ウクライナへの武器供与を否定し続けてきたドイツのショルツ首相は26日、ロシアの侵攻に抵抗するウクライナに対戦車ミサイル1,000発とスティンガー500発を送ると発表した。
参考:Germany to send thousands of weapons to Ukraine in major reversal
高層マンションに命中したミサイル攻撃を含むキエフへの爆撃がショルツ首相の心変わりを促すのに役立った?
ショルツ首相は「ロシアの侵攻はターニングポイントに差し掛かっている。ウクライナがプーチンの攻撃から国を守るのに必要な支援を差し伸べるのが私たちの義務であり、これが今回1,000発の対戦車ミサイルと500発のスティンガーミサイルを提供する理由だ」と述べおり、ドイツは頑なに守り続けてきた「武器輸出政策」を遂に転換した。
さらにショルツ首相はオランダがウクライナに供与したいと申し出ていたドイツ製グレネードランチャー、エストニアがウクライナへの供与を求めていた122mm榴弾砲「D-30」(旧東ドイツ所有でフィンランドを経てエストニアが入手)についても許可を出す方針で、ドイツ人ジャーナリストは「昨日までウクライナへの武器供与はショルツ政権の外交選択に含まれていなかったが、高層マンションに命中したミサイル攻撃を含むキエフへの爆撃がショルツ首相の心変わりを促すのに役立った可能性がある」と述べている。
因みに反対し続けてきた金融システム「SWIFT」からロシア切り離しにもドイツは同意したため、ロシアに対するドイツの立場は歴史的な転換点を迎えたと言っても過言ではない。
追記:各国が提供した対戦ミサイルの餌食になるロシア軍の戦車や装甲車輌の様子、導入したサンシェードはあまり効果がない模様
The emotion.
Reportedly, this shows 🇺🇦Ukrainian troops killing Russian tank convoys near Ivankov, close to the Chernobyl Zone. pic.twitter.com/356d0zKgJr— Illia Ponomarenko (@IAPonomarenko) February 26, 2022
— Stan 🇺🇦 (@mustersoldat_i) February 26, 2022
Slat armour on the roof of tanks is not very helpful via @ukropkl pic.twitter.com/e2iBsFPRUs
— Liveuamap (@Liveuamap) February 26, 2022
追記:武装した市民に囲まれ降伏するロシア軍
In Sumy hat eine ukrainische Widerstandsgruppe einen Nachschublaster der russischen Invasoren angegriffen, gestoppt und die Russen festgenommen.
Kein Witz: Putins Soldaten weinen und wollen zurück nach Russland.
Sumy ist komplett russischsprachig und wehrt sich mit aller Kraft.🇺🇦 pic.twitter.com/Z5sIgtMCYT— Julian Röpcke🇺🇦 (@JulianRoepcke) February 26, 2022
追記:ウクライナ軍に襲撃され壊滅したロシアの輸送部隊
Wer nicht glaubt, dass seit vorgestern Tausende russische Soldaten in der Ukraine gestorben sind, kann sich ja einmal dieses Video hier ansehen.@RusBotschaft, Sie richten ein Massaker an. An Ukrainern und Russen.pic.twitter.com/9CuGCNSvrL
— Julian Röpcke🇺🇦 (@JulianRoepcke) February 26, 2022
関連記事:キエフの高層マンションにロシア軍のミサイルが命中、クレバ外相はロシア制裁を要請
関連記事:プーチンの嘘に騙された独首相、たった1日で外交成果はゴミ箱行き
※アイキャッチ画像の出典:President of Russia
お知らせ:記事化に追いつかない話題のTwitter(@grandfleet_info)発信を再開しました。 |
まあ当然、西側の流れから取り残されたら先々かならずしっぺ返しを喰らうもんな
ドイツはぶれないだの、そんなはずないよ(笑)
現実には対応するさ
