ドイツ軍のクリスチャン・フロイディング少将は「ウクライナはもっと多くの兵士を動員しなければならない」「私が見る限り(動員が必要な理由は)死傷者数が原因だ」「前線で戦い続けた兵士の交代を行わなければならない事情もある」と指摘した。
参考:Bundeswehr-General Freuding: „Die Ukraine wird mehr Soldaten mobilisieren müssen“
長期的に見ると大統領府と軍部の対立は国防努力に資するものではないだろう
ピストリウス国防相は今年5月、国防省改革の一環として長期的な国防戦略や計画の立案・管理を行う部署を設立してクリスチャン・フロイディング少将を任命、同氏は昨年2月から国防省内のウクライナ支援に関する責任者も努めており、これまで「2年近くに及ぶウクライナとロシアの戦争状況」や「得られた教訓」を率直に語って注目を集めていたが、今後は独RNDのインタビューに応じた中で「ウクライナは確実にもっと多くの兵士を動員しなければならないだろう」と述べた。
RND:2年前にウクライナとロシアの戦争が始まったが、これはいつ終わるのか?
ウクライナが勝利すれば戦争は終わるだろう。
RND:なぜ、そこまで楽観的なのか?
私はウクライナ軍が出来ることに、我々の支援に、ウクライナを支えるパートナーの団結に自信を持っているから楽観的なのだ。
RND:貴方は他の人間よりも優れた洞察力を持っている。最前線で何が起きているのか教えてほしい。
傍から見ると前線位置が停止しているように見えるかもしれない。これは双方が集中的な作戦を実施している結果で、歩兵、戦車、無人機、大砲を使用した戦いが、場合によっては1m単位の争いが繰り広げられていることを忘れてはならない。同時に長距離攻撃兵器で兵站能力や指揮施設を破壊して心理的効果を得ようとしている。最近の例で言えば黒海でロシアの軍艦が沈没した。これは相手にとって何らかの意味がある。
RND:ウクライナで特に深刻なのは弾薬不足だ。この分野におけるロシアの優位性は10対2とEconomistが指摘している。EUは砲弾納入の約束を果たせず米国からの支援も不透明だ。
弾薬供給は重要な問題だが弾薬の数をロシアと比較して意味がない。ウクライナ軍が使用する兵器システムの殆どはロシア製よりも正確で効率が高く、目的達成に必要な弾薬はロシア製よりも少なくて済む。さらにドイツが供給する弾薬量は去年の2倍以上になる予定だ。とは言え、西側支援に関して弾薬供給が中心的な課題であることに変わりはない。
RND:ウクライナは欧米からの武器や弾薬だけではなく、もっと多くの兵士を必要としているのか?
ウクライナは確実にもっと多くの兵士を動員しなければならないだろう。私が見る限り(動員が必要な理由は)死傷者数が原因だ。さらに24ヶ月間も前線で戦い続けた兵士を再編しなければならないという事情もある。ウクライナでは動員の範囲や条件について政治的・社会的に議論が行われている最中で、人口動態に対する動員の影響も懸念事項の1つだ。そのためウクライナ人は軍事的持続性と経済的持続性にバランスに注意を払わなければならない。
RND:動員を巡ってゼレンスキー大統領とザルジニー総司令官の間に対立が起きている。この対立はどの程度深刻なのだろうか?
