ロシア軍によるウクライナ侵攻から657日が経過、ロシア軍は東部戦線のクレミンナ方面、バフムート方面、アウディーイウカ方面、ドネツク西郊外方面で前進を遂げており、ウクライナ人が運営するDEEP STATEは「前線の状況は全体的に悲惨だ」と警告している。
参考:на фронті станом на кінець доби 12 грудня 2023 року
参考:Что происходит в зоне СВО: хроника за 12 декабря
クレミンナ方面
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは10日前「残念ながらクレミンナ方面のロシア軍は広範囲な土地を占領し、多くの陣地からウクライナ軍を追い出すことに成功した」と報告し、テルニー方向でロシア軍が1km以上前進したと主張していたが、テルニーの東=Ⓐでウクライナ軍がロシア軍陣地を攻撃する様子が登場したため、この方向に対するロシア軍の前進は事実である可能性が濃厚になった。
さらにウクライナ軍がⒷでロシア軍戦車を攻撃する様子も登場し、クレミンナの南に広がる森林地帯でも「ロシア軍がドネツ川に向けて支配地域を広げている」と裏付けられ、DEEP STATEも12日「ロシア軍はセレブリャンスキー自然保護区に向けて進軍している」と報告している。
この地帯の戦闘は昨年11月頃から取ったり取られたりを繰り返していたが、今年の夏にロシア軍がトルスケに向けて大きく前進し、クレミンナに迫っていたウクライナ軍はゼレベツ川沿いに押し戻されている。
バフムート方面
バフムート方面について複数のロシア人達は「ロシア軍がボダニフカ郊外に到達した」「クロモヴォ付近で支配範囲を広げた」「クリシェイフカの戦術的高地を制圧した」と主張していたが、DEEP STATEも12日「ロシア軍はバフムートの南のダーチャで成功した。クリシェイフカの高台陣地でも塹壕の大部分を占領されたが、まだウクライナ軍も陣地を維持している」と報告。
さらにDEEP STATEはボダニフカ~クロモヴォについても「ロシア人の報告」に近い前線位置を採用しており、ロシア人ミルブロガーの報告をDEEP STATEが追認する状況が続いている。
但し、この前線位置は視覚的に確認されていない。
アウディーイウカ方面
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは12日「アウディーイウカにおける作戦は新たな段階に入った。ロシア軍は南部の工場地区からコロソヴァ通りに到達することができた。もはや戦闘はアウディーイウカ郊外ではなく市内で行われている」と報告。
DEEP STATEも12日「敵は3日間で16回の攻撃を仕掛け、残念ながらロシア軍との戦闘はヤシヌヴァタ通りとコロソヴァ通りの間で発生している」と述べており、アウディーイウカの状況は刻々と悪化していることを示唆している。
但し、こちらの前線位置も視覚的には確認されていない。
ドネツク西郊外方面
ドネツク西郊外のノボミハイリフカ方向は安定した時間が続いたものの、今年の3月頃からロシア軍の動きが徐々に活発化(視覚的証拠の増加)し、10月頃にはロシア軍の装甲車輌がノボミハイリフカ周辺に出没、10月下旬には「ロシア軍の地雷処理戦車が集落近くで作業している」のを視覚的に確認、新たな攻勢の下準備として「ノボミハイリフカに向かうための道」を切り開いていたのではないかと懸念されていたが、遂にロシア軍の装甲車輌が集落の東郊外に到達。
DEEP STATEも11日「ノボミハイリフカ郊外の状況は悪化の一途で、既にロシア軍の隊列が集落の東郊外に入り込んでいる。今のところ敵を撃退しているものの『1年以上も安定していた防衛ライン』が問題に直面しており、ロシア軍は夏以降の砲撃戦で我々の陣地のかなりの部分を解体してしまった」と述べていたが、12日に「敵はノボミハイリフカの北で成功を収め、南でも敵が集落を襲撃している」と報告。
ロシア軍はどうやら3方向からノボミハイリフカに迫っており、北側から集落に向けて約2kmほど南下、南側のグレーゾーンは集落の郊外に到達しているらしい。
因みにDEEP STATEは「前線の状況は全体的に悲惨である。バフムートやドネツク西郊外に比べればアウディーイウカの状況は安定していると言え、手遅れにならない内に問題の修正に取り組まなければ痛い目に合うだろう」と警告している。
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※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ
消耗率50%近いロシア軍がもうすぐ崩壊します
何も心配ありません、もう放っておいてもウクライナが勝つので米国は台湾に注力してほしいです。
9割って旧軍が(開戦時の)米軍をほぼ全滅させたっていうと同じですよ。
えっ!?米議会で読み上げられたのですかそれ?
皮肉のつもりかも知れないがロシアが前進するのとロシアが大損害食らうのは両立するからな
散々語られてるけど、ロシアが実質的に投入している戦力は相当なもので、それでも一日数百メートル単位の前進なわけで
Oryxの装備損失数やら、米国の文章から見ても損害自体は死傷者30万でもおかしくはない、そもソ連時代から大損害と引き換えに前進するような戦法考案してるわけだし
そうですか、良かったですね。
「ロシア兵も沢山死んだから、仮にこのままウクライナが
敗戦したとしても実質は痛み分けだ」って言いたいんですか?
