ロシア軍の死傷者数について英国防省は「推定32万人」と、米諜報機関も機密が解除された報告書の中で「31.5万人」と指摘、ウクライナ軍の死傷者数については市民団体が11月に「10万人以上」と、ワシントン・ポスト紙は12月に「13万人」と言及した。
参考:Hundreds of thousands wounded and dead in Ukraine as war grinds on, intelligence suggests
参考:Ukrainian group says more than 30,000 troops have died in Russia’s invasion
参考:U.S. intelligence assesses Ukraine war has cost Russia 315,000 casualties
守る期間が長かったウクライナ軍の方がロシア軍よりも損失は少ないだろう
英国防省は先週「ロシア軍は2022年2月~2023年10月までの間に24万人が負傷して5万人が死亡した」「ワグネルは4万人が負傷して2万人が死亡した」「ロシアの死傷者の合計は推定32万人(推定範囲の中央値)だ」と発表したが、米諜報機関は機密が解除された報告書の中で「ロシア軍は36万人の兵力でウクライナ侵攻を開始し、これまでの戦闘で侵攻開始時に準備した兵力の約87%=31.5万人が死傷した。この損失をカバーするためロシアは2022年後半に30万人の部分的動員を宣言と囚人や高齢の民間人を採用できるよう基準を緩和した」と指摘。
ウクライナ軍の死傷者についてはニューヨーク・タイムズ紙が今年8月「約7万人」と報じたが、ウクライナの市民団体は11月「オープンソースに基づいて2.45万人のウクライナ軍兵士が死亡した」「行方不明者として登録されている兵士の数は1.5万人で死亡している可能性が高い」「実際の数字はこれよりも多い可能性が高い」「1対3の比率を適用すると負傷数は最大10万人(推定)になる」と発表、ワシントン・ポスト紙も反攻作戦の失敗に関する記事の中で「死傷者は13万人」と書いたが、どの数字も当事国の公式発表ではなく「推定」なので参考値に過ぎない。
過去、ウクライナ軍とロシア軍の損失割合について「1対7」や「1対10」という数字がもてはやされたが、ウクライナ国防省のマリャル国防次官は2023年3月「死傷者の割合が1対10に達すこともあるが数字の平均値はもっと低い」と述べており、ロシア軍の人的損失を象徴する「1対10」という数字は「ある戦場で特定日に生じた結果」という意味だ。
双方の損失割合に驚異的な差は生じていないものの、ロシア軍はウクライナ軍よりも攻める期間(キーウ占領に失敗した侵攻初期の攻勢、イジューム、ポパスナ、クレミンナ、ルビージュネ、セベロドネツク、リシチャンシク、リマンなど手に入れた2022年4月~9月の攻勢、ソレダルやバフムートを手にれた2022年12月~2023年5月の攻勢)が長ったため、守る期間が長かったウクライナ軍の方が損失は少ないだろう。
但し、攻勢側の方が守勢側よりも損失が多くなるという理屈を採用するなら、ウクライナ軍も「2023年6月~10月の攻勢で大きな損失を出している」と考えるのが妥当で「損失割合の差」は縮んでいるかもしれない。
関連記事:ウクライナの反攻作戦はどうして失敗したのか、計画に生じた誤算と対立
関連記事:どれだけの兵士が命を落とした?ロシア軍の戦死者数は間もなく14万人に到達
※アイキャッチ画像の出典:Минобороны России
ロシア軍の損害は、攻撃の期間が長いため、損失が多いというのは妥当と思います。
ウクライナ軍は死傷者の多寡だけでなく、南部攻勢により奪還した領土と人的損害を、比較される事になると思います。
ウクライナ軍の南部攻勢開始後に、死傷者の急増が指摘されていますが、奪還した面積は僅かです。
ゼレンスキー大統領が、クリミア奪還まで攻勢を続けるつもりであれば、人的損害をどこまで許容するのかが気になっています…。
日本政府が、ウクライナ予算(2兆円近い金額に膨らんでいるのに)どこまで気軽に増やしていくのか・国会で議論などをきちんと行わないまま増やしていくのか、これも気になる所ですね。
ロシアと北朝鮮の接近が懸念されていますが、どういったリスクが高まっているのか、きちんと見直す時期が来ていると思うんですよね。
