ロシア国防省は「ウクライナ軍が南ドネツクで攻勢を継続している」と発表、この方面に関する視覚的な証拠も増え続けており、フランス提供のAMX-10が戦場で放棄されている可能性を示す動画も登場している。
プリゴジン氏が言及した「ベルヒフカ貯水池に関する情報」も今のところ確認できていない
ロシア国防省は6日「前日の攻撃で大きな損失を被ったウクライナ軍は第23機械化旅団と第31機械化旅団の残存兵力を統合し、ノヴォダリエフカとレヴァドネへの攻勢を継続させた。さらに第68猟兵旅団から増援を受けた第37海軍歩兵旅団がノヴォドネツキーやオクチャブリスキー方向に攻勢をかけた。敵が南ドネツク方面で被った損失は兵士1,500人以上、レオパルト×8輌を含む戦車28輌、AMX-10×3輌、装甲戦闘車輌×109輌にのぼる」と発表。
ロシア国防省の発表を検証するのは不可能だが、ヴェリカ・ノボシルカ方面の視覚的な証拠は増え続けており、レオパルトの損失は確認されていないものの、フランス提供のAMX-10が戦場で放棄されている可能性を示す動画も登場している。
- Ⓐ=ノヴォダリエフカで両軍の戦車が交戦
- Ⓑ=ロシア軍の無人機がMaxxProやHMMWVを発見
- Ⓒ=大隊規模のウクライナ軍がロシア軍の砲撃を受けている様子
- Ⓓ=ロシア軍がウクライナ軍部隊を砲撃する様子
- Ⓔ=ウクライナ軍がロシア軍のBTRを攻撃する様子
🇺🇦🇷🇺 Cazacarros AMX 10RC de origen francés ucranianos abandonados en una de sus zonas de ataque. pic.twitter.com/hsmlfaDM3F
— Descifrando la Guerra (@descifraguerra) June 5, 2023
因みにロシア側情報源は「ウクライナ軍がノヴォドネツキーに足場を築いた」と主張しているが、この方面の攻勢に関する視覚的証拠はなく、プリゴジン氏が言及した内容(ベルヒフカ貯水池の高台の一部を敵に奪われた)も今のところ確認できていない。
追記:5日は久々にロシア軍のミサイル攻撃がなかったが、6日午前2時頃に空襲警報がウクライナ全土に対して発令中された。
追記:ゼレンスキー大統領は「(バフムートの兵士は)我々が期待していた通りのニュースをもたらしてくれた」と述べており、プリゴジン氏の言及と関連があるのかもしれない。
関連記事:ロシア国防省、ウクライナ軍が南ドネツク方面で大規模な攻撃を開始した
関連記事:戦いが激減したバフムート周辺、前線に大きな変化がない状態が続く
※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ
まだ断片的な情報のみで何も分かりませんが南ドネツクで大規模な衝突が起きているのは事実でしょうね。これが反抗の始まりなのかそれとも陽動なのかはたまた何の関係も無い偶発的なものなのか。これからの続報に目が離せませんね。
ものすごく盛り上がってまいりました!さあこれからが戦争の本番だ!!
マスコミ報道を眺めているとそういう感じに見えます・・・が。
よく考えてみると、4月までは毎日こんな感じだったんですよね。
バフムト陥落後に戦闘が下火になっていたので、そのギャップによる錯覚です。
すなわち。
4月までは毎日やってたことにパッケージを付け替えて大反攻だって宣伝してるのと実質的にはあまり変わりが無いんですね。
結果,たった1キロ前進しただけでも何かとてつもない大戦果のようなイメージを作り上げるのに成功しています。
ゼレンスキーの宣伝テクニックの巧さだけはガチだなと思います。
毎日だったのはロシア側の攻勢。
兵士1人あたり48cmもロシアの攻勢で、ウクライナ側は、昨年末のハルキウ、ヘルソンで記録的侵攻速度だった。
印象操作したいんだろうけど、みんな知ってる事実だから、残念だけどゼレンスキーとは結び付かないかも。
反攻作戦の一部が失敗したのか?
