米国関連

米国、ボーイングへの正式発注後も収まりを見せないF-15EX批判

米国の国防予算は新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ経済を再建するため今後数年間、現状維持もしくは削減される可能性が高く、米空軍の戦闘機調達予算を巡る戦いが激化していると報じられている。

参考:Lockheed-Boeing Battle Heats Up as USAF Looks to Buy F-15EX

収まらないF-15EX批判を前に、果たして米空軍のF-15EX調達は計画通り進むのか?

防衛産業企業がロビイストを雇い国防総省や議会で予算獲得のため争うのは日常茶飯事だが、限られた戦闘機調達予算でF-35AとF-15EXの両方を調達するつもりの米空軍に対して国防関係者やシンクタンクが、ここまで激しい抵抗を見せるのは異例だと米メディア「Defense One」が報じている。

特に米国政府の政策決定に大きな影響力もつ保守系のシンクタンク「ヘリテージ財団」はF-15EXを売り込もうとしているボーイングを激しく批判して、米空軍にF-15EXの調達を中止するよう強く求めており、ボーイングの担当者も「驚いている」と困惑気味だ。

出典:ボーイングF-15EX

ボーイングは当初、空軍や議会に対して「F-15EXはF-35Aよりも調達コストが安価である」と主張したが、これはF-35Aよりも調達コストを安価に見せかけるためのマジックで、F-35Aと同じ条件で再計算すればF-15EXの調達コストは1億ドルを越えるとヘリテージ財団は主張している。

F-35Aは第4世代戦闘機とは異なり電子戦システムやターゲットポッドを機体内に予め搭載しているため、機体調達価格7,790万ドルに全ての費用が含まれているが、ボーイングが8,770万ドルだと主張したF-15EXには内蔵式の電子戦システム「EPAWSS(1,220万ドル )」が含まれておらず、マルチロール機化したF-15EXに必要になるターゲットポッド「AN/AAQ-33」も別途空軍が調達する必要があるので、米空軍は8,770万ドルで調達したF-15EXを戦闘状態に仕上げるために追加で1,430万ドルを支払う必要がある。

要するにF-35Aと同じ条件で計算すれば、F-15EXを1機の調達価格するのに1億200万ドル(約109億円)必要で、ボーイングが空軍や議会に説明した「F-15EXはF-35Aよりも調達コストが安価である」という主張は全くのデタラメだとヘリテージ財団は主張しているのだ。

出典:ボーイングF-15EX

他にもボーイングが主張した約2万7,000ドルの飛行コスト(CPFH)にはEPAWSSとAN/AAQ-33の運用コストが含まれていないため、F-15EXの運用コストがF-35A(2018年:3万137ドル)よりも安価だと言う主張も怪しいと指摘しており、米空軍がF-15EXを調達すれば時代遅れの航空機を30年使用しなければならなくなると警告している。

米空軍協会のシンクタンク「ミッチェル研究所」もF-15EXは今直ぐ不足している部分を補うのには有効かもしれないが、将来の厳しい戦場環境には対応できないと指摘しており、F-15EXの調達には批判的だ。

仮に国防予算が増加傾向であればF-35Aと用途のかぶるF-15EXの調達も、ここまで辛辣な批判を受けることもなかったのかもしれないが、新型コロナウイルスの影響で米空軍の戦闘機調達予算は限られており、無駄にF-15EXを調達している余裕は無いと国防関係者やシンクタンクは考えているのだろう。

今ところ米空軍はF-15EXの調達計画に変更はないが、米国の経済状況やF-15EX調達への批判が今以上に高まれば2021会計年度での発注が打ち切られても不思議ではない。

果たして米空軍のF-15EX調達は計画通り進むのか注目される。

 

※アイキャッチ画像の出典:ボーイングF-15EX

ギリシャ、フランスから戦闘機「ラファール」18機調達を正式に発表前のページ

中露のミサイルに対する米海軍の回答、空母で運用する艦載機の前方展開次のページ

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コメント

    • 匿名
    • 2020年 9月 13日

    『日本がF35を「爆買い」のウラで、米軍はF15の大量購入を決めた やはり、騙されているのか…?』という記事を昨年お書きになった、頭狂新聞の元社員で自称防衛ジャーナリストの半田滋さん、これについてコメントをお願いします!

    59
      • 匿名
      • 2020年 9月 13日

      まったくだね
      権力()には反省・自省・検証を求めるくせに自分たちは対極にいるという矛盾

      40
        • 匿名
        • 2020年 9月 13日

        同感です。
        権力のチェック機能がマスコミ・メディアとするならば、報道内容が正当かをチェックする機能が必要となってきていると昨今、強く感じております。

        24
    • 匿名
    • 2020年 9月 13日

    前の記事でも書いたけど元ボーイング幹部の国防長官代行がゴリ押しでねじ込んだ案件なので
    別に導入すべき理屈とか無いんだよね最初から

    18
    • 匿名
    • 2020年 9月 13日

    んなこと言ったってボーイング潰すわけにもいかんでしょ
    公共事業と思って州軍向けにでも買っときゃいいんだよ

    19
      • 匿名
      • 2020年 9月 13日

      T-7採用してやったんだから、それで食い繋いでる内に新型機開発しろってことなのかもね。

      11
        • 匿名
        • 2020年 9月 13日

        ボーイング「(新型を開発する金が)ないです」

        20
        • 匿名
        • 2020年 9月 13日

        F-Xの要件すら定まってないのに何を開発しろと

        2
      • 匿名
      • 2020年 9月 13日

      >んなこと言ったってボーイング潰すわけにもいかんでしょ
      結局これでしょうね
      ボーイングの技術や人材が失われるのも困るから将来を公共事業
      その期待にボーイングが応えられればいいんだけど…

      10
    • 匿名
    • 2020年 9月 13日

    必死とはいえ、ボーイングはこういうやり方してたら温情もかけられないだろうに。戦闘機部門死ぬかも?

