ロシア国防省は17日、ウクライナと国境を接するロストフ州のカダモフスキー演習場で実施した訓練風景を公開したのだが、この訓練に参加したT-72B3に見慣れない保護装置が搭載されていると話題になっている。
参考:Противоракетный “козырек”: Т-72Б3 с новой защитой замечен под Ростовом
本当にこれで対戦車ミサイルによるトップアタックを防ぐことが出来るのだろうか?
露メディアの説明によるとT-72B3に搭載された保護装置は対戦車ミサイルや徘徊型UAVが意図的に狙ってくる戦車砲塔上部への攻撃(トップアタック)を防ぐためのもので、乗員の間では「サンシェード」と呼ばれておりロシア国防省は「近い将来他のT-72にも同様の保護装置が導入されるだろう」と語っている。
ただサンシェードの効果についてはロシア国防省も触れておらず、露メディアは「戦車砲塔上部の装甲にたどり着く前に爆発を引き起こさせ成形炸薬弾の威力を弱めるよう設計されているのではないか」と推測しているが正確な効果については分からないと言っており、見た目だけで判断すると本当に「日よけ」にしか見えない。
もし構造が簡素なサンシェードで対戦車ミサイルや徘徊型UAVによるトップアタックの被害が減少するなら、これほど費用対効果の優れた保護装置は他にないので他の国もサンシェードと同じ構造の保護装置を戦車の砲塔部分に導入するかもしれないが「見た目」だけで言えば非常に不細工だ。
勿論、露メディアが推測したサンシェードの効果「成形炸薬弾の威力を弱める」という趣旨は理解しているのだが、本当にこれでトップアタックを防ぐことが出来るのだろうか?
詳しい方がいたら教えて欲しい。
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※アイキャッチ画像の出典:ロシア国防省
😐💬(本当にサンシェードだったりして)
これがマジで有効で、どの戦場でもこんなのが走り回る事態になるなら
俺、軍マニア卒業するわ
無理
この記事読んだ限りだとロシア国防省の反応は
・ロシア国防省は「近い将来他のT-72にも同様の保護装置が導入されるだろう」と語っている。
・サンシェードの効果についてはロシア国防省も触れておらず
の2つで、あとは乗員の間ではサンシェードと呼ばれている事位しかわかんないんだよね
つまり車長を直射日光や雨風から防護する装置でもわたしゃ驚かないよ
このサンシェードつけた戦車にセーラー服の乗員が戦車道とか言い出すのだけは避けて欲しい
空間装甲を期待してるのかな?
それよりは中東とかの日差しが強い地域向けオプションって言われた方が納得する
整形炸薬は最適な距離で起爆しないと貫通力が大幅に減殺されるから
砲塔上面より遥か手前で作動させてしまえばメタルジェットが断片化して
威力は発揮できなくなるだろうね
トップアタックに使われてるのは成形炸薬弾じゃなくて自己鍛造弾でしょ?だから空間装甲はそこまで役に立たないと思うけど
効果はあるのでしょうが、管理人さまの言われる通り不細工ですね…
自己鍛造弾等の直撃系には効果が無さそうなのと、文字通り直上からのトップアタックでなければ隙間?からあたるという。
市街地では支障にならないのでしょうが、目立つのはどうするのかと。
AAV7等のRPG用フェンスと同じと思えばですが、雑なロシアらしい。
上部にもスペースドアーマかフェンスで良くないかと。
少なくともタンデムHEATの先っぽの方は無効化できるかも
実際に撃ち込んでみないことには管理人の疑問に答えられないと思う。
ロシアンジョークは難しい…
君、このようなことを言われているが広報の者は何をやっているのかね。
はい、すぐさま処分いたします。
信管が作動するほど頑丈かな。農耕器具に擬態してるのかも。
昔、戦車研究室の…確かオフ会で、お兄軍曹が90式戦車のHEAT弾は赤トンボに当たって炸裂したって言ってた。
支柱が貧弱ですし、載っているカバー?もペラペラで厚みもなさそうなので、日よけ兼ATGMのセンサーからのシグネチャの隠ぺいが目的な気がしますね。
Leopard2でも、同じような日よけのようなものを採用していますし。
リンク
これは・・・珍兵器まっしぐらか?
