防衛省はアップグレードされたF-15Jに統合する予定だった米国製の長距離空対艦ミサイル「AGM-158C LRASM」について計画を見送る方向で調整に入ったと報じられている。
参考:Japan mulls dropping plan to procure US-made anti-ship missiles
参考:F15の対艦ミサイル見送りへ
米国側は改修コストの値下げに応じなかった?日本のF-15J改修はLRASM抜きで進める方針か?
日本政府は航空自衛隊が運用しているF-15J(J-MSIP機)の能力向上計画を含む新たな中期防衛力整備計画(31中期防)を2018年末に策定、この改修にかかる初期費用(個別の改修費用とは別物)を807億円を見積もっていたのだが米国側は日本が改修に必要とする電子機器の部品枯渇に対する対策費用や、米国では予定されていないF-15への長距離空対艦ミサイル「AGM-158C LRASM」統合経費などを要求してきたため初期費用が2,400億円に高騰している。
具体的にはF-15J改修に必要なAN/APG-82(V)1に使用する部品が枯渇しているため対策経費が必要で、採用を予定していた電子妨害システムAN/ALQ-239(DEWS)についても部品が枯渇しているためF-15EXに搭載予定の電子妨害システム「EPAWSS」に切り替えて調達することを検討しているが、こちらも部品が枯渇しているため対策経費が必要らしい。
日本が改修したF-15Jに統合予定の新型対艦ミサイル「AGM-158C LRASM」についてもソフトウェアの改造費用や検証テストに必要な模擬弾購入費用を要求されていると防衛省の整備計画局長が国会での答弁で明かしており、米空軍は自前で開発した空対地巡航ミサイル「AGM-158B」をB-1BやF-15Eに統合する作業を進めているが米海軍が開発した「AGM-158C」をF-15に統合する予定はないので改修したF-15JにAGM-158Cを統合したいなら日本負担でどうぞという意味だ。
防衛省はF-15J改修について「2022年度予算の概算要求までに米国側が高騰している改修コストの値下げに応じなければF-15の改修事業自体の取り上げもあり得る」と自民党国防部会で説明したと報じられていたが、F-15の改修を中止したところで現実的な代替案がある訳でもなく改修コストの値下げの行方に注目が集まっていたが、共同通信や毎日新聞は19日に「F-15Jに統合する予定だった米国製の長距離空対艦ミサイル「AGM-158C LRASM」について計画を見送る方向で調整に入った」と報じ始めた。
これは米国側が要求している初期費用2,400億円を削減するための取り組みだと共同通信や毎日新聞が報じているので、米国側は改修コストの値下げに応じなかったため予定されていた改修内容の一部を見送ることでF-15J改修を進めようとしているのだろう。
因みにアップグレードされたF-15JとLRASMの組み合わせは中国海軍の艦艇が装備している艦対空ミサイルの射程外から攻撃するために欠かせない装備で「南西諸島の防衛力強化の柱」と目されていた。
関連記事:漂流する南西諸島方面の防衛力強化、防衛省がF-15J改修計画の見直しに着手か
関連記事:防衛省、改修コスト値下げに米国が応じなければF-15J改修中止も視野に
関連記事:日本、F-15J改修コストが高騰する原因は電子機器の供給不足
関連記事:防衛省、F-15J改修に電子戦装置とレーダーの部品枯渇対策経費が必要と認める
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※アイキャッチ画像の出典:航空自衛隊
F-2とASM-3系でも達成できるだろうし
>欠かせない装備で「南西諸島の防衛力強化の柱」
この評価は誤ってる気がする
ASM-3で代替できそうだから改修を見送ったんだろうしな。
ASM-3とLRASAMじゃ役割が全然違うからASM-3じゃ代替できない
12式もF-35との直接リンクができないので、LRASAMの価値がなくなってるわけじゃない
航続距離に余裕のあるF-15Jと射程800km以上のLRASMの組み合わせを、F-2とASM-3系で達成できるのか?
