ノルウェー国防省と防衛資材庁は日本が導入を決めている巡航ミサイル「Joint Strike Missile」を飛行中のF-35Aから切り離すことに成功したと発表した。
参考:Vellykket JSM missil-dropp fra F-35A
ブロック4への統合作業が進むノルウェー製の巡航ミサイル「Joint Strike Missile」
ノルウェーのコングスベルグ・ディフェンス&エアロスペースが開発を進めている「Joint Strike Missile(JSM)」はF-35のウェポンベイに搭載可能(※)な唯一の巡航ミサイルで、このミサイルは海上の艦艇に対する攻撃だけでなく地上目標に対しても使用することが出来る。
※補足:JSMはF-35AとF-35Cのウェポンベイにしか搭載できない。F-35BのウェポンベイはA型やC型とは異なり長さ短いためJSMを機内携行するのは不可能。
日本はコングスベルグ・ディフェンス&エアロスペースと累計150億円近い契約(2019年に約50億円+2020年に約97億円)を締結済みで、これまでの報道を総合すると2021年4月から2022年3月までにJSMが日本に引き渡される予定だ。
ただし現在のF-35に搭載されているソフトウェアはJSMに対応していためブロック4へのアップデートが必ず必要になるのだが、肝心のF-35へのJSM統合=JSMに対応したブロック4の開発状況に関するニュースが全く聞こえてこなかったため順調に作業が進んでいるのか良く分かっていなかった。
しかしノルウェー国防省と防衛資材庁は最近、F-35へのJSM統合は2020年に開始され地上でF-35AのウェポンベイからJSMを安全に切り離すため模擬投下テストを行いデータを収集、今年2月に各種計測装置や複数のカメラをウェポンベイに仕込んだF-35Aベースの特殊試験機「AF-01」を使用して飛行中の機体からJSMの投下(切り離し)に成功したと明かして注目を集めている。
これは飛行中のF-35AからJSMの試射に成功したという意味ではなく、飽くまで飛行中のF-35AからJSMを切り離すことに成功した成功しただけなので統合作業が完了した訳ではないが、どうやらブロック4への統合作業自体は順調に進んでいるようだ。
因みにブロック4へのアップグレード(物理的な改修部分を除く)は分割され少しずつ配信(年2回/4月と10月)される予定なので、今年の10月か来年の4月のタイミングでJSM統合に関連したデータが届かないと引き渡されたJSMが宙に浮くことになるためまだ油断が出来ないが、コングスベルグ・ディフェンス&エアロスペースは2023年にJSMの初期運用能力(IOC)を宣言すると言っているので遅延なく作業が消化されることを願うしかない。
関連記事:日本は2022年3月までに巡航ミサイル「JSM」導入、F-35のアップグレードは間に合うのか?
関連記事:日本、F-35Aに搭載する巡航ミサイル調達のため契約を97億円で締結
アイキャッチ画像の出典:ノルウェー国防省 F-35Aのウェポンベイから投下されたJSM
なんかおかしいこと言ってる気がするけど数ある空対地/艦 巡航ミサイルの中でJSMのデザインが一番好き
空自はこれで良いとして、
さて、海自が導入予定のB型のステルス状態での対艦攻撃は当面は誘導爆弾のみということなの?