北朝鮮の軍事衛星発射は成功していますが(ロシア人技術者が打ち上げ成功の写真内にいることが指摘されています)、ICBMの大気圏再突入技術を確立すれば、戦略核ミサイルの抑止力が完成する事になります…(日米分断のリスクが激増します)
他のことで調べたのですが、ウクライナ戦争関係の予備費を1兆円計上しておいて、1000円しか執行しなかったのには愕然としました。
予備費とは言え、1兆円を死に金にした「増税メガネ」内閣のセンスにゾッとします。
少子化対策の的外れな制度設計にも文句を言う妻の悪口にもウンザリですわ。
なんか勘違いしていますね。ウクライナ情勢経済緊急対応予備費の事だろうと思いますが、それは不要となり一銭たりとも使っていません。
結局の所、血税なんだし使わずに残すのを死に金と批判すべきなですかね、勿論、使うべき所はあるでしょうが投資に見合う使い所が見いだせないなら使わない選択肢は真っ当でしょう。それこそ訳の分からない使い方をして死に金にされるより全然マシだと思いますが、批判するんですから当然どこに使うべきだという考えを書くべきでしょう。
予備費は必要ですし、必ずしも使われる性質のものではないのも理解はしています。
しかし、必要だったの他の分を削って1兆円もの額を計上し、執行しなかったのは予算編成のセンスが壊滅的にダメだと私は考えます。
予備費に関して、少し補足させて下さい。
国会決議なしで、目的外に使えるため、多額の計上は批判される事が多いですね。
『ウクライナ情勢経済緊急対応』これが、ただの枕詞になっているというカラクリです…。
増税が必要です・減税できません、財務省が政府予算足りないように見せる、テクニックの1つですね(酷い話です…)。
予算の「死に金」ってどういう意味なんですかね?ムダに使われたってこと?ムダに留保されていたってこと?
別の目的のために予算確保して、留保しているという表現が適切でしょうか。
早い話が、ウクライナ関係以外の何にでも、使い回せるわけです(一般会計予算の金が余っているという事ですね)。
それはしょうがないでしょう。
予備費は使わないかもしれない前提で用意するものです。
国会を召集して予算案を通す暇など無い状況で、突発的に金が必要になる可能性があります。
昨年は予想もしなかった戦争がいきなり起こって、何が起こるか分からない状況です。
当時は血迷ったプーチンが核兵器を使用して、NATO軍と全面戦争やらかすかも。
なんて観測まで流れておりましたよ。
まあ結果的には杞憂で良かったですが。
人口が日本より二千万人多いだけの国が30万を越す人的損失で、
それでも国民の疑問の声を押さえ込んでいるというのを体制の優位と考える人間がいたら怖いわ
実際、純粋に軍事的に見ると紛うことなき体制の優位だよ。
第一次世界大戦頃から戦争は総力戦となり、如何に総力戦を戦うか? という命題から総力戦体制、全体主義が取られた事を考えれば、ロシアとウクライナの総力戦においても、国民の声を抑え込めるロシアの全体主義的な体制は有効と言える。
ただ21世紀の今、100年前の価値基準で攻めるロシアにウクライナや西側が苦しめられているというのは色々な意味で怖い。ロシアの勝利は一次大戦、二次大戦を経て国際社会で育まれたイデオロギーがゴミ箱に捨てられるも同然だから、これが瓦解すると世界がどうなってしまうかわからないね。
いま抑え込んだ不満はいつか爆発するときに大きな影響をもたらす、それが世界や日本のためにはならないと安易に予想できますから
第一次世界大戦東部戦線のロシア側死傷者捕虜などの人的損害は9347000人、約1千万人
ロシア軍の死傷者は実際は西側が出した発表よりもかなり少ないとロシア人の人が言ってました
この戦果で言わないと、困る人達がいるから
実際今現在戦場の状況はもよく見て判断してほしいと
人海戦術を今も使ってるからウクライナに兵が居なくなったとも
ロシア人の意見を聞いても参考にならないような。
逆に「ウクライナ軍の死傷者は実際は西側が出した発表よりもかなり少ないとウクライナ人が言ってました」も参考になりません。
そして人海戦術を今も使ってるのはロシア軍ですよね。
機密指定解除された米国政府の文章より信頼性の高いソースって、ロシアのどんな上層部の人間の発言なんですかね……?