しかしヘルメット5000個でさえ25日にようやく提供し始めたばかりなので、今回の発表から実際に提供開始されるまでどれぐらいかかるかいささか不安が
必要な時期と場所に届かなければ結局は無意味ですし
その場合国民の矛先はロシアよりもグズっていたショルツ政権批判に向かうな、甘い外交による和平が破綻してる上に、西側の脚を引っ張ってロシアに荷担したファシスト一味と見なされかねないのに、ようやくドイツ人も気がついたろう
自国第一に考えつつも、状況に応じて対応を変える姿勢は立派でしょう
他国の後押いで顔色ばかり伺って独自の支援策を何も打ち出さない
どこかの首相よりかは遥かに立派です
さて、散々ドイツに嫌味言ってたウクライナ外相がどんなコメント出しますかね
「かつてウクライナを侵略した国(ドイツ)からの武器で
ウクライナを解放した国(旧ソ連の末裔)と戦うとは思わなかった」
ぐらい言いますかw
見た感じ普通に対戦車ミサイルで撃破されてる?ちょっと意外だな。ウクライナの大本営発表かと思ってたけど、戦車ホントにやられてるのか。
ロシアの戦車も普通に殴られ負けるとはなさけない。
撃破されているのはサンシェードを導入したT-72系が主みたいだ。
タンデムHEATのジャベリンなら十分撃破できる可能性はある。
あるいはサンシェードとERAの組み合わせが悪いのかもしれない。
ERAが敏感ならサンシェードに先弾頭が当たった時点で反応してしまい、本弾頭が直撃するときに十分な効果を発揮できない可能性もある。
いずれにせよ、ジャベリンのCMとしては最高だな。
ジャベリンは高騰するね。
以前の記事の内容が正しかったってことですねリンク
バイラクタルのミサイルなら防げたんだろうか
ドイツもよーやく決心したか。
まあ遅すぎなのは間違い無いけど、とはいえ決心してくれたのはある程度評価されるべきなのかな。
今すぐ送れば首都防衛に大きく役立つはずだし、あとは時間との勝負だなあ。
ロシアをSWIFTから締め出したので、流石のドイツも諦めましたね。
NS2停止でやけになってるんじゃない?
さてキエフまでどうやって届けようか。
周辺国への援助物資搬入は国境から陸路でどんどん送り込める様です
国土面積が日本より広い国で投入戦力が20万弱で、しかもまだ
全土制圧も出来ず戦闘継続中
これでは国境線の全封鎖や監視など到底出来る筈もなく、
空挺部隊の輸送機を撃墜されるなど航空優勢ですら
未だに完全確保出来ずで
ウクライナ空軍は粘っていますから
露軍には蒋介石ルートならぬウクライナルートの遮断は到底無理な話です
>高層マンションに命中したミサイル攻撃を含むキエフへの爆撃がショルツ首相の心変わりを促すのに役立った可能性がある
まぁこういう心証もあろうがウクライナ自身が頑強に抵抗したのも大きいだろうね。
要するに、ことの展開が先日のアフガンと対照を成してるって訳で。
ドイツとしては先にウクライナに軍事援助だけしていざ始まった途端に政権崩壊なんてなったらロシアと拗れるだけで美味くない。
しかし実際には逆にウクライナが緒戦の攻勢を受け止めて持久戦の様相を呈してきたし、ゼレンスキー大統領も国民も意気軒高、国際社会もウクライナに同情的でロシアに批判的。これなら行けるってとこかね。
まぁ風見鶏的ではあるがこのサポートはデカいし、何より「抵抗の意思を示せば国際情勢を動かし、戦況に影響することすらある」これの実例が見れて非常に興味深い。
橋ごと自爆だの島で玉砕だの元々反露感情が高かったとはいえウクライナの士気が予想より高いってのは支援の理由にはなってそうですね。
この辺りは尖閣にしろ、台湾にしても政府が最初に徹底抗戦抗戦を決めなければ国際世論は見方にできない、ということですね。
憲法9条があるから徹底抗戦できないなんてのは現在の解釈でもあり得ないので、ウクライナの情勢のみで憲法改正は無理でしょう。
もちろん、移動式弾道ミサイルランチャーを叩く手段であるとか、相手国に決定的・回避困難なダメージを与える戦略兵器の保有の議論は別ですが
どうやって迅速に届けるかですね。
間に合わなかったら意味が無いし。
末尾の「金融システム「SWIFT」からロシア切り離し」が実現したら、本当に戦争が片付く可能性が高いかなあ。
ただ、中国にとっては「やった、これで英米の金融システムが弱体化する、これから中国が金融を牛耳るぞ」なのが不安だわ。
経済力は大きいけど、政治的に信用ならない元決済に傾く国なんて、けっきょく独裁政治だの経済的破綻国家だの。そういう国際的に下流の国ばかりだから
まともに銀行から借りれない連中がヤミ金に手を出すのと同じ、後から泣きを見る
しかし国連など国の数がものを言う場や在外中国軍や中国経済圏を広めるという点においては有効に働いているので、中国の方針は十分な脅威かと
ロシアって、今、悪役となっていない?
今なら「しょーがなかった」とロシアに言い訳できる。
そして、ウクライナに恩を売るチャーンス!
