ウクライナ国防省情報総局は23日、多くのシリア人兵士は傭兵としてウクライナで戦うことを拒否しており「ロシアの計画は失敗している」と指摘している。
参考:План Путина по переброске в Украину наемников из Сирии провалился: те не хотят воевать – разведка
シリア軍から色好い返事がもらえないロシア軍、幻の報酬のために命を差し出す覚悟はない?
情報総局の説明によるとシリア駐留経験の長いアレクサンドル・ジュラヴリョフ陸軍大将は22日、シリア南部ダルアー県に拠点を置く第8旅団(設立にロシア軍が深く関与)の関係者と会談を行い「ウクライナの戦い」に参加できる第8旅団やシリア国防軍の兵士リストを提出するよう要請、これに第8旅団側は明確な返答を避けて「協議の上で後日連絡する」と回答したと明かした。
シリア当局はロシア軍の傭兵を組織的に供給すると述べていたが、ウクライナでの戦況がロシア側から聞いていた「楽な戦い」ではなく「厳しい戦い」だと判明してシリア側の態度にも変化が生まれ、多くのシリア人兵士は「幻の報酬(200ドル~300ドル)のために命を差し出す覚悟はない」と情報総局は報告している。
現在、ロシア軍は第16旅団の関係者と傭兵に関する交渉を行なっていると情報総局は指摘しており、自らの意思でドンバスに住む人々を助けるため戦いに志願した参加者というのは飽くまで建前に過ぎず、ロシア軍は「シリア軍に組織的な部隊の派遣を求めている」というのが真実で、しかもロシア軍は繋がりの深いシリア部隊を中心に個別交渉を行なっているようだ。
参考:Under Fire, Out of Fuel, No Air Support: What Intercepted Russian Radio Chatter Reveals
追記:衛星画像の取得や分析を行う英企業のShadowBreak Intlは「ロシア軍は暗号化通信に非対応のアナログ通信機を用いて交信を行っており、誰でも周波数を合わせればロシア軍の通信を傍受可能だ」と発表、この発見はロシア軍と交戦してウクライナ軍が押収した資料や捕虜になったロシア兵の証言とも一致しており「現在世界中のアマチュア無線家や通訳家と協力して記録と情報収集を進めている」と述べていたが、この音声ファイルをニューヨーク・タイムズ(NYT)紙が分析、その結果を24日に発表した。
ロシア軍部隊が暗号化通信に非対応のアナログ通信機を用いて交信を行なっているのは確定的で、作戦途中に食料や燃料が切れて補給を要請する交信、要請した航空支援が遅いことに怒るロシア人の叫び、戦争犯罪を立証するような指示など興味深い指摘が行われている。
関連記事:ウクライナ諜報機関、反プーチン勢力が暗殺を画策中で後継者はFSB長官
関連記事:英メディア、キエフに向かうロシア軍は軍事的に最悪でカモにされるだけ
※アイキャッチ画像の出典:kremlin.ru / CC BY 4.0
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幻の報酬やすくねw
ロシア君に参加→ウクライナに戦車付きで投降→ウクライナからも報酬ゲット
すればいいのか?
ポチのルカシェンコはのらりくらりと派兵要請を交わし続け(とはいえいつ派兵されてもおかしくは無いけど
カディロフは虎の子の部隊を無駄に使い潰されブチギレし
シリアも派兵を嫌がる
ロシア/プーチン、いくらなんでも人望なさ過ぎでは?
ルカシェンコはロシア隣接の緩衝国家の指導者として、素晴らしい立ち回りをしているな。ウクライナも少しはベラルーシを見習えば良かったのに。
なおベラルーシ、ロシアの核エスカレーションにおいて西側からの反撃の核攻撃の対象として有力な模様
ロシアに直接やるよりカドが立たず、戦争時の出撃拠点であり核を含むミサイルの発射拠点なので大義名分の立つ”ちょうど良い目標”っていう
— どの国が撃つかは、くじ引きでしょうか。
— 1発だけ、核の発射権限を国連に移譲して、国連の決議で発射か。
ロシアの核エスカレーションで最初に使われると思われる核兵器に対抗できる(=威力が大きすぎない、やりすぎない)核兵器を持ってるのはアメリカだけなので当然アメリカがやることになるかと
ロシアがそこの一線だけは踏み越えないことを祈るけど
報酬以外でも、ロシア軍はマリウポリで市民の避難場所にもなっているモスクを攻撃しているから、意外とイスラム教徒達はロシアに対して冷たい視線を送っているのかもね。
下手をすると一部のイスラム過激派が「ウクライナを助ける為に」との口実で、ロシアに対してジハードをやらかすかも知れないなあ……
チェチェンやアフガンの件があるから普通に元々ロシアのことは嫌いなんじゃないっすかね
人質ごとテロリストをぶっころりしたことで有名なモスクワ劇場占拠事件も確かイスラム系テロ組織の仕業だったような?