    5
    • 匿名
    • 2020年 9月 13日

    F35の方が安いなら、兵装搭載量稼ぎたい時は何機かビーストモード運用すりゃ良いしね
    データリンク的にもF35の相方はF35でいいだろって事になるし、
    上な米で言ってる人もいるけど、本当にボーイングの受注は公共事業、それもお情け受注になるだろうね
    惨めすぎて草も生えない

    16
    • 匿名
    • 2020年 9月 13日

    この問題は記事内の、

    F-15EXは今直ぐ不足している部分を補うのには有効かもしれないが、将来の厳しい戦場環境には対応できない

    っていう、これに尽きるんだろなぁ。

    29
    • 匿名
    • 2020年 9月 13日

    米空軍だってF-35で統一したいけどF-35の維持整備費が高すぎ(第4世代機の約3倍)だから、渋々F-15EXを採用したんだけどね。
    F-35は兵站システムALISを断念したりと維持整備費のコストカットをしているけどまだまだ高いし。

    2
      • 匿名
      • 2020年 9月 13日

      上の記事にF-15EXの運用コストはF-35の約9割と主張して採用されたが実際は同等以上かかるのではないかとあるじゃないか。3倍ってどこから出てきたんだ

      13
    • 匿名
    • 2020年 9月 13日

    別の見方なんですが、地域紛争レベルに最高機密なステルス機体を使用したくない状況もあるはずです。ステルスといえども撃墜されたり事故もありうる、現に空自の洋上墜落のあとは中ロシアが回収を狙うかもって話題になったほど。
    ステルスより機密度が低く、搭載能力の高いF15の働き場はまだ求められてると思いますが

    14
      • 匿名
      • 2020年 9月 13日

      それならF-16で必要十分。
      航続力が~とか言うかも知れないけどF-16では無理だがF-15なら、なんてニッチな作戦がどれだけあるのか。
      あったとしてもある程度は巡航ミサイルで代用できるし将来的にはB-21が長距離爆撃を担う。
      イランへの超長距離爆撃を考えてるイスラエルがF-35用CFTの開発をしてるなんて話も出てきてるし早晩F-15の利点は陳腐化する。
      つまり記事にあるとおり将来的に不要になる=お荷物になるのが確定してる上にF-35より高いんだから財務担当から見れば詐欺みたいな案件だ。

      9
        • 匿名
        • 2020年 9月 13日

        >F-16では無理だがF-15なら、なんてニッチな作戦がどれだけあるのか
        GBU-28やJASSM-ER・LRASM等の大型兵器を運用する位ですかね? 航空優勢が取れるならば空中給油も可能なので、単独での航続距離の優位は決定的ではありませんし
        それならそれで、米軍ならば空中給油の連続で爆撃機を回すくらい朝飯前なので、そちらの方が戦略機動性が高いまで有るし……
        そしてB-21量産が始まれば、航空優勢を取る必要性すら薄れますし

        1
          • 匿名
          • 2020年 9月 13日

          残念ながら米空軍は理想主義者の集団では動いてないので、いつ完成するかどうかわからない新型兵器の配備が前提で動くことは無い。
          米空軍にとって重要なのは限られた予算の中で安定的な戦力投射と航空優性の確保を維持する事。まだ初期作戦能力しか獲得してないF35に依存するにはリスキーだし、空軍が欲しているのはアンチステルスレーダーとか東側の長距離ミサイルを無力化する新技術による新戦術(新兵器)。
          安価な戦闘機として使い捨て運用が出来るのはF16くらいしかなく。本来なら退役するF15C/Dの替わりとなるはずのF35があの様では。戦闘機なんてエンジンとレーダー能力次第なので、拡張性を考慮すればF15EXの開発をしておかないと後から困ることになる。
          どうせ空対空ミサイルも刷新されて大型になるのだから、F35の任務も無人機に取って代わられる。そうなってから新型を開発しましょう、では遅すぎるから空軍はF15EXに手を出した。

          3
            • 匿名
            • 2020年 9月 13日

            それはEXじゃなくて現在保有しているF-15Eで十分 あとから追加する意味もないんだよなぁ 今回の問題はEが減るわけでもないのに非ステルスの戦闘爆撃機であるEXで制空戦闘機を代替すること

            4
      • 匿名
      • 2020年 9月 13日

      F15やF18に無人機との連携機能を付与して長距離・長時間の監視任務に当たらせる。他にもスクランブル発信や空中管制機等の高価な機体の護衛。高いペイロードを生かした大型兵器の搭載。
      正直まだまだ現役だし(F15)あの形状は戦闘攻撃機や迎撃機として優秀だからF35やF22より長く使われると思う。
      このサイトではF15の燃料代が高いと言われているが、「最前線で多様に活躍する機体」と「今だ本格的な空戦や運用」を経験してない玩具を比べるのは不適当だと思う。
      今回のF15EXの件だが、アラスカと黒海上空でロシアとにらみ合ってる米空軍(F15やF22)が運用特性・実態を知らないはずない。それらを考慮したうえで必要だからF15EXの予算をねじ込んだのだと思う。 流石に大衆監視の中の議会で「ライトニングⅡよりPー38の方が合理的(F35は高価で役立たず)に使える」なんて言えない。国家の威信と安全保障に直結してしまう。

      1
        • 匿名
        • 2020年 9月 13日

        F-15採用の際に、F-4で同じようなこと言ってた人がいたかもね

        3
    • 匿名
    • 2020年 9月 13日

    確かにそうですが、米空軍にはF-15Eだけでまだ200器以上あるはずです。それが退役してもないのにF-15EXっていうならやはりボーイング救済策では?