負けそうになってきたらロシア軍は大損害出してるぞーと言い出すのはもうお約束でしょ。
バフムトの時もそうだった。
しかしバフムト陥落後のワグネルは反乱おこすくらい元気だった。
これ以上占領地を広げられる前に早期講和を目指すべきでは?ウクライナは十分に戦いました。現在の戦線を新しい国境として講和するのが現実的です。決して講和してもウクライナは国家的名誉を失いません。これさ西側諸国が保証しますから。
日本も尖閣で無用に中国と戦おうとしていません。戦えば負けて領土喪失の懸念があるからであり、中国の一部法執行を事実上容認しているのも賢く振る舞っているからです。
既にウクライナが講話したいかどうかではなく、ロシア軍が納得できる戦果をあげるまでは終わらないのではないかと思います。勿論、ロシア側の提示する条件を全て無条件で飲むならロシアも喜んで講話するでしょうが、それはゼレンスキー政権としても選択できないため、どの道、戦争は続くでしょう。
仰っている『現在の戦線を~』というのも押し気味のロシアが『いや、東部と南部で取れるだけ取る』と考えていれば、わざわざ聞く必要のない講和条件です。戦後の西側との付き合いは経済制裁ありきの形となる以上、今回の戦争でロシアが中途半端な形で止まってくれると考えるのは流石に甘いような気がしますね。
個人的には、主要産業の固まっている東部・南部、黒海沿いは全て取りたいと考えているでしょうし、そこまでは続ける気がします。西部は親米派が多いし、そもそも実入りが少ないので無視されそうではあります。
――戦える力がまだ残されている今こそ、和平交渉を行わねばならない
軍が壊滅した後、何を交渉材料として協定を結ぶのだ
残されるのは、完全な屈服だけだ
フィンランドの将軍マンネルヘイムも言っとりましたな
和平「交渉」ができるのは戦力の残っている内だけだと
そのタイミングはとうの昔に過ぎ去ってしまいましたな
反抗作戦前のロシア軍が撤退して戦線引き直したあたりがギリギリ交渉のラインかな
まああの頃のロシア軍最弱伝説やプーチン帝国崩壊論の活気な時期に言ったとしても嘲笑の的になるだけですが
フィンランドが講和で許してもらえたのは
ドイツ軍が残ってたからです
フィンランド一国が相手なら
完全に攻め潰されてました
西側がロシアと講話しても信用できないと思っているように、ロシアもまた西側を信用していません。
信用の積み重ねをお互い蔑ろにしてきたツケです。
おかしいなロシアの地上戦力は9割喪失してるはずなんだが….
まーたロシアが大本営発表したのか
英国国防省や米国戦争研究所の分析を総合すると
ロシア軍は戦力の9割を失ったものの残りの1割がスコップだけで西側のハイテク兵器を装備し西側の洗練された戦術を身につけたウクライナ軍を次々と葬っていることになりますね…
抗日ドラマの日本兵かな?
ちょっと強過ぎる…憧れちゃうわね
9割喪失と声高に言うが中味把握した上で話してるのかな。開戦前の稼働兵器だと開戦以降に新造だろうが保管復帰だろうが戦争に投入されている。それらは開戦前のロシア稼働兵器としてカウントされているのかはあるだろう。
ロシア保有兵力の9割喪失かと言ったら皆が皆否定するだろう、全軍や準軍組織まで含めたら、陸で戦える兵力だけにしてもとてもじゃないが9割には届かない。
侵攻当初の地上兵力にしても純粋に陸軍だけカウントしてたら違ってくるし大体の目安程度の話で流せばいいのにな。損失は小さくないが使える空軍力とかも有るし、南部や東部での開戦前とは比較にならないFPVドローンの大量投入の話も聞く。
目立たないが機関銃製造の効率化進行中みたいだし、効率化はそれだけに限った話でもない。兵士を含めて使える戦力が只々減って行くだけで補充無しではないのだからウクライナがおされても何の不思議もない。
最近毎日のようにこういうコメントあるけどさすがにどうなんですかね…
ストレス発散は他所でやってもらいたい
それだけ、我が国が病んでいるということでもあるのですかね。
少子高齢化、労働人口の減少、物価高、福祉財源の枯渇、増税。厳しい要素を挙げたらキリがないのが現状。
ロシア軍はゾンビで構成された軍隊だったのです。
恐ろしいですね。
Zってそういう……。
ロシアの地上戦力は9割喪失したのに、ウクライナが長い時間かけた反攻作戦でやっとこ取り戻した土地は取り返され、更にジリジリと奪われてんのか
ロシア軍の残り1割の戦力って超人的に強いんですね
1割の精鋭部隊の出番まで囚人兵(1割)ドネツク軍(1割)ルガンスク軍(1割)
ワグネル(2割)チェチェン軍(1割)動員兵(3割)位の割合をぶつけて弾薬とか
消耗させていたんじゃないですか?(適当)
冬に入り、冬将軍やらでロシア側のペースも落ちるだとか言われていましたが予想以上に全ての前線で崩壊が見られますね。
ウ側のテレグラムも最近あった奇襲占領のアピールばかりですし、それ以外でも撤退する様子などが流れ始めて攻勢やウ側優勢な動画や情報が出回っておらず、末期という言葉が相応しい気がします。英語話者が多いチャンネルだとウ側を無条件に応援したりロ側の弾薬やら練度不足などの数年間言われ続けているものを掘り返して居ますが、英語話者の少ないウクライナ語のチャンネルだと悲観的なコメントがちらほら見られウ側の戦争疲れなどを感じます。
停戦の話も聞きますし、現在の前線付近を譲渡する形で終わるのか、或いは最初のロ側の条件であった4州を完全に譲渡+軍縮やらNATO不参加で終わるのか……。これからウ側有利で停戦及び勝利する未来は甘く観ても感じられませんね。かなり厳しい戦いになりそうです。
情報ありがとうございます。
停戦交渉が、2022年3月・4月・5月とありましたが、停戦受諾・停戦拒否どちらがよかったのか考えてしまいます(結果論になりますが…)