実力行使にまで至るかは分からないけど
モスクワ劇場占拠事件はチェチェン人テロリストの犯行とされていますが、プーチンがFSBにやらせた自作自演説がありますね。
テロとの戦いを大義名分に第二次チェチェン紛争を起こして、独立派を殲滅してプーチンは英雄になっているので信憑性はあるかも。
そもそもロシアに取ってイスラム過激派は中央アジアや自国領の北カフカスへ浸透して来る立派な「脅威」ですから、一時はアルカイダ退治の為に米国と協力した事すら有る位ですし、チェチェン独立派にタリバンやISISと言ったイスラム過激派の大手とも対立していますから、イスラム教徒の多くは普通にロシアが嫌いな筈なんですよね。
それに2002年のモスクワ劇場占拠事件ですが、あれは実行犯であるチェチェン独立派にロシア政府からの潜入工作員が入り込んでいて、その工作員がチェチェン独立派を焚き付けて実行させたと言う説が有ります(実際、この件を調べていた複数の政治家やジャーナリスト・元情報組織のメンバーが暗殺されている)から、イスラム教徒に取ってプーチンが支配するロシアは宿敵と言えるでしょう。
ロシア本国の兵隊だって、ろくな補給受けてないのに、シリアやその他の傭兵が、まともに扱いを受けるわけがない。
最悪、傭兵もろとも砲撃するぐらいやるだろ。
ぶっちゃけシリアが駄目なら同レベルの外交状態である北朝鮮に現物なのか技術なのか渡して北朝鮮の特殊部隊でも借りればいいのに。
長期化すればあり得る話
朝鮮戦争のときにロシア人も参戦してますからね、義理で兵士のお返しだな
まじか~。冗談のつもりだった朝鮮人義勇軍は本当に実現するのか。
でも金正恩はああ見えてリアリストだから、時流を見て断るんじゃないかな?ちょうど韓国も保守派が大統領に返り咲いたので牽制が必要だとか言えば、名分は立ちそうだし。
リアリストだからこそ兵士を送り込むんじゃないですかね。
1.ロシアに恩を売ることができる。
(通常兵器や弾薬の支援及びさらなる技術支援目的)
2.傭兵としての外貨獲得。
あたりが目的で。
行かされる兵士にしても北朝鮮より扱いが良いかもしれない。
中国軍レーション食べ放題なら、百万人位志願するかも?
経験ある傭兵ならば、これは負け戦だと匂いを感じて敬遠する状況だろう、
自国民すら使い捨てるロシアが傭兵をどう扱うか、わずかな報酬で割りがあうはずない、しかも下手すれば西側のブラックリストに載せられて、のちのちに犯罪者やテロリスト扱いされかねない
大儀なき戦いを望むシリア人などいるはずない
シリアにしろベラルーシにしろチェチェンにしろ、「やる気ない同盟国から無理矢理部隊を引っ張ろうとする」ムーヴがどうにも第三帝国と被るんだよなぁ…
そんなの当てにしなきゃいけない時点でジリ貧なんだが、まぁ今さらどうにもならんよな。
このまま泥沼の膠着状態になって軍事的には決着が付かずとも経済制裁で沈没。かくて大国としてのロシアは終わりを迎えるのだろう。
最後にプー帝がヤケクソを起こさない事を願うよ。
スターリングラードの戦いでも、やる気のないポーランド軍が崩壊したのがナチスドイツが敗退するきっかけだったし、無理に集めてもいいことないと思いますけどね。
一つ気になったのですが、WW2のスターリングラードのドイツ軍にポーランド軍は参加していませんよ。
ソ連軍の反撃であるウラヌス作戦で防衛線を突破され、スターリングラードのドイツ第6軍が包囲された切っ掛けを作ったのはルーマニア軍です。
ご指摘ありがとうございます。ポーランド軍とルーマニア軍を間違えていました。
幻の報酬(ルーブル)
シリア人傭兵「ドルで貰えるはずだよなあ!?」
ロシア「ドル換算のルーブルで払ってるだろ!」
ドル換算のルーブル
※レートはロシア政府が定めたものとする
はい300香港ドル
「シリアなどからの義勇兵が1万6千人集まった」とロシアは発表していましたが、それはウクライナが義勇兵の第一陣が1万6千人だという発表に張り合っただけなのですね。だと思ってたけど。
参戦しても泥沼になるのは確定的で、最悪はロシアが敗退して報酬も払われないかもしれない。シリア軍が組織的に関わったとバレたらシリアも制裁の対象になりかねない。なんとかして避けたいのが本音でしょう。でもアサド政権はプーチンに借りがあるでしょうか。
中東の産油国の動向にも影響を与えるかもしれません。サウジやUAEは中立の立場でしたがここへ来てUAEが増産を示唆するなど米国に配慮した姿勢も見せています。シリアが明確にロシアの戦争に加担した場合にどちらに転がるか。
明確な国加担でなく義勇兵だろ?部隊送るでなく個人意思(建前上)
カザフスタンやアルメニアにも派兵を断られ、行ってるのは南オセチアとアブハジア、それとセルビアくらいですかね。