30万死傷してたら30万招集で今の戦力維持してるの無理ないか
まあ、無理がある数値だと思います。本当に30万人も死傷していたら、アウディーイウカ、バフムート、マリンカ、ノボミハイリフカでロシア軍が押し込めている優勢がおかしい。
「今の(組織が健全とは称し難い)」イギリスやアメリカの推定値であることを考えると、死者4万人、負傷者16万人の合計20万人くらいかなと個人的には思っています。ウクライナは死者5万人、負傷者20万人の合計25万人か、この反転攻勢の損失度合いによっては30万人に届くくらい。(でなければ、前線の兵員の枯渇という動員困難の説明がつかないので1/4は動けないと想定)
結局のところ、兵員の損失数に関してだけならば「だいたい同じ」と称しても、戦場での正確な統計の難しさを考えると誤差の範囲内に収まる程度かなと。ただやはり、独り歩きした「死傷者の割合が1対10」という数値とのギャップに、落胆を受ける側がどちらかと言えば明白で、今の支援躊躇の「不信感」の根底もその辺りにもあると思われる。
敵国の損失を勘定するなとは思いませんし、一定の分析としては必要なんでしょうが、結局は戦況がどうなっているかですからね。
ロシア軍を数十万人負傷させた → 反転攻勢で取り返した地域をほぼロシア軍に取り返されました。こんな内容をニュースで見せられたら、誰だって不思議に思います。嘘とまでは言わなくても、過剰に報告してるんじゃないかと疑われても仕方がないんですよ。過剰じゃないなら、本当に一騎当千だったのはロシア軍で、数で劣っているロシア軍相手に、ウクライナ軍は押し返されています、というちぐはぐな状況になってしまう。
> 本当に一騎当千だったのはロシア軍で、数で劣っているロシア軍相手に、ウクライナ軍は押し返されています、というちぐはぐな状況になってしまう。
結局はヒト一人の命を犠牲にどこまで戦術的な目標を達成できるかどうかじゃないの
ロシア軍は囚人や二等国民を決死部隊として使い、場が整ったところで正規軍が突入するみたいなゲーム的な最適化ができているに対し、ウクライナ軍はそこまで命を割り切って使うことができない結果だと思う
いちおう両社とも歩兵を主体とした人海戦術とはされてるけど内実にはおおきな違いがある
ロシアにいるユーチューバーは人を劣りに使う馬鹿な攻撃はしてないと言ってました
この結果じゃないと困る人が多くいるみたいなことも
それで君はそれをどう思うのか?
悪いけど自分は信じてます、
実際、囮同然に使われているストームZの映像がゴロゴロありませんかね……?
悪いけどあの人を信じます
今の状況予言もしてたしたし
突撃部隊の動画も見ましたが
古い映像も多くそんなに被害はない事
も言ってました
まあ仮にイギリス国防省の数字をとって、ロシア軍の戦死者5万人、負傷者24万人としても、負傷者にもいろいろあるわけです。
前線復帰不可能な重傷者もいますが、軽傷の兵士、重傷でも完治する兵士もいるわけです。負傷=戦線離脱とは決して限りません。また重傷の兵士よりは軽傷の兵士の方が多いのは当然です。
負傷したが治療してまた前線に復帰するというのはぜんぜん珍しくありません。
昨年ロシア軍に動員された人数は50万人以上との情報がありますし、今年は10ヶ月間で38.5万人を確保したとのこと。
侵攻当初の兵力は約19万人でしたので、軽傷者の戦場復帰も考慮すれば30万死傷はあり得るかと。
少なくともロシアの戦力はヨーロッパ方面だけに偏っている訳でもない。北方領土から部隊移動していたりするし戦力を減らしても問題無さそうな国のあちらこちらから戦力をかき集めて投入も出来る。
それにロシア軍とか言っているけど22年開戦時点の正規軍が90万で連邦国家警備隊と準軍組織が50万超、全軍の退役5年以下50歳未満予備役?が200万人で正規軍以外も数はいてウクライナで戦闘を行っているはず。志願兵をカウントしているかも分からない、ワグネルみたいな民間軍事会社だって参加しているから色々な形でロシアの為に戦っている人達がいるのだからやろうと思えば戦力維持に関しては不可能ではないと思う。
実際にどんなカウントの仕方をしているんだろうな?占領地域で徴兵されたウクライナ人はカウントされないのか傭兵はどうなのかチェチェン共和国の兵隊はどうなのか、ロシアはありとあらゆる手を使って戦争しているんだからロシア側投入兵力の被害って方が実態としては正しい気がする。
ほんとマジで南京って凄いな。
何がどう?