B型もF-15J/DJ置き換えの空自所属機です…
B型でも機外搭載は可能なはずですよ。
せめてASM-3が使えればなあ
ステルス性脳は失われますがね。
先ず指摘すると、性脳→性能なw
で、JSMだが射程距離が500kmあるので、機外搭載しか出来ないF-35Bでも島嶼防衛目的で運用する限りに置いては射程を活かしたアウトレンジ攻撃に徹すれば、ステルス性能は関係無い
それに、空自が現在開発中のASM-3Aと改だって搭載機(F-2と後継機のF-3)は機外搭載の予定だから、空自的にはステルス戦闘機に対艦ミサイルを機内搭載して敵艦隊の内懐に飛び込む様なリスキーな対艦攻撃は考えていないと思うよ
よく考えたらステルスって相手の懐に飛び込む為のものだったな。じゃあ必ず機内に収納しなきゃいけない訳でもないのか。
その通りで、ステルス機だから兵装は機内収容しなければならないとは限らない訳です
要は、その兵装が必要とされる任務にステルス性が深く関係するのかどうかが決め手となる訳ですが、JSMの様な対艦ミサイルや長射程の対地巡航ミサイルの場合は射程を生かしたアウトレンジ攻撃が可能なので、搭載機自体に高度なステルス性が必須なのかと言う疑問を抱くのが普通だと思うのですが、この記事への書き込みを読んでいると、その事に気付いていない人が多くて溜め息が出ます
対空装備の充実した標的相手だと、リアクションタイムを削る事が大事だから、発射地点に接近していることに気付かれ難いのも大事な要素かと。
F-15EX「そやでェ~」
ステルスでも無い戦闘機さん、御退席下さい(笑)
F-15EXさんは中距離核ミサイルを撃つミッションにお戻りください‥ミサイル開発中ですけどね。
正面ステルスだけ気にするなら機外装備もある程度アリだろうけど、側面ステルスも気にするようなケースだと機外装備は避けた方が無難だと思います。
胴体側面・主翼・機外装備品で囲われた空間の中に、特に直交またはそれに近い関係の面があると、リフレクター効果で大きな反射ピークを形成するでしょうから。
その為のASM3射程延伸かと。
そもそもF35Bでの対艦攻撃を海自も空自も想定してないでしょ。いずもに搭載することで、空自基地への攻撃が予想される中でも南西諸島において制空権を得ることが最重要目標であって、対艦攻撃に回せるだけの余裕は無い。
奪還作戦時の航空支援もB型だと搭載量不足だろうから、本土から空中給油でA型飛ばすはず。F35BにJSMの運用は出来ないが、元からそういう運用をする気がないのなら大した影響は無い
そうかぁ、Bも制空戦闘が第一義か。
そうなると数で仕掛けてくる大国相手にはいささか厳しいな、南西は基地も母艦も限られてるし
だから何のためのイージス艦だよww
相手の中華イージスのほうが数多いし、
それにこっちのイージス艦はミサイル防衛にも回らないとならん。
奴らは弾道ミサイルまで運用してるのを忘れたかw
艦載機だから当然対艦攻撃をするっていう発想が素人目にはあったけど、日本ではそんな使い方は必要ないですよね。
必要ないという話でもないでしょう、単に優先順位の話
日本ってF-35Bを攻撃機として使う予定ありましたっけ?
制空と近接航空支援がメインになると思うよ。
(まあ使えた方がいいのは分かるけど)
空の支配が終わってしまえばビーストモード運用がメインになるのかな?
F-35はまだ「戦争」レベルの実戦投入がされていないからよく分からんね。
制空権を確保しても、中華イージス対応のためにステルスモードは維持したいところですが。
ミサイルを小型化すると威力か射程が減るからなあ。
FA-18E/F Block3で提案されていたステルス弾倉が実用化されればいいのですが。
あと偵察とか情報収集の類いも。
F-35Bも空自所属機定期
というのはまず置いといてJDAM内装させて対艦攻撃はないでしょうw
ステルスって言ってしまえば被探知距離を縮小させてるだけであって探知そのものが不可能なわけではない
誘導爆弾の有効射程なんて精々数十キロなんだから射程圏内まで近付けば普通に敵レーダに補足されちまうよw
精密誘導できるって言っても所詮爆弾だからな
固定目標に使うのが基本
空自の爆弾はミサイルで無力化された敵艦へのトドメ用らしいぞ
その話しを聞くたびに、対艦ミサイルで沈める事が出来ない規模の艦船に対して500ポンドで事足りるのか、疑問に思っています。
1000ポンドとか、もう少し上のクラスでなくて大丈夫なのでしょうか?
ブロック4自体延滞続きだし全く間に合う気がしないけど間に合ってくれないと困る
このJSM、目玉がついてるみたいで気持ち悪いな
投下時や飛行時の姿勢をカメラで取り込んで解析(モーションキャプチャ)するためのマーカーでしょ
ちょっと前に話題になったZOZOスーツの模様みたいなもんだよ
現時点までではどんな武器が統合されてる?
