イランのTasnim News Agencyによれば、8日未明に行われたイランの革命防衛隊が実施した弾道ミサイルによる攻撃を、米軍の防空システムは阻止することが出来なかったと報じている。
参考:US Base in Iraq Hit by Iranian Fragmentation Missiles
米国はイランの弾道ミサイルを1発も迎撃できなかったのは何故?
イランは米軍がスレイマニ司令官を殺害した報復攻撃の詳細について公表した。
攻撃を実施したのはイラン空軍ではなく、イスラム革命防衛隊が正規軍とは別に組織している空軍によって行われ、攻撃に使用されたのは射程約300kmの短距離弾道ミサイル「Fateh-110」ではなく、同ミサイルを改良して射程を約500kmまで延長した新型の「Fateh-313」と、北朝鮮が開発した短距離弾道ミサイル「火星6号(スカッドCの複製)」をコピーした「Qiam 1」であることを明かした。

出典:Fars News Agency / CC BY 4.0 短距離弾道ミサイル「Fateh-110」
イランが改良した短距離弾道ミサイル「Fateh-313」の性能はよく分かっていないが、旧型の「Fateh-110」よりも速度が早く高度を抑えて発射したため、米国の防空システム=パトリオットは1発も撃墜することが出来なかったとイランは主張している。
高度を抑え、低高度から高速で目標に接近した場合、発見が遅れるため対処時間が短くなり迎撃が難しくなる。
このような手法で有名なのはロシアの短距離弾道ミサイル「イスカンデル」で、昨年、北朝鮮が試射を繰り返した弾道ミサイルもロシアの「イスカンデル」を模倣したもので、米国既存の防空システムを打ち破る手法として流行中だ。
さらに短距離弾道ミサイル「Qiam 1」にはレーダー妨害システムが組み込まれ、搭載された断片化弾頭は米軍基地に着弾した際、数十もの爆発を引き起こすことで被害を拡大させたと言っている。
イランは、このような「高度」な弾道ミサイルを、実際の戦闘で使用したのは初めてだと付け加えた。

出典:Darkone / CC BY-SA 2.5 防空システム「パトリオット」
要するに、イランが強調した「高度な弾道ミサイル」とは、米軍の防空システムを突破できる飛行コースやレーダー妨害システムのことを指しており、イランの弾道ミサイルによる攻撃は阻止することが出来ないと言いたいのだろう。
さらにイランは、8日未明に行われた攻撃の準備風景を収めた映像も公開している。
硬い岩盤をくり抜いて作られたミサイル貯蔵スペースや、弾道ミサイルの弾頭(恐らくQiam 1の弾頭)を準備する様子が映っているが、この場所がどこかのかについては不明だ。
米国はミサイルの発射を感知する「DSP衛星」を持っているため、当然、イランの弾道ミサイル発射を知っていたはずなのに、1発も迎撃できできず、奇跡的に米国人には死傷者がでなかったというのは話が出来すぎではないだろうか?
要するにイランの報復攻撃を「意図的」に迎撃せず、DSP衛星で攻撃を察知したら人員を避難させ、イランの弾道ミサイルを米軍基地に着弾させることで報復が成功したように演出したのではないかと疑いたくなる。
こうすれば米国は米軍の人命損失を防ぐことでギリギリ踏みとどまる事ができ、イランは報復が成功したと国民にアピールすることができ、一応、双方がスレイマニ司令官殺害問題にケリがつけられると意味だ。
あくまで管理人の妄想なので自信はないが、米国は攻撃を受けたにも関わらず反撃に出る様子がないため、あながち間違っていないかもしれない。
※アイキャッチ画像の出典:Hossein Velayati / CC BY 4.0 短距離弾道ミサイル Fateh-110
イラクの米軍は、イラク軍に意見を言う評価部隊で戦闘部隊で無いので、PAC-3の部隊はいないのでは無いでしょうか?