その裏舞台まで見ることはできないが、大統領府と軍部の話し合いについては承知している。防衛のため強い力を発揮してきたウクライナの団結が維持されることを望んでいるが、この手の話し合いは民主主義の特徴的な部分でもある。但し、長期的に見ると大統領府と軍部の対立は国防努力に資するものではないだろう。
ウクライナは西側諸国に自軍の犠牲者数を共有しておらず、2023年3月時点で米国やNATOは「10万人前後(ドイツ政府関係者は12万人以上)」と推定、2023年の反抗作戦やロシア軍の反撃でウクライナ軍の犠牲者が増えているのは確実で、ワシントン・ポスト紙も「ザルジニー総司令官は火力と兵力に優れるロシア軍相手に成功を収め、昨年と同程度の人的損失に備えるには50万人程度の追加動員が必要と主張した」と報じていたことがある。
仮に2022年2月~2023年1月までの死傷者数が10万人、2023年2月~2024年1月までの死傷者数も同程度、2024年2月~2025年1月までに見込まれる死傷者も同程度だった場合、ウクライナ軍が100万人体制を維持するには30万人分(乱暴な方法で算出した数値)の補充を見越して動く必要があり、24ヶ月間も前線で戦い続けた兵士の再編成=動員解除を行うには更に多くの兵士が必要だ。
果たしてウクライナ軍は2025年以降の戦いを担保する「弾薬」と「兵士」を確保できるだろうか?
関連記事:ウクライナ軍が直面する兵士不足、戦争を継続できるかどうかは動員次第
関連記事:ドイツ軍の現役少将、ロシアが制裁下で軍需生産を増加させたのは予想外
関連記事:自由のための戦いに期限なし、ドイツは2032年までの予算計画にウクライナ支援を盛り込む
※アイキャッチ画像の出典:Bundeswehr クリスチャン・フロイディング少将
他国民の命は安いですねーw未だに勝利を煽り停戦仲介の雰囲気など皆無!これが諸外国に命運を握られた末路ですw
かたやシリアに勝手に作った基地に攻撃され、兵士が3人死んだで大騒ぎしてる国があるというのにね。
以前バイデン大統領が「終戦や和平交渉の条件はウクライナが決めること、他国の口出しは許さない」というようなことを言って世界中に衝撃を与えたことがありますが
今回の「ウクライナが勝利すれば戦争は終わるだろう」はそれ以上の圧力を感じます。
ええ、ハッキリ言って口出ししないほうがマシだったという意味です。
一周回って内政問題を理由に損切りを検討できるアメリカが健全に見えてくる
結局日本もドイツも、こういう時に後処理ATM扱いされるんですよね。
アメリカの軍事力に頼り切って、経済繁栄を追い求めたツケがここにきて出ているのか。
軍備をせずに経済にふったのは、国防上の必要経費を前借りしただけの、奨学金じみた借金だったのやも。
健全というか、アメリカが大国だから損切りできるということですな。
台湾も内政問題を理由に損切りを検討されたら、五大国以外は生きていけない世界になりそうですが。
アメリカ的には損切りというか、元から国内と同盟国の準備が整うまで時間稼ぎをしてくれればそれで良いという感じなのでは。
渡しているのは弾薬以外は旧式の武器、もしくは新型でも最前線で戦う戦車やIFVよりも損失が少なそうな自走砲ばかりですし。
私はウクライナ軍が出来ることに、我々の支援に、ウクライナを支えるパートナーの団結に自信を持っているから楽観的なのだ。
RND:貴方は他の人間よりも優れた洞察力を持っている。
もはや煽り文句ですね、この流れ。
彼が認識能力に欠如した無能なのか、立場上そのようにしか言えない貧乏くじなのか。せめて後者であることを願うばかり。
>貴方は他の人間よりも優れた洞察力を持っている
クッソ笑った
まあドイツ政府の公的見解を言っているんでしょう
しかし楽観的な見方を公表しているドイツですら
