ウクライナのベレシュチュク副首相は7日午後、マリウポリのアゾフスタル製鉄所に閉じ込められていた全ての子供、女性、高齢者の避難が完了したと発表して注目を集めている。
民間人の避難が完了したアゾフスタル製鉄所、残されたウクライナ軍兵士はどこまで抵抗するつもりなのか?
ウクライナ軍が立て籠もるマリウポリのアゾフスタル製鉄所には適切な治療を受けられない負傷した500人以上の兵士と200人以上の民間人(子供、女性、高齢者)が閉じ込められており、ロシア側は何度も「攻撃を停止して民間人を脱出を認める」と発表するものの製鉄所への砲撃はノンストップで続き、製鉄所外への避難が実現してこなかった。
しかしウクライナのベレシュチュク副首相は7日午後、マリウポリのアゾフスタル製鉄所に閉じ込められていた全ての子供、女性、高齢者の避難が完了したと発表して注目を集めている。
ただウクライナ軍兵士は製鉄所に残っているためロシア軍との戦闘は今後も続く見込みだが、負傷した500人以上の兵士について言及がないため製鉄所に残っている可能性が高く、5月9日の戦勝記念日までに何らかの軍事的勝利が欲しいロシア軍は民間人が居なくなった製鉄場にさらなる猛攻を仕掛けるかもしれない。
果たしてアゾフスタル製鉄所に立て籠もるウクライナ軍はどこまで戦い抜くつもりなのだろうか?
因みにウクライナ軍参謀本部は反撃に転じたと主張していたハルキウ州で複数の集落をロシア軍から奪還したと発表した。
ウクライナ軍は州都ハルキウに迫っていたロシア軍を着実に北へと押し戻しており、州都から見て北東に位置する国境沿いのボルチャンスクに迫りつつある。
このまま順調に押し戻せばハルキウ周辺の敵が一掃されるかもしれないが、ロシア軍もウクライナ第二の都市の攻略を諦めドツネ川東岸まで後退(ハルキウ周辺の支配地域を放棄)するつもりなのかもしれない。
追記:アゾフスタル製鉄所に立て籠もるウクライナ軍指揮官は「痛み、苦しみ、飢え、苦悩、涙、恐怖、死、すべてがリアルで、もう時間(ロシア軍の攻撃か食料が尽きて命が終わるという意味)がない。一刻も早く私達を救うための解決策を見つけて欲しい」と訴えている。
関連記事:マリウポリの戦いは現在も継続中、ウクライナ軍は東部方面で反撃を宣言
関連記事:ハルキウで前進するウクライナ軍、スラビャンスクで前進するロシア軍
関連記事:マリウポリの製鉄所を巡る戦い、ロシア軍はトンネル経由で敷地内に侵入か
※アイキャッチ画像の出典:АЗОВ Маріуполь
お知らせ:記事化に追いつかない話題のTwitter(@grandfleet_info)発信を再開しました。 |
事実上の玉砕宣言。
むごすぎる。。。
モスクワのハゲチンも同じ地獄みろや。
むごいも何も生存を期待して投降してない現地部隊にもいってやれよその台詞。どんな理由があろうが戦争中で無力化されてない戦力がそこにいるのに手加減するとかロシアに余裕なんて無いだろ。
地下道通ってロシアに打撃与え続けるアゾフ連隊がいるなら、放置出来ない理由作ったのアゾフ連隊自身だぞ。
そもそもロシアが侵略しなければこういうことになってないのだから
全責任はロシアにあるでしょう
そういうどっちもどっち論はロシアの思うツボ
だからどんな理由だろうがって書いてるでしょ。侵略の善悪は別として現在進行形で戦争してんのに、一方が悪いからおまえら兵士はウクライナが有利になるように我慢して戦争しろとか流石におかしいでしょ。
どっちもどっち論じゃ無くて純粋に戦争の話してるんだよ。貴方は侵略関係無しに戦争している時に自軍に対応する余力があるのに攻撃してくる相手を無視して任務遂行しろって判断するの?
