米国関連

ロシア軍の人的優位を活かす戦術、防御を固めたウクライナ軍に通用するかが焦点

New York Timesは27日「今後の焦点は人的優位を活かしたロシアの戦術が防御を固めたウクライナに通用するかどうかだ」「効果的だと証明されていたロシア軍の戦術はハルキウで上手く行かなかった」「既にロシア軍の攻勢は鈍化している」と報じた。

参考:Russia Sends Waves of Troops to the Front in a Brutal Style of Fighting

究極的にはウクライナ軍がロシア軍に補充能力を上回る消耗を強いれるかどうかがポイント

米国、英国、その他の西側諸国の情報機関は「ロシア軍は5月に1日平均1,000人の死傷者(軽症、中傷、重症、死亡を含む)を出した」と推測しているものの、米当局者は「ロシアは月2.5万人~3万人の兵士を獲得しているため補充能力が戦場での消耗を上回っており、敵防衛ラインを突破するため次々と部隊を送り込む戦術が可能になっている」と指摘。ロシア軍の戦術は兵士を挽き肉機にかけるようなものだが、これは戦場で効果的だと証明されており、バフムートとアウディーイウカでロシア軍に勝利をもたらした。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

ロシア軍はハルキウ北東部への再侵攻でも得意の戦術を駆使したが、ウクライナ当局者と西側当局者は「この戦術はハルキウであまり成功しなかった」と、この戦いに参加したロシア軍兵士らもTelegram上で「味方部隊が多数の死傷者を出している」と述べており、New York Timesは「米支援が前線に届き始めためウクライナ軍は砲弾を節約する必要が無くなった」「大きな差があった両軍の火力格差も縮まった」「防衛陣地の建設や地雷原の設置も進んでいる」「この戦争は防衛側が圧倒的に有利で、今後の焦点は人的優位を活かしたロシアの戦術が防御を固めたウクライナに通用するかどうかだ」と指摘。

オースティン国防長官も「私が見ているのはロシア軍の進撃が鈍化し、戦線の一部が安定してきたことだ」「数週間前までロシア軍が大きく前進するのではないかと懸念されたが、もうその心配はないと思う」と述べ、特にハルキウ方面ではHIMARSによる越境攻撃が可能になり、ロシア軍の前進は完全に止まった感がある。これはウクライナ人が運営するDEEP STATE、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARの報告によっても裏付けられていると言って良いだろう。

出典:82 окрема десантно-штурмова бригада

Kyiv Independentの取材に応じた外交政策研究所のロブ・リー氏も「早い段階で相当量の増援が送られたと分かっていたためハルキウ方面の攻勢が進まなかったことに驚きはない。それよりもウクライナ軍の戦力誘引を活かしてロシア軍がどこまで他方面で前進できるかの方が問題だった。このチャンスを利用して他方面に戦力を投入するのは理に叶っていたが、私が予想していたほどロシア軍はそれを活用しなかったため、最悪のシナリオ(チャシブ・ヤール市内を貫く運河の突破など)は起きなった」と指摘。

ハルキウ方面における作戦意図が「砲兵部隊の射程圏内にハルキウを収めることやボルチャンスク占領にあったのか」「国境沿いに干渉地帯を設けることにあったのか」「戦力誘引によるドネツク方面での決定的な突破にあったのか」「もっと別の意図があったのか」はロシアにしか分からないことだが、ウクライナ当局者や西側当局者は概ね「もっと大きな成功をロシア軍は期待していた」と評価しているため期待外れだった可能性がある。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

因みにNew York Timesは「ウクライナ軍はハルキウ方面で成功を収めているものの別の課題が待ち受けている」「ロシア軍は引き続き得意の戦術を駆使して徐々に利益を上げようとするだろう」「米国を含む西側当局者は今後数週間以内に戦いの中心がウクライナ東部と南部に移ると予測している」と付け加えており、防御を固めて弾薬を手に入れたウクライナ軍に次々と部隊を送り込むロシア軍が戦術が通用するかどうか、究極的にはウクライナ軍がロシア軍に補充能力を上回る消耗を強いれるかどうかがポイントで、どちらにしても1m前進するためのコストは従来よりも高くつくはずだ。

米国の主要メディアが久々に「今後の見通し」について言及したこと、戦場の評価が「ロシア軍優位」から若干改善していることが個人的に興味深い。

関連記事:ハルキウ攻勢の成否を測る尺度はドネツク、最悪のシナリオは起きなった
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※アイキャッチ画像の出典:24 ОМБр імені короля Данила

