2015年に創設された比較的新しい保守系のシンクタンク「Defense Priorities:ディフェンス・プライオリティーズ」は最近、台湾有事の際に米国が中国を軍事的に打ち負かすのは難しいという主張を発表して注目を集めている。
参考:Biden Can’t Assume America Beats China In A Taiwan War
ある国の自由を守るため自国の自由を保証する軍事力を擦り減らし消耗するのは悲劇
トランプ大統領は「中国による台湾の武力統一は米国の軍事力で阻止することが可能」という前提の元に米国が長年維持してきた台湾に対する「曖昧な戦略的立場」を転換、政治的にも軍事的にも中国による台湾統一を阻止するため多くの努力を重ねてきたが、Defense Prioritiesは「台湾防衛が可能」という前提自体が間違っており第46代のアメリカ合衆国大統領に就任するバイデン氏は多くの困難と課題に直面するだろう主張している。
Defense Prioritiesが「台湾防衛が不可能」と考える根拠は3つあり、1つ目は純粋な軍事的問題で米軍は犠牲を厭わない中国軍の攻撃を上手く防ぐことが出来ない点だ。
国防総省が議会に提出した中国に関する最新の年次報告書によれば、中国が十数年の時間をかけて構築した接近阻止・領域拒否(A2/AD)戦略は「台湾に対する軍事力行使の際、米国のような第3ヶ国が軍事的に介入するのを防ぎ中国が台湾を軍事的に統一する時間を確保することを目的に設計されている」と評価しており、米軍は依然として中国軍よりも戦力投射能力で優位な立場を確保しているが中国沿岸部=つまり第一列島線内では既に米軍と中国軍のパワーバランスは逆転していると主張、この事実は国防総省が実施した複数のシミレーションでも実証されている。
2009年まで国防次官補を務め、現在はシンクタンク「ランド研究所」でシニア研究員として働く元空軍将校のデイビッド・オシュマネック氏は「国防総省が実施したシミレーション結果によれば中国軍による台湾武力統一に米軍が介入すれば酷い目にあう」と明かし、米軍は何年も前から事実上「中国軍の尻に敷かれてきた」と認めている。
参考:The Scary War Game Over Taiwan That the U.S. Loses Again and Again
補足:他にもランド研究所のティモシー・ヒース氏は台湾有事に米軍が武力介入をすれば中国軍の攻撃によって驚異的な犠牲者を出すことになるだろうと指摘しており、ロシアと中国の専門家で米海軍大学で教授を務めるライル・J・ゴールドスタイン氏は中国が台湾の武力統一を実行すれば米軍の応援が到着する前に制圧されるだろうと予測、これを米軍が再奪還するためには第二次世界大戦中の硫黄島と同じ問題に直面することになるため、海兵隊を投入した上陸作戦による台湾奪還作戦は米国にとって魅力的な選択肢ではないと主張している。
2つ目は仮に中国軍による武力統一が強行されれば台湾はあらゆる手段を講じて抵抗することが予想され、当然そこには中国本土の軍事拠点(例えば台湾を攻撃するために使用されている航空機基地やミサイルの発射拠点など)破壊も含まれるため、米軍が介入すれば中国本土への攻撃(台湾側すれば反撃)が台湾軍によるものなのか米軍によるものなのか区別がつかず、もし中国が米軍による攻撃だと判断すれば日本、韓国、グアム、ハワイは勿論、米国本土への報復攻撃を誘発する恐れ=米中間で核戦争に発展するリスクがある。
3つ目は全ての困難をクリアして米軍が台湾防衛に成功しても中国が永久に台湾統一を諦める保証はなく、中国の政治的指導者にとって台湾を統一することは政治的にも軍事的にも「宿願」なので再び力を蓄えれば再挑戦する可能性の方が高い。つまり米国は毎年数十億ドルもの予算を必要とする「台湾防衛」に無限の責任を負ったとしても得られる報酬は「自由の守護者」という自己陶酔だけ、その結果は我が国を疲弊させるだろうと主張している。
