ウクライナのイェルマク大統領府長官は17日、国家警察のリュート旅団とツナミ連隊がクリシェイフカ集落内で国旗を掲げる写真を公開(同拠点の解放を示唆)したが、まだ参謀本部や国防省は「クリシェイフカ解放」を発表していない。
参考:Россия держит более 50 тысяч вояк на Бахмутском направлении
拠点や集落内で国旗を掲げる写真は「拠点の解放」を意味する
ウクライナ軍の第3突撃旅団は解放(占領)を宣言したアンドリーフカ集落内=Ⓐで旅団旗を掲げる映像を、イェルマク大統領府長官もクリシェイフカ集落内の教会跡地=Ⓑでリュート旅団とツナミ連隊が国旗を掲げる写真を公開した。
まだウクライナ軍参謀本部や国防省は「クリシェイフカ解放」を発表していないものの、拠点や集落内で国旗を掲げる写真は「拠点の解放」を意味し、この写真を投稿したイェルマク大統領府長官も「我々は常に自国の領土を奪い返している」と述べているため、クリシェイフカ解放を示唆している可能性が高い。
他にもⒸ付近でロシア軍の戦車が破壊される様子、Ⓓ付近でアンドリーフカ方向から後退するロシア軍兵士が攻撃される様子も確認、アンドリーフカ東=鉄道線の東側にもグレーゾーンが出来始めており、鉄道線の西側地域はほぼウクライナ軍が抑えている格好だ。
Video pic.twitter.com/AbCNiZhr2C
— German_Observer (@GermanObserver1) September 16, 2023
因みに東部司令部の報道官は17日「我々はバフムート南部で占領されていた土地からロシア軍を追い出すことに成功したが、この方面にロシア軍は5.2万人の兵士、戦車274輌、装甲車両1,000輌以上、大砲150門、多連装ロケットシステム120輌を配備している」と明かした。
関連記事:バフムートの戦い、ウクライナ軍が鉄道線の防衛ライン突破に取り掛かる
関連記事:ウクライナ軍が4ヶ月間で2600以上の敵砲兵装備を破壊、崩れるロシア軍の優位性
※アイキャッチ画像の出典:Андрій Єрмак
”リュート旅団とツナミ連隊”
”リュート”はともかく”ツナミ”はウクライナ語で何を意味するのだろう。
他所の記事で読むと、アンドリーフカのロシア軍の最後は悲惨であった様ですね。
ウクライナ軍の部隊名に「ニンジャ」や「ナルト」、「ヘンタイ」「センセイ」などの日本語から取られたものがあるみたいだし、日本語から取ったのでは?
ウクライナの近くにはトルコがあるので、そこから「津波」の単語が来た可能性は十分にあるだろう。
そのうちなぜかウクライナには「ガチムチ」連隊が出てきても、ヤッパリネくらいの感想になるだろう。
「ヘンタイ」と来て「ガチムチ」と来たら次は「ヤラナイカ」とか・・・。
などと不謹慎な妄想がよぎったけど、カタカナで書いたらバラライカとかの類語にも見えて来た、どうしよう。
津波の意味で「ツナミ」も不謹慎とか言われそうな要素はあるけど、
多分怒涛の勢いで猛攻するようなイメージなんでしょうね。
114514連隊「暴れんなよ、暴れんな」
ツナミは確かロシアの潜水艦装備でそんな名称あったような…
第810独立親衛海軍歩兵旅団「逝きスギィ!」(部隊壊滅)
Takuya連隊とか出てこないかな レオを冠する部隊はありそうだけど
水没紳士連隊長「潜水装備なしで3分間潜水出来るよな?」
メンバーはAIで制御されてそうで…
3分間フル装備で酸素無し潜水作戦行動可能な兵士は人間やめてますね…
ヤラナイカとか実際に東欧の地名でありそうで恐い
恐くない?
リビアの東部はキレナイカって言うし探せばガチでありそう。 リビアと言えば洪水が悲惨ですが隣国のアルジェリアではスロヴィキンが軍事顧問になってたりとまた一波乱ありそうな予感…。
ウクライナは旅団や部隊が物凄く増えていてある意味で複雑怪奇なんだけど、
このリュートとツナミは、武装警察というより、警察官を徴兵した部隊なのかな?