冗談でAMX-10を使わないだろうし、、、
レオパルトも一両ぐらいはやられてそう。
AMX-10は反攻作戦用に編成された第37海兵旅団に1個大隊(31両)配備されているとリークした文書から判明している。
RybarはこのAMX-10を10両破壊したと報告しており、視覚的に確認できるだけでも3両のAMX-10が失われた模様だ。
第37海兵旅団にどれほどの戦闘力が残っているかは不明だが、ロシア側情報源が正しければ3分の1程度の装甲戦力を失った計算になる。1~2日の攻勢での損失率と考えると数日中に旅団が壊滅する計算だ。
ロシア国防省の大本営発表が正しかった事を見つける方が難しい現状じゃ、ロシア国防省が何を言っても何も言ってないのと一緒でしょ
だからそれを基に計算してもあんま意味無い
ウクライナも今回は秘密主義らしいから外野からはほとんど実情は読み取れないだろうな
いずれにせよ、この反攻が成功か失敗か、それがどの程度なのかわかるのは数か月先じゃないか
先日のウクライナ国防省情報総局の本部攻撃など、ロシア国防相発表の情報が後になって正しかったことが判明するケースがあるのでロシア側情報源を無視するのは賢明ではない。
Rybarを始めとしたロシア側の軍事ブロガー達は、ロシア軍の失策や無能があれば積極的に批判してきたのでこれも無視するべきではない。
反攻作戦用の第37海兵旅団が攻勢に参加し損失を出していることは視覚的に確認されたので威力偵察ではなく反攻作戦が発動したのは間違いないだろう。作戦の成否を語るには早すぎるという点には同意する。
ロシアのミリブロは独自の独自の情報源持っててある程度信頼できるからそこは否定してないよ
ただ国防省の発表は正しかった「こともある」程度で、参考にはならないと思う。ウクライナも大本営するが、ロシア国防省のそれはその比じゃない
特に「○○を○○両撃破した」系は言った・盛ったもん勝ちじゃないか?
一割でも嘘つく個人団体なんて信頼されないのに、ここまで嘘ついてきたロシア国防省の発表なんて一般社会で通用せんでしょ
「最悪のケース」として受け取るくらいいいと思いますけどね…
HIMARSの偽動画せっせと作ったり、供与前のブラッドレー撃破したとか発表してたロシア国防省の言うこと一々気にしてたらもうウクライナ軍三回くらい滅びてると思いますが
攻撃側となると攻勢3倍の法則が今度はウクライナに降りかかってくる事となる。
まあ分かっていたけど今の戦力でまともな反攻作戦は無理では?
作戦の全体像とロシア側の防御戦力の詳細がいまいち出てこないのでまだ何とも言えないですが、ウクライナは航空戦力がほとんど無いのが厳しいですね。
防空システムの前進配置である程度はカバーできるだろうが、今度は貴重な防空システムがリスクに晒されるジレンマがある。
自由ロシア軍にグレーな後方かく乱作戦をやらせて、西側も黙認しているのはそういった事情もあったんでしょうね。
現状思ったよりもしょっぱいな…
やっぱり火砲が…
客観的には、ロシア軍がタコツボ掘りまくって大量の対戦車兵器を抱えて待ち構えている縦深防御陣地に航空支援無しの機甲部隊が突っ込んでいくのは自殺にしか見えませんが・・・
何か新しい戦術でもあるんでしょうかね。
機甲部隊っていうか確認されてるところの被撃破はAMX-10ばかりで
AMX-10を戦車のように使っちゃったのか…?感がある
それはおそらく残存者バイアスですね。
ロシアのMANPADではレオパルド級の西側MBTを破壊出来ないが、AMX-10程度なら容易に破壊できる、ということでしょう。
そしていかなレオパルドと言えど、随伴の歩兵戦闘車が壊滅してしまうと戦車単騎で敵陣に突っ込むわけもいかないので。後退を余儀なくされ、後にはAMX-10の残骸だけが残るという構図かなと。
一応突っ込んでおくとMANPADSじゃなくてATMですね
航空支援あれば良いけど無いなら無いなりの戦い方が有る。塹壕タコみたいな物は小型UAVでトップアタック攻撃する様なんて、ウクライナ参謀本部だったかが毎日公開している戦果報告でよく見る光景。
榴弾砲の遅発弾を完全に防げる程の防御力が高い陣地構築なんて、そうそう出来る物でも無いし、陣地戦の演習見る限りだと銃の構え方含めてそれなりの動きをしていたんで、UAVと誘導砲弾活用した新しい陣地戦を展開出来ると思うしやった結果がどうなるか気になる。
航空支援がなくても進めるのはその通りだろうけど相手にはある状態で進むとなると厳しい
ドローンと空爆じゃ投射量が違いすぎるし
ハイマースやPZH2000も然りだけど、ロシア軍から目の敵にされてる(恐怖の的とも言う)レオパルトを本当に撃破出来たなら、まず間違いなく映像を出してくるはず。それでロシア発表の真偽は分かるでしょうね。
ハイマースの時に偽物動画出してあっさり見破られてたからそれを警戒してるんじゃないか
まあ一、二両撃破されているのが見つかっても「攻勢してればそりゃね」という感想しか出てこないが
レオパルト2に関しても比較的柔いA4型も居るしね
他の方も指摘している通りAMX-10をただの威力偵察に用いるとは思えないので主攻ではないにしろかなり力の入れた攻撃に間違いはないように思えます レオパルトの損害についてはロシアが勝手に言っているだけの説もありますが現状否定しきれないのが痛いですね…
この戦いが威力偵察の可能性もあるけど、もし本当に攻勢が始まったら
オデッサ作戦並みの戦いになりそう
機密を漏らした馬鹿どう思っているんだろうか?
後世まで名が残る大ばか者!