後ろ向きの対空機銃もなかなか珍妙。
対UAV向け特化?ビジュアルはすごいけどこれで対策になるならコストそんなにかからなそうだし良さそうではある
あれってほぼ水平射撃しかしないから実質車長用の自衛火器みたいなものなんだよな
上面しか抜けないような攻撃に限定するなら、
側面攻撃に対するスラットアーマー程度には
防御効果を期待してもいいような気がする。
よく見たら側面にも後部にもスラットアーマーめっちゃ付けてるから
上にも付けたかっただけみたいですねw
不細工・・・としか
ロシア兵器で良くある、見てもやってる意味がサッパリ分からないが、いざ実際の運用を見ると、メチャクチャ合理的な判断でやってた事が後から分かる、いつものパターンだろ。たぶん。
トップアタックするATGMの中で、イメージホーミングで戦車上部の搭乗員ハッチを意図的に狙うようプログラミングされてるものがあり、シリア、リビアにおけるロシア軍の事後調査では、ATGMでの戦車の全損被害のうち、3割近くがトップアタック弾のハッチ直撃による被害であることが判明した。
ただ、ハッチ自体に直撃すると致命傷になるものの、少しでも外れれば大幅に被害が軽減されることが調査で分かったため、ハッチの円形イメージを上空から隠蔽するため、戦車上部にカバーを掛ける事が考案された。
いくつかのタイプが試された結果、戦車上部のセンサーに干渉せず、乗員の非常脱出を妨げない、庇タイプが採用となった。
見かけに反して、正面からの視認性にはほとんど影響なく、また、障害物に衝突した際は簡単に脱落するよう設計されている。(民明書房)
こういうやつですね。分かります。信じるなよ。
途中まで真剣に読んでいた俺の時間を返してくれ。
これ発明したのが江田島平八って話だろ
信じてやるよ
不発にさせるんだろう、でもアメリカ軍で鉄格子と紐格子での実験したら紐格子(結び目にアルミの塊付けて飛翔体に絡めるように傷を付ける)の方が不発率が高かったとうろ覚え。
かなーり昔にディスカバリーチャンネルとかの軍事特殊で詳しく放送してた記憶がある。
視認性さげるため苦労して低くした設計者の心が折れそう
いやダサすぎて「まさか戦車じゃないやろ~」とスルーされる可能性?
見ためは日よけでも不発も誘発させたいならスラット形式になってるかもしらん。
しかし完全に透過性ないなら目視で上空警戒できないし、めっちゃ目立つし冬場はどうすんのかって感じになる。
上面防護と言うとプーマIFVがクラスターICMを無効化するトゲトゲを張り巡らしてる例とかある。
枝に引っかかったり隠れようにもこれのせいで見つかったりデメリットが多そう
つまりロシア自慢のアクティブディフェンスは飾りという事ですか?
エアバッグみたいに膨らんだり、屋根ごと射出したりしてw
これ、単純に上空からの戦車偽装用では? いざ実戦になったら、トラックだろうが、乗用車だろうが、トラクターから納屋まで、同じカバーつけて、最後は地面に広げて、戦車と誤認させて、無駄弾使わせる目的。1万円で作って100枚、100万円。自立型ドローン1機騙せれば元は取れる。
自立型ドローンの安物センサーで識別できなくて、確認の為に高度下げてくれれば、既存対空火器でなんとかなるかも。
UAVの画像認識を惑わすためっぽいよなあ
写真、インド軍戦車がよくやってる日除けの天幕かと思った…
金網でガラス繊維っぽいものを挟み込んでる?からまぁ形成炸薬弾の加害範囲を回避するにはいいんじゃないかな。側面向けに使ってるアクティブ防御システムを上に向ければもっと早い気がするけど、一番金をかけない対処を最初に試してみるのはロシア軍っぽいわ
一方ロシア人は日除けを使った
UAV対策じゃなくてUV対策だぞ
大戦末のドイツ戦車は、成形炸薬弾防ぐためにシュルツェンで防御してましたよね。金網の場合もあったみたい。だから、一定の防御力は期待できるはずですよ。
しかし全高が上がって秘匿性下がるわけで、トップアタックというのは実に厄介なんですねえ。
ダセエ
けど、有用なら日本も採用しようぜ。
19式自走砲で、ダサさを受け入れた本邦なら大丈夫。
チープキルならぬチープディフェンスだって良いじゃない
そりゃそうだけどさ。
あれはどう見ても単なる日傘だぜ。
うちは露店の駐車場だから普段から車にコレつければよさそうだと思った。
UAVのミサイルはほとんど砲身下の運転席に命中させている(ウクライナでの演習により感想) 操縦士を衝撃で殺傷するためである 気休めにはなるであろう T14とかTopアタック対策戦車登場でそのように狙いを変化させている。
1年経ってやっと答えが出ましたね。
答え:クソの役にも立たない
それにしてもロシアだってジャベリンぐらい入手出来て防御試験も出来たと思うんけどね。