ウクライナに追加動員を求めている(ここだけトーンが違う)ってのはかなり末期な気がします
私もクスッとしたけど、評価が異質すぎるから「一般人より(ウクライナの)詳しい内実知ってるでしょ」という意味かなと解釈
面白いですよね
そもそもドイツって確か軍隊機能してなかったですよね
優れた洞察力かぁ
結論の人的損害過多はその通りだと思うけど挙げられてる数字は戦争初期に100万+月に5万ずつ動員してたのに勘定合わなすぎるのでは
1人を複数の部隊に所属させたり、存在しない人を名簿に載せて、給料を着服したり、装備類を横流ししたり、まあ色々な理由が考えられますね。
ウクライナのいう数字なんて、
中国と同じくらい信用出来ないものだと思ってます。
なるほど確かに
給与や装備をちょろまかすことを考えると戦死した兵士を書類上生かしておくのが最も手間がかからず露見リスクが少ないわけで、損害が過小報告されるのは当然の帰結ですね
前線では系統を無視して後方の部隊から直接人員を引き抜いているそうで、それが把握できていないことが辻褄があわない理由の一つでしょうね。
> 仮に2022年2月~2023年1月までの死傷者数が10万人、2023年2月~2024年1月までの死傷者数も同程度、2024年2月~2025年1月までに見込まれる死傷者も同程度だった場合
現実的には,反転攻勢時の2023年度の死傷者が防衛戦主体だった前年度より少ないはずもなく。そして弾薬と兵士と武器で劣勢になった現在の戦いを1年続けて初年度の死傷者と同じ数字で留まるはずもなく。
不足分が50万人という試算が、むしろ控えめで最低限の数字であることが分かりますね。
逆に言うとこの50万人では戦局を大きく変えるには不足しており,ゼレンスキー大統領の求める勝利にはその数倍の数、もしかしたら10倍の死傷者が必要となるかも知れません。
私も同感です。50万人と言う数字は控え目なものでしょう。
そうでなければ、前線兵士の平均年齢43歳、補充新兵が50歳越えとかあり得ない。それとこういう報道はザルジニー含む前線から出ているものです。
人事にせよアメリカにも見捨てられた感が見えますしバイデンも下院をナメた案しか出していません。多分予算は通らないことを考えると損切りに入ったように見えます。
記事の内容と少しズレるけれど。
先日、他所の記事で、日本の生産する155mm砲弾が、
英国の155mm榴弾砲に適合していない、と言うものがありました。
日本の生産する砲弾は、M107同等な物なのかな、それとも別な物かな。
M107と同等として、それが他所の榴弾砲に適合していないと言うのは何故だろう。
素人などが考えるのは、砲弾に巻くバンドではないかと想像しますが。
いずれにせよ、この問題の逆もあり得るのでは。
他所の国の砲弾が、日本の榴弾砲に適合しないような。
援助/支援ができていないのも問題だけれど、モノの違いはもっと問題では。
それは割と有名な話で。
小銃弾ならともかく,大型火砲の弾薬をNATO諸国間で共用するという必要性自体が、これまで事実上全く起き無かったので。
名目上はNATO規格であっても長年の間にマイナーな部分でさまざまな工夫や性能向上が図られた結果、「微妙に寸法が合わない」「自国産砲+自国産弾薬の組み合わせでなければ全く性能を発揮出来ない」というケースが多発していて、何年も前から課題としてNATOで取り上げられては「じゃあどの国の基準に合わせるか」という点で政治的闘争を繰り広げて話がまとまらない、という茶番を繰り返しています。
厄介なことに、これは性能が高い兵器ほど深刻な問題なんですよ。
日本の10式ですら、日本製のAPFSDSに最適化されてますから,いきなりドイツ製のAPFSDS渡されて撃てと言われても的に当たりません。