ロシア側の情報筋によるとロシア軍のゲラシモフ参謀総長がドネツク州とザポリージャ州近くの前方指揮所にいたという情報もあります。現場叩き上げのゲラシモフ将軍ですから可能性としてはありえそうですね。
リンク
プリゴジンがよくショイグ国防相とゲラシモフ参謀総長を名指しで批判していたのでそれに対抗した形ですかね 彼には霧の濃い後方で指揮を執るより前線の方が合っている気がしますね
参謀総長であるワレリー・ゲラシモフ上級大将は、ポーランドに駐屯していた第90赤旗親衛戦車師団第80戦車連隊で小隊・中隊長、大隊の首席参謀、その後は戦車連隊長、師団長、ということで、これ以上はないというくらいの生粋の戦車男、戦車野郎です。
いよいよ西側戦車の代表格であるレオパルト2戦車が突撃してくるとなれば、自ら前線で対・戦車戦闘の指揮を執って撃破したいというのは、軍人として当然の本能、参謀総長としては一種の特権といえるかもしれません。
もちろんそれは戦死のリスクもあり、また甥のゲラシモフ少将は戦死したという噂もあります。
そして報告では、ついにレオパルト2戦車が8台撃破された・・・、というわけですが、報告書の数字だけでは真偽は確かにわかりません。
ロシアの戦争映画
「ホワイトタイガー」
で描写されていたようなタイガー恐怖症に近い雰囲気は確かにあります。ただ破壊されたレオパルトの画像や映像が出ると、ついに・・・、というようになるでしょう。
B級戦争映画の様な筋書きだけど、対ウクライナ戦の総司令官が前線で指揮を執るなんて無いでしょ。
本能だか特権だか知らないけど。
ジューコフなんかの前例があるし中央の司令官が前線指揮を執るのはロシア的にはそう突飛なことでもないよ
まあ戦車野郎で西側戦車で戦いたいからとかって個人的な理由ではなく必要だからだろうけど
ロシア側の情報をそのまま鵜呑みにするならウクライナは単一正面で1日にして一個戦車大隊規模の損失を被っていますが…。レオパルト居たんですかね。あらゆる場所でレオパルトが目撃されてしまうこの感じ、何となく戦時中のタイガーフォビアを彷彿とするものがありますが果たして…。
あとはお互いやってるハリボテダミーのレオ2版が大活躍してるか、ですね。
撃破したつもりの当人は当然報告あげるけど破壊されたレオ2の視覚的証拠は当然出てこない。
作戦を練りに練ってきたであろうウクライナ軍が単に正面から突っ込むだけとは考え難いが…
どうなんだろう。
規模の大きな威力偵察だと思いたい。
ノヴァ・カホフカ水力発電ダムが破壊されたみたいだ。
サポリージャ原発は水位が低下、ウクライナ南部は水浸し、クリミア半島は飲料水が無くなった。
プリゴジンがこの国防省の発表を馬鹿げたサイエンスフィクションって言って批判してるのが笑える
お前もバハムトでウクライナ兵を10万人死傷させたとか、過大に戦果を主張してただろと。
成果に0を1個足しちゃうのは、社会主義国家の伝統なんですかね(笑)
速報
『カホフカダムが決壊』
下流地域に大量の水が流れ込み
4-5メートルの大波が発生
多数の地域で大洪水が発生
上流のザボリージャ原発は
カホフカダムを冷却水に使用しており
ダムの水が渇水し取水出来なくなれば
311の福島第一原発事故のような
爆発事故が起きる可能性
至急取り上げて頂きたい
今までこのブログを見ていれば今のようなデマかどうかすら不確定な段階で記事にはしないと分かりそうなものですが。
ダム決壊はウクライナ軍司令部やロシアのタス通信も伝えており真実性は極めて高い
故意に破壊されたとすれば重大な国際法違反
13時時点で複数の動画と写真が出回っていて双方とも発表したので、破壊されたことは確実の様です。
昨年にISWがロシアによる偽旗作戦実行の可能性を論じているんですが、まだ宇露どちらが行ったものかは不明です。
うわ、今まで散々吹かし飛ばしばっかりだったからずっと疑ってたけどホントなんだ。
各々方ありがとうございます。
東電じゃないんだから洪水は想定されてるはず。ましてや今は戦時でダムが占領されてるのは一年以上前から分かっているのだから対処法くらい検討されているでしょう。東電じゃないのだから。
ロイター通信社でも「ウクライナ南方司令部より、ノヴァ・カホフカ・ダムがロシア軍によって爆破された」と取り上げていますね。
状況は不明ですが、多くの英語圏ニュースサイトで取り上げており、デマや飛ばしでは無さそうです。
ロシアの冬季攻勢でも割とそんな感じだったけどお互いの火力が高すぎて広正面攻撃だと突破点を形成できないのかな
WW2の時代なら戦車の衝撃力で突破点の形成自体は容易でもそこから戦果拡大が難しくて広正面攻撃による多点突破は有効だったけど、現代だと突破点の形成自体が難しいから広正面である利点を生かせてないというか