人的な損失が大きく、再補給が必要で、一旦は後退を余儀なくされるにしても、政治的にはもう後戻りができないし、プーチンのスタジアム演説も聖書を引用しながら神懸り的になってきていて、決して引かず前進あるのみの姿勢を示したので、やはりどこかで一発逆転を狙って戦略の転換をしてくると思います。
重要な節目に来ているのかもしれません。
仮に、ヘルソンかミコライウ、マリウポリあたりに核やサリンが投入されても、橋下氏は鳩山氏は「外交努力をしないウクライナの自業自得だ」などと言って非難し、ロシアを擁護するのでしょうね…。
報酬安くない…?最近のルーブル急落で為替価値比較はあんまり参考にならないですけど、金額としてはロシアの平均月収くらいなんですかね。特別お手当とか無いのか、それともシリア人だから泣いて喜んで飛びつくと思ってたのか…。
シリア側としても欧米の関心を引いているウクライナ侵攻に迂闊に噛んで、人権問題がらみで欧米世論にまた火がついてシリアへ影響が戻ってくるのは避けたいでしょうね(NATOはジェノサイド認定されてる地域には加盟とか共同防衛義務無関係に突っ込んでくる前例があるので)。然るにアサド政権側から命令として国軍を数万単位で動員することにまでは発展していないのでしょうが、アサドの援軍が戦況を一変させてくれるという淡い期待は期待で終わりそうですね。
この一週間のロシアの停滞が第二次攻勢準備なのか単なる限界なのか界隈でも意見が分かれていますが、後はもうベラルーシとカザフスタンを説き伏せない限りは第二次攻勢に十分な兵力を確保できなさそうですね。
傭兵は中間業者による中抜きが半端ないので、実際に届く給与額的にはこんなもんなんじゃないですかね。
それより、傭兵と言いつつも、実態はアサドの私兵だから、アサドが手放したがらない(自国のISIS対策としても)というのが近い気がします。
シリアの大統領はお医者さん。
で、お医者さんは強い者につく習性が強いから負け馬に乗るマネはしないよ。
実務経験や試験の下駄履きの有無は知らない。
ウクライナ側の、特に陸上戦力は強い。これが今浸透しはじめてる
その強さを支える1つ目の要因は、以前のここの記事で専門知識をもった下士官の存在についてを取り上げていたけど、どうもそれよりも更にウクライナ軍は進んでいたらしい
クリミア危機以降、米軍の制度を取り入れ続けていたらしく、マスター下士官の制度を暫定的ながらも取り入れていたんじゃないかって、防衛省出身者も指摘していた
命令を受けてそれを確実に実行するのが下士官の仕事だったけれど、そこから更に、自分で考え、自分で作戦を臨機応変に応用できるマスター下士官が、最前線においてテクニカルな動きを見せているのではないか。
2つ目は、パラミリタリーの存在
パラミリタリーと言われると、民兵や良くてもそれに毛が生えた程度と存在しがちで、ウクライナの警備隊も組織としても若く弱いと見られがちだった
が、実態はウクライナにおけるオリガルヒが中心となって組織された私兵組織が母体で、豊富な資金もあって本職の軍隊以上の訓練を積んでいて、めちゃくちゃ練度も高い
装備も自走砲や戦車まで装備してる超重武装組織で、そんじょそこらの陸軍と比較しても同等以上の実力を持ってる
おまけに教官は、アフガンやイラクでの実践経験を積んだ欧米の退役軍人だったのだから、市街戦には特に強い
軍隊の数字にばかり目が行くあまり、このウクライナの特殊な準軍事組織の存在や、近代化されたウクライナの練兵課程をロシア側は計算に入れていなかったのも今の苦戦の要因なのだろう
ドンバス戦って経験高めた私兵組織なら露側も同じで警備警察の実力部隊がやたら規模でかく強いの東側伝統だしその戦力舐めてたでなく正規軍以外も西側携帯ミサイル装備したら戦車もAHも近接できず殴り合いになると土地勘あって市民協力得られる防衛側が圧倒的に有利なだけの話
近接戦なら圧倒的砲迫支援で楽勝だろ言うが都市戦で味方ごとぶっ飛ばさない射撃精度あるかは誘導弾や砲や銃の射撃精度見りゃ分かるが露軍のそれはマジでクソなの腰だめ盲撃ちが伝統芸だからあえていうまでもない
その上でC4Iの近代化遅れ指揮統制の不備練度やる気全部がクソで敵地の市街地戦闘で勝つのとかムリゲーなの今更に発覚してんのマジで地獄
>警備警察の実力部隊がやたら規模でかく強いの東側伝統
ウクライナほどの重武装、資金力、人材、都市防衛、都市攻略能力と、正規軍のようなほぼすべてを兼ね備えた準軍事組織はそうないかと
州兵並です
同感です。
特に包囲下のマリウポリで奮戦中のアゾフ連隊、義勇兵部隊から国家親衛隊所属の正規部隊に成り上がっただけで無く、今回のマリウポリの攻防戦でもロシア陸軍の少将を仕留める等活躍しており、その実力はNATO諸国の精鋭部隊にも劣らないのでは?