Defense Prioritiesの主張を簡潔にまとめると中国のA2/AD戦略は米海軍の空母打撃群や米空軍の航空戦力の台湾接近を効果的に阻止することが出来るため台湾有事に米軍が介入すれば酷い目にあい、仮に介入しても台湾軍による中国本土への反撃を「米軍による攻撃」だと判断すれば米国本土への報復や核戦争に発展するリスクを抱えることになり、膨大な損失と釣り合いの合わないリスクを抱えた状態で台湾防衛に成功しても中国は諦めることなく再挑戦してくるため終わりがなく米国が疲弊するだけだと言いたいのだ。
非常に興味深いのはDefense Prioritiesが「米国は自由の守護者ではあるが地球上全ての土地や人々の自由を守護する責任は負っていない」と主張している点で、もしある国の自由を守るため自国の自由を保証するため用意してきた軍事力を擦り減らし消耗するとすれば「悲劇」だと言っている。
要するに米国が過去「自由の守護者」として君臨できたのは飽くまで自由を守護するための戦いが「国外」で行われていたためで、他国の自由を守護するため「自国の安全まで差し出す気はない」と言う考えは損得勘定のできる人間なら当然行き着く結論だろう。
ただ本気でこれを口に出せば同盟国や友好国に提供してきた「核の傘」や「安保条約」を全否定することになるため、米国を中心にした西側の安全保障体制は崩壊するしかない。
勿論、台湾は米国と正式に安保条約を結んでいる訳ではないので台湾有事の際に「静観」を決め込んでも言い訳は可能だが米国が保証する同盟国への安全保障は確実に信用力が低下するので、1月20日に予定されている権力の移行手続き=大統領就任中に事が起こる(※2)ことを願っている勢力が少なくとも「0」ではなく一定数存在するのだろう。
※2補足:中国は1月20日の大統領就任式を狙い演習目的で台湾海峡付近に軍を大量動員(中国は台湾統一を意識した演習を何度も行なっているため演習目的による中国軍の移動に米国が疑問を抱かなくなっているという設定)、大統領就任直後でバタバタしている最中に台湾の武力統一を実行に移してバイデン氏に「米軍を介入させ台湾を防衛するのか?」という難題を突きつけると同時に「大統領就任直後で決断に遅れが生じた」という政治的な逃げ道を用意することで台湾統一の黙認を米国に強いるのではないかという指摘があり、これを願っている勢力が一定数いるのではないかという管理人の推測
因みにDefense Prioritiesはダークマネーで有名なコーク財団(共和党支持だがトランプ大統領の貿易政策には批判的)の支援で設立されたシンクタンクなので、米国の立場を正確に代弁している訳ではなく多少の政治的思惑が含まれていると理解しておく必要があるので注意して欲しい。
関連記事:バイデン氏の大統領就任後、日本のインド太平洋戦略は存続可能か?
※アイキャッチ画像の出典:U.S. Marine Corps photo by Cpl. Ethan LeBlanc/Released
アメリカがアジアから手を引くというアリバイ作りなのか、
それとも台湾を独立国として再認定し抑止力としての米軍を駐留させよという含みなのか、
ただ長期的には前者であるのは間違いない
日本も身の置き所が難しくなるね
いつもの観測気球でしょう。
しかしこうもはっきり言われると心穏やかではいられませんね。
正直、米国が第一列島線内に入り込むのはかなり厳しいと思うので半ば諦めに近いものを感じますね。
海兵隊の大規模再編を見るに既にアメリカは第二列島線に前線を置いている節も感じますし台湾は厳しいと思われます。
台湾島の東海岸はすぐ深海になる太平洋向けの潜水艦基地を置くには最良の地形をしている
そこを敵に取られるのは太平洋を敵に取られるのと同じだし
つまりアメリカにとっては自国の安保に直結する要衝なんだがな
台湾防衛を単なるメンツと軽視するのは浅知恵と言わざるをえんな
後、台湾は「米国防衛上の『眼』」となり得るのではないかと言う指摘もあります
台湾北東部の楽山には中国監視用の米国製早期警戒レーダーがあり、探知距離は3000キロ以上でほぼ南シナ海全域がカバー出来るとの事
これの情報がリアルタイムで米側に渡されているか否かは不明なれど、将来的に中国のSLBMを捕捉・追尾するのに欠かせない装備である事から、米国にとって台湾を守らないと中国に対する抑止自体が成立しないかもと言う事です
(出典・軍事研究2020年12月号別冊「米中の“戦場別軍事対決”」)