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コメント

    • マダコ
    • 2024年 6月 28日

    そろそろ交渉があっても良さそうですね。

    5
      •   
      • 2024年 6月 28日

       むしろ逆では。ロシア軍のボーナスタイムは終わった。差が小さくなる。だから、、、
       という話なので。
       具体的な数字が出ている様で、ロシア軍、ウクライナ軍の投入兵数が出ていないので、モヤっと感がある。

      16
    • たむごん
    • 2024年 6月 28日

    ロシア軍の前線投入部隊数、ハリコフ方面は兵力不足と言われてきましたが、実際どうだったのか気になっています。

    ドネツク州の完全制圧には、まだすぐには見込めないのが現実ですね。
    戦線がほぼ膠着しながら戦争が続くのか、外交交渉が進んでいくのか気になります。

    G7のうち4か国、仏英日米は今年中に選挙・総裁選があるため、どういった影響を与えるのか注目したいと思います。

    >効果的だと証明されていたロシア軍の戦術はハルキウで上手く行かなかった

    9
      • たむごん
      • 2024年 6月 28日

      追記です。

      (20204.6.28 7割弱が「トランプ氏勝利」 米大統領選討論会 時事通)

      7
      • ポンポコ
      • 2024年 6月 28日

      ハリコフ方面は、結局、ロシア軍は増援されて1万くらいになり、ウクライナ軍は増援からまたもとに地域に戻った旅団もいてたぶん5万くらいではないでしようか。

      ウクライナ軍の場合、例えば前に詳しい方がコメント欄、ハリコフ方面に増援されたウクライナの旅団名を書いていて、それを見ると凄い数ですが、抽出や分割して増援したり小さくなっている旅団が多いので10万や20万ではないように思います。

      12
        • たむごん
        • 2024年 6月 28日

        仰る通りですね。
        管理人様の過去記事でも、ウクライナ軍の充足率が取り上げられていましたから、難しいところです。

        部品工場で包囲されていたとされる部隊について、ウクライナ軍から進展があれば発表するでしょうから、注目しています。

        (2024.06.20 Forbesの大げさな報道、ウクライナ軍がロシア軍兵士400人の孤立を否定 航空万能論)

        4
    •  
    • 2024年 6月 28日

    >ロシア軍の戦術は兵士を挽き肉機にかけるようなものだが

    絵に描いたような人海戦術ですね
    恐ロシア恐ロシア

    16
    • つぐみ
    • 2024年 6月 28日

    最近のロシア軍の進捗記事が減ったと思えば、ウクライナ軍の武器充足でやっとロシア側のボーナスタイムも終わったということね

    28
    • BAKA
    • 2024年 6月 28日

    自分が見に行ってる外国の戦況図とは真逆の兵士損耗率で驚きました
    確かに、ロシア軍の損失は実際には解らないのですが
    兵士の足らないウクライナは、一日に路上拉致を五千人行ったと言われ
    現在のウクライナ兵の訓練所には40代以上の人ばかり
    ハリコフもかなりの空爆をロシア側も受けてたのですが
    ウクライナ側もFAB等を受けてロシアの反撃で一日数百の死傷者が出てると言ってました

    29
      • a
      • 2024年 6月 29日

      できればでいいんですけど…見に行っている外国の戦況図を教えていただけませんか?ここで綱引きを見てもわからないことが多いので。
      兵士の損耗率に関しては水面下で戦場にポーランドの義勇軍やNATOらしきドイツ兵がいたり、ロシアも中国人傭兵を多用したりと色々やってるみたいなので額面通りにデータを見ると齟齬が大きい側面がある。そのマスクデータがある限り、ミクロレベルでの認識の合否はほぼ不可能だと思われます。ただ、ロシアに人的優位があると記事内で書いてあるので押して知るべしですが。

      8
        • baka
        • 2024年 6月 29日

        既に御存じかもしれませんが自分は
        ユーチューブのMilitary Summary というチャンネルでディマさんと言ってる人の所で見てます
        ロシア寄りの情報が多いいですが、ウクライナ軍の反撃情報やロシア軍の被害も指摘されてます
        ハンガリーにウクライナ軍が集団で逃亡された情報もこの方は早かったですし
        ハリコフのNATO義勇軍の情報も指摘されてました、ウクライナ軍が
        ロシアのレーダー破壊や防空システム破壊に関しても
        後はドイツ語でも似たような戦況図のチャンネルがありまして、そちらもチェックしてます

        5
          • a
          • 2024年 6月 29日

          ありがとうございます!!

