歩でまわりから非難ばかりされた分野を積極的に進めたがる人も組織もあまりいないでしょう
それはただの言い訳に過ぎない。
グローバルホークについては損切りできなかった防衛省の責任でもある。
最初から地元住民に非難され続けても推し進めてる新基地の建設はあるのに、無人機分野が鈍足で進まないのが、同じく非難されたからでは理由がおかしい。
非難されたからやりたくないって子供かな^o^
防衛省が無人機の重要性を理解してるならとっくの昔に自前で装備開発してる。
なんでこうも防衛省擁護者が多いのか意味不明。
周回遅れどころの話じゃない。
>防衛省が無人機の重要性を理解してるならとっくの昔に自前で装備開発してる。
この一文も、防衛省擁護者と思われかねない気がする。
ただ単に、防衛省が無能で何もできない・していない組織だからという可能性も十分にある。
その理由で「やりたがる企業がない」というなら分かりますけどね。
むしろ防衛含めてやる気満々で自社開発してる企業が複数あるのになんで金なり口なり出してやらんのか、と思っちゃいますね。
まだまだ先の見えないUAVなんてサイズもタイプもどんだけ用意しといても足りないくらいだと思うんだけど。
あまりこの記事とは関係ないですが、B-21の随伴無人機がキャンセルされたそうです。
B-21に随伴できる同機と同等の大型無人機はコストも機体規模も大きすぎるから魅力的ではないとのことです。
また少し前には、アメリカ空軍長官のFrank Kendall氏によると、NGADの有人機の開発にはデジタルセンチュリー概念は取り入れられないという報道もされていました。
有人機の開発は複雑すぎるため、デジタルセンチュリーは達成不可能とのことです。
NGADに随伴する無人機の開発には、デジタルセンチュリーを取り入れるみたいですが。
>デジタルセンチュリーは達成不可能とのことです
これ事実なら開発が根底からひっくり返ることになるが、、、
またズムウォルト級の二の舞い?
「NGADの有人機の開発にはデジタルセンチュリー概念は取り入れられない」という報道のソースです。
ソース・リンク
B-21に同等のものを随伴させる必要性をあまり感じないですね。
現役のB-2の操縦などは既に自動操縦されているそうなので、
攻撃を自動もしくは遠隔操作させるなら、B-21自体を無人化するほうがいいような。
まだ実現していないものですから勝手なことを言いますが。
B2の引退を多少伸ばして、B2の腹の中に無人機を携行しては。
無人機の操縦は、無論、B2に搭乗したオペレーターが行うことで。
B2のペイロードが18tですから、結構な数を載せられると思います。
体当たり自爆のものを使えば、回収の必要も無いかなと勝手なことを言います。
B-2を引退させるのはもったいないですよね。
また、他にも台湾などで実際に中国とやりあうことになれば、
B-2にはもっと価値の高い戦略核を載せて、
24時間滞空待機とかの任務に使用されることも考えられます。
専用の無人機を個別に開発する意味があまりないしね
他機種にも汎用的に使える共通化された無人機に集約されていくだろう
ソフト面は単純にマンパワー必要だから日本の零細な防衛産業では無理っぽいな
機密だから外注やIT土方にやらせる訳にもいかないし
外国の巨大航空宇宙産業には太刀打ちできましぇん
マンパワーがあっても仕様書がないとか普通なので、み○ほ銀行の勘定系システムの開発は地獄だったし。
ちなみにマンパワーが揃ってたとはいえ、そもそも孫請けひ孫受けが当たり前、そして都内のオフィスは色んな国の言葉が飛び交う地獄。。。
そもそも日本はファブレス不得意だからなぁ…
航空技術関連はJAXAで情報処理関係はNICTと提携してる感
MQ-9より高性能なドローンと洋上監視用ソフトウェアを日本が独自に作ったら大したもんだ
そんな技術力がない事は、防衛省が一番よく分かってるでしょうね。
現時点では無理ですが、
究開発ビジョンのロードマップでは、6~7年後には滞空監視型無人機開発の技術基盤が整うことになっています。出来ないと悲観する根拠は今のところ無いかと。
結論を言えば作れます。ただし実機の就役は早くて10年ぐらい先、というところかと。
それで問題があるか否かは別問題です。