誰かおしえてください
我らの防衛大臣殿が、台・中紛争の際には、自衛隊は米軍に協力する(後方支援の意味と推測される)と、日米2Plus2で表明したらしい。リンク
防衛装備の充実に取り組むべき今で間違いないだろう。
重要影響事態の後方支援活動のみならず、「存立危機事態」として自衛隊が防衛出動する可能性も大いに有りますからね。
後方支援って整備や補給、修理みたいなイメージあるけどそれで済むかね。ヘリ空母やイージス艦や潜水艦で米空母護衛ぐらいはすることになると思う。対潜哨戒や対空警戒なら世論の反発も小さいだろう。
日本などの海洋国にとってはBlock 4+JSMが一つのマイルストーンだね。
これで最低限F-2と同じミッションは遂行できる。
(能力的には同等かは置いておいて)
改めてJSMの諸元見てみるとこの射程で約900ポンド、弾頭は275ポンドなのね。
結構サイズ小さいけどよく作ったなあと感心してしまった。
まあ一発では無力化できない可能性がありますけどね。
弾頭威力には乏しいが、AIの判断でレーダーやCICをピンポイントで狙い撃ちできるなら問題はない。
無理やり防衛ラインの突破を狙う中ロシアの超音速ミサイルと、ステルスでにじり寄るJSM、いずれが有効なのかは本番まではわかりません
タイコンデロガ相手に、JSM装備の1飛行隊とASM3装備の1飛行隊て各々攻撃した場合のシミュレーションを紹介している人がいたけど、
JSMは全数撃墜され、ASM3は何発か掻い潜って命中していました。
どちにしろ単発だと届かないようで、飽和攻撃を仕掛けるしか必要があるみたい。
>因みにブロック4へのアップグレード(物理的な改修部分を除く)は分割され少しずつ配信(年2回/4月と10月)される予定
毎年2回のアップデートって、戦闘機までWindows10方式か…
毎回、億単位の金取られるだろうね
維持費も想定してたより高いみたいだし
他国がF35の購入機数を減らしているのはコロナだけではなく
こういう事もあるからだろうね
トランプがユニットコスト下げろって言ったから下げた分を回収してるだけだったりして
知らんけど
開発中はインターネットファイターとか言われていたので元々その予定だったのでは?無償と有償アップグレードが有るので意外と良いのでは?これでもステルス戦闘機としては安いのですし、今までのステルス戦闘機は輸出しないでアメリカだけで使用していた為、後からどうとでも出来たのでは??今はレーダーも対ステルス用ですし値段はアメリカでも問題になっているので低下していくと思いますよ。
それよりも自衛隊の近代化にどれだけ出資してついでに国内産業の保護をするのかを話し合った方が良いと思います、色々とこれから変わりますよ。
Windows10というよりAdobe税だな
オレンジ色のJSMって「使徒」みたい…。
しかしウェポンベイにみっちり詰まってるのな
なお、となりにAMRAAMも搭載されている模様
二枚目の投下中の写真、いいですね。
こんな魚雷みたいに大きなミサイル2発とAIM-120を2発を搭載できるのはすごいですね。
しかも機体はF-16に近い小型サイズで。
単純に落とすだけなら便器だって出来るわ
とりあえずミサイルの形状とバランスは、固縛状態からの解放・分離投下のシーケンスに
大きな問題がないと実機で確認が取れたということでしょう。
便器やキッチンではこうはいきませんw
そのうちビーストモードで主翼下に便器やキッチンを装着したF-35とかもでるのかな
ステルス母機+長射程対艦ミサイルで対艦攻撃がどう変わるのか
オラわくわくすっぞ!
ウェポンベイの写真載せちゃって大丈夫なのかしら?(小並感
分離直後のミサイルの姿勢が機種上げだと不安になるなw
F-14のスパロー自爆再び、ですか。
対艦攻撃に幅が広がるのは喜ばしい事だね。
出来たらすべての航空機に対艦ミサイル発射能力持たせたい🎵
あとは目標を捉えるドローンだな。
最初のモックアップと比べると全長が4m以上に伸びてる。海面滑空だから有効射程は250~300㎞前後。友軍機の後方から発射するなら問題ないけど、飛翔速度は最大でM2以上M3未満。遠くから撃った場合は終末段階で精々M1前後か。
M2以上?
JSMの話だよね?
実際の運用では射程や速度に相当な変移があるということですな。
長射程ミサイルだから母機のステルス性能は問題にならないとか、それは内臓ミサイルというJSMの存在意義を理解してない誤解ですね
パイロンぶら下げでいいなら4世代機にハープーンでも積んだほうが安上がりだからな
ビーストモードってビーストウォーズみたいな響きだしカコイイよね
もうステルス性とかより兵装増し増しで出撃する勇姿見たい
ビーストモードビーストモード!