装薬を減らして飛距離を半分にして命中率が低くても大丈夫、というなら撃つには撃てるとしても。それでは「東側兵器に対する性能的優位」が失われてしまいますから,西側兵器である意味が無くなってしまいます。
ご教授ありがとうございます。
それぞれの射表を作れば良いと言う程度なら、まだ良いのですが。
結構大きな問題に思えます。
西側の生産力を基にした東側への優位性が揺らぎかねないようにも思えます。
日本も含めた各国に地道に対策してもらうしかないのでしょうが。
まあ要するに、西側兵器の東側兵器に対する性能的優位だとか、優位だとかは、元からそんなになく、特に長期戦、消耗戦になればなるほどそうであり、朝鮮戦争や、ベトナム戦争がまさにそうです。
中東戦争でも、第三次はともかく第四次では危ういくらいで、むしろ多少の性能低下があっても、使える、数がある方が、特に長期戦、消耗戦では重要なわけです。
特殊部隊が主力の短期の、小国同士の局地戦なら大量生産に不向きでも、高性能な方がいいかもしれませんが、大国相手の消耗戦、長期戦では東側兵器の方が有利ということかもしれません。
昔のイギリス陸軍やアメリカ陸軍でも
「ステンガン」
とか、
「グリースガン」
とかいうという安い簡単な機関銃がありましたが、長期戦ではむしろそっちの方が有利なのです。
本質的な問題としては,「西側諸国は、同じ兵器市場を奪い合う商業的ライバルでもある」ことなんですね。
なので、NATO互換を謳いつつも,「専用砲弾を使えば射程が2倍」とか「専用砲弾で高速リロード」とか、セールスに結びつくスペックアップと専用補充品での囲いこみを、ことあるごとにやりたがる。
まるで日本の電機メーカーのような醜い競争をしてしまうわけです。
これは構造的な問題なので,一国や1メーカーの努力でどうにかなるもんではないですよ。さらには動く予算が巨額過ぎて譲り合うには動くカネが大き過ぎるのも問題でしょうね。
それを後押しするように軍の側も高付加価値商品の導入に積極的でしたからね
軍需産業の商業主義的構造問題と同様に、西側軍事学に蔓延する機動戦こそ至上、消耗戦は下の下という信仰もまた揺るがし難いものがありました
この信仰の下に軍組織全体の特殊部隊化が推し進められ、その装備も少数精鋭を実現する高コスト化が甘受されてきました
さすがにこの馬鹿げた信仰はウクライナでの現実を目の当たりにして廃れつつありますね
最も興味深い事例は米海兵隊のMCDP1改訂議論でしょう
米海兵隊はFMFM1以降機動戦こそ我が哲学と謳い続けてきた信奉者の最右翼ですが、去年その身内から「機動戦を放棄するべき」という衝撃的な論文が発表されて大きな議論になりました
そこで挙げられていた事例は本当にわかりやすく消耗戦の優位を説いていました
「敵の対空ミサイル網を消耗させず、根拠なく迎撃が来ないと信じて航空部隊を突っ込ませる指揮官がどこにいるのか」と
多少、威力が劣っても、標準品が必要なのでしょうね、きっと。
米軍制式のM107砲弾をその製造公差共でコピー生産をするとか。
新たな投資が必要かもですが、そこは、各国に負担してもらう形で。
日本ならば、当該砲弾を専用に生産する設備を新設するとか?。
どうも、既存メーカーはその予定はないようですし。
素人がテキトーを言いますが。
逆の逆、フランス製のりゅう弾砲にはスウェーデン製の砲弾がよく合うという話もあった気がする
>RND:2年前にウクライナとロシアの戦争が始まったが、これはいつ終わるのか?
>ウクライナが勝利すれば戦争は終わるだろう。
サイコパス味を感じますわ。
「人の心とかないんか?」
戦争は経済的にプラスですからね
軍需企業が儲かるのはいうまでもなく戦争と無関係な業界でも
物価高?ウクライナの人はもっと苦しんでるから仕方ない
って名目でウクライナ関係ないものも軒並み便乗値上げ
値上げにより企業の利益も増え続け株価も上がり続けてる