役割が違うのでASM-3では代替できないが、12式派生(の更に派生)の新空対艦誘導弾でなら代替できる…はず。F15には搭載できないだろうけど
今回のLRASMの代替はF-2とASM-3A&(改)では無く、今年初めに艦対艦型と共に空対艦型の開発の可能性が報じられた12式SSMベースのスタンドオフミサイルをF-15JSIに搭載する可能性が高いよ
この話は以前に毎日新聞で報じられていたから、恐らくこれが本格的に動き出すのかも
更に言うと、F-15JSIは当初「F-15への国産レーダー等搭載化に関する検討役務」として国産レーダー搭載に関する検討も実施されていたけど実現しなかった経緯があるので、今回の価格暴騰問題を機に主要な装備品を国産に変更する形で日本独自のF-15改修型を作る可能性も有ると思う
リンク
>更に言うと、F-15JSIは当初「F-15への国産レーダー等搭載化に関する検討役務」として国産レーダー搭載に関する検討も実施されていたけど実現しなかった経緯があるので、今回の価格暴騰問題を機に主要な装備品を国産に変更する形で日本独自のF-15改修型を作る可能性も有ると思う
日本側が勝手に改造するのはライセンス違反じゃないのコレ?
「F-15への国産レーダー等搭載化に関する検討役務」は実際に行われているので、少なくとも国産で開発したレーダーに換装する事自体はライセンス契約違反では無い可能性が有るが、検討役務の段階で「ライセンス違反になる」と判断されて中止になった可能性も有るから、どっちが本当かは今後の動き次第だね
勝手にやれば、ね。
ちゃんと許可取りゃいいだけでしょ?
まあ許可取れたとしても、そこで金は取られるだろうし、
その金額がまたアホみたいに高額で結局断念する可能性はあると思うけど。
今更日本独自のF-15改修型を作ってもね、という思いもある。
日本独自のF-15改修型を作って纏まった数が運用できる頃には、中国・ロシアの防空システムや戦闘機の能力がさらに高性能になっているだろうし。
もしやるとすればF-3用に開発中のコンポーネントを
ベースにする形になるだろうから、先行運用テストにもなるし、
F-3やその随伴機との共同交戦能力も高まるだろうから
あんまり無駄にはならないと思うけどな。
その事なんだけど、実は上の方で書き込み忘れた事が有るので追記
毎日新聞の別の記事では、12式SSMベースのスタンドオフミサイルはF-2への搭載を検討しているって書かれてあるので、これまで主翼の複合材の寿命問題で「出来ない」と言われていたF-2の寿命延長も視野に入って居る可能性が有る
なので、もしかしたらF-15JSIの改修を中止する替わりにF-2が改修されると言う驚天動地の展開も有り得る
リンク
というか、交換用のF-2主翼が予算化されてたかと。
それF-15の脚と合わせて60億とかそんなんだよね?
金額的からするとあんまり大規模な物とは思えないけど
数や内容など、詳細どっかに出てますかね?
今の所分かるのは、
>(2)装備品の維持整備に係る取組の推進
の項目として、下記が上がっている、くらいですね。
>○ 空自戦闘機部品の包括契約(59億円)
>・ F-2の機体(主翼)構造部品の取得
>・ F-15の脚系統構成品等の修理
うん、だから「F-15の脚と合わせて60億とかそんなん(≒59億)」だよね。
そこまでは分かってるんだよ。
下の枝のコメントを意識している部分があるけど、
目的の「装備品の維持整備に係る取組の推進」とお題目の「空自戦闘機部品の包括契約」に注目しました。
試験用サンプルだと、これらにそぐわなそうと思った次第です。
また「(主翼)構造部品の取得」なので、主翼そのものではなく、
「主翼」BOM中の「構造部品」で且つ消耗品が対象なのでしょうね。
それ、多分F-2の耐用年数を確定する為の試験用サンプルだったと思うけど、各章が無いので何とも言えない
交換可能なら、交換後に老朽化具合を見たら一石二鳥出来そう。
驚天動地かなぁ?
