MENA地域における防衛市場の分析を行うTactical Reportは「日本がクウェートとエジプトにレーダーを売り込んでいる」と報じている。
参考:Egypt, Japan and custom-built radar
参考:Kuwait: Japan, and radars
日本が中東諸国に?エジプトやクウェートに国産をレーダーを売り込み中?
エジプトは特注の防空用レーダー調達について日本と交渉を行なっており、クウェートが調達を予定しているレーダー入札にも日本企業が参加しているとTactical Reportが報じている。
恐らく防衛装備品のレーダーなので三菱電機あたりが売り込んでいるものと思われるが、エジプトの案件は条件が折り合うかどうか、クウェートの案件は競合が存在するようなので受注を獲得するには条件の提案で競合を出し抜く必要がありそうだ。
因みにバーレーンは韓国のLIGNex1と長距離監視レーダーの調達について、サウジアラビアは米国のロッキード・マーティンとTPS-77の調達について、カタールはトルコのアルサンとTEİRSレーダーの調達について交渉をおこなっているとTactical Reportが報じている。
関連記事:バーレーン、インドと主力戦車「Arjun MK.II」の調達について交渉中
関連記事:日本、フィリピンとの間で国産警戒管制レーダー輸出契約が成立
※アイキャッチ画像の出典:J/FPS-3警戒監視レーダー 防衛省
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日本の防衛産業の中で海外に通用しうる数少ないレーダーとミサイル関連を手掛ける三菱電機よ、三方よしの精神で頑張ってくれ
日本の防衛産業で海外に通用すると思われるものは、数少なくないですよ。
いや、少ないですよ。
海外にとって日本製兵器は費用対効果に優れません。
日本には、戦時の部品供給にも懸念点があり、海外にとって興味を惹かれる装備品は極少数でしょう。
それにそう言った装備品ですら、海外との競合があります。
実際、国内の政争でいきなり輸出不可とか普通に有りそうですからね…
それ自体は日本に限った話ではないですが、日本の場合は「武器輸出」そのものに対しまだ市民権が得られていませんし
こちらの言いたかったことは、技術的に日本は海外にも十分通用するということです。
日本の技術力は、日本が開発した装備品から見ても、世界トップレベルの水準に達していると思われます。
それと、「海外にとって日本製兵器は費用対効果に優れません。」と仰られていますが、その根拠は何でしょうか?
一般人には定量的な評価は難しいと思いますよ。
>日本の技術力は、日本が開発した装備品から見ても、世界トップレベルの水準に達していると思われます。
世界トップレベルであり、なおかつ費用対効果に優れるのであれば、なぜ日本の防衛産業はこんなにも輸出に苦戦しているんでしょうか?
具体例については、99式とK9、P-1とP-8でも比較されてはいかがですか?
ちなみにこの費用対効果には、装備品本体のコストだけではなく、導入後のアップグレード、保守、相手国の防衛産業への経済的効果が含まれていることを理解してますか?
純粋な性能だけで、武器取引が行われているわけじゃないんですよ。
下のコメントで書いた通り、日本は武器輸出に反対する人も多いですし、武器輸出にそこまで力が入ってないですし、輸出を解禁したのもつい最近だから輸出したという実績もないから売れないのは仕方がないと思います。
また、99式とK9、P-1とP-8について、性能的には日本製兵器は勝るとも劣らないものと認識しています。
数少ないんじゃなくて、ほぼゼロの間違いだよな
前向きな人は「数少ない」と評し、後ろ向きな人は「ほぼ無い」と評す
一度きりの人生、自分は前向きに生きたいと思い、数少ない日本製品に頑張って貰いたい
>ほぼゼロの間違いだよな
あら、ここはあなた方の願望を書く場所では無くってよ。
他者の主張を願望と切り捨てるのはいかがなものかと。
実際、海外の市場で通用する日本製兵器は、極めて少ないという事実に間違いはないと思われます。
”ほぼゼロの間違い”が願望であれば、そういった装備品が豊富にあると認識されているようですが、具体例を上げていただげませんか?
