軍事アナリストのロブ・リー氏は3日、情報が錯綜しているヘルソン州の戦況について「これほど多くのロシアチャンネルが警告を発しているので何かが起きている」と指摘しており、ウクライナ軍の攻勢は本当なのかもしれない。
参考:Зеленский подтвердил освобождение Архангельского и Миролюбовки
1日でどうになる距離ではないものの、Shchaslyveからも前進すれば大きなポケットが出来上がる
ロシア軍はウクライナ軍の反撃に備えてヘルソン州の守りを固めており、レズニコフ国防相も「ヘルソン周辺は穀倉地帯で塹壕として機能する灌漑用水路が多い」と述べていたが、2日にウクライナ軍がドニエプル川沿いの敵防衛ラインを突破してZolota Balka、Khreshchenivka、Shevchenkivkaを解放、ゼレンスキー大統領も2日夜の演説で「Arkhanhel’s’keを解放した」と発表した。
さらにドネツク人民共和国の親ロ派で当局の軍事分析を担当するイゴール・ガーキン氏は「我が軍がDudchanyまで退却した。我々の防御陣地を北から迂回して包囲することを狙っており、ウクライナ軍の戦力は機械化大隊が3個~4個と戦車大隊が1個以上と推定(装甲戦闘車両100輌以上)される。敵はドニエプル川沿いのベリスラフを目指している」と明かしたため大騒ぎになっている。
守りの固いロシア軍陣地を突破して25kmも前進したという話に懐疑的な声も多いが、軍事アナリストのロブ・リー氏は「これほど多くのロシアチャンネルがヘルソンの危機的な状況を警告しているので、困った状況が起きている」と指摘しており、ウクライナ軍の攻勢は本当なのかもしれない。
因みにガーキン氏が言及したベリスラフに到達するには「70km」近く前進する必要があるため、1日でどうになる距離ではないもののShchaslyveからも前進すれば大きなポケットが出来上がり、強固な防衛陣地で抵抗するロシア軍も後退を余儀なくされるだろう。
追記:ウクライナ軍は「クレミンナに防衛陣地を建設しようとしているロシア軍に砲撃を加えている」と発表した。
関連記事:ヘルソン州でもウクライナ軍が複数の拠点を解放、ドニエプル川沿いに南下か?
※アイキャッチ画像の出典:Telegram
後退?後退できる空間あるのか…?
あの世なら空いてるから逃げ込める
一気にノバコホフカまで直進するんじゃなくて
イジューム・リマン方式で「こまめに包囲して潰す」を繰り返していく感じですかね?
ヘルソン方面にはロシア全軍の4割近くの兵力が配置されてたはずなんですがこの潰走が事実だとするとヘルソン方面のロシア軍の戦力に対する評価を下方修正しないとダメみたいですね…(諦観)
ドニエプル川対岸からのロシア軍による支援砲撃とかはないんすかね?
>ドニエプル川対岸からのロシア軍による支援砲撃とかはないんすかね?
・もう弾薬が無い
・逃げる準備をしているからそれどころではない
・既に逃げていて射程外
このあたり?
未だに砲火力ではロシアのが上みたいですよ
精度がないんで決定力こそ無いものの脅威ではあるそうで
すでにHIMARSされてるとか?
北岸の街まで70km程度とすれば、南岸ギリギリに砲撃陣地を作ってるでしょうし、
それでも野砲の射程に入るのはウクライナ軍が進撃してきてからですよね。
ウクライナ軍は少し押し込めば80Kmの射程で先にロシア軍の砲撃陣地を叩くことが出来るでしょうし、
衛星写真で砲撃陣地があればバレバレで、
準備が整ってから進撃するウクライナ軍は射程に捉えられる前に潰すかと。
でもそれが予想される状況で相手が何処から進撃してくるか不明なまま、
ロシア軍も砲撃陣地をそもそも作ってないかも…?
もっと詳しい人の見解はどうなんでしょ?
