ウクライナ陸軍は11日、ロシア軍東部軍管区の第29軍陸軍司令官を務めるアンドリー・コレスニコフ少将を殺害したと発表して注目が集まっている。
参考:Сухопутні війська ЗС України
参考:В ВСУ заявили о ликвидации командующего Восточным военным округом РФ
参考:Українські військові ліквідували командувача 29-ї армії РФ генерал-майора Колесникова
現代戦でロシア軍がここまで高位の指揮官を失ったのは初めてらしい
ウクライナ内務相顧問のアントン・ゲラシチェンコ氏が11日午後、ロシア軍東部軍管区の第29軍陸軍司令官を務めるアンドリー・コレスニコフ少将が死亡したことを示唆する内容をTelegramに投稿、それから約2時間後にウクライナ陸軍が「アンドリー・コレスニコフ少将を殺害した」と正式に発表して注目が集まっている。
今のところ少将が「何処で?どのように戦死したのか?」については公表されていないが、これでロシア軍はアンドレイ・スホベツキー少将(第41混成軍副司令官/2月28日に狙撃され死亡)、ヴィタリー・ゲラシモフ少将(第41混成軍副司令官/3月7日に死亡)と合わせて3人も将官を戦場で失うことになり、現代戦でロシア軍がここまで高位の指揮官を失ったのは初めて(チェチェン紛争全体で2人)らしい。
補足:チェチェン共和国「カディロフツィ」のマゴメド・ツシャエフ将軍(2月27日に死亡)を含めれば将官を計4人+大佐1人と中佐2人を失った計算
ロシアは現時点でアンドリー・コレスニコフ少将の戦死について何も反応を示していないが、流石にチェチェン紛争を比較されると困るので発表しずらいだろう。
関連記事:ルカシェンコ大統領、ウクライナはベラルーシ攻撃を準備していたと発表
出典:Pravda GerashchenkoのTelegram経由
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少将も少々前線に出過ぎましたね
プーチン「ロシアに下品な男は不要だ」(ポチ)
でボッシュートされそう
第29軍のWikiepdia(ロシア語版)を見ると、コレスニコフ少将の任期が昨日で終わったことになってますね。
普段はバイカル湖のあたりにいる部隊なのか。あまり戦争には縁のない任地だったでしょうに。
それにしてもロシアの将軍って、弾が届く前線に出てくるくらい勇猛なんですね。そうしないと部下が付いてこないのかな。
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>それにしてもロシアの将軍って、弾が届く前線に出てくるくらい勇猛なんですね。
三國志な世界の将軍を連想してしまいました。
まず指揮官を狙うのは戦場の常ですぜ、ただその手口が伝統的な狙撃によるものか、あるいは電波情報やUAVを駆使した最新テクノロジーなのかは興味ありますね
なぜかロシア軍の通信網が整備されていなく
ウクライナの民間人の携帯電話を使って、ウクライナの民間通信網を使ってて
狭い範囲だからTB2とかで遠距離偵察して空爆なり狙撃なり選べるぐらいかも
(上層部だけ軍用デジタル無線を使っても、繋がるのがモスクワだけで、前線指揮なら選択肢が無い)
将校の死もうやむやにして隠すんだろうな。徹底した言論統制と反対派の弾圧、あとはロシア兵母の会さえ黙らせれば国内世論の封殺は完璧か、、ロシアはブロック経済で貧しくなるがしぶとく生き残る。これって実質自由主義世界の敗北なのでは。。
将校の死を隠しても部下や同僚はそれを知っていますから、何れは口コミで広がる事になります。
特にロシアは旧ソ連時代からの口コミ社会なので、国内世論を封殺しても逆に国民は政府に対して面従腹背と言う国家としては非常に危険な状態になる事には変わり有りません。
ですので、自由主義の敗北と言うよりはロシアの腐敗がより進行すると言う状況になるでしょう(旧ソ連の崩壊もこれが一因ですし)。
上の方と同意見です、我々は自信をもって自由の世界を豊かにしていけば良いのです、
プーチンはロシアをソ連に戻すことで、自ずと破綻と自滅の道を繰り返す愚か者です
まさかまた携帯電話からの位置特定か?
たぶんそれ
位置特定されるのが分かってても、通信するなら選択肢が
・ウクライナの民間携帯電話
・ロシア軍の無暗号アナログ無線
どっちも戦場では使いたくないやつ
ウクライナ空軍の攻勢でかな?