その後どうなるかは時として忘れられがちだよね
尖閣をはじめとした日本防衛に米軍は動かない論とかさ(無条件・即時に日本防衛に動いてくれると考えてるわけじゃないけど)
となると米としては台湾に中共軍を上陸させない戦略をとる?ミサイル、航空防衛はある程度台湾にまかせて潜水艦を複数台湾海峡に配備、空母艦隊、上陸部隊の艦船を徹底的に沈める、かな 中共はそれに対抗して潜水艦同士の海戦+艦船の数量増勢で押し切る?(日本含め周辺の同盟国の潜水艦に協力要請あるかも)
そう考えると、昨年英国が最新鋭空母を極東派遣すると決めた意図を深読みする事が出来て、興味深いですね
1970年前後に局地的には有利だった中国がロシアに戦争仕掛けて負けたり、その前後に台湾、ベトナムにも戦争を仕掛けて負けたり、で、中央の毛沢東の意思が必ずしも勝利を狙ったものではなく地方を捨て駒に定期的に戦争する意思を示しただけ。
の様に、キンペーが毛沢東と同じことをするかも。が、アメリカが考える様なものではない。と思う。
定期的に戦争の意思を示したってナンですか。そんな中二病みたいな認識始めて聞きましたよ
最後の管理人さんの解説で、ネタ元のシンクタンクが怪しい存在だと分かった以上、この記事は宣伝戦の要素があるフェイクニュースだと思う
第一、「自国の安全まで差し出す気はない」と言う考え方自体が集団安全保障の否定だしね
実際1930年代のドイツでナチスが政権を握った時、英仏がそう言う考え方でミュンヘン会談等に代表される融和政策を取った結果第二次世界大戦になった事を考えると、今の米国が台湾から撤退すべきでは無いし、やったらマジで「人類が中国に滅ぼされる」と言う冗談が現実になる
それに、このシンクタンクの分析は大雑把過ぎる印象がある
例えば、現在の中国では一人っ子政策の影響で「犠牲を厭わない中国軍の攻撃」が本当に有り得るのか疑わしいし、米軍が台湾防衛に介入した際に中国本土を攻撃しないなんてまず有り得ない(ベトナム戦争じゃないって!)
更に中国が台湾攻略に失敗した場合、現在の中国政府が崩壊しないと断言出来る要素も無いので、真面目な情報分析の担当者なら「直ちに分析をやり直せ!」と叫んで突き返すレベルの出来じゃないだろうか
恐らく、この記事を出した連中の本音は「米国さえ無力化すれば、中国は世界の支配者に成れる」と言うある種の妄想じゃないのかな…今の中国が米国を下して世界を支配しても、史上初めて中国を統一後たったの15年で滅んだ秦と同じ運命が待ち受けているだけなのに
米国の正式な立場じゃないけど、こういう考えがあるのは当然じゃない?もし日本と米国の立場が逆の場合、果たして日本人は犠牲や本土が核攻撃を受けるリスクを犯してでも台湾を助けるべきだと言うかな?
人間の命に大小はないけど、失う命の数が増えると分かっていれば尻込みするだろね。
無論そう言う考えがあるのは、民主主義国家として当然の事です
特に日本の場合、太平洋戦争の大失敗とその教訓から生まれた憲法の縛りがあるから、なおさらの事です
しかし、嘗てドイツを支配したナチスは「失う命の数が増えると分かっていれば尻込みするだろう」と言う点に付け込んで、第一次大戦の惨害の再来の可能性に尻込みしていた英仏を巧みに騙して欧州支配を進めて行ったと言う過去がある以上、日本も台湾を守るべきか否かを何処かで決断せざるを得ないでしょう
勿論、その決断は諸外国の動向を慎重に見極める必要が有りますが、尻込みすれば失う命の数がもっと増えるかも知れないのです
当然その辺りも理解した上で、いざ自分が台湾のために戦場へ行けと言われたら納得できるだろうか?この辺りは現実な問題なので、、、
祖国が攻撃されていたり、大きく軍事的格差が存在して一方的な勝利が約束されているような戦いなら話は別だけど
とはいえ、それを言い出すとNATOや日米安保条約が崩壊するのでは…
中国側につく国も出てきそうだし、台湾は半導体技術、生産の要なので、簡単に譲るとはおもえない。
確かにそうなのですが、もしも中国による台湾侵攻が現実となれば、日本も与那国島等の南西諸島が戦場になる可能性が高いし、更に中国が台湾侵攻に伴う米軍からの反撃を封じる為に沖縄や佐世保・岩国等の米軍基地を攻撃する可能性すら有り得ますよ?