戦争してるのにウクライナが望むのが自国に極めて都合の良い撤退でしかない。自分達で選択肢を狭めておいて、単純にロシアが悪いで済ませるのって思考停止だと思いませんか?
現状、投降除外してウクライナ自身が望むような形になる選択肢は2つ、自軍戦力で数日中にマリウポリ解放するか犠牲覚悟で最小の物資と人員移送ルート開拓するしかない。
なぜそれで
現地のウクライナ軍に「むごい。地獄を見ろ」と言え
という反応になるのか全くわからない
ウクライナにとって都合の撤退だから問題なのだ、というのは暴論
侵略されてすでに甚大な被害を被っているのに、これ以上何を支払えと?
橋下氏と同じ「降伏すればいい」という極めて身勝手な話です
侵略したもの勝ちの、世界秩序に対する重大な挑戦に与する考え方ですね
思考停止ではなく、もうどうするか決められるのはウクライナ自身であって、外野がどうしろというのは筋違い
アゾフ連隊については語るべき話もありそうだが、
それが他国を侵略する理由になるはずがないという、基本原理わかってますか?
むしろロシアによるクリミア半島武力併合がアゾフのような鬼子を産み出した可能性すらあるのに
ハルキウで反攻しているウクライナ軍に対抗するためにロシア軍は予備部隊を犠牲にして補強したそうです。戦略予備が無いと縦深攻撃するときに困ると思いますが、そうも言っていられないのでしょう。
ウクライナ軍がM777を前線で運用しているという動画がありました。最近、ウクライナの砲兵射撃がロシアの装甲車両を直撃する動画が多く出ており、西側の榴弾砲と誘導弾が使われているのではと言われていましたが、それがほぼ裏付けられたのでしょう。ロシア軍がゲラシモフに尻を叩かれて攻勢をかけているわりに進めていないのは、そのせいもあると思えます。
自己レスですが、その映像は訓練ではとも言われてるようです
兵士?の動画キツイな。手腐ってるし、指も千切れかけてる。 腹部の動きから呼吸も相当苦しそう…。本当に気の毒で可哀そう。
これ、カディロフの私兵が虐殺に来るとか言われてるけど、何とか捕虜にしてやれないものかな。
ロシアにとっては、仇敵。だが、ウクライナにとっては英雄だ。 それって捕虜として凄い価値があると思うんだが…。
ロシアだってだいぶ困窮してるだろうし、私怨で殺すより、捕虜にして交渉材料にしたほうが得だろ。
ちょっと前にプーチンの友達で娘の名付け親とかいう、要人が宇軍に捕まったみたいなニュースあったけど、そいつと交換しなよ。 それか、アゾフ兵との捕虜交換は、アゾフ兵の5倍のロシア兵捕虜と交換するとか。 ここはロシアに譲歩してでも何とか助けてやれないものかね。余りにもむご過ぎるし、敵のロシア兵ですら(カディロフツィ以外)同情するくらい悲惨だろ。
もう降伏でも捕虜でもいいから、あそこから出してあげなよ、誰も責めないし、捕虜交換を何とかロシアに確約させて助けてあげられないのかな。
それは何の助けにもならんでしょう。マリウポリに立て籠るウクライナ兵にとっては、別にロシアが自分たちを捕虜となるのを許してくれないのが問題ではなく、(カディロフに限らず)確実に予想される投降兵に対する酷い扱いを防ぐ方法がないのが問題なんですからね。
だから、ウクライナ軍の反攻で解放されるのが望めないなら、友好国や第3国の軍事的な保護の下での収容・避退ができればいいんでしょうけどね。
4月12日の報道
ウクライナ兵「弾薬がない。今日が最後の戦いになる…」 マリウポリ陥落間近か
補給されたのでしょうか?
