ウクライナ戦況

ウクライナのダニロフ書記、前線の兵士に休息を与えるため追加動員が必要

ゼレンスキー大統領が「45万人~50万人の追加動員」に言及して注目を集めているが、国家安全保障・国防会議のダニロフ書記は22日「この動員は前線の兵士に休息を与えるためのもの」と說明して「国民が義務を果たさなければ戦争継続が困難になる」と訴えた。

参考:Данилов о мобилизации 500 тысяч человек: это произойдет не завтра и не через месяц-два

政府が国民に「義務を果たせ」と追い込み過ぎれば「反攻失敗の責任追求」に発展する恐れがある

ロシア軍の侵攻が始まると多くのウクライナ人男性が召集に応じ、2022年7月に当時のレズニコフ国防相は「動員によってウクライナ軍は70万人、国家親衛隊は9万人、国境警備隊と沿岸警備隊は計6万人、国家警察は10万人になった」「今のところ一般人(予備役)の追加動員は必要はない」「現在は軍が要求する専門技術を有した人々のみ招集を行っている」と說明していたが、ウクライナ軍は2022年冬から2023年春に争われた「バフムートの戦い」や2023年6月に開始した「反攻作戦」で消耗。

出典:Twitter経由

ウクライナ軍は「戦闘で生じた損失」や「部隊のローテーション」をカバーするため動員を細々と続けているものの、侵攻当初の危機感が去ったウクライナでは動員から逃げる人々が増加、南部司令部のナタリア・グメニュク報道官も「人々からロシア軍との戦いに参加するという熱意が冷めつつある」と指摘しており、軍事委員会による「非合法的な動員対象者の連れ去り」も多発、その上「動員から18ヶ月間が経過した人々の復員」を兵士の親族らが要求中だ。

前線部隊の指揮官からは「兵士が足りない」「損失が補充を上回っている」「動員リソースの不足」という訴えも漏れ始めており、ゼレンスキー大統領は11月末「復員を含む新たな動員に関する包括的な計画が来週中にまとまるだろう」と明かしていたが、国防委員会のベズフラ副委員長は「計画が一向に出てこないのは参謀本部が復員に抵抗しているせいだ」と批判。

出典:PRESIDENT OF UKRAINE

ゼレンスキー大統領は年内最後の記者会見で「ウクライナ軍が45万人~50万人の追加動員を提案している。これは深刻な数字でもっと多くの議論が必要だと軍に伝えてある」と明かし、まだ軍の要求に同意していないものの「来年の反攻作戦を見据えた動員が数十万人規模になる」と暗示したが、国家安全保障・国防会議のダニロフ書記は22日「この動員は前線の兵士に休息を与えるためのものだが、これを1ヶ月後や2ヶ月後に実施する必要性はない」と說明している。

ダニロフ書記は「前線にいる兵士には休息が必要でローテーションと呼ばれるシステムが提案されている。そのためには兵士を増やさなければならないが、これを1ヶ月後や2ヶ月後に実施する必要性はない。(大統領が明かした追加動員は)軍が提案した来年のためのビジョンで、最終的な決定は現在準備している戦略文章が承認された後で判明するだろう。従って『明日には50万人全員が動員される』と叫んではならない」と指摘した。

出典:Генеральний штаб ЗСУ

さらに「追加動員にかかる全ての費用は納税者の税金で賄われるため、これは全ての人々の責任であり、兵役の年齢に達した人々の責任であることを理解しなければならず、動員から逃れるため海外に逃亡してはならない。現在の都市部で起こっていることはナイトクラブ、カジノ、バーなど、、、私達は戦争中で侵略者を撃退するという大義に誰もが参加すべきなのだ。戦える者は前線に立って、働く者は税金を収めなければ侵略者との戦いを維持することは困難だ」と述べ、全ての人間が国を守るため義務を果たすよう訴えている。

因みにアウディーイウカで戦う大統領旅団(第2機械化大隊)のイーゴリ・グバレンコ司令官もUkrainska Pravda紙とのインタビューの中で「動員から逃げて『これは私の戦争ではない』『ドネツクとルハンシクを守る覚悟が出来ていない』と主張する同胞達に問いたい。キーウ、ジトーミル、チェルニウツィー、ザカルパッチャのどれなら自身の戦争と捉え、守るための覚悟が決まるのか?」と訴えており、自発的にロシア軍との戦いに加わる者が少なくなっている現状を示唆した格好だ。