ロシア軍の保有兵器は保存状態が劣悪に見えるので故障が多発、こちらの地域は稼働可能な砲が少ない可能性など考えられますね
数では勝るが精度と射程で劣るため、雑に撃って即逃げるしかなくて数の利をあまり活かせてない、と予想。
この方面のロシア軍のちょうど半分くらいが川を渡ったところで橋を落としていたので、川を渡ったのは2割で、かつ補給を絶たれて弱体化しているのでそこは差し引く必要があります。ウクライナ軍の罠が非常によく機能したと見るべきでしょう。
ウクライナ軍のやり方は一貫して「自軍の犠牲は最小限にロシア軍の補給路を断って弱ったところを複数方向から攻めてすり潰す」ですね。主要都市を奪還するための無理な突出はせず、広い面積の解放も狙ってます。
今戦ってる地域はどこも2月24日以前にはウクライナ支配地域で親ロシア住民は少ないですから、奪還した後の保持に戦力がいらないというのも大きいです。
インフレッツ川橋頭堡から南~南東に出撃出来れば大規模な両翼包囲ですが、あそこは一進一退の攻防が続いている戦区ですし、さすがにそこまではですかね。
>ドニエプル川対岸からのロシア軍による支援砲撃
今までは、戦線ははるか北ですからこのあたりのドニエプル東岸にはそんなにロシア砲兵は存在していなかったと思います。エネルホダルの砲兵とかも含めて今大慌てで再展開中なのではないですかね?
ヘルソン軸については、ずっと補給を叩き続けているほか、MANPADSでチマチマと露軍航空機を落としたりして徐々にロシア軍の抵抗力を奪い続けていて、、好機を待って一気に攻める算段だったのではないかと思います。以前にインフレッツ川上流のダムを破壊して増水させ、地図の左上からベリスラフに向かう突出部を皮を遮断して孤立させる作戦をやってましたが、膠着したまま増水が収まったのを見るに、かなり抵抗力が落ちているのは確かかと思います。
西側諸国から支援された戦車だけでなく、ロシア軍が放棄した戦車を400両以上も鹵獲し続け、ウクライナで修理して来たおかげで戦車不足が解消され、今こうして大攻勢に至っているのですから、ロシア軍はウクライナ軍の強力な支援国の一つと揶揄されても仕方ありませんね。
また侵略以降こき下ろされてきたロシア製戦車も、きちんと整備し直して、運用する組織が使い所を熟知していれば、意図した機能を果たすのであって、ウクライナ軍のおかげで汚名返上する事になれば、それもまた皮肉的ですね。
なんというか、人ではないですけど奪ったものを使う・・。まるで将棋だな。ですね・・(^^;)
ロシア軍がザポリージャ原発の責任者を拉致したことが気になるし、最近核使用への言及が増えた事も気がかりよね
〇〇〇〇に刃物と言うが、すでに気が狂ったロシアが一層トチ狂った行動に出なければいいけど……
西側としては、たとえ核が用いられようが1歩も退かず揺るぎもしない、
ロシアが敗れるまで戦うという気概を見せる他に無し
現実に核が使われても、敗けるわけにはいかないじゃないですか、
ロシアはウクライナだけで終わるつもりがないんだから
使用すればウクライナにはすでにアメリカ戦術核兵器が持ち込まれておりすぐにロシア本土に反撃されクレムリンも蒸発するであろう。
ロシアが戦術核兵器を使用すれば、報復措置として米軍が黒海艦隊を殲滅、あるいはクリミアのロシア軍基地を破壊する旨をチャンネルを通じてロシアに通告済みとの情報がありますが、どうでしょうね、
バイデンが否定し続けていた直接介入に踏み切る度胸があるかどうか。
ロシアが核使用を躊躇する抑止力になるかどうか。
黒海艦隊の潜水艦は基地から退避したとの情報もありますが。
まあ、アメリカとしては、むこう20~30年くらいは最低でも、核しかよるべのない国にロシアをしたいでしょうから、あくまでウクライナ国内限定(場合によっちゃベラルーシ、さらに場合によっちゃジョージアのロシア支配地域)等々のロシア軍主力部隊へ徹底して空爆するぐらいはするかもしれませんね・・。