戦争終結後、財閥小飼の軍並みパラミリが国内で力を持つから腐敗は止められないし地獄だろうな
勝っても負けても厳しい舵取りが求められるゼレンスキー大統領に敬礼(“`д´)ゞ
外国人雇い入れる前に自軍兵の管理ちゃんとしろとアサドに説教される始末
誰も斥候をやりたがらない→情報の少ない場所へ部隊ごと移動→待ち伏せで殲滅されるってパターンが多いように感じるので、子分共の兵隊で地ならし出来るようになると戦局が変わるかもしれない。
まあベラルーシですら今の状態なんで望みは薄いと思いますが…。
北朝鮮、ビジネスチャンスなのでは?
一人当りGDP1,000ドルもないはずだし、何より食糧難での口減らしになるし。
ただ問題は農繁期に人がいないと更に飢饉が悪化しそうだが…
北は西側禁輸機器の密輸能力でノウハウあるし非常時には頼りになるね
世界から孤立するロシアの進むべき道はもはや北の路線ではないのかと
私も北朝鮮がすでに行ってない方がむしろおかしいと考えたのですが、「ロシア語か英語で指揮命令でき、戦地で亡命しない、かつ反動階層出身でなく、今現在の栄養も十分」な兵隊となると、北では数を揃えられないのかなと思いました。。将校はまだしも、下士官兵卒でいるのかレベル?
一方、北朝鮮が国家として参戦するパターンはかなりありそうです。北の軍隊組織をそのまま持ち込めるし、トップはロシア支持だし
ただ国家としてのシリアはある程度落ち着いているとはいえ、内戦状態なのは変わってないし戦力を引き抜けば拮抗するバランスが崩れてシリア民主派(西側各国)やISが攻勢を強めてきたら対処できなくなる。
ロシア軍もウクライナ戦でこれ以上引く抜けれ、自国軍の戦力を引き抜かれてプーチン政権は生き残ったがアサド政権が壊滅したら堪ったものではないというのが本音だろう。
ある報道では、傭兵の給与は前線勤務で7,000ドル、後方支援で3,000ドルで、4万人が登録しているとあったが、ガセなんですかね?
ロシアも随分と気前の良いこと、または兵力不足が本当に深刻なのかと思いましたが。
でも、同じ報道で4万人の大半は欧州への不法移民を企んでいる輩ともありましたので、ウクライナに到着次第ポーランドに逃亡かも。
実に面白い、戦闘に入ると即投降して捕虜になり、西側送りを希望する偽装傭兵かい
それも現代の縮図だね
ポーランドのすぐ西に、低賃金労働者を欲しがるGDP世界4位の国があるらしいっすよ
成功報酬なのか前金なのかは知らんが、このグダグダな戦況で200ドル~300ドルじゃ安かろうて
暗号化なんてそんなに難しいシステムじゃないだろうに。平成初期とかオウム事件くらいまでデジタル化が進んでなくて警察無線がバレバレだったという30年前ならいざ知らずフーリエ級数解析と公開鍵と秘密鍵の原理なんてネットができた時代からあっただろうに。
尼の令和最新版に手を出して国家が傾く戦争をやるとか、誰か止めなかったんかね。
シリアの傭兵にも、矜持はあるでしょう。
ネット情報や噂で入った情報で
いくらシリアでの生活が厳しく困っていたとしても、
どうみても大義が無い・ロシア側が現状では不利・ロシア側の一般兵に対する扱いが酷い
(6年前の賞味期限切れのミリメシ・凍傷にかかる一般兵が多すぎ etc)
報酬の支払いがルーブルかも?・捨て駒にされる可能性が高いかも?
世間では、残虐非道と言われているシリアの傭兵の人達もさすがに今回はパス!となるのでは?