北米/南米関連

第5世代機に相応しい練習機は? カナダ空軍のCT-155は後継機なしで退役

カナダ空軍はパイロット養成に使用していたCT-155(Hawk 115)を3月8日に退役させたものの、第5世代戦闘機を運用する上で「相応しい練習機は何なのか?」という問いに答えが出せておらず、当面の訓練ニーズは海外へのパイロット派遣で凌ぐつもりだ。

参考:RCAF embarks on Bridge FLIT as 419 Squadron begins hiatus

カナダ空軍にはFFLITを検討する時間が十分確保されている

カナダ空軍は2000年に導入したCT-155(Hawk 115)を使用してパイロットを養成してきたが、同機の耐用年数を延長することもなく、後継機を調達することもなく、全てのCT-155を3月8日に退役させてしまった。

出典:Government of Canada

カナダ空軍は後継機調達(Future Fighter Lead-In Training=FFLIT)を予定しているものの、CF-18A/B(レガシーホーネット)からF-35Aへの移行が控えており、第5世代戦闘機を運用する上で「相応しい練習機は何なのか?」という問いに答えが出せておらず、当面の訓練ニーズは「Euro・NATO合同ジェット機訓練プログラム=ENJJPT」とイタリア空軍とLeonardoが運営する「国際飛行訓練学校=IFTS」へのパイロット派遣で凌ぐつもりだ。

この一時的な措置は最大8年間(2032年)を予定しているため、カナダ空軍にはFFLITを検討する時間が十分確保されており、ここでもM-346、T-50、T-7Aが競合してくるはずだ。

関連記事:英軍のパイロット養成ニーズを満たせないHawk T2、後継機検討を開始

 

※アイキャッチ画像の出典:Government of Canada

日米首脳会談、岸田首相とバイデン大統領が在米軍司令部の再編を発表か前のページ

米メディア、日米間で練習機を共通化するならT-7Aが唯一の選択肢次のページ

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コメント

    • 思い付きだけど
    • 2024年 3月 26日

    なるほど、自国でなくても隣国を当てにできるわけですか。日本とはいろいろな意味で絶対当てになりませんね。
    (むかし初めてT-2のシミュレータに乗った時には「うわ重い動かない」という印象でした)

    9
    • 匿名希望係
    • 2024年 3月 26日

    取りあえず。
    一応対応しているのがM-346、T-7A、T-50は育成未対応(Blockが上がれば可能かもしれんがいつ対応可は不明)
    で、対応機のT-7Aも米軍外にいつ完成提供できるか不明、また契約しても遅滞の可能性大なボーイング
    というババ抜きのババになってるんだよね。
    M-346は対応しているが性能が低いという話もあるし。

    3
    • 58式素人
    • 2024年 3月 26日

    ”5世代戦闘機を運用する上で「相応しい練習機は何なのか?」”
    一体何なのでしょう。ステルス機と非ステルス機で訓練内容が違うのでしょうか。
    今の素人には想像がつきませんが。
    ”ステルス機特有の付加的な訓練” というなら判らないでも無いですが。

      • 名無し
      • 2024年 3月 26日

      以前ここの記事で、T-7AはF-35のアビオニクスの操作感を再現しているという話を見たような。
      戦闘機のアビオニクスが高度になればなるほどそれにつれて練習機に対しても相応の物が求められるのでは、と

      2
        • M774A6
        • 2024年 3月 27日

        > 私自身も経験があるのですが、F-35に機種転換したばかりの頃、コックピットのディスプレイ情報を見た際に、視覚的にそれを認識していても、情報を頭で理解して自分の次の行動に結びつけることがスムーズにできませんでした。F-35パイロットに職人芸というものがあるならば、これら膨大な情報の選別とそこからの素早い状況判断だと思います

        > 以前、操縦していたF-15と比べると、F-35はパイロットがやるべき事柄や学ぶべき知識が本当に増えています。それは、この機体の性能がそれだけ高度化したことの裏返しともいえます。ですから、F-35のような新しい機体のパイロットに求められる技術は、純粋に操縦技量だけでなく、『戦闘システムをオペレートする能力』といったものまで合わせて必要になってくると思います
        リンク
        乗り物ニュースからですが、F-15とF-35をともに飛ばしている空佐による証言です。
        たしかに第5世代機はセンサー性能の向上とセンサーフュージョンも条件に挙がっています。
        ちなみに英文の元記事ではfifth genとは言っていますがstealthだからとかは言っていません。
        何にせよ基本的な飛行力学はだいたい同じものの、飛ばして戦闘するという観点からは高度なアビオニクスがあるだけにこれを使いこなす能力がF-35には必要になるようです。
        そういえば民間大型機でも性能が向上しているのでただ飛ばすだけなら良くても、アビオニクスはじめ機体性能が良いだけに多少難しい条件でもこの機体ならこれくらい飛ばせるでしょという期待を受けるのでそれに対応する技量が求められて、覚えることは決して減っていないともいいます。
        戦闘機では敵との力関係で上回ることが求められるだけによりギリギリの練度が求められるのでしょう。

        7
        • 58式素人
        • 2024年 3月 27日

        素人の個人的な意見ですが。
        AIがもう少し進歩するまでの過渡的な処置として、
        複座型にした方が良いような気がします。
        考えてみると、電子戦機は必ず複座です。
        欲しいのは有能な”相棒” では?。
        話は変わりますが。
        他所の記事で、”日本はT-7Aを採用するようだ。”
        との観測があるようです。海外記事だそうですが。

        3
          • kitty
          • 2024年 3月 27日

          追撃ミサイルを撃墜するために勝手に180度回頭したり、G制限が機体の生存に邪魔なので勝手にパイロットをベイルアウトさせて捨てる判断ができるAIに進歩するまでですね>AIがもう少し進歩するまでの過渡的

          3
            • jimama
            • 2024年 3月 27日

            JAMってるJAMってる
            南極の向こう側で戦闘させる気ですか

            1
    • 匿名
    • 2024年 3月 26日

    要するに、現用戦闘機の複座型が無いと不便ということか、

    5
    • M774A6
    • 2024年 3月 27日

    「今は買うな、時期が悪い」

    5
    • myt00
    • 2024年 3月 27日

    初等中等高等機で訓練じゃ駄目なのかな。
    いきなりステルス機に載せるのは高いぞーって
    イーグルも近代化改修も何度かして高いな

    • そら
    • 2024年 3月 27日

    まあカナダならアメリカがすぐ傍にいるし、必要ならイギリス行ってもいいからそんなに困りはせんか
    日英伊で作る次世代機の練習機はどうなるんだろう?
    日米で開発するって奴で対応出来るんだろうか

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