ウクライナの未来についてですが、戦争が長引くほど世論の関心が低下するため、被害は増加・復興支援は減少するリスクがあるのではないかと感じています。
ガザ紛争の方が、欧米の関心は大きいですから、そちらに限られた予算・世論の関心も向けられていく気もしますね…。
日本もそうですが、自国のみで強引な判断ができない(他国との関係性や友好国の顔色を伺わなければならない)国にとっては、初期の頃に和平したとしても2014年からウクライナを支援していた米含め欧州は「ウクライナは腰抜けだ」と吹聴してNATOの拡張を進め、ポーランドがウクライナのような防衛ラインとして定められていたでしょうし、ウ側が有利な和平を突き出せる可能性は本当にクリミアまで到達するかロシア領に追い返すかのどちらかだったでしょうね。今からはもう有利に事を運ぶのは無理でしょうが……。
ガザの方が関心が高いのはおっしゃる通りで、情勢が不安定で西側寄りの国が少ない中東に支援がこれからも傾くでしょうし、色々と非道な情報があれほど出ているにも関わらず西側の強引な支援を見ているとガザを早めに終わらせてしまってウクライナ側の支援に集中したいような動きですね。なにはともあれ、ウクライナにとっては状況が良いとは決して言えず、和平を結んだとしても数ヶ月には再びウ側と親ロ側の小競り合いが続きそうですね……。
いや、ウクライナの抵抗も頑強だしよく組織されており。冬将軍はハンパなく強力で、さらに新たな要素として「塹壕鼠」が大発生して両軍を苦しめています。
が、それらマイナス要因を積み重ねてすら、既にロシア側がジリジリ押し上げてしまっているんですね。
このまま雪が収まって路面が凍結して固まったら、完全にロシア無双のターンに入ってしまいます。
ゲームチェンジャーが必要なのは今、なんですね。
戦場に詳しくないのですが、FPVなどが悪天候に弱いという話は聞いております。FPVは両軍ともに主力となっているのは判りますが、占領地の歩兵によるじわじわとした押上げは悪天候時の方が容易だったりしませんかね?
まあ、勿論温存された機甲・機械化戦力が路面凍結後に一気に攻めるのでしょう。対策として今急遽推し進めてるのが戦線後方での龍の歯などの防衛線構築()が機能すればいいですね…
ウクライナ側は要塞作って待ち構えている側ですから,普通は悪天候でドローンが飛ばなければ昔ながらの防御側の優位を存分に発揮できる立場です。防御側3倍則が適用されますし、さらに要塞ですから。5倍くらいは有利ですよ。
ところがその状況で押されてる、となるとかなりの劣勢なんですね。
先行きで言えばヤバいなんてもんじゃないです、ダムが決壊仕掛けてるのに雨がこれから強くなる、みたいな状況ですよ。
劣勢の最大要因はやはり、人員と弾薬の枯渇、ですかね。
いかに防御側3倍以上に有利な要塞とはいえ、防衛戦力と武器弾薬が枯渇してはどうにもならないか。
私の尊敬するペタン元帥は、陣地防御により我が方の損害を抑えつつ敵に出血を強い、敵の予備戦力が枯渇した段階を以て攻勢に移行する戦略をとられました。ウクライナ軍の反攻作戦の失敗や各都市での消耗からの全戦線におけるロシア軍の優勢と言う状況は、百年以上を経てまさに同じ事をロシア軍がやってのけたという好例なのでしょう。多分。
ヴェルダン要塞には、弊害もありましたが高い頻度で常に兵士がローテーションによって供給されてこそ、ドイツ軍の攻撃を粉砕することに成功しました。予備兵力が枯渇した状況では、ゼレンスキー線(仮)はヴェルダンでは無く旅順になってしまいます。
管理人様が、マリンカ陥落の影響について警鐘を鳴らしていましたが、影響が出始めていますね。
マリンカを拠点にしながら、南北方向に圧力をかけながら、戦線を直線にしていくように圧力をかけていくのでしょうね。
ウクライナ軍が、南部攻勢やバフムート攻勢で、予備部隊(余力)を摺り減らしたのは悔やまれます(結果論になりますが…)。
ロシア残存勢力の13%が一騎当千の強者なんだな。
レオパルトやブラッドレーをはじめとした西側製高性能兵器群を持っていて練度が高く士気旺盛なウクライナ軍をスコップとか貧弱な装備押してるんだから凄いですよね
クレミンナを攻めて失敗し、トルスケに押し戻された。去年11月~今年6月
バフムートではベルヒフカに至ろうとして、ボダニフカへ押し戻された。今年5月~12月
反転攻勢はロボティネにしか至れず、じわじわと押し戻されつつある。今年6月~12月
ウクライナ軍、何も成長していない…
となるとやはり、ウクライナは守りが多いから攻め手が多いロシアよりも損害が少ないはず、という論法は無理があると感じる。
ロシアが攻め手の場合だったマリウポリ、セベロドネツク、リシチャンスク、ソレダル、バフムート、マリンカは最終的に陥落させている(守り側も相当な被害が出る)が、ウクライナが攻め手の場合は長期に渡ったうえに失敗して押し戻されている。
膠着状態の戦線箇所は、損害は双方同じくらいであろうし。
アウディーイウカも、最終的に陥落は不可避だろう。ここの救援を急ぐあまり、他が手薄になっている印象があるが、アウディーイウカの状況が改善されているわけでもなくじわじわと押されている。
ロシア軍は損切が早いから土地を失ってもダメージは少ないがウクライナ軍は土地に固執するあまり損害を増やしてしまう傾向がある。
それと攻撃側の損害の多い要塞都市への攻勢をバフムトの時はワグネル、アウディーイウカはDPR軍に任せて正規軍を温存させる傾向もある。
やはり政治的なしがらみがあると辛いよね
祖国の土地をこれ以上開け渡せないと言う政治家や国民の意思もわかるけど、
軍事的には重荷すぎる
ロシア軍は、近くに二つ突出部を作れた場合は必ず陥している気がする。
一方ウクライナはバフムトでもザポリージャでもそんな形は作れていない。
ウクライナは作るつもりがないのか?それともロシアが作らせてくれないのか?