どっちみち世界最先端の半導体技術という国防や中国との技術競争する上で極めて極めて重要な要素をみすみす明け渡すならば、直接戦わずとも中国に対して敗北しているも同然では…
中国の手に渡る前に半導体工場や研究施設を根こそぎ破壊する算段がついているならばよいですけど。
台湾有事に自衛隊が全力で加勢したところで戦況がひっくり返るようなことはないと思う。
中国沿岸部という地の利を生かしたA2/AD戦略を根底から打ち破るような革新的な技術でも生まれない限り相対的に支払う代償は高くつくし、そもそも台湾が落ちれば次は日本だと言われても、どれだけの日本人が命の危険を顧みず台湾防衛のために手を上げるかな?
腰抜けかもしれないが自分は勝ち目のない戦いには手を挙げないと思う。
下の方にもありますが、台湾有事の際には在日米軍基地から米軍部隊が出撃する可能性が高い以上、日本が「勝ち目が無いから手を挙げない」とやれば、其の時は日米安保が崩壊しますよ?
自分は勝ち目が無さそうなのと、祖国が攻撃されているわけではないので手を挙げないと言ってるだけ。
そもそも日米安保に台湾有事は含まれていないので協力する義務はないでしょ?だから日米安保が崩壊すると言う理論は飛躍しすぎだと思う。
逆に質問だけど、あなたは台湾有事に命をかけろと言われて手を挙げられるのか?
綺麗事なら幾らでも言えるよ。
違うよ。義務はなくても、台湾有事のときに沖縄の米軍は動く。
だったら、外交上、日本がそれを止めることはできないだろうし、中国が沖縄の米軍基地を標的にしたら、綺麗事も何も対応を取らなくちゃいけないのは日本だろ。
命をかける、手を挙げない云々の話じゃなくて、日本がどう受け止めるかでしょ。
問題はそこ。
同感です
更に台湾有事となれば佐世保と横須賀の米海軍も動く
し、岩国の米海兵隊航空部隊や三沢の米空軍も動くでしょう
つまり、日本が手を挙げなくても在日米軍は動く訳で、そう言う時に日本だけが「嫌だ」と言っても中国がどう受け取るのか、火を見るよりも明らかだと思います
こんなに層の多い入れ子構造は初めてで感動しました。
現憲法下で、台湾有事にまで自衛隊を出すのは難しいかと。
台湾有事の際には、アメリカ軍のバックアップに徹して、中共が我国の領土に手を出したところで叩くしかないかと。
その通りなんですが、台湾沖に在日米軍基地から出撃するアメリカ軍を中国が座視するかですよね。国連軍という名文も無理っぽいし。その時が試される日本かもですね。
>米軍が台湾防衛に介入した際に中国本土を攻撃しないなんてまず有り得ない
それは中華民国防衛ではなく、米中の全面戦争に踏み切るということで、局地的な戦闘局面とは全く意味合いが違う。
そこまで米帝が踏み切れるかは疑問だなぁ。
やるとしてもあくまでも「サンフランシスコ体制における台湾島の現状維持」というお題目が通用するところまでじゃあないか?