おそらくその情報を発信した第36海軍歩兵旅団はアゾフ連隊と合流したので補給はできているかと。製鉄所の地下から市街地にでて、ロシア兵を殺害し、武器弾薬食料を奪うっていうのを繰り返しているんだと思います。
裏は取ってないけど、一回ヘリ輸送して撃墜されたのは見た事がある。
現時点のウクライナが出来る事はロシア制圧部分に穴開けて輸送する事だけど、穴開けても制圧箇所から物資狙われたら終わりだし米軍協力無しに現実的な輸送手段を取る事が出来ないとは思う。
米軍研究している空中投下型の輸送UAVであるLK-1KとLG-2Kどっちか使って輸送するのが一番現実的だと思う。ただ胴着したポイントは攻撃されると思うし、それなら製鉄所の建物に先端強化して突っ込ませるしかないかな。
もしくは情報漏れ覚悟で海側から先月プロトタイプが進水したオルカによる海中からの輸送とか。
アゾフ製鉄所の実態については、ウクライナ政府が詳細を伏せているのでしょう。
宇メディア情報とSNS経由の現地情報以上の話は見えてきませんね。
ウクライナ政府の発表によると、ゼレンスキー大統領がアゾフ製鉄所守備兵全員の
撤退について、外交手段による解決を進めているそうです。
5/10 Euromaidan Press (@EuromaidanPress) が、マリウポリ市長アドバイザーのアンドリューシチェンコ氏のコメントを引用して、アゾフ製鉄所のシェルター内にまだ100名以上の民間人が残留していると伝えています。
リンク
また同日、ウクライナ国家警備隊司令部もFacebookの公式サイトで、”ウクライナ大統領と政府が、アゾフ製鉄所から民間人と負傷兵の「救出」の実施に取り組んでいる”とコメントしています。
リンク
ここでいう「民間人」とは、女性・子供・高齢者以外ー男性や避難出来なかった負傷者ーを指しているのだろうか?
1ヶ月もよくもったと思う
不謹慎なことを言えば、マリウポルのウクライナ兵の全滅はウクライナでもロシアでも政治的に利用されるでしょうね
正直、明日の戦勝記念日でマリウポル占領を祝ったら幻滅やわ、ほとんどの国際社会は冷めた目でみるでしょ
まぁロシア国内の不満解消が目的なんだろうけど
ソロビヨフ、シモニャンとその夫のケオサヤンにキセリョフ、スカベエワ。
ロシアではRussiya 1(国営ニュース)やRussia Today(英語プロパガンダ放送)がすっかり朝鮮中央放送化しており、テレビを点ければ朝から晩まで「ナチナチナチナチ」と念仏のように唱えたかと思えば、「ロシアには西側にはない高貴な騎士道精神があるのだ」と寝言を垂れ流し、さも当然のように「我々は勝っている」とひたすら繰り返す。
日本で「大本営発表」とはよく引き合いに出されるが、実際には開戦前から朝日新聞や毎日新聞(東京日日新聞)マスコミ各社が神州不滅だの一撃講和だのと煽りに煽りまくり、何年もかけて国民を「その気」にさせていた。
現実にはロシアはNATO加盟国相手に攻撃していないし、ウクライナの戦争は第三次世界大戦などという大袈裟なものではない(はずだが)。
しかし、鏡の向こう、ロシア人の脳内世界(ルースキー・ミール)の中では、第三次世界大戦がすでにはじまっていて、ウクライナにおいてNATOと激突していて、ロシアはロシアを破壊しようとするあらゆる企てから自衛するために核発射も辞さない、というのだ。
いくらハッタリでも国を挙げてそう宣言し、国民を「その気」にさせてしまったからには後には退けないので、嘘の自家中毒というか、インチキ大予言を成就させるべく奔走するカルト宗教団体と似た危険性がある。
軍事的にも援蒋ルートというか、欧米からの補給線を攻撃する意義がある、とすればエスカレーション抑止の手段としてたとえばポーランドをミサイル攻撃するとか、それくらいの事をしてきても驚かない。
1ヶ月近くも四面楚歌状態でよく持った。
どうにか生き延びて欲しい。
避難した市民は収容所で拷問、多分虐殺もあるだろうから、まさに『退くも地獄、進むも地獄』だわな。