出典:СВІТ НАВИВОРІТ ブダノフ情報総局長

但し、ゼレンスキー大統領は侵攻1周年の節目に「2023年は勝利の年になる」と、ブダノフ中将も「まもなくウクライナ人はクリミアで休暇を過ぎせるようになるだろう」と豪語したため、大統領府や軍は「国民の期待を過剰に煽ってしまった」という負い目があり、政府が国民に「義務を果たせ」と追い込み過ぎれば「反攻失敗の責任追求」に発展する恐れがある。

だからこそ「どうやって追加動員を国民に受け入れさせるか」が政治的な課題になっているのだろう。

追記:飽くまで個人的な見解だが、大統領府や軍の関係者は「45万人~50万人の追加動員」について「侵攻初期から戦い続けてきた者との交換要員」「動員された全ての者が銃を取って戦う訳では無い」「無人機の操縦や後方勤務ある」とメディアを通じて盛んに訴えており、追加動員は「損失補てんではない」という立場を貫いているように見える。

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※アイキャッチ画像の出典:Рада національної безпеки і оборони України

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コメント

    • たむごん
    • 2023年 12月 23日

    ウクライナの動員の本質は、上流階級・都市部市民は負担が少なく、貧困層・地方民に押し付けてきたのものでした(ロシアも同様ですね)。
    西側メディアのプロパガンダ、ウクライナ人の戦う意志というものが、真実の報道だったのかが今分かりやすいですね。

    ゼレンスキー大統領のクリミア奪還を支持・ウクライナ戦争継続の支持は、都市部在住者が安全な所から、声高に叫んでいた面があると考えています。
    キエフでのんびり過ごしている様子を見る事はできますが(SNSや各種報道)、彼らや家族が前線歩兵として送られる時、今まで通りに戦争継続を支持するのか注目しています。

    >現在の都市部で起こっていることはナイトクラブ、カジノ、バーなど、、、私達は戦争中で侵略者を撃退するという大義に誰もが参加すべきなのだ。

    33
    • Easy
    • 2023年 12月 23日

    まだまだ戦争は序盤なんですよ。
    太平洋戦争で言えば、1943年という感じです。
    戦車も十分な数が揃っている。前線で押されていても、武器も弾薬も来年になればそれなりの数が届きます。アメリカもEUも、出し渋っているだけでいきなりゼロってことは無いですからね。
    新型の戦闘機も届きますし、ドローンも対空ミサイルもまだまだあります。
    戦争はこれからです!
    すなわち、ここからが真の泥沼の始まりです・・・来年の年末には、去年はたった10万人単位の死者でビビっていたのが懐かしく思えることでしょう。

    22
      • 歴史と貧困
      • 2023年 12月 23日

      >太平洋戦争で言えば、1943年という感じ
      ただ、日露戦争だともうポーツマス講和会議に至っているんですよね。
      ロシア側が国家総動員をしていないことからも、世界大戦時の総力戦には現状では及んでおらず、機も熟していないと見ます。また、非正規戦でない以上、ベトナム戦争やアフガンの長期泥沼とも違う形になるのではと。

      既に2年戦争ではなくなりましたが、私は朝鮮戦争の1950~1953年に近い推移になるのではと思っています。3年目は外交上や停戦の落とし所を探るためだけに、半ば停滞した戦線で小競り合いを繰り返しつつ、4年目あたりで結局停戦。

      ただ、そこまでゼレンスキー政権が保つかと、ロシア側が全面攻勢に出てくる可能性もあるため、3年目で終わる可能性も普通にあるとは思います。

      26
      • たむごん
      • 2023年 12月 23日

      後世の観点から見れば、戦争中盤~後半になれば新兵器(前線になかった兵器)が登場してきますからね。
      相手は、戦時生産体制を整えて、より多くの物量で押し込んでくると…。