ウクライナへの核攻撃への懲罰と、今後ロシア軍が軍隊復興へ絶望的になるぐらいの報復措置は、核で死ぬことになるウクライナ人の無念の為にも最低限はすべきですね・・・。
・・・で、アメリカとしては、一方的に核攻撃した国際的にも悪いロシアを、核無しで懲罰したことになりますし、その報復でウクライナ国内にさらなる核攻撃があってもしょうがないという感じでしょうし(その分、ロシア軍は壊滅させる)、また、NATO諸国への核攻撃なら全面核攻撃による報復をするぞという恫喝は、ロシアに今まで通りし続けるだけでしょうし・・。
つまりは、酷いことを言えば、ウクライナが核攻撃を受けてもここでロシアを徹底して叩くが優先されるんじゃないかとも思いますね・・。
凄まじい進撃速度ですね…ボロバが包囲されるのは時間の問題で、何ならもうすでに半包囲されてても不思議じゃないかもしれない
中旬までにベリスラフ到達して末までにヘルソンまで到達してそうな動きです
南部側も奪還の動きが速くなりそうですね
ウクライナ軍も主力はリマン→ザリチネ→クレミンナと進めてボロバ・スバトボにそれほど戦力は割けないでしょうから、ボロバを落とすにはクピャンスクから南下してくる増援待ちじゃないですかね、
オスキル川東岸にいたロシア軍はみんなボロバ近辺に集まってるでしょうから、ボロバの南から攻める部隊だけで攻め切るのは難しいのでは。
どんまい
クピャンスクからの援軍を待つまでもなく押し切っちゃいましたね。というかロシア軍がスバトボまで撤退したのか。
泥濘期、そして冬将軍がくるまで取り返せるところは取り返すつもりなのかもしれませんね。
戦争では機を見るのが重要とも言われますし、あくまでウクライナが不利な状況にならない範囲で進撃してもらいたいものです。
まさかそれはない。それはないと思うけど
東部戦線が厳しくなったから南部に移動させた兵力を
また東部に戻したりしてないよな?
ウクライナ側も南部陽動と東部反抗でもう大きな予備兵力はない、とは思うけど
もし西側からの供与兵器や別名最大の支援国からのロシアの鹵獲兵器とイギリス訓練帰りの兵士合わせて新たな主力部隊を編成できていて
ロシアが慌てて南部から東部に兵力を戻そうとしたところに追加で叩き込めたらこの上なく効果的なんだけど、まさか、ねぇ・・・
英国で教育を受けていた兵士1万人が教育を終えて
というのが数日前に伝えられた。
これがあっての南部攻勢という気がする。
ついに南部も☆
ハイマース、空爆、補給を効率的に破壊して
そして完璧な情報統制。満を持して攻撃でしょう!
どうか息切れせずにヘリスラフに到着、
大包囲網を築いて、ロシアを敗走殲滅を願ってます
肉壁と言われる兵士が配置される前に動いたかな
原発トップを解放、国際原子力委員会の出番だろ!
そんな
「へルソンではウ軍に大損害を与えている」だけが今の親露派の心の拠り所だというのに
ロシア軍が押し込んでるのはヘルソン周辺じゃなくバフムート周辺です。
ヘルソン周辺のロシア軍はドニエプル川北岸で孤立してるのでずっとウクライナ軍に押されてます。
実際の戦況は貴方のおっしゃる通りなんですよ全く。
しかし、SNSで出回っている局所の戦闘の動画では「ヘルソン戦域で撃破されるウクライナ装甲車両」といったキャプションが付いている物が多いので、それが彼らの日々の慰めになっているのです。
バフムート辺りは押し込んでるというよりきっちり受け切られてる様に見えるけどなぁ。
少なくともクレミンナ取られるより先にバフムート陥すのは難しそうに見えるけど。
加えてスロビャンスク・クラマトルスクへの二方向からの攻撃がイジューム失陥で完全に頓挫している今
なんでリマン方面が危ういのにバフムートに固執してるの……?とISWからはドン引きされる始末
無意味な攻勢で戦力を消耗させる為にあえて泳がさせられてるんじゃ?とさえ思ってしまう
仰る通りの印象ですね。
「押し込んでるというより受け切られてる」というのはそういう意味のつもりです。
てか「バフムートに集中」とか言い出したの7月後半じゃなかったでしたっけ?