少なくともロシアはそうやって都市を抜いているのだから模倣するべきだと思う。
ウクライナもやってますよ
たとえば夏季のバフムト攻勢では左翼のベルヒフカ軸と右翼のクリシェイフカ軸の2軸で二重包囲が試みられています
ただベルヒフカ軸は攻勢開始早々に大規模な反撃を受けて突出部を殲滅されており、逆に左翼を危機的な状況に陥らせるだけで終わりました
以降は泥縄式にクリシェイフカ軸の攻勢が強化されましたが、当時から疑問視されていた通り右翼だけを前進させたところで作戦上の意味に乏しく、結局これも中途半端なところで攻勢限界を迎えて停止しました
そして消耗したまま突出部を形成するウクライナ軍両翼にロシア軍が回復する時間など与えてくれるわけもなく、現在の形成になっているわけです
二重包囲からの都市攻略戦という形式がロシアが出来てウクライナが出来ないのはまあ単純に作戦立案上の問題ですね
ロシア軍の損害9割+ロシア軍が優勢=ウクライナ軍も損害9割以上?
まあ9割かどうかはともかく、ロシアが大損害なのと同様にウクライナも大損害なんでしょうね。そして同程度の損害を受ければ余力のない方が不利になる。
日本海軍がそうだったように、うまく工夫して短期的に有利になっても長期的には平均化され、数の差がそのまま結果に反映されていくようになる。供給力が逆転しない限り戦局も逆転しない。
>ウクライナ軍も損害9割以上?
「侵攻開始当初の地上兵力」という省略された部分に相当するものを考えるとウクライナ側は10~15万人程度でしょうから、ありえるでしょうね。インパクトを与えるための数字でしかないのであまり意味はないですが…。
損耗9割云々ってのは開戦時の兵力と延べ死傷者数の比較でしょ
新規動員や回復した負傷兵の帰還等が全く考慮されていない数字だから現有兵力が1割だとかそういう事はないでしょう
まあ皆さん冗談で言ってるんでしょうが
CNNの記事で出ているようです、私も先程見ました。
ロシア軍、地上兵力の9割近くを喪失か 米情報機関
(CNN) ロシア軍はウクライナへの侵攻を開始してからの約2年間で、現役の地上兵力のうち87%、戦車の3分の2を失ったとする米情報機関の見解が明らかになった。機密解除された報告書の内容に詳しい関係者が、CNNに語った。
報告書は、ロシア軍の進めてきた地上軍の近代化が、15年分後退したと指摘している。
報告書によると、ロシア軍はウクライナに侵攻した兵士36万人のうち、31万5000人を戦場で失った。さらに戦車3500台のうち2200台を失い、歩兵戦闘車と装甲兵員輸送車計1万3600台の32%に相当する4400台が破壊された。
報告書は11日に米議会へ送られた。
この報告書が議会に送られるなら、今のアメリカ議会の機能不全、質の低下というのが如実に表れているのではないかと。アメリカとウクライナの失敗責任の押し付け合いもまだまだ続きそうです。
報告書の正確性は分からないですが・・・
アメリカ議会の混乱は眉を顰めるほかないですね、本当に
“Russia has lost 87% of troops it had prior to start of Ukraine war, according to US intelligence assessment”
の記事ですね。
莫大なロシアの被害にもかかわらず、モスボールされた旧式兵器の再生と予備役の動員で未だにロシアの戦力はウクライナに対して優位とも書いてありますね。
訓練された職業軍人の損耗も激しいですが、それはウクライナにも同じ事が言えるわけで、ロシア・ウクライナの間の戦力バランスに限っては、何も情勢が変わる要素ではありません。
まあ、西側としてはお金だけで、ロシアにそれだけのダメージを与えたら、まあ「費用対効果」は悪くなかったのでしょう。
そして、これから急造された兵員・旧式の装備を削るためにウクライナを支援しても「費用対効果」が著しく悪くなったわけで、冷たくもなります。
意図的にかロシアとウクライナだけの話にされていますが、アメリカ軍、イギリス軍を初めとするNATO軍の方も大量の装備、兵器、特に砲弾をウクライナで失ってしまったわけです。
特に155mm榴弾砲は、砲弾ばかりでなく、砲身や装薬なども大量に失い、カエサルのような自走榴弾砲も消耗していますし、もちろん榴弾砲ばかりでなく、レオパルト2戦車、レオパルト1戦車、ブラッドレー、チャレンジャ-2戦車、エイブラムス戦車などもすでに送っています。対戦車ミサイルや地対空ミサイル、地対地ミサイルも大量に消耗しています。
これらの兵器、装備の消耗、喪失がNATO軍、特にアメリカ軍の近代化には影響しないのでしょうか?