F-3には当然12式能力向上型の運用能力は持たせるんだろうから
F-2にも(寿命延長はしなくても新しい方から20〜40機に)運用能力を持たせれば
F-3の開発が多少遅れても12式+の運用能力は継続的に確保出来るだろう。
12式の統合はないでしょ
F-35との兼ね合いもあるし、LRASMはF-35用に採用するにしても、F-15JSIはJASSMの発射プラットーフォームとしての価値は健在
F-15JSIが担うはずだった、対艦攻撃フォーマットの代替としては、F-35Aの追加調達前倒し、または12式SSMの発射中核プラットフォームのP-1の増勢といった代替案は必要だと思うが
ASM3ってどうなってるんですか?
制式化は出来たけど完成した時点で時代遅れになってしまったので、量産せずにASM-3改を改良開発中。
それでは困るのでASM-3改の能力を部分的に先行導入したASM-3Aを少量暫定生産のための予算を今年計上する予定。
分岐しててよくわからんかったけどそもそも無印って量産してないのか
5、6年前はまだ優秀な対韓ミサイルだったけどもう時代遅れになってしまったのか。日本の開発スピードの遅さが裏目に出てるね。F-3も完成したときには時代遅れにならなければいいのに。三菱仕事遅いからな~
ASM-3が「時代遅れ」となったと言うのは、中国軍艦の高性能化に対して射程距離が相対的に短くなり、充分なスタンドオフ能力が確保出来なくなったから
なので、ASM-3(改)で射程距離を400km以上に伸ばす事になり、それが実用化されるまでのギャップを埋める為にASM-3Aが暫定型として調達される事になった訳
なので「時代遅れ」になったのは、射程を伸ばす必要が生じただけであって性能その物は旧式化した訳では無いよ
>なので「時代遅れ」になったのは、射程を伸ばす必要が生じただけであって性能その物は旧式化した訳では無いよ
そうかなぁ。マッハ3程度だと中国艦船に通用しないって話を聞いたけど。
単発だと厳しいかもだけど、
空自の場合、飛行隊単位とかの集中運用で飽和攻撃も志向していた筈だし、ASM-3の場合は、マッハ3で且つシースキミングを狙ってた凶悪兵器なので、射程の問題さえ無ければ有効だったかと。
これで効かないのなら、超音速滑空弾待ちになっちゃう。
射程やデータリンク絡みで登場した瞬間から陳腐化したので改良中
改良型についてはとりあえずP-1への統合を優先しつつ、一部のF-2に改修を施して、F-2改修型にも統合する見込み
ASM-3は制式化した時点で時代遅れだったのではなく、左翼勢力の批判に配慮して射程距離を短くして開発しただけ。射程距離を延長したA型が予算化されているし、更に射程を延長した改(B)が開発中です。
A型の開発期間の短さから、実は制限解消しただけでは?、との見方もあるみたい。
一応飛行プロファイルを変更としてるけど実は…、といった感じで。
ASM-3AはASM-3(改)の開発の途中成果を反映したミサイルなので、制限解消ではないような。
その公式発表は把握した上で、それにしては早過ぎるから
実は内情は…という推測でしょう。
仰る通りです。
ASM-3Aでの射程延長には、シースキマーからHi-Hi-Hiへの移行が大きかったと思いますが、
XASM-3の運用構想だと01年の事業評価ではHi-Hi-Hiも想定してた様です。
周辺国の艦艇が急速に近代化したので、射程等が向上したASMを早期に取得する必要がある、と防衛省はコメントしている。
ASM-3改(B)の開発完了を待てなかったから、急遽ASM-3Aを取得することにしたのよ。
左翼勢力の批判に配慮して射程距離を短くして開発しただけだったら、防衛省はこんなに焦っていない。
いやむしろ本気で配備中止、再開発レベルの射程不足が
1年2年の開発(しかも本命技術の流用)であっさり解決すると思う?
ASM3は発射後になるとデータリンクに接続できない
通信制御でも既に陳腐かしてる
ASM3改はそのあたりも見直されデータリンク対応
それそんなにクリティカルな話かね?
