米国の国防当局者は11日、ウクライナ空軍の戦い方は非常に創造的で未だに56機の戦闘機を保持していると明かした。
ロシア国防省が度々「制空権を確保した」と主張しているのは何だったのだろうか?
米国の国防当局者は11日、ウクライナ空軍は開戦前に保有していた戦闘機戦力(Su-27×34機/MiG-29×37機)の約80%に相当する56機の戦闘機を未だに保持していると明かして注目を集めている。
国防当局者は「ウクライナはロシアとの戦いで戦闘機に頼るのではなく地対空ミサイルや無人機を活用して反撃しており、ウクライナ人は自身を守る方法と利用可能な空軍力の使用について非常に創造的だ。そしてこの取り組みはロシアの航空作戦に大きな影響を与えている。特に安価な無人機は敵のレーダーが探知不可能な低空を飛行するため地上部隊の攻撃に素晴らしい効果(恐らく小型無人機や商用ドローンを使用した戦場認識力の拡張のこと)を発揮している」と述べた。
さらにウクライナ軍が運用する地対空ミサイルについて「彼は何と交戦するのか良く考えシステムを機敏に移動させ続けており、これが効果的であることが証明されている」とも指摘しており、移動式防空システムの特性を最大限活用して生存性を高め、ロシア軍に自由な航空作戦を許さない運用上の工夫を賞賛しているのが印象的だ。
恐らくウクライナ軍の地対空ミサイルはロシア軍の航空作戦から都市や拠点を全力で守るのではなく生き残ることを優先しており、無力化できない地対空ミサイルに迎撃されるリスクを軽減するためロシア軍の航空作戦は低空飛行を余儀なくされ、今度は各国が供与したMANPADS(米国だけ2,000発以上)の脅威に直面して効果的な航空作戦を妨害しているのだろう。
それにしてもウクライナ空軍が未だに56機の戦闘機を保持しているというのは驚きで、ロシア国防省が度々「制空権を確保した」と主張しているのは何だったのだろうか?
まぁ米国がウクライナの戦闘機戦力を持ち上げるのはMiG-29提供を有耶無耶にするためとも受け取れるが、毎日のようにロシア軍機の撃墜が報告されるので地対空ミサイルの有効性は失われていないはずだ、今のところは、、、
追記:ウクライナ軍は11日、キエフ近郊のロシア軍指揮所をTB2で破壊したと発表した。
関連記事:ウクライナ空軍がロシア軍地上部隊を攻撃、敵機を計10機も撃墜?
関連記事:英国防省、ロシア軍は損害に耐えられずウクライナ空域での航空作戦を縮小
※アイキャッチ画像の出典:Alex Layzell / CC BY-SA 2.0
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日頃から訓練しているウクライナだから出来る芸当で、国民に何の覚悟もない我が国では無理だな。
イージス・アショアですら反対する始末だからな。
野党の支持率が高く母数も大きい60代以上が考えを変えるか、亡くなられないとお花畑っぷりは変わらないでしょうね。
その頃にはもう間に合わないとは思いますが。
本当にうちの先行きは暗いですね。
まあでも、「絶望は愚か者の選択」とも言いますしね。
実際、開戦前には、装備劣等かつ腐敗したウクライナ軍は2、3日で蹂躙されるだろうと予想された向きも多かったですし。
自分の知る自衛隊員は毎日晴れの日も雪の日も加賀沖から能登半島沖までの訓練空域へNHKの朝ドラ終了と共に飛び立って
日没後の危険な時間帯も命がけで毎晩訓練に出ているがな。
先日も安宅関沖で尊い命が失われ、そんなパイロットの皆さんに覚悟はないといわれるのだろうか
>NHKの朝ドラ終了と共に飛び立って
空自の人、熱心な朝ドラファンなのかぁ
と一瞬ホッコリしました。
ごめん、もうちょっと説明が欲しい
国民に覚悟があれば戦闘機の損失が減るという意味?国民に覚悟があれば地対空システムを独創的に運用できるという意味?
どの記事にも同じコメ書き込むだけの人。記事の内容なんて読んでない。スルー推奨。
— 計算上は、ロシア軍はウクライナ機を15機しか落としていないということになりますが、はたしてプーチン大統領にはいままで何機落としたと報告が行っていることやら….