また現状では、ドローンやGPSの電波も、ロシア軍の妨害電波に弱い、電波妨害ではロシア軍の方がむしろ進んでいる、ということが明らかになっており、下手な近代化は逆に命取りにもなりかねないのです。アメリカ軍は自軍の精密誘導兵器、通信電波が、ロシア軍の妨害電波に弱いという現状をどう考えているのでしょうか?
ロシア軍に上手く電波妨害されている現状を無視して、アメリカ軍は高価で生産に時間がかかるGPS誘導砲弾やドローン、無人機をこれからも増やしていくということでしょうか?
仰る内容は理解できます。
西側装備の抑止力が、ウクライナ戦争(実戦)の結果、低下した面もあるでしょう。
メルカバも、ガザ紛争で簡易ドローンに撃破されており、イノベーションのため仕方のない部分もありますが…。
大量のドローン投入は、新たな脅威と言えます。
特にドローンは、中国が世界シェア断トツであり、ドローン周辺産業のクラスターが分厚いです。
中国の意図次第で、ドローン供給量が左右される訳ですから、難しい状況が続きますね。
日本に関して言えば、旧式装備をモスボール保管でもよいので、数を置いておく事が重要というのが戦訓と思います(弾薬も現状少なすぎますね)。
太平洋戦争もそうですが、国家戦争は消耗戦になるため、少数精鋭は幻想と言えますね。
高温多湿の日本にも砂漠が欲しいですね。
ほんと仰る通りです、電子機器が難しい問題ですよね。
地上軍の近代化が後退したという指摘もおかしな話ですね 総軍事力は間違いなく低下はしましたが
むしろ戦争によって旧兵器が蔵出しされ、新ドクトリンに合った新兵器に置き換えられるでしょう
その通りですね
必要な装備、必要な機能が見定められ、戦場で効果的であった装備がさらにブラッシュアップされ、それらを効率的に運用する戦術が編み出され
そうやって新しいドクトリンが生み出されると考えれば近代化が後退したというのは間違っているように思いますね
おっしゃるとおりです。開戦時から懸念していましたが、ロシア軍が組織としてと軍事技術・戦術面でウクライナ紛争を通してブラッシュアップされてしまい、結果として脅威度が上がっているように思えます
空軍戦力は殆ど残っていますし、陸上戦力は時間をかければ容易に再建可能なので、残るのは「汚職・腐敗などの膿がだされ、航空優勢が取れない戦場での戦い方を身に着けたロシア軍」になってしまいます
さらに言うと。
・空軍は、開戦前に問題だった訓練時間の不足を完全に克服。2千時間以上の戦闘飛行経験と百回以上の実弾攻撃をクリアしたエース級の対地攻撃パイロットが100名以上新たに育ち、アメリカに次ぐ実戦的航空打撃力を獲得
・陸軍砲兵は全部隊がドローン化を達成。さらには史上最も射撃経験を積んだ砲兵部隊となり、全戦線で練度MAXに。特に射撃以外の野戦偽装のノウハウを蓄積しているのが大きく、伝統的砲兵としてなら現在世界最強であるのは間違いない。
・空挺部隊は兵士のほぼ全員がドローン操作ができるという驚くべき状態。(一方、日本の空挺団の何人がドローンを使えるだろうか?)
・陸上部隊は世界に先駆けて電子戦対応。全BTGに専任の電子戦部隊が配備される。
という感じですね。
我々西側諸国の市民は、「あのぼけたジジイめ、ろくでもないもん残して行きやがって!」と叫ぶ権利があると思いますね。
本当に仰る通りですね…
ロシア軍は、現場で実戦経験を積んだ彼らが、将校に出世・現場の指揮官に出世・教官として教育という事になっていくわけです。
自衛隊が、ドローンを活用できるのかは、そもそもドローン保有数も僅少でしょうから本当に痛い問題ですね(飯も弾薬も少ない軍隊が、ドローンの余力はとてもないなと…)。
自衛隊の戦車や砲兵が、Youtubeなどで褒め称えられていますが、敵ドローンに撃破されて補充ができないまま終わってしまうワンサイドゲームの展開も有り得ます…。
確かに新時代に即した戦闘経験は蓄積しました
一方で旧世代兵器の生産を中心にせざるを得ない状況にあり新世代兵器の開発・製造が大きく遅れると言う点ではマイナスだと思います
我が国の視点ではこれらの戦闘経験が中国に共有されるであろう事が深刻な脅威になりそうですね
ウクライナ軍も2022年の開戦前から存在している部隊では、部隊は存続していても長い戦争の中で多くの兵士が死んだり負傷などで戦線離脱して半数以上が新兵になっているという話があったと記憶してるので、非対称戦ではない対等戦をするというのはそういうことではないでしょうか
それとロシア軍の場合は初手の失敗、警察の機動隊など軽装備の兵士をなんの情報を与えないままウクライナに突入させて全滅するといった失態の影響もかなりあると思います。スペツナズも同様にほとんど護衛をつけずに降下作戦を行い壊滅したといった本来の力量を発揮しないまま損害を被った例や、その後のワグネルなどによるごり押しも考慮に入れるとそう見当はずれとは言えない気がします。
前の冬は、クレミンナ、バフムト、アウディーウカと色んな所を攻め立てて一体なにがしたいんだロシア軍?