まあ、サンフランシスコ条約を破って中華民国を台湾島に入れたのは米帝なので、少々苦しいお題目だけど。
米軍が不利だから戦っても無駄というなら、日本が中共と戦っても勝てないだろ。
いったいどういう提案をしたいんだろうか。
台湾の東側海域を中共が自由にするためには対岸も抑える必要があるから、
台湾統一を許容すれば、次は沖縄を琉球自地区にしようとする。
日本には米軍無しでそれを阻止するだけの軍事力はない。
米中で分割統治して太平洋の西半分をあきらめよう、なのか。
在日米軍基地から軍を引き上げて東アジアから手を引こう、ということか。
それとも軍以外の方法で中共を叩こうという意味なのかね。
不利だから戦っても無駄というより、大きな犠牲を払って台湾を守っても問題の原因を取り除かないかぎり再発するので、結果と支払う代償が釣り合わないと言いたいんだろう。
戦争は始める前に終わらせ方を考えることが重要で闇雲に戦うのは愚の骨頂だよ。そろそろ台湾問題は現実をみた異なるアプローチを必要としてるのかもね。
台湾での戦いは米軍に不利だからするべきではないとして、次の選択肢は別の方法で台湾を守るか、台湾が奪われるのを待つか。後者だと結果として次は太平洋進出のための沖縄侵攻につながる。
でも台湾という前進基地を得て、次の戦いはもっと日米が不利。で米軍は戦うべきじゃないになるのなら、最終的に米国は太平洋の覇権を放棄することになる。この流れになると、日本は生き残るために米国から離反するしかなくなる。
ただでさえ世界的に評判を落としているこの状況で、わざわざそのトドメにもなる台湾侵攻をやるかと言えば普通はしないですが、今の中国はそういう常識で計らない方が良いでしょうね。これからどんな暴挙に出るか分からないので、日本としても備えておくべきでしょう。
台湾を舞台に中国とアメリカが戦闘に入るとして、高確率で戦後に中国共産党独裁体制は崩れると思うのだがアメリカは手を出すべきではないとする主張がされるのは意図を感じるな
そりゃこの東アジア情勢が緊迫している状況下で唐突に出現した新興シンクタンク
一体誰のお金が入って生まれたんでしょうねぇ(すっとぼけ)
そんな事をしたらイスラエルみたいに周りの国みんな敵になるな
「ルビコン川を渡る」みたいな感じで周辺国と戦争をし続けないといけなくなる
(イスラエルはアメリカが味方になってくれたが中国は味方が誰もいない?)
台湾が陥落すれば、中共軍は今以上に太平洋にフリーパス。日本列島も危なくなり、いつの間にかハワイ・グアムまで中共の勢力圏になりそう。台湾の防衛は米国の防衛にも直結する。当該シンクタンクは余程の無能集団か中共スパイのどちらか。
中共のスパイでしょうね。
台湾を失えば日本を失い、日本を失えば太平洋を失い、世界を失う。
アメリカは北米の地域大国になり下がり、世界のルールは中共の物となる。
アメリカは、繁栄と自由を失うことになるだろう。
台湾に対する武力攻撃は、日本にとっても「存立危機事態」に該当する可能性が極めて大だけど、自衛隊にできるのは南西方面の警戒監視とアメリカ艦隊の護衛、基地提供などかな?それも国内から邪魔が入りそうだが。
台湾「よろしい、ならばベルカ式国防術だ」
ならまずは金門島から始めましょうか。
やめて!敗北フラグじゃないの!!自国に核を落とす暴挙をやらかした某国はNG。
FBI国家保安部の皆さん、このDefense Prioritiesなる団体は監視対象リストに載せた方が良いですよ!もう載ってるかもしれんが。
台湾取られたら与那国島が…
沖縄県の目と鼻の先に中共の巨大軍事基地が出現し、台湾海峡とルソン海峡のシーレーンも中共に抑えられてしまう。
日本の憲法解釈と自衛隊法で武力行使の要件になる「存立危機事態」。
実在の人物名をコテハンに使うなよ。
その名前では誰が見てもパロディなのは明らか。誹謗中傷している訳でもないので全く問題なし。終わり。
HNのネタ如きに一々目くじら立てる様じゃ人生大変だよ。
アメリカがあまりにあっさり手を引けば、絶望した台湾が一発逆転を賭けて核開発に向かわんか…
独自の潜水艦建造も、ひょっとしたらピースの一つになりうるかも。
台湾海峡にびっしり機雷敷設して165万の予備役兵力も投入し台湾本島の至る所で防衛準備すれば、中共軍もかなり痛い目に遭うのでは?