      日本軍が兵站線をやられて飢え死にしていた時に、アメリカ兵はローテーションしながらアイスクリームを食べまくっていた話を思い出しました。

      20
      • TKT
      • 2023年 12月 23日

      まあそのへんはアメリカやNATO、EUによる支援次第で、下手をすると太平洋戦争でいえば、すでに1945年・・、ということにもなりかねません。

      大日本帝国も1945年に根こそぎ動員、国民義勇戦闘隊の編成、海岸沿いに要塞陣地の構築などを進めましたが、8月でポツダム宣言受諾という結果に終わりました。

      オランダからF-16が供与されれば、源田実大佐が編成した剣部隊のような戦局の一発大逆転を狙う戦闘機部隊が編成されるかもしれませんが、最新鋭の紫電改を実戦配備しても活躍できたのは半年に満たない期間でした。

      11
      • 拓也さん
      • 2023年 12月 23日

      太平洋戦争の戦病死者の約90%は、1944年以降の絶望的抗戦期に発生したものなんですよね…。 日本はベビーブーム等でなんとかなったけど、出国者や少子化の進むウクライナでは、引き際を誤ると取り返しがつかなるなると思います。

      20
        • nanashi
        • 2023年 12月 23日

        日本は島国でかつ日本語を話す文化圏なんて皆無ですので、たとえ焼け野原になったとしても日本に留まって復興せざるを得ない状況でしたからね。
        その点ウクライナは隣にEUと言う文化も言語も似通った巨大な経済圏が有りますので、ワザワザ焼け野原になったウクライナに留まって復興させる理由がありません。、領土を取られたまま停戦となった場合、国外に出て行ったウクライナ人も戻ってくる可能性もほぼ無いと思います。

        19
          • 琥珀
          • 2023年 12月 23日

          実際西側諸国に逃げてそっちに経済基盤出来たウクライナ人は、母国に帰る気がないってニュースとかであった気がします。
          まあ、安全で豊かな西側で生活出来るようになれば、わざわざ戦火でボロボロで徴兵されて命賭けさせられるようなとこには帰りたくないのは分からんでもないですが。

          15
        • Easy
        • 2023年 12月 23日

        しかし、戦争はそのくらい人が死なないと終わらないというのも一つの真理でして。
        行き着くとこまで行くしかないんですよ。この程度の死者数では、戦争を終わらせるには不十分なんです。

        14
    • 拓也さん
    • 2023年 12月 23日

    「2023年は勝利の年になる」かあ…。 その時限りの楽観的な感情に任せて大口を叩くと、後でツケが廻ってくるからもっと慎重に言葉を選べば良かったのに。どうもウクライナ上層部は舌禍というか口が軽いというか詰めが甘いんだよね。

    37
      • 歴史と貧困
      • 2023年 12月 23日

      その舌禍が、ポーランドとの関係悪化を招いた側面はあると思います。遠いアメリカの上層部に受ける言葉を使うあまり、近くの東欧の国家の庶民層の反感を思いっきり買ったと。

      27
    • とある経営者
    • 2023年 12月 23日

    反戦平和を要求する市民革命が起きるかもしれませんね。ザルジニーなどの反ゼレンスキー派の軍部隊も決起すれば…意外に戦争終結も

    17
      • 歴史と貧困
      • 2023年 12月 23日

      キエフではクーデターの可能性は否定できず、だからこそゼレンスキー陣営がザルジニーの動向に敏感になり、盗聴器を仕掛けるなどの政争に発展している側面はあるのでしょう。(ザルジニー本人に全くその気がなくとも)

      また、欧米の支援が尽き勝利の見通しがなくなった今、地方都市においては“フリーシティ宣言”により、ロシアとキエフ政権の戦争から中立を宣言し離脱する可能性も出てきます。それを防ぐためにハリコフやオデッサなどにも政府直属の軍隊を配置せねばならないため、前線に全ての兵を置けないというジレンマも今後増えるかと。

      18
      • kame
      • 2023年 12月 23日

       クーデターまではいくのかは分かりませんが、中立宣言程度なら有り得そうですね。そもそもキエフ市と他都市での徴兵に格差があるようですし、ほぼほぼ若い労働者を戦場に連れて行かれてた都市などからは『先にキエフから人を出せ』という要求が出される可能性もありますし、仮にウクライナが勝利しても将来的に都市部間で争いの種に発展しそうです。