    4
      • 匿名
      • 2020年 9月 13日

      それは、国家にはまだボーイングという企業も必要という大局の政治判断では?馴れ合いといえば馴れ合いだけど、我が国でもJALや三菱が合併もせずに存続してるのは政治判断ありきで、それを悪と断じるのはむしろ国益を損なうと

      18
      • 匿名
      • 2020年 9月 13日

      EXは老朽化したC型の代替機であるし、既存のE型とは別の用途だろう
      本来であるならばF-22で更新した方がいいはずだが、ラインを再建するほどの予算はなく、当時のラインは今F-35を生産している。
      そして、F-Xの要件すらまとまってないので、アメリカ空軍の新しい制空戦闘機が完成するのは早くても20年後だろう。
      しかし大本のベースがB型のEXに、制空戦闘に特化したC型の変わりが務まるとは思えないが

    • 匿名
    • 2020年 9月 13日

    議会の存在って大きいのに一部の人達は軍と軍事産業だけで物事が決まるかのように話すよね

    6
    • 匿名
    • 2020年 9月 13日

    ステルス性と電子機器以外は、F15は優れてると思うが。
    F35だって万能ではない。

    ついでにいえば、ボーイング倒産したらどうなる?

    3
      • 匿名
      • 2020年 9月 13日

      航続距離や巡航性能(F-35はマッハ1.2でスーパークルーズ可能)でもF-35が上回る
      F-15EXのF-35に対する優位性は本当に少ない

      5
        • 匿名
        • 2020年 9月 13日

        双方を内部燃料満タンで飛ばした場合航続距離と巡行性能はF15の方が上。
        F35やF22のスーパークルーズ能力は燃料を大量に消費する疑似アフターバーナーなのでスーパークルーズ時の航続距離はせいぜい200~300㎞前後。この為作戦時の巡行速度はせいぜい毎時500~800㎞前後。
        F35よりF15の方が迎撃機としての能力も優れており、今だ中途半端な仕上がりのF35より既に実績のあるF15系統を改造する方が安定した戦力投射に繋がる。
        知らないようだからあえて書く。F35はステルス特性を優先した形状により翼面積が小さく迎え角が大きい翼を有している。これは低速低高度の飛行に有利だが高度が上がれば上がるだけ揚力を損なう。ジェット機は軍用民用区別なく圧縮燃焼空気を噴射して強引にぶっ飛ぶ飛行機械なので、当然揚力を保つ為には大量の燃料が必要。問題なのは長距離の作戦行動にF35を使用する場合、確実にF15より多い回数の燃料補給が必要で、兵器搭載量も限られる事から偵察任務が増える。同型機を偵察機や戦闘機として運用する場合最低でも現行より多くの数が必要になる。整備の面で機体が統一される優位性は計り知れないが、整備する対象自体が増えては元も子もない。

        7
          • 匿名
          • 2020年 9月 13日

          > ジェット機は軍用民用区別なく圧縮燃焼空気を噴射して強引にぶっ飛ぶ飛行機械なので、当然揚力を保つ為には大量の燃料が必要

          テキトー過ぎ。
          航空力学学んだ事すらないのでは?

          8
            • 匿名
            • 2020年 9月 13日

            釣りか?
            まぁ馬鹿を増やさない為にあえて書くが、翼の揚力に依存している航空機が時速800キロ以上での速度で飛行した場合どれだけの負荷がかかるか計算してみろ。
            発動機の種類関係なくプロペラ戦闘機さえ速度制限があるのに音速飛行機械に昔のプロペラ戦闘機の翼を搭載したらどうなる? 航空力学なんて流体力学の延長線上に在る分野と断ったうえで敢えて聞く? 推進機関の無い重量物は主翼は羽ばたかせて飛ばすのか?

            テキトーなコメントは2chでやってろ

            4
          • ほぼピンポイントに指摘しかかな、らかてやってるのによくもそこまで的外れな反論ができるもんだ。

            2
            • 匿名
            • 2020年 9月 13日

            ほぼピンポイントに指摘してやってるのによくもそこまで的外れな反論ができるもんだ。

            1
            • 匿名
            • 2020年 9月 13日

            直接返信できないからここに書く。

            →やっぱり。
            「失速」も全然分かってない。自分で空飛んだ事ないだろ?
            「ターボにしろプロップにしろ」を見る限りジェットエンジンの事もろくに分かってないし。

            なら現代戦闘機の主翼揚力が全体重量の何割程度を持ち上げれるか教えてみろ。細かい計算式はこちらも知らないが機体形状により大よその揚力特性が有るから、F15とF35の例題を出すから導いてみろ。緒元はウィキペディアから参照してもいいぞ。