重要なのは日本がやりたい事、やろうとしてる事ができるかどうか、なので
ASMが陳腐化したかどうかの基準として、例えば「敵のSAM」と性能比較してどうか、は重要だけど
「(コンセプトが全然違う)米欧のASM」と比べて機能的にどうか、とかそんなのはぶっちゃけどうでもいいんだよ。
何の役にも立たないイージスにザブザブ金捨てて国滅ぶ
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もはや戦争に入るだけの経済力にも欠ける北朝鮮相手のミサイル防衛は名目に過ぎず、海自の洋上防空を高めるのが真の狙いって読んでるんだけど
高いと言えば高いけどな
同感です
どこまで狙ってたのかはわかりませんが、結果的には巡洋艦クラスの大型イージス艦建造の口実になったと思ってます
アショア代替のイージスの話なら個人的にはお荷物だなと思ってる。1個護衛隊群内でDD×5、DDG×2、DDH×1の編成が確立された今ここに入れる余地はない。それにただでさえ人手不足なのに300人近い人手が必要なイージスを2隻導入する余力もない。…だから多同船で陸自でも乗せれるような安定化させてるのでは。
アレはほんと防衛省のクリティカルエラーだったな
そもそもMDにかかる負担を分散する予定の陸上イージスを、説明ミスって(というか、ブースターを制御して市街地に落とさない云々が筋悪すぎた)ぽしゃらせて
結果海自に負担を押し付けるのは完全に本末転倒
たぶんつくらないのでは?
色々費用のかかるプランを出して、こんなにコストがかかるからやめようという口実作りをしているのでは?
引き延ばして、こんごう後継まで粘る
どうのこうのって話じゃなくて、造船所に継続して仕事を与えるためじゃないの?
ベトナムとかインドネシアとかから受注入ったら、中止しちゃうかもだけど。
アメリカの真似して巡洋艦22隻+駆逐艦68隻(イージス)保有してから言うセリフ・・軍事費の額も知らなそうな人の発言ですか??
BMDの重要性は分かるが、金掛け過ぎだとは思う。
貿易黒字の埋め合わせにしか思えん
時間も金もかかりすぎるなら対空に専念してく方向なのかな
F15EXの調達に向けて、ボーイングレイセオンではライン増設に入ってるとどっかの記事で見たな
待てば安くなるんじゃないか?
まあ高くても、予算取れる内に改修したいって官僚根性のような気もする
どのみち順番待ちで厳しいと思われ
F15Jの改修を完全にあきらめて、F3の早期配置を狙うのがいい。
うまく進むかもわかったもんじゃないF-3をアテにして改修やめるとか本気で言ってるのか
英国もユーロファイターの改修を断念して、F35の調達を減らし、テンペストにオールインしていること。時代遅れの40年前のものは、もうあきらめて新しいものを作るのにすべてをつぎ込むのが賢明だ。
あれは本土に対する軍事的脅威が実質存在しないからこそできる芸当ですよ。日本であんな大胆な事したら戦力の空白を突かれる
ユーロファイターの改修は諦めてないぞ
どこのガセ情報よそれ
ユーロファイターの改修なんてまったく諦めてないけど
むしろ無人機とのチーミングに対応しようとまでしてる
F3はF2の後継機であってF15のではないよ
F15の後継としてもいっぺん置き換えるのは不可能で、併用期間が長く続く
生産ラインを大きくすれば調達コストに跳ね返って高騰するし、生産企業も大きくなった工場と人員を持て余す事になる
マクダネルダグラスはそれで潰れたよ
>F3はF2の後継機であってF15のではないよ
一応その通りなのだけど、F-35がFS寄りの機体で、補完なF-3がFI寄りな機体と化し、
役割的にF-3はF-15Jの後釜になるので、MSIP機リプレース枠をF-3生産枠に期待する層が生まれたのかと。
横から失礼します。
FS寄り・FI寄りってどういう意味ですか?