台湾は面積が小さい(九州と同程度)ので、縦深防御が難しい。
島の中央は山脈なので防御に適しているが、兵士を多く配備できる地形ではないし、
兵士を多く配備している箇所は目立つので、中国軍の猛砲撃・爆撃を受ける。
航空機は多くが地上撃破されるだろうし、制空権は中国軍がすぐに掌握する可能性が高い。
あと、台湾軍の機雷網を突破するために中国軍は無人掃海艇を運用している。
台湾は人民解放軍の上陸作戦に勝てる
リンク
2年前の記事だが、実際はどうだろう?
小説的な内容だったから最後まで読んでないけど、最近のドローンの進歩や空母就航&ミサイルの高機能化などを考えると中国有利かなという気はする
ドローンはともかく、空母やミサイルは記事の様な場合あまり関係なさそうだが。敢えて言うなら掃海艇や対潜哨戒機。
台湾防衛に限れば真の脅威は揚陸戦力の拡充。
何よりも大前提となる「中共と中華民国は別の国」が成立していない以上、「国共内戦」への介入なんだということになる。
米帝が本気ならば防衛自体は可能だろうけれど、大義名分もなく米軍の損害はベトナムの比ではないことがはっきりしている以上、米帝に介入できるかどうかは懐疑的にならざるを得ない。国内世論が本当に中華民国防衛のための戦死者をゆるすのか? 「テロとの戦争」とはだいぶ様相が違う。
一方で、中共の方も「介入してこない」という確信もないだろう。
中共が尖閣にあれだけ圧力を掛けてくるのは、「米帝の明確な同盟国である日本」に対する軍事圧力に米帝がどう反応するかを見てるんだろうと思っている。どこまで傍観するのか、どこで介入してくるのか。
中華民国の防衛力と日本のそれはだいぶ違うが、地理的にも日本(尖閣)に介入しないなら、中華民国にも介入しないだろうという予測も成り立つ。日中戦争に日本政府が踏み込むかと言うのは、同時に日本が中華民国を軍事支援するか否かの試金石でもある。
はた迷惑な話ではあるが、現在の尖閣の状況と言うのはそういうある種米中の綱引きの場だろうと思う。
で、米帝が現時点で中華民国の独立を支援しないということは、そこまでの覚悟がないというか、中共による中華民国併合を容認するような気がする。
個人的には
万が一台湾侵攻で米軍が参戦した場合クエートに侵攻したイラクを思い出す。
中国は大量破壊兵器を保持しているから徹底して武装解除と政権の打倒を行う必要が有ると思う。
その後民主化して安定すれば良いが、国土の分割統治も必要かも知れん。
そう成ればチベットやウイグルなどの解放もされる。
中国全土を占領とか、米軍総動員しても厳しいのでは??
しかも戦後統治までとか、イラクの統治ですらかなり苦労したのに、、、
中国の人口はイラクの40倍でっせ。
一般に被占領人口100人につき1人の兵員が理想的らしいので、中国大陸全土の占領統治には1400万人。少数民族地域は除外としてもそれでも足りない。
台湾が現代のズデーテンなのか
ランド研究所とペンタゴンも、台湾を巡って米中が軍事衝突した時のシミュレーションをしたら、アメリカが敗北する可能性が高い、という結論に達しているし、台湾近辺において中国が圧倒的に有利なのは事実。
加えて、台湾軍の整備・補給にも問題があって実戦でちゃんと稼働するのか怪しいのも多い。
日本人が最も注目すべきは「第一列島線内では既に米軍と中国軍のパワーバランスは逆転している」という部分だろうね。
仮に尖閣を巡る争いが起きて米軍の応援を受けたとしても、中国から尖閣を守るのは難しいとも受け取れない?
それの結論は「だから周辺の国との連携を強化して抑止力の強化を行うべき」じゃなかったっけ?