実際、米本土からのPAC-3増派は、ヨルダンの空軍基地に配備されています。
直撃コースや致命的な損害が予想されるコース以外は迎撃しないぞ。
そもそも、ミサイルが優秀でも即応弾には限りがあるから、被害が許容できない市街地に損害を出さない為に全てを迎撃する必要がある日本やイスラエルとは違って、軍事基地でしかも損害が軽微と予想される場合は弾道ミサイルを追跡はすれど迎撃はしない。
ミサイルは弾薬であり、高価であるから限りがあるし、即応弾だったらそれ以下。完全な戦時下なら別だが、イランの核技術では短距離弾道弾に搭載できないので、通常弾かBC弾頭。今回は損害が大きくないコースだったので迎撃しなかったのは妥当。
北朝鮮がやった手法も理論は理想的だが、現実は射的距離が短くなり、しかもエネルギー損失が大きいので弾頭の速度はpac3どころかpac2で迎撃されてしまう。短距離弾道弾クラスの燃料搭載料では効果的な運用は難しい。
DF-17も中距離弾道弾クラスの大きさで短距離弾道弾程度の射程しかないし、弾頭搭載量も限定的。本邦の長距離滑空弾も弾頭はステルス弾にした上で、目標を限定的にしていることから、イランの旧式弾道弾では米軍の防衛網の突破は困難。
頭が悪いね、賢いのはアメリカのインテリジェンス。イランにどんな行動をとらせるか計算づく。
日本のマスゴミはほんと馬鹿、
キツネとタヌキのサル芝居でしょうよ😓そうでなけりゃ飛行場に撃って1機も被害が出ないなんて有り得ないでしょうよ😅しかし、上手く落としたなぁ‥拍手を贈ろう\(^o^)/素晴らしい。
トランプ大統領はイランが意図的に人的被害を回避した可能性があると話していましたが、米軍高官は違った見解を持っているようですね。まぁ、死傷者がでなかったのはたまたまであると。
「その時間のその施設には確実に米兵が居ない」という状況があり得るのか、あったとしてどうやってその情報を得られたのか、その施設をピンポイントで狙えるだけのCEPがイランの弾道ミサイルに備わっているのか、疑問は尽きません。
管理人さんの言うところの、「実はアメリカはすべてを知っていて、基地に関わるすべての人を安全な場所に退避させていた」という推測も、完全には否定できないのがアメリカの恐ろしいところ。
もしアメリカ側が人命に関わらないと知ってたとしたら、着弾させてミサイルの性能評価をしたかった、とか。
なるほど。
そういう考え方もありますね。
今後の事を考えた情報収集ですね。
アメリカ自身の装備の信用性の検証も兼ねていたりして。
頭が悪いなあ。アメリカとそのシンクタンクはすへて状況を把握して行動している、トランプもその情報を利用している。
素人が知ったかぶりしてそれらしい解析しても薄いものだよ。
今回イランがつまらない報復したのはアメリカのインテリジェンスの想定の範囲、少しはマスゴミに騙されずに真実を見ろよ
素人が云々って偉そうに能書き垂れてるお前さんは何のプロなんだ?
スレイマニ司令官が暴走を始めていて殺害はイランに通達・合意済みであったとか?妄想がいくらでも膨らむ状況ではありますね。何にせよ、これ以上状況が悪化しないのであれば歓迎ですが。核兵器開発云々も言っていたのでまだまだ怪しいですね。
確かに「スレイマニ司令官が暴走・・・」というのあり得ますね。
昨年のタンカー襲撃やつい最近の旅客機撃墜等々、イラン政府は革命防衛隊を掌握しきれずに持て余し気味に感じます。
あのミサイル攻撃は双方が合意の上の出来レースだったということですか
確かに全く迎撃できなかったのに被害者ゼロというのは不思議です
米国もイランも産油国だから原油価格が上がって双方に有益だった
もちろん、トランプ大統領にとって紛争に対処することで
今年の大統領選挙でもプラス材料にできる
被害者がいなかったのはイランから事前通告してたんじゃ無いかな
全面戦争になれば困るのはイラン
かと言って何もしないわけにもいかない
米兵に死傷者が出ればアメリカの世論も動く
既に、トルコからの報道でイラン外相が「米基地攻撃をイラクへ事前通知した」と発言している上、イラク首相もその事を認めていますので、イランが米国へ基地攻撃を(直接的にか、間接的にかについては議論の余地があるものの)事前通知していたのは、まず間違いないと思います。
リンク
イランから事前予告された出来レースなんだから、高価な迎撃ミサイルを使う必要なく避難で終わらせたと
真相はとにかく、イランは米兵80人殺傷の大本営発表のまんまだし