「要撃戦闘機 (Fighter Intercepter)寄り」と「支援戦闘機 (Fighter Support転じて攻撃機)寄り」です。
公式にはFIとFSの区分は無くなったし、共にマルチロール機だけど、
傾向がそれぞれ
・F-3→﹙対ステルス戦闘機を志向した﹚FI寄りの機体
・F-35→﹙ステルス性能を活かした﹚FS寄りな機体
だろうと。
なるほど。ありがとうございます。
自衛隊の現場では、そういう区別で運用してるのかもしれませんね。
14年先の予定を人と金注ぎ込んですげー頑張ってめちゃくちゃ上手く行って
奇跡的に2年とか縮められたとして全然間に合わん訳ですが。
コロナ対策で国の財政もきついし
心配だね・・・
コロナ下で防衛費増やすなってマスコミはもう言ってるからなあ
置き換え用のF-35買うのすら爆買だの文句言ってたんだから、既存の戦闘機の改修費とか無駄金だからやめろって言うのが目に見えてる
マスコミが防衛費減らせって言ってても、国民は増やせって言ってから何も問題無くない?
問題は財務省だと思う。
コロナ対策と言ってもワクチン接種が進む中では後1.2年で落ち着く話なのに対して、F-15JSIの改修等の対中国への防衛力強化は数年~十年以上の期間で進める話だから、本来なら噛み合わない二つの話を一緒くたにしている事自体、マスコミが政府を叩くネタに苦労している証拠だと思うぞ
マスコミに長期的な視野が無いだけでは?
不安や不満を煽って、視聴率とか部数を稼げたら良いとしていそう。
それだけなら大した事が無いんだけど、問題はマスコミがそれを利用して政権交代を狙っている事がミエミエなんだよね
実際、コロナ禍に五輪開催問題等で政府の失点が大きいし、7月には東京都議選、今年の秋には衆院選と言うタイミングだよ?
そのタイミングで騒いで不安を煽って政権交代へ繋げようと言う意図を感じるんだわ
是々非々なら良いけど、是無﹙視﹚非々な感じが嫌らしいよね。
そして政権交代した後は、徐々に新政権の批判を始めて、やがて政権交代への機運形成を試みるまでがひとセットかな。
万能感を味わいたいだけかも。
ところで、どこと交代させるの?
うろ覚えだけど、前回の選挙でも野党の得票総数と与党の得票総数が拮抗していたといった感じで、野党の選挙協力にスポットを当ててる所があったから、
野合政権かな?
その後の紛糾も含めて話題が期待出来るだろうし。
GDP比1%の現在でも歳出の5.2%なので、地方交付税と社会保障費費を削らないと難しいでしょうね。
実はきつくないけどね、財政。
財務省とその洗脳をうけた輩がそう言っているだけ(まあそっちの方が今の日本ではマジョリティなんだけど)。
LRASMはFその内-35が対応するまで見送りですかね。
F-35はウェポンベイに内蔵出来るノルウェー製のJSMがありますよ。
威力と射程が違い過ぎる
空戦専門のこいつに対艦ミサイル載せようなんてそもそもが無茶な話だった
F15は初期から対地攻撃モードがあり、実際にイスラエルはチュニジア爆撃やっている
f15E基準の改修なら尚更
ちなみにF-15EX用のEPAWSSは実用試験が終了していない最新の電子戦装置で、かなり秘匿性が高いのでAN/ALQ-239(DEWS)みたいに日本を含む外国に輸出されるか分からないと思うが。
F-15Jが導入されてしばらくしてからだから、ン十年前だが、F-15Jが爆装して飛び立つ写真が雑誌に掲載されていて、F-15Jって爆撃能力を持っているんだ、と思った。写真には(爆撃能力を復活させた)F-4EJと比較して、爆撃精度はどうなんだろう? という説明が付いていた。
レーダーが対地測距もできない簡易的な物だっただけで、そこをクリアできれば全然対地攻撃に対応できるよ
F-16だって、レーダーを交換してマルチロール化した
アメリカ議会だったら袋叩きにされるような案件よな
無茶な話は君がしているんだ。F15に対艦攻撃能力を付与すると、F2の負担を軽減し、より多くの攻撃オプションを付与することができる。わがのオプションが多ければ多いほど、敵は苦痛を強いられる。
運用不便になること承知で、F-2☓1機、F-15☓3機でパーティー組んで、指揮発射管制はF-2、F-15は制御能力無しのミサイルキャリアー、みたいな割り切りが必要なんじゃない。
飛べる旧機種を改良無しに有効活用するには、そのパターンしか無い気がする。
レスポンジビリティもアカウンタビリティも日本に根付いてなさすぎるYO
このニュースの見所はむしろまだ改修を進める気なのかと
自分もアップグレードは廃案になったものと思ってた。
民間機以外では今後ボーイングと日本は距離を置いた方がいいと思う
F15やAH64とかはアップグレードせず退役でもいいけど、CH47の改修や調達はどうすんの?AW101やCH53を代わりに調達すんの?