          2
    • 765
    • 2024年 6月 28日

    ロシア軍は動員によって兵こそ揃っていますが、おそらく士官・下士官が不足して満足に部隊を動かすことができていないんではないでしょうか
    基本的に野戦は防御側が有利なものですが、そういった理由から両軍の戦力差は数値ほど大きい訳ではないのかもしれませんね

    12
    • nk
    • 2024年 6月 28日

    あくまでNew York Timesはなので実際の戦況は不明であるが、戦線は嘘を付かないので今後も注目していきたい。
    ウクライナ側はハルキウと他数カ所でロシアを少し押し返していて、他の9割位の戦線は押されているかなんとか死守している状況と。また兵員数のみウクライナ側が有利で他の要素は基本的にロシア有利であると個人的には考えているのでNew York Timesとは前提が違ってしまうがそういった見方もあるんだと勉強になった。
    ロシアの誤算はゼレンスキーが停戦反故にしたこととロシア軍が思ってるよりポンコツであり思いの外ウクライナ人に反露が多かったこと、西側の誤算はロシアに制裁しても崩壊させらなかったことポンコツロシア軍がいつの間にか戦える軍隊に変貌してしまったことに世界各国の支持を得られなかったこと、なによりロシアの覚悟を見誤ってしまったこと。ロシアの人員の損耗の許容度と核戦争も辞さないという所までロシアはもう後が無いし引かないという所を見誤ってしまったのではと思う。
    個人的にはロシア自称併合4州割譲と経済制裁解除でウクライナは緩衝地域として生存で手を打つのがお互い落とし所ではと思うがどうなることか。

    33
      • irokoi
      • 2024年 6月 28日

      4州割譲+経済制裁解除って夢見過ぎ
      普通に数年~10数年後リベンジしてくるのが分かりきってるのにウクライナが了承するわけ無いやん

      そもそもゼレンスキーが停戦反故にしたってアレは停戦とは言わん、単なる降伏勧告だわ

      52
        • nk
        • 2024年 6月 28日

        個人的にロシアでもウクライナでも勝つのはどちらでも構わないと思っているのでロシアの勝利が嬉しいとか全くもってないけども、ロシアが停戦するなら最低条件で上記だと思うのでウクライナはとりあえず停戦飲んだ方が良いのではとは思う。将来的には確かに十分にロシアの再侵攻はあり得るけどもそれでも停戦すべきと思うし、そうしないともはや国として成り立たないのではないだろうか、というかすでに支援ありきなので成り立たって無いが。
        降伏勧告については受けるべきだと個人的には思う所で、ロシア撤退で終わることは相当に可能性低くもはや戦場でロシアには勝てないと思うのでこれ以上は国民に犠牲強いても仕方ないと思うかな。
        耐え難きを耐え、忍び難きを忍び〜の精神で絶賛属国ムーブでプライドも何もないけども一応80年平和な国もあるのでこの動きご参考にされて下さいと思うかな。

        37
          • irokoi
          • 2024年 6月 28日

          耐え難きを耐え、忍び難きを忍んだ結果が再侵攻だと意味が無いと思うんですがそれは……
          そもそも西側の秩序丸潰しにした露を西側諸国が許すわけ無いやん、なんで停戦したら経済制裁が解除される前提なんだよ。2014年からずっとやってんだぞ

          37
            • nk
            • 2024年 6月 28日

            前提では無くて、あくまでロシア側の要求。
            自称併合地域割譲と経済制裁解除がロシアの最低条件なのだろうから、ロシアが停戦するとなると西側が制裁の強度の問題はあるが受け入れるということになると思う。
            それに再侵攻されないようには外交なり頑張って下さいね、としか言葉の掛けようもないのでは?
            戦力まだ残している内に停戦交渉しないと完全降伏になってしまうと思うので出来るだけ早い方がいいとは思うが、継戦希望であればそれはまた一つの選択なのかもしれないですね。
            西側がウクライナの為に核戦争辞さずなら話は変わると思いますがとてもそんな覚悟持てないと思いますし持つ気サラサラ無いと思います。