な気がする。
あと、ドイツがすべきなのは、ケーニヒスベルクを取り戻す事だろうね
ドイツやるやん
プーチンはswift切り離しも想定内なんだろうか。流石にキツイと思うんだが
死人に点滴をするような真似をドイツもしないとは思うけど、なんか信用出来ない。
戦後を見据えて形だけやって西側とロシアに言い訳が立つようにするのかとも思う。
そんな事がロシアに通用しないとは思うけど。
届けるとは言ってないって奴か…。
ここは本当情報が早いね。日本のメディアが遅いだけ?
日本のマスコミは表面的な、当たり障りのない事しか言わないし、映像も流さないですからね。いつも紛争関連のニュースは周回遅れのことしか言わない。
ニュースならYou Tubeででも海外のLIVEみたほうが早いですよ。アル・ジャジーラでもスカイニュースでもフランス24でも良いですけど。なんならロシア・トゥデイでも(笑)。
すっかりミーム化している”聖ジャベリン様”や”聖NLAW様”をはじめとした、軍事物資は国境を越えて陸路でどんどん運び入れてます。ポーランド軍のトラックがコンボイを組んで持っていってるのが確認されてます。輸送面では心配なさそうです。
ただ、だんだん「欧州大戦」の様相を呈しつつあるのは、ちょっと不安ですが。ほとんどウクライナを舞台にしたNATOとロシアの代理戦争になってますものね。
ロシアの立場からすれば報復する口実にもなりえます。
本当にどうやって渡すんだろう。前線まで普通にトラックで輸送?(空爆されて全滅しそう)ウクライナ軍に順番に国境まで来てもらって装備させて送り出す?(そんな悠長な)ウクライナ人のパイロットに輸送機与えて空中投下させる?(S-400で間違いなく撃墜)
ロシアはウクライナの西部の制空権取れてなさそうだし空挺も失敗してる
普通にポーランド経由の陸路で送るでしょう
避難民に持たせて追い返す。
(まさかね)
トルコがそれをやったのが、シリアの反体制派でしたね。
ウクライナは国家親衛隊でも領土防衛軍でも、士気が高いですから。現地の彼らを強化すれば良いだけで、わざわざ難民を武装化してまでやる必要性は薄いです。
それより、ウクライナを支援するために幾つか外国人義勇兵が入り込んでいるようです。SNSに自撮りしてロシアとの戦闘に加勢しているのが伺えます。
なかにはキリスト教の新興カルトやネオナチ極右の過激派グループに属している、よからぬ連中もいます。FBIから危険視されているThe Baseとか。
問題は戦後、帰国した彼らがテロリスト化する危険性があります。
ちょうど欧米が助けたアフガニスタンのムジャヒディーンがアル・カーイダに鞍替えして欧米に牙を向いたのと同じ構造が繰り返されるリスクがある。
今だけは心強い味方で、ウクライナ防衛の為になりふり構っていられないですが、あとあと尾を引いてくると思います。
西側からすれば、鹵獲されてもいいような比較的安い武器を送るだけで
自国民の人的損失リスクを負わずに、ロシアに出血を強いる絶好の機会と考えてるのか?
とりあえず「当日お急ぎ便」で送れ。
日本の運送会社ならトラックにミサイルが当たっても運転手が荷物の弁償責任で引き受けそう。
今まで国益を考えて行動してたんだろうけども、ウクライナが下馬評を覆しそうになってから支援を発表しても、下がった評価が余計に下がるだけじゃろうがい。
後はウクライナの公表した戦果が、実態に即しているか否か
日本の運送会社ならトラックにミサイルが当たっても運転手が荷物の弁償責任で引き受けそう。
ドイツさんロシアと繋がりすぎて2日で負けるとのロシアの欺瞞情報を信じ切っちゃった疑い
その旗色が変わるといきなり態度変えてくるドイツさんがクリーンディーゼル詐欺の時と全く同じやなと
日本も携行SAMと軽MATを供与して欲しい
堂々と実戦試験が出来るのに
対戦車兵器としか言ってないから対戦車地雷とか送るかもね
後出し感がありますが供与予定はパンツァーファウスト3なんで対戦車ロケットになりますね。後方ブラストに注意が必要だけど恐らくタンデム弾頭の奴を渡すはずだろうからロシアとしては嫌な装備になるだろう。
サンシェード効果の有る無しに関しては、そもそも攻撃がトップアタック兵器であったのかが焦点で本当に弱い後方側面部分を抜かれた可能性はあるんじゃないだろうか。見た感じじゃ部リンで撃破したとかの記載は無いように思う。
普通の対戦車ミサイルでトルコのレオ2A4が撃破されているんだし、コスト削減の為にT-72改良型でお茶濁ししたツケを払っているようにも見える。