            →ほぼピンポイントに指摘してやってるのによくもそこまで的外れな反論ができるもんだ。

            だったら具体的に何を指摘しているのか書け。そして当初の「揚力を保つ為に大量の燃料が必要」ではない推進力がどの程度燃料を搭載しているか 「F15」と「F35」で書いてみろ。ついでに通常推進力もな。
            俺にはどこをピンポイントで指摘しているのか全く分からない。このやり取りを見たら誰でもいいから「第二世代からの戦闘機」の推進力と揚力の関係性を詳しく説明してやってほしい。

            1
            • 匿名
            • 2020年 9月 14日

            自分が「戦闘機について」ではなく「軍用民用区別なく」と書いた事も覚えてないのか?
            翼の揚力に依存せず推力任せて燃料ぶち撒けて機体浮かすなんてそんな飛び方してて旅客機や輸送機が利益出せると思うのか。
            軍用機でも輸送機やU2の様な偵察機がそんな飛び方をしているか?
            あと推力で機体を浮かせてるのであればそれは「揚力」とは言わない。

            そして固定翼機はレシプロ機だろうがジェット機だろうがスペースシャトルだろうが推進力を失っても滑空は可能だ(※)。失速するのは「推進力を失った」からではなく「適切な操作をしなかった(or出来なかった)」からだ。
            ※もちろん戦闘機やスペースシャトルの場合、滑空比は極めて悪くなる

            あと「ターボにしろプロップにしろ」この文のエンジン分類を略さずに書き直してみろ。

            5
            • 匿名
            • 2020年 9月 14日

            「推力で機体を浮かせてるのであればそれは「揚力」とは言わない。」

            つまりジェットエンジンを搭載した飛行機は翼が受ける空気抵抗だけで飛んでるのか?主翼を羽ばたかせているのかな? ジェットエンジンの推力が揚力ではないなら、お前は軍用民用関係なく燃料をばら撒いて飛行機を強引に飛ばしている事を肯定しているぞ。

            「失速するのは「推進力を失った」からではなく「適切な操作をしなかった(or出来なかった)」からだ。」

            空中で推進力を失えば滑空状態に入るが、最低飛行速度を下回れば「失速」する。不適切な操縦による制御不能や乱気流による制御不能の全てが「失速状態」の定義に入るわけではない。
            同時に滑空状態は動力飛行状態(一般的な飛行状態)には含まれない。

            「ターボにしろプロップにしろ」 ターボファンエンジンとターボプロップエンジン。答えてやったんだから此方の質問であるF15とF35の質問に答えろ。そし一々質問の数を増やし論点をずらすな。
            論点は「ジェット機は軍用民用区別なく圧縮燃焼空気を噴射して強引にぶっ飛ぶ飛行機械なので、当然揚力を保つ為には大量の燃料が必要」これだろ。

            現状旅客貨物機は飛行距離に応じて搭載燃料を調節する。ジャンボが登場した数十年前と比べ燃料の燃焼効率が向上しているから世界中に普及している。ただ燃料の最大搭載量は昔から殆ど同じで、旅客機の場合は一回の飛行に数トンから数十トンの燃料を消費して飛んでいる。これが出来るのは如何に大量の燃料を素早く燃焼させれるかに集約する。
            航空燃料は旅客機と戦闘機で若干成分が異なるがどのみち大量に消費しているんだよ。

            長くなったが航空力学やジェットエンジンの構造に詳しいなら、
            「ジェット機は軍用民用区別なく圧縮燃焼空気を噴射して強引にぶっ飛ぶ飛行機械なので、当然揚力を保つ為には大量の燃料が必要」
            ↑これがテキトーで誤りならその明確な根拠を示せ。誤情報を拡散させるな。

            4
            • 匿名
            • 2020年 9月 14日

            本当に全く何も勉強してないんだな…。
            「揚力」というのは翼(リフティングボディ等も含む)の発生する「空力」の内、飛行直線に垂直な成分の事だ。(並行な成分が抗力)
            推力で機体を支えようが持ち上げようがそれはあくまで「推力(の上向き成分)」であって「揚力」ではない。

            あと俺は「失速に陥るのは推進力が失われたからではなく適切な操作をしなかったから」と言ったのであって「不適切な操作をすれば即失速する」などとは言っていない。
            真の逆は必ずしも真ではない。命題のすり替えをするな。

            「ターボファンエンジンとターボプロップエンジン」
            これを略す際に「ターボとプロップ」という言葉を選択するのがアホのやる事だと気がつかないのか?ただの言葉狩りではない。
            ターボファンターボジェットターポプロップターボシャフト、全て「ガスタービン」エンジンの一種=ターボエンジンだ。
            つまり「ターボとプロップ」ってのは、「秋田犬とチワワ」を「犬とチワワ」と略すのと同じだ。

            あと俺はお前の雑な論説に突っ込んだだけで他の部分については最初から一切言及してない。
            ぶっちゃけ揚力と推力の区別もつかない奴の持論など詳しく読む気もしない。