Лють(リューチ) 憤怒
Цунамі(ツナミ) 津波
ではないかと思います。
日本語の「津波」はいろんな言語にそのままの形で入ってますね。
ウクライナ語版 Wikipedia の「Цунамі」:
リンク
TSUNAMIは世界的に津波の意味で使われますのでウクライナでも多分そうじゃないかと思います
ツナミは津波かもしれませんね
何年も前ですがキーウのレストランで
海苔巻を注文できたくらいなので、、
ツナミならハリケーンとかサンダーとかタイフーンとかトルネードを部隊名につける感じなんかな
アゾフの黒い太陽モチーフにした旗はネオナチ言われても仕方ないからやめときゃいいのに
>>この方面にロシア軍は5.2万人の兵士、戦車274輌、装甲車両1,000輌以上、大砲150門、多連装ロケットシステム120輌を配備している
これが本当ならかなりの兵力ですね。さらにISWによれば、ロシアはバフムト地域に空挺軍やスペツナズなど精鋭部隊を配置していて、ザポリージャ州西部などよりも優先しているということです。ウクライナ軍がこれらを釘付けにしているなら、それだけでもバフムトを攻める意味はあるのでしょう。バフムトを奪い返すまで行くのはなかなか大変そうですが、有利な地形からロシア軍を削るだけでもいいはずです。
まとめるとすごいけど、戦線はめっちゃ広い上に2-3交代やメンテも必要ですからね…個々の戦線で使える人数は厳しいかな。
アンドリーフカで1個旅団を包囲殲滅したみたいな話も出てるけど、どうなんだろうね。
ウクライナがどう自認しているかは、1日たてば恒例の戦果発表で分かるわけだけど。
にしてもこの東部全体で兵士が5.2万人って少なくない?
ウクライナに展開されているロシア兵の総数は、40万人って言われてるのだから
ドネツク・ルハンスク正面には、その半数くらいが展開されているものと思ったのだけど。
全域が廃墟で半包囲状態のアンドリーウカに旅団主力が残って防衛していた可能性は低いと思います
極少数の部隊がいた可能性はありますが相当尾ひれがついた話と見た方が無難でしょう
多分そうなんでしょうが、
この壊滅したロシア軍の第72旅団というのが、よくわからないです。何か知っておられましたら、教えてください。
こいつまだコテハンで書き込んでて草
面の皮厚杉内
仲間増やそうと必死か?
調べたらわかるのかもしれんが「この方面」がスバトボ・クレミンナやマリンカ・ドネツク南部も含むのかわからないことにはなんとも
アンドリーフカ集落の「解放」といっても、紹介された映像を見る限り、まともな建物はなに一つ残っていない。一面瓦礫の山。立っている木立も葉っぱ一つない焼け焦げた残骸ばかり。凄まじい砲撃戦が繰り広げられたあとなのだろうね。素人目には、生き残っている兵士達がいらっしゃる方が不思議。まぁ戦争とはこんなものなのかもしれないけれどさ。
子供の頃、WW1のパッシェンデールの戦い前後の空撮写真を見て衝撃を受けたことを思い出しました。
バフムト周辺はクリシェイフカもアンドリーフカも両軍が流す映像はどこも焼野原の月面のような状態で夏なのに冬景色のようです。
マリャル国防次官か誰かが「解放したときは建物に国旗を掲げてるけど、アンドリーフカには建物が残ってないからそれが出来ない」みたいなこと言ってたような
ソースはこのサイトだったかな
ロシアのバフムート方面軍の規模が出ていましたが、数字だけをみてもなんか多い、としか想像できなかったので、令和2年防衛白書ベースで陸上自衛隊と比較してみました。(陸上自衛官の人数だけは令和5年ですがあしからず)
◆ロシアバフムート方面軍と陸上自衛隊の比較(令和2年防衛白書より)
・兵士5.2万人(陸自衛官137,024名の37.9%)
・戦車274輌(陸自戦車570輌48.1%)
・装甲車1,000輌以上(陸自装甲車両990輌の100%↑)
・大砲150門(陸自野戦砲380門の39.5%)
このように陸上自衛隊の3~4割程度の規模の戦力が、バフムート方面軍として存在し、ウクライナ軍と死闘を繰り広げていることが見えてきました。ウクライナ軍が手強い相手と呼び、ジリジリと寸土を削るように攻め進めているのが何故か、それも見えてきたのではないでしょうか。こんな戦力同士が昼夜を問わず互いを削り合い、街を廃墟と化すような激しい戦いを繰り広げていること。それを忘れてはいけませんね。つい数字だけで比較とかしがちですが。