      10
        • 2023年 12月 23日

        キエフは志願したのはともかく徴兵はされてないからか、徴兵され出したら戦況がそれだけ不利ってバレちゃいますしね。
        何ならクーデターでなく市民達が政府へ反旗を翻して革命って可能性もあるやも。
        今は銃やら武器を市民が持ってるのもありますし。

        7
      • Dday
      • 2023年 12月 24日

      足元にはクリチコ(キエフ市長)がいます。

      2
    • 猫猫猫
    • 2023年 12月 23日

    >>侵攻初期から戦い続けてきた者との交換要員

    交代を求めるデモも官製デモだったんだろうな。
    損失の補填のための動員だと動員される側としては次は自分が損失になると考えてしまう。
    死者との交代要員だと。
    そこで政府としては前線で頑張ってる兵、生きてる人との交代ということを強調して動員対象者の心理的ハードルを下げようとしてるのだろう。

    24
      • 歴史と貧困
      • 2023年 12月 23日

      となれば、戦争の死者数、負傷者数を【軍事機密だ】と明かしていないことが、庶民の疑念を際限なく増大させますね。どんな企業でも、損失を発表せず隠したまま投資家にさらなる増資を、従業員にサービス残業増加と言っても誰も応じません。

      経営者(統治者)の失敗による損失は隠したまま、国民にだけ戦争参加の義務を果たせと言うのはあまりにも恥知らず。最悪のブラック企業体質そのもの。共感を得られるはずもなく、反感が募るのは当然かと。

      本当に国民の参加と一致団結を求めるならば、まず先に政府の失敗を認め、損害数を公表し、【2023年で勝てなかった】ことを真摯に謝罪せねば、話にならないでしょう。責任逃れと隠蔽体質に、国民が魅力を感じるはずもなく、隣国からは経済封鎖をくらう。

      16
    • tk
    • 2023年 12月 23日

    追加動員は必須
    第三次反攻の不発で本格的な危機の高まりはこれから
    資本、技術、市場のある西側が重い腰を上げるまではまだ危機が高まってない
    来年から各国で軍拡が本格化する
    そのためにはロシアの脅威が大前提になる

    1
    • ポンポコ
    • 2023年 12月 23日

    ウクライナ高官のこの「追加動員」という表現ですが、正確には「動員強化」なんですね。

    なぜなら、今年の9月から動員数は急激に落ちましたが、それでも、動員は休むことなく続いています。

    極端な場合、つまり、街角での拉致のような動員様子の動画(ウクライナ内部からの)発信は最初からずっと続いています。

    ただ、今年の9月くらいからそのような動画が減っているように思いました。しかし、リヴィウなどの西部(逆に今までは西部は少なかったように思う)からのこのような動画発信はあります。

    何が言いたいかと言うと、ウクライナの動員はずっと続いているということです。

    個人的にはウクライナはすでに150万人くらい動員して、動員余力は50万人くらいと試算していました。50万をさらに動員するというのは、かなり強引な手法が必要になるのではないかと思います。

    15
    • kame
    • 2023年 12月 23日

     認めたら負けかなと思っています。

    18
    • nanashi
    • 2023年 12月 23日

    政府からこの様な発言が出るコト自体が、ウクライナ人の動揺、そして政府に対する疑念の裏返しでありますからね。
    もはやウクライナ軍の死傷者はロシア軍に比べて遥かに少ない、と言うのはウクライナ人ですら誰も信じていないと言う事でしょう。

    29
    • baka
    • 2023年 12月 23日

    これが本当に前線の部隊とローテを回す気があるなら訓練を始めるのが遅すぎるような気がします
    軍部が損害を隠蔽して、それをゼレンスキーさんが穴埋めをする形じゃないかと勘ぐってしまう
    武器の横流しも有るから文句を軍部に言えないんじゃないかな?