            5
          • 匿名
          • 2020年 9月 13日

          まったく間違っている。エンジンの構造と空力の基礎を学んで出直してくれ。

          2
            • 匿名
            • 2020年 9月 13日

            え? まさかと思うがプロペラ機の様な高迎え角の機体に大出力(例えば最大水力15t)エンジンを搭載すれば簡単に離陸すると思っているのか?
            残念ながら主翼が重すぎて主翼揚力じゃ上がらないし尾翼の加重面積を大きくする必要があるが?
            空力特性や航空力学以前に揚力が高いからと言って離陸重量が増すわけでも滑走距離が短くなるわけでもない。
            どこぞの鳥人間コンテストと違って現代戦闘機の滑空性能なんてたかが知れてるし、例えF16の様な軽量機でも高い推進力が無いと直ぐ失速して墜落する。
            現に今も数千機以上が飛んでいるジェット旅客機の推進力はエンジン一つの推力だけでF16の倍近くある。ターボにしろプロップにしろ現代のジェット機は推進力で飛び主翼は最低限の揚力と安定性確保を優先され、全遊動式の尾翼が舵代わり。
            飛ぶために必要な揚力を翼に頼っていたのは複葉機の時代まで、単葉機からは主な揚力が発動機の性能に依存するようになり、今のジェット機は推進力で速度と最大離陸重量が決まる。

            3
            • 匿名
            • 2020年 9月 13日

            やっぱり。
            「失速」も全然分かってない。自分で空飛んだ事ないだろ?
            「ターボにしろプロップにしろ」を見る限りジェットエンジンの事もろくに分かってないし。

            2
            • 匿名
            • 2020年 9月 14日

            >プロペラ機の様な高迎え角の機体に大出力(例えば最大水力15t)エンジンを搭載すれば簡単に離陸すると思っているのか?
            >残念ながら主翼が重すぎて主翼揚力じゃ上がらないし尾翼の加重面積を大きくする必要があるが?

            Do328は主翼や尾翼のサイズを変えずにターボプロップからターボファンエンジンに換装したが、離陸性能はほとんど悪化してないぞ。
            Do328すら知らないエバグレが長文連投講釈垂れてるのかな。
            Do328の推力は6t程度で云々?
            じゃあQ400の翼面積を変えずにエンジンを合計推力14tのPW800に換装したら離陸距離が1400mから2000mに増えるとでも言いたいんですかね。
            そんなことは言ってない云々?

            2
      • 匿名
      • 2020年 9月 13日

      飛行性能ならF-15だろう。
      現在のステルス性能の優位性が失われた時の保険と考えてもいいのではないか。

      2
        • 匿名
        • 2020年 9月 13日

        そういやF-35の上昇記録についてデータを見かけませんね
        最新鋭ってこともあるんでしょうがF-15が数々の記録更新したことを考えると寂しい

        1
          • 匿名
          • 2020年 9月 13日

          ソースは忘れたけどF-35は急旋回上昇能力に問題があってそれが理由で最大速度が押さえられたと思った
          実測データ公開されてないけど、おそらくF-15EXに劣ると思われる
          むしろそこは対艦ミサイル搭載で急上昇旋回可能なF2に大きく劣る可能性大
          なのでドックファイトが弱いとか言われているでしょうね

          1
    • 匿名
    • 2020年 9月 13日

    F35をセンサーとして先行させて、アビオニクスとデータリンクを最新に更新し長距離ミサイルを搭載したF15EXをミサイルキャリアとして使用する。
    ミサイルキャリアになるであろうとされる第6世代が未だコンセプトすらまとまってない現在、今すぐ手に入る兵器と戦術としては有効ではないんだろうか。

    5
    • 匿名
    • 2020年 9月 13日

    F35をセンサーとして先行させて、アビオニクスとデータリンクを最新に更新し長距離ミサイルを搭載したF15EXをミサイルキャリアとして使用する。
    ミサイルキャリアになるであろうとされる第6世代が未だコンセプトすらまとまってない現在、今すぐ手に入る兵器と戦術としては有効ではないんだろうか。

    • 匿名
    • 2020年 9月 13日

    F-35のサプライチェーンにトルコが含まれてる問題もあるし、どこか一箇所工程が滞れば製造できないのは変わりが無い
    平時は何とかなっても有事には向かないシステムだと思うし、そこを中国は突いてくるのは確実
    それはそうとして、かっこは良いよねF-15EXがんばれボーイング

      • 匿名
      • 2020年 9月 13日

      小難しいことは分からんが、最後の一文に完全同意

      13
    • 匿名
    • 2020年 9月 13日

    要するにロビイストや連邦議員が主体の「L&M社とローキド社軍事部門」代理戦争中だと言う事か。経済的に予算が限られれば金食い虫は片方しか生きられない。F35もF15EXもそれだけ金がかかる存在なんだな。

    1
      • 匿名
      • 2020年 9月 13日

      訂正。ボーイング社軍事部門

    • 匿名
    • 2020年 9月 13日

    政治的な理由でF3の開発にボーイングがひと噛みする気がする
    日本は日本で技術がないしボーイングはボーイングで最新機の開発をやりたい
    利害が一致する

    1
      • 匿名
      • 2020年 9月 13日

      どこが?
      いや。必要なのって無誘導爆弾の投下向け電気的スイッチだけでは?

      1
        • 匿名
        • 2020年 9月 13日

        このブログのコメント欄某匿名掲示板よりレベル低いな

        1
          • 匿名
          • 2020年 9月 13日

          掲示板一括りで語るのは大雑把過ぎでしょ。総合的に見れば下手なまとめブログよりずっとマシよ。

          2
          • 匿名
          • 2020年 9月 14日

          レベルが低い高い云々とか講釈垂れるのに、具体的にレベルを比較したデータも出さないエバグレ多いな(糞デカブーメラン

          個人の主観によるTDN感想に一々具体的な記録を求めるなって?
          別に具体的な数値を出せ云々と言ってないし、エバグレ多いなというTDNの個人的な感想だから云々。

          1
            • 匿名
            • 2020年 9月 14日

            ごめん、よそでも出てるけどエバグレってなに?