全てネタということでしたら、返信は大丈夫です。
>”ほぼゼロ”が願望であれば、“豊富”にあると認識されているようですが
上の方を無理やり論破するために、話を超極端に振っておられますよね
私はごめんあそばせ様ではありませんが
・フィリピンに輸出成功し、記事通り売込み拡大中の防空レーダー
・JNAAM、SM3等のミサイル部品
・イギリスの期待する次世代戦闘機エンジン技術
・ウクライナで活躍中の狙撃銃、豊和M1500
・インドネシアが検討中のもがみ型護衛艦
まだ武器の輸出や国際共同開発を本格化した直後の現段階でもこれだけあれば、「海外に通用すると思われる防衛産業がほぼゼロ」と呼ぶのは苦しいですよ
..というか、人の話に対して具体例を挙げられなければ全てネタと切り捨てるなら
先に自分が、どんな装備がどんな根拠で海外市場で通用しないのかの具体例を挙げましょうよ
「通用するものは極めて少ない」と認識なさるからには、通用しない装備は幾らでも例示できる筈ですし
少ないか、少なくないのかは、数量を比較する基準が一致していないから起きる議論ですよ。
いわゆる正面装備か否か、それらの完成品か部品(機能)の数量か。あるいは、金額なのか、どこに基準を置いて比較しているのかによって評価は異なります。
なので、議論するのなら、お互いに何についての多寡なのか明言しましょうよ。
拓殖大学の佐藤教授は「高度な技術をもつ日本が本気で装備の海外輸出に取り組みさえすれば『競合に直ぐ追いつくことができ契約を獲得できる』と思っているかもしれないが、これは間違いで日本の防衛装備品は一流ではない」とAP通信に語っており「割高な二流三流の装備品には誰も関心を示さない」と付け加えた。
過去記事から引用。
輸出が失敗した具体例を上げましょうか?
そうりゅう型潜水艦のオーストラリアへの売り込み。
インドへのUS-2の売り込み。
フランス、ドイツへのP-1の売り込み。
サウジアラビアへのC-2の売り込み。
全部競合に負けたか、値段で折り合いがつかなかったことが原因です。
フィリピンへのレーダー輸出、いつまで引っ張るんですか?
この記事を読みましょうね。
リンク
このサイトでは日本製兵器の紹介が極端に少ないから、日本製兵器を過小評価している人が多いと感じます。
輸出が結果的にできなかったから、二流三流の兵器だとは全く思いません。
上のコメントに書かれている、そうりゅう型潜水艦やUS-2、P-1やC-2は、性能的には高性能です。
しかし、輸出にはオフセットなどの要素もあるので、性能が優れていても輸出できないわけです。
おまけに、日本は武器輸出に反対する人も多いですし、武器輸出にそこまで力が入ってないですし、輸出を解禁したのもつい最近だから輸出したという実績もないから売れないのは仕方がないと思います。
拓殖大学の佐藤教授の主張する「日本製兵器は、割高な二流三流の装備品」という内容は、いかなる理由から導き出されたのでしょうか?
>・JNAAM、SM3等のミサイル部品
>・イギリスの期待する次世代戦闘機エンジン技術
>・ウクライナで活躍中の狙撃銃、豊和M1500
>・インドネシアが検討中のもがみ型護衛艦
どれも産業を維持していけるような案件じゃないからなぁ。
検討中をさも実績のように語っている時点で、、、。
閾値は「日本の防衛産業で海外に通用すると思われる」かどうか、なんだから検討されてりゃ十分じゃない?
まぁそこは個人の解釈によると思うんで、否定はしませんが、私は売り込みを行い、相手国が検討しただけで通用したとは思っておりません。
日本製兵器はいわゆる当て馬と目されることが多いですから。
さっきは産業を維持できなきゃダメと言ってたのにまたライン動かすの?
?