戦争がないと安易な値上げは企業努力が足りないって扱いされますからね
このインタビューも下手な○○ビデオ並みの棒読みなんでしょう、将軍様の言動も立場上の演技なわけで。
別に自国民じゃないから気兼ねする必要なんて無いし…
なんというか、この溢れ出る「他人事なんで無責任に適当に言ってます感」
責任取らなくても良い立場なので、(50万人の徴兵という)出来ないことを「やるべきだ」と簡単に語り、
資金も砲弾も満足に与えていないのに「我々が付いているから彼らは負けない」と堂々と明言する。
そしてサラッと出て来る分かり易い「ウクライナの誇らしい戦果」、クリンキーへの渡河並みの稚拙なプロパガンダ。
こんなん出して大丈夫?と逆に心配になるインタビューだ事で
大多数の日本人くらいのリテラシーなら騙される可能性は大いにある
現状ゼレンスキー政権は追加の動員を嫌がっている訳で…
まさか間もなく到着するであろうF-16やエイブラムスに命運を賭けているのか?どっちにしろ劇的に戦局が改善することは無いだろうけど
兵士の追加動員は、大学入学による徴兵逃れに、どうしても切り込む必要がありますね。
4年制大学に入学・国内新規入学と仮定すれば、2022年~の徴兵逃れによる大学入学の影響がどうしても大きくなります。
2024年の影響は不明ですが、2021年と2023年を比較すれば、122429人実質的な徴兵逃れが増加しています。
2022年入学・2023年入学の20代以上を徴兵できれば、追加動員の大半はクリアできます(経済的な影響は無視するとですが…)。
もちろん、女性の大学生も別にいますが、男女平等の観点も不可欠でしょう。
反対に、大学入学による20代以上の徴兵逃れを残せば、50万人の追加動員は時間の面からも絶望的でしょうね。
20代(左)・30代(中)・40歳以上(右)
2020年 28878人 1700人 692人
2021年 21981人 2186人 884人
2022年 65240人 30227人 15055人
2023年 76040人 43722人 27728人
(2024年1月11日 ウクライナ 徴兵から逃れたいという30代男性の胸の内とは?兵士不足が深刻化 侵攻からまもなく2年 世論に変化も 国際報道2024 NHK youtube1:44~)
国外に出国した結構元気なウクライナ人男性もいるから
パスポート取り消せば?って思いますがどうせできないんだろうなあって思ってます
仰る点、実は重要と思っていまして。
海外滞在者も、ウクライナ国籍を持っているんですよね。
在外ウクライナ人が、他国に逃げながら(安全地帯から)、徹底抗戦を唱えているのも現実ですからね。
パスポート取り消しの議論が深まれば、ゼレンスキー大統領は、彼らから支持される事はなくなるでしょう。
パスポートを取り消したとして、難民申請されたら強制送還というのも難しいのでは?
帰れば動員されて命の危険に晒されるから帰りたくないというのは経済難民よりもはるかにまともな理由ですし
海外在住ウクライナ人(ナザレンコさん・サワヤンさんなど)、徹底抗戦を主張する割合が高いですが、自分達が徴兵されるとなれば変わる部分もあるでしょう。
日本のウクライナ避難民であれば、1791人が主に対象になりそうですね。
ここから母子避難の母親・25歳未満は除くかもしれません。
各国、人権団体が声高に叫べば、停戦を促す声に繋がるのか注目したいと思います。
>ウクライナからの避難民受入れ数 2590人
>男女別 男735人 女1855人
>年代別 18歳未満 443人 18歳以上61歳未満 1791人 61歳以上356人
(2024年2月2日 ウクライナ避難民の受入れ・支援等の状況について 出入国在留管理庁)
ちょっと確認なんですけど、50万人の追加動員って最終的に反攻作戦を行う為にする動員ってことで良いんでしたっけ?