20万だ40万だという数字をまたぞろ出して来るの?
いや、さすがに皮肉だと気がつきましょうよ。
自衛隊員が文字どおり全滅したような数ですね。
人口でいえば東京中野区民全滅
もしくは秋田県秋田市全滅か三重県四日市市全滅
仙 台 消 滅
以前は行方不明者や死者を捜索・回収(して家族のもとに返す)する各種団体の発信が政府・軍の発表の横に並べて色々考えるのに役立ったのですが、今は捜索願いや送られてくる写真の数などはあまり公表されなくなってしまったのがなんとも。
これまでのウクライナ側の動員関連のニュースを見るに、去年の夏の時点で100万人を動員したと言うウクライナ軍の死傷者数が十数万程度で済んでるとは到底思えないですね。
前線で戦うより後方で輸送やら整備やら何やらに従事してる人間の方が多いんだから
ウクライナのハナシはそんなに変じゃないのでは?
確かに、ウクライナ軍の死傷者数が十数万程度で済んでるなら、動員の困難や兵士の共食い状態には、ならないでしょうからね。私は上でもコメントしましたが、25万~30万人(甘め見積もり)くらいは損失したのではと考察しています。
私も同意見です。動員数と現有兵力の差を考える方法もあると思う。
ウクライナは昨年の夏で100万その後も同じペースで動員を続けてきた(最近になって極端に落ちた可能際があるが)ので、150万近くいっていると思う。
それで現有兵力は80万人。
ロシアの初動の正規軍は20万から25万、昨年秋に200万の予備役から30万を動員。その30万も小泉氏らは、半分くらいが前線に出ていないと以前は言っていた。後方の復興建設やロジスティックスに関わった兵が多いように推測する。そして、かなりがロシアに戻ったという情報もあるが、戦車兵などで正規軍として戦っている情報もある。
それ以外は志願兵と契約兵でまかなっている。最近になってロシアは契約兵で40万?とか応募があったと言っていて、確かに前線に余裕が出てきた兆候はある。しかし、いくら高給でもそれほど集まるのか疑問である。
また、短期契約なので、訓練期間(外国で訓される以外の一般のウクライナ軍の動員と比べると長期のようだ)や契約終了もある。契約満了は、契約期間満了した囚人が、ジヤバで犯罪をするなどの笑えない話もある。つまり、期間終了があるということ。
それでロシアの現有兵力は、旧東部の民兵や外国人(チェチェンや国籍を求めてきた人たちやグルカやシリアなどの傭兵に近い人たち・・・)なども含めて40万くらいである。
要するに、グレーゾーンが多い。
損失比は、
・損失比は、火力に比例する。
・捕虜の数はわりに正確で、かつ、わりに損失に比例する。
ということから、ウクライナ兵の損失の方が2、3倍であろうと私は推定していた。
ウクライナ側の情報も、以前は地方の戦死公報や政府の叙勲情報などで推定していたが、最近はちゃんと出なくなった。(全くでないことはないが)。
そのため、以前はやはりウクライナ軍の損失の方が多いと断言していたが、最近ではグレーになってきた。
しかし、推測として、今でも個人的には、ウクライナ軍の損失の方が2倍くらい多いのではないかと思っている。(これを言うと逆なんだと反発を受けるのですが、実際の戦場での作戦や運用でもそう考えているのです)
この手の話題が出ると、いつもどうやって死傷者数を計算してるのだろうか?と疑問が湧くのですが、根拠としている情報源は何になるんでしょうかね?