東部に占領地を拡大してるときだったらバフムートを攻略する意味があると思うが、いまだにここに固執する理由がわからん。 ここを攻撃してお茶を濁してるほうが楽だから か?
普通に考えたらバフムートを攻める部隊は戦線を守れる最小限だけ残して、セベロドネツクの援護に向かわせますよねえ。
ロシア軍司令官は何を考えてるのやら。
冬までには開戦前まで押し戻せそう
全然本腰入れた支援できてないのにこの有様ってどういうことなんだ
ウクライナ軍がすごいのか、ロシア軍がしょぼすぎるのか
>「ヘルソン周辺は穀倉地帯で塹壕として機能する灌漑用水路が多い」
何でヘルソン攻略をすぐにしないのかと不思議に思ってたけど、小麦の刈り取りが終わるのを待ってたのかな?
それまでは用水路に水が必要だけど、もう水は必要ないもんね。
youtubeでウクライナ支援をしているウクライナ人が夏季は農業や収穫などで忙しく、難民キャンプは子供と(高齢)女性しか(昼間は)いないって言ってたしね。
農作業の終わったウクライナ人が義勇兵に加われば、一気に攻勢できるかな?
それともロシアが粘り腰を見せるか。
民間人が合流したとこで意味ないのはロシアの徴兵で示されてる。
まあ士気が高い分少しはましだろうけど、西側装備でどんどん先進化してるウクライナ軍には正直邪魔かと。
そりゃああり合わせの装備で最前線に放り込まれりゃ邪魔になるでしょうが、
行く道々の近隣住人がその場その場で要求に応じて協力をしてくれるのは大いに助かると思うよ?
ハルキウ攻勢にウクライナ全軍の装甲部隊をかき集めているのではとか一時は言われてましたが、南部戦線でも3個装甲師団相当の戦力が張り付いていると言われるのを見るに、ウクライナ軍の機甲部隊の充足がある時期に急激に進んだと見るべきなんでしょうね。緒戦での鹵獲やポーランドなどの東欧諸国が支援した200両超の車両が受領から数ヶ月経て前線部隊に割り振られていったと考えると、これは驚くべきではないんでしょう。
アイキャッチ画像見ると左から二人目の兵士さんM4系?装備してますね。ウクライナの銃器メーカーZbroyar無事かな…ロシアの侵攻直後サイト存在してたけど今は無いですね。
ロシア軍は、秋季に徴兵した兵員を何処に持ってくるかな。
ハルキウに近いベルゴロド州でしょうか。
今は落ち着いているので、少しは訓練が出来るのではないでしょうか。
考えてみると、ロシアから見て、ここが一番補給線が短い箇所ですね。
物資の集積もし易いでしょう。
遠からず、再度、ハルキウ方面に手を出すのではと思えます。
ドネツク・ルハンシクを捨ててでもクリミアとハルキウには固執しそうな気がします。
ロシア軍が防衛ライン構築に必要なもの
・指揮系統
・通信網・通信機器
・まともに機能する兵站補給網
・防衛ライン構築に必要な資材・機材
・まともな訓練をされた兵士
・体系整理された武器兵器
・現代の軍事指揮ができる指揮官・士官
・必要最低限だけでもできる兵站組織
・攻撃対策された前線備蓄
自分が知ってる範囲ではどれも無いんですが、これ防衛ラインを作れてないのでは
さすがにとは思うけど、単に兵士・兵器を並べてるのを防衛ラインって言ってる気配
>レズニコフ国防相も「ヘルソン周辺は穀倉地帯で塹壕として機能する灌漑用水路が多い」と述べていた
こんなの簡易塹壕にしかならないし、深さも合ってないから意味がないのでは、、