            26
              • バーナーキング
              • 2024年 6月 29日

              >自称併合地域割譲と経済制裁解除がロシアの最低条件なのだろうから

              では経済制裁解除はウクライナが飲んでも不可能なので諦めてもろて。

              4
                • 2024年 6月 29日

                ロシアが4州併合、その他は統治機構だけ残して灰塵にしてひたすらすりつぶして物理的に崩壊しても「降伏させてもらえない」世界線でウクライナはどうするか。
                少なくともウクライナがNATO巻き込むためにドイツやポーランドに侵攻して戦火が西に広がる可能性とそこから派生してウクライナ政府がテロ組織落ちする可能性は現状よりは高くなりますが。

                4
            • 2024年 6月 29日

            西側の秩序丸潰しはそうだけど、トドメ刺したのはイスラエルくんなような?
            ロシアと同じでイスラエルにも制裁したならまだ面目も保たれてたろうけど、支援したからグローバルサウスから西側への信用無くなっちゃったとこあるし。

            36
            •     
            • 2024年 6月 29日

            人の空想を否定するのは無理なので諦めてもろて

            5
      • NHG
      • 2024年 6月 28日

      反露が多かったというよりはウクライナ人であるというアイデンティティーが芽生えてたってことじゃないかな
      2022年の開戦前は半数ぐらいは「ロシアに親しみを感じる」って人だったみたいだけど、親しみを感じる=ロシア人になりたいわけじゃなかった(それに攻めてきたロシア軍がチェチェンでもやったようなことをやって反露感情に火が付いた)
      あと個人的には2022年の開戦以降手に入れたウクライナの領土を手放さない限り制裁が解除されることはないと思う。ただずっと今の強度のままってことはないだろうけど、戦後ロシアの経済回復に手を貸して手をかまれるのは西側としては避けたいだろうから。

      29
      • 理想はこの翼では届かない
      • 2024年 6月 28日

      ウクライナ側・ロシア側からのそれぞれの視点と、本当に現場で起きている事はどちらの視点とも異なっている可能性すらあります
      この辺は時間が経ってから検証が入ったりするか、周辺状況も含めて時系列に沿った照らし合わせをして推測の精度を高めるしか無いのでそれ以上は誰にもわかりません

      停戦の落とし所については両者の主張が未だに大きな隔たりがあるので現実的なラインがまだ見えてこないですね

      19
      • 名無し
      • 2024年 6月 29日

      停戦を反故
      という重大な虚偽が書かれている以上、なにを言ってもね…

      8
        •  
        • 2024年 6月 30日

        ユーロ、ウクライナがやってた事の話ですか?

        2
    • 名無し
    • 2024年 6月 28日

    いや、人海戦術&肉壁はウクライナの基本スタンスでは?
    出国禁止の上、拉致のような徴兵してるし、軍隊の平均年齢がね……

    29
      • 眠い
      • 2024年 6月 28日

      旅行中のインド人を動員したロシア軍は一体…
      拉致ではない?🧐

      60
        • Stenmark
        • 2024年 6月 28日

        別に旅行客を拉致したのではなく、インドのリクルーターに後方での安全な出稼ぎと聞いて気楽に行ったら前線で戦うことになったのでそれは嫌だから何とかしてくれとなった、言わば自国のリクルーターが自国民を騙したというだけ

        攻撃を仕掛ける場合は損害が大きくなるケースが多いというのは抜きにして、そしてそもそも広い国土を守る関係上、徴兵をしなければならないロシア軍は損失については非常に敏感なので到底人海戦術なんざ取れる訳がないという

        そもそもNYTが主張するような肉轢き戦術が頻繁に行われて甚大な損害が出ているのであれば、幾ら情報統制しても国民やロシア独立系メディアに隠しきることなんざできんし

        25
          • 通りがかりさん
          • 2024年 6月 28日

          ほぼ毎日、ウクライナは1000人超えの損害をロシアに与えている!って大本営発表していますので、ミンチは逆に疑わしいですね。しかも日増に少しづつ増えてるし。
          流石に戦果十倍発表(実は100/day)とまではなってないと思いますが、ロシアの徴収が3万/Mだから逆算して1000/dでトントンだ!ぐらいは考えてそう。

          8
          • NHG
          • 2024年 6月 29日

          ミンチと言われてるからほんとにミンチになってるわけでなく7~9割は戦線復帰できるから言葉どおり受け取るのもなという気はします

          13
          • バーナーキング
          • 2024年 6月 29日

          少なくとも6月頭にインドで報道された件に関して「リクルーター」ではなく「観光業者」と報じられてて、「ロシア観光からベラルーシに移動」を提案して送り出し、「インド観光客」はベラルーシで拘束されてロシア当局に引き渡されてロシア語で契約させられた、との主張ですので「(インドの観光業者とベラルーシとロシアが共謀して)旅行客を拉致した」の方が報道されてる内容には近い様に思います。
          恒常的に行われてるネパールとかの出稼ぎ徴兵とは別の話ですね。