            4
    • 匿名
    • 2020年 9月 13日

    アラスカと黒海上空でロシア機とにらみ合ってる米空軍だから、機体毎の優位性を理解した上で判断したと考えるのが妥当。実際に作戦運用してみたら燃料代が高騰するかどうか一番理解しているし、何より軍隊は現実主義者の集団。常に保険と備えが万全じゃないと務まらない。

    1
      • 匿名
      • 2020年 9月 14日

      調達計画を立てたのはペンタゴンであって空軍ではない
      この反対意見を述べているのは空軍OBやシンクタンク
      実際に使う側の組織が文句を言っているが政治問題に振り回されている

      1
    • 匿名
    • 2020年 9月 13日

    F35とF15EXのコスパ論争については、F35の価格の安さは現在の発注数が全て生産された場合と言う事をしっかりと思い出す必要がある。世界中がコロナ禍で経済的に疲弊してる現状でF35の発注数がそのまま生産される事は難しいだろう。最大のローンチカスタマーの米空軍についても、維持費高騰の問題が解決されない場合、1700機の大量購入は無理になる。
    そうなった場合、F35とF15EXのコストはF15EXに軍配が上がるだろう。F35には発注キャンセルリスクと維持費が計画より異常に高いという2つの問題が有る事を思い出すべきだと思う。日本も大量のF35を購入してしまってるが、他国がキャンセルした場合に一機辺りの価格高騰と維持費の高止まりで、想定外の高額機体を運用するリスクに晒される可能性がある。

    3
      • 匿名
      • 2020年 9月 13日

      しかも今だに未完成でありながら量産したのでアメリカ国内向け機体ですら改修が必要となる。当然これからの開発費を機体価格に上乗せしないと会社が潰れる(思い切って開発費の全額を連邦予算で賄えば話は別)。幾らF16で稼いでいるとは言え開発費の元がとれなければ減収減益。アメリカ政府だろうと博打うちはポーカーだけで十分だ。

      1
    • 匿名
    • 2020年 9月 13日

    F-15EXボロクソ意見が多いが、現状に於いてF-35Aでは後続飛行距離や搭載兵器量や戦闘速度でF-15の穴を埋めきれていないのが現実
    特に機体寿命が倍違うと言われているのでF-35の機体寿命問題がある限りF-15が安いという理論はそれほど間違いでは無い
    それよりもF-15を配備している多くの国にとって、F-15のライン消滅は今後の整備や費用に大きく影響する
    日本からしても米国内空軍がF-15EXを採用してラインが生き残るのは有難い事だし、アップデートの継続も有難い
    なのでここは米国空軍によるF-15EX採用は大歓迎するべき事柄だと思うのだが?

    17
      • 匿名
      • 2020年 9月 13日

      日本の場合JSIにもろにかぶりますしな

      6
      • 匿名
      • 2020年 9月 13日

      同意見。さらにF15C/Dを運用する同盟国(蝙蝠は除く)を巻き込んだF15Xの共同開発計画が立ち上がれば面白いし、日本にF15EXや近代回収型の部品工場や整備工場が建てば歓喜絶頂感激。

      3
        • 匿名
        • 2020年 9月 14日

        F-15E系の製造ラインが閉じると影響する国は多いですね。
        イスラエルもF-15E系のF-15IAを25機ほど導入決めましたし、カタールもこれから納入なので保守パーツの調達性は気にしているでしょうし。

        ただ、日本とアメリカ以外でF-15A/B/C/Dを運用してるのはイスラエル(71機)とサウジアラビア(60機)で、両国ともすでにF-15E系機体を導入しています。
        ・サウジはF-15SA新造84機と既存70機のSAアップグレード中
        ・イスラエルも同様にF-15IA新造25機と既存25機のIAアップグレードを決定
        と既にF-15A/B/C/DからF-15E系へのリプレースが進んでいます。

        結果として、制空戦闘機としてのF-15をアップグレードする国は日本だけで、残りの国はF-15Eのアップグレード版を既に調達予定なので数が見込めない所です。
        イスラエルが50機ほど(A/B/C/D既存71機-IA新造25機)をF-15JSI相当にアップグレードしても1.5倍の規模にしかならないので、F-15IAの追加増備で済ませておしまいじゃないでしょうか。

        1
      • 匿名
      • 2020年 9月 13日

      そうなんだよね
      特にF-35Aは本来F-15ではなくF-16の後継機として作られた筈だから、性能面ではどうしたってF-15の穴は埋めきれないし、その上ミッションソフトウェアのアップデートが遅れ気味だからF-35Aだけに頼れない
      本当ならF-15もEX型とか作る前に後継機を開発して置けば良いのに、それが出来なかった事が諸悪の根源なんだけど

      1
        • 匿名
        • 2020年 9月 14日

        F-35がF-16の後継ってのはよくある誤解じゃなかったっけ
        F-22とF-35のパッと見の関係性がF-15とF-16を彷彿とさせるけどJSFっていうプロジェクト名が全てを物語っているような?