死体の数なり、戦場に残ったロシア軍のドッグタグなり、ロシア軍にいるスパイからの情報なり、憶測を立てれば色々とあるんでしょうが、ウクライナ軍の兵士を複数の部隊で共食い登録していた県やロシア軍の隠れ徴兵などの情報もありますし、正確性という点で欧米が主張している数が実数値にどれだけ近いものなんでしょう。
以前起きた米軍からのリークから考えれば,米国は通信傍受やロシア内部からのスパイが主な情報源じゃないですかね。
BBCによるとロシア軍の戦死者は36000ほど(九月ごろ)
ロシア軍は全体の戦死者の総計は発表してませんが、訃報は隠しておらずそれは通知されてます。先日もサハリン州の知事が㋈に入ってから毎月数十人に増えたという記事があり、知事は戦死した兵士の名前と階級を告知して慰霊してます。
ただ外国の傭兵や難民を国外追放か国籍付与で脅迫してフランスの外人部隊みたいに参加させているので、それらの訃報がおそらく通知されていないと思われます。実際BBCは海外の戦死者も探しており、中央アジアで数百人、他にもネパールで六人の死者が出ている事を報道されてますね、アフガンやシリアなどはどれだけでてもわからないでしょうし。
ただ流石に30万以上はないかな。せいぜい15万多めにみても20.死者五万、負傷者15万ならぎりぎりありそうです
もうこういう情報はどっちから出ても話半分で聞いてる
全く信じてないからね
負傷は程度ものといってもそもそもこの数字ってこれまでさんざん大本営発表やってたイギリス国防省が出した数字ですからねw
アメリカの報告書も機密指定のままウィキリークスに流出した文書ならともかく
自主的に機密解除したしかもイギリス国防省の発表と歩調を合わせたような数字の報告書なんて情報操作の一環としか思えない
ゼレンスキー訪米のタイミングでこういう情報を出すというのは政治的動機とみて間違いないだろうな。
領土奪還という成果を得られなかったから、ゼレンスキーもバイデンもロシア軍を削ったということでアピールするしかないわけで。
同感ですね
支援を受け続けているのに
なんの成果もありませんでした
って訳にはいかないですし
それは、その通りだと思うのです。
この記事も含めて、
米英の報道はISWなんかも含めて、ウクライナ支援の報道なんです。第三者的に客観報道を志しているのてはなく、基本、ウクライナ側に立った戦略的な報道なんです。
日本人はそのことを念頭に判断しなければならないと思います。ウクライナ側やロシア側が発表する一方の言う戦果を完全に鵜呑みにしないのと同じ意味で。
同じく映像などもロシア兵の死体の映像などが多く報道されるので、そのへんも意識にすりこまれることもあるかと思います。
割にロシア軍は撃破された車両(修理するかどうかは別にして)や死体はこまめに回収しているようです。国境に大規模な死体は安置所(冷蔵庫)を建設した情報もありますが、これはウクライナ兵用のものです。ロシア側の情報では、バフムトの市街戦終了後もウクライナ兵の市街の遺棄死体は2000人くらいあったといいます。
何が言いたいかというと、日本人の場合、西側やウクライナ側の映像や報道が9割なので、そちらの方向に自然に錯覚しやすい環境があるということです。
ところが、例えば、ウクライナの動員数ですが、それと現有兵力との差が損失だと非常に乱暴なレベルで計算できるわけです。