といった感じでしたが、この冬は
クレミンナ、バフムト、アウディーウカ、マリンカ、ノボバフムティカと連続的に前進し
一体何をする気だロシア軍!
といった感じですね。
やっていることはほとんど違わないのに緊張感がまるで違います。
一方、ウクライナ国防省情報総局(GUR)が2023年12月12日に、ロシア連邦税務局の中央サーバー1台と、ロシア全土およびクリミアの地方サーバー2300台をハッキングすることに成功したそうです。
データを消してマルウェアをインスコしたそうです。
1ヶ月復旧できず、徴税に大混乱を来すとか。
中国が独自OSの導入を官庁に義務付けたのをパラノイアとは言えないですねえ。
ちょうど、ロイターにもサイバー攻撃の記事が上がってましたね。
どちらが深刻なのか、復旧速度は実際のところどうなのかは判断が難しい。データの場合はバックアップが大型ストレージに保存されていれば復旧は容易ですが、一番怖いのは結局のところ物理的に情報インフラが破壊されることな気がします。
ウクライナで大規模サイバー攻撃、通信最大手 空襲警報ダウン
2023年12月13日午前 6:25
[キーウ 12日 ロイター] – ウクライナ最大の通信事業会社「キーウスター」が12日、大規模なサイバー攻撃を受け、 携帯電話やインターネットのサービスが停止した。
攻撃の規模はロシアによる全面侵攻開始以降で最大と見られ、首都キーウ(キエフ)があるキーウ州の75以上の集落で空襲警報システムが停止するなどの影響が出ている。ただキーウスター関係筋は、ウクライナ軍に影響は及んでいないとしている。
キーウスターはアムステルダム上場の移動通信事業者Veon(VON.AS)傘下にあり、携帯電話サービスの契約件数は2430万件と、ウクライナの人口の半数以上を占める。インターネットサービスの契約件数は110万件超。
キーウスターのオレクサンドル・コマロフ最高経営責任者(CEO)は国営テレビに対し、キーウスターのITインフラが部分的に破壊されたと明らかにし、「戦争はサイバースペースでも起きている」と述べた。今回のサイバー攻撃はロシアとの戦争の結果起きたとの認識を示したものの、背後にいると考えられるロシアの団体について具体的には語らなかった。
ウクライナ保安局(SBU)はロイターに対し、ロシアの治安機関によるサイバー攻撃の可能性も調査対象になっていると明らかにした。
世田谷地下構火災の反省を受け、NTTは、洞道をガチガチのセキュリティで固めているようです。
ただ人為的なテロにどこまで対応できるのかは、さて。
最近のウクライナ軍には、やはり砲弾と補充兵(新規動員)の不足があるのではないか。
しかし、ロシア軍側も、一気に攻勢できる兵力(兵士の数)はない。
そのため、じわじわとウクライナ軍が押されている情況にあると思う。
作戦面では、ウクライナ軍は、アウディーイウカやクピャンシクなど重要戦線に増援を送っていて、引き抜かれた他の戦線が押されている。
例えばバフムト方面などはそれで押されていると思う。クリシチウカなどは撤退するのではないか。それとも死守的になるのか。
それと今までウクライナ軍は、損害を受けた旅団が補充再編されて再び登場するまでの期間が短かったが、最近は再登場までに時間がかかるようになったと感じる。
これに短期的でなく根本的な問題があるなら、尾を引くと思う。とりあえずは、ウクライナ軍にはF16よりもまず砲弾の大規模支援が早く必要だと思う。
周りが停戦を後押ししてくれる間に停戦してしまったほうが良いと思うんですがねぇ……
ロシア軍の損害ばかりが強調されていますが、既に書いておられる方もいるようにウ軍の損害が甚大なんじゃないですかねぇ。
大失敗の南部攻勢始まった後に死傷者うなぎ上りだったようですし。ここらへんは来年か再来年の戦後には多少情報が出てきますかね。
早いうちに停戦して現状のラインで妥協しないと、今はじわじわ進まれてるだけだが一気に崩壊してハリコフ攻勢の逆パターンになっちゃいますよ恐らく。
ロシア軍はまだ兵士も兵器も余力があるけど、ウクライナ軍にはもう余力すらない、総動員体制であるにも関わらず兵士が取れない。
欧州は声だけ立派で約束した弾薬の3割くらいしか供給できないし、出せる兵器も枯渇した。
アメリカは御覧の通り政界が紛糾してトランプ大統領再誕の可能性も非常に高くなってきた。彼が大統領になったらもうウクライナに支援は1ドルもいかない。
そうなったら後はひたすら人と土地を失い続けるだけの戦いになるのは見えてるのですから、冬から春にかけて停戦にもっていくのが最良だと考えるね。