        5
      • 匿名
      • 2020年 9月 13日

      中国的にもF-35買われるより、その方が都合がいいしね。

      2
      • 匿名
      • 2020年 9月 14日

      とはいえ今更F-15EX新造してF-35の耐用年数の2倍も長持ちされても性能寿命がなぁ…。

        • 匿名
        • 2020年 9月 14日

        A10もB52も、あちこちいじりながら長年使ってることだし
        研究中のステルス探知レーダーが進展したらステルスの時代は案外短く終わり、再び在来型に脚光あびるかもよ

        4
    • 匿名
    • 2020年 9月 13日

    ボーイング「うるせー経営やばいんだよ!」

    8
    • 匿名
    • 2020年 9月 13日

    電子戦システムやターゲットポッドはまだ外付けなのか。
    中身の変更と異なり、外形に手を入れるっては大変なんですな。

    • 匿名
    • 2020年 9月 13日

    目先の銭にあえいでいるボーイングや米軍需が勝手にほざいてるプランに振り回されてはたまらない
    アップデートだのアドバンスだのと欲を掻いて経費上乗せを企むから
    「安上がりに済むと主張したのにこの価格はどゆこと?」と白目を向けられる
    あまりにも当然すぎて疑問の挟まる余地がない

    1
    • 匿名
    • 2020年 9月 13日

    参考までに、同じくステルス開発を達成した中露両国はまだ在来型の生産を並行しているのに留意されたい
    両国ともステルス技術が未完成なのがその理由なのか、それとも前線の要求に応えるべく多様な機体を組み合わせる戦術なのか。
    近年、米軍はふたこと目には予算不足って、諸兄も聞き飽きてるだろ(笑)いま米軍の最優先事項が限られた予算内での展開と見れば、はじめから機種削減ありきの論法で、現場の要求を無視する可能性すらあるだろ

    6
    • 匿名
    • 2020年 9月 14日

    F15を補充するとしたら、いまさらストライクイーグル新造するだろうか?
    確かに高価だが、寿命の長さと使い勝手の良さを考えれば、
    細々とでも生産してほしい。
    ボーイングの醜態に文句つけたくなるけど。
    ドイツがトーネード退役して慌てたような事態が、アメリカでもあるかも知れないし。
    なんでトーネードの後継開発しなかったんだろ?

      • 匿名
      • 2020年 9月 14日

      トーネードが退役して慌てたのは、核兵器運用能力を持つ戦闘機が無くなるということで、トーネード自体の後継機はタイフーン(現時点で核兵器運用能力はない)だぞ
      そして、F-35AにはNATOが認証する核兵器運用能力があるが、ドイツはフランスと共同開発する戦闘機を調達する為に、F-35Aをトーネードの後継機選定から外してしまったので、NATOが認証してないが米軍で核兵器を運用するF/A-18E/Fを購入する必要が出てきてしまったが、社会民主党が購入の撤回とニュークリアシェアリングの撤回を叫んだり、エアバスがトーネードの完全退役までに、核兵器の運用能力付与と認証を間に合わせるからタイフーン買えと無駄に騒いでるだけだぞ

      F-15EX調達はF-15C/Dの老朽化に対しての後継機で、本来ならばF-22で置換されているはずが、生産打ち切りで数が足らず、仕方なくF-15QA(カタール仕様E型)をベースにしただけであって、制空戦闘機としての性能は下がっている

      2
    • 匿名
    • 2020年 9月 14日

    この案件、真の狙いはストライクイーグルの消費パーツを作り続けるための製造ライン維持じゃないのかなぁ。
    攻撃機までF16に統一されちゃうと、もはや価格的にもスケールメリットでも一強になるし、空軍というか、戦闘機部隊としては重量物を積んで高高度を飛べるF15は、エーワックス護衛のためにも無くしたくないのだろうし。

    1
    • 匿名
    • 2020年 9月 14日

    F-35の航続距離がF-15より劣るかは怪しい物だよ。
    リンク

      • 匿名
      • 2020年 9月 14日

      それは憶測を元にした典型的な用語記事だぞ。記事内で増槽を装備しないのは機内燃料が十分に有るからではなく「ステルス性能」を付与された使い捨て増槽が無いから。
      ニュース番組で在日米軍基地にフェリー(回送)飛行してきたF35や、イスラエル空軍が公開したF35の飛行映像に増槽を搭載した機体が映っていたので、この記事にある5000㎞に匹敵する後続性能はこの増槽を搭載したフェリー飛行が大前提なんだよ。
      残念だが回送飛行時だけでなく長距離飛行で増槽を限界まで搭載すれば第2世代や第3世代機でも同等の水準に達する。問題はF35専用の「ステルス増槽」を米軍が開発したかしてないかの話で、機内燃料(単純計算で最大8トン程度)だけで最大2200㎞(これも低速の巡行速度)しか飛べないとする防衛相の数値は妥当だ。