最近、ボクダンさんというウクライナ人(彼の集めたキエフへの支援金はキエフを郷土とする旅団の装備やドローンにも有効活用されているはずの方)の動画を見るようなりました。
もちろん上に述べたようにウクライナ支持の方ですが、時折、メディアでは出ない表現(実情?)が出ることがあります。その彼が、ちらっとウクライナの動員は150万と言ったので、私は同意見だと意を強くしています。
まあ、それは、ともかく、ウクライナ戦争の基本の構造は、ロシア軍は砲撃と航空で優勢であり、ウクライナ軍は兵力で優勢です。それはずっと変わっておません。そして、今までの両軍の戦い方や兵士の損失数もこの影響下にあるわけです。
機密指定が解除された、って書かれるとなんかすごい秘密情報のような気がしますからね。
機密指定されていたことと、その情報の真贋には関係がありません。
狡い商人が店先に「閉店セール」と書くのと同じですね。
8月のNYTの記事では露軍戦死者最大12万人になってたのに7万人にまで減ってる・・・
「最大」12万人「か』ですから。真実が半分ちょっとの7万でも嘘は言ってません。
我々も東スポの母国としてこういう報道には慣れておかねばなりませんよ。
まあ、こんな数字をもとに戦略判断してたら戦争なんて勝てるわけないな、とは思いますが。
ちなみに今日のニュースの見出しは「ロシア軍、地上兵力の9割近くを喪失か」ですからね。
いやもう景気のいいことったら・・・
10割まであと少しやん!!(皮肉)
まさに、東スポの見出しみたいで景気いいですね。
ゼレンスキー大統領が、プーチン大統領を最前線の一騎討ちで撃退か!みたいな見出しが出てきても納得してしまいます。
9月時点でロシア軍の確実な死者数が36000を超えていたこと、秋以降ロシア兵の死傷率が大幅に上昇していること、MIAレートが概ねKIA6に対してMIA4ということを考えると、ロシア軍の現在の推定死者数がおそらく7万台で負傷者含めたら30万の大台に乗るというのはそれほど外れていないのでしょうね。ロシア軍がまともに自軍の死者を回収していないのは様々な映像ソースで確認されてますし。
ウクライナ側も様々なソースを勘案すると死傷者10万以上は確実なようですが。
英国がロシアの損害を過大に公表するのは当然です。ウクライナ国民を先導し戦争継続させるのが目的なのですから。
これだけロシアが損失を出しているのだから勝てるに違いない、もうすぐロシアは崩壊するからあと少しの辛抱だとウクライナ国民に思わせるのです。
ですがこのまま戦争が長引きロシアの損害が、50万、100万と積み上がり続けても戦争が終わらなかった時、英国がどの様な言い訳をするのか興味はあります。
分析はあくまで分析にすぎません。
英国防省の分析が間違っている可能性がありますが、ウクライナ国民云々は陰謀論にすぎません。
ウクライナ国民をミスリードさせているというのなら、その証拠をあげてください。
分析が大きく間違っていたとすれば国防省が無能だし(そんなんで国を守れますか?)、
本当は正確な情報が分かっていたのに敢えて嘘を流したとかならば悪辣なだけだし、
どうに転んでもイギリスにとってネガティブな烙印が付く状況だと思うのですが。
北朝鮮製の砲弾やイラン製神風ドローンがなければ枯渇してたんでは?
ウクライナとの砲撃数が逆転したし。
イギリスだけでなくアメリカもロシア軍の死傷者を30万人以上と見積もっていますし、「ロシアの損害を過大に公表している」ことが分かる証拠はあるのでしょうか?
