ウクライナ戦況

ザポリージャ州の戦い、ウクライナ軍がロボーティネの集落内に侵入

ザポリージャ州ロボーティネを巡る戦いでウクライナ軍は成功を収めつつあり、ロボーティネの大部分はグレーゾーンに移行=ウクライナ軍が集落内に侵入しているのが視覚的に確認され、周辺部でも南に向けて前進しているのが確認された。

まだロボーティネの集落内にウクライナ軍が定着できたとは言い難いが、ここを守るロシア軍も確実に後退している

ロシア人軍事特派員(Русской весны)は15日「ロボーティネ近くの前線で初めてストライカーとマルダーが確認され、この装備を運用する第82空中強襲旅団がロボーティネ周辺に投入されたことを意味する」と述べ、この特派員は前線の位置についても「ロボーティネの大半がグレーゾーンになっている」と示唆している。

出典:GoogleMap ザポリージャ州オレホボ周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

出典:GoogleMap ザポリージャ州オレホボ周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

視覚的にもロシア軍がのウクライナ軍を砲撃する様子、ウクライナ軍のT-72がロボーティネので破壊されている様子、ロシア軍の対戦車ミサイルが付近のウクライナ陣地に命中している様子、ロシア軍が付近でウクライナ軍車輌を破壊する様子、ロシア軍が付近でウクライナ軍のT-72を破壊する様子が確認されており、全てロシア軍がウクライナ軍を攻撃するものだが、ここまでウクライナ軍が前進しているの視覚的に確認できたのは初めてだ。

まだロボーティネの集落内にウクライナ軍が定着できたとは言い難いが、ここを守るロシア軍も確実に後退しており、ウクライナ軍の前線は着実に進歩を遂げている。

追記:ザポリージャ州でランセットの攻撃を受けるストライカーの様子。

関連記事:南ドネツクの戦い、ウクライナ軍がウロジャイネで成功を収めたと発表
関連記事:侵攻520日目、ザポリージャ、スバトボ、クピャンスク方面の動き

 

※アイキャッチ画像の出典:Командування Десантно-штурмових військ Збройних Сил України

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コメント

    • gepard
    • 2023年 8月 16日

    視覚的情報からストライカーとマルダーIFVの投入が確認されている。
    これまで投入されてこなかった戦力が投入されていることから、やはりこの地域が主攻撃のようだがウクライナ軍が損耗に見合った戦果を挙げられるかは今後の展開次第だ。

    15
    • bbcorn
    • 2023年 8月 16日

    ロシア軍はこんな状態でヘルソン方面へ増援してる。
    あちこち補給路がつぶされてヘルソン方面からの補給が切れたらまずい状態だからなんだろうけど。
    ちょっと厳しいことになってきた感じ。

    15
    • TKT
    • 2023年 8月 16日

    ・・しかし、ウクライナ軍が激しい攻撃をして前進しているのは事実だと思いますが、T-72やストライカーの損害が大きそうですね・・。

    ストライカー、あんなに土煙を上げて全力疾走しているのに、あっけなく・・。

    ノボブロコビフカの南の竜の歯や、塹壕の配置から見ても、なんか自らキルゾーンに突っ込んでいるようにも見えますが・・。

    9
      • 謎の密使
      • 2023年 8月 16日

      ランセットによる攻撃動画数本程度で、ウクライナ軍が大損害を被っていると判断するのは早計だと思いますけど
      前線が押し上げられているのも事実ですし、暫く様子を見るべきでしょうね

      28
        • gepard
        • 2023年 8月 16日

        Lost armorで集計されている、ランセットによるM777戦果映像は100を超えていて数本程度では全く無いのですが…
        7月と8月だけで30を超えていたはずです。

        14
          • sss
          • 2023年 8月 16日

          ロボチネのここ数日の攻勢とその被害の話をされてるのだと思いますよ。両軍の被害全体の議論を出しても意味がないと…。

          25
      • Easy
      • 2023年 8月 16日

      この撃破動画のポイントは、「手動か自動か」です。

      FPVドローンはその性質上、現実の位置と操作画面の間にラグがあり。
      本来は高速で疾走する移動目標を狙うには不向きな兵器です。
      が、これは見たところ時速60キロくらいのストライカーの全速走行をランセットが捉えることに成功しています。逆に言うと、ストライカー側はこの速度ならドローンでは狙えないと思ってる故のこの速度なんですね。

      操作員が熟練の経験で移動目標の移動先を推定して上手く当てたのかもしれませんし。攻撃ソフトウエアが改良され、移動目標に追尾できるようになったのかもしれません。
      前者ならなかなかの腕のランセット使いがいるということですが、たいした問題にはなりません。
      後者の方が問題で、もしシステム的に高速移動目標にランセットが対応したということですので、ウクライナ軍は戦術を修正しなければなりません。

      4
    • アジアの純真
    • 2023年 8月 16日

    ストライカーの装甲だと炸薬量が少ないランセットでも耐えられないでしょうね。イラク戦争の時といい本来想定した用途に全く使われていないストライカー装甲車、今後供与は全てM2にしたほうが乗員生存率上がると思うんですけどね。在庫処分に見えて仕方ありません。

    4
    • 58式素人
    • 2023年 8月 16日

    突入段階に入ったランセットを撃ち落とす道具が必要に思えます。
    ランセット3Mは重さ15kg、突入速度は85m/sですから、KEは、約54,000Jと思います。
    これを正面からKEで上回ろうとすれば、12.7mm NATO弾の場合、
    初活力が約20,000Jなので、3発命中が必要かと思います。
    M2重機の場合、発射速度が約10発/sなので、撃墜は可能でしょうが、目視照準で出来る仕事でないですね。
    探査/照準/射撃/結果確認を自動で行う艦船のCIWSみたいなものが必要と思えます。
    そうしたCIWS?を、戦車の場合は、後部の機関室上に後付けでしょうか。
    ランセットは急降下爆撃機くらいの角度(対地60°)で突入してくるように見えます。
    そして、12.7mmの弾丸を3個くらい束ねた大きな散弾実包が必要な気がします。
    30mmの薬莢で作れそうな気がします。そして3発/sで撃てば墜とせるかな。
    そんな気がします。

    6
      • MAT
      • 2023年 8月 16日

      その話を伺ってると、M2ではなくM2のRWSを作ってCIWS化させたら弾薬を大型化させずに載せられそうですね。
      ただ、地上版CIWSは80年代あたりでソ連が実験してそれ以降音沙汰がないので、今からだと少し時間が必要かもしれませんね。

      2
        • コンビニ
        • 2023年 8月 16日

        ストライカーは防衛線を突破した後に投入するものと思っていましたが突破する為に投入しましたか…(向いていない)

        1
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