      ぶっちゃけた話、F35のスペックはソ連時代のmig21を彷彿とさせる数値なんだが。

      2
        • 匿名
        • 2020年 9月 14日

        返信内容が解り難い事を想定して解説する。
        まずリンク記事の情報元である公開カタログスペックの「航続距離2200㎞以上」と言う数字は、2200より上なだけでピッタリ2200㎞でも適当。
        リンク先の記事ではその表記を引用して2倍3倍だと推定している。しかしその数字は増槽の装備が大前提で、余程革新的なブレイクスルー(例えば燃焼効率が2倍以上で燃焼温度か体積増加量が従来の航空燃料より数倍以上)がなれば実現できない。
        その為にF35のエンジン特性を同年代に開発された4世代~4・5世代機に当てはめて考えるのが普通。F35の燃料容量はwikiや公開情報の【最大離陸重量-空虚重量で出た値の半分程度が理論値】数値からある程度逆算できる。
        あの軽量小型で拡張性が少なそうな機体の何処に大量の燃料を搭載できるのか疑問。航続距離3000㎞以上を出すには増槽の装備かF16vの様な追加燃料タンクの装着が必須。
        最大の問題はこの増槽や追加燃料槽にステルス性が有るかどうか。機体本体と同等のステルス性が有る増槽を両主翼下に搭載して最低限の武装を搭載すれば航続距離2200㎞以上を出せる思う。勿論搭載武装は内部格納庫の空対空ミサイルに限られるので簡単な制空戦闘しか出来ない。(今のところ初期作戦能力しかない)

        アメリカがステルス機の作戦運用について公表する可能性は極めて低く、これはイスラエルも同じ。仮にステルス能力を有す燃料槽を開発装備していても、安全保障上の理由で機密扱いになるのは簡単に想像できる。
        書き忘れていたがリンク先の記事にも書いてあるが航続距離が長くても作戦行動半径は最大でも航続距離の半分以下になるので、ステルス増槽を装備してないF35の戦闘行動半径は大幅に狭まり、当然増槽の装着を余儀なくされる。これがステルス機の長所を殺すことになるのは明白だと言う事。

        2
      • 匿名
      • 2020年 9月 14日

      それは憶測を元にした典型的な用語記事だぞ。記事内で増槽を装備しないのは機内燃料が十分に有るからではなく「ステルス性能」を付与された使い捨て増槽の装備を前提としてないから。
      ニュース番組で在日米軍基地にフェリー(回送)飛行してきたF35や、イスラエル空軍が公開したF35の飛行映像に増槽を搭載した機体が映っていたので、この記事にある5000㎞に匹敵する航続性能はこの増槽を搭載したフェリー飛行が大前提。
      残念だが回送飛行時だけでなく長距離飛行で増槽を限界まで搭載すれば第2世代や第3世代機でも同等の水準に達する。問題はF35専用の「ステルス増槽」を米軍が開発したかしてないかの話で、機内燃料(単純計算で最大8トン程度)だけで最大2200㎞(これも低速の巡行速度)しか飛べないとする防衛相の数値は妥当だ。

      ぶっちゃけた話、F35のスペックはソ連時代のmig21を彷彿とさせる数値なんだが。 
      連投だったらごめん。

        • 匿名
        • 2020年 9月 14日

        リンク先は今一ですが、F−35の機内燃料は18500ポンド(8トン)でF−15EXだと機内13500ポンド(6トン)+CFT9600ポンド(4トン)+増槽2本4000*2=8000ポンド(3.7トン)で合計:31200ポンドになります。エンジン1機当たりだと15600ポンドですので、航続距離的には大きな違いはないでしょう。F−15の方が燃料消費率は低いですが、武装時の抵抗を考えるとどっこいかF−35の方がいいと思われます。フェリーの実績で、米国内の移動で1500kmを5000ポンドの燃料で移動していますので、フェリーであれば機内燃料のみで5000km以上は移動できると思われます。F−15ですとCFT+増槽3でフェリー5750kmですので、フェリー距離も大差ないでしょう。
        エンジンのミリタリー推力継続時間は、F−35は機内燃料のみで44分、F−15はCFT+増槽2で68分ですこれも抵抗を考えると大きな差ではなく、Fー35は機内燃料のみで遜色ないでしょう。空自のF−15だとCFTが使えないので、F−35の方が良くなるとおもわれます。

        1
          • 匿名
          • 2020年 9月 15日

          フェリーの実績で、米国内の移動で1500kmを5000ポンドの燃料で移動しています

          初耳だから是非、情報元を教えてほしい。

          1
          • 匿名
          • 2020年 9月 15日

          情報提供ありがとう。 サイトの当該部分を自動翻訳して調べてみた。

          フロリダからAirVentureまでの2時間10分という短い時間で、各戦闘機は270ノットで約5,000ポンドの燃料を燃やしました。ニエミ氏は、典型的な進入速度は150ノットで、厳密には地面まで13度の迎え角であると語った。「それは飛ぶために本当に簡単な飛行機であり、それは良い強力な[空気]ブレーキを持っています。100ノットでそれはかなりよく座ります」と彼は言った。

          フロリダ州のエグリン空軍基地からウィスコンシン州のオシュコシュまで直線距離でだいたい1500㎞。記事では大よそ時速500㎞で巡行したと書いてあるから、到着までに三時間近く必要となる。
          おそらく記事を作成したDavid Tulis氏の計算間違いか記憶違いだと思う。F35が往復分の燃料を搭載していなかったと仮定すれば、飛行特性含め十分に参考になる数字だと思う。

    • 匿名
    • 2020年 9月 14日

    現状・近い将来、F-35はJSM以外ステルス性を維持可能なASMを搭載できない。
    カウンターステルス技術が実用化ないし開発段階にある現状では、将来的にF-35もスタンドオフ攻撃能力向上が必須になるのかと。
    より長射程のASM又はALCMを運用できれば、非ステルス機でもスタンドオフ攻撃は可能な理屈(ミサイルキャリアー化)です。
    従って、運用構想次第ですが、F-15-EXの導入は全く無駄ではないと考えるのですが。

    1
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