    4
    • lang
    • 2023年 12月 23日

    一度動員されたら最後、帰ってこれないぞ

    16
      • 2023年 12月 23日

      車椅子か棺に入って帰ってこれますよ

      16
    • ななしびと
    • 2023年 12月 23日

    40万だろうが50万だろうが動員してもロシア軍の餌にしかならない状況だからなぁ。
    NATOが訓練手伝ってくれるとしても何万人まで可能なのよ。残りの数十万は?まさか訓練なしで交代要員に?
    ウクライナというかキエフ政権の末期的な感じが出てきてるねぇ…

    16
    • 33式閃電
    • 2023年 12月 23日

    最近はウクライナ戦況ばかりで、つまらない。手抜きかよ。

    3
      • ポンポコ
      • 2023年 12月 23日

      そうですか。早くウクライナ戦争が終わればいいですね。私も同感です。

      わりに専門的な航空兵器などの情報を見ていた常連の方々には、そういう思いもあるかもしれませんね。

      ただ、ここの管理人さんのウクライナの戦況報道の客観的な提示は、日本人にとって、日本の防衛にとっても役に立つものなんです。意義はあるのです、

      なぜなら、材料にして一部の日本人が自分の頭で考えることができるからです。このウクライナ戦争が始まってからは、日本のメディアやネットも偏向が凄く激しかったのです。

      例えば、基本的な兵士の数や動員の状況でも少しでも違うことを言うと、異常に叩かれたのです。メディアの洗脳で最初に刷り込まれたことに反するものには、反感や拒絶感が大きいのでしょう。

      判官贔屓や正義感もあったと思うのですが、先の戦争の大本営発表の情報環境と同じ面もあったと思います。  

      それに対して、冷静で客観的な見方や思考は日本人にとって必要だと思うのです。

      すでに洗脳がされているので、「勇敢なウクライナ軍が人海戦術のロシア軍をやっつける」というものでないと一般の多くの人には興味をもたれないかもしれませんが。

      13
      • 歴史と貧困
      • 2023年 12月 23日

      手抜きと思うなら、自分で情報を集めればよいだけでは?
      そもそも、人が死ぬ戦争という題材は、面白さを追求するものでもないでしょう。
      戦死者の数と遺族の嘆きの声を「面白い」と思う人間が一定数いるのも事実ではあるのでしょうが。

      8
      • MarkⅡ
      • 2023年 12月 23日

      (ウクライナ勝てなくて)つまらない。
      としか聞こえんな

      >手抜きかよ。
      内容を理解出来ないからそういう言葉が出て来るんだろう、
      ここの古参でそういう”ニワカ”って少ないと思うけどおかしいな

      9
    • はひふへ~ほ~
    • 2023年 12月 23日

    と口で言うだけで、動員しても休息と取らさずにベテランを前線に投入して、動員したルーキーも訓練無しで投入して、結局損害だけを増やすだけのオチだろ?

    2
    • MarkⅡ
    • 2023年 12月 23日

    この状況になってもキーウ近郊に有力な機甲師団を留めてるのは理解し難い。
    おかげで東部前線はかなり悲惨な状況

    何が悲惨かと言うと、塹壕に伏せてるウクライナ兵にロシア兵のドローンが
    爆弾落としまくってるんだけど、伏せてるせいか立てないぐらいの重傷で
    済んで、何日も生存して這って後方に逃れてるんだよね

    助けに行くと運び出すタイミングでまとめて爆殺されるから、ただっぴろい
    平原を何キロも這って行くしかない地獄

    3
    • 58式素人
    • 2023年 12月 24日

    新規動員の50万人と18ヶ月勤務した初期の動員者を入れ替えるというのでしょう。
    それを1年掛けて行うというのがダニロフ書記の発言内容なのでしょう。
    外から見ている限りではウクライナ国内のことは良くはわかりませんが。
    西側規格の国になるなら、初期動員者の動員解除を求める民意には応じるべきでしょう。
    権威主義国家では無いのですから。外部の人間は、しばらく様子見でしょうか。
    日本においても、戦後から今までは起こらなかったとしても、同様のことは起こり得るでしょうし。
    戦時中のローテーションの遣り方について参考になりそうな気がします。

    5
    • 暇な人
    • 2023年 12月 25日

    実際何人戦死してるのか明かさないから色々言われるんですよ

    1
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