西側諸国が内心停戦してほしいと思ってるのに良い人の振りもしたいから戦い続けるなら私たちは支援し続けますがあなたが停戦したいなら反対しませんよみたいな態度取ってるのも悪い
ゼレンスキー大統領の立場からしてみればそれじゃ結局自分が停戦の責任を取らないといけなくなるから応じられないのは仕方ない
西側が本当に停戦させたいと思ってるならもっとウクライナの頭越しにロシアと交渉してゼレンスキー大統領に西側が非協力的なせいで停戦に追い込まれたと言い訳できる余地を作ってあげないと
でないとゼレンスキー大統領は為政者の自己防衛反応として戦争を可能な限り引き延ばそうとする
確かに、西側諸国がウクライナの停戦を欲しているなら、外交方針が中途半端ですね。
そしてそれ以上に問題なのはゼレンスキー自身。彼が本当にウクライナの国家元首であることを自覚しているならば、自分の責任で停戦を実現せねばならない。「停戦の責任を取らないといけなくなるから応じられないのは仕方ない」は、政治家の本分としては筋違いと思う。【政治屋】ならば、その通りの理屈で国内政治も国際外交も回っているが現実なのでしょうが。
「停戦したいわけではないが安保理決議だから仕方ない(建前)」って形に持って行けないかなあ
ロシア側も「交渉を閉ざしてるのはウクライナ側」って建前だから
交渉のきっかけとして拒否権使わなかったという理由付けは出来なくはないだろし
バイナリーオプションをマーチンゲール法で嗜んでいた身としてはウクライナが損切(講和)できない事情は良くわかる。
どれだけ戦況が悲惨になってもここで損切してしまったら今までベットしてきた賭け金(命と金)は何だったのかとなる。
ただこのままいくとサンクコストは指数関数的に膨らんでいき強制ロスカット(無条件降伏)になってしまうのではないか。
その前に国連主導で即自停戦に持っていけるような世論誘導が必要ではないだろうか。
ロシアの損害以上に把握の簡単なはずのウクライナの被害にほぼ言及がない段階でお察し、、、という
感じでしょうか。
包囲状態でexchangeを強いられたバフムトやアウディーイウカでのウクライナの損害は、かなりの
数になると思われます。
かといって停戦は現時点ではほぼ無いと思われます。
ロシアにはここで留まる理由がなく、ウクライナはここで停戦を言い出したらゼレンスキーは国内の
極右派とまだまだ支援金にタカりたい汚職派に暗殺されて、犯人はプーチンとされる事になると思います。
ここまでウクライナが壊滅するともう国として存続できなくなると思うよ
若い人もほとんど消えた
今は高齢者まで動員してるでしょ
・・・それはロシアだって言いたいけど、やってるのはウクライナ
ずっとめちゃくちゃ不利で負けてたのが実態
西ウクライナはポーランドに併合されてオデッサあたりまでがノボロシア
内陸のキエフ周辺がウクライナ共和国として、へたしたらロシア連邦に吸収かもね
リンク
The Demographic Challenges to Ukraine’s Economic Reconstruction
の論文によると、この戦争がベストシナリオでもワーストシナリオでもウクライナはもうだめぽらしいです。
人口学者の辛辣なところは、男がどうなろうと人口の大勢には関係ないが、出産適齢期の女性が国外に脱出しているので、絶望的なんだそうで。
知識層が他国に移動してしまったのはロシアだけじゃないですからね。しかも、数年単位で戦争が続いて、移住先できちんとした職業に就いてしまえば、ウクライナに暮らしていたのも遠い昔になるのもすぐです。
まあ、移住先の欧州圏の国からすると、キリスト教圏の移民が増える事で安心できる労働力なので扱いの面倒なイスラム教徒よりも歓迎されるんでしょう。
あのCNNのロシア9割損耗のニュース以来、メディアもSNSもお祭り騒ぎ。
久々に明るいニュースだったようで、ヤフコメなどではウクライナ勝利を確信し合う力強いコメントで溢れておりました。
反転攻勢のときのアメリカ様の作戦で、4ヶ月以内にクリミア解放って言ってたあたりこのホントにアメリカとか西欧の分析能力とか作戦立案能力が劣化しすぎてヤバそう。
冷戦崩壊以来圧倒的弱いものイジメしかしてこなかったから、相手の過小評価と自己の過大評価が極まってもう治らなさそう。
直に我々は自由民主主義という道徳的に優れているから、戦う前から勝利しているとかいい始めそうな勢い。
CNN記事のコメントをおすすめ順に1ページ見てきましたが、力強いコメントで溢れている感じはないですね…
・ロシアの占領地拡大は無理 両国の消耗戦が続く
・ソ連時代から兵士が哀れ ウクライナも損耗しているだろうが応援(「正義を力に」との文言有り)
・動員兵含めたら80万 開戦時を上回る規模
・捏造では?