誰もあえて明言はしていないですけど、今の前線維持に必要最小限なレベルだと思いますよ。
一日千人、一月三万人が死傷者として除籍されてるといわれてます。
これに60歳定年やら脱走や降伏などが含まれるかわかりませんが、あらっぽい集計でも二年近くたっているのを考えると70万の死傷者などがでていなくなっていると思われます。
これを補充出来ないと今88万なのであと二年でほぼなくなります
>一月三万人が死傷者として除籍されてるといわれてます。
死傷者の内、死者は25%~33%と言われてるので(ウクライナ市民団体調べ)、
1ヶ月で8千~1万超亡くなってる計算になる。
死者の増加ペースで、あの朝鮮戦争すら上回ってるのは普通にヤバいんだけど、
マスコミは誰も騒がないのは闇を感じるね(朝鮮戦争は3年で30万人)
30万くらいはたぶんもう死んでますね。
ウクライナの手足ない人が第一次大戦のドイツや英国並みといわれてます。
ドイツや英国は50万から100万近く戦死しました。
逆に逃げた兵士を撃ち殺すようなロシアより犠牲者を出すような戦い方って興味ある
普通なら数十万人が短期間に死ぬような戦争とも思えないのだけれど・・・
ヴェルダンの戦い(1916年2月-10月)のドイツ軍が10万人程亡くなってるので
ウクライナの実態に近い物があるかと、当時のドイツが10ヶ月で攻勢頓挫する
レベルの損害を2年近く出し続けてると聞くと、まあ、50万徴兵もしたくなる
と思いますね。
まず大前提として、敵前逃亡なんてものはどこの国でも死刑か終身刑になる重罪です
軍法会議にかけずに現場指揮官がその場で処断する体制の問題はありますが別にロシアに限った事例ではありません
そもそも統計の上でそういう特殊例をことさら論うことに意味はなく、当然ながら死傷者の大多数は敵の撃った弾で生まれるわけです
砲兵戦で終始劣勢で機械化比率もはるかに低く包囲下での戦いを強いられ続けているとなれば当然相手の何倍も犠牲が出ますよ
死傷者以外にも、傭兵、義勇軍部隊が大量に除隊したのが大きいと聞きますね、
詳しい内訳は分かりませんが、ポーランドと周辺の旧ソ連構成国から結構な数が
参戦してたらしいけど、ここにきて急に除隊が増えているそうな。
反攻作戦にはあんま投入されてないし、賃金未払いなどは某日本傭兵から
度々報告されていて今更なので、何かしら政治的な意図で撤退が決まった可能性がある?
ウクライナは追い詰められているが、ロシアも追い詰められている。ただ今のところはウクライナの方が危機的だと思うし、ここまでは楽観的になれない。
反攻作戦で失敗し、多大な犠牲を出したのが痛かった。なぜ航空支援無しの陸上戦力だけで勝てると思ったのか、これが本当に不思議だ。おそらく世界最強のアメリカ陸軍でも、出来ないことだろう。
でも、なんとかしてウクライナには勝って欲しい。また領土の完全奪還を諦めたとしても、主権と国防力だけは維持して欲しい。
それにF16が到着すれば、私は風向きが変ると思う。専門家は否定するけど、やはり欧米の戦争期の性能は侮れないはず。
ゼレンスキー大統領とザルジニー司令官の人となりと能力は、判断する材料に欠けているので分からない。だから二人の対立が、どういう影響を与えるかは、推測できない。最も現場の士気には、多大な悪影響を与えると思うけど。
ただプーチンが狂人だというのは断言できる。プーチンのこれまでの言動から、狂った歴史観に取り付かれ、その実現のためならロシア人が何十万人と死のうと、ロシアが経済制裁で破綻しようと構わないと思っている狂人としか思えない。
今の世界で、プーチンほど悪影響を生み出している人間は、他にいないだろう。ゼレンスキー大統領に関しては否定的な意見が増え始めているけど、それでもプーチンよりは数段はマシな人間だと確信できる。
プーチンの事をどう呼ぼうとあなたの勝手ですが、彼が狂っているとは私はカケラも思いません。
彼の行動原理はロシアの大国化だというのは確かですが、それは「西側からの侵略を防ぐ為に強力な国家であることは必然だから」という事に過ぎません。