そしてロシア軍の被害がさらに拡大しても戦争が終わらなかったら、「ロシア(プーチン)は戦後のことを何も考えていない」という評価に落ち着くと思います。
今のロシアは冬戦争の時のソ連と似ているんですよね(軍の脆弱さを世界中に晒している点など)。
それは歴史的に考えればむしろいつものロシア軍ですよ。
ナポレオンからクリミア、カスカス諸戦争、二度の大戦と長期戦争では常にロシア軍は最初期にぼろを見せまくりで、戦争の最中に現代化とドクトリンの改革を成してます。
むしろ今のロシア軍は大規模戦争を経た技術と戦術で、他国も研究と能力を欲するでしょう。
ちなみにファイジスの『クリミア戦争』は名著で、まさにこの戦争に近いと思わされる政治と軍事情勢なのでおすすめです。
岸田が武器送ればもっと殺せたのに
岸田『しゃもじはどうした?』
しゃもじでも使い方によっては武器になるかもしれません。しゃもじで塹壕を掘る、しゃもじでロシア兵を殴る、しゃもじで地雷を除去する、しゃもじを投げてドローンにぶつける、というような使い方が考えられます。
昔、イギリス陸軍特殊部隊SASにいたというロイズの調査員が、そういうやり方で敵を倒すというビッグコミックスピリッツのマンガがありました。
「この距離なら、ナイフの方が絶対に速い!!」
元ネタ知ってる人も減ったでしょうね。
英国国防省によればロシア兵の主力武器はスコップだから
しゃもじとスコップでいい勝負になるかもしれませんね
…これがコントならよかったのに
この人にしては珍しいバチバチの皮肉で草
日本語版なのでアメリカとはタイムラグが有るとは思いますが、バイデン政権のお先棒担ぎCNNが本日付けでこんな記事出してます。
ロシア軍、地上兵力の9割近くを喪失か 米情報機関
リンク
つまりバイデン政権は強気のままで、ウクライナの勝利は近いという意思表示をしている(させている)という事で。
明日には議会が終了するので年明けまで何にも決められない時期に、こんな見え透いた観測気球揚げてどうするんだろうなぁ?
来月までにはさらにウクライナは押されて、失地がますます増えてるだろうに、今の時期に進軍ラッパ吹くタイミングじゃないだろ?。
とそのチグハグさに驚きです。
日中戦争、独ソ戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、アフガン紛争、湾岸戦争、イラク戦争・・・etc
上記の様な近現代の主要な陸戦では、「強軍と一般に思われている側」がキルレシオでやはり優勢に立っていた訳だが、
今次のウクライナ侵攻では、キルレシオでロシア軍劣勢が実情らしく、その点が興味深い
西側の世界的な軍事援助、非対称的な戦術、技術、兵器、そしてロシア軍(と、国力全体)の没落した現状など。
今のロシア陸軍は開戦当初の契約軍人で固めた部隊をほぼ使い切り、予備役と新規徴兵と志願兵からなる部隊に概ね入れ替わったということなんですかね。日中戦争から太平洋戦争前夜あたりの旧陸軍がまさにこんな感じで、経験豊富な兵卒下士官が死傷したのを留守師団や予備役招集や徴兵で補いつつ同時に軍拡もしているんですよね。結果、軍内部の規律は乱れに乱れ(何するにもゲンコツが飛んでくる軍隊というイメージはこの頃のものだそうです)戦術もお粗末なものになりました。相手が中華民国軍や軍閥や八路軍のうちはそれでも優位性を維持でいていましたが、米英軍を相手にし始めてボロが出始め…というのは御存知の通りです。大日本帝国陸軍は長い戦争のダメージを回復する機会を得ないまま消滅しましたが、果たしてロシア軍は今後どうなるのか。
陸軍はマレーで三倍近い英国軍を二か月たらずで駆逐してシンガポール要塞を陥落させ、
五倍近い米比軍をフィリピンで撃破してコレヒドール要塞を陥落させ
四倍近い蘭印軍を撃破してバンドン要塞を陥落させているわけで、米英軍相手にぼろが出始めたという事実はありません
規律が乱れた原因は、日中戦争開戦に伴う急速動員による物ですね。だからこそ戦陣訓などが出来たのですが。
それにしても、ノモンハンに太平洋戦争の緒戦はもちろん、負け戦の比島作戦や沖縄戦でも相当粘り強く戦っているのに戦術がお粗末だったでしょうか。航空優勢や火力の差を勘案して頂きたいところですが。