          10
      • NHG
      • 2024年 6月 28日

      捉え方は人それぞれだけど、攻勢時と守勢時で同じ損害率なわけないからね
      しかも塹壕を一つ一つ攻略していくような慎重な攻勢じゃなく、ウクライナ軍が2か月で息切れした(ロボティネ一点集中攻勢)以上のスピードの進軍をロシア軍は半年以上続けてるんだから、そのつもりがあろうがなかろうが損害は大きくなるよ

      32
      • BAKA
      • 2024年 6月 28日

      悪いんですけど自分もそう思うしかないのが
      攻勢をかけ続けてるが、ローテを回しても推定の兵力が増え続けてるロシア軍と
      ハリコフ方面をロシアに攻撃されて全兵力の一割から二割を慌てて送ったとされる
      ウクライナ軍ですから
      他の方も言ってますがこれからの侵攻具合で真実が見えてくると思います
      今日の戦況図では翻訳なので定かではないですが、ある旅団事ロシアに降伏したと
      言ってました、新たに送られたウクライナ軍の士気が低いのではないかと?

      19
        • 匿名11号
        • 2024年 6月 28日

        はて?
        旅団丸ごと包囲、あるいは席捲されるほど進撃速度の速い戦場が、どこの戦線であるかと。

        8
          • BAKA
          • 2024年 6月 29日

          翻訳で確かでは解りませんが、投入された新兵が集団で投降したような話をされてたんですが?
          旅団が集団で投降するのに新劇速度は余り関係ないですよ
          破壊力を見せつければ、人は嫌でも降伏します、自分が拉致されてるウクライナ人の立場で考えて見られては?街中や路上で拉致されたウクライナ軍は士気がかなり低いと指摘されてました

          4
            • 匿名11号
            • 2024年 6月 30日

            >投入された新兵が集団で投降
            「ある旅団事ロシアに降伏」じゃなあかったの?全員が新兵で構成された旅団などというものは存在しないですよ。

            >破壊力を見せつければ、人は嫌でも降伏します。
            それは、人それぞれでしょうなあ。ただ、たとえ臆病風に吹かれていたとしても、相手の進撃速度が遅ければ後退すれば済むことです。それに、歴史的に捕虜に対するロシアの扱いは、シベリア抑留を含めて厚遇とは真逆ですからねえ。投降は御免蒙ります。

        •     
        • 2024年 6月 29日

        誰が言ってたんですか…?

        6
          • BAKA
          • 2024年 6月 29日

          自分が行ってる外国の方の戦況図で翻訳なので真意は解りませんですが?

          2
            • バーナーキング
            • 2024年 6月 29日

            真意も詳細も不明なのにソースは伝えず「印象」だけ伝える。
            まあよくある世論操作の手口ですね。

            14
    • あるまじろ
    • 2024年 6月 28日

    ロシア軍の補充能力を上回る損害ってどうしたもんですかね?
    人的損害はまだ補充が簡単なので、補充が難しい装甲戦力や車両、SAMを撃破し続けるぐらいでしょうか

    7
      • jimama
      • 2024年 6月 28日

      結局砲弾の製造量>兵器類の製造量かつ味方の損害>敵の損害にならないといけないのがなんともかんとも
      達成目指すならATACMSの増産が可能性ありますかね
      供与兵器で明確に安定して戦果上げ続けてるのと言ったらこれですし

      6
    • 折口
    • 2024年 6月 28日

    東部ウクライナ紛争や今度の戦争を見ていると、戦闘で奪い合う要衝が軍事的な(地理上の)要地であることよりむしろ集落や街であることが多いように思います。それもそのはずで、ウクライナは広大なキプチャク草原のど真ん中にあって河川や沼以外は真っ平らなんですよね。平地の中の街でもバリケード化するなどして要塞都市に仕立てればかなりの強靭さを発揮することもありますが、歩兵を配置しただけでは単なる拠点です(ハリコフ市圏が異様に頑強なのもこの辺に理由がありそう)。それでもダマスカスやグロズヌイのように高い建物が密集してあればまた違った守り方もできるでしょうが、ウクライナ軍が拠点にしている集落は見る限り平屋の建物がまばらに寄っているだけの田舎町に見えます。これでは防御側の優位は限られるでしょう。防御側の優位があまり働かない拠点では極端な話、100人の兵士で守っていても101人が攻めてきたら落とされてしまうような引き算の戦争になってしまいますし、それがロシア側の人員集中投入と非常に相性が悪かったのかなと思っています。