日本を含めた西側のマスコミはロシアを「悪役」にしたくて仕方が無いようですが、「ロシア視点」で考えると彼の考え方は極めて真っ当で、だからこそ国民からの支持も受けている訳で。
「力による侵略で国境線を変える事は許されない」とアメリカやEUは大声で主張していますが、
・ユーゴを侵略してコソボという国を勝手にでっち上げ
・イラク戦争でイラクのフセイン政権を滅ぼしてアメリカの傀儡政権を作り、
・シリアの内戦に首を突っ込んで未だにそこに軍隊を居座わらせ続ける
・アフガンの政権を転覆させた挙句に全てを放り出す
こんな事をしているアメリカやEUが、プーチンを「他国を力づくで侵略する悪の帝王」扱いするのは、ダブルスタンダードも甚だしい、お笑い草でしかありません。
何よりソ連崩壊後の政治経済の混乱を収支し、再び大国へと導いている過去の実績から、彼がカリスマ性に溢れる有能な指導者(ロシア人的にはとても正しい指導者の形)であるのは明白です。
>西側からの侵略を防ぐ為に強力な国家であることは必然だから
NATOに領土的野心なんてないし、そもそも一致団結すら出来ていない。仮にNATOの脅威を感じているのなら、被害妄想も甚だしい。
それに軍事面で見れば、ロシアの大国化は失敗している。ロシアには自国内で先進国に対抗できるほどの兵器を開発する能力は無いんだ。欧米を敵に回したことで、技術革新は停滞すると思うけどね。
>「ロシア視点」で考えると彼の考え方は極めて真っ当で、
ウクライナ侵攻は例えロシアの勝利に終わってもデメリットの方が多い。自国よりも科学技術が進んでいる国と対立するのは、愚策中の愚策だよ。
メリットとデメリットを秤にかけない行為は、真っ当とは思えない。
>こんな事をしているアメリカやEUが、
どれも今回のウクライナ侵攻と比べれば、まだ正当な理由があるものばかり。比較の対象には成らないと思う。
というかアメリカの横暴って、最近になってプーチンが言い出したことだ。こんなことを真に受けるなんて、ネットに転がっている反米陰謀論に惑わされているだけじゃないの?
どうも人間には、何十万という罪なき人間を殺した独裁者を、大義のために私利私欲を捨てた高潔な人物だと美化する。その一方で、ささやかな私利私欲から些細な犯罪を犯しただけの人物を、必要以上に憎む。
そういう不可解で悍ましい側面があるように思える。
>何よりソ連崩壊後の政治経済の混乱を収支し、再び大国へと導いている過去の実績から、
それはロシアには資源があったから。偶々資源高が味方をしたため、資源国の強味を生かしただけだと思う。
仮にプーチンが日本の政治家だったら、凡庸な政策しか取れないと思うが。
私もプーチンはまともだと思います。
そもそも論ですが、日本人がどれだけロシアのことを理解してるのか。二次情報で欧米の対立の価値観をそのまま受け取っているだけだと思います。
それに、NATOの東欧への影響力の拡大はNATO拡大の歴史の中で明らかで、NATOの仮想敵国は今でもロッシアですよ。それにロシアは大国です。アメリカとのみと比べられてませんか?
アメリカの横暴は割と世界の共通認識ですが超大国であるがゆえ誰も何も言えないだけですし、国民を踏みにじる独裁者なんて腐るほどいるわけですが、戦後アメリカが自発的に起こした戦争はなぜが中東に集中していませんか。陰謀論でもなんでもなくオイルのためであり、国家に利益があるからしているだけですよ。
アメリカの戦争に正当な理由的な物があるとすれば、それはアメリカが強いからであり勝者だからでしょうね。勝てばなんでも言えますし。
こういう溢れんばかりの正義感でアメリカを信奉してる方に一度聞いてみたかったんですが
現在行われているガザ地区への空爆はどのような位置付けになってるのでしょうか?
トピックとはあまり関係無いので長々と討論する気はありませんから、これで終わります。
>仮にNATOの脅威を感じているのなら、被害妄想も甚だしい。
NATO拡大はしないと言いつつ次々と加盟国を増やすのに「脅威を感じない」んでしょうかね?