開戦前と比べてロシアの刑務所から27万人ほど消えてるので、
前線人数的には帳尻取れてるんだろう
ロシア軍の戦死者数と戦傷者数の合計が約32万人(損耗は戦死者数の約4倍なので戦死者数は約8万人)と言うことはありません。以前にも書きましたが、戦死者数は火力差に反比例する。戦死の70%は砲爆撃(榴弾砲による砲撃、爆弾やミサイルによる爆撃)による。つまりより多くの火力を持っている方がより早く敵の人的資源(兵力)や物的資源(武器弾薬や塹壕などの陣地)を破壊できる。だから第一次世界大戦の時に「大砲は戦場の(勝利の)女神」と言われた。ロシア軍はウクライナ軍の10倍の火力(榴弾砲のみ。爆弾とミサイルは10倍どころではない)を持っているのでロシア軍の戦死者数はウクライナ軍の12分の1から15分の1と言ったところ。ダグラス・マクレガー氏の推定でウクライナ軍の戦死者数は40万人から50万人。中間をとって45万人とするとロシア軍の戦死者数は3万人から37500人となる。最大で4万人。攻勢3倍の原則(攻勢は守勢の3倍の戦死者を出す)もあるけれど大東亜戦争で米軍が反撃に出て攻勢に出た時、米軍は日本軍の3倍の戦死者を出しましたか?フィリピン戦の戦死者数は日本軍が約33万人6千人。米軍が約1万4千人。硫黄島の戦いの日本軍の戦死者数は約2万人。米軍が約7千人。沖縄戦の日本軍の戦死者数は約9万4千人。米軍が約1万4千人。攻勢の米軍よりも守勢の日本軍の方がより多くの戦死者を出した。攻勢の方がより多くの戦死者を出すとは言い切れない。あとロシア軍はソ連時代と違って自軍の戦死者をなるだけ出さないように戦っている。やはりロシアはソ連ほどの人口は無いので(ソ連時代は2億人。ロシアは1億4千500万人)人的損耗をなるだけ出さないようにしているのだろう。ゼレンスキー大統領は女性の医療従事者を予備役に登録し、17歳以上の少年や精神疾患を持つ者まで徴兵対象とした。そのこと自体、ウクライナ軍は既に常備兵力(20万)も予備兵力(90万人)も全て失っていると言う証明だ。ウクライナ軍の戦死者数を約45万人とすると損耗は約180万人となる。
あなたの主張が正しいなら、この戦争はとっくの昔にロシア軍大勝利で終わっています。
一個一個読んでくとなるほどとなる理屈ではあるんだけどなあ。
全体見るとそもそも出発点がほんとかどうかもわからない数字にそれほんとに実態と合ってるの?となる係数かけて、さらにそこに特定状況の過去例引っ張ってきて片方の不利条件だけ打ち消すっていう、恣意的にもほどがある算数で頭痛くなる。
ツッコミどころばかりなので、一つに絞ります
>戦死者数は火力差に反比例する
こう書いてコテハンが「冬戦争」って、この人は高度な皮肉を長文で書いたのか? それとも本気なのか?・・・
ネタだと思ったら引くほど本気という人も、ネットという恐ろしい世界にはうじゃうじゃ居ますからねえ
すいません、未熟者なので判別できませんでした。コテハンで出オチ見たいな設計なんでしょうか?・・・
ダグラス・マクレガーって、ずいぶん突飛な人を引用してますね
名前で検索かけただけで電波まみれの記事がたくさん引っかかる
それに戦「死」者数が40万人から50万人ならウクライナ軍の前線部隊は全滅してますよね?
そんな軍相手に陣地1つ落とせないロシア軍はヤバいと思いませんか?
そう考えると最初の想定が間違っていることが想像できると思います
トゥハチェフスキーを引用して、ランチェスターを無視するのはナンデ?
特に硫黄島戦は有名な研究もあるのに。
すみません、レス場所間違えました。冬戦争氏へのレスです。
サムネの人、敬礼の右手首が曲がってる。
ロシア式はこうなの?
ロシア人は人命なんて毛ほども気にしていないよ、独ソ戦で3000万人の死傷者を出したといってもスターリンの粛清と集団農営の失敗で殺した1000万人もちゃっかり加えて発表してドイツの所為にするくらいだからね。
共産主義者の算数は宛てにならない。本当は300万人位死者がでてても不思議ではない。ロシア人の先祖からの教えで、農奴の子孫共ははっきり言って人類の範疇に入れてはいけない。