EH101のAEW型は、欲しいかな。
それ英国じゃ退役がすでに決まってるが
ヘリAEWはもう価値ないよ
そもそもアップグレードの予算案が見送られたからね。
アメリカの反応は、へー、日本もそんな事できるんだ~って程度だったらしい。
どこのニュースですか?
投稿ミスです
青山繁晴のYouTubeチャンネルだったと思う。
ありがとうございます。
自衛隊は最近グッダグダだなぁ
自衛隊がグダグダなのかアメリカに馬鹿にされているだけなのか…両方か。
戦闘機の国産開発に成功していて予算もある中国の方が何をするにしても速いよなぁ。
グダグダが始まったのは最近じゃないだろ
F-22を調達しようとして失敗したのが、昨今までの戦闘機調達に尾を引き、その原因の一端にあるのはイージス艦の機密情報漏洩だろう
その前は、C-1輸送機の航続距離抑制やF-4EJの対地攻撃能力を除去したり、F-104Jでもすったもんだしていたと聞く
国産戦闘機はF-1でロールスロイスと確執が生れ、F-2でもエンジンが元で主導権を米国に取られた。
つまり、グダグダは昔から
F-22の影響は、実はF-2にも与えているようです。
FS-Xの仕様検討段階での話しですが、
①米ATFの遅れから、FS-XにFI機能付与を求める一派が形成
②FS重視派とFI付与派との綱引きで空幕が迷走し、FS-Xの仕様も両者の間で右往左往して纏まらず
③その様を見ていた国防総省が、空幕の仕様策定能力を見限り、国産FS-X擁護派から日米共同開発派に転向
④当時の貿易摩擦からの政治問題化を押し止める術を失い、国産FS-Xの命運が絶たれる
といった感じです。
当時の空幕関係者がFS-Xでの米国の横槍に対する恨み節を語った際に、モサ氏とかが「FSXの国産案を潰したのは空幕自身」と非難したのも、②な動きから来ています。
リンク
わざわざ800㎞もの長射程を持ってるのだから対艦ミサイルのキャリアーは戦闘機じゃなくてもいいのでは。F-15は対空任務特価でいいしそうまでして使うべきものなのか。
機動力でまさる戦闘機が必要な場面はあるよ
例えば、緊急的に展開を行う必要があるならば、有速の戦闘機で展開をすることが望ましいし、
敵との遭遇率が高い空域であるなら、生存率面で回避能力で勝る戦闘機で発射を行うことが望ましい
ケースバイケースとしか言いようがない
JSIは現在の航空自衛隊の対艦攻撃能力を嵩上げするのと同時に、F2の退役が始まってから次期戦闘機が配備されるまでの穴埋めって意図があるんだよ。防衛省がどういう代案を出してくるのか、あるいは代案を出さないのか分からないけど、通例から言って次期戦闘機の開発は遅延する(40年代頭まではずれ込むんじゃないかと匿名は思う)が、全く寿命延長をしなかった場合F2は35年から毎年10機弱のペースで減っていってしまう。
海上自衛隊のP1哨戒機を代案に上げるのも一つだけど、対艦攻撃は攻撃地点に迅速に到達して、ミサイル発射後は迅速にその場から消えることが発射母機の生存性につながるので、戦闘機より遥かに低速でしか巡航できないP1はF2やF15JSIと同等の働きはできないと見たほうが良い。まして相手は正規空母を中核とした航空機動艦隊な訳で。
巡航速度は大して変わらないぞ。
音速なんて短時間しか越えないからな。
P-1の巡航速度はM0.7以下最大でもM0.8程度なので、
音速の壁で引っかかるF-15JやF-2とはかなり差があると思うぞ。
しかも戦闘機はどうしても必要となれば超音速で逃げる事も出来るんだし。
F15やF2は対艦ミサイル4発搭載しM0.95以上で巡行して行動半径1000km届くのか。
F2は巡航速度は不明だが4発搭載して900㎞程度らしいが、F15もF2と同等以上の航続性能があ
M0.95で逃げ出すのは「対艦ミサイルを撃ってから」だろ?