自覚ないのか。
「日本の防衛関連技術が世界に通用するか」のツリーで世界で採用されてる技術や装備を否定するために
「産業を維持できるかどうか」という独自の基準を持ち出して、それを指摘されたら
シレッと「検討しただけの当て馬(ではダメ)」というまた別の基準を持ち出してるでしょ。
てか先に挙げられてる事例の中で当て馬と呼べるのって(まだ未定の)もがみ型だけじゃん。
このライン移動が無自覚なんだとしたら、書き込みする前に相手と自分がそこまで何を言って来たか一通り書き出して整理してからにした方がいいと思うよ。
こちらの言いたかったことは、技術的に日本は海外にも十分通用するということです。
日本の技術力は、日本が開発した装備品から見ても、世界トップレベルの域に達していると思われます。
ここにきて防衛産業の輸出に一歩前進が見られたのかと思います。
攻撃能力の市場では競合に立ち向かえない(法の壁も)として、日本の得意分野で勝負をしかけるのは良策なのでは。
ロシアのAESAレーダーの素子は韓国らしいから、意外と油断出来ないな。
先端半導体生産技術に関わるので今後輸出入無理だろと見てます。
フランスみたいなことをして悪名を轟かせるのかもしれないですね・・
フランス、2年前までロシアに武器輸出、軍用車両や戦闘機に搭載する熱感知カメラや赤外線センサーなど
参考
リンク
日本は物は良くても売り込みが苦手だからなあ….
実績を積み上げるためにも地道に頑張ってほしい
まずは輸出の実績と圧倒的に足りない実戦での実績作り。
市場が動けば国内産業も意欲的に研究開発に投資するようになるかもしれませんね。
でも、韓国の K-9なんて実戦での実績ないけど売れているよ。
それは、なぜ?
>これに先立ち、あるメディアはK-9自走砲の輸出について「韓国の輸出入銀行がエジプトに資金を貸し、エジプトがその資金で購買する」とし「前例がないほど輸入国に有利な契約」と指摘した。
リンク
すなわち、実戦での実績が無くても売れるということだよね。
結局、意欲と売り方次第ということ。
実績がマストということではないよ。
最近良いものを作るだけではダメでやはり営業も大事であることを痛感してる
作り手視点で良いものが、使い手視点では良いものとは限りません
営業が頑張っても使用者が使えないと思った製品は売れないのではないでしょうか
日本人は前者の視点でしか考えられない人の比率が多いと常々思っています
草の根運動として両者の視点を持って、日常の仕事に活かしてみませんか?
メーカーの営業さんですら、この新製品は技術者の自己満だから売れるはず無いって嘆いてる場面多々ですから
他人の声を聞かない人間の作るものが他人受けするなんて、そんな一部マニア相手の特殊な世界が現実のすべてのはずがないって
勘違いしている奴が大きな声をあげてる組織に未来はないよ
くだんのメーカーさんは合併吸収され消えました
物の良さの観点も日本にとって良いとなるだけでなく売り込み先にも他よりこれ欲しい!となると良いですね。
ここのブログでそれにどう対応するか考えてる韓国側の記事あったの思い出しました。
国産装備については、バトルプルーフ皆無な時点で本当に他国へ売り込める程「良い物」かは疑問もありますが…
そもそも日本は軍事ドクトリンも特殊ですし
円安が、ここで効くかも。
「有事の円」が過去のものと化しつつあるので、輸出に力を入れて再出発したいね。
費用対効果に優れないものが多い日本製兵器の中で、レーダーだけは辛うじて勝負出来る装備品。
正直赤字スレスレでいいから、販路を広げて欲しいところ。
あとインドネシアへのもがみ型輸出の件で、防衛装備庁の艦艇設計官と駐在武官、大使が直接もがみ型について説明を行っている様子が公開された。
こっちの話もまだ生きているらしい。
何をやっても無駄
もう日本の防衛産業に未来はない
ちょっと針大きすぎじゃない?
気持ちはわかりますよ。
報道されるのは、防衛産業の厳しい現状。
撤退していく企業や数年後には作れなくなる装備品。
サプライチェーンはボロボロなのに、海外輸出には消極的。
でも、希望はある。
今回のウクライナ侵攻によって、皮肉なことではあるが日本人の意識は変わった。
国民が国防に対して真摯に向き合うことで、議論の場が開かれていく。
まだ諦めるのは早いですよ。
日本製兵器が高性能なこと、それゆえに高価で繊細で高い練度が要求され、使用目的も清廉潔白でなければならないことは世界中が知ってます。たとえ防衛目的での使用でも憲法9条をもつ清廉潔白な日本は部品供給を中止するかもしれず、売れるかどうかは別の問題です。