だから太平洋版NATOの話が出たときに「こういう形になるのか」って思った記憶がある
最後の一文ありがたい。
米国には、ある程度の関心は示して欲しい。それが東アジアの安定に繋るはず
米国関心ない→中国強気・台湾不安定→日本不安定が困る
台湾を射程圏内に入れるということは台湾からの射程圏内に中国本土が入るということだ。800㎞飛ばせれば香港まで入るし最新のICチップ製造機や高炉や原発だってあるだろう。原発は国際世論が許さないからやらないだろうけど中国にとっても守るべきものはたくさんある。
SLRCはまだ開発中だがもし1600㎞の射程を持つ兵器が出来たら中国にとってかなり痛手になるはずだ。
コーク財団といえばクインジー研究所だね。ポリシーがクインジー・アダムズのモンロー主義だし、関係の軍事系シンクタンクがこの言説になるのは当然かな。
でもコーク財団はリバタリアンやら、左派と連携してるから、今後も声が大きくなる方向かもね。
戦争になると、米・中がどちらも消耗して、彼らの金儲けがフイにされるからね。
裏返せば、彼らはそういう危険を察知している、ということかもしれない。
台湾が周辺国からの援軍も無いまま武力統一されるんだったら、もうこの国はいらないわ。
一番仲のいい友達が目の前で滅茶苦茶されてるのを「遺憾」と言うだけ、しかも次は自分のとこに来るんだよ。。。
そいならない様にするにはやっぱり日本と台湾が独自の核武装を実行するしか無いかもね。
あくまで中国との戦争は望んでないし仮に勝っても損害があまりにもデカすぎるからそういった戦争を防ぐ為の核武装をね。
かつて台湾の核武装計画を止めたのは米国ですよ
実はその辺の判断に米国の本音があるのか、
今の台湾はかつてない緊張下にあると見なせば、台湾の核武装を許さない米国はアジアを棄てる見込みですね
アメリカがアジアから完全に手を退けば冗談抜きで生き残る為に核武装しか道がなくなるね。
イスラエルみたいに「全世界に同情されながら滅亡するより全世界を敵に回してでも生き延びる」並の精神でね。
まぁ全世界を敵に回すのはさすがにシャレにならんが。
1っ目の理由に対して、今では「犠牲を厭わない中国軍の攻撃」が可能とは思えない。F-35が40数機あればPLA空軍を3ヶ月間対抗できるとの話もあり、台湾防御であれば第一列島線内に艦船を入れなくても航空有勢を確保できるでしょう。
2っ目の理由に対して、「日本、韓国」まで戦争に巻き込む事は避けるだろうし、台湾のために全面核戦争になる事は中共も欲していない。
3っ目の理由に対して、米軍が台湾防衛に成功したらPLAも大損害を蒙り、中国共産党は持続不可能となる。
この主張は、中国が米国を介入させない様な「宣伝戦」の一環でしょう。日本でも同様に介入しない様な「宣伝」が活発に為されるだろうが、台湾が西側に留まる事は日本にとっても死活に関わる事柄になる。
これ、米国でも韓国でも台湾が死ぬ事を望んでる奴等がいるんだよな。
インテルとかサムスンとかあの辺り、TSMCが混乱すれば恩恵を受けるのはどんな資本かと逆算して考えたらね…。
世知辛いわ。
「ぼくのかんがえたせかいのひみつ」ってやつですね
キンペーくん、北京の目の前の黄海、半島に米海軍、空軍がいるのが気に食わなくて台湾、南シナ海で騒いでるのか?
そうだよな。米空軍は何持ってるかわからないからな。
台湾を捨てるという事は太平洋への扉を明け渡すという事でもある
米軍というか米国にとって自分らの庭にまさしく泥棒が入ってくるようなもんだし流石に許しはすまい
まあ、言わんとすることは分かるが、なんだ核って、流石に唐突すぎる。
米国その他多くの国を巻き込んだ盛大すぎる自滅劇でもやりたいのか?
台湾が落ちると沖縄奄美は両翼包囲され防衛不可能ですね
台湾統一が中国の悲願であるのと同様、沖縄も中国の一部という認識下日本からの奪還が彼らの悲願ですから必ず取りに来るでしょう
同時に日本をフィンランド化、つまり外交防衛主権の剥奪を試すでしょう