あとF-2の4発搭載はASM-2が前提であって、倍近い重量のASM-3AやLRASM、おそらくは同程度のサイズになる12式能力向上型を4発積むとは思えんが。
重量の問題もあるけど、幅も気になります。
ミサイル本体の直径はASM-2とASM-3は同じだけど、インテグラル・ロケット・ラムジェット用の張りだし分だけ幅も取りそうだし。
リンク
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FS-Xの対艦ミッションプロファイルはASM x4の状態で
①適正巡航高度を適正巡航速度で250海里
②超低空﹙200ft程度﹚を510ノットで100海里
③超低空をマッハ0.9のダッシュで50海里
④ASMを発射後に反転急速上昇
⑤マッハ0.9で高空巡航で540海里﹙発進基地の140海里後方の基地に帰投﹚
といった具合です。
①②③⑤の合計で940海里、ここからダッシュ期間の50海里を概ね引いて、行動半径450海里以上となった様です。
ちなみにF110-GE-129のミリタリー出力の燃費が0.68[lb/hr/lb]なので、機内使用可能量1212ガロン+600ガロン増槽x2でミリタリー出力を約1.35時間維持出来る計算になります。
﹙F100-PW-220のミリタリー時の燃費は0.73[lb/hr/lb]﹚
敵からミサイル撃たれたときの回避能力が、民間機・輸送機ベースの機体と、戦闘機では全然違う。
ミサイル撃たれたら高G機動で回避するけど、F-15は耐G荷重が10Gあるけど、民間機・輸送機は3.5Gまでしか耐えられないから、撃たれたミサイルを回避できない。
航空機のフレームの強度そのものだから、後付で強化する事も難しい。
P-1の電子戦能力は強烈なのです
向かってくるミサイルなどa
現状の中長期技術見通しと開発期間からすればF-Xの就役開始は2030年代半ばには可能ですよ。
現在見通しが立ったとなっていないのは高度なAIの搭載が必須なクラウド・シューティング関連だけ。
そこで防衛技術庁ではAI開発を加速させる施策を開始しています。
その能力獲得をもって開発完了とするならば予定よりずれ込む可能性はあるが就役開始を優先させるのではないかな。
要素技術の開発目途は立っているけど、最終製品を完成させるために、これから日本にとって経験の少ないインテグレーションとソフトウェア開発に取り組んでいくことになる。
深刻な不具合が1つ見つかるたびに、年単位で遅延するようなこともざらだろうから、普通に考えると計画通りにいくとは思えないんだよね。
インテグレーションの経験不足は勿論無視できないハードルなわけで、そこを補うための海外協力企業下請参加です。
LMによるインテグレーション作業支援の成否は開発事業を左右すると私も認識しています。
F-Xは当面のところ制空戦闘機としての完成を優先させています。それに必要なアビオシステム開発の基礎は「将来アビオニクスの研究」でM&Sによる評価システムを確立済です。
技術累積可能なシステムアーキテクチャを採用しますので、F-2任務の代替機能などは既存ソフトを適宜統合可能でしょう。そこでもLMの持つ知見は重要な役割を果たすかもしれません。
ということで、私はあまり悲観的ではないんですよね。
LMが信用できるか米政府の干渉はないか等は現時点では別問題という認識でですが。
国産の射程1000㎞クラスの対艦ミサイルが配備始まればP1も選択肢
どうせ戦闘艦が相手ならF-35以外は近づけないし
シューターにすれば自機が補足できる距離まで接近する必要はないんですよね。
それにSu-27系列だと増槽や兵装吊った状態で音速越えられますかね?