・さすがに盛りすぎ
・情報操作だ
・米国非難
・本当ならなぜ膠着状態で東部は押されているのか
・ロシアはもう終わり…と22年から聞かされ続けてる
・ソ連時代から兵士が哀れ
ロシアのおそロシアぶりは、たとえ当初用意した戦力の9割損耗したところで、立ち直って殴り続けられるところなんですが、世界史とか全然勉強しない方が多いんでしょうかねえ>ヤフコメンター
あと今回我々が目にしたのは、「ロシアの砲兵が本気になると、核なんかなくても都市を文字通りの更地にできる」ってことですかね・・・
>ヤフコメなどではウクライナ勝利を確信し合う力強いコメントで溢れておりました。
その方々も、18歳以上になれば無条件で参政権を有するようになるのが現状の選挙制度。
トランプ流の選挙手法がどんどん増えるのは、なるべくしてなった、ということなのですね。
100年前になぜムッソリーニやヒトラーが民主国家で台頭できたのか、世論の空気と肌感覚で理解できる動乱時期の社会不安というのは、こういうものなのか。
相手の過小評価は論外ですね。過小評価をしていれば、それが事実になると思っているのか。。
逆に、過小評価をする面々が勇ましい事ばかり言っているのがおそろしいです。
米英は端からウクライナがロシアに勝てるとは思っておらず、ウクライナ人をロシアに投げつけるための「石ころ」としか考えていません。
ですからロシアを過小評価し戦争継続させる方が都合が良いんですね。
ロシア軍9割損害と言う情報を発信することでウクライナ人の、それを支援する西側の人々の士気が上がるとすれば、作戦は成功したというわけです。
アメリカは、敵の敵は味方の理論で
自分に都合さえ良ければ、
独裁や欠陥品みたいな傀儡国を作っては
利用価値が無くなれば切り捨ててきました。
で、捨てた飼い犬に手を噛まれたパターンが
フセイン政権やタリバンですね。
ウクライナ軍が劣勢になり、見捨てられると分かれば
アフガン国軍の末期のように
武器持ってロシアへ寝返りも増えるでしょうね。
第二次大戦後の中国大陸における蒋介石国民党と毛沢東共産党。
その扱いに置いての、アメリカの蒋介石に対する手の平クルックルの動きと、香港をエサにされたイギリスの共産党政府擁護の露骨な動き。
最終的に大陸が赤化してしまい、それに慌てたアメリカが大慌てで「大陸の覇者は共産党なのを認めるが台湾は軍事的に最重要な場所で絶対防衛線だ」とやり始め、その後にまた手の平クルクルでソ連に対する為に中国共産党ととを結び台湾を冷遇し始めるという。
そういう事例がありますから(笑)アメリカの外交下手は今に始まったこっちゃ無いです。
ベトナムも当初ホーチミンは対米融和派で、アメリカに経済協力を希望していたのを「アカだから」という理由で完全にアメリカ側が拒否したのがベトナム戦争の始まりだとも言える訳で。
本当に仰る通りです。
歴史の経緯・外交関係を理解するのは難しいですからね…。
アメリカに妄信している方を、たまに見かけるのですが、今一度原点に返って歴史を見返して欲しいと考えています(アメリカの掌返し)。
鈴木宗男議員も指摘していますが、アメリカの国益追求によるリスク(当たり前の話)について、Youtubeの対談の中で訪ロ前に語っていますね。
日本防衛のために、必ずアメリカが先に血を流してくれるというのは、有り得ないんですよね(共に血を流してくれるのかすら分からない訳です…)。
西側資金供給が尽きるとそのリスクが出て来ます。
ゼレンスキー政権がウクライナにしては非常に求心力があるのは「莫大な西側の資金を持って来れるから」なので。カネを持って来れなくなると、ゼレンスキー大統領は軍部や各種政府機関へのコントロール力を失う可能性が高いですね。
マジで馬鹿な奴が増えてどうなっちゃってるのここ…
戦闘で消耗=消滅ではないし、消耗した部隊は後方に下げ休養させ再編成後に投入されるなんて常識じゃないか…
それを残りのXX%で戦うロシア軍強いんだな~とかさ、意趣返しのつもりなのか本気の馬鹿なのかどちらにせよまともな会話じゃないよ。
皮肉を交えた会話というものも、ありますから。読解力を楽しむのもまた会話の醍醐味の一つです。
「まともな会話じゃない」という話を始めれば、そも平成令和の人間の会話は、明治大正の人々から見れば低俗で無教養なスラング以下になってしまいます。
それと、「マジで馬鹿な奴が増えて」という表現も、あまり品の良いものではありません。育ちの悪さが透けて見える表現は使わない方がいいかと。「どうなっちゃってるのここ」も、小学校低学年向き。
「本当に下世話な輩が増えてしまった。どうしてしまったのか此処は…」くらいの表現は最低でもしたほうが、常識を語るならば通りやすいかと。
恐らく皆さん、9割損耗なんて
ガセなのを見透かして
会話を楽しんでるんですけど
マトモに受け取って怒る子も居るのね
英国情報部って、戦費1日2兆円に始まり
ほとんどエンタメ枠じゃ無いの
ガセとかじゃなくて最初から誰も言ってないんですよ。
「侵攻開始当初の」「地上兵力の」87%に「相当する数」、つまり「東京ドーム100個分」のように規模の大きさを示しているだけの数字。
それをわかった上で悪質な冗談やストローマン論法に使って皮肉る人が多くて辟易します。
常々言われている「ウクライナ軍は兵力で圧倒している」というのもこれで、国家全体の兵力vsある時点を切り取った占領地域に展開している兵力の切り取りの比較です。中には本気で主張している人もいるみたいですが…
英国国防省によればロシアの戦費は1日2兆円
2兆円×約700日=ロシアがこれまで費やした戦費は約1400兆円
ロシアは世界一の金持ち国家では・・・?
米国は戦争研究所とやらをかましてプロパガンダをやっているからまだいいけど
国防省や情報部がマジなバカ扱いされている英国は可哀そうだな
自業自得だが