    そうしてあらかた戦線が下がってくると、今度はウクライナ軍が構築した塹壕線に行き当たります。教科書通りにキルゾーンが構築されていればこちらは単なる建物よりよほど頑強に耐えるでしょう(ウクライナの昨年の攻勢がロシアの防御線にすっかり阻まれてしまったように)。問題はウクライナ軍が今までにどの程度、防御線へリソースを投入できていたかだと思います。ニュースを見ているとあまりいい話は聞こえてこないですし、そもそも兵員が不足気味では機能するものも機能しないですが、果たして…

    14
      • 事実
      • 2024年 6月 29日

      お互いの防空網が機能していれば航空機の運用が制限され、低空域のドローンにより地上戦力の動きが丸裸にされた結果、直ぐに火力支援が得られる時代になったので戦線が膠着する
      この状況下で無理に動かそうとすると(侵攻しようとすると)、侵攻側に大きな犠牲が出る
      ロシアだろうとウクライナだろうと侵攻側に大きな犠牲が出てる

      地形は大きく影響するしウクライナは真っ平ではない
      アゾフスタリは海と川に守られてるし、リシチャンシクは川沿いの崖の上にあり、セベロドネツクはリシチャンシクから見下ろす位置にある
      アウディーイウカは標高200m程度の丘の上の街だしオチェレティネはそこから続く尾根上のルート、バフムートは西側の高台から丸見えの位置だしチャシブヤールに到達するには運河沿いの斜面を登る必要がある

      バリケード程度を要塞と呼ぶのはちょっと。。。

      3
      • kitty
      • 2024年 6月 29日

      大砲の発達で廃れた城塞都市の21世紀版がこういう地勢では再流行するかもしれませんね。
      城壁までは行かなくても抗堪性のある建築物規格とかいざとなったら一気に堀になる暗渠とか。

      2
    • 航空太郎
    • 2024年 6月 28日

    一時は後詰めもいない、弾もなくて追撃チャンスでも眺めているしかない、と悲観的な記事が多かっただけに、ロシアの侵攻速度がかなり鈍ってきているのは嬉しい兆候ですね。ただ、ウクライナ側も要塞と言えるほどの防衛陣地を築けてない感じなので、このまま拮抗まで持っているか、まだ安心はできませんね。

    24
      • トーリスガーリン
      • 2024年 6月 28日

      まだまだ消耗戦が続くでしょうし、ウクライナにはしっかりと陣地を構築してほしいところですね
      日本が供与した資材運搬車とかも一助になっていればいいんですが…

      そういや去年度で坑道中隊が廃止されたし、たぶん用廃になるだろう坑道掘削機とか供与出来ないもんかな

      17
    • イーロンマスク
    • 2024年 6月 29日

    人的優位にあるのはウクライナのはずでは?
    戦争はプロパガンダにまみれるので現在進行形だとよく分からんですね

    1
    • u
    • 2024年 6月 30日

    「人的リソースはウクライナが有利」って説はここによく書き込まれるけど根拠あるのかね?
    総人口でロシアが圧倒し、傭兵や労務者を雇うにも資金力でロシアが圧倒している
    支援する国を見ても資源をやれば万単位で送る北朝鮮がいるロシアの方がはるに優位

    エピデンスを出してほしいわ

    2
    • あるまじろ
    • 2024年 6月 30日

    ソースだせという側もソースを出さずに批判しているあたり
    もう言いたい事言ってるだけな感じがして笑う。

    しかもそのソースをどう解釈するか、についても好き放題解釈してる
    絶対に話がかみ合わない奴だ

    1
      • U
      • 2024年 6月 30日

      総人口でロシアが圧倒しているなんてソースが必要ですかね?

      ロシアは世界有数の産油輸出国でウクライナは非産油国であることにソースが必要ですか?

      ロシアは自前で戦費を賄っていますがウクライナは貧乏で西側からの援助で辛うじて戦費を捻出してカツカツですが、
      その件について今更ソースが必要ですか?

      傭兵や外国人労務者を大勢雇うにはお金がとてもかかりますがその事にソースは必要ですか?

      もしも貴殿が私を「絶対に話がかみ合わない奴だ」と感じるならば、それはただの負け惜しみです

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