ロシアがステルス戦闘機や爆撃機を保有・運用出来ていればまた違った展開になっていたんだろうな
どっちかっていうと戦闘機が残ってる方よりTB2の攻撃が通ってるのがわからん。ロシア軍のSAMは何してんのか。
ガス欠でまともに動いてない
TB2に対する露軍の電波妨害が効いてない。
このため24時間遠巻きに監視して、移動で非稼働状態になったらTB2で潰し稼働状態のはSOFで潰す。
それに関しては幾度か言及されていると思うけど、大体以下のような理由が重なっている事が原因と思われる。
①TB2は長射程SAMのレーダー範囲の下を飛ぶので検知されづらい。
②パーンツィリ等の近距離SAMは移動時等はレーダーを止めているので、そのスキを突かれている。
③ロシアの補給線がかなり延びているので、その全体をカバーすることは困難。
ただ、ウクライナ側が公表するのは攻撃が成功したケースなので、逆にTB2の攻撃がどの程度防がれているのかは、今のところは評価できないかなと。
個人的な感覚ではあるけど、ナゴルノ・カラバフ紛争の時のようにTB2によって次々と装甲車両が破壊されているといった感じではないので、ロシアの防空体制は重要地域でのTB2による攻撃機会をかなり抑えているように思います。
たしかに今何機あるのかわからないが開戦時に15機+輸入で数機としても
上がってる動画もめちゃくちゃ多いというわけでもないし、わずかなチャンスを狙って成功したのが上がってる動画なのだろうね
ただ前線に攻めてきた戦車がTB2にやられてたように対空兵器も随伴させないと安全に前線に戦車すら持っていけない等、ロシア軍への心理的影響や防空網へ気を使わなければならないから補給への負荷が高い点など見えない効果も相当ありそうだ
嘘か真か、ロシア軍のSAMはどうもドローンサイズの目標を効果的に捉えられないんだとか……。TB2はブークやパンツィールのレーダー探知範囲外から攻撃できるのだと。しかもパンツィールはジャミングに弱いとの話も。
てっきりアルメニアでやられた戦訓を学んでばっちりドローン対策できたから侵攻を決めたのかと思ってましたが……違ったんですかねえ?
単に TB2 がレーダー, FIR で見えないんでしょう。
エンジンはレシプロ 100 馬力で対した赤外線を発する訳ではなく、機体は FRP で電波を反射しない。見えにくいと思いますよ。
似たような構造のグライダーは、トラポンオンにしないと航空管制レーダーに映らないよって言われてる。
うーん。57機が本当だとして公表するのが良かったのだろうか?
ロシア空軍への威嚇効果をねらったとしても、NATOが戦闘機供与を拒否した現状では、ロシア軍が撃墜or破壊する度にウクライナの残存兵力がカウントしやすくなる気がする。
こういう情報って、ウクライナの同意を得て発表しているのだろうか?
米国がますます傍観者を思えてきたのだが。
残念ながらアメリカは傍観者の立場を崩さないでしょう。アメリカ国民(の代理人である議会)が介入に否定的である以上、議会の議決が不要な範囲での介入でしかできないし、かつての日本のように、ロシアがアメリカを攻撃しない限りアメリカ世論が動くことは無いでしょう。
ただこの流れは第二大戦前夜と変わらず、プーチンは、アメリカは動かないと判断しNATO加盟国や同盟国であっても攻撃する可能性が上がった思います。その時アメリカはどうするのか、で今後のアメリカの立場は決まるのではないでしょうか。
これはペンタゴンの正式なリリースじゃなくてCNNの独自取材でしょう。今回だけではなくアフガン、イラクのときも国防総省筋からリークがあった
もちろん関係者が漏らして記事にすること自体がどうなんだという意見はあるけど、アメリカはこういうのを民主主義、自由主義体制におけるコストだと見込んでいる節があるため、本当にまずいもの以外は止める気がないと思われる
ここまで2週間以上掛けて、真っ先に潰すべき航空戦力を20%しか潰せてない、ってのが事実なら間違いなく表に出した方が有益だと思うけどなぁ。
どこに何が何機、までバラしたら話が全然変わってくるけど。
この戦争の戦訓として、SAM in being という考え方が登場するかもしれませんね
戦車の時代から歩兵の時代
決戦思想から持久戦の時代かぁ
今思えば湾岸戦争が最後の機甲戦になるのかも
少数のSAMが現存していることが、優勢な敵の航空兵力を効果的に牽制している現状は、WW2のティルピッツとイギリス海軍の関係に似ている。フリート·イン·ビーイングが現代に甦ったみたい。
闇雲に全力で迎撃せず、反撃力を長く保持する為に生存を最優先にして
それによって敵方の自由な航空作戦を許さず常に行動に制約を強いる
兵力劣勢側の賢い戦略ですね
ただ国内被害への許容度が低い我が国ではなかなか取り難い戦略です
ヤポンスキーはまず掩体作って
実はポーランドのMig29がシレッと追加されている。
それが一番嬉しいんだけどなぁ。
アメリカ(NATO)とポーランドで責任押し付けあう振りしてる間に、マッコイ爺さん(仮)がせっせとウクライナの大破機とすり替えてる。
湾岸戦争時にアメリカが使った対レーダーミサイル2000発、巡航ミサイル350発。
今回ロシアが使った巡航ミサイル600発。
以前から予算不足で戦闘機の稼働率の低さを指摘されていましたので、実際所有機の何割が飛行できるのかが気になる所ですね