もしくはスナイパーか?
最初の狙撃された奴といいなんでどいつもこいつも呑気に最前線に出てきてるんだ
出たくはないけど、前線ほど士気が引くいし、脱走兵が増えるので
高級将校が全線まで赴いて激励しにいくんだろ「お前らに前進以外に、道はない。逃げたら射殺なw」っていう旧日本軍みたいなアレを演説しにね。 そうでもしないと前線から崩れて集団が空中分解して組織として制御不能になる。
だから、(行きたくないけど)危険を冒してまで前線の兵士に、景気のいい活を一発かましに行かざるを得ないんでしょ。
んで、それをスナイパーに狙われるという。でも行かないともっと士気が下がるという悪循環。
少し前のロシア軍に大損害確実とも思えるキエフ侵攻に向けた動きがみられていましたが、もしかしたらコレスニコフ少将が前線近くまで出向いて有無を言わせず突撃させようとしていたのでしょうか
もしそうでしたらコレスニコフ少将が本当に死亡していた場合、キエフ侵攻の手が緩む可能性が少しは期待できるかもしれませんね
米軍供与のインテリジェンスで殺害したからに決まってんだろ
マリウポリ郊外にて、ウクライナ国家親衛隊による攻撃により、ロシア軍戦車を破壊した映像。UAVから撮影。
(爆発後も戦車は移動を続けている)
リンク
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ツイートには破壊したとあるけど、動いてるので爆発反応装甲によって破壊をまぬがれたようにも見えます。この後破壊されたのでしょうか
しかしこんな市街地で戦車を相手に市街戦やってるんですね。戦車にとってはリスク大きいなぁ
この映像からでは、被弾したものの撃破は免れたのか、撃破後も慣性で動いているだけなのかは分かりませんね
被弾位置は、砲塔後部か車体後部の様に見えますが
逆に言うと将官が前線に出て鼓舞しないといけないくらい士気がやばいんでしょうか
何というか侵略軍の将軍だからだろうかメディアとかの表現がテロリスト殺したような、テロリストが敵の有名人を殺したような表現してるのがちょっと冷める。敬意を示せとは言わないがもう少し冷静な言い方は無い物だろうか。
— ロシアのゴールや行動が(西側から見て)道義に反しているので公平に捉えにくい、という面はあるように思いました。
— たとえばハッカー集団がロシアから情報を盗み出して公開したという話がありましたが、good jobと思う人は少なくないのではないでしょうか。同じことをウクライナに対してやったら袋叩きにあいそうです(まあ、ウクライナの方は西側の防諜機関が守っているかもしれませんが)。
— あと、ここの場合は「これまでの作戦で士気を下げておいて、そのフォローで指揮官が前線に出てくるなんて、まともだとは思えない」みたいな視点も入っているかも知れません。「某銀行で『また』システム障害」みたいな。
ご覧になったソースが分からないので断定はできませんが、戦死の英語表現はkilled in actionですので(ウクライナ語やロシア語は分かりませんが)、メディアも英語なら敬意の有無に係わらずkilled、killing等の表現でしょうね。
日本語が例外的に表現する言葉が多すぎるのかもしれませんね。
でも、ウクライナ人にとっては侵略を指揮し同胞を殺害する指示をした人間と捉えるでしょうから、敵ながらあっぱれとは思えないでしょう。
米英を始めとする、軍・諜報機関の情報が、ウクライナ側に行き渡ってるんでしょうね
予想外の善戦も、その影響も大きいんでしょう
逆にロシア側は、軍事技術も通信技術もNATO側に激しく劣っているし、作戦自体も杜撰だったのでしょうね
こういうひどい戦況になると、少将クラスにとっては敵よりも背中の方が危険なのでは。
この辺の部隊は二線級の部隊じゃなかったけ?
本来であれば占領後の治安維持の部隊が前線に投入されたということじゃないかな?
治安維持用として国家親衛軍(旧内務省軍)も投入されてたはずで
減少して小所帯になった陸軍は治安維持用とは言えない気がする
興味深い、国家親衛軍は精鋭であり、かつプーチンの手駒
占領地の治安維持はもちろんだが、ロシア陸軍の無断退却や反乱を予防する督戦隊の意味合いが強いはず
戦意の低下や軍規の乱れを押さえないとならない状況があるのかも