フランカーの事は良く分かりませんが、P1のペイロードは魅力的です。
CECもあるし、自衛隊独自のデータリンクも開発中なので将来的にはね!
>F2の退役が始まってから次期戦闘機が配備されるまでの穴埋めって意図があるんだよ。
>防衛省がどういう代案を出してくるのか、あるいは代案を出さないのか分からないけど
この分野だと、空自としてはF-2の延命処置では?
P-1は海自のなで、F-2の代替えとしてはお役所的にNG。
F-15JSIに対艦能力を期待出来ないのであれば、空自の選択枠は、C-2に機能付与するかF-2を延命するかの何れかで、前者だとP-1と被るから後者になるかと。
ちなみにF-2は、能力向上の他に交換用の主翼も手配されてたから、延命への地均しは出来てるかと。
空自はこれ、海自はこれ、と分けずに考えた方が良いかと。
領域を横断して戦うので、3自衛隊が舟を沈めるミサイルを協力して持てばいい話かと。
外野としては、そうあって欲しいけど、
防衛省もお役所なので、お役所仕事は避けられないだろう、と。
イージス・アショアのように、枠組みを超えて役割を引き継ぐケースも、あると言えばあるけど。
>P-1は海自のなで、F-2の代替えとしてはお役所的にNG
P-3Cの時代から対水上戦における「海上航空支援」としてASM対艦攻撃は哨戒機の任務の一つになっています。
既にある運用法ですからP-1による代替云々はそもそも的外れです。
今次中期防にある三自衛隊に係る記述ですが
>島嶼部を含む我が国への侵攻を試みる艦艇や上陸部隊等に対して、脅威圏の外からの対処を行うためのスタンド・オフ火力等の必要な能力を獲得
とあり、今回のF-15J改修において空対艦は無理でも空対地のスタンド・オフ能力の獲得は現中期防の実現目標に一応合致します。
いかにもお役所的ですが現中期防期間中の実現を求められる項目で実現可能な次善策を選んだということでしょうか。ASM-3(改)の開発完了を待たずASM-3Aを装備化するのもその流れのように推察します。
現スケジュール上のF-2退役開始までには15年ほどあるわけですから、それまでには防衛大綱の改訂もありますし5年スパンの中期防も複数回入るわけです。F-2延命の有る無しもその間に確定するでしょう。
>既にある運用法ですからP-1による代替云々はそもそも的外れです。
元のコメントの「海上自衛隊のP1哨戒機を代案に上げるのも一つだけど」を受けての、「お役所的にNG」との流れです。
まず、イージスシステム搭載艦の廃止、自衛隊体育学校と無駄な競技会の廃止、火砲、戦車の早期削減、予備自衛官の月の手当廃止やらを、やって金の使い方整理すべき。
だったら、それに加えて「南西諸島と尖閣・北方領土の領有権放棄」も入れて欲しいですな(強烈な皮肉)
そういえば、台湾や尖閣だけでなく、南西諸島も過去に野心を見せたのだっけ?
皮肉は良いけど、現場は訓練以外余計な事が多くて疲弊してます。
戦車やら火砲を減らすなら減らすと早く決めて、スペアや弾をくれって事だよ。
イージスシステム搭載艦?
海自ボロボロになるわ。
改修によるJASSMでの対地攻撃が真の狙いだったり
JASSM-ERとLJDAMの搭載は予定通り進めるってことになりそうね
対空、対地については予定通りの能力獲得ってことになりそうだし、電子戦については当初予定よりも能力が上がるってことかな
ある意味で、搭載量を除けばF-15EX化通りの性能に戻ったと言えなくもない
EX水準となると対地ミサイルの吊り下げに耐えるために機体まるごと交換するくらいの改造が必要になるけどいくらかかるんだろう
F-15JSIだと、JASSM-ERやLJDAMの搭載は増槽との排他利用になり且つ増槽の方が重いだろうから、機体強化は不要だと思います。
フランカーの事は良く分かりませんが、P1のペイロードは魅力的です。
CECもあるし、自衛隊独自のデータリンクも開発中なので将来的にはね!