外堀が埋められていくのを黙ってみていると大阪城みたいに裸城になりますよ。
>ウクライナ侵攻は例えロシアの勝利に終わってもデメリットの方が多い。自国よりも科学技術が進んでいる国と対立するのは、愚策中の愚策だよ。
ロシアが必要としているのは西側に対する「緩衝地帯」です。ウクライナを中立化させりばそれだけでメリットはあります。
また西側の兵器を誇るのは勝手ですが。ロシア側も対抗策は取りますし、この戦争でも西側の戦車は期待された働きは出来ていません。
むしろ古典的な砲撃と塹壕の有用性というのが再認識されているくらいです。
何より「相手に恐怖を与えられるほどに叩き潰せば、それだけ次の戦争が起こるハードルが上がります」
西側にとって「予想される被害が恐ろしすぎて」戦争が出来なくなり、逆説的に戦争の脅威は減る事になります。
>今回のウクライナ侵攻と比べれば、まだ正当な理由があるものばかり。
イラク戦争に正当性が有りますかね?単なる「難癖」でしか無かったのは戦後に明らかになったはずですが。
同様にコソボも今民族問題で内戦状態になっていますが、何のためにNATOは武力行使して独立させたんでしょうか?
あと分かり易い例として「アメリカによるパナマ侵攻とその後の実効支配は、ウクライナに対するロシアの行動とやっている事がほぼ同じ」なんですが。
>ロシアには資源があったから
資源さえあれば大国になれるのなら、アフリカや中東は大国だらけのはずですが。どうでしょうかね?
無能が権力持っても私腹を肥やすだけですが、プーチンは国民生活を立て直して豊かにしましたよ。
>その実現のためならロシア人が何十万人と死のうと、ロシアが経済制裁で破綻しようと構わないと思っている狂人としか思えない。
と、おっしゃっていますが、人の命が「尊いものだ」という前提はどこに由来するのでしょうか?歴史的にみてもユーラシアのヨーロッパよりも東側は人命について、近代以降の西欧社会の価値観が浸透する前まではそれほど重いものではありませんでした。
「狂人」といいますが、それは今、この日本に生きているからこその「意見」であり、真実ではありません。もしもプーチンが狂人だとして、ロシアの利権と暴力が支配する政治と軍事の世界を、長きにわたって統治できるのは何をもってしてだとあなたは思われますか?また、その狂人についていく人々は、一人残らず恐れおののいて従っていると思いますか?
日本にもかつて「痴れ者」と呼ばれた織田信長という武将がいましたが、暴虐の限りを尽くしたにもかかわらず、その配下からは秀吉、家康と希代の天下人を生み出しました。信長はあなたの価値観に照らせば間違いなく「狂人」といってもよさそうですが、なぜその配下に優秀な人材があつまっていたのでしょうか。
人間性や時代の要求する正しさは信頼や信用を得るためには必要でしょう。しかし、自分しか守れないものがあり、そのためには何物をも犠牲にする覚悟がある人間には、なんの障害にもならないどころか、むしろ利用できる弱みを露呈するだけではないでしょうか。だからこそ、キング牧師やガンディーなどの平和主義者は、無抵抗という手段をとったのです。
今のロシア社会でもおそらく100万程度の損害までは許容できる。対してウクライナは兵士の平均年齢からもわかる通り追加動員なんかしてもまともに使える兵隊はもう望めなくなっている。西がどれほど武器だけを送ろうが、それを動かせる人員の数はたかが知れている。高度な訓練がいる戦闘機や戦車ならなおさら。にもかかわらずウクライナ人をランセットと砲弾の餌にし続けているのはなぜか。右派セクターと仲良しなザルジニーら軍部が継戦に消極的なのに、ゼレンスキーがもはや実現不可能になったノヴォロシアの再征服に固執するのはなぜなのか。
これはもうウクライナのための戦いじゃない。
砲弾足りねえから兵員が損害増やしてるに対するNATOのアンサーがロシアとは砲精度が違うからーで現況は楽観的ですか。
こいつらウクライナ人の事をなんと思ってるんやろな。大義のためにそこで死ねとガザ民にいうエジプトみたいなスタンスやな。
まあどうせ数年もせずになんであの時にもっと多くの砲弾を彼らに渡しておかなかったんだってなるだろな。自分らもバルトで戦うハメになって。
>>大義のためにそこで死ねとガザ民にいうエジプトみたいなスタンスやな。
なんでや
エジプトはハマス煽ってる訳じゃないし、難民を拒否してるだけじゃん